JP2015108774A - 補助光投光装置 - Google Patents

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孝至 笹岡
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Abstract

【課題】高コントラストのパターン光を投光可能で、かつ、光源パッケージ内の温度上昇を緩和または抑制することが可能な補助光投光装置を提供する。【解決手段】光源と、凹部を有し、前記凹部内に前記光源を保持する光源保持部と、入射した光の一部を遮蔽するマスクと、前記光源から出射した光を前記マスクに向けて導光する光学系と、を備え、前記マスクにより一部が遮蔽された光を被写体に向けて投光する補助光投光装置であって、前記光源は、発光素子と、開口部を有し内部に前記発光素子を収容するパッケージとからなり、前記パッケージは、前記発光素子からの光を透過させ、前記光源保持部は、少なくとも前記凹部の内壁側面が、前記パッケージを透過した光を、吸収及び/または拡散反射するように形成されていることを特徴とする、補助光投光装置。【選択図】図1

Description

本発明は、補助光投光装置に関する。
自動焦点調節機能を備えたカメラにおいて、被写体の輝度やコントラストが低い、あるいは無く焦点検出が行えない場合に、被写体の輝度やコントラストを補うために、補助光投光装置が、ストロボ等のアクセサリーやカメラ本体に設けられている場合がある。このような補助光投光装置の中には、発光素子の出射光を所定のパターンが形成されたマスクを通すことで、被写体に向けてパターン光を投光するものがある。例えば、特許文献1には、被写体に向けてパターン光を投光することが可能な補助光投光装置が提案されている。
近年では、光学式ファインダーに替えて、電子ビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)や液晶ディスプレイを通じて像を確認する形式の、コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラが普及してきている。このような、コンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラは、筐体内部にミラーを設ける必要がないため、所謂、一眼レフカメラよりも小型化、薄型化、及び軽量化が容易である。
特開平5−53176号公報 特開2012−19074号公報 特開2011−124492号公報
上記に示したコンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼カメラのように比較的小型のカメラにおいて、パターン光を投光可能な補助光投光装置を適用したいという要望があり、当該補助光投光装置の小型化(特に、薄型化)が求められている。
しかしながら、従来の補助光投光装置は、砲弾型の光源(例えば、LED:Light Emitting Diode)が用いられていることが多く、このような砲弾型の光源の適用が、装置の小型化を困難にしている場合が少なくない。そのため、光源として、LEDやLD:Laser Diodeを発光素子としても用いたチップタイプの光源パッケージを利用することにより、補助光投光装置の小型化が検討されている。
一方で、チップタイプの光源パッケージの中には、パッケージの内壁を高反射率の部材で形成することで、発光素子から出射された光を当該内壁面で反射させることで、高出力の光を出力するものがある。しかしながら、このような光源パッケージを、パターン光を投光可能な補助光投光装置に適用した場合には、パッケージの内壁面で反射した光が、被写体に向けて投光されるパターン光のコントラストを低下させる場合がある。
このような、問題に対して、特許文献3には、光源パッケージの内壁に黒色の塗装を施し、当該塗装面に発光素子からの光を吸収させることで、迷光を低減させる技術が開示されている。しかしながら、特許文献3に係る光源パッケージでは、塗装面で吸収された光は熱に変換されるため、パッケージ内の温度が上昇し、パッケージ内に配置された発光素子の発光に係る動作を不安定にする場合がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、高コントラストのパターン光を投光可能で、かつ、光源パッケージ内の温度上昇を緩和または抑制することが可能な、新規かつ改良された補助光投光装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、光源と、凹部を有し、前記凹部内に前記光源を保持する光源保持部と、入射した光の一部を遮蔽するマスクと、前記光源から出射した光を前記マスクに向けて導光する光学系と、を備え、前記マスクにより一部が遮蔽された光を被写体に向けて投光する補助光投光装置であって、前記光源は、発光素子と、開口部を有し内部に前記発光素子を収容するパッケージとからなり、前記パッケージは、前記発光素子からの光を透過させ、前記光源保持部は、少なくとも前記凹部の内壁側面が、前記パッケージを透過した光を、吸収及び/または拡散反射するように形成されていることを特徴とする、補助光投光装置が提供される。
前記光源保持部は、前記パッケージを透過した光を吸収する材料により形成されていてもよい。
前記光源保持部は、前記凹部の内壁側面が塗装された塗装面を有し、前記塗装面が、前記パッケージを透過した光を吸収してもよい。
前記光源保持部は、前記凹部の内壁側面が粗面化された粗面を有し、前記粗面が、前記パッケージを透過した光を拡散反射してもよい。
前記パッケージは、ガラスまたは樹脂からなっていてもよい。
前記光源保持部は、前記凹部内に、前記光学系に対して前記光源の位置合わせを行うための位置決め部が設けられ、前記光源は、前記パッケージの外側面のうちの少なくとも一部が、前記位置決め部の少なくとも一部と接触するように保持されていてもよい。
前記位置決め部は、前記凹部の底面に設けられた凸部であり、前記光源は、前記パッケージの外側面のうちの少なくとも一部が、前記凸部の側面のうち少なくとも一部と接触するように保持されていてもよい。
前記光学系は、前記光源からの光が入射する面が、前記凹部の開口部と対向するように保持され、前記光学系が保持された場合における当該光学系の光軸の位置と、前記位置決め部とが、所定の位置関係にあってもよい。
以上説明したように本発明によれば、高コントラストのパターン光を投光可能で、かつ、光源パッケージ内の温度上昇を緩和または抑制することが可能な補助光投光装置が提供される。
本発明の実施形態に係る補助光投光装置の概略的な構成を示した説明図である。 同実施形態に係る光源パッケージの概略的な構成を示した平面図である。 図2に示した光源パッケージの概略的なI−I’断面図である。 同実施形態に係るマスクの概略的な構成の一例を示した説明図である。 パターン光の一例を示した説明図である。 比較例1に係る光源パッケージの構成について説明するための説明図である。 比較例1に係る光源パッケージを適用した場合のパターン光の一例を示した説明図である。 比較例2に係る光源パッケージの構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る光源パッケージ及び光源ホルダーの概略的な構成を示した平面図である。 図9に示した光源パッケージ及び光源ホルダーについて説明するためのII−II’断面図である。 同実施形態に係る光源パッケージ及び光源ホルダーの構成について説明するための説明図である。 実施例1に係る光源ホルダーの概略的な構成について説明するための説明図である。 実施例2に係る光源ホルダーの概略的な構成について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[補助光投光装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る補助光投光装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る補助光投光装置1の概略的な構成を示した説明図である。なお、図1に示す
図1に示すように、本実施形態に係る補助光投光装置1は、光源パッケージ10と、回路基板20と、光源ホルダー30と、集光レンズ51と、マスク53と、投光レンズ55と、レンズホルダー70とを含む。なお、以降では、集光レンズ51と、マスク53と、投光レンズ55とを総じて、「光学系50」と呼ぶ場合がある。参照符号L0は、光学系50の光軸を示している。また、図1では、図面の横方向、即ち、光軸L0に平行な方向(以降では、「光軸方向」と呼ぶ場合がある)をz方向、図面の縦方向をx方向、図面の法線方向をy方向として規定するものとする。
本実施形態に係る補助光投光装置1は、光源パッケージ10を光源として、当該光源パッケージ10から出射した光を光学系50により被写体に向けて投光する。
ここで、図2及び図3を参照しながら、光源パッケージ10の概略的な構成について説明する。図2は、光源パッケージ10の概略的な構成の一例を示しており、当該光源パッケージ10をz方向から見た場合の平面図である。図2では、図面の法線方向をz方向(光軸方向)、図面の横方向をx方向、図面の縦方向をy方向として規定するものとする。また、図3は、図2に示した光源パッケージ10の概略的なI−I’断面図である。図3では、図面の縦方向をz方向(光軸方向)、図面の横方向をx方向、図面の法線方向をy方向として規定するものとする。また、図3において、z方向に沿って、図面の上側に向けた方向(即ち、光源パッケージ10から光が出射される方向)を「上」、図面の下側に向けた方向を「下」と呼ぶ場合がある。
図2及び図3に示すように、光源パッケージ10は、マウント基板11と、発光素子13と、パッケージ15と、電極17と、電極線19とを含む。
発光素子13は、可視光帯域の光(例えば、波長が400nm以上800nm未満の光)を照射可能な、自発光型の発光素子からなる。具体的な一例として、発光素子13は、波長が520nm近傍の緑色光や、波長が610nm近傍の橙色光を照射可能に形成されていてもよい。なお、発光素子13が出力する光は、本実施形態に係る補助光投光装置1が適用されるカメラの撮像素子が検出可能であれば、必ずしも可視光帯域の光には限定されない。例えば、発光素子13は、近赤外帯域の光(例えば、波長が800nm以上2500nm未満の光)を照射可能に構成されていてもよい。なお、以降では、発光素子13から出射される光は、可視光帯域の光や近赤外帯域の光を特に限定しないものとして説明する。
発光素子13は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や、LD(Laser Diode)からなる。本実施形態に係る光源パッケージ10では、発光素子13として、チップタイプの比較的小型のものを用いることがより望ましい。また、発光素子13としてLEDを適用する場合には、例えば、ランバーシアン発光特性を有するLEDを用いるとよい。同様に、発光素子13としてLDを適用する場合には、例えば、ガウシアンビーム出力可能なLDを用いるとよい。
発光素子13は、マウント基板11上に実装され、パッケージ15に収容される。なお、発光素子13とパッケージ15との間の空間は、透光性の材料(例えば、樹脂材料)により封止されていてもよい。
マウント基板11の下面には、後述する回路基板20に光源パッケージ10を電気的に接続するための配線パターンが接続されている。回路基板20は、光源パッケージ10に電流を供給するための回路基板である。マウント基板11は、当該配線パターンが、回路基板20上の配線にハンダ付けされることで、回路基板20上に固定される。
また、マウント基板11の下面に設けられた配線パターンと、発光素子13との間は、電極17及び電極線19により電気的に接続されている。即ち、発光素子13は、当該配線パターン、電極17、及び電極線19を介して、回路基板20から供給される電流により発光する。
また、パッケージ15は、発光素子13から出射された光を透過させる透光性の材料からなり、当該パッケージ15の上面には開口部が設けられている。具体的には、パッケージ15は、例えば、ガラスや、透光性の樹脂材料により形成するとよい。透光性の樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC:polycarbonate)や、ポリメチルメタクリレート(PMMA:polymethyl methacrylate)等が挙げられる。
なお、パッケージ15は、マウント基板11上に保持されていれば、その方法については特に限定されない。例えば、接着剤等により、パッケージ15をマウント基板11上に接着することで、パッケージ15をマウント基板11上に保持してもよい。
上記に説明したような構成により、発光素子13から出射された光のうち、一部は、パッケージ15の開口部から上方に向けて出射し、パッケージ15の外壁内面151に到達した他の一部は、パッケージ15を透過して外部に出射される。なお、本実施形態に係るパッケージ15は、外壁内面151に、光の反射を防止するための反射防止膜(AR(Anti Reflection)コート)を塗布してもよい。
ここで、再度図1を参照する。発光素子13から出射された光のうち、パッケージ15の開口部から上方に向けて出射した光は、後述する集光レンズ51に到達する。
光源ホルダー30は、光源パッケージ10と、後述する集光レンズ51(光学系50の光軸L0)とが、相対的に所定の位置関係となるように、当該光源パッケージ10を直接または間接的に保持する。例えば、図1に示す例では、光源ホルダー30は、回路基板20に固定されており、当該回路基板20にハンダ付けされた光源パッケージ10を、間接的に保持している。なお、光源ホルダー30が、「光源保持部」の一例に相当する。
なお、本実施形態に係る光源パッケージ10の構成(特に、パッケージ15の構成)と、光源ホルダー30の構成との詳細については、別途後述する。
パッケージ15の開口部から出射した光は、集光レンズ51によりマスク53に向けて集光され、当該マスク53により一部が遮蔽されることでパターン光となる。また、マスク53を透過した光(即ち、パターン光)は、投光レンズ55により、被写体に向けて投光される。以下に、集光レンズ51、マスク53、及び投光レンズ55の詳細について説明する。
集光レンズ51は、発光素子13から出射された光を透過させる透光性の材料(例えば、ガラスや、透光性の樹脂材料)からなり、光源パッケージ10からの出射光をマスク53に向けて集光(導光)する。なお、集光レンズ51が、「光源から出射した光をマスクに向けて導光する光学系」の一例に相当する。
具体的な一例として、集光レンズ51は、光軸方向に沿った一方の面(「第1面」とする)が、光軸方向の光源パッケージ10(即ち、パッケージ15の開口部)側に位置し、他方の面(「第2面」とする)が、当該光軸方向の後述するマスク53側に位置するように配置される。
図1に示す例では、光源パッケージ10からの出射光は、集光レンズ51の第1面を介して当該集光レンズ51内に入射し、当該集光レンズ51の第2面を介して外部に出射する。換言すると、集光レンズ51は、第1面を介して集光レンズ51内に入射した光を、当該第2面を介してマスク53に向けて集光する。即ち、集光レンズ51により集光された光(即ち、集光レンズ51から出射した光)は、マスク53を照明する。
なお、集光レンズ51の第1面及び第2面の形状は、当該集光レンズ51と、光源パッケージ10及び投光レンズ55との間の位置関係や、当該位置関係に伴う光学性能(例えば、収差)に応じて適宜変更してもよい。
マスク53は、当該マスク53を照明した光を透過させる透過部531と、当該光を遮蔽する不透過部533とを有し、不透過部533によりマスク53を照明した光の一部が遮蔽され、透過部531を透過した光によりパターンが形成される。なお、以降では、マスク53を透過した光を「パターン光」と呼ぶ場合がある。
マスク53は、例えば、光を透過させる透明材料で基材を形成し、集光レンズ51により集光された光が入射する面の一部にパターンを印刷(または塗装)することで形成されていてもよい。この場合には、印刷が施された部分が不透過部533に相当し、印刷が施されていない部分が透過部531に相当することとなる。また、他の一例として、マスク53は、光を遮蔽する材料で基材を形成し、集光レンズ51により集光された光が入射する面の一部にスリット等の貫通孔を設けることで、形成されていてもよい。この場合には、貫通孔が透過部531に相当し、貫通孔以外の部分が不透過部533に相当することとなる。
例えば、図4は、本実施形態に係るマスク53の概略的な構成の一例を示した説明図である。なお、図4では、図面の法線方向をz方向(即ち、光軸L0に平行な方向)とし、図面の横方向をx方向、図面の縦方向をy方向として規定している。
図4に示す例では、マスク53は、y方向を長軸方向、x方向を短軸方向とする、方形状の透過部531及び不透過部533が、x方向に並べて形成されている。
ここで、図5を参照する。図5は、パターン光の一例を示した説明図であり、図4に示すマスク53を適用することで形成されるパターン光の一例を示している。図5に示すように、図4に示すマスク53の透過部531を透過した光により、y方向を長軸方向、x方向を短軸方向とする方形状の光L11が、x方向に並べられたパターン光が形成される。
なお、マスク53に、透過部531と不透過部533とにより形成されるパターン(即ち、マスク53を透過することで形成されるパターン光)の形状は、必ずしも図4に示す例には限定されない。具体的な一例として、図4に示すパターンをxy平面上で90度回転させたパターンとなるように、マスク53に、透過部531と不透過部533とを設けてもよい。また、他の一例として、所定の形状の透過部531または不透過部533を、x方向及びy方向の双方に沿って並べることで、格子状のパターンを形成してもよい。
集光レンズ51により集光されマスク53を透過した光(即ち、パターン光)は、投光レンズ55に到達する。
投光レンズ55は、光を透過させる透光性の材料(例えば、ガラスや、透光性の樹脂材料)からなり、マスク53を透過したパターン光を被写体に向けて投光する。
具体的な一例として、投光レンズ55は、光軸方向に沿った一方の面(「第3面」とする)が、光軸方向のマスク53側に位置し、他方の面(「第4面」とする)が、被写体側に位置するように配置される。
図1に示す例では、マスク53を透過したパターン光は、投光レンズ55の第3面を介して投光レンズ55内に入射し、当該投光レンズ55の第4面を介して外部に出射する。換言すると、投光レンズ55は、第3面を介して投光レンズ55内に入射した光(即ち、パターン光)を、当該第4面から被写体に向けて投光する。このとき、投光レンズ55の第3面において光が拡散し、拡散した当該光が、第4面において所定の放射角となるように集光される。これにより、投光レンズ55の第4面から出射したパターン光は、当該第4面から被写体までの距離に比例して拡大されて、当該被写体を照明する。
なお、投光レンズ55の第3面及び第4面の形状は、当該投光レンズ55と、集光レンズ51との間の位置関係や、当該位置関係に伴う光学性能(例えば、収差)、及び第4面から出射する光の放射角に応じて適宜変更してもよい。
また、図1に示す光学系50の構成は、あくまで一例であり、光源パッケージ10から出射された光に基づきパターン光を形成し、当該パターン光を被写体に向けて投光できれば、光路上に配置される光学系の構成は特に限定されない。
[比較例に係る光源パッケージの構成]
次に、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30の詳細な構成について説明するにあたり、本実施形態に係る補助光投光装置1の課題を整理するために、従来の光源パッケージの構成を比較例1及び2として説明する。
まず、図6を参照しながら、比較例1に係る光源パッケージ10aの構成について説明する。図6は、比較例1に係る光源パッケージ10aの構成について説明するための説明図である。なお、比較例1に係る光源パッケージ10aは、パッケージ15aの構成が、本実施形態に係る光源パッケージ10(図3参照)と異なり、他の構成については、当該光源パッケージ10と同様である。そのため、以降では、パッケージ15aの構成に着目して説明するものとする。
比較例1に係る光源パッケージ10aは、パッケージ15aが、発光素子13から出射された光を反射させる材料(例えば、金属や白色の樹脂)からなる。なお、当該パッケージ15aの上面には開口部が設けられている点は、本実施形態に係る光源パッケージ10のパッケージ15(図3参照)と同様である。このような構成により、光源パッケージ10aは、発光素子13から出射された光のうち、パッケージ15aの外壁内面151に到達した一部の光を、パッケージ15aを外壁内面151で反射させて、パッケージ15aの開口部から上方に向けて出射することで、光源パッケージ10aから出力させる光の光量を向上させる。
一方で、図1に示す補助光投光装置1において、光源パッケージ10として、比較例1に係る光源パッケージ10aを適用した場合には、パッケージ15aの外壁内面151で反射した光の少なくとも一部についても、集光レンズ51に入射することになる。このとき、パッケージ15aの外壁内面151で反射した光は、当該外壁内面151で反射せずにパッケージ15aの開口部から出射した光よりも、より浅い角度で、集光レンズ51の第1面に入射することとなる。
ここで、図7を参照しながら、図1に示す補助光投光装置1において、光源パッケージ10として、比較例1に係る光源パッケージ10aを適用した場合に、被写体に向けて投光されるパターン光の一例について説明する。図7は、比較例1に係る光源パッケージ10aを適用した場合のパターン光の一例を示した説明図である。
比較例1に係る光源パッケージ10aを適用した場合には、パッケージ15aの外壁内面151で反射した光についても、集光レンズ51によりマスク53に向けて集光され、当該マスク53を透過した後、投光レンズ55により被写体に向けて投光される。このとき、図7に示す光L12に示すように、周囲(縁の部分)が滲んだ方形状の光L12が、x方向に並べられたパターン光(換言すると、明暗の境界が滲んだパターン光)が形成される。これは、図5に示した方形状の光L11の周囲に、パッケージ15aの外壁内面151で反射した光が現れるためである。
図7に示すような、明暗の境界が滲んだパターン光、即ち、コントラストの低下したパターン光は、補助光投光装置1が設けられたカメラの自動焦点調節機能による、焦点調節の精度を低下させる恐れがある。
このような課題を解決するための構成の一例を、比較例2として、図8を参照しながら説明する。図8は、比較例2に係る光源パッケージ10bの構成について説明するための説明図である。なお、比較例2に係る光源パッケージ10bは、パッケージ15bの構成が、本実施形態に係る光源パッケージ10(図3参照)、及び比較例1に係る光源パッケージ10a(図6参照)と異なり、他の構成については、当該光源パッケージ10及び10aと同様である。そのため、以降では、パッケージ15bの構成に着目して説明するものとする。
図8に示すように、比較例2に係る光源パッケージ10bは、パッケージ15bの外壁内面151に、発光素子13から出射した光を吸収する塗料(例えば、黒色の塗料)により塗装された塗装面153が設けられている。このような構成により、パッケージ15bの外壁内面151に向けて発光素子13から出射した光は、塗装面153に到達し、当該塗装面153により吸収される。即ち、図1に示す補助光投光装置1において、光源パッケージ10として、比較例2に係る光源パッケージ10bを適用することで、パッケージ15bの外壁内面151における光の反射が防止される。そのため、光源パッケージ10bを適用した補助光投光装置1は、明暗の境界が明確に表現された、高コントラストのパターン光を投光することが可能となる。
一方で、比較例2に係る光源パッケージ10bでは、塗装面153で吸収された光は、当該塗装面153で熱に変換されるため、パッケージ15b内の温度が上昇し、パッケージ15b内に配置された発光素子13の発光に係る動作を不安定にする場合がある。
[本実施形態に係る光源パッケージ及び光源ホルダーの構成]
そこで、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30は、補助光投光装置1に適用した場合に、高コントラストのパターン光を投光可能とし、かつ、光源パッケージ10内の温度上昇の抑制または緩和を可能とするためになされたものである。
以下に、図9及び図10を参照しながら、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30の詳細な構成について説明する。図9は、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30の概略的な構成を示した平面図である。図9では、図面の法線方向をz方向(光軸方向)、図面の横方向をx方向、図面の縦方向をy方向として規定するものとする。また、図10は、図9に示した光源パッケージ及び光源ホルダーについて説明するためのII−II’断面図である。図10では、図面の縦方向をz方向(光軸方向)、図面の横方向をx方向、図面の法線方向をy方向として規定するものとする。また、図10において、z方向に沿って、図面の上側に向けた方向(即ち、光源パッケージ10から光が出射される方向)を「上」、図面の下側に向けた方向を「下」と呼ぶ場合がある。
光源ホルダー30は、下面が回路基板20の上面と接するように、当該回路基板20に固定される。また、光源ホルダー30には、凹部31が設けられており、当該凹部31の底面には開口部が設けられている。
光源パッケージ10は、凹部31内に設置され、凹部31の底面に設けられた開口部を介して、マウント基板11の下面に設けられた配線パターンが、回路基板20上の配線にハンダ付けされることで、回路基板20上に固定される。
また、光源ホルダー30の上面には、レンズホルダー保持部35が設けられている。レンズホルダー保持部35は、光源ホルダー30と、レンズホルダー70とが所定の位置関係となるように、レンズホルダー70を保持するための構成である。
例えば、図9及び図10に示す例では、レンズホルダー保持部35は、光源ホルダー30の上面に凸部として設けられている。また、レンズホルダー70の下面のうち、光源ホルダー30の上面に設けられた凸部(即ち、レンズホルダー保持部35)と対向する位置には、凹部(以降では「嵌合部71」と呼ぶ)が設けられている。即ち、レンズホルダー保持部35と嵌合部71とが嵌合することで、光源ホルダー30とレンズホルダー70とが所定の位置関係となるように、レンズホルダー70が光源ホルダー30の上方に保持される。このような構成により、光源ホルダー30の凹部31(ひいては、凹部31内に設置される光源パッケージ10)と、集光レンズ51とが、レンズホルダー70を介して、所定の位置関係となるように保持される。
また、凹部31内には、位置決め部33が設けられている。位置決め部33は、凹部31内に光源パッケージ10を設置し、当該光源パッケージ10の上方に集光レンズ51を保持した場合に、当該光源パッケージ10内の発光素子13が、集光レンズ51の光軸L0上に位置するように位置決めするための部材である。
光源パッケージ10は、パッケージ15の外側面155のうち少なくとも一部が、当該位置決め部33のうちの少なくとも一部と接触するように、凹部31内に設置される。そのため、位置決め部33は、パッケージ15の外側面155と接触する一部が、凹部31上に集光レンズ51を保持した場合における凹部31内の光軸L0に対応する位置(例えば、光軸L0と凹部31の底部が交差する位置)と所定の位置関係となるように設けられている。換言すると、位置決め部33を設ける位置は、例えば、凹部31内の光軸L0に対応する位置と、光源パッケージ10の形状やサイズに基づき、あらかじめ決定されている。
例えば、図9及び図10に示す例では、位置決め部33は、凹部31内の底部のうち、当該底部に設けられた開口部の縁に沿って形成されたかぎ状の凸部として設けられている。この場合には、光源パッケージ10は、パッケージ15の角部の外側面155が、位置決め部33の外側面のうち凹部31の開口部側の面と対向し、かつ接触するように、凹部31内に設置される。これにより、凹部31上に集光レンズ51を保持した場合に、発光素子13が、集光レンズ51(即ち、光学系50)の光軸L0上に位置するように保持される。
このように、本実施形態に係る光源ホルダー30は、凹部31内に位置決め部33が設けられているため、例えば、凹部31内に光源パッケージ10を設置する際に、パッケージ15の外側面155を突き当てることで、光源パッケージ10の位置決めが可能である。そのため、パッケージ15は、例えば、光源パッケージ10を設置時に、当該パッケージ15が変形しない程度の強度または硬度を有していることが望ましい。なお、パッケージ15の強度または硬度は、例えば、当該パッケージ15を形成する材料と、当該パッケージ15の外壁内面151と外側面155との間の厚みとに応じて調整することが可能である。また、パッケージ15の強度または硬度は、光源パッケージ10の重量や当該光源パッケージ10の設置に用いる機器に応じて、適宜決定すればよいことは言うまでもない。
次に、図11を参照する。図11は、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30の構成について説明するための説明図である。図11では、光源パッケージ10の上方に集光レンズ51を保持した場合の構成と、発光素子13から出射される光の光路とを概略的に示している。
前述の通り、本実施形態に係る光源パッケージ10のパッケージ15は、発光素子13から出射された光を透過させる透光性の材料からなり、当該パッケージ15の上面には開口部が設けられている。そのため、図11に示すように、発光素子13から出射された光のうち、一部は、パッケージ15の開口部から上方に向けて出射して集光レンズ51の第1面に到達し、図1に示すように、集光レンズ51、マスク53、及び投光レンズ55を介して、パターン光として被写体に向けて投光される。
また、発光素子13から出射された光のうち、パッケージ15の外壁内面151に到達した他の一部は、パッケージ15を透過して光源パッケージ10の外部に出射し、凹部31の内壁側面311に到達する。
本実施形態に係る、光源ホルダー30は、パッケージ15を透過して内壁側面311に到達した光を、当該内壁側面311で吸収することで当該光の反射を防止する。具体的には、光源ホルダー30のうち、少なくとも内壁側面311の表面及びその近傍(内壁側面311から所定の厚さを有する領域)は、光を吸収する材料により形成されている。光を吸収する材料としては、例えば、黒色の樹脂材料(例えば、ポリカーボネート)を適用することが可能である。
具体的な一例として、図10に示す例では、光源ホルダー30全体を、黒色の樹脂材料により形成している。なお、光源ホルダー30を構成する樹脂材料は、発光素子13が出射する光を吸収すれば、必ずしも黒色には限定されないことは言うまでもない。
このように構成により、凹部31の内壁側面311に到達した光は、当該内壁側面311で吸収される。そのため、本実施形態に係る光源ホルダー30は、凹部31の内壁側面311に到達した光が、当該内壁側面311で反射し集光レンズ51で集光される事態を緩和または防止し、ひいては、パターン光のコントラストの低下を緩和または抑制することが可能となる。
また、凹部31の内壁側面311で吸収された光は、当該内壁側面311で熱に変換されて、光源ホルダー30内を伝達し、光源ホルダー30の温度を上昇させる。一方で、光源ホルダー30の表面の一部、例えば、回路基板20やレンズホルダー70と接触しない外側面は放熱部となり、光源ホルダー30内を伝達した熱を放出し、結果として光源ホルダー30が冷却される。
このように、本実施形態に係る光源ホルダー30は、例えば、凹部31の内壁側面311で吸収された光が変換されることで発生した熱を、凹部31の外部で放出することが可能である。そのため、本実施形態に係る光源パッケージ10及び光源ホルダー30は、例えば、前述した比較例2に係る光源パッケージ10b(図8参照)に比べて、パッケージ15内の温度上昇を緩和または抑制することが可能となる。
なお、図10に示す光源ホルダー30の構成は、あくまで一例であり、内壁側面311での光の反射に伴うパターン光のコントラストの低下を緩和または抑制し、かつ、パッケージ15内の温度上昇を緩和または抑制することが可能であれば、その構成は限定されない。
例えば、図12は、本実施形態に係る光源ホルダー30の他の一態様(ここでは、「光源ホルダー30a」とする)を示した図である。図12に示すように、例えば、光源ホルダー30aを、金属(例えば、金、銀、または銅)等のように熱伝導率の高い材料で形成し、内壁側面311に光を吸収する塗料(例えば、黒色の塗料)により塗装された塗装面37を設けてもよい。
このような構成により、図12に示す光源ホルダー30aは、パッケージ15を透過して塗装面37に到達した光を、当該塗装面37で吸収することで当該光の反射を防止する。また、光源ホルダー30aは、塗装面37で吸収された光が変換されることで発生した熱を、光源ホルダー30a内を伝達させ、回路基板20やレンズホルダー70と接触しない光源ホルダー30aの表面(例えば、外側面)を介して外部に放出する。このとき、光源ホルダー30aは、熱伝導率の高い材料を形成されているため、塗装面37で発生した熱の放出(即ち、放熱)をより効率的に行うことが可能となる。
また、光源ホルダー30は、パッケージ15に比べて大きさや形状の自由度が高い。そのため、例えば、表面積がより広くなるように形状や大きさを適宜変更して光源ホルダー30を形成することで、当該光源ホルダー30の冷却効率を向上させることも可能である。
例えば、図13は、本実施形態に係る光源ホルダー30の他の一態様(ここでは、「光源ホルダー30b」とする)を示した図であり、表面の一部の形状を変形させることで冷却効率を向上させた場合の一例を示している。図13に示す例では、光源ホルダー30bは、外側面に複数のフィンが並べられて形成された放熱部39を設けられている。
このような構成により、図13に示す光源ホルダー30bは、外側面における表面積が、フィン状の放熱部39を設けることで増大し、光源ホルダー30b内を伝達した熱の放出(即ち、放熱)をより効率的に行うことが可能となる。なお、放熱部39の近傍に、例えば、ファンを用いた空冷装置や、液体を冷却用の媒体としても用いた水冷装置を設けて強制的に冷却を行う構成とすることで、冷却効率を更に向上させてもよい。
なお、凹部31の内壁側面311での光の反射に伴うパターン光のコントラストの低下を緩和または抑制できれば、必ずしも上記に示すように、当該内壁側面311で光を吸収する構成には限定されない。例えば、凹部31の内壁側面311を粗面化することにより、当該内壁側面311に到達した光を拡散反射させて散乱光とする構成としてもよい。このような構成の場合には、拡散反射した光の一部が光学系50により被写体に向けて投光されるため、パターン光のコントラストの低下を完全に抑制することは困難ではあるが、拡散反射により光が弱められる。そのため、内壁側面311を粗面化することで、パターン光のコントラストの低下を緩和することは可能となる。なお、内壁側面311を、光を吸収する材料で形成し、かつ粗面化する構成としてもよいことは言うまでもない。
[本実施形態に係る光源パッケージの位置決め方法]
次に、光源ホルダー30に光源パッケージ10を設置する際に、当該光源パッケージ10の発光素子13が、光学系50の光軸L0上に位置するように、光源パッケージ10の位置決めを行う方法の一例について説明する。なお、以降で説明する方法は、例えば、光源ホルダー30、光源パッケージ10、回路基板20、及びレンズホルダー70のそれぞれを所望の位置に保持可能な組立用の機器により行われるものとして説明する。
まず、光源ホルダー30を所定の位置に保持し、当該光源ホルダー30の凹部31内に光源パッケージ10を保持する。凹部31内に、光源パッケージ10を保持したら、パッケージ15の外側面155が、凹部31内に設けられた位置決め部33の外側面と対向し、かつ接触するように、光源パッケージ10の位置を調整する(例えば、パッケージ15の外側面155を位置決め部33の外側面に突き当てる)。
光源パッケージ10の位置の調整が完了したら、当該光源パッケージ10のマウント基板11の下面に設けられた配線パターンを、回路基板20上の配線にハンダ付けする。これにより、光源パッケージ10が、回路基板20上に固定される。
光源パッケージ10が回路基板20上に固定されたら、回路基板20の上面に光源ホルダー30を固定する。なお、回路基板20の上面に光源ホルダー30を固定する方法は特に限定されない。例えば、ビス止め等の方法により、回路基板20上に光源ホルダー30を固定してもよいし、回路基板20の上面と光源ホルダー30の下面とを接着することで回路基板20上に光源ホルダー30を固定してもよい。このように、回路基板20上に光源ホルダー30が固定されることで、光源ホルダー30は、光源パッケージ10を間接的に保持する。
次いで、光源ホルダー30のレンズホルダー保持部35と、レンズホルダー70の嵌合部71とが嵌合するように、光源ホルダー30の上方に、レンズホルダー70が固定される。これにより、光源ホルダー30の凹部31内に設置された光源パッケージ10の上方に、集光レンズ51が保持される。
なお、前述したように、位置決め部33は、パッケージ15の外側面155と接触する一部が、凹部31上に集光レンズ51を保持した場合における凹部31内の光軸L0に対応する位置と所定の位置関係となるように設けられている。そのため、発光素子13が、集光レンズ51(即ち、光学系50)の光軸L0上に位置するように保持されることとなる。このような構成により、本実施形態に係る補助光投光装置1に依れば、光学系50の光軸L0と光源パッケージ10の発光素子13との間の位置合わせの精度を維持しつつ、当該位置合わせの作業を簡略化することが可能となる。
[まとめ]
以上、説明したように、本実施形態に係る補助光投光装置1では、光源パッケージ10のパッケージ15は、発光素子13から出射された光を透過させる透光性の材料で形成されている。また、光源ホルダー30は、光源パッケージ10を設置する凹部31の内壁側面311が、パッケージ15を透過した光を吸収及び/または拡散反射するように形成されている。このような構成により、本実施形態に係る補助光投光装置1は、凹部31の内壁側面311に到達した光が、当該内壁側面311で反射し集光レンズ51で集光される事態を緩和または防止し、ひいては、パターン光のコントラストの低下を緩和または抑制することが可能となる。
また、凹部31の内壁側面311の表面及びその近傍を、光を吸収する材料により形成した場合においても、内壁側面311で吸収された光が変換されることで発生した熱を、光源ホルダー30の表面の一部を介して放出する。そのため、本実施形態に係る補助光投光装置1は、内壁側面311で吸収された光が変換されることで発生した熱による、パッケージ15内の温度上昇を緩和または抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係る補助光投光装置1では、光源ホルダー30は、凹部31内に位置決め部33が設けられており、当該位置決め部33の少なくとも一部が、パッケージ15の外側面155の少なくとも一部と接触するように、光源パッケージ10が凹部31内に設置される。ここで、位置決め部33は、パッケージ15の外側面155と接触する一部が、凹部31上に集光レンズ51を保持した場合における凹部31内の光軸L0に対応する位置と所定の位置関係となるように設けられている。そのため、発光素子13が、集光レンズ51(即ち、光学系50)の光軸L0上に位置するように保持されることとなる。このような構成により、本実施形態に係る補助光投光装置1に依れば、光学系50の光軸L0と光源パッケージ10の発光素子13との間の位置合わせの精度を維持しつつ、当該位置合わせの作業を簡略化することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 補助光投光装置
10 光源パッケージ
11 マウント基板
13 発光素子
15 パッケージ
151 外壁内面
153 塗装面
155 外側面
17 電極
19 電極線
20 回路基板
30 光源ホルダー
31 凹部
311 内壁側面
33 位置決め部
35 レンズホルダー保持部
50 光学系
51 集光レンズ
53 マスク
531 透過部
533 不透過部
55 投光レンズ
70 レンズホルダー
71 嵌合部

Claims (8)

  1. 光源と、
    凹部を有し、前記凹部内に前記光源を保持する光源保持部と、
    入射した光の一部を遮蔽するマスクと、
    前記光源から出射した光を前記マスクに向けて導光する光学系と、
    を備え、前記マスクにより一部が遮蔽された光を被写体に向けて投光する補助光投光装置であって、
    前記光源は、発光素子と、開口部を有し内部に前記発光素子を収容するパッケージとからなり、
    前記パッケージは、前記発光素子からの光を透過させ、
    前記光源保持部は、少なくとも前記凹部の内壁側面が、前記パッケージを透過した光を、吸収及び/または拡散反射するように形成されていることを特徴とする、補助光投光装置。
  2. 前記光源保持部は、前記パッケージを透過した光を吸収する材料により形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の補助光投光装置。
  3. 前記光源保持部は、前記凹部の内壁側面が塗装された塗装面を有し、
    前記塗装面が、前記パッケージを透過した光を吸収することを特徴とする、請求項1に記載の補助光投光装置。
  4. 前記光源保持部は、前記凹部の内壁側面が粗面化された粗面を有し、
    前記粗面が、前記パッケージを透過した光を拡散反射することを特徴とする、請求項1に記載の補助光投光装置。
  5. 前記パッケージは、ガラスまたは樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助光投光装置。
  6. 前記光源保持部は、前記凹部内に、前記光学系に対して前記光源の位置合わせを行うための位置決め部が設けられ、
    前記光源は、前記パッケージの外側面のうちの少なくとも一部が、前記位置決め部の少なくとも一部と接触するように保持されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の補助光投光装置。
  7. 前記位置決め部は、前記凹部の底面に設けられた凸部であり、
    前記光源は、前記パッケージの外側面のうちの少なくとも一部が、前記凸部の側面のうち少なくとも一部と接触するように保持されることを特徴とする、請求項6に記載の補助光投光装置。
  8. 前記光学系は、前記光源からの光が入射する面が、前記凹部の開口部と対向するように保持され、
    前記光学系が保持された場合における当該光学系の光軸の位置と、前記位置決め部とが、所定の位置関係にあることを特徴とする、請求項6または7に記載の補助光投光装置。

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