JP2015108685A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機能分離方式の現像装置において、現像剤担持体の層厚を規制するブレードを現像剤担持体の下方に設ける現像装置において、ブレード対向部で現像剤が滞留して、現像剤が劣化することを抑制可能な現像装置を提供すること【解決手段】 規制部材と現像剤担持体が最近接する位置は、鉛直方向に関して搬送部材と重なる位置に設けられ、搬送部材の回転方向は、現像剤担持体と対向する位置で互いに同方向に移動するように構成されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、像担持体に形成された静電像をトナーとキャリアとを備える現像剤を用いて現像する静電記録方式や電子写真方式を利用した複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置に用いられる現像装置に関するものである。
従来、複写機等の画像形成装置では、像担持体である感光ドラム上に形成した静電潜像を現像装置により現像して、可視像化することを行なっている。
この現像装置は感光ドラムにトナーを供給し、潜像をトナー像として可視化するものであるが、現像剤として磁性トナーからなる1成分現像剤を使用する現像装置の他、非磁性トナーと磁性キャリアを混合した2成分現像剤を使用する現像装置も多用されている。2成分現像剤を用いた現像によれば、トナーの帯電量の安定性に優れることから、色調の優れたカラー画像を形成することが可能であり、カラー画像形成装置で好適に使用されている。
現像装置としては、現像後の濃度低下した現像剤が充分な撹拌を受けずに再度現像スリーブに供給されてしまう場合がある。この場合、画像濃度ムラといった不具合を引き起こしてしまう。そこで、上記濃度ムラを抑制する構成として、特許文献1もしくは特許文献2のような機能分離方式と呼ばれる現像方式がある。これは、現像スリーブに現像剤を供給する現像室と、現像後の現像剤を現像スリーブから回収する回収室(撹拌室)をそれぞれ別々に設けて循環撹拌する構成である。こうすることで、濃度低下した現像剤が現像スリーブを連れ回ってしまうことを抑制することができる。
また、現像装置としては、現像装置の現像剤担持体である現像スリーブ上にコートされる現像剤量を規制するための規制ブレードが設けられている。現像スリーブは、感光体の周方向の一部に対向して設けられるが、通常、他のプロセス手段の配置上の制約もあり、感光ドラムに対して横方向から配置される構成が多い。従って、規制ブレードは、現像スリーブの上方もしくは下方に配置されることが多い。
特開2000−10336 特開2012−133212
上述したように、機能分離方式において、規制ブレードの位置が現像スリーブに対して重力方向下方に配置する構成の場合、以下のような課題があった。
規制ブレードに規制されて現像容器内に留まる現像剤は、重力によって下方に落下した後、容器内に留まり易い。そして、滞留した現像剤は、規制ブレードと対向する位置に次々に搬送されてくる現像剤によって、圧力をうけながら行き場がなくなり、不動層となる。不動層となった現像剤は、搬送されて移動する現像剤と摺擦されて、現像剤の寿命を短くしてしまうという課題があった。
そこで、本発明の目的は、機能分離方式の現像装置において、現像剤担持体の層厚を規制するブレードを現像剤担持体の下方に設ける現像装置において、ブレード対向部で現像剤が滞留して、現像剤が劣化することを抑制可能な現像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の現像装置は、
潜像が形成された像担持体に対して横方向で対向するように回転可能に設けられ、トナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と対向する先端部が、前記現像剤担持体の回転中心よりも重力方向下方に位置され、前記現像剤担持体に担持される現像剤を規制する規制部材と、
前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、
前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体から現像剤を回収するとともに、前記第1室と両端部で連絡され、前記第1室との間で現像剤を循環させる循環路を形成する第2室と、
前記第1室で回転可能に設けられた搬送手段と、有する現像装置において、
前記搬送部材は、前記規制部材と前記現像剤担持体が最近接する位置を通る垂線と重なる位置に設けられ、前記搬送部材の回転方向は、前記現像剤担持体と対向する位置で互いに同方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
本発明の他の現像装置は、潜像が形成された像担持体に対して横方向で対向するように回転可能に設けられ、トナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と対向する先端部が、前記現像剤担持体の回転中心よりも重力方向下方に位置され、前記現像剤担持体に担持される現像剤を規制する規制部材と、
前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、
前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体から現像剤を回収するとともに、前記第1室と両端部で連絡され、前記第1室との間で現像剤を循環させる循環路を形成する第2室と、
前記第1室で回転可能に設けられた搬送手段と、有する現像装置において、
前記搬送部材の回転方向は、前記現像剤担持体と対向する位置で互いに同方向となるように構成されており、前記搬送部材は、前記規制部材と前記現像剤担持体が最近接する位置を通る垂線を避けて配置され、水平方向に関して前記規制部材と前記搬送部材との間に設けられた前記第1室の内壁は、前記規制部材により規制された現像剤が前記搬送部材にガイドされるように水平方向とのなす角が安息角よりも大きく構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、機能分離方式の現像装置において、現像剤担持体の層厚を規制するブレードを現像剤担持体の下方に設ける現像装置において、ブレード対向部で現像剤が滞留して、現像剤が劣化することを抑制可能な現像装置を提供することができる。
本発明の現像器を用いた画像形成装置の例を示す図。 第1の実施例の現像器を示す図。 第1の実施例の現像器の特徴部分を詳しく示す図。 従来例を説明する図。 従来例を説明する図。 従来例を説明する図。 第2の実施例の現像器を示す図。 第2の実施例の現像器の特徴部分を詳しく示す図。 第2の実施例に用いられる現像剤の安息角の測定方法を示す図。 第3の実施例の現像器を示す図。
(実施例1)
[画像形成装置]
以下に本実施例の現像装置を有する画像形成装置について説明する。
図1に示したように、本実施例の現像装置は、いわゆるタンデム方式といわれるフルカラー画像形成装置で用いられるものである。各色のトナー像作像工程を行うドラムカートリッジをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分並列して設け、中間転写ベルト24上で4色重ねてから転写紙に一括転写し、その後定着器25によって加圧加熱をすることでフルカラー画像を得る。なお以下の説明で、Y、M、C、Kの符号を省略し数字を単に示したものは、図1におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各ドラムカートリッジに共通な部分である。
図1によって各ドラムカートリッジにおけるトナー像作像動作について説明する。1次帯電器21によって帯電された感光ドラム28表面をレーザー22によって露光することで感光ドラム28上に静電潜像が形成され、この潜像を、現像器1によって現像することでトナー像を得る。トナー像は1次転写ローラ23によって中間転写ベルト24に多重転写される。転写された後に感光ドラム28上に残った残トナーはクリーナー26により除去される。
[現像装置]
図2によって、本実施例の現像装置1(以下、現像器1)について詳しく説明する。現像器1は2成分現像剤を収容する現像容器2と、その開口部に現像剤担持体としての現像スリーブ3が備えられている。現像剤について述べると、本実施例では現像方式として2成分現像方式を用い、マイナス帯電極性の非磁性トナーと磁性キャリアを混合して現像剤として用いる。非磁性トナーはポリエステル、スチレンアクリル等の樹脂に着色料、ワックス成分などを内包し、粉砕あるいは重合によって粉体としたものである。磁性キャリアは、フェライト粒子や磁性粉を混錬した樹脂粒子からなるコアの表層に樹脂コートを施したものである。初期状態の現像剤中のトナー濃度(現像剤中に含まれるトナーの重量比)は、本実施例では8%である。
現像容器2は、像担持体としての感光ドラム28に対向した一部分が開口しており、この開口部に一部露出するようにして現像スリーブ3が回転可能に配置されている。現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、磁界発生手段としての固定のマグネット4を内包する。マグネット4は、現像スリーブ3の内部に固定して設けられる。マグネット4は、磁極N1と同極性で、現像スリーブ3の回転方向下流側で隣接して配置されるN2極を含む複数の磁極を備え、現像スリーブ3の周方向において一対の反発極(N1、N2)が形成されている。現像スリーブ3は図中矢印B方向に回転し、磁界発生手段のN1極の位置で汲み上げられた現像剤をブレード5方向へ搬送する。規制部材としてのブレード5は、現像スリーブ3の下方で対向配置され、現像スリーブ3と対向する先端部が現像スリーブ3の回転中心よりも重力方向下方の位置に配置されている。S1極によって穂立ちされられた現像剤はブレード5によってせん断力を受けその量が規制され、現像スリーブ3とブレード5のギャップを通過すると現像スリーブ3上に所定の層厚の現像剤層を形成する。現像剤層は、現像スリーブ3が感光ドラム28と対向する現像領域に担持搬送され、N2極によって磁気穂を形成した状態で感光ドラム28の表面に形成されている静電潜像を現像する。現像に供された後の現像剤はN3極とN1極の間にある無磁力帯によって現像スリーブ3より剥離される。
現像容器2は、隔壁15により現像室11(第1現像剤収容室)と攪拌室12(第2現像剤収容室)に分けられている。第1室としての現像室11は、現像スリーブ3の周面に対向して設けられ、現像スリーブ3に現像剤を供給する。第2室としての撹拌室12は、現像スリーブ3の周面に対向して設けられ、現像スリーブ3から現像剤を回収するとともに、現像室と両端部で連絡され、現像室11との間で現像剤を循環させる循環路を形成している。
現像室11、攪拌室12は、現像スリーブ3の回転軸方向に沿って延在する。隔壁15の両端は、現像容器2の内部の長手方向両端部側壁までは達しておらず、これにより現像室11と攪拌室12との間で現像剤の通過を許す連通部が形成されている。現像室11、攪拌室12には、現像室11と攪拌室12との間で現像剤を循環させる循環搬送部材として第1スクリュー13、第2スクリュー14を有する。第1スクリュー13、第2スクリュー14の回転中心は、現像スリーブ3の回転中心よりも重力方向下方に設けられている。
現像スリーブ3、第1スクリュー13、第2スクリュー14はそれぞれ不図示のギア列によって連結駆動される構成になっていて、同じく不図示の現像器駆動ギアからの駆動を受け取って回転する。これら第1、第2スクリュー13、14の回転により、現像剤は、現像容器2内を循環しつつ混合及び攪拌される。本実施例の現像器は、所謂、機能分離方式を採用している。即ち、隔壁15は現像スリーブ3の無磁力帯の付近で現像スリーブ3に近接し、現像スリーブ3上の現像剤がN3極で剥離された後に現像室11に戻らず、攪拌室12に収容されるように構成されている。
また、本実施例では、感光ドラム28の上方には、不図示の露光装置、帯電器21が配置され、下方には転写装置が配置されている。この為、現像器1は、感光ドラム28の横方から配置される構成になっている。即ち、現像スリーブ3は、感光ドラム28の横方向から対向するように配置されている。
次に図3によって、本実施例の特徴的な部分について説明する。
本実施例は、機能分離方式を採用した現像装置において、ブレード5と第1スクリュー13の配置関係及び現像スリーブ3と第1スクリュー13の回転方向を適正化することで、ブレード5周辺の現像剤の流れを適正化している。この結果、ブレード5周辺の現像剤の滞留を抑制し、現像剤の劣化を抑制できる構成となっている。以下、詳しく説明する。
まず、第1スクリュー13の回転方向とそれによる現像剤の流れに関して説明する。本実施例では、第1スクリュー13は図中矢印C方向に回転するように構成される。即ち、現像スリーブ3と第1スクリュー13の対向部において、互いの移動方向が同方向となるように、現像スリーブ3と第1スクリュー13が回転している。このため、第1スクリュー13の左半分は現像室11内の現像剤を持ちあげ、現像スリーブ3方向へと跳ね上げる。跳ね上げられた現像剤はN1極の磁力によって現像スリーブ3表面に汲み上げられ、現像スリーブ3の回転によって矢印X方向へと移動し、S1極の磁力に拘束される。
ここで現像剤はS1極の磁力によって穂立ちされた状態でブレード5からのせん断力を受け、現像スリーブ3表面に薄層コートされる部分と、ブレード5によってせきとめられる部分とに分かれる。せきとめられた部分はあとから同様にしてやってくる現像剤に押し出される力と重力とを受け、S1極の磁力に逆らって徐々に図3の矢印Y方向へと移動し、やがて第1スクリュー13の右半分の領域に搬送もしくは落下する。このような現像剤の流れが実現するのは、ブレード5の現像スリーブ3との最近接点Aから下ろした垂線Gが、点Aから引いた接線Lと第1スクリューの回転軸中心点Pとの間にあるからである。言い換えれば、点Aが第1スクリュー13の下向き回転領域に対して鉛直方向で対向する構成となっている。このため、規制後に落下した現像剤が第1スクリューの回転によって重力方向下方にスムーズに移動可能となっている。
加えて第1スクリューが矢印Cの方向に回ることで、第1スクリューの上方で搬送される現像剤の流れと、現像スリーブ3のN1極からS1極へと搬送される現像剤の流れが同方向で、お互いを乱しにくい。このように現像剤が矢印Xから(薄層コートされた一部を除いて)矢印Yへとスムーズな流れを作ることによって、現像剤はその粒子同士の摩擦が少ない状態で運搬されていく。このようにして本発明の現像器においては、せきとめられた現像剤の温度上昇が少なく抑えられ固着層を形成することがないため、現像剤寿命を長く保つことができ、本発明の目的を達成できる。
尚、本実施例では、汲み上げ極N1極は現像スリーブ3と第1スクリュー13との最近接点より、現像スリーブ3回転方向上流側に設けられている。このため、第1スクリュー13の回転方向が本実施例のように図3の矢印C方向であっても、現像スリーブ3への現像剤の組み上げ性を補える構成となっている。
尚、本実施例では、ブレード先端部は、鉛直方向で第1スクリューの右半分(羽根が下向きに移動する領域)とオーバーラップする例を説明したが、これに限定されない。少なくとも第1スクリューとオーバーラップする位置であれば、現像剤の流れを阻害することなく、ブレードに近傍の現像剤を取り込むことができ、本発明の効果を得ることができる。
(比較例)
第1の比較例として、図4を用いて比較する。第1の比較例は、機能分離方式の現像装置ではあるが、実施例1と異なる点はスクリュー113の配置される位置が本実施例とは異なる。即ち、第1の比較例では、ブレード105と現像スリーブ103との最近接位置の下方には、第1スクリュー113が配置されていない。このため、図4のS2極から剥離された現像剤は、現像容器に落下された後、現像室111内の第1スクリュー113の撹拌を受けづらいため、不動層となりやすい。また、この剥離され、不動層となった現像剤は、N3極からS2極へと搬送される現像剤と摩擦が発生して温度上昇による固着層の形成が懸念される。この点において本実施例は第1スクリュー13とブレード5の位置関係、回転方向を工夫してあるため、固着層の発生がなく現像剤の長寿命化が達成できる。
次に、第2の比較例について図5を用いて説明する。第2の比較例の構成は、本発明のような機能分離方式ではない点が大きく異なっている。但し、規制部材205が現像スリーブ203の下方に配置されている点は同じである。第2の比較例では、第1スクリュー213が図5のDの方向に回っている。しかしながら、機能分離方式ではないため、現像スリーブ203から剥離した現像剤が現像室11にそのまま落下してしまう。このため、第1スクリュー213の回転方向がDの方向の場合、現像スリーブ203上の濃度低下した現像剤が剥離された後、直ちに第1スクリューによって現像スリーブ203に持ち上げられてしまう。このため、現像に供したばかりの現像剤がすぐに再び現像に用いられる恐れがある。このような構成をとると高濃度印字時に画像濃度が急激に薄くなる不具合が生じる虞がある。更に、第2の比較例の場合、規制部材205と現像スリーブ203との最近接位置と、第1スクリュー213が重力方向下方で互いに重なる位置に配置されていない。このため、規制部材205で規制されて現像容器内に残る現像剤が規制部材205の上流側で滞留して不動層となってしまう。
次に第3の比較例について図6を用いて説明する。第3の比較例の構成は、実施例1と同様に機能分離方式の現像装置ではあり、規制ブレード305が現像スリーブ303の下方に設けられている点で一致している。しかしながら、第1スクリュー313の回転方向が本実施例と大きく異なる点である。このため、現像スリーブ303の回転に伴う現像剤の流れと、第1スクリュー313の回転に伴う現像剤の流れが逆方向となり、現像剤劣化が促進され易い構成となっている。また、第3の比較例の場合、規制部材305と現像スリーブ303との最近接位置と、第1スクリュー313が重力方向下方で互いに重なる位置に配置されていない。このため、規制部材305で規制されて現像容器内に残る現像剤が規制部材305の上流側で滞留して不動層となってしまう。
(実施例2)
以下に本発明による第2の実施例たる現像器について説明する。
図7および図8に示したように、本実施例の現像器1は、第1の実施例の現像器1に比して現像スリーブ3、ブレード5、第1スクリュー13の配置が異なるものである。
本実施例においても、第1の実施例と同様、図8の矢印X、矢印Yのように現像剤が流れることで本発明の目的を達成することができる。ただし本実施例では第1の実施例と異なり、「ブレード5の現像スリーブ3との最近接点Aから下ろした垂線Gが、点Aから第1スクリューの下に移動する側に引いた接線L1と第1スクリューの回転軸中心点Pとの間にある」構成ではない。即ち、第1スクリューは、ブレード5の現像スリーブ3との最近接点Aを通る垂線Gを避けて配置されている。その代わりに、本実施例では、ブレード5で規制されて落下した現像剤は、現像室11の内壁16(ガイド部16)によって第1スクリューに向かってガイドされる構成となっている。
即ち、水平方向に関して、ブレード5と第1スクリュー13との間に設けられた内壁16は、水平方向とのなす角が現像剤の安息角よりも大きい構成となっている。尚、現像室11と第1スクリューの近接部は、互いに接触しないように所定のクリアランスを設けて配置されているが、内壁16は、上記傾斜角を保ったまま上記クリアランス部と接続されている。
現像剤の安息角について説明する。図9は、安息角測定の方法の一例を説明するための概略的説明図である。本実施形態における現像剤の安息角Φは、以下の方法を用いて測定した。まず、測定装置は、パウダーテスターPT−N型(ホソカワミクロン株式会社)である。また、測定方法は、パウダーテスターPT−N型に付属する取り扱い説明書における安息角の測定に準拠する(ふるい301の目開き710μm、振動時間180s、振幅2mm以下)。現像剤をロート303から円盤302上に落下させ、この円盤302上に円錐状に堆積した現像剤500の母線と円盤302表面とのなす角を安息角として求める。ただし、試料を23℃、相対湿度50%の環境で一晩放置した後、同環境下にある測定装置で安息角を測定し、5回測定を繰り返して算術平均をとった値をΦとする。
本実施形態における現像剤の安息角の適正な範囲は25〜50°、好ましくは30〜45°である。現像剤の安息角が25°より小さいと、高流動性により複数転写時の飛び散りや中抜けなどの画像不良が起きやすい。また、安息角が50°より大きくなると、現像性が低下すると共に第1スクリュー13、第2スクリュー14の負荷が増大する。本実施形態では、現像剤として安息角がΦ=40°のものを使用している。
本実施例の現像室11の内面が安息角Φより大きいことで、落下した現像剤はそこに滞ることなく第1スクリュー13の右側の領域に落下していく。この構成により、現像剤が矢印Yへとスムーズに流れていくようになる。このようにして、現像剤同士の摩擦を少なくすることで、現像剤寿命を長く保つことができ、本発明の目的を達成できる。
(実施例3)
以下に本発明による第3の実施例たる現像器について、図10に則して説明する。
図10に示したように、本実施例の現像器1は、現像スリーブ3の中心を通る線に対しブレード5が所定の角度をもって配置されている。本発明の趣旨によれば、第1および第2の実施例の図面のように現像スリーブ3の周面に対しブレード5が略垂直に配置されている必要はなく、設計事項として自由である。またブレード5は重力方向に平行に配置されているが、これは接線Lと水平のなす角θが90°であり、安息角Φよりも大きい一例である。
尚、本発明では、第1スクリュー13、第2スクリュー14は、互いに水平方向に並んで配置される構成で説明したが、これに限定されない。図6のように、第1スクリュー13、第2スクリュー14の回転中心の位置関係が斜めに配置されるものや、高さが異なる構成であってもよい。
1 現像器
2 現像容器
3 現像スリーブ
4 マグネット
5 ブレード
11 現像室
12 攪拌室
13 第1スクリュー
14 第2スクリュー
15 隔壁

Claims (6)

  1. 潜像が形成された像担持体に対して横方向で対向するように回転可能に設けられ、トナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と対向する先端部が、前記現像剤担持体の回転中心よりも重力方向下方に位置され、前記現像剤担持体に担持される現像剤を規制する規制部材と、
    前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、
    前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体から現像剤を回収するとともに、前記第1室と両端部で連絡され、前記第1室との間で現像剤を循環させる循環路を形成する第2室と、
    前記第1室で回転可能に設けられた搬送手段と、有する現像装置において、
    前記搬送部材は、前記規制部材と前記現像剤担持体が最近接する位置を通る垂線と重なる位置に設けられ、前記搬送部材の回転方向は、前記現像剤担持体と対向する位置で互いに同方向に移動するように構成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記規制部材と前記現像剤担持体が最近接する位置を通る垂線は、前記搬送部材の回転領域のうち、前記搬送部材が下方に移動する領域とオーバーラップすることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 潜像が形成された像担持体に対して横方向で対向するように回転可能に設けられ、トナーと磁性キャリアを含む現像剤を担持して前記潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と対向する先端部が、前記現像剤担持体の回転中心よりも重力方向下方に位置され、前記現像剤担持体に担持される現像剤を規制する規制部材と、
    前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、
    前記現像剤担持体の周面に対向して設けられ、前記現像剤担持体から現像剤を回収するとともに、前記第1室と両端部で連絡され、前記第1室との間で現像剤を循環させる循環路を形成する第2室と、
    前記第1室で回転可能に設けられた搬送手段と、有する現像装置において、
    前記搬送部材の回転方向は、前記現像剤担持体と対向する位置で互いに同方向となるように構成されており、前記搬送部材は、前記規制部材と前記現像剤担持体が最近接する位置を通る垂線を避けて配置され、水平方向に関して前記規制部材と前記搬送部材との間に設けられた前記第1室の内壁は、前記規制部材により規制された現像剤が前記搬送部材にガイドされるように水平方向とのなす角が安息角よりも大きく構成されていることを特徴とする現像装置。
  4. 前記現像剤担持体の内部に固定して設けられ、第1磁極及び前記第1磁極と同極で前記現像剤担持体の回転方向に関して前記第1磁極の下流で隣り合うように配置された第2磁極とからなる一対の磁極を含む複数の磁極を備え、前記現像剤担持体に現像剤を担持させるための磁界を発生するマグネットと、を有し、
    前記第2磁極の位置は、前記現像剤担持体と前記搬送手段との最近接位置に対して、前記現像剤担持体の回転方向の上流に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の現像装置。
  5. 前記第2磁極は、前記第1室から前記現像剤担持体に現像剤を汲み上げるための汲み上げ極であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の現像装置。
  6. 前記第2室で回転可能に設けられた第2搬送部材と、備え、前記搬送部材と前記第2搬送部材の回転中心は、前記現像剤担持体の回転中心よりも重力方向下方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の現像装置。
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