JP2017009858A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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真寛 大塚
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一郎 勝家
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▲祥▼治 成毛
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良平 寺田
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Abstract

【課題】磁気ブラシと感光体ドラムとの摺擦を抑制して画像のがさつき感をなくし、画像の乱れによる画像の低下を抑制する。【解決手段】2成分現像剤Dを収容する現像容器と、現像容器の開口に配置されると共に感光体ドラム28に対向して配置され、表面に2成分現像剤Dを担持する現像スリーブ181と、現像容器の開口にて現像スリーブ181に対向して配置されると共に感光体ドラム28に対向して配置され、表面にトナーTを担持するトナースリーブ183と、を備え、現像スリーブ181からトナースリーブ183へとトナーTを移動させると共に、現像スリーブ181とトナースリーブ183は、感光体ドラム28に形成された静電像をトナーTで現像する現像装置であって、トナースリーブ183は、現像スリーブ181よりも感光体ドラム28の回転方向の下流に配置される現像装置。【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、FAX、或いは、これら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体ドラムの回転方向の上流側で感光体ドラムと対向する第1現像スリーブと、感光体ドラムの回転方向の下流側で感光体ドラムと対向する第2現像スリーブと、を備える現像装置が開示される。この現像装置では、第1現像スリーブにより感光体ドラムの第1現像部にてトナーが現像され、第1現像スリーブからトナーを受け渡された第2現像スリーブにより感光体ドラムの第2現像部にてトナーが現像される。
こうした2本の現像スリーブを有する現像装置の構成によれば、現像スリーブが1本の構成に比べて、現像回数が増え、現像効率が増加し、エッジ強調を低減でき、更には、スリーブ回転数を低下させることができる利点がある。
この一方で、特許文献2には、現像剤として非磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が用いられ、磁性キャリアとして比較的低磁化のものが用いられる現像装置が開示される。
このように磁性キャリアとして低磁化のものを用いると、キャリア同士に働く磁気的な拘束力が弱まるために、キャリアにより形成される磁気ブラシの穂が柔らかくなり、現像部において感光体ドラムと摺擦する力が弱くなる。すると、感光体ドラム 上に現像されたトナー像を磁気ブラシの穂の摺擦力によって乱す力が弱くなるので、画像のがさつき感が少なくなり、高画質な画像を得ることが可能となる。
また、磁化量を下げたキャリアを含む現像剤を用いた場合に、層厚規制部材に対向した極により現像室内の現像剤の汲み上げ、及び、現像剤の層厚規制を同時に行うことで、剤だまりでの現像剤にかかるシェアが弱くなる。そのために、現像剤の劣化(例えばトナーの外添剤の埋め込み、キャリアのトナースペント、キャリアのコート剥がれ等)を抑制できる。
特開2004−205706号公報
しかしながら、特許文献1の構成に対して特許文献2の磁性キャリアを用いてキャリアを低磁化しても、磁気ブラシがある以上、磁気ブラシと感光体ドラムとの摺擦は発生し、画像を乱すこととなり、画質の低下を起こすこともあった。
本発明は、上記実情に鑑み、磁気ブラシと感光体ドラムとの摺擦を抑制して画像のがさつき感をなくし、画像の乱れによる画像の低下を抑制して高画質な画像を得ることができる現像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、非磁性トナーと磁性キャリアとを有する2成分現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器の内部に配置されると共に像担持体に対向して配置され、表面に2成分現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像容器の内部にて前記現像剤担持体に対向して配置されると共に前記像担持体に対向して配置され、表面に非磁性トナーを担持するトナー担持体と、を備え、前記現像剤担持体から前記トナー担持体へとトナーを移動させると共に、前記現像剤担持体と前記トナー担持体は、前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像装置であって、前記トナー担持体は、前記現像剤担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、磁気ブラシと感光体ドラムとの摺擦を抑制して画像のがさつき感をなくし、画像の乱れによる画像の低下を抑制して高画質な画像を得ることができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の断面図である。 現像装置の断面図である。 図2の矢印L方向から見た断面図である。 (a)は、入力画像の平面図である。(b)は、出力画像の平面図である。 現像スリーブ、トナースリーブ、感光体ドラムを直列的に配置した概略図である。 現像スリーブとトナースリーブが感光体ドラムに対向する配置の構成を示す本実施例の概略図である。 現像スリーブとトナースリーブが感光体ドラムに対向する配置の構成において、僅かに画像履歴が見られる状況を示す実施例1の概略図である。 実施例2に係る現像装置の断面図である。 現像スリーブとトナースリーブが感光体ドラムに対向する配置の構成において、実施例1とは現像スリーブの回転方向が反対の構成を示す実施例2の概略図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、後の実施例の構成に関して、前の実施例と同一の構成に関しては前の実施例と同一の符号を付して、前の実施例中の説明が援用されるものとする。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の断面図である。図1に示したように、この画像形成装置100はフルカラー画像形成装置である。なお、以下の説明で、Y、M、C、Kの符号を省略し数字を単に示したものは、図1におけるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各ドラムカートリッジに共通な部分である。
画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には、4個のYステーション、Mステーション、Cステーション、Kステーションが水平方向に並ぶように配置される。各々のステーションには、『像担持体』としての感光体ドラム28が配置される。感光体ドラム28には直径がφ30mmのものを使用した。
感光体ドラム28の周囲には、1次帯電装置21、露光装置22、現像装置1、1次転写ローラ23、クリーナ26が配置される。なお、感光体ドラム28、1次帯電装置21、現像装置1、クリーナ26に関しては、適宜組み合わせてカートリッジを構成することも可能である。
感光体ドラム28の下方には、中間転写ベルト24が配置される。中間転写ベルト24は、ローラ24a、24b、24cに懸架される。中間転写ベルト24を挟んでローラ24cと対向する位置には、2次転写ローラ23zが配置される。ローラ24cと2次転写ローラ23zの2次転写ニップの左方には、定着装置25が配置される。
感光体ドラム28の表面では、1次帯電装置21により一様に帯電され、露光装置22によりレーザが露光されて静電像が形成され、現像装置1によりトナーで現像されてトナー像が形成される。トナー像は、各々のステーションにて1次転写ローラ23により中間転写ベルト24に多重転写され、その後に感光体ドラム28の表面に残った転写残トナーはクリーナ26により除去される。トナー像は、中間転写ベルト24から記録材27に一括転写され、記録材27の表面のトナー像は、定着装置25により加圧及び加熱されてフルカラー画像が得られる。
現像剤には、2成分現像方式を用い、マイナス帯電極性の非磁性トナーと磁性キャリアを混合して2成分現像剤D(図6参照)として用いる。非磁性トナーは、ポリエステル、スチレンアクリル等の樹脂に着色料、ワックス成分などを内包し、粉砕あるいは重合によって粉体としたものである。磁性キャリアは、フェライト粒子や磁性粉を混錬した樹脂粒子からなるコアの表層に樹脂コートを施したものである。初期状態の2成分現像剤D中のトナー濃度(2成分現像剤D中に含まれるトナーの重量比)は、本実施例では8%である。
図2は、現像装置1の断面図である。図3は、図2の矢印L方向から見た断面図である。現像装置1は、非磁性トナーと磁性キャリアとを有する2成分現像剤D(図6参照)を収容する現像容器12を備える。現像容器12は、内部の略中央部に、図2の紙面に垂直な方向に延びる隔壁17を有する。この隔壁17は、現像容器12の内部の隔壁17よりも上方に現像室13を区画して、現像容器12の内部の隔壁17よりも下方に撹拌室14を区画する。このため、撹拌室14は現像室13の下方に配置されている。2成分現像剤Dは、現像室13及び撹拌室14に収容されている。
現像室13には、『現像剤担持体』としての現像スリーブ181が配置される。現像スリーブ181は、現像容器12の開口12aに配置されると共に感光体ドラム28に対向して配置され、表面に2成分現像剤Dを担持する。撹拌室14には、『トナー担持体』としてのトナースリーブ183が配置される。トナースリーブ183は、現像容器12の開口12aにて現像スリーブ181に対向して配置されると共に感光体ドラム28に対向して配置され、表面に非磁性トナーを担持する。また、トナースリーブ183は、現像スリーブ181よりも感光体ドラム28の回転方向L1の下流に配置される
この現像装置1は、現像スリーブ181からトナースリーブ183へとトナーを移動させると共に、現像スリーブ181とトナースリーブ183は、感光体ドラム28に形成された静電像をトナーで現像する。また、現像容器12には、現像スリーブ181の表面に担持された現像剤の層厚を規制する規制ブレード19が現像スリーブ181に当接するように配置される。
現像室13には、2成分現像剤Dを撹拌及び搬送し、現像容器12の内部を循環させる循環手段である第1搬送スクリュー15が配置されている。撹拌室14には、2成分現像剤Dを撹拌及び搬送し、現像容器12の内部を循環させる循環手段である第2搬送スクリュー16が配置されている。
第1搬送スクリュー15は、現像室13の内部の底部に現像スリーブ181の軸方向(現像幅方向)に沿ってほぼ平行に配置されている。第1搬送スクリュー15は、非磁性体で構成される回転軸15aの周りに非磁性材料で構成された撹拌翼15bをスパイラル状に設けたスクリュー構造とされる。第1搬送スクリュー15は、回転して現像室13内の2成分現像剤Dを現像室13の底部にて現像スリーブ181の軸線方向に沿って搬送する。
第2搬送スクリュー16は、第1搬送スクリュー15と同様に回転軸16aの周りに撹拌翼16bを設けたスクリュー構造とされる。第2搬送スクリュー16は、撹拌室14の内部の底部に第1搬送スクリュー15とほぼ平行に配置されている。第2搬送スクリュー16は、回転軸16aを中心として回転することにより撹拌室14内の2成分現像剤Dを第1搬送スクリュー15と反対方向に搬送する。
このような第1及び第2搬送スクリュー15、16の回転によって、2成分現像剤Dが現像室13と撹拌室14との間で循環する。現像装置1では、現像室13と撹拌室14とが鉛直方向の上下に配置されており、現像室13から撹拌室14への現像剤は連結部172を通過して上から下へ、又、撹拌室14から現像室13への現像剤は連結部171を通過して下から上へ動く。特に、撹拌室14から現像室13へは、端部に溜まった現像剤の圧力により下から上へと押し上げられるようにして現像剤が受け渡される。
更に、現像容器12の感光体ドラム28に対向した現像領域に相当する位置には開口12aがある。この開口12aに、現像スリーブ181と、トナースリーブ183と、が感光体ドラム28側に一部露出するように回転可能に配設されている。尚、この現像スリーブ181は、非磁性材料で構成され、その内部には磁界発生手段であるマグネットローラ181aが非回転状態で設置されており、このマグネットローラ181aは現像極N2と現像剤を搬送する磁極S1、N1、N3、S2を有している。
このうち同極である第1磁極N3極と第2磁極N1極は、隣り合って現像容器12の内部側に配置されており、極間に反発磁界が形成され、2成分現像剤Dに対してはバリアが形成されており、撹拌室14にて2成分現像剤Dを離すように構成されている。トナースリーブ183は、非磁性材料で形成されている。ここで、現像スリーブ181の直径は20mm、トナースリーブ183の直径は16mm、感光体ドラム28の直径は30mmとしている。
現像スリーブ181と感光体ドラム28との最近接領域を約400μmの距離とすることによって、現像部に搬送した現像剤を感光体ドラム28と接触させた状態で、現像が行なえるように設定されている。
現像スリーブ181とトナースリーブ183との最近接領域を約300μmの距離とすることによって、現像スリーブ181からトナースリーブ183への供給が行われるように設定されている。
トナースリーブ183と感光体ドラム28との最近接領域を約300μmの距離とすることによって、現像スリーブ181からトナースリーブ183への供給が行われるように設定されている。
現像スリーブ181、トナースリーブ183は、現像領域に於いては、感光体ドラム28の移動方向と順方向で移動し、周速比が感光体ドラム28に対して1.7倍となるように移動している。この周速比に関しては、0.5〜2.5倍の間で設定され、好ましくは、1.0〜2.0倍の間に設定されればよい。移動速度比は、大きくなればなるほど現像効率はアップするが、あまり大きすぎると、トナー飛散、現像剤劣化等の問題点が発生するので、上記の範囲内で設定することが好ましい。
また、穂切り部材である規制ブレード19は、現像スリーブ181の長手方向の軸線に沿って延在した板状のアルミニウムなどで形成された非磁性部材で構成され、感光体ドラム28よりも現像スリーブ181の回転方向(矢印L2方向)の上流側に配設されている。規制ブレード19は、その延長線が現像スリーブ181の中心を通り、水平面となす角度が略90°の位置に設置されている。
そして、この規制ブレード19の先端部と現像スリーブ181との間を現像剤のトナーとキャリアの両方が通過して現像領域へと送られる。尚、規制ブレード19の現像スリーブ181の表面との間隙(ギャップ)を調整することによって、現像スリーブ181上に担持した現像剤の磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像領域へ搬送される現像剤量が調整される。
本実施例では、規制ブレード19によって、現像スリーブ181上の単位面積当りの現像剤コート量を30mg/cmに規制している。なお、規制ブレード19と現像スリーブ18は、間隙を200〜1000μm、好ましくは300〜700μmに設定される。本実施例では400μmに設定した。
而して、現像スリーブ181は、現像時に矢印方向(時計方向)に回転し、規制ブレード19による磁気ブラシの穂切りによって層厚を規制された2成分現像剤Dを担持して、これを感光体ドラム28と対向した第1現像領域J1に搬送する。そして、現像スリーブ181は、感光体ドラム28上に形成された静電像に現像剤を供給して静電像を現像する。この時、現像効率、つまり、静電像へのトナーの付与率を向上させるために、現像スリーブ181とトナースリーブ183には電源から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。
本実施例では、現像スリーブに−500Vの直流電圧を、トナースリーブに−350Vの直流電圧を印加し、現像スリーブ181、トナースリーブ183ともに、ピーク・ツウ・ピーク電圧Vppが800V、周波数fが12kHzの交流電圧を印加した。しかし、直流電圧値、交流電圧波形はこれに限られるものではない。また、一般に、二成分磁気ブラシ現像法においては、交流電圧を印加すると現像効率が増して画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生し易くなる。このため、現像スリーブ18に印加する直流電圧と感光体ドラム28の帯電電位(即ち白地部電位)との間に電位差を設けることにより、かぶりを防止している。
現像スリーブ181は、その回転によって2成分現像剤Dをトナースリーブ183の近接部に運び、かつ近接部で現像スリーブ181とトナースリーブ183間でトナーTの授受を行う。その後、2成分現像剤Dは現像容器12内の撹拌室14に回収される。
トナースリーブ183に現像されたトナーTはトナースリーブ183の回転によって感光体ドラム28近傍の第2現像領域J2に向かい再現像される。よって感光体ドラム28に形成された静電像は、現像スリーブ181で感光体ドラム28に現像し、トナースリーブ183で再現像される。これにより最終現像工程において、トナースリーブ183と感光体ドラム28間に磁性キャリアによる磁気ブラシの穂が形成されない。そのため、感光体ドラム28 上に現像されたトナー像を磁気ブラシの穂の摺擦力によって乱すことがなくなるので、画像のがさつき感が少なくなり、高画質な画像を得ることが可能となる。
最終現像工程がトナースリーブ183なので画像履歴の問題の懸念があったが本実施例では画像履歴はあまり見られなかった。このことについて説明する。
図4(a)は、入力画像の平面図である。図4(b)は、出力画像の平面図である。図4(a)のようなベタ画像後にハーフトーン画像を入力した場合に、図4(b)のようにハーフトーン画像に履歴現象が現れやすい。
図5は、現像スリーブ181、トナースリーブ183、感光体ドラム28を直列的に配置した概略図である。この図を用いて、現像履歴が表れる原因について述べる。図5(a)のように、トナースリーブ183の外周面に保持されたトナーTの薄層が感光体ドラム28への現像に供される。その後、図5(b)のように、トナースリーブ183上に、トナーTが消費される部分K1と、トナーTが消費されずにそのまま残留する部分K2と、が生じる。
その後、図5(c)のように、トナースリーブ183は回転し、現像スリーブ181からトナーTを供給される。この際に新たに供給されたトナーT1と残留しているトナースリーブ183上のトナーT2では厚さ又は帯電量において差が生じ、現像性能に差が生じる。そして、図5(d)のように、次に現像領域に入るとトナースリーブ183上には現像性能に差の生じたトナーT(新たなトナーT1と残留するトナーT2が存在するので、これが画像濃度の差となって現れる。
図6は、現像スリーブ181とトナースリーブ183が感光体ドラム28に対向する配置の構成を示す本実施例の概略図である。この図6を用いて、本実施例での画像履歴が顕在化しないことについて説明する。ここでは、現像スリーブ181の移動方向(矢印L2方向)が、感光体ドラム28との対向位置にて同方向であり、トナースリーブ183の移動方向(矢印L3方向)が、感光体ドラム28との対向位置にて同方向であるものに関して以下に説明する。図6(a)に示すように、感光体ドラム28に形成された静電像は、第1現像領域J1で現像スリーブ181に保持された2成分現像剤Dから現像が行われる。
その後、図6(b)に示すように、静電像はトナーを保持したまま第2現像領域J2に向かう。その後、図6(c)に示すように、トナースリーブ183によって再現像されるが、ベタ画像部では第1現像領域J1で大部分のトナーを現像しているので現像スリーブ181から大量にトナーを供給されることがない。よって、図6(d)に示すように、現像スリーブ181からトナースリーブ183に大量に供給されことはないので、トナースリーブ183上のトナーTに厚さ又は帯電量において差が生じにくく、現像性能に差が生ない。
実施例1において2成分現像剤Dを長期にわたり使用するとわずかであるが画像履歴が見られようになった。このことについて説明する。図7を用いて説明する。
図7は、現像スリーブ181とトナースリーブ183が感光体ドラム28に対向する配置の構成において、僅かに画像履歴が見られる状況を示す実施例1の概略図である。図7(a)に示すように、感光体ドラム28に形成された静電像は、第1現像領域J1で現像スリーブ181に保持された2成分現像剤Dから現像が行われる。その後、図7(b)に示すように、現像した後の領域Z1の現像剤はほかの領域Z2の現像剤に比べてT/D比が低くなるので、現像スリーブ181上にT/D比が高い領域と低い領域が存在する。なお、T/D比は、トナーとキャリアの混合量に対するトナーの量に相当する。
その後、図7(c)に示すように、現像スリーブ181の回転によって現像剤がトナースリーブ183の近傍に移動する。そうすると、現像スリーブ181とトナースリーブ183間のトナーの授受の際に、T/D比の高い領域(領域Z2)と低い領域(領域Z1)があるので、トナースリーブ183に保持されるトナーの厚さ又は帯電量がわずかに異なる。このような厚さや帯電量の差は、現像剤が初期のころには発生せず、径時の使用によってキャリアの劣化が促進されることで引き起こる。よって、図7(d)に示すように、トナースリーブ183上のトナーに厚さ又は帯電量においてわずかに差が生じ、現像性能に差が生る。
本実施例では現像剤を長期にわたって使用しても画像履歴の発生を抑えがさつき感のない高画質の画像を得ることがでいるようにする。
図8は、実施例2に係る現像装置1の断面図である。図8に示されるように、現像領域に於いて現像スリーブ181は、感光体ドラム28の移動方向と逆方向(矢印L2方向)で移動し、トナースリーブ183は感光体ドラム28の移動方向と順方向(矢印L3方向)で移動している。
2成分現像剤Dは現像室13から現像スリーブ181に汲みあげられ規制ブレード19によって層圧を規制される。現像スリーブ181の回転によって2成分現像剤Dはトナースリーブ183の近接部に運ばれ、かつ近接部で現像スリーブ181とトナースリーブ183間でトナーTの授受が行われる。その後、2成分現像剤Dは第1現像領域J1で感光体ドラム28上に現像を行い、撹拌室14に回収される。
本実施例の画像履歴の発生を抑制する機構について、次の図9を用いて説明する。図9は、現像スリーブ181とトナースリーブ183が感光体ドラム28に対向する配置の構成において、実施例1とは現像スリーブ181の回転方向が反対方向の構成を示す実施例2の概略図である。ここでは、現像スリーブ181の移動方向は、感光体ドラム28との対向位置にて逆方向であり、トナースリーブ183の移動方向は、感光体ドラム28との対向位置にて同方向であるものに関して説明する。図9(a)に示すように、現像スリーブ181は非図示の現像室から、T/D比が一定な現像剤を汲みあげる。
その後、図9(b)に示すように、現像スリーブ181の回転によってトナースリーブ183近傍に運ばれ、現像スリーブ181とトナースリーブ183との間のトナーの授受が行われる。トナーを付与した領域Z1は、感光体ドラム28とトナースリーブ183から離れた方向(矢印L3方向)に移動する。このとき、トナースリーブ183側の面においては、現像スリーブ181の現像剤はT/D比が一定なので、トナースリーブ183上のトナー厚さ又は帯電量に差が出ない。
その後、図9(c)に示すように、現像スリーブ181の回転によって現像剤は感光体ドラム28の近傍に運ばれ現像をする。その後、図9(d)に示すように、トナーの消費の有無により生じたT/D比にムラがある現像剤は非図示の撹拌室14に回収され第2搬送スクリュー16(図8参照)によって撹拌される。感光体ドラム28の静電像はトナースリーブによって再現像されるが図9(c)の現像スリーブ181による現像によって、ベタ画像では大部分のトナーを現像しているのでトナースリーブ183から大量にトナーを供給されることがない。よってトナースリーブ183上のトナー消費のムラが起きにくいので画像履歴を発生しない。
また、最終現像工程にトナースリーブ183と感光体ドラム28間に磁性キャリアによる磁気ブラシの穂が形成されていない。そのため、感光体ドラム28 上に現像されたトナー像を磁気ブラシの穂の摺擦力によって乱すことがなくなるので、画像のがさつき感が少なくなり、実施例1と同様に高画質な画像を得ることが可能となる。
実施例1又は2の構成によれば、簡易な構成で、画像履歴の発生を抑え、画像のがさつき感をなくし、画像履歴の発生を低減させて高画質な画像を得ることができる。特に、実施例2の場合には、現像剤を長期にわたって使用しても、そのことが言える。
1 現像装置
12 現像容器
181 現像スリーブ(現像剤担持体)
28 感光体ドラム(像担持体)
183 トナースリーブ(トナー担持体)
D 2成分現像剤

Claims (5)

  1. 非磁性トナーと磁性キャリアとを有する2成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器の内部に配置されると共に像担持体に対向して配置され、表面に2成分現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像容器の内部にて前記現像剤担持体に対向して配置されると共に前記像担持体に対向して配置され、表面に非磁性トナーを担持するトナー担持体と、
    を備え、
    前記現像剤担持体から前記トナー担持体へとトナーを移動させると共に、
    前記現像剤担持体と前記トナー担持体は、前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像装置であって、
    前記トナー担持体は、前記現像剤担持体よりも前記像担持体の回転方向の下流に配置されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー担持体は、非磁性材料で形成されるスリーブであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体の移動方向は、前記像担持体との対向位置にて同方向であり、
    前記トナー担持体の移動方向は、前記像担持体との対向位置にて同方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤担持体の移動方向は、前記像担持体との対向位置にて逆方向であり、
    前記トナー担持体の移動方向は、前記像担持体との対向位置にて同方向であることを特徴とする請求項1又は請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記像担持体と、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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