JP2015107804A - 液吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】揮発の内気圧、自重、空気との交換の何れにも影響されることなく、液の適量吐出が可能である。【解決手段】液を吐出させる吐出部10と、吐出部10に供給する液を貯留する液貯蔵部を有する液吐出容器であり、吐出部10は、液を貯留する液室11と、液貯蔵部に連通し液を液室11に導入する導入通路12と、液室11の液を吐出させる吐出通路13と、吐出通路13を開閉する吐出制御弁14aと、導入通路12を開閉する導入制御弁14bを有する棒部材14と、を備え、棒部材14は、平常状態では、吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じていて、導入制御弁14bが導入通路12を開けていても、液の吐出が不可能であり、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き液の吐出を開始し、導入制御弁14bが導入通路12を閉じるまで液の吐出を続ける。【選択図】図2

Description

この発明は、育毛剤や整髪料、洗浄剤、化粧剤、美容剤等の液を貯留する液貯蔵部を有し、これらの液を適量吐出することのできる液吐出容器に関するものである。
例えば、育毛剤や化粧液等の液を、使用の度に、一定量に計量して吐出する吐出容器が用いられ、このものは、中栓に配置された円筒部を適宜上下動させて、第一弁および第二弁を交互に開閉することにより、容器本体内の内容液を計量筒部に流し込んで計量し、この計量筒部内の内容液を、注出口から注出するようにしていた(特許文献1)。
また、吐出する液を計量する計量室の供給口と吐出口を、「計量状態」から「吐出状態」への切り換わりの途中で、両方を同時に閉鎖する状態とし、これにより吐出状態時に、計量されていない液が不正に吐出されるのを阻止して、計量吐出するものがある(特許文献2)。
特開2002−337910号公報 特開2009−292507号公報
しかしながら、吐出容器内、または計量筒部、あるいは計量室内の気圧が、液に含まれるアルコール等が温度の影響によって揮発し、この揮発によって気圧が高まり液を押し出すことがある。また、液の自重により液を押し出すことがある。このような現象が生じる場合、どちらかの弁が閉じられて出口を塞ぐことになるから液が吐出しない惧れがある。
また、計量筒部、計量室内の出口が開いていても、吐出容器から計量筒部、計量室内に液を供給する供給口が塞がれていれば、計量筒部、計量室内の液の揮発だけでは液を吐出するだけの気圧が高まらないから液が吐出しないことがある。また、計量筒部、計量室内の液を吐出させるには、液と空気の入れ替えを行う必要があるが、弁が閉じられることで液と空気の入れ替えを行うことができず、液が吐出しないことがある。
この発明は、これら従来の問題点を解消し、揮発の内気圧、自重、空気との交換の何れにも影響されることなく、液の適量吐出が可能である液吐出容器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、液を吐出させる吐出部と、前記吐出部に供給する液を貯留する液貯蔵部を有する液吐出容器であり、
前記吐出部は、
液を貯留する液室と、
前記液貯蔵部に連通し液を前記液室に導入する導入通路と、
前記液室の液を吐出させる吐出通路と、
前記吐出通路を開閉する吐出制御弁と、前記導入通路を開閉する導入制御弁を有する棒部材と、を備え、
前記棒部材は、
平常状態では、前記吐出制御弁が前記吐出通路を閉じていて、前記導入制御弁が前記導入通路を開けていても、液の吐出が不可能であり、
押し上げにより移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き液の吐出を開始し、前記導入制御弁が前記導入通路を閉じるまで液の吐出を続けることを特徴とする液吐出容器である。
請求項2に記載の発明は、前記吐出部に蓋をするキャップを備え、
前記キャップが前記吐出部の蓋をした状態では、
前記棒部材を押し上げにより移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き、前記導入制御弁が前記導入通路を閉じるまでの間、液の吐出が続けられる状態を維持し、
前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き、液の吐出が続けられる状態であっても前記キャップにより液の吐出が不可能であり、
前記キャップが前記吐出部の蓋を外した状態では、
前記棒部材が押し上げと反対方向に移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を閉じ、前記導入制御弁が前記導入通路を開き、
前記平常状態とすることを特徴とする請求項1に記載の液吐出容器である。
請求項3に記載の発明は、
前記棒部材は、
液を吐出させる溝部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液吐出容器である。
請求項4に記載の発明は、
前記棒部材は、
先端部に、ブラシ又は刷毛を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液吐出容器である。
請求項5に記載の発明は、
前記吐出制御弁は、液を溜める凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液吐出容器である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、棒部材は、平常状態では、吐出制御弁が吐出通路を閉じていて、導入制御弁が導入通路を開けていても、液の吐出が不可能であり、押し上げにより移動して吐出制御弁が吐出通路を開き液の吐出を開始し、導入制御弁が導入通路を閉じるまで液の吐出を続けることで、揮発の内気圧、自重、空気との交換の何れにも影響されることなく、液の適量吐出が可能である。
請求項2に記載の発明では、キャップが吐出部の蓋をした状態では、棒部材を押し上げにより移動して吐出制御弁が吐出通路を開き、導入制御弁が導入通路を閉じるまでの間、液の吐出が続けられる状態を維持し、吐出制御弁が吐出通路を開き、液の吐出が続けられる状態であってもキャップにより液の吐出が不可能である。使用するために、キャップを取り外し、吐出部の蓋を外した状態にすると、棒部材が押し上げと反対方向に移動して吐出制御弁が吐出通路を閉じ、導入制御弁が導入通路を開き、平常状態とする。
請求項3に記載の発明では、棒部材は、液を吐出させる溝部を有することで、簡単な構造で液を円滑に流れるようにして吐出させることができる。
請求項4に記載の発明では、棒部材は、先端部に、ブラシ又は刷毛を有することで、ブラシ又は刷毛によって液を塗布することができる。
請求項5に記載の発明では、吐出制御弁は、液を溜める凹部を有することで、凹部に液が溜まり、塗布開始時にすぐに液を吐出させることができる。
第1の実施の形態の液吐出容器を示す斜視図である。 吐出部を示す断面図である。 他の吐出部を示す断面図である。 他の吐出部を示す断面図である。 他の吐出部を示す断面図である。 他の吐出部を示す断面図である。 他の吐出部を示す断面図である。 第2の実施の形態の液吐出容器を示す斜視図である。 第3の実施の形態の吐出部を示す断面図である。 第4の実施の形態の吐出部を示す断面図である。 第5の実施の形態の吐出部を示す断面図である。 第6の実施の形態の棒部材と頭皮刺激部材の配置を示す図である。 第7の実施の形態の液吐出容器を示す図である。 第8の実施の形態の液吐出容器を示す斜視図である。 吐出部を示す断面図である。 液吐出容器の使用状態を示す図である。 液吐出容器の使用状態を示す図である。
以下、この発明の液吐出容器の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。この液吐出容器は、育毛剤や整髪料、洗浄剤、化粧剤、美容剤等の液を貯留しており、これらの液を適量吐出するものである。
(第1の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、図1に示すように構成され、図1(a)はキャップを外した状態を示し、図1(b)はキャップを閉じた状態を示す。この液吐出容器1は、吐出部10、液貯蔵部20を有し、この液貯蔵部20に吐出部10が螺着して取り付けられている。この吐出部10には、棒部材14が備えられ、この棒部材14を押し上げることによって液が吐出される。液としては、育毛剤や整髪料、洗浄剤、化粧剤、美容剤等が用いられる。液貯蔵部20は、液を貯留しており、吐出部10に液を供給する。この吐出部10、液貯蔵部20及びキャップ30は、合成樹脂により形成されているが、ガラスで形成してもよい。また、この実施の形態では、吐出部10が1個設けられているが、これに限らず複数個設けてもよい。
この実施の形態の吐出部10は、図2に示すように構成され、図2(a)はキャップを閉じた状態を示し、図2(b)はキャップを開いた状態を示し、図2(c)は使用時に液が吐出する状態を示し、図2(d)は使用時に液が吐出しない状態を示す。この吐出部10は、液を貯留する液室11、導入通路12、吐出通路13を有する。導入通路12は、液貯蔵部20に連通しており、液を液室11に導入し、吐出通路13は、液室11の液を吐出させる。吐出部10に備えられる棒部材14は、吐出通路13を開閉する吐出制御弁14aと、導入通路12を開閉する導入制御弁14bを有し、付勢手段15によって吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開くように付勢する。導入制御弁14bは、棒部材14の後端部を小径にして形成したテーパ部によって構成される。
キャップ30は、吐出部10に蓋をした状態では、キャップ30が棒部材14を押し上げるため、この押し上げにより棒部材14が移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を閉じる(図2(a))。使用時にキャップ30を取り外し、吐出部10の蓋を外した状態にすると、棒部材14が付勢手段15によって押し上げと反対方向に移動し、吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、平常状態とする(図2(b))。この平常状態では、棒部材14は、吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、液貯蔵部20から液が導入通路12を通り液室11に導入される。この液は、吐出通路13から吐出不可能であり、液室11に溜まる。
育毛剤や整髪料などを頭部に塗布するなどの使用時には、棒部材14の先端部を頭部に当てることで、棒部材14は押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き液室11の液の吐出を開始し、導入制御弁14bが導入通路12を閉じるまで液の吐出を続ける(図2(c))。導入制御弁14bが導入通路12を閉じると、吐出制御弁14aが吐出通路13を開いているが、液貯蔵部20から液が導入通路12を通り液室11に導入されることがないから、液室11の液は吐出通路13から吐出することはない(図2(d))。
このように、棒部材14は、平常状態では、吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、液の吐出が不可能であり、使用時に、棒部材14が押し上げにより移動すると、吐出制御弁14aが吐出通路13を開き液の吐出を開始し、導入制御弁14bが導入通路12を閉じるまで液の吐出を続け、この開始から閉じるまでで吐出量が決まる。したがって、揮発の内気圧、自重、空気との交換の何れにも影響されることなく、液の適量吐出が可能である。
棒部材14は、図3乃至図5のように構成することができる。図3の実施の形態の導入制御弁14bは、棒部材14の後端部に形成した鍔部によって構成され、図4の実施の形態の導入制御弁14bは、棒部材14の軸部を大形にして後端部が導入通路12を閉じる構成である。
図5(a)の実施の形態の棒部材14は、樹脂成形であり、先端部が球面状であり、図5(b)の実施の形態の棒部材14は、先端部に液を吐出させる溝部14cを有し、この溝部14cにより、液を吐出させことで、簡単な構造で液を円滑に流れるようにして吐出させることができる。図5(c)の実施の形態の棒部材14は、先端部に、ブラシ又は刷毛14dを有し、このブラシ又は刷毛14dによって液を塗布することができる。図5(d)の実施の形態のブラシ又は刷毛14dは樹脂棒状であり、図5(e)の実施の形態のブラシ又は刷毛14dは樹脂棒状先端に玉が形成されたものである。また、ブラシ又は刷毛14dは、樹脂毛、豚毛、樹脂毛と豚毛を混合させたものなどが用いられる。
次に、吐出部10に蓋をするキャップ30を備え、このキャップ30によって吐出部10の蓋をした状態を、図6に基づいて説明する。
図6(a)の実施の形態では、キャップ30は、吐出部10の蓋をした状態で、棒部材14を押し上げる。棒部材14は、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を閉じ、キャップ30の凸部30aが吐出通路13を閉じる。キャップ30を吐出部10から取り外し、この蓋を外した状態では、棒部材14が押し上げと反対方向に移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、平常状態とする。
図6(b)の実施の形態は、図6(a)の実施の形態と同様に構成されるが、キャップ30の凹部30bが棒部材14の先端部の大径に形成された部分14eを押し、この部分14eが吐出通路13を閉じ、平常状態とする。
図6(c)の実施の形態は、図6(a)の実施の形態と同様に構成されるが、キャップ30の凹部30bが棒部材14の先端部を押す。棒部材14は、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を開いたままであるが、凹部30bの周辺部分30cが吐出通路13を閉じ、平常状態とする。
図6(d)の実施の形態は、図6(a)の実施の形態と同様に構成されるが、キャップ30が棒部材14の先端部を押す。棒部材14は、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を閉じ、キャップ30が吐出通路13を閉じ、平常状態とする。
このように、キャップ30が吐出部10の蓋をした状態では、棒部材14を押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を閉じるまでの間、液の吐出が続けられる状態を維持し、吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、液の吐出が続けられる状態であってもキャップ30により液の吐出が不可能である。キャップ30が吐出部10の蓋を外した状態では、棒部材14が押し上げと反対方向に移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、平常状態とする。
次に、吐出部10に蓋をするキャップ30を備え、このキャップ30によって吐出部10に蓋をする他の実施の形態を、図7に基づいて説明する。
この実施の形態では、吐出制御弁14aに液を溜める凹部14fが形成され、この凹部14fの凹みは吐出側に向いている。キャップ30によって吐出部10に蓋をした状態では、棒部材14を押し上げる。棒部材14は、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き、導入制御弁14bが導入通路12を閉じ、キャップ30が吐出通路13を閉じる。このキャップ30によって吐出部10に蓋をした状態で、キャップ30を下側に向けると、液室11に溜まっている液が凹部14fに入り込み溜まる(図7a)。
液を塗布するために、キャップ30を吐出部10から取り外すと、この蓋を外した状態では、棒部材14が押し上げと反対方向に移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じ、導入制御弁14bが導入通路12を開き、平常状態となる(図7b)。この平常状態で吐出部10を上方に向けると、液室11に溜まっている液は、導入通路12から流下して液貯蔵部20内に戻されるが、凹部14fに溜まっている液は流下することはない。
液を塗布するときに、吐出部10を上方に向けて頭部に棒部材14を押し付けると、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き液の吐出を開始する(図7c)。この開始時に、液貯蔵部20から液が導入通路12から流下して液室11に入り込むが、この液室11から液が吐出通路13から吐出には時間がかかるが、凹部14fに溜まっている液が吐出通路13から吐出するから塗布使用時まで時間がかからず、すぐに液を吐出させることができる。
(第2の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、図8に示すように構成され、図8(a)は棒部材14の周囲に頭皮刺激部材50を複数の円状に配置し、棒部材14を頭皮刺激部材50より高くした実施の形態であり、図8(b)は棒部材14の両側に平行して頭皮刺激部材50を1個の円状に配置し、棒部材14を頭皮刺激部材50より高くした実施の形態であり、図8(c)は棒部材14の両側に平行して頭皮刺激部材50を1個の円状に配置し、棒部材14と頭皮刺激部材50を同じ高さにした実施の形態である。
この頭皮刺激部材50は、液を塗布する際に頭皮に接して刺激を与える構成であり、この実施の形態の頭皮刺激部材50は、吐出部10に一体に形成されている。棒部材14が、押し上げにより移動して液を吐出させる際に、頭皮刺激部材50が、頭皮に接して刺激し、液を毛髪や頭、顔の皮膚の必要とする場所へ適量塗布することができ、かつ頭皮に接して刺激を与えることが可能である。このようにして、頭皮、毛の生え際に液を直接塗布して地肌に擦り込み、液を散らしながら肌表面を刺激し、かつマッサージするなどを行う。
図8(a)及び図8(b)の実施の形態では、棒部材14を頭皮刺激部材50より高くした構成であり、図8(c)の実施の形態では、棒部材14と頭皮刺激部材50を同じ高さにした構成であり、頭皮刺激部材50は吐出部10とは別体としたものでもよく、例えばゴム棒、樹脂ブラシ、繊維ブラシなどで成形され、棒部材14を押し上げるときに頭皮刺激部材50が曲がり、液を吐出することができ、しかも頭皮刺激部材50が、液を掃くようにして散らし、頭皮に接して刺激し、液を毛髪や頭、顔の皮膚の必要とする場所へ適量塗布することができ、かつ頭皮に接して刺激を与えることが可能である。
(第3の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、第2の実施の形態と同様に構成されるが、図9に示すように、頭皮刺激部材50をブラシで構成し、台座51に取り付けられている。このブラシは、多孔質、繊維質、焼結質などで成形されるが、ブラシに代えて刷毛としてもよい。
この棒部材14が、押し上げにより移動して吐出通路13を開き、吐出通路13から液を吐出させる際に、頭皮刺激部材50が頭皮に接して刺激することができる。棒部材14は、押し上げにより移動して吐出制御弁14aが吐出通路13を開き液の吐出を開始し、導入制御弁14bが導入通路12を閉じるまで液の吐出を続け、液を毛髪や頭、顔の皮膚の必要とする場所への適量塗布が可能である(図9(b))。この棒部材14の押し上げを解除すると、付勢手段15によって棒部材14の吐出制御弁14aが吐出通路13を閉じるために、液は吐出しない(図9(a))。
(第4の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、第3の実施の形態と同様に構成されるが、図10に示すように、棒部材14にブラシ部材41が設けられ、このブラシ部材41は、多孔質、繊維質、焼結質などで成形される。また、棒部材14には、吐出制御弁14aと導入制御弁14bが設けられ、さらに液導入溝14hが形成され、液導入溝14hによって液室11に液を容易に導入することができるようになっている。また、ブラシ部材41を取り付けることに代えて、多孔質、繊維質、焼結質などで成形した棒を取り付けるようにしてもよい。棒部材14にブラシ部材41で構成し、このブラシ部材は、多孔質、繊維質などで成形することで、液が棒部材14に含侵され、この棒部材14を押すことで含侵した液が流下し、塗布される。
(第5の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、第4の実施の形態と同様に構成されるが、図11に示すように、棒部材14が樹脂で一体に成形されている。
(第6の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、第1の実施の形態乃至第5の実施の形態と同様に構成されるが、図12に示すように、棒部材14と頭皮刺激部材50が配置される。
図12(a)の実施の形態では、棒部材14を中心に円状に頭皮刺激部材50が複数個配置され、図12(b)の実施の形態では、棒部材14を中心に2重の円状に頭皮刺激部材50が複数個配置され、図12(c)の実施の形態では、棒部材14を中心に楕円状に頭皮刺激部材50が複数個配置され、図12(d)の実施の形態では、棒部材14を中心に円状に頭皮刺激部材50が複数個配置され、さらに外側に円弧状に頭皮刺激部材50が複数個配置され、図12(e)の実施の形態では、棒部材14を中心に両側に2列に頭皮刺激部材50が複数個配置され、図12(f)の実施の形態では、棒部材14を中心に両側に2列に頭皮刺激部材50が配置され、図12(g)の実施の形態では、棒部材14を中心に円状に頭皮刺激部材50が配置される。
棒部材14及び頭皮刺激部材50は、樹脂、多孔質、繊維質、焼結質などの材料で成形され、これらの組み合わせは特に限定されず、使用目的に応じて選択できる。また、棒部材14と頭皮刺激部材50の形態も棒状、ブラシ状を使用目的に応じて組み合わせて使用することができる。
(第7の実施の形態)
この実施の形態の吐出部10は、第1の実施の形態乃至第6の実施の形態と同様に構成されるが、図13に示すように、吐出部10を市販の液塗布用具100に取り付けて使用する。
市販の液塗布用具100は、図13(a)に示すように、栓蓋101に形成されている吐出口102から液を塗布するように構成されている。この市販の液塗布用具100の使用は、栓蓋101側を下方にした逆立て状態で、液塗布用具100ごと上下に振って吐出口102から液を吐出させるから液の塗布量が一定ではない。また、髪の上から塗布するために髪の毛が濡れ、そして頭皮にかかるなどの問題があるために、栓蓋101を外して第1の実施の形態乃至第6の実施の形態の吐出部10を取り付けて使用する(図13(b),(c))。
(第8の実施の形態)
この実施の形態の液吐出容器1は、吐出部10が第1の実施の形態乃至第7の実施の形態と同様に構成されるが、図14に示すように、液貯蔵部20の塗布側を屈曲し、この屈曲した部分20aに吐出部10が取り付けられている。
この屈曲した部分20aには、図15(a)及び図15(b)に示すように、仕切り壁15a,15bが設けられ、吐出部10より液貯蔵部20を上方にするとき液貯蔵部20から液を吐出部10に供給し、一方吐出部10に液を供給した状態から吐出部10より液貯蔵部20を下方にしても仕切り壁15a,15bが液を吐出部10に溜めることが可能になっている。
図15(a)の実施の形態では、仕切り壁15aの壁面が棒部材14の軸線方向に対して平行になるように配置され、図15(b)の実施の形態では、仕切り壁15bの壁面が棒部材14の軸線方向に対して交差するように配置される。
次に、この実施の形態の液吐出容器1の使用を、図16及び図17に基づいて説明する。図16の実施の形態では、液を塗布する際には、正立させた状態から(図16(a))、吐出部10より液貯蔵部20を上方にすると、このとき液貯蔵部20から液が吐出部10に供給され、液を塗布する(図16(b))。塗布するときには、吐出部10に液を供給した状態から吐出部10より液貯蔵部20を下方にしても、液吐出容器1が傾いていれば、仕切り壁15aによって液を吐出部10に溜めることが可能である。したがって、再度使用する際には、液が吐出部10に溜っていることから迅速に液を塗布することができる(図16(c))。使用後に正立させると、仕切り壁15aによって液を吐出部10に溜めることができず、液貯蔵部20に戻る(図16(d))。
図17の実施の形態では、図16の実施の形態と同様にして使用されるが(図17(a)、(b))、液吐出容器1が傾いていれば、仕切り壁15bによって液を吐出部10に溜めることが可能であり、再度使用する際には、液が吐出部10に溜っていることから迅速に液を塗布することができるが(図17(c))、使用後に正立させても仕切り壁15bによって液を吐出部10に溜めることが可能である(図17(d))。
この発明は、育毛剤や整髪料、洗浄剤、化粧剤、美容剤等の液を貯留する液貯蔵部を有し、これらの液を適量吐出することのできる液吐出容器に適用でき、揮発の内気圧、自重、空気との交換の何れにも影響されることなく、液の適量吐出が可能である。
1 液吐出容器
10 吐出部
11 液室
12 導入通路
13 吐出通路
14 棒部材
14a 吐出制御弁
14b 導入制御弁
14c 溝部
14d ブラシ又は刷毛
14e 大径に形成された部分
14f 凹部
15 付勢手段
20 液貯蔵部
30 キャップ
30a 凸部
30b 凹部
30c 周辺部分
50 頭皮刺激部材
51 台座

Claims (5)

  1. 液を吐出させる吐出部と、前記吐出部に供給する液を貯留する液貯蔵部を有する液吐出容器であり、
    前記吐出部は、
    液を貯留する液室と、
    前記液貯蔵部に連通し液を前記液室に導入する導入通路と、
    前記液室の液を吐出させる吐出通路と、
    前記吐出通路を開閉する吐出制御弁と、前記導入通路を開閉する導入制御弁を有する棒部材と、を備え、
    前記棒部材は、
    平常状態では、前記吐出制御弁が前記吐出通路を閉じていて、前記導入制御弁が前記導入通路を開けていても、液の吐出が不可能であり、
    押し上げにより移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き液の吐出を開始し、前記導入制御弁が前記導入通路を閉じるまで液の吐出を続けることを特徴とする液吐出容器。
  2. 前記吐出部に蓋をするキャップを備え、
    前記キャップが前記吐出部の蓋をした状態では、
    前記棒部材を押し上げにより移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き、前記導入制御弁が前記導入通路を閉じるまでの間、液の吐出が続けられる状態を維持し、
    前記吐出制御弁が前記吐出通路を開き、液の吐出が続けられる状態であっても前記キャップにより液の吐出が不可能であり、
    前記キャップが前記吐出部の蓋を外した状態では、
    前記棒部材が押し上げと反対方向に移動して前記吐出制御弁が前記吐出通路を閉じ、前記導入制御弁が前記導入通路を開き、
    前記平常状態とすることを特徴とする請求項1に記載の液吐出容器。
  3. 前記棒部材は、
    液を吐出させる溝部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液吐出容器。
  4. 前記棒部材は、
    先端部に、ブラシ又は刷毛を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液吐出容器。
  5. 前記吐出制御弁は、液を溜める凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液吐出容器。
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