JP2015106892A - 通信システム - Google Patents

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鈴木 孝
Takashi Suzuki
孝 鈴木
真登 北
Masataka Kita
真登 北
康雄 竹内
Yasuo Takeuchi
康雄 竹内
吉田 宏
Hiroshi Yoshida
宏 吉田
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Abstract

【課題】より通信性能が高い通信システムを提供する。【解決手段】第1の磁界を出力する出力装置と、第2の磁界を出力し前記第2の磁界を用いて外部装置との間で通信を行う通信装置と、を備え、前記出力装置と前記通信装置とは、少なくとも前記第1の磁界および前記第2の磁界それぞれの一部が重なり合うように配置された、通信システムが提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、通信システムに関する。
近日、外部機器からデータを受信する通信装置を備えた通信システムに関する技術として様々な技術が開示されている。例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグに記録されたデータをリーダによって読み取る通信システムに関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−56772号公報
しかしながら、より通信性能が高い通信システムが提供されることが望ましい。
本開示によれば、第1の磁界を出力する出力装置と、第2の磁界を出力し前記第2の磁界を用いて外部装置との間で通信を行う通信装置と、を備え、前記出力装置と前記通信装置とは、少なくとも前記第1の磁界および前記第2の磁界それぞれの一部が重なり合うように配置された、通信システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、より通信性能が高い通信システムが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
一般的な通信システムを示す概略図である。 一般的な通信装置を示す回路構成図である。 一般的な外部装置を示す回路構成図である。 外部装置における動作モードの遷移例を示す図である。 通信装置および外部装置の距離と外部装置において検出される磁界強度との関係の例を示す図である。 一般的な技術において通信装置からの磁界検出から通信装置からのポーリング受信までの平均時間の測定結果を示す図である。 一般的な技術において通信装置の端部に外部装置を載置した場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。 一般的な技術において通信装置の端部に外部装置を載置して搖動させた場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。 本開示の実施形態に係る通信システムを示す概略構成図である。 本開示の実施形態に係る出力装置を示す回路構成図である。 本開示の実施形態において出力装置からの磁界検出から通信装置からのポーリング受信までの平均時間の測定結果を示す図である。 本開示の実施形態に係る通信システム1において通信装置および出力装置の間に外部装置を載置した場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。 本開示の実施形態に係る通信システムにおいて通信装置および出力装置の間に外部装置を載置して搖動させた場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。 第1の手法を採用した場合における通信システムの動作例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.一般的な通信システムの概要
2.一般的な通信装置の構成
3.一般的な外部装置の構成
4.本開示の実施形態の概要
5.本開示の実施形態の詳細
6.むすび
[1.一般的な通信システムの概要]
まず、図1を参照して、一般的な通信システムの概略構成について説明する。図1は、一般的な通信システムを示す概略図である。
図1に示すように、一般的な通信システムは、通信装置10と、外部装置20とが非接触通信するためのシステムである。非接触通信は、所定周波数(例えば、13.56MHz、4.915MHz)の高周波磁界を媒体として用いた近距離無線通信(Near Field Communication:NFC)であってよい。この非接触通信は、例えば、通信距離が2mm程度までの密着型(国際規格:ISO/IEC10536)、数cm〜10cm程度の近接型(国際規格:ISO/IEC14443)、50cm〜1m程度の近傍型(国際規格:ISO/IEC15693)のNFCを含む。
なお、以下の説明では、外部装置20として、非接触ICカードを用いる例について説明するが、外部装置20はかかる例に限定されない。外部装置20は、非接触通信回路とアンテナコイルを用いた非接触通信機能を備えた装置であれば、例えば、RFIDタグ、携帯端末(例えば、携帯型音楽/映像プレーヤ、携帯型ゲーム機、ICレコーダ、PDA)、ゲーム機、撮像装置(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ)、電子財布、パーソナルコンピュータなど、任意の電子機器に適用できる。
図1に示すように、通信装置10は、外部装置20と非接触通信することで、外部装置20からデータを読み出したり、外部装置20にデータを書き込んだりするための装置である。かかる通信装置10は、外部装置20と非接触通信するためのアンテナ11と、アンテナ11に接続された基板12とを備えている。アンテナ11は、例えば、金属製のアンテナコイルからなるループアンテナであり、RF信号となり得る電磁界Mを発生させる。
通信装置10は、制御装置50(ホスト装置)と有線接続されるとともに、交流電源、バッテリなどの外部電源にも接続されている。通信装置10は、制御装置50により制御され、外部電源からの電力を用いて通信動作を行う。外部装置20の用途の多様化に伴って、通信装置10が搭載される制御装置50(ホスト装置)の種類も多様化している。制御装置50は、例えば、自動改札機、店舗に設置される会計装置、入退室管理装置、パーソナルコンピュータ、情報家電、携帯端末、各種の商品や乗車券用の自動販売機、POS端末、キオスク端末、金融機関のATMなど、様々な端末装置として利用される。なお、通信装置10は、これらの制御装置50に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。
外部装置20は、ユーザが携帯可能な大きさを有するカード型の非接触通信装置であってもよい。外部装置20は、薄型のカード外装内に、通信装置10と非接触通信するためのアンテナ21と、所定の演算処理を実行可能な集積回路(IC)が搭載されたICチップ22とを備えている。外部装置20のアンテナ21も、通信装置10のアンテナ11と同様、例えば、金属製のアンテナコイルからなるループアンテナである。
かかる外部装置20は、通信装置10との間で、電磁波を用いて非接触通信することが可能である。従って、外部装置20を、通信装置10の通信可能範囲内(通信装置10が発する電磁波の有効範囲内)に位置づける、即ち、外部装置20を通信装置10にかざすだけで、通信装置10は外部装置20内のデータを読み書きすることができる。かかる外部装置20は、通信装置10にかざすだけでデータ通信できるので使い易く、迅速にデータを送受信でき、改造・変造しにくいため安全性が高く、データを書き換えることでカード自体を何度も再利用可能であるといった利点がある。そのため、外部装置20の用途は多様化しており、例えば、電子マネーカード、交通機関カード、個人認証用カード、ポイントカード、クーポンカード、電子チケットカード、電子決済カードなどに用いられている。
上記通信装置10と外部装置20との間で行われる非接触通信は、例えば数cm〜10cm程度の近接無線通信である。かかる非接触通信は、例えば、キャリア(搬送波)として所定周波数(例えば13.56MHz)の周波数帯を利用し、212kbpsの通信速度で行われ、副搬送波を使用しない対称通信である。また、変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)変調方式、符号化方式としては、例えばマンチェスター符号化方式を使用できる。このような非接触通信によって、例えば、通信装置10が制御装置50からの命令に従って外部装置20に対して各種のコマンドを発行し、外部装置20がこのコマンドに対して応答する方式でトランザクションが繰り返され、所定のサービスに関する情報が送受信される。
ここで、通信装置10と外部装置20との間の非接触通信動作について説明する。まず、通信装置10の基板12は、例えば13.56MHzの高周波電磁波からなるキャリアを送信データで変調し、該変調したキャリアを、アンテナ11を用いて送信する。ここで、送信データは、通信装置10から外部装置20に送信されるデータ(第1のデータ)であり、例えば、各種のコマンドやサービスデータである。
次いで、外部装置20のICチップ22は、通信装置10から送信されたキャリアをアンテナ21で受信し、当該アンテナ21に誘起した受信電圧の直流成分を駆動電圧として利用し、受信電圧の交流成分を送信データとして取り出す。そして、外部装置20のICチップ22は、この送信データに基づいて所定の処理を行い、通信装置10に返信する返信データを生成する。ここで、返信データは、外部装置20から通信装置10に返信されるデータ(第2のデータ)であり、例えば、各種のコマンドやサービスデータである。
さらに、外部装置20のICチップ22は、該返信データに基づいてアンテナ21のインピーダンス(負荷)を変化(例えばオン/オフ)させる負荷変調を行う。この結果、外部装置20のアンテナ21に流れる電流によって反磁界が発生し、該反磁界は、通信装置10のアンテナ11内を通過すると、電流に変換され、アンテナ11に流れる電流に重畳される。通信装置10の基板12は、当該アンテナ11に流れる電流の微細な変化を検波することで、外部装置20からの返信データを得ることができる。
このように、外部装置20は、通信装置10から発生されるキャリアの電磁界を電力に変換して電源として利用するとともに、アンテナ21を用いた負荷変調により、通信装置10に対して応答信号(返信データ)を返信する。このため、外部装置20は、電源を具備していなくとも、通信装置10と通信することが可能である。
[2.一般的な通信装置の構成]
次に、図2を参照して、一般的な通信装置10および外部装置20それぞれの構成について詳細に説明する。図2は、一般的な通信装置10を示す回路構成図である。また、図3は、一般的な外部装置20を示す回路構成図である。
まず、通信装置10の構成について説明する。図2に示すように、通信装置10は、概略的にはアンテナ11と基板12とを備える。
アンテナ11は、例えば、RF信号を送受信するためのループアンテナで構成され、所定のインダクタンスを有するコイルL3(インダクタ)と、所定の静電容量を有するキャパシタC3を備える。アンテナ11は、キャリア信号生成部13が生成したキャリア信号に応じたキャリアを外部装置20に送信し、外部装置20からの応答信号を受信する。図2の例のアンテナ11は、コイルL3とキャパシタC3とからなる共振回路で構成されているが、さらに抵抗Rを備えてもよい。
次に、通信装置10の基板12の各部について説明する。基板12は、キャリア信号生成部13と、復調部14と、制御/データ処理部15と、記憶部16を備える。
キャリア信号生成部13は、制御/データ処理部15からのキャリア信号生成命令を受け、該命令に応じたキャリア信号を生成する。図2の例では、キャリア信号生成部13は、発振器133からのキャリア信号を送信データでASK変調する変調回路131と、該変調回路131から出力されたキャリア信号を増幅する増幅回路132とを含んで構成されている。なお、キャリア信号生成部13が生成するキャリア信号には、例えば、外部装置20に対する各種処理命令や処理するデータ(送信データ)を含めることができる。
復調部14は、例えば、アンテナ11のアンテナ端における電圧の振幅変化を包絡線検波し、検波した信号を増幅器により2値化することによって、外部装置20からの応答信号を復調する。なお、復調部14は、例えば、アンテナ11のアンテナ端における電圧の位相変化を用いて応答信号を復調することもできる。なお、図2では示していないが、アンテナ11と復調部14との間にフィルタリングを行うためのフィルタ回路を設けてもよい。
制御/データ処理部15は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などの演算処理装置で構成される。制御/データ処理部15は、例えば、制御装置50と接続されており、制御装置50からの指示に応じて、通信装置10の各種動作を制御する。また、制御/データ処理部15は、復調部14が復調したデータを制御装置50へ送信し、また、該データに基づいてキャリア信号生成命令を生成する。
記憶部16は、制御/データ処理部15を動作させるためのプログラム、制御装置50や外部装置20から取得したデータ、制御/データ処理部15によって演算されたデータなどといった各種データを記憶する。記憶部16は、例えば、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、フラッシュメモリ(flash memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)とを備える。ROMは、制御/データ処理部15が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAMは、制御/データ処理部15により実行されるプログラム、演算結果、実行状態などのデータを一時記憶する。不揮発性メモリは、非接触通信を用いた各種サービスに関するデータなどを保存する。
なお、通信装置10は、制御装置50などの外部装置と接続するための不図示のインターフェースを備えている。該インターフェースは、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)や、ネットワーク端子などである。
[3.一般的な外部装置の構成]
次に、図3を参照して、外部装置20の構成について説明する。図3に示すように、外部装置20は、概略的にはアンテナ21とICチップ22とを備える。
アンテナ21は、RF信号を送受信するためのループアンテナで構成され、所定のインダクタンスを有するコイルL1(インダクタ)と、所定の静電容量を有するキャパシタC1を備える。このように、図3の例のアンテナ21は、コイルL1とキャパシタC1とからなる共振回路で構成されているが、さらに抵抗Rを備えてもよい。該アンテナ21は、キャリアの受信に応じて電磁誘導により誘起電圧を生じさせ、所定の共振周波数で誘起電圧を共振させた受信電圧を出力する。ここで、アンテナ21における共振周波数は、例えば、13.56MHzなどキャリアの周波数に合わせて設定される。かかる構成のアンテナ21は、通信装置10からキャリアを受信する。また、アンテナ21は、ICチップ22の負荷変調部29による負荷変調によって、応答信号を通信装置10に送信する。通信装置10は、当該負荷変調によって生じるアンテナ21のインピーダンスの変化を、外部装置20からの応答信号として検出する。
次に、外部装置20のICチップ22の各部について説明する。ICチップ22は、キャリア検出部23と、整流部24と、レギュレータ25と、復調部26と、データ処理部27と、記憶部28と、負荷変調部29とを備える。なお、図3では示していないが、ICチップ22は、例えば、過電圧や過電流がデータ処理部27に印加されることを防止するための保護回路(図示せず。)をさらに備えてもよい。該保護回路としては、例えば、ダイオード等で構成されたクランプ回路を用いることができる。
キャリア検出部23は、アンテナ21から伝達される受信電圧に基づいて、例えば矩形の検出信号を生成し、当該検出信号をデータ処理部27へ伝達する。データ処理部27は、上記検出信号をデータ処理のための処理クロックとして用いる。ここで、上記検出信号は、アンテナ21から伝達される受信電圧に基づくものであるので、通信装置10から送信されるキャリアの周波数と同期することとなる。従って、外部装置20は、キャリア検出部23を備えることによって、各種の処理を通信装置10と同期して行うことができる。
整流部24は、例えば、上記コイルL1に直列接続されるダイオードD1と、コイルL1に並列接続されるキャパシタC2とを含んで構成される。該整流部24は、アンテナ21で受信したキャリアの受信電圧を整流する。レギュレータ25は、整流部24により整流された受信電圧を平滑、定電圧化し、駆動電圧としてデータ処理部27に出力する。このように、レギュレータ25は、該受信電圧の直流成分から、データ処理部27の駆動電圧を生成する。
復調部26は、乗算器261およびLPF(Low Pass Filter)262を用いて、整流部24により整流された受信電圧に基づいて、通信装置10から送信されたキャリア信号を復調して、該キャリア信号に含まれる送信データ(例えば、ハイレベルとローレベルとの2値化されたデータ信号)を出力する。このように、復調部26は、当該受信電圧の交流成分に基づいて、通信装置10から送信されたキャリアに含まれる送信データを得る。
データ処理部27は、例えば、MPUなどの演算処理装置で構成される。データ処理部27は、レギュレータ25から出力される駆動電圧を電源として駆動し、復調部26において復調されたデータを処理する。また、データ処理部27は、処理結果に応じて、通信装置10に応答信号(返信データ)を送信するために、負荷変調部29による負荷変調を制御するための制御信号を生成して、負荷変調部29に出力する。
記憶部28は、データ処理部27を動作させるためのプログラム、通信装置10から取得したデータ、データ処理部27によって演算されたデータなどといった各種データを記憶する。記憶部28は、例えば、ROMと、RAMと、不揮発性メモリとを備える。ROMは、データ処理部27が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAMは、データ処理部27により実行されるプログラム、演算結果、実行状態などのデータを一時記憶する。不揮発性メモリは、非接触通信を用いた各種サービスに関するデータなどを保存する。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などが用いられる。
負荷変調部29は、外部装置20から通信装置10に対する応答信号に応じて、アンテナ21の負荷(インピーダンス)を変化させる負荷変調を行う。ここで、負荷変調は、外部装置20が通信装置10に、返信データを表す応答信号を送信するために、外部装置20がアンテナ21のインピーダンス(負荷)を選択的に変化させる変調方式である。
詳細には、負荷変調部29は、例えば、アンテナ21の共振回路と並列に接続される負荷ZとスイッチSW1を備える。負荷Zは、例えば、所定の抵抗値を有する抵抗で構成される。また、スイッチSW1は、例えば、pチャネル型のMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)や、nチャネル型のMOSFETで構成される。負荷変調部29は、データ処理部27からの制御信号に基づき、スイッチSW1を用いて負荷Zをオン/オフする。これにより、アンテナ21のコイルL1に流れる電流が変化するため、電磁誘導により該アンテナ21から反磁界が発生する。かかる反磁界により、外部装置20から通信装置10に応答信号(返信データ)が送信される。通信装置10は、当該反磁界の影響によってアンテナ11のアンテナ端に生じる電圧の変化を検出することによって、上記外部装置20から送信された応答信号を受信する。
以上説明したように、一般的な通信システムでは、通信装置10がキャリアを送信し、外部装置20が負荷変調を行うことによって、通信装置10と外部装置20との間で非接触通信が行われる。なお、通信装置10と外部装置20との間の通信効率は、例えば、通信装置10のアンテナ11を構成するコイルL3と、外部装置20のアンテナ21を構成するコイルL1との結合係数K(d)によって変動する。具体的には、当該通信効率は、例えば、結合係数K(d)に比例する。ここで、dは、コイルL3とコイルL1の間の距離を表し、結合係数K(d)は、距離dに反比例し、透磁率μに比例する。
[4.本開示の実施形態の概要]
以上に説明したような仕組みにより、通信装置10と外部装置20とは通信を行うことが可能である。通信装置10においては、RF信号となり得る電磁界を常時出力し、所定の周期ごとにポーリングを行い、ポーリングに対する応答を外部装置20から受信することにより外部装置20を検出する。一方、外部装置20においては、動作モードがリスンモードであれば、通信装置10からのポーリングに対する応答を行うことが可能である。しかし、外部装置20においては、動作モードが常時リスンモードであるとは限らない。
例えば、外部装置20は、所定の期間に磁界を検出した場合には、ポーリングモードをスキップしてリスンモードに移行するが、所定の期間に磁界を検出しない場合には、ポーリングモードを継続した後にリスンモードに移行する場合がある。以下においては、外部装置20がNFCデバイスである場合の具体例について説明する。
図4は、外部装置20における動作モードの遷移例を示す図である。外部装置20がNFCデバイスである場合などにおいては、外部装置20にRFCA(RF Collision Avoidance)機能が搭載され得る。外部装置20は、RFCA機能が実現されている間に通信装置10から磁界を検出した場合、ポーリングモードをスキップしてリスンモードに移行する。一方、図4に示すように、RFCA機能が実現されている間に磁界を検出しない場合には、ポーリングモードを継続した後にリスンモードに移行する。
ポーリングモードが継続されている間には、外部装置20は、通信装置10からのポーリングに対する応答を行うことができないため、リスンモードに移行するまでは通信装置10との通信を開始させることができない。例えば、外部装置20が通信装置10からの磁界を検出可能な位置に存在するにも関わらず、通信装置10と外部装置20との間の通信が開始されないという状況が起こり得る。以下、かかる状況についてさらに詳細に説明する。
図5は、通信装置10および外部装置20の距離と外部装置20において検出される磁界強度との関係の例を示す図である。図5に示すように、外部装置20において検出される磁界強度が閾値Th1を超える範囲においては、通信装置10からの磁界を検出することが可能であり、磁界強度が閾値Th2を超える範囲においては、通信装置10との通信が可能である場合を想定する。図5に示したように、通信装置10と外部装置20との距離が距離Diの場合、外部装置20において検出される磁界強度は、閾値Th1より小さい磁界強度M(Di)である。
ここで、RFCA機能の終了時に、通信装置10と外部装置20との距離がまだ距離Diである場合、RFCA機能が実現されている間に磁界が検出されないため、ポーリングモードを継続した後にリスンモードに移行する。かかる場合、図5に示したように、通信装置10と外部装置20との距離が通信可能範囲内となったとしても、ポーリングモードの期間は通信が不可能となってしまう。ポーリング期間は100ms程度にもなり得るため、通信装置10に対する外部装置20のアプローチ速度が500mm/sであると仮定しても、通信が不可能なまま外部装置20が通信装置10に50mm程度近づくことになる。
図6は、一般的な技術において通信装置10からの磁界検出から通信装置10からのポーリング受信までの平均時間の測定結果を示す図である。図6に示したように、一般的な技術においては、外部装置20において、通信装置10からの磁界検出から通信装置10からのポーリング受信までの平均時間は、17.6msと測定されており、磁界検出からポーリング受信までの時間が比較的短くなってしまっていることが把握される。
また、図7は、一般的な技術において通信装置10の端部に外部装置20を載置した場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。図7に示したように、一般的な技術において通信装置10の端部に外部装置20を載置した場合、通信エラーは発生しないことが把握される。
また、図8は、一般的な技術において通信装置10の端部に外部装置20を載置して搖動させた場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。図8に示したように、一般的な技術において通信装置10の端部に外部装置20を載置して搖動させた場合、通信エラーの発生は比較的少ないことが把握される。
[5.本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の実施形態に係る通信システム1について説明する。図9は、本開示の実施形態に係る通信システム1を示す概略構成図である。上記のように、外部装置20は、ポーリングモードが継続されている間、通信装置10からのポーリングに対する応答を行うことができないため、リスンモードに移行するまでは通信装置10との通信を開始させることができない。
そこで、本開示の実施形態に係る通信システム1は、通信装置10の他に、磁界M1(以下、「第1の磁界M1」とも言う。)を出力する出力装置60を備える。出力装置60は、第1の磁界M1のみを出力してよい。また、通信装置10は、上記と同様に、磁界M2(以下、「第2の磁界M2」とも言う。)を出力し、第2の磁界M2を用いて外部装置20との間で通信を行う。以下、上記した一般的な技術と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
このように、第1の磁界M1を出力する出力装置60を設けることによって、RFCA機能が実現されている間に出力装置60から第1の磁界M1が検出されずにポーリングモードを継続したとしても、ポーリング期間をより早い時間にシフトさせることが可能となる。これにより、通信装置10と外部装置20との距離が通信可能範囲内となる前に、ポーリング期間を終わらせる可能性が高まり、通信装置10と外部装置20との通信性能がより高まることが期待される。
また、図9に示すように、出力装置60と通信装置10とは、少なくとも第1の磁界M1および第2の磁界M2それぞれの一部が重なり合うように配置されるのがよい。外部装置20において第1の磁界M1を検出した後、第2の磁界M2を検出するまでに時間が経過してしまうと、その時間に外部装置20のリスンモードが解除されてしまう可能性があるからである。
次に、図10を参照して、本開示の実施形態に係る出力装置60の構成について詳細に説明する。図10は、本開示の実施形態に係る出力装置60を示す回路構成図である。図10に示すように、出力装置60は、概略的にはアンテナ61と基板62とを備える。
アンテナ61は、例えば、第1の磁界を出力するためのループアンテナで構成され、所定のインダクタンスを有するコイルL3(インダクタ)と、所定の静電容量を有するキャパシタC3を備える。アンテナ61は、磁界生成部63が生成した第1の磁界を外部装置20に出力する。図10の例のアンテナ61は、コイルL3とキャパシタC3とからなる共振回路で構成されているが、さらに抵抗Rを備えてもよい。
次に、出力装置60の基板62の各部について説明する。基板62は、磁界生成部63と、制御/データ処理部65と、記憶部66を備える。
磁界生成部63は、制御/データ処理部65からの磁界生成命令を受け、該命令に応じた磁界を生成する。図10の例では、磁界生成部63は、発振器633からの磁界をASK変調する変調回路631と、該変調回路631から出力された第1の磁界を増幅する増幅回路632とを含んで構成されている。
制御/データ処理部65は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)などの演算処理装置で構成される。制御/データ処理部65は、例えば、制御装置50と接続されており、制御装置50からの指示に応じて、出力装置60の各種動作を制御する。
記憶部66は、制御/データ処理部65を動作させるためのプログラム、制御装置50から取得したデータ、制御/データ処理部65によって演算されたデータなどといった各種データを記憶する。記憶部66は、例えば、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、フラッシュメモリ(flash memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)とを備える。ROMは、制御/データ処理部65が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAMは、制御/データ処理部65により実行されるプログラム、演算結果、実行状態などのデータを一時記憶する。不揮発性メモリは、非接触通信を用いた各種サービスに関するデータなどを保存する。
なお、出力装置60は、制御装置50などの外部装置と接続するための不図示のインターフェースを備えている。該インターフェースは、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)や、ネットワーク端子などである。
図11は、本開示の実施形態において出力装置60からの磁界検出から通信装置10からのポーリング受信までの平均時間の測定結果を示す図である。図11に示したように、本開示の実施形態においては、外部装置20において、出力装置60からの磁界検出から通信装置10からのポーリング受信までの平均時間は、74.5msと測定されており、磁界検出からポーリング受信までの時間が比較的長くなっていることが把握される。したがって、通信装置10からのポーリング受信の前に、外部装置20におけるポーリング期間を終わらせる可能性が高まることが期待される。
以上に説明したように、本開示の実施形態に係る通信システム1によれば、通信性能が向上されることが期待される。しかし、出力装置60から出力される第1の磁界M1と通信装置10から出力される第2の磁界M2とが重なる領域においては、第1の磁界M1と第2の磁界M2との両方が混在した状態で検出され得る。そのため、第1の磁界M1と第2の磁界M2とが重なる領域においては、通信エラーの発生率が上昇してしまう可能性がある。
図12は、本開示の実施形態に係る通信システム1において通信装置10および出力装置60の間に外部装置20を載置した場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。図12に示したように、本開示の実施形態に係る通信システム1において通信装置10および出力装置60の間に外部装置20を載置した場合、通信エラーの発生率が上昇してしまうことが把握される。
また、図13は、本開示の実施形態に係る通信システム1において通信装置10および出力装置60の間に外部装置20を載置して搖動させた場合における通信エラーの発生状況の測定結果を示す図である。図13に示したように、本開示の実施形態に係る通信システム1において通信装置10および出力装置60の間に外部装置20を載置して搖動させた場合、通信エラーの発生率が上昇してしまうことが把握される。そこで、本明細書においては、かかる通信エラーの発生率を低減することが可能な技術も以下に提案する。
まず、通信エラーの発生率を低減するための手法として、第1の手法を提案する。第1の手法においては、制御装置50は、通信装置10によって外部装置20が検出された場合、第1の磁界M1の出力の停止命令を出力装置60に出力する。かかる構成によれば、通信装置10によって外部装置20が検出された場合には、出力装置60から第1の磁界M1が出力されなくなるため、第1の磁界M1と第2の磁界M2との両方が混在した状態で検出される可能性が低減され、通信エラーの発生率が低減され得る。
また、制御装置50は、通信装置10による外部装置20との間の通信が完了した場合、第1の磁界M1の再出力の開始命令を出力装置60に出力してもよい。かかる構成によれば、通信装置10による外部装置20との間の通信が完了した場合、出力装置60からの第1の磁界M1の再出力が開始されるため、再び通信性能が向上されることが期待される。
図14は、第1の手法を採用した場合における通信システム1の動作例を説明するための図である。図14に示したように、出力装置60においては、第1の磁界M1の出力が開始される。一方、通信装置10においては、第2の磁界M2の出力が開始され、ポーリング送信も開始される。ここで、通信装置10において、ポーリング応答を受信すると、外部装置20の検出通知を制御装置50に出力する(S11)。制御装置50においては、外部装置20の検出通知が入力されると、第1の磁界M1の出力の停止命令を出力装置60に出力する(S12)。
出力装置60においては、第1の磁界M1の出力の停止命令が入力されると、第1の磁界M1の出力を停止する。一方、通信装置10においては、外部装置20との通信を行い、外部装置20との通信が完了すると、外部装置20との通信完了通知を制御装置50に出力し(S13)。制御装置50においては、外部装置20との通信完了通知が入力されると、第1の磁界M1の再出力の開始命令を出力装置60に出力する(S14)。出力装置60においては、第1の磁界M1の再出力の開始命令が入力されると、第1の磁界M1の出力を開始する。
以降の動作は、同様に繰り返され得る。通信装置10においては、外部装置20との通信完了通知を制御装置50に出力すると、第2の磁界M2の出力が開始され、ポーリング送信も開始される。ここで、通信装置10において、ポーリング応答を受信すると、外部装置20の検出通知を制御装置50に出力する(S15)。制御装置50においては、外部装置20の検出通知が入力されると、第1の磁界M1の出力の停止命令を出力装置60に出力する(S16)。
出力装置60においては、第1の磁界M1の出力の停止命令が入力されると、第1の磁界M1の出力を停止する。一方、通信装置10においては、外部装置20との通信を行う。通信装置10は、外部装置20との通信が完了すると、外部装置20との通信完了通知を制御装置50に出力してよい。
続いて、通信エラーの発生率を低減するための手法として、第2の手法を提案する。第2の手法においては、第1の磁界M1と第2の磁界M2との位相を異ならせる。かかる構成によれば、第1の磁界M1と第2の磁界M2とが重なる領域においても、第1の磁界M1と第2の磁界M2とを区別することが可能となるため、通信エラーの発生率が低減され得る。第1の磁界M1と第2の磁界M2との位相をどの程度異ならせるかは特に限定されないが、90度異ならせるのがより望ましい。以下にその理由を説明する。
まず、通信装置10においては変調方式としてASK変調方式が用いられることを想定し、通信装置10におけるベースバンド信号をASK(t)と表現すると、通信装置10から出力される第2の磁界M2は、以下の式(1)のように表現される。
ASK(t)*sin(2π*13.56MHz*t)・・・式(1)
ただし、周波数は13.56MHzに限定されない。また、第2の磁界M2との位相のずれをφとして表現すると、出力装置60から出力される第1の磁界M1は、以下の式(2)のように表現される。
B*sin(2π*13.56MHz*t+φ)・・・式(2)
そこで、第1の磁界M1と第2の磁界M2とが重なる領域において検出される信号は、以下の式(3)のように表現される。
ASK(t)*sin(2π*13.56MHz*t)
+B*sin(2π*13.56MHz*t+φ)・・・式(3)
式(3)を整理すると、式(4)のように表現される。
(ASK(t)+B*cos(φ))*sin(2π*13.56MHz*t)
+B*sin(φ)*cos(2π*13.56MHz*t)・・・式(4)
式(4)によって表現される信号がアンテナ21によって検出されるが、かかる信号が復調部26において復調されるに際しては、乗算器261によって、式(4)の両辺にsin(2π*13.56MHz*t)が乗算される。かかる乗算により、以下の式(5)で表現されるように、ASK(t)の項が抽出され得る。
−1/2*(ASK(t)+B*cos(φ))
*{cos(2*2π*13.56MHz*t)−1}+
1/2*B*sin(φ)*sin(2*2π*13.56MHz*t)・・・式(5)
式(5)において、cos(2*2π*13.56MHz*t)およびsin(2*2π*13.56MHz*t)は、LPF262において削除されるため、LPF262を通過した後は、以下の式(7)のように表現される。
1/2*(ASK(t)+B*cos(φ))・・・式(7)
式(7)において、ASK(t)の項以外のB*cos(φ)は、ノイズに相当し得る。したがって、φを90度とすれば、B*cos(φ)がゼロとなり、通信装置10におけるベースバンド信号ASK(t)が抽出され得るため、通信エラーの発生率がさらに低減され得る。
<6.むすび>
以上説明したように、第1の磁界M1を出力する出力装置60と、第2の磁界M2を出力し第2の磁界M2を用いて外部装置20との間で通信を行う通信装置10と、を備え、出力装置60と通信装置10とは、少なくとも第1の磁界M1および第2の磁界M2それぞれの一部が重なり合うように配置された、通信システム1が提供される。かかる構成によれば、通信装置10と外部装置20との通信性能がより高まることが期待される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の磁界を出力する出力装置と、
第2の磁界を出力し前記第2の磁界を用いて外部装置との間で通信を行う通信装置と、を備え、
前記出力装置と前記通信装置とは、少なくとも前記第1の磁界および前記第2の磁界それぞれの一部が重なり合うように配置された、
通信システム。
(2)
前記第1の磁界および前記第2の磁界は、位相が異なっている、
前記(1)に記載の通信システム。
(3)
前記第1の磁界および前記第2の磁界は、位相が90度異なっている、
前記(2)に記載の通信システム。
(4)
前記通信システムは、前記通信装置によって前記外部装置が検出された場合、前記第1の磁界の出力の停止命令を前記出力装置に出力する制御装置を備える、
前記(1)に記載の通信システム。
(5)
前記制御装置は、前記通信装置による前記外部装置との間の通信が完了した場合、前記第1の磁界の再出力の開始命令を前記出力装置に出力する、
前記(4)に記載の通信システム。
(6)
前記通信装置は、所定の周期ごとにポーリングを行い、前記ポーリングに対する応答を前記外部装置から受信することにより前記外部装置を検出する、
前記(4)または前記(5)に記載の通信システム。
(7)
前記外部装置は、所定の期間に磁界を検出しない場合には、ポーリングモードを継続した後にリスンモードに移行する、
前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の通信システム。
(8)
前記外部装置は、前記所定の期間に磁界を検出した場合には、ポーリングモードをスキップして前記リスンモードに移行する、
前記(7)に記載の通信システム。
(9)
前記出力装置は、前記第1の磁界のみを出力する、
前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の通信システム。
1 通信システム
10 通信装置
20 外部装置
50 制御装置
60 出力装置
M1 第1の磁界
M2 第2の磁界

Claims (9)

  1. 第1の磁界を出力する出力装置と、
    第2の磁界を出力し前記第2の磁界を用いて外部装置との間で通信を行う通信装置と、を備え、
    前記出力装置と前記通信装置とは、少なくとも前記第1の磁界および前記第2の磁界それぞれの一部が重なり合うように配置された、
    通信システム。
  2. 前記第1の磁界および前記第2の磁界は、位相が異なっている、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の磁界および前記第2の磁界は、位相が90度異なっている、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記通信システムは、前記通信装置によって前記外部装置が検出された場合、前記第1の磁界の出力の停止命令を前記出力装置に出力する制御装置を備える、
    請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記制御装置は、前記通信装置による前記外部装置との間の通信が完了した場合、前記第1の磁界の再出力の開始命令を前記出力装置に出力する、
    請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記通信装置は、所定の周期ごとにポーリングを行い、前記ポーリングに対する応答を前記外部装置から受信することにより前記外部装置を検出する、
    請求項4に記載の通信システム。
  7. 前記外部装置は、所定の期間に磁界を検出しない場合には、ポーリングモードを継続した後にリスンモードに移行する、
    請求項1に記載の通信システム。
  8. 前記外部装置は、前記所定の期間に磁界を検出した場合には、ポーリングモードをスキップして前記リスンモードに移行する、
    請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記出力装置は、前記第1の磁界のみを出力する、
    請求項1に記載の通信システム。

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