JP2015106865A - 通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性を低減する通信装置を提供する。【解決手段】フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段と、受信した第1のフレームの送信元識別子に対応する優先度情報に基づいて、第1のポート又は第2のポートのいずれか一方から第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、リンクアグリゲーションのメンバポートにVLAN単位で優先度の設定が可能な、通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラムに関する。
リンクアグリゲーションとは、複数の物理リンク(回線)を仮想的に一つのリンク(論理リンク)として集約する技術である。例えば、Ethernet(登録商標)におけるリンクアグリゲーションは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3ad規格において規定されている。
リンクアグリゲーションにおいて、各メンバポート(リンクの端点であるインタフェース)に優先度を設定して使用する場合、アグリゲートインタフェース(論理リンクの端点であるインタフェース)からの送信トラフィック量が少ない場合、低優先度のメンバポートが通信に使用されないことがある。
仮想ネットワーク(VLAN:Virtual Local Area Network)毎に輻輳制御を行う技術の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1の中継装置の送信ポートモジュールは、優先度とVLAN番号との組合せに対応付けられた複数のキューと、蓄積量記憶部と、閾値記憶部と、輻輳制御部とを有する。
特許文献1の送信ポートモジュールは、以下のように動作する。蓄積量記憶部は、同一の優先度に対応付けられたキューに蓄積されているパケットのサイズの総和を記憶する。閾値記憶部は、キュー毎に総パケット蓄積量の閾値を記憶する。輻輳制御部は、パケットを受信した場合に、パケットに設定されている優先度に対応付けて蓄積量記憶部に記憶されている総パケット蓄積量と、パケットの格納先キューに対応付けて閾値記憶部に記憶されている閾値とを比較し、比較結果に基づいてパケットを廃棄するか否かを決定する。
図8は、特許文献1の中継装置等におけるVLAN番号毎の優先度を、リンクアグリゲーション機能を有する通信装置に適用した場合の通信装置の動作例を説明するための図である。
図8(a)において、本例の通信装置では、アグリゲートインタフェースが送信に使用するメンバポートの優先度は、メンバポート単位で設定される。例えば、メンバポートAには高い優先度が、メンバポートBには低い優先度が設定されるものとする。アグリゲートインタフェースの受信側のネットワークには、VLANの設定がなされる。
図8(b)は、VLANの送信量の時間的変化の例を示している。本例では、VLAN−XとVLAN−Yは、アグリゲートインタフェースに所属しているVLAN識別子である。時刻0からTにおいて、VLAN−Xを有するデータの送信量は一定してaであり、メンバポートAの帯域を下回っている。このため、アグリゲートインタフェースは、VLAN−Xを有するフレーム(物理層における通信データ)の送信をメンバポートAのみを使用して行う。時刻TにおいてVLAN−Yを有するフレームの通信量bが発生し、VLAN−Xを有するフレームとVLAN−Yを有するフレームの送信量合計がメンバポートAの帯域を超える。そこで、アグリゲートインタフェースは、送信量合計のうち、メンバポートAの帯域内で送信可能なフレームの送信を、メンバポートAを使用して行い、余剰分のフレームの送信を、メンバポートBを使用して行う。
特開2009−260654号公報(第12−15頁、図6−9)
図8に示した通信装置のように、特許文献1の技術が適用されたとしても、メンバポートAに高い優先度が、メンバポートBに低い優先度が設定された場合、VLANフレームの送信にはメンバポートAが優先的に使用される。そのため、通信量がメンバポートAの帯域を超えなければ、メンバポートBは送信に使用されない。つまり、図8に示した通信装置には、リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性が高いという課題がある。
メンバポートが均等に使用されなければ、例えば、メンバポートAが送信可能な帯域幅の前後で通信量が変動する場合に、メンバポートAとメンバポートBとの間で適切な通信の負荷分散が行われないという問題が生じる。
又、図8に示した通信装置は、アグリゲートインタフェースから送信されるVLANフレームの送信量がメンバポートAの帯域を超えた場合には、超えた帯域分をメンバポートBからの送信に切り替える。この際、VLAN−Yの通信bが突発的に発生するため、アグリゲートインタフェースの送信メンバポート切り替え処理が間に合わず、結果として、VLAN−XとVLAN−Yの送信が相互にパケットロスや遅延といった悪影響を及ぼす可能性がある。つまり、メンバポートが均等に使用されなければ、例えば、メンバポートAが送信可能な帯域幅の前後で通信量が変動する場合に、パケットロスや遅延を低減させるために、更なる特別な処理が必要になるという問題が生じる。
又、通信に使用されていないメンバポートで障害が潜在的に発生しても、実際に通信が行われたときに、データエラーなどが検出されなければ、障害が検出されないことがある。図8に示した通信装置では、VLAN−XとVLAN−Yとの合計トラフィックがメンバポートAの帯域幅を超えなければ、メンバポートBは使用されない。つまり、メンバポートが均等に使用されなければ、例えば、通信量が少ない場合に、使用されないメンバポートBにおいて故障が発生しても、故障が直ちに検出されない可能性が高いという問題が生じる。
(発明の目的)
本発明の目的は、リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性を低減する、通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供することにある。
本発明の通信装置は、フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段と、受信した第1のフレームの送信元識別子に対応する優先度情報に基づいて、第1のポート又は第2のポートのいずれか一方から第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信システムは、第1のポート及び第2のポートに接続された第1の通信装置と、フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1のポート及び第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段、及び受信した第1のフレームの送信元識別子に対応する優先度情報に基づいて、第1のポート又は第2のポートのいずれか一方から第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段を含むことを特徴とする第2の通信装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の通信方法は、フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持し、受信した第1のフレームの送信元識別子に対応する優先度情報に基づいて、第1のポート又は第2のポートのいずれか一方から第1のフレームを送信することを特徴とする。
本発明の通信プログラムは、通信装置が備えるコンピュータを、フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段と、受信した第1のフレームの送信元識別子に対応する優先度情報に基づいて、第1のポート又は第2のポートのいずれか一方から第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェー手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性が低減されるという効果がある。
本発明の第1の実施形態における通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における通信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における通信装置の手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における通信装置の処理手順の具体例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における通信装置の手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における通信装置の処理手順の具体例を説明するための図である。 リンクアグリゲーション機能を有する通信装置の動作例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、すべての図面において、同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態における構成について説明する。
図1は、本実施形態における通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態における通信装置100は、優先度管理手段140、アグリゲートインタフェース手段150、メンバポート160(以降、「メンバポートA」と表記する。)、メンバポートB170(以降、「メンバポートB」と表記する。)を含む。
優先度管理手段140は、フレームに個別に付与される送信元識別子毎に、送信に使用するメンバポートの優先度情報を保持する。また、優先度管理手段140は、アグリゲートインタフェース手段150から送信元識別子の通知を受け、送信元識別子に対応するメンバポート毎の優先度情報を、アグリゲートインタフェース手段150へ送信する。
尚、送信元識別子はフレームの送信元をグループ分けするための任意の識別子である。送信元識別子は送信に使用するメンバポートの振り分け(後述)に使われるので、フレームの送信元は送信元識別子が与えられたときに一意に定まる必要はない。送信元識別子は、例えば、VLAN識別子、送信元物理アドレス、上位層プロトコルのパケットに含まれる識別子(送信元ネットワークアドレス、送信元ポート番号、送信者識別子等)である。
アグリゲートインタフェース手段150は、メンバポートA及びメンバポートBをアグリゲートインタフェースとして集約する。また、アグリゲートインタフェース手段150は、受信したフレームの送信元識別子を優先度管理手段140に通知し、送信元識別子に対応するメンバポート毎の優先度情報を受信する。アグリゲートインタフェース手段150は、メンバポート毎の優先度情報に基づいて送信に使用するメンバポートを決定し、送信対象のフレームを、メンバポートA又はメンバポートBに送信する。
メンバポートAは、アグリゲートインタフェース手段150から受信したフレームを、回線Aに送出する。
メンバポートBは、アグリゲートインタフェース手段150から受信したフレームを、回線Bに送出する。
回線Aは、リンクアグリゲーションのメンバポートCを有する別の通信装置Xに接続される。
回線Bは、通信装置Xに、メンバポートCとは別のメンバポートDを介して接続される。
図2は、本実施形態における通信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
通信装置11は、記憶装置12と、CPU(Central Processing Unit)13と、キーボード14と、モニタ15と、I/O(Input/Output)18とを備え、これらが内部バス16で接続されている。記憶装置12は、優先度管理手段140等のCPU13の動作プログラムを格納する。CPU13は、通信装置11全体を制御し、記憶装置12に格納された動作プログラムを実行し、I/O18を介して優先度管理手段140等のプログラムの実行やデータの送受信を行なう。なお、上記の通信装置11の内部構成は一例である。通信装置11は、CPU13、記憶装置12、及びI/O18のみを備え、外部に備えられた、キーボード14、及びモニタ15を用いて動作してもよい。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図3は、本実施形態における通信装置100のアグリゲートインタフェース手段150の動作を示すフローチャートである。
アグリゲートインタフェース手段150は、送信すべきフレームの送信元識別子に対応する、メンバポート毎の優先度を、優先度管理手段140から取得する(ステップS11)。
アグリゲートインタフェース手段150は、フレームを出力するメンバポートとして、送信元識別子に対応する優先度が最も高いメンバポートから順に、メンバポートを選択する(ステップS12)。
アグリゲートインタフェース手段150は、ステップS12で選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域があるか否かを判定する(ステップS13)。
選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域があれば(ステップS13:Yes)、アグリゲートインタフェース手段150は、フレームを出力するメンバポートとして選択されたメンバポートにフレームを送信し(ステップS14)、処理を終了する。
選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域が無ければ(ステップS13:No)、アグリゲートインタフェース手段150は、ステップS12の処理に戻り、優先度がその次に高いメンバポートを、フレームを出力するメンバポートとして選択して処理を継続する(ステップS12)。
次に、本実施形態における処理手順の具体例について説明する。
図4は、本実施形態における通信装置100の処理手順の具体例を説明するための図である。
図4(a)は、フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、各メンバポートの優先度の例である。図4(a)において、メンバポートAとメンバポートBが、アグリゲートインタフェースとして集約される。アグリゲートインタフェースには、送信元アドレスXを有する通信装置と送信元アドレスYを有する通信装置が接続されている。送信元アドレスXについては、メンバポートAが高優先に、メンバポートBが低優先に設定される。送信元アドレスYについては、メンバポートBが高優先に、メンバポートAが低優先に設定される。
図4(b)は、上述のように優先度が設定されたときの、優先度管理手段140が保持する優先度情報の例である。
まず、本実施形態における処理手順の具体例を説明するにあたっての前提について説明する。
通信装置100は、送信元アドレスX又は送信元アドレスYを有するフレームを、メンバポートAに接続された回線A、又はメンバポートBに接続された回線Bから送出する。
アグリゲートインタフェース手段150は、送信すべきフレームとして、送信元アドレスXを有するフレーム及び送信元アドレスYを有するフレームを有する。
メンバポートA及びメンバポートBは、送信可能な空き帯域を有する。
以上が、以下の処理手順における前提である。次に、処理手順について説明する。
(1)アグリゲートインタフェース手段150は、各フレームを送信すべきメンバポートを優先度管理手段140に問合せる(ステップS11)。
(2)優先度管理手段140は、フレームの送信元識別子毎に、送信で使用するメンバポートの優先度情報を図4(b)のようなテーブルで管理する。優先度管理手段140は、アグリゲートインタフェース手段150から送信元識別子の通知を受け、対応するメンバポートの優先度情報を送信する。
具体的には、優先度管理手段140は、アグリゲートインタフェース手段150に、送信元アドレスXについてはメンバポートAが高優先でメンバポートBが低優先である旨を、送信元アドレスYについてはメンバポートAが低優先でメンバポートBが高優先である旨を通知する。
(3)アグリゲートインタフェース手段150は、優先度管理手段140からの優先度情報に基づいて、優先度の高いメンバポートにフレームを送信する(ステップS12−S14)。
具体的には、アグリゲートインタフェース手段150は、送信元アドレスXを含むフレームをメンバポートAに、送信元アドレスYを含むフレームをメンバポートBに送信する。
(4)メンバポートA、メンバポートBは、アグリゲートインタフェース手段150から受信したフレームを、それぞれ、回線A、回線Bに送出する。
以上説明したように、本実施形態における通信装置100では、アグリゲートインタフェース手段150は、送信元アドレスXのトラフィックをメンバポートAから優先的に送信し、送信元アドレスYのトラフィックをメンバポートBから優先的に送信する。従って、本実施形態における通信装置100では、リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性が低減されるという効果がある。
又、本実施形態における通信装置100は、VLAN−ID毎に使用するメンバポートの優先度を設定する。従って、本実施形態における通信装置100は、VLAN−ID毎に異なるメンバポートを使用することにより負荷分散を行うことができる。
更に、本実施形態における通信装置100では、例えば、VLAN−XのトラフィックがポートAの帯域幅を超えず、かつVLAN−YのトラフィックがポートBの帯域幅を超えないならば、送信メンバポートの切り替えは発生しない。従って、本実施形態における通信装置100は、あるVLAN通信のトラフィックが、他のVLAN通信へのパケットロスや遅延といった悪影響を与える頻度を低減することができる。
更に又、本実施形態における通信装置100では、各メンバポートが通信に使用される頻度を増加させることで、メンバポートで障害が発生した場合に障害をより短時間で検出することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態における構成について説明する。
図5は、本実施形態における通信装置105の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態における通信装置105は、ポート120、VLAN転送手段135、優先度管理手段145、アグリゲートインタフェース手段155、メンバポートA、メンバポートBを含む。
ポート120は、回線Cから受信したVLANフレームをVLAN転送手段135に送信する。また、ポート120は、VLAN転送手段135から受信したVLANフレームを回線Cから送出する。
VLAN転送手段135は、ポート120から受信したVLANフレームの転送の要否を判定し、転送が必要なVLANフレームをアグリゲートインタフェース手段155に送信する。また、VLAN転送手段135は、アグリゲートインタフェース手段155から受信したVLANフレームの転送の要否を判定し、転送が必要なVLANフレームをポート120に送信する。
優先度管理手段145は、VLANフレームに個別に付与されるVLAN−ID毎に、送信に使用するメンバポートの優先度情報を保持する。また、優先度管理手段145は、アグリゲートインタフェース手段155からVLAN−IDの通知を受け、VLAN−IDに対応するメンバポート毎の優先度情報を、アグリゲートインタフェース手段155に送信(通知)する。
アグリゲートインタフェース手段155は、メンバポートA及びメンバポートBをアグリゲートインタフェースとして集約する。また、アグリゲートインタフェース手段155は、受信したVLANフレームのVLAN−IDを優先度管理手段145に通知し、VLAN−IDに対応するメンバポート毎の優先度情報を受信する。アグリゲートインタフェース手段155は、メンバポート毎の優先度情報に基づいて送信に使用するメンバポートを決定し、VLAN転送手段135から受信したVLANフレームを、メンバポートA又はメンバポートBに送信する。
メンバポートAは、アグリゲートインタフェース手段155から受信したVLANフレームを、回線Aに送出する。また、メンバポートAは、回線Aから受信したVLANフレームを、アグリゲートインタフェース手段155に送信する。
メンバポートBは、アグリゲートインタフェース手段155から受信したVLANフレームを、回線Bに送出する。また、メンバポートBは、回線Bから受信したVLANフレームを、アグリゲートインタフェース手段155に送信する。
回線Aは、リンクアグリゲーションのメンバポートCを有する別の通信装置X(図示しない)に接続される。
回線Bは、通信装置Xに、メンバポートCとは別のメンバポートDを介して接続される。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図6は、本実施形態における通信装置105のアグリゲートインタフェース手段155の動作を示すフローチャートである。
アグリゲートインタフェース手段155は、送信すべきVLANフレームのVLAN−IDに対応する、メンバポート毎の優先度を、優先度管理手段145から取得する(ステップS21)。
アグリゲートインタフェース手段155は、VLANフレームを出力するメンバポートとして、VLAN−IDに対応する優先度が最も高いメンバポートから順に、メンバポートを選択する(ステップS22)。
アグリゲートインタフェース手段155は、ステップS22で選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域があるか否かを判定する(ステップS23)。
選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域があれば(ステップS23:Yes)、アグリゲートインタフェース手段155は、VLANフレームを出力するメンバポートとして選択されたメンバポートにVLANフレームを送信し(ステップS24)、処理を終了する。
選択されたメンバポートに送信可能な空き帯域が無ければ(ステップS23:No)、アグリゲートインタフェース手段155は、ステップS22の処理に戻り、優先度がその次に高いメンバポートを、VLANフレームを出力するメンバポートとして選択して処理を継続する(ステップS22)。
次に、本実施形態における処理手順の具体例について説明する。
図7は、本実施形態における通信装置105の処理手順の具体例を説明するための図である。
図7(a)は、フレームに含まれるVLAN−IDに対応付けて設定された、各メンバポートの優先度の例である。図7(a)において、メンバポートAとメンバポートBが、アグリゲートインタフェースとして集約される。アグリゲートインタフェースには、VLAN−XとVLAN−Yが所属している。VLAN−Xについては、メンバポートAが高優先に、メンバポートBが低優先に設定される。VLAN−Yについては、メンバポートBが高優先に、メンバポートAが低優先に設定される。
図7(b)は、上述のように優先度が設定されたときの、優先度管理手段145が保持する優先度情報の例である。
まず、本実施形態における処理手順の具体例を説明するにあたっての前提について説明する。
通信装置105は、ポート120で回線Cから受信したVLAN−X又はVLAN−Yを有するVLANフレームを、メンバポートAに接続された回線A又はメンバポートBに接続された回線Bから送出する。
回線Cから受信される、VLAN−X又はVLAN−Yを有する2つのVLANフレームは、メンバポートA及びメンバポートBから送信すべきフレームである。
メンバポートA及びメンバポートBは、送信可能な空き帯域を有する。
以上が、以下の処理手順における前提である。次に、処理手順について説明する。
(1)通信装置105のポート120で、回線Cから受信された、それぞれ、VLAN−X、VLAN−Yを有する2つのVLANフレームは、VLAN転送手段135に送信される。
(2)VLAN転送手段135は、VLANフレーム内の宛先アドレスを確認し、転送先を判定する。VLAN−X又はVLAN−Yを含むVLANフレームがアグリゲートインタフェース手段155宛のフレームなので、VLAN転送手段135は、両方のVLANフレームをアグリゲートインタフェース手段155に送信する。
(3)アグリゲートインタフェース手段155は、各VLANフレームを送信すべきメンバポートを優先度管理手段145に問合せる(ステップS21)。
(4)優先度管理手段145は、VLANフレームのVLAN−ID毎に、送信で使用するメンバポートの優先度情報を図7(b)のようなテーブルで管理する。優先度管理手段145は、アグリゲートインタフェース手段155からVLAN−IDの通知を受け、対応するメンバポートの優先度情報を送信する。
具体的には、優先度管理手段145は、アグリゲートインタフェース手段155に、VLAN−XについてはメンバポートAが高優先でメンバポートBが低優先である旨を、VLAN−YについてはメンバポートAが低優先でメンバポートBが高優先である旨を通知する。
(5)アグリゲートインタフェース手段155は、優先度管理手段145からの優先度情報に基づいて、優先度の高いメンバポートにVLANフレームを送信する(ステップS22−S24)。
具体的には、アグリゲートインタフェース手段155は、VLAN−Xを含むVLANフレームをメンバポートAに、VLAN−Yを含むVLANフレームをメンバポートBに送信する。
(6)メンバポートA、メンバポートBは、アグリゲートインタフェース手段155から受信したVLANフレームを、それぞれ、回線A、回線Bに送出する。
以上説明したように、本実施形態における通信装置105では、アグリゲートインタフェース手段155は、VLAN−XのトラフィックをメンバポートAから優先的に送信し、VLAN−YのトラフィックをメンバポートBから優先的に送信する。従って、本実施形態における通信装置105では、リンクアグリゲーションにおいて通信に使用されないメンバポートが発生する可能性が低減されるという効果がある。
又、本実施形態における通信装置105は、VLAN−ID毎に使用するメンバポートの優先度を設定する。従って、本実施形態における通信装置105は、VLAN−ID毎に異なるメンバポートを使用することにより負荷分散を行うことができる。
更に、本実施形態における通信装置105では、例えば、VLAN−XのトラフィックがポートAの帯域幅を超えず、かつVLAN−YのトラフィックがポートBの帯域幅を超えないならば、送信メンバポートの切り替えは発生しない。従って、本実施形態における通信装置105は、あるVLAN通信のトラフィックが、他のVLAN通信へのパケットロスや遅延といった悪影響を与える頻度を低減することができる。
更に又、本実施形態における通信装置105では、各メンバポートが通信に使用される頻度を増加させることで、メンバポートで障害が発生した場合に障害をより短時間で検出することができる。
尚、第1の実施形態及び第2の実施形態では、通信装置が優先度情報を静的に保持する場合について説明した。しかしながら、第1の実施形態及び第2の実施形態における通信装置は、必ずしも優先度情報を静的に保持する必要はない。第1の実施形態及び第2の実施形態における通信装置は、対向する通信装置Xとネゴシエーションを行うことにより、優先度情報を動的に決定してもよい。本発明の通信装置は、例えば、通信装置Xが決定した優先度情報を通信装置Xから受信して使用する。本発明の通信装置は、通信装置Xが追加した優先度情報を通信装置Xから受信して、本発明の通信装置が保持する優先度情報を更新してもよい。
尚、図3、6の通信装置の各処理は、ソフトウェアによって実行されてもよい。すなわち、各処理を行うためのコンピュータプログラムが、通信装置が備えるCPU(図2:13)によって読み込まれ、実行されてもよい。プログラムを用いて各処理を行っても、上述の実施形態の処理と同内容の処理を行うことができる。そして、上記のプログラムは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等、非一時的な媒体に格納されてもよい。
あるいは、各処理は、個別の回路等の構成要素によって実行されてもよい。
尚、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することができる。

Claims (7)

  1. フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び前記第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段と、
    受信した第1の前記フレームの前記送信元識別子に対応する前記優先度情報に基づいて、前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれか一方から前記第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 第3のポートから受信した第2のフレームの宛先情報に基づいて前記第2のフレームの転送の要否を判定し、転送が必要な前記第2のフレームを前記第1のフレームとして前記アグリゲートインタフェース手段に送信する転送手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記優先度管理手段は、更に、前記第1の通信装置とネゴシエーションして前記優先度情報を決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記送信元識別子は、VLAN(Virtual Local Area Network)識別子である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 第1のポート及び第2のポートに接続された第1の通信装置と、
    フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、前記第1のポート及び前記第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段、及び受信した第1の前記フレームの前記送信元識別子に対応する前記優先度情報に基づいて、前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれか一方から前記第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段を含む第2の通信装置と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  6. フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び前記第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持し、
    受信した第1の前記フレームの前記送信元識別子に対応する前記優先度情報に基づいて、前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれか一方から前記第1のフレームを送信する
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 通信装置が備えるコンピュータを、
    フレームに含まれる送信元識別子に対応付けて設定された、第1の通信装置に接続された第1のポート及び前記第1の通信装置に接続された第2のポートの各々の優先度情報を保持する優先度管理手段と、
    受信した第1の前記フレームの前記送信元識別子に対応する前記優先度情報に基づいて、前記第1のポート又は前記第2のポートのいずれか一方から前記第1のフレームを送信するアグリゲートインタフェース手段、
    として機能させるための通信プログラム。
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