JP2015106490A - 安全弁付き二次電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】極板群がガス抜き孔を塞ぐという事態を解決して、安全弁の適正作動を確保するようにした安全弁付き二次電池を提供する。【解決手段】容器本体2の開口部を蓋体3により密閉してなる容器101と、容器内に収納され、かつ正極板14と負極板15との間にセパレータ16を介装して渦巻状に捲回された極板群4と、蓋体3に支持され容器内が所定圧下にあると蓋体3に設けたガス抜き孔7を塞ぐ安全弁8と、蓋体3に支持された上で極板群4の正極の端面に電気的に接続される正極端子5及び極板群4の負極の端面に電気的に接続される負極端子6と、蓋体3に取り付けられ開口対向域e1をガス抜き孔7の流動性を保持した状態で覆うガス抜き孔確保部材30と、ガス抜き孔確保部材の極板群側を覆う覆い板31と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、正極と負極とを電解質を間にして積層し巻回してなる巻回体とした極板群を備えた安全弁付き二次電池に関する。
近年、車両、特に、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)では、車両の電源として用いられている電池、特に二次電池のエネルギー密度の向上を図る研究開発が進められている。中でも、非水電解質二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池)は、従来の水系電解液二次電池である鉛電池、ニッケルカドミウム電池と比較して大きなエネルギー密度が得られ、電池の高容量化を図るべく、その改良が行われている。
ここでハイブリッド自動車や電気自動車では、二次電池の大出力、大容量化が要求されており、数十あるいは数百の単位電池の集合によって組電池を構成する必要がある。そのため、実装密度の観点から角形二次電池の開発が進んでいる。
ここでハイブリッド自動車や電気自動車では、二次電池の大出力、大容量化が要求されており、数十あるいは数百の単位電池の集合によって組電池を構成する必要がある。そのため、実装密度の観点から角形二次電池の開発が進んでいる。
ところが、この非水電解質二次電池は、過充電や短絡あるいは外部からの加熱、車両衝突時の外力による容器変形等が原因で、極板群が化学反応を起こしてセル内部で水素ガスや、それ以外のガスが発生する可能性がある。このガスが大量に発生すると、電池内圧力が異常に上昇して電池の膨張を引き起こし、外観不良、搭載性不良を引き起こす可能性がある。
そこで、一般に二次電池においては、過充電や短絡、衝突時の外力による容器変形、加熱等により発生するガスを外部に放出するように安全弁防爆装置が備えられている。
例えば、特許文献1には、正極と負極との間にセパレータを介装して渦巻状に捲回された極板群が電池容器内に電解液と共に収容され、この電池容器の上部開口部が防爆機能及び正極端子機能を兼ねる蓋部材で閉鎖されたものが開示されている。ここで蓋部材は電極の一部を成し、これがリードを介して極板群と連結されている。蓋部材は中央に円形のガス抜き孔を有し、ガス抜き孔を弾性弁体からなる安全弁で閉鎖している。安全弁は電池容器内に極板群や非水電解質を所定内圧以下の状態で密閉保持しており、この安全弁が端子キャップにより蓋部材の上面に配備されている。
そこで、一般に二次電池においては、過充電や短絡、衝突時の外力による容器変形、加熱等により発生するガスを外部に放出するように安全弁防爆装置が備えられている。
例えば、特許文献1には、正極と負極との間にセパレータを介装して渦巻状に捲回された極板群が電池容器内に電解液と共に収容され、この電池容器の上部開口部が防爆機能及び正極端子機能を兼ねる蓋部材で閉鎖されたものが開示されている。ここで蓋部材は電極の一部を成し、これがリードを介して極板群と連結されている。蓋部材は中央に円形のガス抜き孔を有し、ガス抜き孔を弾性弁体からなる安全弁で閉鎖している。安全弁は電池容器内に極板群や非水電解質を所定内圧以下の状態で密閉保持しており、この安全弁が端子キャップにより蓋部材の上面に配備されている。
更に、特許文献2は、電池容器の開口部を閉鎖する蓋部材の一部にガス抜き孔を設け、これを安全弁としての水素ガスを選択的に透過させる弁膜で塞ぐよう構成されている。ここでの弁膜は非水電解質二次電池の初充電等において発生した水素ガスを通過させて放出し、その後の過充電や短絡あるいは外部からの加熱等が原因でセル内部で水素ガスが所定内圧を上回ると破断し、容器自体の破裂を防止している。
しかし、特許文献1や特許文献2の二次電池では、電池容器に設けた極板群が過度の加熱等により発生したガス圧の過度の増加により膨張したり、電池容器自体が落下等により過度の衝撃を受けたり、過度の外力を受けた際に電池容器が変形して極板群が移動する。この際、極板群や帯状のリードがガス抜き孔の内側の開口対向域に移動してしまうと、ガス抜き穴が塞がれた状態に陥る。すると、安全弁が適正作動できず、二次電池の内部圧力の上昇を抑制できないという問題が生じてしまう。
ここで、特許文献1では、蓋部材のガス抜き穴の内側の外周縁より所定量離れた部位に円形突起を複数突設し、これによりリードのガス抜き穴に向かう移動を抑えて、ガス抜き孔の閉鎖を防止している。
ここで、特許文献1では、蓋部材のガス抜き穴の内側の外周縁より所定量離れた部位に円形突起を複数突設し、これによりリードのガス抜き穴に向かう移動を抑えて、ガス抜き孔の閉鎖を防止している。
しかし、特許文献1の場合であっても、極板群の過加熱によるガス発生により電池容器内部(セル内部)で水素ガスの発生が進み、あるいは、極板群を収納する電池容器が過度の衝撃を請けて変形等を生じた際に極板群が移動する。この場合、極板群が移動することで押圧力が帯状のリードに伝わり、リードが円形突起の上端にあたり、その際、破断が生じ易い。このリードが円形突起に突き刺さる状態となると、これがガス抜き穴に達し、このガス抜き孔を閉鎖する状態に陥る。この状態に達すると、安全弁が適正作動できず、二次電池の内部圧力の上昇を抑制できず、極電池の膨張を引き起こし、破裂や、搭載性不良を引き起こすという問題が生じてしまう。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、極板群がガス抜き孔を塞ぐ、という事態を解決して、安全弁の適正作動を確保するようにした安全弁付き二次電池を提供することにある。
本願請求項1の発明は、容器本体の開口部を蓋体により密閉してなる容器と、前記容器内に収納され、かつ正極と負極との間にセパレータを介装して渦巻状に捲回された極板群と、前記蓋体または前記容器本体に支持され前記容器内が所定圧以下にあると該蓋体または容器本体に設けたガス抜き孔を塞ぐ安全弁と、前記蓋体に支持された上で外端が外部に突出し内端が前記極板群の正極または負極のいずれか1つの端面に電気的に接続される極端子と、前記蓋体または容器本体に取り付けられ前記ガス抜き孔の内側の開口対向域を該ガス抜き孔の流動性を保持した状態で覆うガス抜き孔確保部材と、前記ガス抜き孔確保部材の前記極板群側を覆う極板群保持部材と、を備えたことを特徴とする。
本願請求項2の発明は、請求項1記載の安全弁付き二次電池において、前記極板群保持部材は、前記ガス抜き孔の内側の開口対向域より離れて配備される覆い板であり、前記ガス抜き孔確保部材は、前記覆い板の環状縁部より複数屈曲して延出し、前記蓋体の内面に取り付けられる複数の脚部を有する、ことを特徴とする。
本願請求項3の発明は、請求項2記載の安全弁付き二次電池において、前記ガス抜き孔確保部材は前記覆い板と複数の脚部とが一体化されて断面ハット型として形成された、ことを特徴とする。
本願請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池において、前記安全弁は前記蓋体に設けたガス抜き孔を塞ぎ、前記ガス抜き孔確保部材は前記蓋体内面に取付けられることを特徴とする。
本願請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池において、前記安全弁は前記容器本体に設けたガス抜き孔を塞ぎ、前記ガス抜き孔確保部材は前記容器本体の内面に取付けられることを特徴とする。
本願請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池において、前記蓋体には外端が外部に突出し内端が前記極板群の正極の端面に電気的に接続される正極端子と、前記外端が外部に突出し内端が前記極板群の負極の端面に電気的に接続される負極端子とが支持されたことを特徴とする。
本願請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池において、前記容器本体は前記矩形の開口部を有する扁平直方箱体として形成され、前記極板群は扁平直方体の渦巻状に捲回されて前記容器本体に収容される、ことを特徴とする。
請求項1の発明は、ガス抜き孔の流動性を保持した状態で内側の開口対向域を覆うようガス抜き孔確保部材が取り付けられ、このガス抜き孔確保部材の極板群保持部材が移動してきた電極群を保持し、ガス抜き孔の内側の開口対向域への極板群の侵入を阻止するようにしたので、容器が外力を受けて変形したり、過加熱により極板群が膨張したりしても、極板群の上部がガス抜き孔を塞ぐことを回避して安全弁への容器内の圧力伝達機能を確保でき、容器内が所定圧を上回ると安全弁が確実にガス抜き作動できる。
請求項2の発明は、極板群保持部材を成す覆い板が極板群の内側の開口対向域への移動を阻止するので、複数の脚部の隙間よりガス抜き孔の内側の開口対向域を経てガス抜き孔の安全弁に容器内の圧力を伝えることができ安全弁の作動を確実に行うことができる。
請求項3の発明は、極板群保持部材を成す覆い板と複数の脚部とが一体化されて断面ハット型に形成されたガス抜き孔確保部材を蓋体内面に取付けるので、安全弁への容器内の圧力伝達機能を確保した上で部品数低減、コスト低減を図れる。
請求項4の発明は、蓋体にガス抜き孔とそれを塞ぐ安全弁を設け、その蓋体内面にガス抜き孔の内側の開口対向域を覆うガス抜き孔確保部材を設けたので、容器内が所定圧を上回ると安全弁が確実にガス抜き作動できる。
本願請求項5の発明は、容器本体にガス抜き孔とそれを塞ぐ安全弁を設け、その容器本体内面にガス抜き孔の内側の開口対向域を覆うガス抜き孔確保部材を設けたので、容器内が所定圧を上回ると安全弁が確実にガス抜き作動できる。
請求項6の発明は、蓋体内面で正極端子と負極端子に干渉しない位置である両極端子間にガス抜き孔及びガス抜き孔の内側の開口対向域を覆うガス抜き孔確保部材が設けられるので、このガス抜き孔確保部材が極板群の侵入を阻止でき、容器が外力を受けて変形したり、過加熱により極板群が膨張したりしても、安全弁への容器内の圧力伝達機能を確保でき、安全弁が確実にガス抜き作動できる。
請求項7の発明は、扁平直方体の渦巻状に捲回された極板群を扁平矩形缶状体をなす容器本体に収容してなる容器を用いるので、これを複数重ねて所定の収容域に多数の単位電池をコンパクトに収容でき、車両等の電源として用いる際に実装密度を高めることができる。
以下、本発明を適用した安全弁付き二次電池を説明する。
本発明の安全弁付き二次電池は、要するに、ガス抜き孔の内側の開口対向域へ極板群が侵入することをガス抜き孔確保部材により阻止する。これにより、極板群が膨張や移動をしてガス抜き孔を塞ぐことを防止するので、電池容器内が所定圧を上回ると安全弁がガス抜き作動を確実に行えるようにした、という点が特徴になっている。
本発明の特徴について、以下の実施形態及び変形例等を用いて説明する。なお、実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより、以後の説明を省略する。
本発明の安全弁付き二次電池は、要するに、ガス抜き孔の内側の開口対向域へ極板群が侵入することをガス抜き孔確保部材により阻止する。これにより、極板群が膨張や移動をしてガス抜き孔を塞ぐことを防止するので、電池容器内が所定圧を上回ると安全弁がガス抜き作動を確実に行えるようにした、という点が特徴になっている。
本発明の特徴について、以下の実施形態及び変形例等を用いて説明する。なお、実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより、以後の説明を省略する。
図1は本発明の適用される実施形態の一例としての安全弁付き二次電池1を示し、これは不図示の車両の電池パック内に配備される組電池を構成する多数の単電池(電池セル)のうちの一つを成す。
本実施形態1にかかる二次電池1の電池容器101は、アルミニウム製の容器本体2及び容器本体2の開口部201(図3参照)を閉鎖する蓋体3を有する。
このうち、容器本体2は矩形の開口部201を有する扁平直方箱体であり、内部に極板群4を収容し、容器本体2と極板群4との間には、樹脂からなり、U字に折り曲げた絶縁フィルム(図示しない)が介在させてある。図3に示すように、蓋体3は矩形板状であり、容器本体2の開口部201を閉塞して、容器本体2に対して溶接される。
蓋体3には外端が外部に突出し、内端が極板群4の正極板14や負極板15の端面に電気的に接続される2つの極端子5、6が貫通し、支持される。
本実施形態1にかかる二次電池1の電池容器101は、アルミニウム製の容器本体2及び容器本体2の開口部201(図3参照)を閉鎖する蓋体3を有する。
このうち、容器本体2は矩形の開口部201を有する扁平直方箱体であり、内部に極板群4を収容し、容器本体2と極板群4との間には、樹脂からなり、U字に折り曲げた絶縁フィルム(図示しない)が介在させてある。図3に示すように、蓋体3は矩形板状であり、容器本体2の開口部201を閉塞して、容器本体2に対して溶接される。
蓋体3には外端が外部に突出し、内端が極板群4の正極板14や負極板15の端面に電気的に接続される2つの極端子5、6が貫通し、支持される。
蓋体3には、内端が極板群4の正極板14の端面である正極401(図6参照)に電気的に接続される正極端子5と、内端が極板群4の負極板15の端面である負極402に電気的に接続される負極端子6とが、蓋体3の左右端に互いに離れて支持される。蓋体3の左右端近傍の正極端子5と負極端子6の間の中間位置には、ガス抜き孔7(図2参照)が貫通するよう形成され、そのガス抜き孔7の外側部位には安全弁8がガス抜き孔7を閉鎖するように装着される。更に、ガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1(図2参照)には該開口対向域e1の流動性を保持した状態で該開口対向域e1を覆うガス抜き孔確保部材30を備えるが、この点は後述する。
図5(a)、(b)に示すように、ガス抜き孔7の内面には、孔径が二段階で変化するように段差部701が設けられている。このガス抜き孔7の大径部側である下方側(収容室対向側)から円形の弁膜状の安全弁8が差し込み装着される。その上で、安全弁8の周縁部が蓋体3の段差部701と弁膜支持具12との間に挟持される。ここで弁膜支持具12は、例えば、ステンレス、ニッケル、ニッケル合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属から形成することができる。
図5(a)、(b)に示すように、ガス抜き孔7の内面には、孔径が二段階で変化するように段差部701が設けられている。このガス抜き孔7の大径部側である下方側(収容室対向側)から円形の弁膜状の安全弁8が差し込み装着される。その上で、安全弁8の周縁部が蓋体3の段差部701と弁膜支持具12との間に挟持される。ここで弁膜支持具12は、例えば、ステンレス、ニッケル、ニッケル合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属から形成することができる。
安全弁8の素材を成す弁膜は水素ガスを外部に放出させることができ、しかも、ガス抜き孔7を閉塞することで、水素ガス以外の物質(例えば、非水電解液)が外部に漏れ出すのを抑える特性を有したものが採用される。ここでの安全弁8は、初充電時の水素ガス発生による内圧上昇を抑制できる。更に、過充電や短絡あるいは外部からの過熱等が原因で非水電解質の分解反応が多量に生じ、多量の水素ガスやそれ以外のガス(例えば、炭酸ガス)が発生した場合に、所定の電池内圧に達した時点で安全弁8が破断して、二次電池1自体の破裂を防止できる。なお、図1、2に示す安全弁8の形状を円形にした例を説明したが、ガス抜き孔7の形状は特に限定されず、例えば、楕円形、矩形等にすることができる。
なお、図1に示した安全弁8のように水素ガスを通過させる弁膜に代えて、所定内圧で破断するのみの機能の弁膜からなるように構成してもよく、この場合は、構成の簡素化を図れる。更に、ガス抜き孔7を弾性弁体で閉鎖し、電池内圧が所定圧以内にある間は閉塞する構成としてもよく、この場合、特許文献1の弾性弁体(図10参照)を採用してもよい。
なお、図1に示した安全弁8のように水素ガスを通過させる弁膜に代えて、所定内圧で破断するのみの機能の弁膜からなるように構成してもよく、この場合は、構成の簡素化を図れる。更に、ガス抜き孔7を弾性弁体で閉鎖し、電池内圧が所定圧以内にある間は閉塞する構成としてもよく、この場合、特許文献1の弾性弁体(図10参照)を採用してもよい。
図1の極板群4に含まれる電解液は非水電解液が採用される。
非水電解液としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを、体積比でEC:EMC=3:7に調整した混合有機溶媒に、溶質としてLiPF6を添加し、リチウムイオンを1mol/lの濃度とした非水電解液を使用できる。
図6に示すように、極板群4は、帯状の正極を成す正電極板14と負極を成す負電極板15との間に、帯状のセパレータ16を介装して扁平形状に捲回されてなる横向きの捲回型であり、この極板群4を電池容器101に収容してリチウムイオン二次電池1を構成している。
ここでの正負極板14、15はセパレータ16を挟んで重ねられる。
正負極板14、15は正負極集電箔上に活物質合剤を塗布して構成される。図6は活物質合剤を塗布した塗工部での状態を示している。捲回軸方向(図6中で水平方向)の両端部の各々には、活物質合剤を塗布しない金属箔の露出部である未塗工部141、151が形成される。未塗工部141、151は、互いが極板群4の捲回軸方向の反対位置にそれぞれ形成されている。
非水電解液としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを、体積比でEC:EMC=3:7に調整した混合有機溶媒に、溶質としてLiPF6を添加し、リチウムイオンを1mol/lの濃度とした非水電解液を使用できる。
図6に示すように、極板群4は、帯状の正極を成す正電極板14と負極を成す負電極板15との間に、帯状のセパレータ16を介装して扁平形状に捲回されてなる横向きの捲回型であり、この極板群4を電池容器101に収容してリチウムイオン二次電池1を構成している。
ここでの正負極板14、15はセパレータ16を挟んで重ねられる。
正負極板14、15は正負極集電箔上に活物質合剤を塗布して構成される。図6は活物質合剤を塗布した塗工部での状態を示している。捲回軸方向(図6中で水平方向)の両端部の各々には、活物質合剤を塗布しない金属箔の露出部である未塗工部141、151が形成される。未塗工部141、151は、互いが極板群4の捲回軸方向の反対位置にそれぞれ形成されている。
正極活物質としてマンガン酸リチウム等のリチウム含有遷移金属複酸化物を含む正極活物質合剤が使用される。負極活物質としてリチウムイオンを可逆に吸蔵、放出可能な黒鉛等の炭素材を含む負極活物質合剤が使用される。
更に、帯状のセパレータ16はポリエチレン・ポリプロピレン・不織布等の正負極の直接接触を防ぎ、イオンを通すことのできる多孔質材からなり、正電極板14と負電極板15との間に介在して、これらを離間させている。このセパレータ16には、全体に非水電解液が含浸させてある。
図6に示す正負極板14、15とセパレータ16の捲回が終了すると、極板群4の最外表面を覆うセパレータ16の巻き終わり端縁162がその全幅に渡りテープ等で直下周面のセパレータ16に固着される。
更に、帯状のセパレータ16はポリエチレン・ポリプロピレン・不織布等の正負極の直接接触を防ぎ、イオンを通すことのできる多孔質材からなり、正電極板14と負電極板15との間に介在して、これらを離間させている。このセパレータ16には、全体に非水電解液が含浸させてある。
図6に示す正負極板14、15とセパレータ16の捲回が終了すると、極板群4の最外表面を覆うセパレータ16の巻き終わり端縁162がその全幅に渡りテープ等で直下周面のセパレータ16に固着される。
次に、図1〜3を参照して、正極端子5側の正極接続板501と、負極端子6側の負極接続板601について説明する。
図1、3に示すように、電池蓋3の一端側に、内端が極板群4の正極401に電気的に接続される正極端子5が、他端側に、内端が極板群4の負極402に電気的に接続される負極端子6が配備される。
正、負極接続板501、601はそれぞれ同様に構成されているので、ここでは接続板601のみを代表的に詳述する。
図1、3に示すように、電池蓋3の一端側に、内端が極板群4の正極401に電気的に接続される正極端子5が、他端側に、内端が極板群4の負極402に電気的に接続される負極端子6が配備される。
正、負極接続板501、601はそれぞれ同様に構成されているので、ここでは接続板601のみを代表的に詳述する。
図3に示すように、接続板601は、電池蓋3の内面に沿う基部602と、基部602から略直角に曲がって、容器本体2の幅狭側面202に沿って底面203に向かって極板群4の下部近傍まで長く伸びる側面部603とを備える。しかもこの側面部603の下半部で極板群4に向かって、すなわち、容器本体2の幅広側面204に沿って略直角に曲がる接合片604を備える。なお、接合片604と側面部603とは断面L字形状の一体構造であり、強度、剛性が大きくなるように形成されている。
ここで、図3に示すように、電池蓋3と極板群4とで電極アセンブリ18が構成される。
ここで、図3に示すように、電池蓋3と極板群4とで電極アセンブリ18が構成される。
電池蓋3に一体的に取り付けられた接合片604は、図1に示すように、極板群4の未塗工部402の二箇所に対して接合部604P、604P(図1参照)が重ねられ、超音波溶接によって接合されている。同様に、蓋アセンブリ18を構成する接合片504は、極板群4の未塗工部401の二箇所に対して接合部504P、504P(図1参照)が重ねられ、超音波溶接によって接合されている。
ここで、極板群4を電池蓋3と一体化して電極アセンブリ18を作成するにあたり、未塗工部401、402は平面的に潰され(不図示)、これらの重合束部が正、負極接続板501、601に電気的に接続される。
このような横向きで扁平形状を成す極板群4は、下部を底面203に向けて開口部201から容器本体2内に挿入され、電池蓋3で封止されて扁平直方体状の空間内に収納される。
ここで、極板群4を電池蓋3と一体化して電極アセンブリ18を作成するにあたり、未塗工部401、402は平面的に潰され(不図示)、これらの重合束部が正、負極接続板501、601に電気的に接続される。
このような横向きで扁平形状を成す極板群4は、下部を底面203に向けて開口部201から容器本体2内に挿入され、電池蓋3で封止されて扁平直方体状の空間内に収納される。
容器本体2内に挿入された極板群4は、その上部が電池蓋3の内面に対して隙間t1(図2参照)を隔てて対向配備されている。
ところで、電池蓋3の長手方向での中間位置のガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1(図1参照)にはガス抜き孔確保部材30が配備される。
図4、5に示すように、ガス抜き孔確保部材30はガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1の流動性を保持した状態で該開口対向域e1を覆う。
ガス抜き孔確保部材30は開口対向域より離れて配備され、極板群側を覆う極板群保持部材を成す覆い板31と、覆い板31の環状縁部より複数屈曲して延出し、電池蓋3の内面f1に取り付けられ溶着される複数の脚部32と、一対の脚部32間に設けられる貫通孔33を備える。このガス抜き孔確保部材30の素材としては、容器本体2や電池蓋3と同じアルミ合金でよく、この他の耐腐食性を保持する素材を使用してもよい。
ところで、電池蓋3の長手方向での中間位置のガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1(図1参照)にはガス抜き孔確保部材30が配備される。
図4、5に示すように、ガス抜き孔確保部材30はガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1の流動性を保持した状態で該開口対向域e1を覆う。
ガス抜き孔確保部材30は開口対向域より離れて配備され、極板群側を覆う極板群保持部材を成す覆い板31と、覆い板31の環状縁部より複数屈曲して延出し、電池蓋3の内面f1に取り付けられ溶着される複数の脚部32と、一対の脚部32間に設けられる貫通孔33を備える。このガス抜き孔確保部材30の素材としては、容器本体2や電池蓋3と同じアルミ合金でよく、この他の耐腐食性を保持する素材を使用してもよい。
ガス抜き孔確保部材30は平面視が円形の有底筒状体を成し、極板群保持部材としての覆い板31と複数の脚部32とが一体化されて断面ハット型(図2参照)として形成され、形状剛性を保持するように剛性材で形成される。
ここで極板群側を覆う極板群保持部材である覆い板31は、剛性保持できる肉厚の円形薄板であり、その周縁部より屈曲し、複数の孔を有し、先端にフランジを有する短筒部が延出する。この短筒部は環状配列された、隣り合う脚部32が互いに連結された複数の脚部32により一体形成されている。このような複数の脚部32の連結体としてのフランジが電池蓋3の内面f1上であって、ガス抜き孔7の内側の周縁近傍に溶着される。
このため、ガス抜き孔確保部材30はガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1を各脚部32間に設けられる貫通孔33を通して容器本体2の内部と常に連通し、流動性を保持した状態で覆うよう機能できる。
ここで極板群側を覆う極板群保持部材である覆い板31は、剛性保持できる肉厚の円形薄板であり、その周縁部より屈曲し、複数の孔を有し、先端にフランジを有する短筒部が延出する。この短筒部は環状配列された、隣り合う脚部32が互いに連結された複数の脚部32により一体形成されている。このような複数の脚部32の連結体としてのフランジが電池蓋3の内面f1上であって、ガス抜き孔7の内側の周縁近傍に溶着される。
このため、ガス抜き孔確保部材30はガス抜き孔7の内側と対向する開口対向域e1を各脚部32間に設けられる貫通孔33を通して容器本体2の内部と常に連通し、流動性を保持した状態で覆うよう機能できる。
このような、安全弁付き二次電池1が通常使用時にあるとする。この場合、図5(a)に示すように、電池容器101の内部の内圧は定常域にあり、安全弁8が閉鎖状態にある。この際、安全弁8を成す弁膜は充放電時に極板群4が発する水素ガスを外部に放出させ、それ以外の発生ガスを封じている。ここで、所定の弁膜が破断する破断圧に達しない間は、安全弁8が電池容器101の内部を閉じ、非水電解液等の流出を防止する。
一方、二次電池1が落下したり、電池容器101が外力を受けて変形したり、あるいは過充電等で過加熱されて極板群4が膨張したとする。この場合、図5(b)に示すように、電池容器101の内部の極板群4が移動して、電池蓋3の内面に向けて移動する。
一方、二次電池1が落下したり、電池容器101が外力を受けて変形したり、あるいは過充電等で過加熱されて極板群4が膨張したとする。この場合、図5(b)に示すように、電池容器101の内部の極板群4が移動して、電池蓋3の内面に向けて移動する。
この際、ガス抜き孔確保部材30の覆い板31が極板群4の上部と当たり、ガス抜き孔確保部材30の外周側近傍、及び内部の開口対向域e1に極板群4が侵入して、ガス抜き孔7が閉鎖されるという事態の発生を回避することができる。
このため、電池容器101の内部の極板群4が移動したとしても、ガス抜き孔7と電池容器101の内部領域が開口対向域e1および複数の貫通孔33を通して流動性を保持できる。このため、極板群4が移動した上で、更に、極板群4側からガス発生が続くとしても、安全弁8が破断圧を上回る内圧を受けると、破断してガス抜き孔7より内圧を放出できる。すなわち、安全弁の作動を確実に行うことができ、電池容器101自体が破裂することを防止できる。
図1に示す二次電池1は、扁平矩形缶状体をなす容器本体2に扁平直方体の渦巻状に捲回された極板群4を収容してなる電池容器101を用いる。このため、これを複数重ねて所定の収容域に多数の単位電池をコンパクトに収容することができ、車両等の電源として用いる際に実装密度を高めることができる。
このため、電池容器101の内部の極板群4が移動したとしても、ガス抜き孔7と電池容器101の内部領域が開口対向域e1および複数の貫通孔33を通して流動性を保持できる。このため、極板群4が移動した上で、更に、極板群4側からガス発生が続くとしても、安全弁8が破断圧を上回る内圧を受けると、破断してガス抜き孔7より内圧を放出できる。すなわち、安全弁の作動を確実に行うことができ、電池容器101自体が破裂することを防止できる。
図1に示す二次電池1は、扁平矩形缶状体をなす容器本体2に扁平直方体の渦巻状に捲回された極板群4を収容してなる電池容器101を用いる。このため、これを複数重ねて所定の収容域に多数の単位電池をコンパクトに収容することができ、車両等の電源として用いる際に実装密度を高めることができる。
上述のところで、ガス抜き孔確保部材30は円形薄板の覆い板31と複数の脚部32が互いに連結されてなる短筒部を一体形成していたが、図7(a)、(b)のような変形例のガス抜き孔確保部材30a,30bを用いてもよい。図7(a)の変形例1のガス抜き孔確保部材30aは、楕円形薄板の覆い板31aを備え、更に、複数の脚部32aが各脚部32間に貫通孔33を設けた上で、互いに連結されて短筒部を成し、覆い板31aの周縁部に連続形成されている。
図7(c)、(d)の変形例2のガス抜き孔確保部材30bは、長方形の薄板の覆い板31bを備え、更に、複数の脚部32bが各脚部32b間に矩形貫通孔33bを設けた上で、互いに連結されて矩形短筒部を成し、覆い板31bの周縁部に連続形成されている。
図7(e)の変形例3のガス抜き孔確保部材30cは、覆い板31の変形例の一つである網部材31cに置き換えられている。こうすることにより、覆い板31の一例を成す網部材31cが電極群324の移動を抑えつつ、ガスの流通する流路を増やすことが出来る。
これら変形例としてのガス抜き孔確保部材30a,30b,30cのいずれもが実施形態1のガス抜き孔確保部材30と同様の作用効果が得られ、特に、容器本体2の扁平度が大きい場合に有効利用できる。
図7(c)、(d)の変形例2のガス抜き孔確保部材30bは、長方形の薄板の覆い板31bを備え、更に、複数の脚部32bが各脚部32b間に矩形貫通孔33bを設けた上で、互いに連結されて矩形短筒部を成し、覆い板31bの周縁部に連続形成されている。
図7(e)の変形例3のガス抜き孔確保部材30cは、覆い板31の変形例の一つである網部材31cに置き換えられている。こうすることにより、覆い板31の一例を成す網部材31cが電極群324の移動を抑えつつ、ガスの流通する流路を増やすことが出来る。
これら変形例としてのガス抜き孔確保部材30a,30b,30cのいずれもが実施形態1のガス抜き孔確保部材30と同様の作用効果が得られ、特に、容器本体2の扁平度が大きい場合に有効利用できる。
上述のところで、二次電池1は扁平矩形缶状体をなす容器本体2に扁平直方体の渦巻状に捲回された極板群4を収容して構成されていたが、図8に示すような実施形態2としての二次電池1aを構成してもよい。
ここでは、渦巻状に捲回され縦向きの縦極板群324が有底円筒形の円筒電池容器325内に非水電解液と共に収容され、この円筒電池容器325の上部開口部が円形の蓋部材326で閉鎖される。蓋部材326には電極端子331が支持され、電極端子331の内部がリード327を介して極板群324の正極(不図示)と連結されている。極板群324の負極(不図示)は円筒電池容器325に電気的に接続されている。
ここでは、渦巻状に捲回され縦向きの縦極板群324が有底円筒形の円筒電池容器325内に非水電解液と共に収容され、この円筒電池容器325の上部開口部が円形の蓋部材326で閉鎖される。蓋部材326には電極端子331が支持され、電極端子331の内部がリード327を介して極板群324の正極(不図示)と連結されている。極板群324の負極(不図示)は円筒電池容器325に電気的に接続されている。
蓋部材326はガス抜き孔328を有し、同穴を弾性弁体からなる安全弁329で閉鎖する。安全弁329は円筒電池容器325内に極板群324や非水電解質を所定内圧以下の状態において密閉保持する。なお、図8中の符号333は環状のシール材を示し、これにより、円筒電池容器325の内部を確実にシールしている。
蓋部材326のガス抜き孔328の内側と対向する開口対向域e1にはガス抜き孔確保部材332が配備される。
蓋部材326のガス抜き孔328の内側と対向する開口対向域e1にはガス抜き孔確保部材332が配備される。
ここでガス抜き孔328、ガス抜き孔328の内側と対向する開口対向域e1、開口対向域e1を流動性を確保して覆うガス抜き孔確保部材30dは図1の二次電池1で用いている、図4、図5(a)に示したものと同様の構成を採るものが用いられ、ここでは重複説明を略す。
このような図8の実施形態2としての二次電池1aは、そこで用いるガス抜き孔確保部材30dが実施形態1でのガス抜き孔確保部材30と同様に機能するので、同様の作用効果を得ることができる。
上述のところで、図1の実施形態1の二次電池1は扁平矩形缶状体をなす容器本体2に渦巻状に捲回され、横向きにした極板群4を収容し、開口部201を長方形の電池蓋3で閉鎖し、電池蓋3にガス抜き孔7を形成していた。
このような図8の実施形態2としての二次電池1aは、そこで用いるガス抜き孔確保部材30dが実施形態1でのガス抜き孔確保部材30と同様に機能するので、同様の作用効果を得ることができる。
上述のところで、図1の実施形態1の二次電池1は扁平矩形缶状体をなす容器本体2に渦巻状に捲回され、横向きにした極板群4を収容し、開口部201を長方形の電池蓋3で閉鎖し、電池蓋3にガス抜き孔7を形成していた。
これに代えて、実施形態3としての二次電池1bを図9に示すように構成してもよい。図9の二次電池1bは扁平矩形缶状体をなす容器本体2bに渦巻状に捲回され、縦向きにした極板群4bを収容する。この場合、容器本体2bの開口部201bを長方形の電池蓋3bで閉鎖し、その電池蓋3bに正極側端子5bと負極側端子6bを取付支持する。正極側端子5bはその内側端部がリード501bを介して縦向きの極板群4bの上部の正極(不図示)の端面に電気的に接続される。負極側端子6bはその内側端部がリード601bを介して縦向きの極板群4bの上部の負極(不図示)の端面に電気的に接続される。
ここで、容器本体2b内の縦向きの極板群4bの側方に安全弁8bで閉鎖されたガス抜き孔7bを形成している。そのガス抜き孔7bの内側と対向する開口対向域e1の流動性を保持するよう、同開口対向域e1を縦向きのガス抜き孔確保部材30eが覆うように構成する。
実施形態3としての二次電池1bは、ガス抜き孔確保部材30eが実施形態1の二次電池1のガス抜き孔確保部材30と比べ、縦向きに装着する点以外は同様の構成を採り、同様の作用効果を発揮できる。この場合、容器本体2bの縦幅を比較的小さくできるという利点がある。
実施形態3としての二次電池1bは、ガス抜き孔確保部材30eが実施形態1の二次電池1のガス抜き孔確保部材30と比べ、縦向きに装着する点以外は同様の構成を採り、同様の作用効果を発揮できる。この場合、容器本体2bの縦幅を比較的小さくできるという利点がある。
以上、上述の各実施形態では車両の電池パック内に配備される組電池を構成する単電池を説明したが、その他の車両の電源装置としても、本発明を同様に適用でき、同様の効果が得られる。
1,1a,1b 二次電池
101 電池容器
2 容器本体
201 開口部
3 蓋体
4 極板群
5 正極端子
6 負極端子
7,7a,7b ガス抜き孔
8,8a,8b 安全弁
14 正極板
15 負極板
16 セパレータ
30,30a〜30e ガス抜き孔確保部材
31,31a〜31c 覆い板(極板群保持部材)
31c 網部材(極板群保持部材)
32,32a,32b, 脚部
e1 開口対向域
101 電池容器
2 容器本体
201 開口部
3 蓋体
4 極板群
5 正極端子
6 負極端子
7,7a,7b ガス抜き孔
8,8a,8b 安全弁
14 正極板
15 負極板
16 セパレータ
30,30a〜30e ガス抜き孔確保部材
31,31a〜31c 覆い板(極板群保持部材)
31c 網部材(極板群保持部材)
32,32a,32b, 脚部
e1 開口対向域
Claims (7)
- 容器本体の開口部を蓋体により密閉してなる容器と、
前記容器内に収納され、かつ正極と負極との間にセパレータを介装して渦巻状に捲回された極板群と、
前記蓋体または容器本体に支持され前記容器内が所定圧以下にあると該蓋体または容器本体に設けたガス抜き孔を塞ぐ安全弁と、
前記蓋体に支持された上で外端が外部に突出し内端が前記極板群の正極または負極のいずれか1つの端面に電気的に接続される極端子と、
前記蓋体または容器本体に取り付けられ前記ガス抜き孔の内側の開口対向域を該ガス抜き孔の流動性を保持した状態で覆うガス抜き孔確保部材と、
前記ガス抜き孔確保部材の前記極板群側を覆う極板群保持部材と、
を備えたことを特徴とする安全弁付き二次電池。 - 前記極板群保持部材は、前記ガス抜き孔の内側の開口対向域より離れて配備される覆い板であり、
前記ガス抜き孔確保部材は、前記覆い板の環状縁部より複数屈曲して延出し、前記蓋体の内面に取り付けられる複数の脚部を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の安全弁付き二次電池。 - 前記ガス抜き孔確保部材は、前記覆い板と複数の脚部とが一体化されて断面ハット型として形成された、
ことを特徴とする請求項2記載の安全弁付き二次電池。 - 前記安全弁は前記蓋体に設けたガス抜き孔を塞ぎ、前記ガス抜き孔確保部材は前記蓋体内面に取付けられる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池。 - 前記安全弁は前記容器本体に設けたガス抜き孔を塞ぎ、前記ガス抜き孔確保部材は前記容器本体の内面に取付けられる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池。 - 前記蓋体3には外端が外部に突出し内端が前記極板群の正極の端面に電気的に接続される正極端子と、前記外端が外部に突出し内端が前記極板群の負極の端面に電気的に接続される負極端子とが支持された、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池。 - 前記容器本体は前記矩形の開口部を有する扁平直方箱体として形成され、前記極板群は扁平直方体の渦巻状に捲回されて前記容器本体に収容される、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の安全弁付き二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013247893A JP2015106490A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 安全弁付き二次電池 |
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JP2013247893A Pending JP2015106490A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 安全弁付き二次電池 |
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JP (1) | JP2015106490A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017084540A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子 |
WO2018003761A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 三洋電機株式会社 | 二次電池 |
-
2013
- 2013-11-29 JP JP2013247893A patent/JP2015106490A/ja active Pending
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WO2018003761A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 三洋電機株式会社 | 二次電池 |
JPWO2018003761A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2019-04-18 | 三洋電機株式会社 | 二次電池 |
US10811650B2 (en) | 2016-06-29 | 2020-10-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Secondary battery |
JP6996505B2 (ja) | 2016-06-29 | 2022-01-17 | 三洋電機株式会社 | 二次電池 |
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