JP2015105768A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の吹出し口を備え、特定方向のルーバを閉状態としても、開状態のルーバに対応する吹出し口に、過剰な風量の温調風が送出されるのを回避するのに加え、閉状態のルーバで生じる異音を低減できる空気調和機を提供する。【解決手段】 室内機10と、室外機30と、を備え、室内機10は、室内熱交換器22と、室内熱交換器22に空気を送り込むファン21と、室内熱交換器22を通過した温調風Aを室内に送出するための、複数の吹出し口15と、各々が吹出し口15に設けられ、開状態において吹出し口15から送出される温調風Aの風向を調整する、複数のルーバ14と、ファン21の動作及び複数のルーバ14の動作を制御する制御部16と、を備え、制御部16は、開状態にあるルーバ14を選択的に閉状態にするとともに、開状態のルーバ14の数に応じたファン回転数Rでファン21を動作させることを特徴とする空気調和機1。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に関し、特に吹出し口を複数備える空気調和機に関する。
オフィス等で使用されるパッケージエアコンには、広い室内の温度環境を制御するために、ファンを取り囲むように複数の吹出し口(例えば2つ又は4つ)を備える天井埋め込み型の空気調和機が使用されている(例えば、特許文献1)。
空気調和機は、設定した温度に調和された空気(以下、温調風)を各吹出し口から室内に送出し、温調風を室内で循環させることで、室内の温度環境を制御している。
各吹出し口には、風向を調整するためのルーバがそれぞれ設けられており、ルーバの向きを変えることにより、吹出し口から送出される温調風の風向を調整している。
複数の吹出し口を備える空気調和機で室内温度環境を制御するに際し、室内空間を均一に冷やしたい又は温めたい場合や、ある特定方向は冷房感又は暖房感を与えてほしくない場合がある。
前者の場合は、ルーバを開くこと(開状態)で、全ての吹出し口から温調風を送出することにより達成できる。一方、後者の場合は、冷房感又は暖房感を与えてほしくない方向に設置されているルーバを閉じること(閉状態)で、特定方向へ温調風が送出されることを停止できる。
特開2012−220163号公報
しかし、後者において、ある特定方向へ温調風を送出することは停止できるが、特定のルーバを閉状態とすると、開状態のルーバに対応する吹出し口に対し、温調風の風量が過剰となり、騒音が生じるという問題がある。さらに、閉状態のルーバに対し、開状態の時と同じ風量の温調風が送出されるため、ルーバで異音が生じるという問題がある。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、複数の吹出し口を備える空気調和機において、特定のルーバを閉状態としても、開状態のルーバに対応する吹出し口に、過剰な風量の温調風が送出されるのを回避するのに加え、閉状態のルーバで生じる異音を低減できる空気調和機を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の空気調和機は室内機と、室外機と、を備え、室内機は、熱交換器と、熱交換器に空気を送り込むファンと、熱交換器を通過した温調風を室内に送出するための、複数の吹出し口と、各々が吹出し口に設けられ、開状態において吹出し口から送出される温調風の風向を調整する、複数のルーバと、ファンの動作及び複数のルーバの動作を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、開状態にあるルーバを選択的に閉状態にするとともに、開状態のルーバの数に応じた回転数Rでファンを動作させることを特徴とする。
本発明に係る空気調和機は、開状態とするルーバの数に応じた回転数Rで、ファンを動作させるため、ルーバが開状態の吹出し口に対し、送出される温調風Aの風量が過剰とならず、開状態の吹出し口で生じる騒音を抑制できる。また、閉状態のルーバに対しても温調風Aは過剰に送出されないため、閉状態のルーバで生じる異音を低減できる。
本発明の空気調和機の制御手段は、下記式(1)から求められる回転数Rに基づいてファンの動作を制御することが好ましい。
R=R×N/N・・・(1)
:全てのルーバが開状態の時に要求されるファンの回転数
:開状態のルーバの総数
:ルーバの総数
上記式から求められる回転数Rに基づいてファンを動作させることで、閉状態であるルーバの吹出し口の数に見合う回転数に設定することができる。
本発明の空気調和機では、4つの吹出し口が、ファンを取り囲むように設けられていることが好ましい。
4つの吹出し口がファンを取り囲むように設けることで、室内の温度環境を正確に制御できる。
本発明の空気調和機のルーバは、おもて面及びうら面のいずれか一方が凸面をなし、閉状態とされるルーバは、凸面が温調風に対向することが好ましい。
ルーバの凸面を温調風に対向するようにルーバを閉状態とすることで、凹面を対向させる場合と比べ、閉状態としたルーバと吹出し口との間に形成される隙間から、温調風を円滑に漏れ流すことができるため、ルーバで生じる異音を低減できる。
本発明の空気調和機において、温調風が通過する流路のルーバの上流側に、温調風の流れを抑制する開閉体が吹出し口に対応して設けられ、開閉体は、ルーバが開状態のときには、流路を開放し、ルーバが閉状態のときには、流路を閉鎖することが好ましい。
ルーバが閉状態のときに、開閉体によって流路を閉鎖することで、閉状態のルーバに対応する吹出し口に送出される温調風の風量を減少させることができるため、ルーバで生じる異音を低減できる。
本発明によれば、複数の吹出し口を備える空気調和機において、ファンが回転している際に、特定の吹出し口をルーバにより開閉できるのに加え、開状態のルーバの数に応じて決定されるファン回転数で、ファンを動作させることができる。そのため、開状態のルーバに対応する吹出し口に対し、温調風の風量が過剰とならず、騒音が生じるのを抑制できるのに加え、閉状態のルーバで生じる異音を防止できる。
本実施の形態に係る空気調和機の概略図である。 (a)は本実施の形態に係る空気調和機の平面図、(b)はルーバの閉状態を示す断面図、(b)はルーバの開状態を示す断面図である。 第2実施形態におけるルーバの動作を示す断面図である。 第3実施形態における空気調和機の室内機の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の空気調和機1の実施の形態を説明する。
[第1実施形態]
空気調和機1は、図1および図2(a)に示すように、室内の天井に設置される室内機10と、屋外に設置され、室内機10と冷媒配管および通信線を介して接続される室外機30と、室内機10と接続され、空気調和機1の運転を操作するリモートコントローラ40とを備えている。
[室内機10]
室内機10は、天井内に埋め込むことにより設置されるユニット本体11と、ユニット本体11の下部に装着される天井パネル12とを備えている。
ユニット本体11の内部には、図2(a)に示すように、室内ファン21、室内熱交換器22が設けられている。また、ユニット本体11の下面を覆うように設置される天井パネル12の中央には、室内の空気を吸い込むためのグリル13が設置されている。グリル13の周囲には、風向調整ルーバ14を備えた空調風を吹き出すための吹出し口15が4つ設けられている。
[室内ファン21]
室内ファン21(以下、単にファン21とよぶ)は、室内熱交換器22に空気を送り込む。
送り込まれた空気は、室内熱交換器22で温度調節され、温調風Aとなる。そして、温調風Aは、流路24を通過し、吹出し口15から室内に送出される。
ファン21は、ファンモータ23によって動作する。ファンモータ23は、制御部16に接続され、制御部16から出力されるファン回転数Rでファン21を動作させる。
[室内熱交換器22]
室内熱交換器22は、複数のフィン(図示しない)と、それらのフィンに挟まれたチューブ(図示しない)から構成される。フィンは、チューブを介して、チューブの内部を流れる冷媒と熱交換する。
室内熱交換器22は、ファン21を取り囲むように設けられている。室内熱交換器22は内周壁11aと流路24を形成し、流路24は周方向で連通している。
室内熱交換器22では、ファン21から送り込まれる空気が、フィンを介して冷媒と熱交換することで、冷却または加熱され、温調風Aとなる。
[吹出し口15および風向調整ルーバ14]
吹出し口15は、ファン21を取り囲むように4つ設けられている。そして、各吹出し口15には風向調整ルーバ14(以下、単にルーバ14と呼ぶ)が設けられている。
ルーバ14は、回転軸Cを中心に回転することで、吹出し口15から送出される温調風Aの風向を調整する。
ルーバ14は、断面が円弧状をなす板状の部材であり、おもて面(外周)を凸面14aによって、うら面(内周)を凹面14bによって形成されている。ルーバ14は、吹出し口15に1つずつ設けられ、合計4つ設けられている。
本実施形態において、特定の方向に温調風Aを送出したくない場合、その方向に設けられたルーバ14のみ閉じ、吹出し口15から温調風Aが送出されないようにできる。
ルーバ14が吹出し口15を閉じる場合(以下、閉状態とよぶ)は、図2(b)に示すように、ルーバ14は凸面14aを室内側に、凹面14bを流路24側に向けて静止するよう設定されている。
一方、ルーバ14が吹出し口15を開く場合(以下、開状態とよぶ)は、図2(c)に示すように、ルーバ14は回転軸Cを中心として、所定の角度だけ回転する。そうすると、温調風Aが吹出し口15から室内に送出される。
なお、ルーバ14は、回転する際に吹出し口15と干渉しないように、吹出し口15より寸法が小さく設定されている。ルーバ14が閉状態の場合、吹出し口15とルーバ14との間には、隙間Gが形成される。
そのため、ルーバ14が閉状態の吹出し口15に温調風Aが送出されると、温調風Aは隙間Gから室内に漏れ流れる。
[室外機30]
室外機30は、冷媒圧縮機、室外熱交換器およびファンモータを含む室外ファンを備えている。
室外機30は、室内機10の室内熱交換器22と共に冷凍サイクルを構成し、室内機10に供給する冷媒の調整を行なう。
[リモートコントローラ40]
リモートコントローラ40(以下、単にリモコン40と呼ぶ)は、空気調和機1の運転を操作する。
リモコン40は、ユニット本体11に設けられた制御部16に接続されている。リモコン40は操作されると、制御部16に指示を送る。
リモコン40は、空気調和機1の作動モード又は停止モードの選択ボタン、風量設定ボタン、温度設定ボタン、および風向設定ボタン等のボタン群42に加え、ルーバ開閉選択ボタン43(以下、開閉選択ボタン43とよぶ)を備えている。
開閉選択ボタン43は、4つのルーバ14の各開閉状態を決定する際に使用される。
開閉選択ボタン43は、空気調和機1の作動前でも、作動中でも選択可能であるが、本実施形態では、空気調和機1が作動している際に使用する例を説明する。そのため、本実施形態において開閉選択ボタン43を使用する際、全てのルーバ14は開状態であることを前提とする。
開閉選択ボタン43は、4つのモードを選択できる。
1つ目は、任意の1つのルーバ14を閉状態とし、残り3つのルーバ14は開状態が維持されるモードIである。モードIを選択した場合、開状態が維持されたルーバ14に対応する3つの吹出し口15から室内に温調風Aが送出される。
2つ目は、任意の隣り合うルーバ14を閉状態とし、残り2つのルーバ14は開状態が維持されるモードIIである。モードIIを選択した場合、開状態が維持されたルーバ14に対応する2つの吹出し口15から室内に温調風Aが送出される。
3つ目は、任意の対向するルーバ14を閉状態とし、残り2つのルーバ14は開状態が維持されるモードIIIである。モードIIIを選択した場合、開状態が維持されたルーバ14に対応する2つの吹出し口15から室内に温調風Aが送出される。
4つ目は、任意の3つのルーバ14を閉状態とし、残り1つのルーバ14は開状態が維持されるモードIVである。モードIVを選択した場合、開状態が維持されたルーバ14に対応する1つの吹出し口15から室内に温調風Aが送出される。
本実施形態では、以上説明した4つのモードを選択することにより、特定方向にのみ温調風Aを送出することができる。
[制御部16]
制御部16は、リモコン40からの指示に従い、ファンモータ23およびルーバ14の動作を制御する。
例えば、リモコン40から、ファン21の回転数を大きくするように指示された場合、制御部16はファンモータ23の出力を上げるよう指示し、ファン21の回転数を大きくする。
また、開閉選択ボタン43により上記モードI〜IVが選択された場合、制御部16は、要求されたモードとなるよう、ルーバ14に指示を送る。
[ファン回転数Rの決定方法]
次に、モードI〜IVにおける、ファン21のファン回転数Rの決定方法について説明する。
本実施形態では、各モードにおける、開状態であるルーバ14の数、および、閉状態の際に形成される隙間Gから漏れ流れる温調風Aの風量を考慮して、下記式(1)によりファン21のファン回転数Rを決定する。
R=R×N/N×α・・・(1)
ここで、Rは全てのルーバ14が開状態の場合に要求されるファン21の回転数、Nは開状態のルーバ14の総数、Nはルーバ14の総数を示し、αは補正係数を示す。
補正係数α(α>1)とは、隙間Gから漏れ流れる温調風Aの風量を補うために乗算する係数である。補正係数αは、隙間Gの面積や温調風Aの流れによって変化するため、各空気調和機において適宜決定することができる。
式(1)をモードI〜IVに適用すると、各モードのファン21のファン回転数Rは以下の式で表される。
(モードI)RI=R×3/4×α1
(モードII)RII=R×2/4×α2
(モードIII)RIII=R×2/4×α3
(モードIV)RIV=R×1/4×α4
補正係数αは、隙間Gから漏れ流れる温調風Aの風量が多いほど、つまり閉状態のルーバ14の数が多いほど大きな値となる。そのため、各補正係数の間には、α4>α3,α2>α1の関係が成り立つ。
開閉選択ボタン43でモードI〜IVのいずれかが選択されると、リモコン40から制御部16へ指示が出される。
制御部16は、選択されたモードに対応する式からファン21のファン回転数Rを決定し、そのファン回転数Rでファン21を動作させるように、ファンモータ23に指令を送る。そして、ファンモータ23はその指令に従い、ファン21を動作させる。
[作用・効果]
上記説明した構成とすることにより、以下の作用効果を享受できる。
本実施形態に係る空気調和機1は、各々のルーバ14の開状態又は閉状態を選択できるため、特定の方向だけに温調風Aを送出することができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、開状態とするルーバ14の数に応じて、ファン21のファン回転数Rを決定するため、ルーバ14が開状態の吹出し口15に対し、送出される温調風Aの風量が過剰にならない。そのため、開状態の吹出し口15で生じる騒音を抑制できる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、ルーバ14と吹出し口15との間に形成される隙間Gから室内へ漏れ流れる温調風Aの風量を考慮し、ファン21のファン回転数Rが決定する。そのため、4つのルーバ14が開状態(以下、通常運転とよぶ場合がある)の際に送出されていた温調風Aと同じ風量を、開状態の各吹出し口15から室内に送出することができる。
したがって、モードI〜IVを選択した場合であっても、ルーバ14が開状態とされている方向には、通常運転の場合と同じ範囲まで、温調風Aを到達させることができ、室内温度環境を制御できる。
[第2実施形態]
閉状態のルーバ14に温調風Aが送出されると、異音が生じる場合がある。
本実施形態では閉状態のルーバ14に送出された温調風Aによって生じる異音を低減する方法について説明する。
本実施形態に係る空気調和機1の構成は、第1実施形態と同様である。第1実施形態とは、閉状態とするルーバ14の向きが相違する。以下、相違点を中心に、図3を参照して、説明する。
第1実施形態では、ルーバ14を閉状態とする際、図3(a)に示すように、凸面14aが室内側に、凹面14bが流路24側に向くように、ルーバ14は回転軸Cを中心に回転する。
本実施形態では、図3(b)に示すように、第1実施形態とは反対に、凸面14aが流路24側に、凹面14bが室内側に向くようにルーバ14を閉状態とする。
凹面14bを流路24側に向けてルーバ14を閉状態とする場合、温調風Aは凹面14bで淀みを生じるため、隙間Gから室内に円滑に漏れ流れづらくなる。
一方、凸面14aを流路24側に向けてルーバ14を閉状態とする場合、ルーバ14に向けて送出される温調風Aは、凸面14aに沿って流れ、隙間Gから室内に円滑に漏れ流れやすくなる。
なお、空気調和機1を停止する際、外観上の違和感を生じさせないよう、ルーバ14は凸面14aを室内側に向けて閉じる。
[作用・効果]
本実施形態に係る空気調和機1によれば、ルーバ14を閉状態にする際、凸面14aを流路24側に向け、つまり、凸面14aを温調風Aに対向するように回転させることで、温調風Aを隙間Gから円滑に漏れ流すことができる。そうすると、凹面14bを温調風Aに対向させた場合と比べ、ルーバ14に加わる圧力を低減でき、ルーバ14に振動が生じにくくなる。ルーバ14に振動が生じにくくなれば、異音の発生を低減できる。
[第3実施形態]
本実施形態では、ルーバ14を閉状態とした吹出し口15に送出する温調風Aの流量を抑制する。
本実施形態は、流路24に開閉体28を備える点で第1実施形態と相違する。以下、本実施形態を、図4を参照して、説明する。
開閉体28は、流路24の内部で開閉することで、吹出し口15に送出される温調風Aの風量を制御する。
開閉体28は、板状の部材であり、内周壁11aに自由端29を介して設けられる。開閉体28は、流路24のルーバ14の上流側に、吹出し口15に対応するように、4つ設けられている。
通常運転時、開閉体28は内周壁11aに沿って維持され、流路24は開放されている。
なお、各開閉体28は制御部16に接続され、制御部16の指示により回転する。
通常運転中、開閉選択ボタン43によりモードI〜IVが選択されると、制御部16はルーバ14を閉状態にする指令を出すとともに、閉状態のルーバ14に対応する開閉体28に、矢印Bのように回転するよう指令を出す。開閉体28が矢印Bのように回転すると、閉状態のルーバ14に対応する流路24が閉鎖される(図4右側)。開閉体28は、室内熱交換器22の鉛直方向Xを通過した温調風Aに対して抵抗となる。そうすると、温調風Aは閉状態のルーバ14に対応する流路24を通過しづらくなるため、閉状態のルーバ14に対応する吹出し口15に送出される温調風Aの風量は減少する。
一方、開状態のルーバ14に対応する流路24では、開閉体28は内周壁11aに沿って維持されるため、流路24は開放されている(図4左側)。
[作用・効果]
以上説明したように、閉状態のルーバ14に対応し、ルーバ14の上流側の流路24を開閉体28で閉鎖することで、閉状態のルーバ14に対応する吹出し口15に送出される温調風Aの風量を減少させることができる。そのため、温調風Aが送出されることによって、ルーバ14で生じる異音を低減できる。
また、通常運転している際、ファン21の回転により室内熱交換器22に送り出される空気は、室内熱交換器22の鉛直方向Xにおいて、速度分布に偏りが生じている。
本実施形態の開閉体28は、室内熱交換器22を通過した温調風Aが吹出し口15から送出されるのを抑制するため、室内熱交換器22の鉛直方向X全域に空気の圧力(圧損)を加えることができる。そのため、室内熱交換器22の鉛直方向Xにおける空気の速度分布の偏りを解消できる。
室内熱交換器22の鉛直方向Xにおける空気の速度分布の偏りがなくなると、室内熱交換器22のチューブを流れる冷媒が、フィンを介して均等に空気と熱交換できるため、冷媒分配の悪化を防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
第1実施形態および第3実施形態では、ルーバ14が凸面14a、凹面14bを有さないルーバ14にも適用できる。例えば、ルーバ14の横断面が矩形の場合にも適用可能である。
また、ルーバ14は少なくともおもて面又はうら面に凸面が形成されていれば足り、例えば、横断面が半楕円状のルーバを使用することができる。
さらに、本実施の形態では、ファン21を取り囲むように4つの吹出し口15を設けた空気調和機1について説明したが、吹出し口15の数はこれに限定されない。例えば、吹出し口15が対向する位置に一つずつ(計2つ)配置されている空気調和機にも適用できる。
なお、一つの吹出し口15に複数のルーバ14が設置されている場合でも、本発明を適用することができる。
1 空気調和機
10 室内機
11 ユニット本体
11a 内周壁
12 天井パネル
13 グリル
14 風向調整ルーバ(ルーバ)
14a 凸面
14b 凹面
15 吹出し口
16 制御部
21 室内ファン(ファン)
22 室内熱交換器
23 ファンモータ
24 流路
28 開閉体
29 自由端
30 室外機
40 リモートコントローラ(リモコン)
42 ボタン群
43 ルーバ開閉選択ボタン(開閉選択ボタン)
A 温調風
B 矢印
C 回転軸
G 隙間
R ファン回転数(回転数)
X 鉛直方向

Claims (5)

  1. 室内機と、室外機と、を備え、
    前記室内機は、熱交換器と、
    前記熱交換器に空気を送り込むファンと、
    前記熱交換器を通過した温調風を室内に送出するための、複数の吹出し口と、
    各々が前記吹出し口に設けられ、開状態において前記吹出し口から送出される前記温調風の風向を調整する、複数のルーバと、
    前記ファンの動作及び複数の前記ルーバの動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記開状態にある前記ルーバを選択的に閉状態にするとともに、前記開状態の前記ルーバの数に応じた回転数Rで前記ファンを動作させる、
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は、
    下記式(1)から求められる前記回転数Rに基づいて前記ファンの動作を制御する、
    請求項1に記載の空気調和機。
    R=R×N/N・・・(1)
    :全ての前記ルーバが前記開状態の時に要求される前記ファンの回転数
    :前記開状態の前記ルーバの総数
    :前記ルーバの総数
  3. 4つの前記吹出し口が、前記ファンを取り囲むように設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記ルーバは、おもて面及びうら面のいずれか一方が凸面をなし、
    前記閉状態とされる前記ルーバは、前記凸面が前記温調風に対向する、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記温調風が通過する流路の前記ルーバの上流側に、前記温調風の流れを抑制する開閉体が前記吹出し口に対応して設けられ、
    前記開閉体は、
    前記ルーバが前記開状態のときには、前記流路を開放し、
    前記ルーバが前記閉状態のときには、前記流路を閉鎖する、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機。
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