JP2015105666A - 差圧駆動式四方弁、及び、空調装置 - Google Patents

差圧駆動式四方弁、及び、空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空調装置における冷媒制御用差圧駆動式切換弁において、弁体の作動異常の検出精度を向上させ、省スペース性能が向上する弁機構を提供する。
【解決手段】四方弁12は、弁室31を有する本体21と、弁室31内を摺動するピストン部材22と、ピストン部材22の両端部の間に固定された主弁23と、ピストン部材22の両端部に差圧を生じさせて、主弁23の位置を切り替える差圧駆動機構24と、弁室31におけるピストン部材22又は主弁23の位置を検知する近接センサと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、差圧駆動式四方弁と、空調装置と、に関するものである。
従来の差圧駆動式四方弁として、弁室を有する本体と、弁室内を摺動するピストン部材と、ピストン部材の両端部の間に固定された主弁と、ピストン部材の両端部に差圧を生じさせて主弁の位置を切り替える差圧駆動機構と、を備えたものがある。そのような差圧駆動式四方弁では、弁室の開口に接続された配管に、圧力センサが取り付けられ、その圧力センサを用いてその配管を通過する流体の圧力が検知されることで、主弁の位置の切替動作の異常が検出される。特に、差圧駆動式四方弁では、主弁の位置が、ピストン部材の両端部に生じる差圧によって切り替えられることに起因して、例えば、電磁駆動式四方弁等の、他の駆動方式の四方弁と比較して、主弁の位置の切替動作の異常が生じ易いため、その異常は、確実に検出される必要がある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平6−50642号公報(段落[0023]〜段落[0049]、図1〜図8)
従来の差圧駆動式四方弁では、配管が、圧力センサが取り付けられる分だけ余分に長くなる必要があり、また、配管の周囲に、圧力センサが取り付けられるためのスペースが確保される必要があるため、省スペース性能が低いという問題点があった。また、例えば、配管を通過する流体の圧力が、差圧駆動式四方弁が組み込まれた装置の運転状態に依存して刻一刻と変化する場合等では、主弁の位置の切替動作の異常の検出精度が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、省スペース性能が向上された差圧駆動式四方弁を得るものである。また、主弁の位置の切替動作の異常の検出精度が向上された差圧駆動式四方弁を得るものである。また、そのような差圧駆動式四方弁を備えた空調装置を得るものである。
本発明に係る差圧駆動式四方弁は、第1開口、第2開口、第3開口、及び第4開口が形成された弁室を有する本体と、前記弁室内を摺動するピストン部材と、前記ピストン部材の両端部の間に固定された主弁と、前記ピストン部材の両端部に差圧を生じさせて、前記主弁の位置を、前記第1開口と前記第3開口とが連通し、且つ、前記第2開口と前記第4開口とが連通する第1位置と、前記第1開口と前記第4開口とが連通し、且つ、前記第2開口と前記第3開口とが連通する第2位置と、に切り替える差圧駆動機構と、前記弁室における前記ピストン部材又は前記主弁の位置を検知する近接センサと、を備えたものである。
本発明に係る差圧駆動式四方弁は、弁室におけるピストン部材又は主弁の位置を検知する近接センサを備えたものである。そのため、主弁の位置の切替動作の異常を、弁室の開口に接続された配管に、圧力センサが取り付けられない状態で、検出することができるため、省スペース性能が向上される。また、配管を通過する流体の圧力の変化の影響を直接受けない、近接センサの出力に基づいて、主弁と一体的に摺動するピストン部材の位置又は主弁の位置を、直接検知できるため、主弁の位置の切替動作の異常の検出精度が向上される。
実施の形態1に係る空調装置の、構造及び動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。
以下、本発明に係る差圧駆動式四方弁について、図面を用いて説明する。
なお、以下では、本発明に係る差圧駆動式四方弁が、冷房運転と暖房運転とが切り替えられる空調装置に適用される場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、本発明に係る差圧駆動式四方弁が、例えば、暖房運転と除霜運転とが切り替えられる空調装置等の、他の冷凍サイクル装置に適用されてもよい。また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係る空調装置を説明する。
(空調装置の構造及び動作)
実施の形態1に係る空調装置の構造及び動作について説明する。
図1は、実施の形態1に係る空調装置の、構造及び動作を説明するための図である。なお、図1では、冷房運転時の冷媒の流れが実線の矢印で示され、暖房運転時の冷媒の流れが点線の矢印で示される。また、冷房運転時の四方弁12の流路が実線で示され、暖房運転時の四方弁12の流路が点線で示される。
図1に示されるように、空調装置1は、圧縮機11と、四方弁12と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)13と、膨張弁14と、室内熱交換器(負荷側熱交換器)15と、アキュムレータ16と、が配管で接続された、冷媒循環流路を有する。圧縮機11の吐出側とアキュムレータ16の入口側との間は、油戻しのための流路17によって接続される。空調装置1は、制御部18を有する。制御部18には、例えば、圧縮機11、四方弁12、膨張弁14等が接続される。制御部18は、空調装置1の空調動作を司る。制御部18は、例えば、マイクロプロセッサユニット等で構成されてもよく、また、ファームウェア等の更新可能なもので構成されてもよく、また、CPU等からの指令によって実行されるプログラムモジュール等であってもよい。
四方弁12は、差圧駆動式四方弁である。四方弁12の構造及び動作は、後に詳述される。四方弁12は、制御部18からの指令に基づいて流路の切替動作を行う。制御部18は、空調装置1に冷房運転を行わせる、つまり、室外熱交換器13を凝縮器として作用させ、室内熱交換器15を蒸発器として作用させる際は、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室外熱交換器13に流入し、室内熱交換器15から流出した低圧の冷媒が圧縮機11に吸入されるように、流路を切り替える。制御部18は、空調装置1に暖房運転を行わせる、つまり、室外熱交換器13を蒸発器として作用させ、室内熱交換器15を凝縮器として作用させる際は、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室内熱交換器15に流入し、室外熱交換器13から流出した低圧の冷媒が圧縮機11に吸入されるように、流路を切り替える。四方弁12によって、空調装置1の冷房運転と暖房運転とが切り替えられることで、空調装置1の省エネ性能が向上される。
(四方弁の構造及び動作)
実施の形態1に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作について説明する。
図2及び図3は、実施の形態1に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。なお、図2は、空調装置1が冷房運転する場合を示し、図3は、空調装置1が暖房運転する場合を示している。また、図2以降の図では、アキュムレータ16及び流路17の図示が省略されている。
図2及び図3に示されるように、四方弁12は、内部に弁室31が形成された本体21と、弁室31内を摺動するピストン部材22と、ピストン部材22に固定された主弁23と、ピストン部材22の両端部に差圧を生じさせて、主弁23の位置を切り替える差圧駆動機構24と、弁室31におけるピストン部材22の位置を検知する位置検知手段25と、を有する。
弁室31の側部には、第1開口32と、第2開口33と、第3開口34と、第4開口35と、が形成される。第1開口32には、第1継手41を介して、圧縮機11の吐出側に連通する配管が接続される。第2開口33には、第2継手42を介して、圧縮機11の吸入側に連通する配管が接続される。第3開口34には、第3継手43を介して、室外熱交換器13に連通する配管が接続される。第4開口35には、第4継手44を介して、室内熱交換器15に連通する配管が接続される。第1開口32、第2開口33、第3開口34、又は第4開口35に、配管が直接接続されてもよい。
ピストン部材22の両端部の外周面は、弁室31の内周面に摺接する。つまり、ピストン部材22の両端部の間は、密閉される。ピストン部材22が、摺動範囲のうちのいずれの位置に移動しても、第1開口32と、第2開口33と、第3開口34と、第4開口35と、が、ピストン部材22の両端部の間に位置する。
主弁23は、ピストン部材22の両端部の間に固定され、ピストン部材22とともに摺動する。主弁23は、平面部を有し、その平面部に流路が形成される。
差圧駆動機構24は、例えば、ソレノイド等の電磁駆動機構51と、電磁駆動機構51の鉄心の先端部に固定された弁52と、第1継手41の側部と弁52との間を接続する接続配管53と、第2継手42の側部と弁52との間を接続するキャピラリーチューブ54と、弁室31の一方の端部と弁52との間を接続する接続配管55と、弁室31の他方の端部と弁52との間を接続する接続配管56と、を有する。
空調装置1が、冷房運転する際は、制御部18が、電磁駆動機構51の鉄心が吸引されるように、電磁駆動機構51を制御して、図2に示されるように、接続配管53と接続配管55とが連通され、且つ、接続配管56とキャピラリーチューブ54とが連通される。その際、第1継手41を通過する高圧の冷媒が、接続配管53と弁52と接続配管55とを介して、弁室31の一方の端部とピストン部材22の一方の端部との間に導かれ、弁室31の他方の端部とピストン部材22の他方の端部との間の冷媒が、接続配管56と弁52とキャピラリーチューブ54とを介して、第2継手42に導かれる。その結果、ピストン部材22の両端部に差圧が生じることとなって、ピストン室36が拡がる方向に、ピストン部材22が摺動する。
ピストン部材22が、摺動範囲の限界である第1位置まで摺動すると、主弁23の流路が、第2開口33に接続された第2継手42と、第4開口35に接続された第4継手44と、の間を連通し、主弁23の外側で、第1開口32に接続された第1継手41と、第3開口34に接続された第3継手43と、の間が連通される。その結果、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室外熱交換器13に流入し、室内熱交換器15から流出した低圧の冷媒が圧縮機11に吸入されることとなる。
また、空調装置1が、暖房運転する際は、制御部18が、電磁駆動機構51の鉄心が開放されるように、電磁駆動機構51を制御して、図3に示されるように、接続配管53と接続配管56とが連通され、且つ、接続配管55とキャピラリーチューブ54とが連通される。その際、第1継手41を通過する高圧の冷媒が、接続配管53と弁52と接続配管56とを介して、弁室31の他方の端部とピストン部材22の他方の端部との間に導かれ、弁室31の一方の端部とピストン部材22の一方の端部との間の冷媒が、接続配管55と弁52とキャピラリーチューブ54とを介して、第2継手42に導かれる。その結果、ピストン部材22の両端部に差圧が生じることとなって、ピストン室37が拡がる方向に、ピストン部材22が摺動する。
ピストン部材22が、摺動範囲の限界である第2位置まで摺動すると、主弁23の流路が、第2開口33に接続された第2継手42と、第3開口34に接続された第3継手43と、の間を連通し、主弁23の外側で、第1開口32に接続された第1継手41と、第4開口35に接続された第4継手44と、の間が連通される。その結果、圧縮機11から吐出された高圧の冷媒が室内熱交換器15に流入し、室外熱交換器13から流出した低圧の冷媒が圧縮機11に吸入されることとなる。
なお、差圧駆動機構24は、上述の形態に限定されない。つまり、ピストン部材22の両端部に差圧を生じさせることができるものであれば、他の形態であってもよい。
位置検知手段25は、例えば、磁石61と、磁気センサ62と、を有する。磁石61は、ピストン部材22の両端部のそれぞれに設けられる。磁石61は、ピストン部材22の外面に設けられてもよく、また、ピストン部材22の端部に埋め込まれてもよい。磁気センサ62は、本体21の、磁石61と対向する位置に設けられる。磁気センサ62は、弁室31の内側に露出していてもよく、また、露出していなくてもよい。
磁気センサ62は、デジタル出力のものであってもよく、また、アナログ出力のものであってもよい。磁気センサ62が、デジタル出力のものである場合には、検知される磁界の強さが閾値以上であるか、それとも、閾値未満であるかに応じて、その検知範囲内に磁石61が有るか、それとも、その検知範囲内に磁石61が無いかが、検知されるとよい。そのような場合には、位置検知手段25が簡素化される。また、磁気センサ62が、アナログ出力のものである場合には、検知される磁界の強さに応じて、磁石61までの距離が検知されるとよい。そのような場合には、主弁23の位置の切替動作の異常が生じた際等に、位置検知手段25によって、主弁23の位置の詳細な情報を得ることができる。磁気センサ62が、アナログ出力のものであり、その検知範囲が、ピストン部材22の摺動距離と比較して充分に長い場合には、ピストン部材22及び弁室31の両端部のうちの片側のみに、磁石61及び磁気センサ62が設けられてもよい。
また、磁気センサ62は、本体21の外面に設けられてもよい。そのような場合には、磁気センサ62が、本体21の内側に設けられる場合と比較して、省スペース性能が低下してしまう場合があるものの、例えば、四方弁12を分解することなく、磁気センサ62を交換すること等が可能となり、メンテナンス性能が向上される。
磁気センサ62の出力は、制御部18に入力される。制御部18は、その出力に基づいて、弁室31におけるピストン部材22の位置を認識し、空調装置1が冷房運転する際には、ピストン部材22、つまり主弁23が、第1位置に切り替えられているか否かを判別し、空調装置1が暖房運転する際には、ピストン部材22、つまり主弁23が、第2位置に切り替えられているか否かを判別する。制御部18は、切り替えられていないことを判別すると、主弁23の位置の切替動作の異常が生じていると判断し、例えば、空調装置1の運転を停止する等の、所定の処理を行う。
なお、磁気センサ62は、ピストン部材22の位置を無接点で検知できるものであれば、他の近接センサであってもよい。例えば、発光部と受光部を有する光センサ等であってもよい。その光センサも、磁気センサ62と同様に、デジタル出力のものであってもよく、また、アナログ出力のものであってもよい。その光センサが、デジタル出力のものである場合には、例えば、ピストン部材22自体又はピストン部材22に取り付けられた部材で反射して、受光部に入射する光の有無が検知されてもよく、また、ピストン部材22自体又はピストン部材22に取り付けられた部材の遮光によって、受光部に入射する光の量が低下することの有無が検知されてもよい。また、その光センサが、アナログ出力のものである場合には、例えば、ピストン部材22自体又はピストン部材22に取り付けられた部材で反射して、受光部に入射する光の位置、等が検知されればよい。近接センサが磁気センサ62である場合には、位置検知手段25の故障の発生頻度が低減される。
(空調装置の作用)
実施の形態1に係る空調装置の作用について説明する。
差圧駆動式の四方弁12が、弁室31におけるピストン部材22の位置を無接点で検知する近接センサを有する。そのため、主弁23の位置の切替動作の異常を、配管に圧力センサが取り付けられない状態で、検出することができるため、省スペース性能が向上される。また、冷媒の圧力の変化の影響を直接受けずに、主弁23と一体的に摺動するピストン部材22の位置を検知できるため、主弁23の位置の切替動作の異常の検出精度が向上される。また、無接点であるため、故障の発生頻度が低減される。
また、近接センサが、ピストン部材22の端部の位置を検知する。そのため、近接センサとその検知対象との間の距離を短くすることができ、主弁23の位置の切替動作の異常の検出精度が更に向上される。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係る空調装置について説明する。
なお、実施の形態1に係る空調装置と重複する説明は、適宜簡略化又は省略している。
(四方弁の構造及び動作)
実施の形態2に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作について説明する。
図4及び図5は、実施の形態2に係る空調装置の、四方弁の構造及び動作を説明するための図である。なお、図4は、空調装置1が冷房運転する場合を示し、図5は、空調装置1が暖房運転する場合を示している。
図4及び図5に示されるように、位置検知手段25は、例えば、磁石61と、磁気センサ62と、を有する。磁石61は、主弁23の側部に設けられる。磁石61は、主弁23の外面に設けられてもよく、また、主弁23に埋め込まれてもよい。磁気センサ62は、本体21の、主弁23が第1位置に位置する状態での磁石61と対向する位置と、主弁23が第2位置に位置する状態での磁石61と対向する位置と、に設けられる。磁気センサ62は、弁室31の内側に露出していてもよく、また、露出していなくてもよい。
磁気センサ62は、デジタル出力のものであってもよく、また、アナログ出力のものであってもよい。磁気センサ62が、デジタル出力のものである場合には、検知される磁界の強さが閾値以上であるか、それとも、閾値未満であるかに応じて、その検知範囲内に磁石61が有るか、それとも、その検知範囲内に磁石61が無いかが、検知されるとよい。そのような場合には、位置検知手段25が簡素化される。また、磁気センサ62が、アナログ出力のものである場合には、検知される磁界の強さに応じて、磁石61までの距離が検知されるとよい。そのような場合には、主弁23の位置の切替動作の異常が生じた際等に、位置検知手段25によって、主弁23の位置の詳細な情報を得ることができる。磁気センサ62が、アナログ出力のものであり、主弁23が第1位置に位置する状態での磁石61までの距離と、主弁23が第2位置に位置する状態での磁石61までの距離と、の両方を検知できる場合には、磁気センサ62が1つだけ設けられてもよい。
また、磁気センサ62は、本体21の外面に設けられてもよい。そのような場合には、磁気センサ62が、本体21の内側に設けられる場合と比較して、省スペース性能が低下してしまう場合があるものの、例えば、四方弁12を分解することなく、磁気センサ62を交換すること等が可能となり、メンテナンス性能が向上される。
磁気センサ62の出力は、制御部18に入力される。制御部18は、その出力に基づいて、弁室31における主弁23の位置を認識し、空調装置1が冷房運転する際には、主弁23が、第1位置に切り替えられているか否かを判別し、空調装置1が暖房運転する際には、主弁23が、第2位置に切り替えられているか否かを判別する。制御部18は、切り替えられていないことを判別すると、主弁23の位置の切替動作の異常が生じていると判断し、例えば、空調装置1の運転を停止する等の、所定の処理を行う。
なお、磁気センサ62は、主弁23の位置を無接点で検知できるものであれば、他の近接センサであってもよい。例えば、発光部と受光部を有する光センサ等であってもよい。その光センサも、磁気センサ62と同様に、デジタル出力のものであってもよく、また、アナログ出力のものであってもよい。その光センサが、デジタル出力のものである場合には、例えば、主弁23自体又は主弁23に取り付けられた部材で反射して、受光部に入射する光の有無が検知されてもよく、また、主弁23自体又は主弁23に取り付けられた部材の遮光によって、受光部に入射する光の量が低下することの有無が検知されてもよい。また、その光センサが、アナログ出力のものである場合には、例えば、主弁23自体又は主弁23に取り付けられた部材で反射して、受光部に入射する光の位置、等が検知されればよい。近接センサが磁気センサ62である場合には、位置検知手段25の故障の発生頻度が低減される。
(空調装置の作用)
実施の形態2に係る空調装置の作用について説明する。
差圧駆動式の四方弁12が、弁室31における主弁23の位置を無接点で検知する近接センサを有する。そのため、主弁23の位置の切替動作の異常を、配管に圧力センサが取り付けられない状態で、検出することができるため、省スペース性能が向上される。また、冷媒の圧力の変化の影響を直接受けずに、主弁23の位置を検知できるため、主弁23の位置の切替動作の異常の検出精度が向上される。また、無接点であるため、故障の発生頻度が低減される。
また、近接センサが、ピストン部材22の摺動方向の側方から(ピストン部材22のラジアル方向から)、主弁23の位置を検知する。そのため、近接センサとその検知対象との距離を短くすることができ、主弁23の位置の切替動作の異常の検出精度が更に向上される。加えて、実施の形態1に係る空調装置と比較して、磁石61の数量を削減することができ、位置検知手段25が更に簡素化される。
以上、実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、実施の形態の全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 空調装置、11 圧縮機、12 四方弁、13 室外熱交換器(熱源側熱交換器)、14 膨張弁、15 室内熱交換器(負荷側熱交換器)、16 アキュムレータ、17 流路、18 制御部、21 本体、22 ピストン部材、23 主弁、24 差圧駆動機構、25 位置検知手段、31 弁室、32 第1開口、33 第2開口、34 第3開口、35 第4開口、36 ピストン室、37 ピストン室、41 第1継手、42 第2継手、43 第3継手、44 第4継手、51 電磁駆動機構、52 弁、53 接続配管、54 キャピラリーチューブ、55 接続配管、56 接続配管、61 磁石、62 磁気センサ。

Claims (8)

  1. 第1開口、第2開口、第3開口、及び第4開口が形成された弁室を有する本体と、
    前記弁室内を摺動するピストン部材と、
    前記ピストン部材の両端部の間に固定された主弁と、
    前記ピストン部材の両端部に差圧を生じさせて、
    前記主弁の位置を、
    前記第1開口と前記第3開口とが連通し、且つ、前記第2開口と前記第4開口とが連通する第1位置と、
    前記第1開口と前記第4開口とが連通し、且つ、前記第2開口と前記第3開口とが連通する第2位置と、
    に切り替える差圧駆動機構と、
    前記弁室における前記ピストン部材又は前記主弁の位置を検知する近接センサと、
    を備えたことを特徴とする差圧駆動式四方弁。
  2. 前記近接センサは、検知対象の有無を検知するスイッチである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の差圧駆動式四方弁。
  3. 前記近接センサは、検知対象までの距離を検知する距離センサである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の差圧駆動式四方弁。
  4. 前記近接センサは、前記ピストン部材の端部の位置を検知する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の差圧駆動式四方弁。
  5. 前記ピストン部材の端部に、磁石が設けられ、
    前記近接センサは、前記本体に設けられた磁気センサである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の差圧駆動式四方弁。
  6. 前記近接センサは、前記ピストン部材の摺動方向の側方から、前記主弁の位置を検知する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の差圧駆動式四方弁。
  7. 前記主弁に、磁石が設けられ、
    前記近接センサは、前記本体に設けられた磁気センサである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の差圧駆動式四方弁。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の差圧駆動式四方弁を備えた、
    ことを特徴とする空調装置。
JP2013246373A 2013-11-28 2013-11-28 差圧駆動式四方弁、及び、空調装置 Expired - Fee Related JP6147173B2 (ja)

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