JP2015105115A - ダンボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚のダンボール板から簡易に形成できると共に、収容物を見える状態で並べて配置した展示箱として、収容物を容易に陳列することのできるダンボール箱を提供する。【解決手段】中空内部を2分割するように底面部12の中央部分から立設して、仕切り取手壁11が、一方の対向する側面部14aと平行に配置されて設けられおり、底面板24を横断して、底面部折曲げ誘導線26が、仕切り取手壁11の直下部分に沿って設けられている。仕切り取手壁11が立設する中央部分を挟んだ両側に、上面板22と、他方の対向する側面板23bとに跨るように連続して、一対の第1切取り誘導線25aが、底面板24と、他方の対向する側面板23bとの一方の角部27から、他方の角部27に至るまで延設して設けられており、且つこれらの角部27に沿って、一対の第1切取り誘導線25aの端部の間に第2切取り誘導線25bが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ダンボール箱に関し、特に、所定の形状に裁断された1枚のダンボール板を折曲げ線に沿って折り曲げることで、直方体形状に形成されるダンボール箱に関する。
例えば、各種の日用雑貨品等の物品を複数まとめて梱包して、搬送や保管に供するための箱として、ダンボール箱が多用されている。ダンボール箱は、所定の形状に裁断されたダンボール板に折曲げ加工や切込み加工等を施すと共に、必要に応じて接着剤等による接合手段を用いることによって、側面部と、天面部と、底面部とを備える、好ましくは直方体形状に形成される。
また、搬送や保管に適した直方体形状から、その一部を切り取ったり、組み付け直したりすることで、収容物を見える状態として、陳列用の展示箱としても用いることが可能なダンボール箱も種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2007−326600号公報 特開2011−251720号公報 特開2007−533561号公報
上記従来の陳列用の展示箱としても用いることが可能なダンボール箱では、補強用の仕切り材を別部材として使用したり、収容物を一旦取り出してから組み付け直したりする必要があるため、ダンボール箱の製造工程や販売現場での作業が煩雑になる。このようなことから、1枚のダンボール板から簡易に形成できると共に、販売現場では簡単な作業によって展示箱とすることが可能なダンボール箱の開発が望まれている。
一方、ダンボール箱とは異なり、例えば食品の入った軽量の小袋を複数まとめて収容して出荷させる小形のカートンとして、出荷先において、展示用のツインディスペンサーボックスに切り換えることが可能な出荷カートンが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3の出荷カートンは、底面部と、上面部と、4方の側面部とからなる直方体形状を備えており、上面部と、一方の対向する一対の側面部とに跨るように連続して、一対の切取り誘導線が、底面部と一対の側面部との一方の角部から、他方の角部に至るまで延設して設けられている。これらの一対の切取り誘導線によって挟まれる部分を切り取った後に、底面部の中央部分を、これの両側の部分が重ね合されるまで二つ折りすることで、他方の対向する一対の側面部を陳列時の底面部として、複数の軽量の小袋が見える状態で収容された両側の一対のディスペンサーボックスを、横に並べて陳列棚等に陳列できるようになっている。
しかしなら、特許文献3の出荷カートンは、軽量の小袋を複数収容した、片手で容易に持てる程度の軽い梱包物となっているため、誘導線によって挟まれる部分を切り取った後に、底面部を二つ折りにして陳列棚等に陳列する作業を手軽に行うことが可能であるが、収容物として、例えば液体洗剤や柔軟剤等を充填した、相当の重さの複数の袋容器が収容されるダンボール箱の場合には、大きさが大きく重量も重いため、底面部を二つ折りにして両側の一対の収容部を並べた状態とする作業に手間がかかることになる。
本発明は、一枚のダンボール板から簡易に形成できると共に、販売現場において、複数の収容物を見える状態で収容した一対の収容部が並べて配置された展示箱として、収容物を容易に陳列することのできるダンボール箱を提供することを目的とする。
本発明は、所定の形状に裁断された1枚のダンボール板を折曲げ線に沿って折り曲げることで、底面部と、上面部と、4方の側面部とからなる直方体形状に形成されるダンボール箱であって、中空内部を2分割するように前記底面部の中央部分から立設して、仕切り取手壁が、一方の対向する一対の前記側面部と平行又は略平行に配置されて設けられおり、前記底面部の底面板を横断して、底面部折曲げ誘導線が、前記仕切り取手壁の直下部分に沿って設けられており、前記仕切り取手壁が立設する中央部分を挟んだ両側に、前記上面部の上面板と、他方の対向する一対の前記側面部の側面板とに跨るように連続して、一対の第1切取り誘導線が、前記底面板と、前記他方の対向する一対の前記側面部の側面板との一方の角部から、他方の角部に至るまで延設して設けられており、且つこれらの角部に沿って、前記一対の第1切取り誘導線の端部の間に第2切取り誘導線が設けられており、前記仕切り取手壁によって仕切られた両側の中空内部に、複数の収容物が各々収容されているダンボール箱を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記ダンボール箱による収容物の陳列方法であって、前記第1切取り誘導線及び前記第2切取り誘導線を介して、これらの切取り誘導性によって囲まれる部分を切り取った後に、前記仕切り取手壁を把持して引き上げることにより、収容物の重量によって、前記底面板を、前記底面部折曲げ誘導線に沿って、これの両側の部分が重ね合されるまで二つ折りさせると共に、前記一方の対向する一対の前記側面部により展示用底面部を形成することで、前記ダンボール箱から、複数の前記収容物を見える状態で収容した、一対の分割収容部を並べて配置した展示箱を形成して、複数の前記収容物を見える状態で陳列する収容物の陳列方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のダンボール箱によれば、一枚のダンボール板から簡易に形成できると共に、販売現場において、複数の収容物を見える状態で収容した一対の収容部が並べて配置された展示箱として、収容物を容易に陳列することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るダンボール箱の、内部を透視した状態で示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るダンボール箱の、切取り誘導性によって囲まれる部分を切り取った状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るダンボール箱の、展示箱とした状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るダンボール箱を形成するダンボール板の展開図である。 (a)〜(d)は、ダンボール箱から展示箱に切り換える工程を説明する略示斜視図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係るダンボール箱10は、収容物30として、例えば可撓性を備える軟包材によって形成された、パウチやガセット袋やピロー袋等の袋に、内容液として詰め替え用の液体洗剤等が充填された扁平な袋容器を、複数梱包して搬送したり保管したりするための箱体として用いられる。また、本実施形態のダンボール箱10は、一枚のダンボール板20(図4参照)から簡易に形成できると共に、手作業によって容易に破断可能な切取り誘導線25a,25bを備えている。この切取り誘導線25a,25bによって囲まれる部分を切り離すと共に(図2参照)、中空内部を仕切る仕切り取手壁11を配持してダンボール箱10の全体を引き上げるだけの簡単な作業によって、展示箱10’(図3参照)に切り換えて、販売現場の陳列棚等に収容物30を容易に陳列できるようになっている。
そして、本実施形態のダンボール箱10は、図4に示す所定の形状に裁断された1枚のダンボール板20を折曲げ線21a,21bに沿って折り曲げることで、図1〜図3に示すように、底面部12と、上面部13と、4方の側面部14a,14bとからなる直方体形状に形成される。本実施形態のダンボール箱10は、直方体形状の中空内部を2分割するように底面部12の中央部分から立設して、仕切り取手壁11が、一方の対向する一対の側面部14aと平行又は略平行に配置されて設けられおり、底面部12の底面板24を横断して、底面部折曲げ誘導線26が、仕切り取手壁11の直下部分に沿って設けられている。仕切り取手壁11が立設する中央部分を挟んだ両側に、上面部13の上面板22と、他方の対向する一対の側面部14bの側面板23bとに跨るように連続して、一対の第1切取り誘導線25aが、底面板24と、他方の対向する一対の側面部14bの側面板23bとの一方の角部27から、他方の角部27に至るまで延設して設けられており、且つこれらの角部27に沿って、一対の第1切取り誘導線25aの端部の間に第2切取り誘導線25bが設けられている。仕切り取手壁11によって仕切られた直方体形状のダンボール箱10の両側の中空内部に、複数の収容物30が各々収容されている。
また、本実施形態では、仕切り取手壁11によって仕切られた直方体形状のダンボール箱10の両側の中空内部に、複数の収容物30が、上端部30aを仕切り取手壁11側に、下端部30bを一方の対向する一対の側面部14a側に配設した状態で収容されている。
本実施形態のダンボール箱10は、図4に示すような一枚のダンボール板20を用いて形成されている。ダンボール板20は、ダンボール箱10を展開した所定の形状となるように、例えば打ち抜いて裁断することによって、容易に得ることができる。また、ダンボール板20には、折れ癖加工や切込み加工等が施されていることで、縦方向折曲げ線21aや横方向折曲げ線21bの他、切込みや切抜き等が適宜の箇所に設けられている。これらによって、ダンボール箱10を、所望の直方体形状となるように容易に組み付けることができる。
本実施形態では、ダンボール板20には、図4における上下方向中央部分に、一方の対向する一対の側面部14aを形成する横長帯板形状の2枚の第1側面板23aと、他方の対向する一対の側面部14bを形成する横長帯板形状の2枚の第2側面板23bとが、右側から左側に向けて交互に配置されると共に、縦方向折曲げ線21aを介して連設して設けられている。左側の第2側面板23bのさらに左側の端部には、重合せ接合片28が、縦方向折曲げ線21aを介して連設して設けられている。
左側の第2側面板23bの上方には、上面部13を形成する横長矩形形状の上面板22が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。上面板22は、第1側面板23aの長さの1/2と同様の縦幅を有するように設けられている。左側の第2側面板23bの下方には、底面部12を形成する横長矩形形状の底面板24が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。底面板24は、第1側面板23aの1/2の長さと同様の縦幅を有するように設けられている。
左側の第2側面板23bの右側に連設する左側の第1側面板23aの上方には、上面板22と共に上面部13を形成する横長帯板形状の上面フラップ板29が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。上面フラップ板29は、上面板22の縦幅の1/2と同様の縦幅を有するように設けられている。左側の第1側面板23aの下方には、底面板24と共に底面部12を形成する横長矩形形状の重合せ底面板31が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。重合せ底面板31は、第2側面板23bの1/2の長さと同様の縦幅を有するように設けられている。重合せ底面板31のさらに下方には、仕切り取手壁11を形成する横長矩形形状の仕切り板32が、横方向折曲げ線を兼ねる第3切取り誘導線25cを介して連設して設けられている。仕切り板32の下部中央部分には、例えば長円形状の取っ手穴33が開口形成されている。
左側の第1側面板23aの右側に連設する右側の第2側面板23bの上方には、上面部13を形成する横長矩形形状の上面板22が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。上面板22は、第1側面板23aの長さの1/2と同様の縦幅を有するように設けられている。右側の第2側面板23bの下方には、底面部12を形成する横長矩形形状の底面板24が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。底面板24は、第1側面板23aの1/2の長さと同様の縦幅を有するように設けられている。
右側の第2側面板23bの右側に連設する右側の第1側面板23aの上方には、上面板22と共に上面部13を形成する横長帯板形状の上面フラップ板29が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。上面フラップ板29は、上面板22の縦幅の1/2と同様の縦幅を有するように設けられている。右側の第1側面板23aの下方には、底面板24と共に底面部12を形成する横長矩形形状の重合せ底面板31が、横方向折曲げ線21bを介して連設して設けられている。重合せ底面板31は、第2側面板23bの1/2の長さと同様の縦幅を有するように設けられている。重合せ底面板31のさらに下方には、仕切り取手壁11を形成する横長矩形形状の仕切り板32が、横方向折曲げ線を兼ねる第3切取り誘導線25cを介して連設して設けられている。仕切り板32の下部中央部分には、例えば長円形状の取っ手穴33が開口形成されている。
本実施形態では、一対の第2側面板23bの各々と、これの上方に連設する各々の上面板22とに跨るように連続して、第2側面板23bや上面板22の横方向中央部分を挟んだ両側に、一対の第1切取り誘導線25aが各々形成されている。第1切取り誘導線25aは、例えばミシン目等からなり、上面板22の上辺からこれの垂直下方に延設して、第2側面板23bと底面板24との間の横方向折曲げ線21bに至るまで、連続して設けられている。また、第2側面板23bと底面板24との間の横方向折曲げ線21bに沿って、一対の第1切取り誘導線25aの下端部の間の部分に、例えばミシン目等からなる第2切取り誘導線25bが、一対の第1切取り誘導線25aを繋げるように延設して設けられている。
また、本実施形態では、一対の第2側面板23bの下方に各々連設する底面板24には、これの横方向中央部を縦方向に延設して、例えば折れ癖線や半切れ線等からなる底面部折曲げ誘導線26が設けられている。
上述のダンボール板12を直方体形状に組み付けて、収容物30として複数の袋容器を梱包したダンボール箱10を形成するには、例えば、横方向に交互に連設する2枚の第1側面板23aと2枚の第2側面板23bとを、縦方向折曲げ線21aを介して90°づつ折り曲げて、矩形環状に形成すると共に、左側の第2側面板23bに設けられた重合せ接合片28を、右側の第1側面板23aの右端の側縁部に沿って接合することで、矩形環状に形成された状態が保持されるようにする。これにより、2枚の第1側面板23aと2枚の第2側面板23bとによって、一方の対向する一対の側面部14aと、他方の対向する一対の側面部14bとからなる、4方の側面部14a,14bが形成される。
しかる後に、各々の第1側面板23aの下方に連設する各重合せ底面板31を、横方向折曲げ線を兼ねる第3切取り誘導線25cを介して仕切り板32を内側に90°折り曲げた状態で、横方向折曲げ線21bを介して内側に90°折り曲げる。重合せ底面板31を内側に折り曲げたら、重合せ底面板31に下方から重ね合わせるようにして、各々の第2側面板23bの下方に連設する、底面部折曲げ誘導線26が形成された底面板24を、角部27となる横方向折曲げ線21bを介して内側に90°折り曲げて、重合せ底面板31に接合する。
これによって、重合せ底面板31と仕切り板32との間の第3切取り誘導線25cを立設基端部として、仕切り板32を各々立設させた状態で、底面部12が、内側の重合せ底面板31と外側の底面板24とによって形成される。またこれによって、底面部12及び4方の側面部14a,14bによって囲まれる中空内部を2分割するように、底面部12の中央部分から立設して、仕切り取手壁11が、取っ手穴33が開口形成された一対の仕切り板32を重ね合わせて形成される。仕切り取手壁11を挟んだ両側の中空内部には、複数の収容物30を各々収容する一対の分割収容部34が形成される。
底面板24と重合せ底面板31とによる底面部12を形成したら、上面部13を開放した状態で、仕切り取手壁11を挟んだ両側の一対の分割収容部34に、複数の収容物30を整列配置した状態で各々収容する。複数の収容物30は、仕切り取手壁11によって仕切られた両側の中空内部である、一対の分割収容部34に、上端部を仕切り取手壁11側に、下端部を一方の対向する一対の側面部14a側に配設した状態で収容される。
一対の分割収容部34に、複数の袋容器30を収容したら、各々の第1側面板23aの上方に連設する上面フラップ板29を、横方向折曲げ線21bを介して内側に90°折り曲げる。上面フラップ板29を内側に折り曲げたら、上面フラップ板29に上方から重ね合わせるようにして、各々の第2側面板23bの上方に連設する、第1切取り誘導線25aが形成された上面板22を、横方向折曲げ線21bを介して内側に90°折り曲げて、上面フラップ板29に接合する。
これによって、上面部13が、内側の上面フラップ板29と外側の上面板24とによって形成される。またこれによって、上面部13の上面板22と、他方の対向する一対の側面部14bの側面板23bとに跨るように連続して、一対の第1切取り誘導線25aが設けられると共に、一対の第1切取り誘導線25aの端部の間に第2切取り誘導線25bが設けられ、且つ仕切り取手壁11を挟んだ両側の分割収容部34に複数の収容物30が各々収容された、図1に示すような、本実施形態のダンボール箱10が形成される。
本実施形態では、上述のようにして形成されたダンボール箱10は、商品である収容物30の販売現場において、以下のようにして展示箱10’に切り換えられて、複数の収容物30を陳列棚等に陳列することが可能になる。
すなわち、本実施形態のダンボール箱10によれば、収容物を除いて簡略化した状態で示す図5(a)〜(d)にも示すように、販売現場において、図1及び図5(a)に示す搬送や保管に供された状態から、例えば販売員が、容易に破断可能な第1切取り誘導線25a及び第2切取り誘導線25bを介して、図2及び図5(b)に示すように、これらの切取り誘導性25a,25bによって囲まれる部分を切り取って除去する。しかる後に、重ね合された一対の仕切り板32の取っ手穴33に指を係止した状態で、仕切り取手壁11を把持してダンボール箱10を引き上げる。これにより、収容された収容物30の重量によって、底面部12の底面板24が、底面部折曲げ誘導線26に沿って、これの両側の部分が重ね合されるまで二つ折りにされると共に、一方の対向する一対の側面部14aの側面板23aによって展示用底面部35が形成されることで、図3及び図5(a)に示すような、複数の収容物30が見える状態で収容された、一対の分割収容部34が並べて配置された展示箱10’が得られる。この展示箱10’を、陳列棚等に配置することで、複数の収容物30を、見える状態で容易に陳列することが可能になる。
したがって、本実施形態のダンボール箱10によれば、一枚のダンボール板20から簡易に形成できると共に、販売現場において、簡易な作業によって、複数の収容物30を見える状態で収容した一対の分割収容部34が並べて配置された展示箱10’として、収容物30を容易に陳列することが可能になる。
また、本実施形態よれば、仕切り取手壁11によって仕切られた両側の分割収容部34に、複数の収容物30が、上端部30aを仕切り取手壁11側に、下端部30bを一方の対向する一対の側面部14a側に配設した状態で収容されているので、展示箱10’を形成した際に、収容物30を正立状態として陳列することが可能になる。
さらに、本実施形態よれば、底面部12から立設する仕切り取手壁11の立設基端部に沿って、折曲げ誘導線を兼ねる第3切取り誘導線25cが設けられていて、仕切り取手壁11を引き上げて得られた展示箱10’から、仕切り取手壁11を、第3切取り誘導線25cに沿って切離し可能となっているので、図5(c),(d)に示すように、例えば展示箱10’を陳列棚等に設置した後に、仕切り取手壁11を切り離して除去することで、仕切り取手壁11が陳列の邪魔にならないようにすることが可能になる。
さらにまた、本実施形態のダンボール箱10によれば、図1及び図5(a)に示す搬送や保管に供された状態では、仕切り取手壁11は、上面部13の特に上面板22を、中央部分で下方から支持する補強板としての役割を果たすことが可能である。これによって、収容物30が、缶や瓶やボトルのように、相当の補強剛性を備えていることで、収納時にダンボールの補強となり得るものではなく、パウチやガセット袋やピロー袋等の、柔らかく剛性のないものであっても、ダンボール箱10を効果的に補強して、例えば積み上げた状態で荷崩れさせることなく、搬送や保管に供することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、ダンボール箱に収容される収容物は、軟包材によって形成された袋に内容液が収容された扁平な袋容器である必要は必ずしも無く、ボトル形状の容器等、その他の汎用されている種々の容器であっても良い。収容物は、液体洗剤や柔軟剤等の液体が充填されたものの他、粉粒物や固形物が入れられたものであっても良い。
10 ダンボール箱
10’展示箱
11 仕切り取手壁
12 底面部
13 上面部
14a 一方の対向する一対の側面部
14b 他方の対向する一対の側面部
20 ダンボール板
21a 縦方向折曲げ線
21b 横方向折曲げ線
22 上面板
23a 第1側面板
23b 第2側面板
24 底面板
25a 第1切取り誘導線
25b 第2切取り誘導線
25c 第3切取り誘導線
26 底面部折曲げ誘導線
27 底面板と他方の対向する一対の側面板との角部
28 重合せ接合片
29 上面フラップ板
30 収容物(袋容器)
30a 上端部
30b 下端部
31 重合せ底面板
32 仕切り板
33 取っ手穴
34 分割収容部
35 展示用底面部

Claims (8)

  1. 所定の形状に裁断された1枚のダンボール板を折曲げ線に沿って折り曲げることで、底面部と、上面部と、4方の側面部とからなる直方体形状に形成されるダンボール箱であって、
    中空内部を2分割するように前記底面部の中央部分から立設して、仕切り取手壁が、一方の対向する一対の前記側面部と平行又は略平行に配置されて設けられおり、前記底面部の底面板を横断して、底面部折曲げ誘導線が、前記仕切り取手壁の直下部分に沿って設けられており、
    前記仕切り取手壁が立設する中央部分を挟んだ両側に、前記上面部の上面板と、他方の対向する一対の前記側面部の側面板とに跨るように連続して、一対の第1切取り誘導線が、前記底面板と、前記他方の対向する一対の前記側面部の側面板との一方の角部から、他方の角部に至るまで延設して設けられており、且つこれらの角部に沿って、前記一対の第1切取り誘導線の端部の間に第2切取り誘導線が設けられており、
    前記仕切り取手壁によって仕切られた両側の中空内部に、複数の収容物が各々収容されているダンボール箱。
  2. 前記第1切取り誘導線及び前記第2切取り誘導線を介して、これらの切取り誘導性によって囲まれる部分を切り取った後に、前記仕切り取手壁を把持して引き上げることにより、収容物の重量によって、前記底面板を、前記底面部折曲げ誘導線に沿って、これの両側の部分が重ね合されるまで二つ折りさせると共に、前記一方の対向する一対の前記側面部により展示用底面部を形成して、展示箱として用いられる請求項1記載のダンボール箱。
  3. 前記底面部から立設する前記仕切り取手壁の立設基端部に沿って、第3切取り誘導線が設けられており、前記仕切り取手壁を引き上げて得られた展示箱から、前記仕切り取手壁を、前記第3切取り誘導線に沿って切離し可能となっている請求項2記載のダンボール箱。
  4. 前記仕切り取手壁によって仕切られた両側の中空内部に、複数の収容物が、上端部を前記仕切り取手壁側に、下端部を前記一方の対向する一対の前記側面部側に配設した状態で収容されている請求項1〜3のいずれか1項記載のダンボール箱。
  5. 前記収容物が、可撓性を備える軟包材によって形成された袋に内容液が収容された、扁平な袋容器である請求項1〜4のいずれか1項記載のダンボール箱。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のダンボール箱による収容物の陳列方法であって、前記第1切取り誘導線及び前記第2切取り誘導線を介して、これらの切取り誘導性によって囲まれる部分を切り取った後に、前記仕切り取手壁を把持して引き上げることにより、収容物の重量によって、前記底面板を、前記底面部折曲げ誘導線に沿って、これの両側の部分が重ね合されるまで二つ折りさせると共に、前記一方の対向する一対の前記側面部により展示用底面部を形成することで、前記ダンボール箱から、複数の前記収容物を見える状態で収容した、一対の分割収容部を並べて配置した展示箱を形成して、複数の前記収容物を見える状態で陳列する収容物の陳列方法。
  7. 前記仕切り取手壁によって仕切られた両側の中空内部に、複数の収容物が、上端部を前記仕切り取手壁側に、下端部を前記一方の対向する一対の前記側面部側に配設した状態で収容されていることで、前記展示箱によって前記収容物が正立状態で陳列される請求項6記載の収容物の陳列方法。
  8. 前記仕切り取手壁を引き上げて得られた前記展示箱から、前記仕切り取手壁を、前記第3切取り誘導線に沿って切り離して除去することで、前記仕切り取手壁が陳列の邪魔にならないようにする請求項6又は7記載の収容物の陳列方法。
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