JP2015104003A - 画像表示方法、イメージセンサ及び撮像装置 - Google Patents

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豊和 古市
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Abstract

【課題】CMOS型のイメージセンサによる撮像中の露光量に関する設定の変更に伴い破棄されるフレーム画像を軽減し、フレーム画像のライブビュー表示を高速化すること。
【解決手段】本発明にかかる画像表示方法は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置を用いた画像表示方法であって、フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、ゲイン値の調整後のフレーム画像を画面に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示方法、イメージセンサ及び撮像装置に関する。
近年のデジタルカメラ等のカメラシステムには、カメラ(固体撮像素子、イメージセンサ)により撮像されたフレーム画像をリアルタイムに液晶モニタに表示する、いわゆるライブビュー表示機能が搭載されている。
特許文献1には、ターレット絞りのデジタルカメラにおいて、絞り切替時のブランキング時間による露出不足を補うために、撮影感度であるゲインを調整する技術が開示されている。
特開2011−044872号公報
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサを搭載したデジタルカメラにおいて、ライブビュー表示中にカメラの露光量に関する設定が変更された場合(例えば、フレームレートの切替や絞りの駆動制御)、ライブビュー表示が一旦中断されてしまうという問題点がある。
ここで、CMOS型のイメージセンサでは、フレーム画像内のライン単位(または画素単位)で順次露光を行うローリングシャッタ方式で撮像が行われる。例えば、まず、あるフレームの撮影中にフレームレート(露光時間、シャッター速度)の切替が行われると、その時に撮影されたフレーム内でラインごと又は画素ごとに露光量が不均一になる箇所が発生してしまう。そのため、通常は、当該フレームを破棄して(いわゆる捨てフレームとして処理し)、切替後のフレームレートにより撮影が開始されたフレームからライブビュー表示を再開する。このような場合、ユーザの体感としては、ライブビュー表示が一旦途切れるように見える。それは、捨てフレーム分のライブビュー表示がスキップされ、次のフレームが表示されるまでの待ち時間が発生する。そのため、上述した問題が発生し得る。
ここで、フレーム内で露光量が不均一になる箇所が発生する点について補足する。図10は、本発明が解決しようとする課題の発生を説明するための図である。ここでは、時刻t4と時刻t5の間にフレームレートの設定が60FPSから120FPSへ切り替えられた場合を示す。まず、CCDVD/LCDVSYNC(以下、「フレーム同期信号」と呼ぶ。)が、時刻t1から時刻t4までは60FPSのフレームレートで発生している。そのため、フレームF1〜F3までは、フレーム内の各ライン及び各画素で露光時間が共通し、露光量が均一となっている。例えば、フレームF1の先頭ラインについては、時刻t1から時刻t2の期間に露光されて、CMOSイメージセンサにより画像信号として出力される(フレーム画像出力F1out)。以降、フレームF1の2番目のラインから最終ラインまでが、時刻t2までにライン毎に順次、露光される。そのため、フレームF1の最終ラインの露光が終わり画像信号として出力されるのは、時刻t3の時点となる。また、フレームF2の先頭ラインについては時刻t2から時刻t3の期間に、また、フレームF2の最終ラインは時刻t3から時刻t4の期間に、それぞれ露光される。そのため、フレームF1〜F3までは、フレーム内の各ライン及び各画素で露光時間が共通し、露光量が均一となっている。
そして、時刻t4と時刻t5の間にフレームレートが60FPSから120FPSへ変更されるため、次にフレーム同期信号が発生するのは時刻t6xではなく時刻t6となる。つまり、フレーム間隔がTZ1からTZ2へ短縮される。これに伴い、フレームF4内の先頭ラインLFからラインLMまでは、フレーム間隔TZ1での露光時間が確保される。しかしながら、フレームF4内のラインLM以降、最終ラインLLまでは、露光が中断されることとなる。そのため、フレームF4は、十分な露光時間が確保できない。
例えば、フレームF4では、後半のラインLM以降、最終ラインLLまでは、前半の先頭ラインLFからラインLMまでと比べて、露光量が不足する。それ故、フレームF4内の各画素の露光量は不均一となり得る。そこで、通常は、フレームF4が破棄され、切替後のフレームレート120FPSで初めから露光されたフレームF5が撮影されたのちに、出力される。つまり、ライブビュー表示としては、フレーム画像出力F3outが表示された後、フレーム画像出力F5outが表示されるまでの間に、待ち時間が発生する。
ここで、カメラの露光量に関する設定が変更される場合としては、上述したフレームレートの変更の他に、カメラの絞り幅(開口面積、つまりレンズの明るさ)の変更といった場合が挙げられる。例えば、あるフレームの撮影中に、当初の絞り位置から目的の絞り位置まで移動した場合にも同様の問題が生じ得る。尚、「撮影されたフレーム内でラインごと又は画素ごとに露光量が不均一になる箇所が発生してしまう」現象については、撮像中に露光量に関する設定が変更されないとしても、外部環境等の影響によりフレーム画像内で画素間の露光量が異なる場合にも発生し得る。
尚、上述した特許文献1は、ターレット絞りの切替を対象としており、捨てフレームが発生するわけではない。そして、特許文献1では、CCDを対象としており、撮影中の設定変更時に1フレーム内に露光量の不均一は生じず、上述した課題は発生しない。よって、特許文献1では、上述した課題を解決することはできない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、CMOS型のイメージセンサによる撮像中の露光量に関する設定の変更に伴い破棄されるフレーム画像を軽減し、フレーム画像のライブビュー表示を高速化できる画像表示方法、イメージセンサ及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる画像表示方法は、
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置を用いた画像表示方法であって、
前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、
前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示する。
本発明の第2の態様にかかるイメージセンサは、
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサであって、
フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、当該ゲイン値の調整後のフレーム画像を画面への表示用に出力するゲイン制御部
を備える。
本発明の第3の態様にかかる撮像装置は、
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置であって、
前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整するゲイン制御部と、
前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示する表示部と、
を備える。
本発明により、CMOS型のイメージセンサによる撮像中の露光量に関する設定の変更に伴い破棄されるフレーム画像を軽減し、フレーム画像のライブビュー表示を高速化できる画像表示方法、イメージセンサ及び撮像装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるイメージセンサを含むカメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる撮像画像の表示方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかるイメージセンサを含むカメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるイメージセンサを含むカメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態2の変形例にかかるイメージセンサを含むカメラシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかる効果を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかる効果の例を示す図である。 本発明が解決しようとする課題の発生を説明するための図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
本発明の実施の形態としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置を用いた画像表示方法が挙げられる。そして、当該画像表示方法は、前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示するものである。
また、本発明の実施の形態をCMOS型のイメージセンサとして捉えた場合、フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、当該ゲイン値の調整後のフレーム画像を画面への表示用に出力するゲイン制御部を備えるものといえる。
さらに、本発明の実施の形態をゲイン制御部と表示部とを備える撮像装置として捉えた場合、ゲイン制御部は、前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、表示部は、前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示するものといえる。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1では、露光量に関する設定が変更された場合としてフレームレートが変更された場合について説明する。ここではまず、ゲイン制御部がCMOS型のイメージセンサの内部に存在する場合について説明する。つまり、フレームレート切替時にイメージセンサの内部でゲイン制御を行う場合を示す。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるイメージセンサ110を含むカメラシステム100の構成を示すブロック図である。カメラシステム100は、例えば、ライブビュー表示が可能なデジタルカメラであり、撮像装置の一例である。カメラシステム100は、CMOS110と、画像入力コントローラ120と、画像信号処理回路130と、圧縮処理回路140と、LCD(Liquid Crystal Display)151と、LCDドライバ152と、メディアコントローラ153と、記録メディア154と、VRAM(Video Random Access Memory)160と、メモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)170と、MPU(Micro-Processing Unit)180とを備える。尚、画像入力コントローラ120、画像信号処理回路130、圧縮処理回路140、LCDドライバ152、メディアコントローラ153、VRAM160、メモリ170及びMPU180は、データバスに接続されている。また、図1において、光学装置等の一般的な構成は図示及び説明を省略する。
CMOS110は、固体撮像素子のうち相補性金属酸化膜半導体とも呼ばれる。また、CMOS110は、上述したように、フレーム画像内のライン単位(または画素単位)で順次露光を行うローリングシャッタ方式で撮像を行う。そのため、CMOS110は、フレーム画像を撮像するためには、先頭ラインから最終ラインまでライン単位で露光を開始する。そして、CMOS110は、後述するTG182からの指示によるフレームレートの切替を検知し、指示されたフレームレートに基づきフレーム同期信号を発生させる。
CMOS110は、CDSアンプ111と、AD変換器112と、ゲイン制御部113とを備える。CDSアンプ111は、フォトダイオード(不図示)ごとに変換された電荷を増幅し、AD変換器112へ出力する。AD変換器112は、CDSアンプ111から入力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換し、ゲイン制御部113へ出力する。
ゲイン制御部113は、AD変換器112から入力されたデジタル信号についてゲイン値を所定値に調整するように制御する。尚、デジタル信号とは、フレーム画像のうちライン単位の画像信号である。ここで、ゲイン制御部113は、フレーム画像の取得中にフレームレートが低速から高速に変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整する。具体的には、ゲイン制御部113は、フレーム画像のうち変更前のフレームレートによる露光が打ち切られた(中断された)ラインを特定し、特定されたラインからフレーム画像の最終ラインに向けて、変更前のフレームレートに対応するゲイン値から変更後のフレームレートに対応するゲイン値までライン毎にゲイン値を増加させる。尚、露光が打ち切られたラインとフレームレートに対応するゲイン値とは、変更前後のフレームレートの組み合わせに応じて予め決定された値を用いてもよい。または、後述するMPU180により指定された値を用いても良い。さらに、ゲイン制御部113が変更前後のフレームレートからゲイン値を算出してもよい。また、ゲイン制御部113は、ライン単位でデジタル信号が入力され、ラインごとにゲイン値を調整する。尚、本発明の実施の形態にかかるゲイン制御部113は、画素ごとにゲイン値を調整してもよい。
画像入力コントローラ120は、ゲイン制御部113からゲイン値の調整後のフレーム画像を入力し、VRAM160等へ送信する。画像入力コントローラ120は、例えば、DMA(Direct Memory Access)である。
画像信号処理回路130は、AF(Auto Focus)評価値、AE(Auto Exposure)評価値を算出し、メモリ170に格納する。ここで、画像信号処理回路130は、ユーザによる手動設定又は自動判定によりAF評価値及びAE評価値を算出する。
圧縮処理回路140は、撮像されたフレーム画像について、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)等の圧縮方式により圧縮処理を行う回路である。
LCD151は、表示部材であり、画面の一例である。LCDドライバ152は、VRAM160から読み出された画像データ161をLCD151に表示させる。
メディアコントローラ153は、記録メディア154を制御し、記録メディア154に画像データ161を格納し、記録メディア154から画像データ等を読み出す。記録メディア154は、画像データ161等記録する媒体である。
VRAM160は、LCD151に表示するための画像データ161を保存するグラフィック用メモリである。メモリ170は、AF評価値171及びAE評価値172を保存する記憶装置であり、ここでは、SDRAMとする。
MPU180は、カメラシステム100における各種処理を制御する制御装置である。MPU180は、画像処理選択手段181及びTG(Timing Generator)182を備える。画像処理選択手段181は、メモリ170に格納されたAF評価値171及びAE評価値172に基づいて、CMOS110に設定するためのパラメータを決定する。画像処理選択手段181は、TG182に対してフレームレート(露光時間)の設定を指示する。また、画像処理選択手段181は、ゲイン制御部113に対してゲイン値の設定等を行うことができる。TG182は、CMOS110に対してフレームレートの設定を行う。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる撮像画像の表示方法の流れを示すフローチャートである。まず、MPU180は、CMOS110にフレームレートの設定を行う(S11)。具体的には、まず、画像信号処理回路130は、AF評価値171及びAE評価値172を算出し、メモリ170に格納する。次に、画像処理選択手段181は、メモリ170からAF評価値171及びAE評価値172を読み出し、CMOS110に設定するパラメータ(フレームレート等)を決定する。そして、画像処理選択手段181は、TG182に対してフレームレートの設定を指示する。TG182は、画像処理選択手段181からの指示に応じてCMOS110に対してフレームレートの設定を行う。また、画像処理選択手段181は、ゲイン制御部113に対して100%の露光量が確保された場合のゲイン値を設定する。
次に、CMOS110は、設定されたフレームレートに基づいて撮像を開始する(S12)。そして、CMOS110は、設定が変更されていないと判定し(ステップS13でNO)、CMOS110は、ライン単位に露光し、ゲイン制御部113は、設定されたゲイン値を維持して(S17)、画像信号を画像入力コントローラ120に出力する。その後、画像入力コントローラ120は、VRAM160に画像データ161を保存し、LCDドライバ152は、画像データ161をLCD151にライブビュー表示する(S18)。そして、ステップS12へ戻る。
ここで、MPU180は、フレームレートを低速から高速へ変更するものとする。この場合、変更後のフレームレートによりステップS11が実行される。そのため、CMOS110は、設定が変更されていると判定する(ステップS13でYES)。具体的には、CMOS110は、TG182により設定された高速のフレームレートの処理に切り替えて、CDSアンプ111の動作を再開する。つまり、CMOS110は、高速のフレームレートによりフレーム同期信号を発生させる。そのため、あるフレーム画像内で露光時間が不十分なラインデータが発生する。CDSアンプ111は、露光したラインデータをAD変換器112へ送信する。そして、AD変換器112は、ラインデータをA/D変換し、ゲイン制御部113へ出力する。
ここで、ゲイン制御部113は、処理対象がフレームレートの変更前のラインである場合には、ゲイン値を維持する(S14)。一方、ゲイン制御部113は、処理対象のラインが、露光が中断されたものである場合には、ゲイン値を増加させる(S15)。その後、フレームレートの変更前後に跨ったラインを含むフレーム画像についてライブビュー表示を行う(S16)。すなわち、これまで捨てフレームとして破棄されていたものについて、表示させることができる。具体的には、ゲイン制御部113がゲイン値の調整後の各ラインデータを画像入力コントローラ120へ出力し、画像入力コントローラ120は、VRAM160へ画像データ161として保存する。LCDドライバ152は、VRAM160から画像データ161を読み出し、LCD151に表示する。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる効果を説明するための図である。ここでは、上述した図10と同じ、フレームF4の露光中に、フレームレートが60FPSから120FPSへ切り替わった場合について、本発明の実施の形態1を適用した場合について説明する。課題で説明したようにフレームF4がライン間で露光量が異なっている。そこで、ゲイン制御部113は、ラインLMから最終ラインLLまでのゲイン調整期間TZ3についてゲインg1を徐々に増加させるように調整する。つまり、フレームレート60FPSにおける露光時間が十分な先頭ラインLFからラインLMに対してはライン間で露光量の差がないため、ゲイン値を維持する。一方、ラインLMから最終ラインLLまでについては、時刻t6で露光が中断されているため、先頭ラインLFからラインLMと比べて露光量が不足している。そのため、ラインLMから最終ラインLLまでの各ラインの露光量を先頭ラインLFからラインLMまでの各ラインの露光量に近付けるようにゲイン値を増加させる。具体的には、ラインLMから最終ラインLLに向けてフレームレート60FPSに対応するゲイン値からフレームレート120FPSに対応するゲイン値まで単調増加させる。これにより、フレームF4内の各ライン間で、露光量が均一となり得る。つまり、ライン毎に徐々ゲインを上昇していくことで、ローリングシャッタ後段データの露光量不足をゲインによって補うことができる。それ故、撮像時点では、露光量にばらつきのあったフレーム画像について、切替後の120FPSで先頭ラインから露光したかのようなフレーム画像としてライブビュー表示することができる。
<実施の形態1の変形例>
続いて、本発明の実施の形態1の変形例として、ゲイン制御部がCMOS型のイメージセンサの外部に存在する場合について説明する。つまり、フレームレート切替時にイメージセンサの外部でゲイン制御を行う場合を示す。
図4は、本発明の実施の形態1の変形例にかかるイメージセンサ110aを含むカメラシステム101の構成を示すブロック図である。カメラシステム101における上述したカメラシステム100との違いは、主に、CMOS110a、ゲイン制御部113a及びMPU180aである。以下、カメラシステム100との違いを中心に説明し、共通部分については適宜、説明を省略する。
CMOS110aは、CDSアンプ111及びAD変換器112を内蔵するが、ゲイン制御部113aを内蔵していない。つまり、AD変換器112は、アナログ信号から変換したデジタル信号をゲイン制御部113aへ出力する。
ゲイン制御部113aは、AD変換器112からデジタル信号、つまりラインデータを入力する。また、ゲイン制御部113aは、MPU180aからライン毎のゲイン値の調整値の設定を受け付け、当該設定に基づき各ラインのゲイン値を調整する。その他の処理は、ゲイン制御部113と同様である。
MPU180aは、MPU180と同様に、カメラシステム101における各種処理を制御する。MPU180aは、ゲイン制御部113aに対してライン毎のゲイン値の調整値の設定を行う。その他の処理は、MPU180と同様である。
このように、カメラシステム100及び101はいずれも、CMOS型のイメージセンサによる撮像中の露光量に関する設定の変更(特にフレームレートの変更)に伴い破棄されるフレーム画像を軽減し、フレーム画像のライブビュー表示を高速化できる。例えば、120FPSでは約8.33msの短縮が実現可能である。特に、オートフォーカス処理については、フレームレート切替により、捨てフレームが発生することは、大きなマイナス要因となる。そのため、本発明の実施の形態により、従来は取得出来なかったフレームレート切替直後のフレーム画像データを取得することが出来るようになる。このことから、フレームレート切替後の検波データ取得Delayの短縮及び、ライブビュー表示停止時間を短縮するという効果を奏する。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、露光量に関する設定が変更された場合としてレンズ等の光学装置の絞り幅の設定が変更された場合について説明する。ここではまず、ゲイン制御部がCMOS型のイメージセンサの内部に存在する場合について説明する。つまり、絞り駆動時にイメージセンサの内部でゲイン制御を行う場合を示す。
図5は、本発明の実施の形態2にかかるイメージセンサ110を含むカメラシステム200の構成を示すブロック図である。カメラシステム200における上述したカメラシステム100との違いは、主に、MPU180bであり、また、光学装置190を図に明示した点である。以下、カメラシステム100との違いを中心に説明し、共通部分については適宜、説明を省略する。
MPU180bの画像処理選択手段181は、光学装置190内の絞り部分に対して開閉制御開始の信号を送る。また、MPU180bは、ゲイン制御部113に対して絞り制御により発生する露光時間の変化情報を設定する。例えば、画像処理選択手段181は、絞り部分に対して閉制御開始の信号を送る。これに伴い、光学装置190の絞り部分が閉制御を開始する。そのため、目的の絞り位置へ移動する際、露光量が均一でないフレーム画像が発生する。
ゲイン制御部113は、MPU180bにより設定された露光時間の変化情報に基づいて、AD変換器112から出力されたラインデータに対して、画素又はラインごとにゲイン値を調整し、画像入力コントローラ120へ出力する。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる効果を説明するための図である。ここでは、時刻t14から時刻t16の間に光学装置190の絞り制御を変更した場合を示す。具体的には、絞り駆動開始時刻td1から絞り駆動完了時刻td2の絞り駆動期間TZ4において、光学装置190の絞り制御が開から閉へ変更された。つまり、絞り駆動開始時刻td1において、MPU180bは、光学装置190内の絞り部分に対して閉制御開始の信号を送ったことを示す。
この場合、MPU180bは、ゲイン制御部113に対して絞り駆動開始時刻td1から絞り駆動完了時刻td2の間にゲイン値を徐々に増加させるように調整する指示を行う。これにより、ゲイン制御部113は、ゲインg2のようにゲイン値を調整する。すなわち、ゲイン制御部113は、絞り駆動期間TZ4にライン単位でゲイン値を調整する。そのため、絞り駆動時に、絞り駆動中に露光したデータに対してゲイン調整を行うことができ、絞り駆動中のフレーム画像を取得することができる。
<実施の形態2の変形例>
続いて、本発明の実施の形態2の変形例として、ゲイン制御部がCMOS型のイメージセンサの外部に存在する場合について説明する。つまり、絞り駆動時にイメージセンサの外部でゲイン制御を行う場合を示す。
図7は、本発明の実施の形態2の変形例にかかるイメージセンサ110aを含むカメラシステム201の構成を示すブロック図である。カメラシステム201における上述したカメラシステム200との違いは、主に、CMOS110a、ゲイン制御部113a及びMPU180cである。以下、カメラシステム200との違いを中心に説明し、共通部分については適宜、説明を省略する。
MPU180cは、ゲイン制御部113aに対してゲイン値の調整値をライン単位で設定を行う。ゲイン制御部113aは、AD変換器112からデジタル信号、つまりラインデータを入力する。また、ゲイン制御部113aは、MPU180cからライン毎のゲイン値の調整値の設定を受け付け、当該設定に基づき各ラインのゲイン値を調整する。その他の処理は、ゲイン制御部113と同様である。
このように、カメラシステム200及び201はいずれも、CMOS型のイメージセンサによる撮像中の露光量に関する設定の変更(特に絞り幅の変更)に伴い破棄されるフレーム画像を軽減し、フレーム画像のライブビュー表示を高速化できる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、上述した実施の形態1又は2の応用例として、撮像中の露光量に関する設定の変更がされなくとも、撮像されたフレーム画像内で画素間の露光量が異なる場合には、画素間の露光量を近付けるように画素ごとにゲイン値を調整する場合について説明する。撮像されたフレーム画像内で画素間の露光量が異なる場合とは、例えば、撮影環境の光の当たり具合等により、フレーム画像内の特定の位置が暗い場合等を示す。例えば、図9の左側の図のように、中央のライン部分が暗いような場合である。
ここで、本発明の実施の形態3かかるゲイン制御部は、撮像中の設定変更にかかわらず、取得されたライン間の露光量を解析し、同一のフレーム画像内でライン間又は画素間で露光量が均一でないことを検出した場合に、上記同様に、ライン間又は画素間で露光量が近付くようにゲイン値を調整する。つまり、ゲイン制御部は、同一のフレーム画像内で露光量が不足しているライン又は画素を特定し、特定したライン又は画素に対してゲイン値を増加させることで、他のライン又は画素の露光量に近付ける。
図8は、本発明の実施の形態3にかかる効果を説明するための図である。この場合、ゲイン制御部は、フレームF1からF6において、中央のライン部分についてゲイン値を上昇させる(g3)。これにより、例えば、図9の右側の図のように、ライブビュー表示されるフレーム画像のライン間及び画素間で露光量を均一にすることができる。
以上のように、本発明の実施の形態3にかかる手法は、上述した実施の形態1又は2に追加して適用することが可能であり、また、上述した実施の形態1又は2とは独立に実施することも可能である。
<その他の実施の形態>
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更及び組み合わせすることが可能である。
100 カメラシステム
101 カメラシステム
110 CMOS
110a CMOS
111 CDSアンプ
112 AD変換器
113 ゲイン制御部
113a ゲイン制御部
120 画像入力コントローラ
130 画像信号処理回路
140 圧縮処理回路
151 LCD
152 LCDドライバ
153 メディアコントローラ
154 記録メディア
160 VRAM
161 画像データ
170 メモリ
171 AF評価値
172 AE評価値
180 MPU
180a MPU
180b MPU
180c MPU
181 画像処理選択手段
182 TG
190 光学装置
200 カメラシステム
201 カメラシステム
g1 ゲイン
g2 ゲイン
g3 ゲイン
t1〜t9、t6x 時刻
t11〜t17 時刻
td1 絞り駆動開始時刻
td2 絞り駆動完了時刻
F1〜F7 フレーム
F1out〜F7out フレーム画像出力
TZ1、TZ2 フレーム間隔
TZ3 ゲイン調整期間
TZ4 絞り駆動期間
LF 先頭ライン
LM ライン
LL 最終ライン

Claims (8)

  1. CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置を用いた画像表示方法であって、
    前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、
    前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示する
    画像表示方法。
  2. 前記フレーム画像の取得中に前記露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内のライン間で前記露光量が異なる場合には、当該ライン間の露光量を近付けるようにライン毎に前記ゲイン値を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
  3. 前記フレーム画像の取得中に前記露光量に関する設定が変更された場合として、前記フレーム画像の取得中にフレームレートが低速から高速に変更された場合を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示方法。
  4. 前記フレーム画像の取得中にフレームレートが低速から高速に変更された場合に、当該フレーム画像のうち前記変更前のフレームレートによる露光が打ち切られたラインを特定し、
    前記特定されたラインから前記フレーム画像の最終ラインに向けて、前記変更前のフレームレートに対応するゲイン値から前記変更後のフレームレートに対応するゲイン値までライン毎に前記ゲイン値を増加させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示方法。
  5. 前記フレーム画像の取得中に前記露光量に関する設定が変更された場合として、前記フレーム画像の取得中に光学装置の絞り幅が変更された場合を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  6. 前記設定の変更がされなくとも、前記イメージセンサにより取得された前記フレーム画像内で画素間の露光量が異なる場合には、当該画素間の露光量を近付けるように画素ごとにゲイン値を調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  7. CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサであって、
    フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整し、当該ゲイン値の調整後のフレーム画像を画面への表示用に出力するゲイン制御部
    を備えるイメージセンサ。
  8. CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のイメージセンサにより取得された画像信号からなるフレーム画像を逐次、画面に表示する撮像装置であって、
    前記フレーム画像の取得中に露光量に関する設定が変更された場合に、当該フレーム画像内の画素間の露光量を近付けるようにゲイン値を調整するゲイン制御部と、
    前記ゲイン値の調整後のフレーム画像を前記画面に表示する表示部と、
    を備える撮像装置。
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