JP2015102895A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の装置から中継装置を介して取得した情報を処理する情報処理装置における処理の状況を第2の装置が照会する場合において、利用者が中継装置や情報処理装置にアクセスせずとも確認できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ユーザの操作により画像形成装置10から送信された画像データは、中継装置20を介して情報処理装置30へ送信される。情報処理装置30は、画像データの処理の詳細を示す処理詳細ファイルへのアクセス情報を生成する。このアクセス情報を含むデータは情報記憶装置40に記憶される。端末装置50が情報記憶装置40に記憶されたデータにアクセスすると、端末装置50は、アクセス情報の示す処理詳細ファイルにアクセスして処理の詳細を取得して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、ビジネスプロセスを処理するシステムにおいて、計算機リソース使用量を予測する方法が開示されている。この方法においては、ビジネスプロセスの追加によって影響を受ける計算機を特定し、特定した計算機についてCPU使用率を予測する。そして、予測したCPU使用率が一定の値に達するようであれば、計算機リソースを追加する。特許文献2には、ジョブの実行時に、ジョブ消費予定資源定義表の消費予定資源及び予測消費資源情報を基に、ジョブを実行するジョブ実行ノードにおいて必要とされる将来の消費予定資源がノードの有する資源をこえない様にジョブを配分し、稼働停止を防止することが記載されている。特許文献3には、印刷処理に制限時間が設けられている環境において、時間内に処理が間に合いそうにない場合に、時間内に終わらせるために処理順序を入れ替える方法が記載されている。
特開2007−148469号公報 特開平10−198643号公報 特開2010−176465号公報
本発明は、第1の装置から中継装置を介して取得した情報を処理する情報処理装置における処理の状況を第2の装置が照会する場合において、利用者が中継装置や情報処理装置にアクセスせずとも確認できるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、中継装置を介して第1の装置から取得した第1情報を用いた処理を実行する処理実行手段と、前記処理実行手段による処理の状況を示す第2情報を記憶手段に記憶し、予め定められた第1の規則に従うタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新する更新手段と、前記第1情報を用いた処理を識別する処理識別情報と、前記処理実行手段による処理の状況を示す情報であって前記第2情報を含む第3情報を生成し、予め定められた装置へ送信する第1の送信手段と、前記処理識別情報に従い第2の装置から送信されてくる要求を受信する受信手段と、前記要求に応じて前記処理に対する制御の指示を行わせるための情報を含む第4情報を生成して前記第2の装置に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記受信手段は、前記第2の装置から前記処理手段による処理の制御指示が送信されてきた場合、前記制御指示を受信し、前記処理手段は、前記受信手段が前記制御指示を受信した場合に、前記指示に基づいた処理を制御することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記受信手段は、前記第2の装置からユーザ認証のためのデータを受信し、前記受信手段により受信された前記ユーザ認証のためのデータに基づき、前記第2の装置のユーザを認証する認証手段を備え、前記第2の送信手段は、前記認証手段により前記第2の装置のユーザが認証された場合に前記第2情報を前記第2の装置へ送信することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記更新手段は、前記処理を構成する複数の処理の各々が完了したタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新することを特徴とする。
本発明の請求項5に係るプログラムは、コンピュータを、中継装置を介して第1の装置から取得した第1情報を用いた処理を実行する処理実行手段と、前記処理実行手段による処理の状況を示す第2情報を記憶手段に記憶し、予め定められた第1の規則に従うタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新する更新手段と、前記第1情報を用いた処理を識別する処理識別情報と、前記処理実行手段による処理の状況を示す情報であって前記第2情報を含む第3情報を生成し、予め定められた装置へ送信する第1の送信手段と、前記処理識別情報に従い第2の装置から送信されてくる要求を受信する受信手段と、前記要求に応じて前記処理に対する制御の指示を行わせるための情報を含む第4情報を生成して前記第2の装置に送信する第2の送信手段として機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1及び5に記載の発明によれば、第1の装置から中継装置を介して取得した情報を処理する情報処理装置における処理の状況を第2の装置が照会する場合において、利用者が中継装置や情報処理装置にアクセスせずとも確認できる。
請求項2に記載の発明によれば、中継装置を介して情報処理装置へ送られた情報の処理の制御を、第1の装置とは異なる第2の装置から指示させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、情報の処理状況を第三者が取得することを防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば、処理を構成する複数の処理の各々が完了したタイミングで第2情報を更新しない場合に比べて、第2情報の示す処理状況の精度を高くすることができる。
本発明の一実施形態に係る装置を示した図。 画像形成装置10のハードウェア構成を示した図。 処理識別子の一例を示した図。 本発明の実施形態において実現する機能を示した図。 中継装置20のハードウェア構成を示した図。 情報処理装置30のハードウェア構成を示した図。 情報処理装置30が行う処理の一例を示した図。 情報記憶装置40のハードウェア構成を示した図。 端末装置50のハードウェア構成を示した図。 実施形態の動作例を説明するための図。 実施形態の動作例を説明するための図。 処理詳細ファイルの内容の一例を示す図。 仮文書ファイルの内容の一例を示す図。 端末装置50で表示される画面の一例を示した図。 端末装置50で表示される画面の一例を示した図。 実施形態の動作例を説明するための図。 実施形態の動作例を説明するための図。 実施形態の動作例を説明するための図。 実施形態の動作例を説明するための図。 識別子対応データの内容の一例を示す図。 仮文書ファイルの内容の一例を示す図。
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る装置を示した図である。なお、図1に示した各装置の数は、一つに限定されるものではなく各々が複数個設けられていてもよい。
通信回線60は、例えばインターネットであり、通信回線60に接続されているコンピュータ装置同士を互いに接続する。なお、通信回線60はインターネットに限定されるものではなく、LAN(Local Area Network)、電話網、移動体通信網などを含む構成であってもよい。
画像形成装置10は、ユーザを認証する認証機能、文書を複写する複写機能、文書を光学的に読み取り、読み取った文書の画像を表す情報の一例である画像データを生成するスキャン機能、コンピュータ装置から送られたデータが表す画像を用紙に形成する画像形成機能、他のコンピュータ装置と通信回線60を介して通信を行う通信機能、他のコンピュータ装置へ情報の処理を指示する機能などを備えた装置である。
中継装置20は、画像形成装置10から送信された情報を情報処理装置30へ転送する機能や、情報処理装置30から送信された情報を情報記憶装置40へ転送する機能など、ある装置から送信された情報を他の装置へ転送する機能を有するコンピュータ装置である。
情報処理装置30は、取得した情報に各種処理を施し、処理が施された情報を出力するサービスを提供するコンピュータ装置である。情報処理装置30は、取得した情報を処理するのに要する時間を計算し、計算した時間を出力する機能や、処理状況や処理経過を出力する機能を有する。
情報記憶装置40は、中継装置20から送信された各種情報を記憶するコンピュータ装置である。情報記憶装置40は、記憶した情報の一覧を他のコンピュータ装置へ提供する機能や、記憶した情報を他のコンピュータ装置へ提供する機能を有する。
端末装置50は、通信回線60を介して他のコンピュータ装置と通信を行うコンピュータ装置であり、本実施形態においてはタブレット端末である。なお、端末装置50は、タブレット端末に限定されるものではなく、通信回線60を介して他のコンピュータ装置と通信を行うコンピュータ装置であれば例えばスマートフォンなどの他のコンピュータ装置であってもよい。端末装置50は、ウェブブラウザを実現するプログラムを記憶しておりウェブブラウザを用いて情報記憶装置40にアクセスする。
(画像形成装置10の構成)
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示したブロック図である。表示部14は、ディスプレイ装置を有しており、画像形成装置10を操作するための操作画面やメニュー画面を表示する。操作部13は、画像形成装置10を操作するための複数のボタンや、表示部14の表面に設けられた透明なポインティングデバイスを有している。表示部14のディスプレイ装置と操作部13のポインティングデバイスが協働することによりタッチパネルとして動作する。画像形成装置10は、ボタンやタッチパネルにて行われた操作に応じて動作する。通信部18は、通信ケーブルで通信回線60に接続されており、通信回線60に接続されている他の装置と通信を行う。
読取り部15は、用紙上に形成されている文字や図形などを光学的に読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する画像読取装置(図示略)を備えている。読取り部15で生成された画像データは、記憶部12に記憶される。画像処理部17は、記憶部12から供給される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものである。画像処理が施された画像データは、画像形成部16又は記憶部12に供給される。
画像形成部16は、電子写真方式によって用紙にトナー像を形成するものである。具体的には、画像形成部16は、Y(Yellow)、M(Magenta)、C(Cyan)及びK(Keytone:本実施形態ではBlack)の色毎に、トナー像を用紙に形成する画像形成ユニットを備えている。用紙に画像を形成する場合には、画像処理部17において画像処理が施された画像データが画像形成部16へ供給される。画像形成部16は、供給された画像データに基づいて、画像形成ユニットで用紙に画像を形成する。なお、本実施形態の画像形成部16は、複数色のトナーでカラー画像を形成する構成となっているが、Y、M及びCのトナー像を形成する画像形成ユニットを有さず、白黒の画像を形成する構成であってもよい。また、本実施形態においてはトナーを用いて用紙に画像を形成するが、インクジェット方式などのインクを用いて用紙に画像を形成する構成としてもよい。
記憶部12は、電力を供給しなくともデータを保持する記憶装置(例えば、ハードディスク装置)を有している。記憶部12は、読取り部15が生成した画像データや、画像形成装置10の使用を許可されたユーザを識別するユーザ識別子及びパスワードなどを記憶する。
また、記憶部12は、情報処理装置30へ情報(本実施形態では画像データ)の処理を指示する際に指示する処理内容を特定する処理識別子を記憶している。図3は、記憶部12が記憶している処理識別子の一例である。例えば、本実施形態においては、処理識別子が「1」の場合、画像データが表す画像中の文字列を認識し、認識した文字列を文字情報として含むデータを生成する処理を表す。また、例えば処理識別子が「2」の場合、画像データが表す画像中の文字列を他の言語(例えば英語)に翻訳し、翻訳後の文字列を文字情報として含むデータを生成する処理を表す。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。ROMは、上述した認証機能や複写機能、スキャン機能、画像形成機能、通信機能、情報処理装置30へ情報の処理を指示する機能などを実現するプログラムを記憶している。プロセッサーが、ROMに記憶されているプログラムを実行すると、本実施形態に係る各種機能が実現する。
図4は、本実施形態において実現する機能のうち、本実施形態に係る特徴的な機能を示した機能ブロック図である。図4に示したように、画像形成装置10においては、プロセッサーがプログラムを実行することにより、送信手段101が実現される。送信手段101は、通信部18を制御し、情報処理装置30で処理される情報を中継装置20へ送信する機能を有する。
(中継装置20の構成)
図5は、中継装置20のハードウェア構成を示したブロック図である。通信部28は、通信ケーブルで通信回線60に接続されており、通信回線60に接続されている他の装置と通信を行う。記憶部22は、ハードディスク装置を具備しており、オペレーティングシステムを実現するプログラムや、情報を転送する機能を実現するプログラムを記憶する。
制御部21は、CPUなどのプロセッサー、ROM及びRAMを備えている。プロセッサーが、ROMに記憶されているIPL(Initial Program Loader)を実行すると、記憶部22に記憶されているプログラムが実行され、本実施形態に係る各種機能が実現する。
また、図4に示したように、制御部21がプログラムを実行することにより、第1転送手段201と、第2転送手段202とが実現される。第1転送手段201は、画像形成装置10から送信された情報を取得し、取得した情報を、通信部28を制御して情報処理装置30へ転送する機能を有する。第2転送手段202は、情報処理装置30から出力される情報(文書データや画像データ等のデータやメッセージ、後述する見積もり時間、処理状況を示すデータ)などを取得し、取得した情報を通信部28を制御して情報記憶装置40へ転送する機能を有する。
(情報処理装置30の構成)
図6は、情報処理装置30のハードウェア構成を示したブロック図である。通信部38は、通信ケーブルで通信回線60に接続されており、通信回線60に接続されている他の装置と通信を行う。
記憶部32は、ハードディスク装置を具備しており、オペレーティングシステムを実現するプログラムや、取得した情報に各種処理を施す機能や、取得した情報を処理するのに要する時間(以下、見積もり時間と称する)を計算する機能、取得した情報の処理状況を出力する機能を実現するプログラムなどを記憶する。また、記憶部32は、図7に示したように、処理識別子と、処理識別子で特定される処理とを対応付けて記憶している。
制御部31は、CPUなどのプロセッサー、ROM及びRAMを備えている。プロセッサーが、ROMに記憶されているIPLを実行すると、記憶部32に記憶されているプログラムが実行され、本実施形態に係る各種機能が実現する。
また、図4に示したように、制御部31がプログラムを実行することにより、処理実行手段301、更新手段302、第1の送信手段303、受信手段304及び第2の送信手段305が実現される。処理実行手段301は、中継装置20を介して画像形成装置10から取得した情報を用いた処理を実行する。更新手段302は、処理実行手段301による処理の状況を示す処理状況情報を記憶部32に記憶し、予め定められたタイミングで記憶部32に記憶された処理状況情報を更新する。第1の送信手段303は、処理を識別する情報と、処理実行手段301による当該処理の状況を示す情報を含む仮文書情報を生成し、中継装置20へ送信する。受信手段304は、端末装置50から送信されてくる要求を受信する。第2の送信手段305は、受信手段304が受信した要求に含まれる処理を識別する情報に対応して記憶部32に記憶されている処理状況情報を端末装置50に送信する。
(情報記憶装置40の構成)
図8は、情報記憶装置40のハードウェア構成を示したブロック図である。通信部48は、通信ケーブルで通信回線60に接続されており、通信回線60に接続されている他の装置と通信を行う。記憶部42は、ハードディスク装置を具備しており、オペレーティングシステムを実現するプログラムや、中継装置20から送信された情報を記憶部42に記憶させる機能、記憶部42に記憶された情報のリストを表すウェブページ(ページとも呼ばれる)を提供する機能などを実現するプログラムを記憶する。制御部41は、CPUなどのプロセッサー、ROM及びRAMを備えている。プロセッサーが、ROMに記憶されているIPLを実行すると、記憶部42に記憶されているプログラムが実行され、上述した各種機能が実現する。
また、図4に示したように、制御部41がプログラムを実行することにより、取得手段401、書込手段402、及び送信手段403が実現される。取得手段401は、中継装置20から送信される情報を、通信部48を制御して取得する機能を有する。書込手段402は、取得手段401が取得した情報を記憶部42に書き込んで記憶させる機能を有する。送信手段403は、記憶部42に記憶されている情報を、端末装置50からの要求に応じて通信部48を制御して端末装置50へ送信する機能を有する。
図9は、端末装置50のハードウェア構成を示したブロック図である。表示部54は、ディスプレイ装置を有しており、端末装置50を操作するための操作画面やメニュー画面を表示する。操作部53は、端末装置50を操作するための複数のボタンや、表示部54の表面に設けられた透明なポインティングデバイスを有している。表示部54のディスプレイ装置と操作部53のポインティングデバイスが協働することによりタッチパネルとして動作する。端末装置50は、ボタンやタッチパネルにて行われた操作に応じて動作する。通信部58は、通信ケーブルで通信回線60に接続されており、通信回線60に接続されている他の装置と通信を行う。記憶部52は、ハードディスク装置を具備しており、オペレーティングシステムを実現するプログラムや、処理状況を問い合わせる機能を実現するプログラムを記憶する。制御部51は、CPU等のプロセッサー、ROM及びRAMを備えている。プロセッサーが、ROMに記憶されているIPLを実行すると、記憶部52に記憶されているプログラムが実行され、本実施形態に係る各種機能が実現する。
また、図4に示したように、制御部51がプログラムを実行することにより、送信手段501及び受信手段502が実現される。送信手段501は、処理識別情報に従って情報処理装置30へ処理状況情報の取得要求を送信する。受信手段は、送信手段501によって送信された取得要求に応じて情報処理装置30から送信されてくる処理状況情報を受信する。
(実施形態の第1動作例)
次に本実施形態の第1動作例について図10A及び図10Bを用いて説明する。画像形成装置10の使用を許可されたユーザが、自身のユーザ識別子とパスワードとを操作部13で入力すると、画像形成装置10は、入力されたユーザ識別子とパスワードとの組が記憶部12に記憶されているか判断してユーザの認証を行う。入力されたユーザ識別子とパスワードとの組が記憶部12に記憶されている場合、画像形成装置10は、ユーザにより使用可能となる。
ユーザが画像形成装置10の読取り部15に文書をセットし、文書の読取りを指示する操作と、読み取った画像を示す画像データのファイルに付与するファイル名「AAA」を入力する操作とを操作部13で行うと、画像形成装置10は、文書の画像を読み取り、読み取った画像を表す画像データのファイルを生成し、このファイルに対し入力されたファイル名を付与して記憶部12に記憶させる(ステップSA1)。なお、ここでは、読み取った画像データに対し付与するファイル名をユーザが入力する例を記載したが、読取り部15が文書を読み取った時刻を示す時刻情報、読取りの動作を一意に識別する番号、ユーザ識別子、画像形成装置の名称等を含む情報の文字列をファイル名として付与するようにしてもよい。次にユーザは、記憶された画像データの処理を指示する操作を行う。ここで、ユーザが、処理内容を表す処理識別子として操作部13で「1」を入力すると、画像形成装置10は、入力された処理識別子を取得する(ステップSA2)。画像形成装置10は、入力されたユーザ識別子、取得した処理識別子及び記憶部12に記憶された画像データのファイルを中継装置20へ送信する(ステップSA3)。
中継装置20は、ステップSA3で送信されたユーザ識別子、処理識別子及び画像データのファイルを取得する。中継装置20は、取得したユーザ識別子、処理識別子及び画像データのファイルを、情報処理装置30へ送信する(ステップSA4)。情報処理装置30は、ステップSA4で送信されたユーザ識別子、処理識別子及び画像データのファイルを取得する(ステップSA5)。
情報処理装置30は、取得した処理識別子により、取得した画像データに対して行う処理を特定する。情報処理装置30は、処理を特定すると、取得した画像データに対して特定した処理に掛かる見積もり時間を計算する(ステップSA6−1)。ここで、画像データに対する処理が、ユーザが指定した処理識別子「1」で特定される図7に示した処理のように、「(1)画像データが表す画像中の文字列を認識」する処理、「(2)認識した文字列を文字情報として含むデータを生成」する処理、「(3)生成したデータを情報記憶装置40に記憶させる」処理といった一連の処理である場合、それぞれの処理にかかる時間の見積もり時間を計算し、合計する。情報処理装置30は、見積もり時間の計算が終了すると、処理に関する情報(計算した見積もり時間と処理状況)を記載した仮文書ファイルを生成するとともに、処理状況の詳細な内容を記載した処理詳細ファイルとを生成する(ステップSA6−2)。この実施形態では、仮文書ファイルには、処理状況に関する情報として、仮文書ファイルのファイル名、見積もり時間を示す情報、この処理に関する詳細情報へアクセスするためのURL(以下「アクセスURL」という。)、中継装置20の処理識別子、情報処理装置30の処理識別子、テナント識別子、ユーザ識別子が記載される。
図11は、仮文書ファイルの内容の一例を示す図である。図11に示す例では、仮文書ファイルには、ファイル名として「AAA(処理中).txt」という文字列が記載され、見積もり時間を示す情報として「3分後に処理が完了します(2013-02-01-10:49:00)」という文字列が記載される。また、アクセスURLとして、処理を識別する情報を示す情報、中継装置20の処理識別子、情報処理装置30の処理識別子、テナント識別子、及びユーザ識別子等の情報からなる「http://aaa.com/flow/jobList?rdjobid=xxx-1&flowjobid=aaa&tenantid=あ社&userid=ユーザα」という文字列が記載される。テナント識別子(tenantid=あ社)は、画像形成装置10が設置されている場所を賃借りする契約をしている人または企業を識別する識別子である。なお、情報処理装置30は、この仮文書ファイルを生成する際、取得した画像データのファイル名「AAA」に対し、この画像データへの処理が処理中であることを示す文字列「(処理中)」を加えた文字列「AAA(処理中)」を、このファイル名として付与する。
アクセスURLの文字列“http://aaa.com/flow/jobList”は、少なくとも処理を識別する情報を含んだ情報である。この情報により識別される処理に対応する上述した処理詳細ファイルが格納された領域を指し示すものであってもよい。
図12は、アクセスURLが指し示す処理に対応する処理詳細ファイルの内容の一例を示す図である。図12に示す例では、処理詳細ファイルには、中継装置20の処理識別子、情報処理装置30の処理識別子、処理実行中においてユーザが許可されている操作を示すデータが記載されるとともに、処理履歴を示すテーブルが記載される。図11に示す例では、中継装置20の処理識別子として「XXX−1」が、情報処理装置30の処理識別子として「aaa」が記載される。また、ユーザが許可されている操作を指示させるための表示である「中断」や「キャンセル」が記載される。また、処理経過を示すテーブルとして、「日時」と「メッセージ」との各項目が互いに対応付けられたテーブルが記載される。これらの項目のうち、「日時」の項目には、情報処理装置30において計時された日時を示すデータが格納される。「メッセージ」の項目には、各日時における処理経過を示すメッセージ(文字列)が格納される。
情報処理装置30は、この生成した仮文書ファイルと取得したユーザ識別子とを中継装置20へ送信する(ステップSA7)とともに、生成した処理詳細ファイルを、仮文書ファイルに含まれるアクセスURLによって指し示される格納領域に記憶する。
中継装置20は、ステップSA7で送信されたユーザ識別子と仮文書ファイルとを取得し、取得したユーザ識別子と仮文書ファイルとを情報記憶装置40へ送信する(ステップSA8)。上述したように、この仮文書ファイルには、アクセスURLと、中継装置20の処理識別子と、情報処理装置30の処理識別子と、情報処理装置30で処理する際に計時された時刻、等の処理状況情報等が含まれる。
情報記憶装置40は、ステップSA8で送信されたユーザ識別子と仮文書ファイルとを取得する。情報記憶装置40は、取得したユーザ識別子、仮文書ファイル、この仮文書ファイルを取得した時刻情報を対応付けて記憶部42に書き込んで記憶部42に記憶させる(ステップSA9)。
一方、情報処理装置30は、見積もり時間の計算を終了し、仮文書ファイルと処理詳細ファイルとを生成した後、処理識別子で特定される処理を開始する(ステップSA10)。例えば、情報処理装置30は、取得した処理識別子が「1」の場合、図7に示されている処理を実行する。また、情報処理装置30は、処理識別子で特定される処理を実行しているときに、予め定められたタイミングで記憶部32に記憶された処理詳細ファイルを更新する。処理詳細ファイルを更新するタイミングは、例えば、予め定められた単位時間毎であってもよく、また、例えば、処理識別子で特定される処理が複数の処理を含む一連の処理である場合、それぞれの処理の開始タイミングや終了タイミングであってもよい。なお、図10Aに示す例では、ステップSA6−2の処理を終えた後にステップSA10の処理を行うようになっているが、ステップSA6−2とステップSA10の処理の実行順序は逆であってもよく、また、両者の処理が並行して行われてもよい。
また、中継装置20は、情報処理装置30が開始した処理が終了しているか、情報処理装置30に対して確認を行う(ステップSA11)。この中継装置20から情報処理装置30への確認は、予め定められた時間毎に周期的に行うようにしても良いし、情報処理装置30から取得した仮文書ファイルに基づき、仮文書ファイルに記載された見積もり時間が経過したときに確認を行うようにしてもよい。情報処理装置30は、ステップSA10で開始した処理が終了していない場合、中継装置20からの確認に対して、処理が終了していないことを中継装置20へ通知する(ステップSA12)。
ここで、ユーザが、情報記憶装置40へアクセスする操作を端末装置50において行うと、記憶部42においてユーザのユーザ識別子に対応付けて記憶している情報(例えば文書データや画像データのファイルや仮文書ファイル)のリストが端末装置50へ送信される。具体的には、ユーザは、端末装置50において、ウェブブラウザを用いて情報記憶装置40へアクセスする(図10BのステップSA13)。情報記憶装置40は、ユーザのユーザ識別子を入力するページを端末装置50へ送信する(ステップSA14)。端末装置50は、ステップSA14で送信されたページを取得し、取得したページを表示する。ユーザが、端末装置50において、表示されたページでユーザ識別子を入力し、入力したユーザ識別子を送信する操作を行うと、端末装置50は、入力されたユーザ識別子と、当該ユーザ識別子に対応付けて記憶されている情報のリストを要求するメッセージを情報記憶装置40へ送信する(ステップSA15)。情報記憶装置40は、ステップSA15で送信されたユーザ識別子とメッセージとを取得すると、取得したユーザ識別子に対応付けて記憶されている情報のリストを表すページを生成し、生成したページを端末装置50へ送信する(ステップSA16)。ここで送信されるページは取得したユーザ識別子を含む。また、情報記憶装置40においては、ステップSA9において、ユーザ識別子に対応付けて仮文書ファイルとこの仮文書ファイルを記憶した時刻が記憶されたため、ここで送信されるページには、仮文書ファイルのファイル名と、仮文書ファイルを記憶した時刻とが含まれる。
端末装置50は、ステップSA16で送信されたページを取得し、取得したページを表示する(ステップSA17)。図13は、表示されるページの一例を示した図である。図12に示したように、端末装置50においては、仮文書ファイルのファイル名「AAA(処理中)」と、この仮文書ファイルを記憶した時刻とが対応付けて表示されるため、ユーザには、ステップSA2で指定した処理が、まだ処理中であることがわかる。
端末装置50においてユーザが、この仮文書ファイル「AAA(処理中)」の参照を要求する操作を行うと、端末装置50は情報記憶装置40に対し仮文書ファイル「AAA(処理中)」の参照要求を行う。情報記憶装置40は、この参照要求に対し、この仮文書ファイル「AAA(処理中)」の内容を表示する表示情報を生成し、生成した表示情報を端末装置50へ送信する。端末装置50は、この表示情報を受信すると、送信された仮文書ファイル「AAA(処理中)」の内容の表示情報を表示する。具体的には、図11に示したように、見積もり時間や処理状況を表す「3分後に処理が完了します」という文字列や、アクセスURL等が表示される。
ユーザは、図11に例示する内容が表示された画面を参照し、処理が完了するまでの見積もり時間や処理状況に関する情報を把握する。ここで、ユーザが処理状況について更に詳細な状況を把握したい場合、ユーザは画面の表示されたアクセスURLへアクセスする操作を操作部53を用いて行う。端末装置50の制御部51は操作部53から出力される情報に基づいて、アクセスURLへのアクセス要求を示す要求データを情報処理装置30へ送信する(ステップSA18)。情報処理装置30は、端末装置50から受信される要求データに応じて、指定されたアクセスURLに格納された処理詳細ファイルを端末装置50へ送信する(ステップSA19)。ここで、情報処理装置30は、端末装置50から受信される要求データに応じて、既に生成され格納された処理詳細ファイルを送信してもよいし、端末装置50から受信される要求データに応じて処理状況を更新し、更新された処理状況に基づいた処理詳細ファイルを生成し、この生成された処理詳細ファイルを送信するようにしてもよい。次に、端末装置50は、情報処理装置30から処理詳細ファイルを受信すると、受信した処理詳細ファイルの表す画面を表示部54に表示する(ステップSA20)。ステップSA20において、表示部54には、図12に例示した、処理状況の詳細な内容を示す画面が表示される。ユーザは、処理詳細ファイルの内容を参照することにより、画像データの処理状況の詳細を把握する。
さて、ステップSA12において、中継装置20が、処理が終了していないことを示す通知を取得した場合、予め定められた時間が経過した後、情報処理装置30が開始した処理が終了しているか、情報処理装置30に対して再度確認を行う(ステップSA21)。情報処理装置30は、ステップSA10で開始した処理が終了すると、ステップSA4で取得したユーザ識別子と、指定された処理が全て実行されることにより得られたファイルを中継装置20へ送信する(ステップSA22)。
中継装置20は、ステップSA22で送信されたユーザ識別子とファイルとを情報記憶装置40へ送信する(ステップSA23)。情報記憶装置40は、ステップSA23で送信されたユーザ識別子とファイルとを取得する。情報記憶装置40は、取得したユーザ識別子、取得したファイル、このファイルを取得した時刻情報を対応付けて記憶部42に書き込む(ステップSA24)。また、中継装置20は、ステップSA23で送信されたファイルに対応する仮文書ファイル(すなわちステップSA8で送信した仮文書ファイル)を削除する旨を情報記憶装置40に指示する(ステップSA25)。情報記憶装置40は、中継装置20からの指示に基づいて記憶部42に記憶された仮文書ファイルを削除する(ステップSA26)。
ここで、ユーザが、ステップSA16で取得したページを更新する操作を端末装置50において行うと、端末装置50は、ステップSA15のときと同様にリストを要求するメッセージとユーザ識別子を情報記憶装置40へ送信する(ステップSA27)。情報記憶装置40は、ステップSA27で送信されたメッセージとユーザ識別子を取得すると、取得したユーザ識別子に対応付けて記憶されているファイルのリストを表すページを生成し、生成したページを端末装置50へ送信する(ステップSA28)。
端末装置50は、ステップSA28で送信されたページを取得し、取得したページの表示を行う(ステップSA29)。図14は、表示されるページの一例を示した図である。図14に示したように、端末装置50においては、ユーザが指示した処理により生成されたファイル「AAA」を表す情報と、当該ファイルを記憶した時刻情報とが対応付けて表示されるため、ユーザは、ステップSA2で指定した処理が終了し、当該処理で生成されたファイルが情報記憶装置40に記憶されていることを確認する。なお、ユーザが端末装置50において表示されたファイル名に触れる操作を行うと、当該ファイル名で特定されるファイル、即ち、ステップSA21で記憶されたファイルがダウンロードされ、その内容が端末装置50に表示される。これにより、ユーザは当該ファイルの内容を参照する。
(実施形態の第2動作例)
次に本実施形態の第2動作例について図15を用いて説明する。第2動作例は、画像データの処理中にユーザが処理を中断させる操作を行う場合の動作例である。第2動作例においては、ステップSA1からステップSA20までの処理は第1動作例と同様であり、ステップSA20の後の処理が第1動作例と異なる。そのため、ステップSA1からステップSA20までの動作については、その説明を省略する。
図12に例示した内容を示す画面が表示部54に表示されている状態においては、表示されている処理詳細ファイルに対応する処理の中断の制御を行う操作が受け付けられる。ユーザが操作部53を用いて処理を中断する旨の操作を行うと、端末装置50は、操作部53から出力される情報に基づいて、処理を中断する旨を示す要求データを情報処理装置30へ送信する(ステップSB1)。情報処理装置30は、端末装置50から要求データを受信すると、受信した要求データに基づいて処理を中断する(ステップSB2)。
この場合、中継装置20は、ステップSA12において処理が終了していないことを示す通知を取得した場合、予め定められた時間が経過した後、情報処理装置30が開始した処理が終了しているか、情報処理装置30に対して再度確認を行う(ステップSA21)。情報処理装置30は、処理が中断された時刻と処理が中断された旨のメッセージが記述された文書ファイルを生成し、処理を中断した旨を示すデータとともに中継装置20へ送信し(ステップSB3)、中継装置20は、情報処理装置30から送信された処理が中断した旨を示す仮文書ファイルを情報記憶装置40へ送信する(ステップSB4)。情報記憶装置40は、ステップSB4で送信された仮文書ファイルを取得し、取得した仮文書ファイルで記憶部42に記憶されている仮文書ファイルを更新する(ステップSB5)。
その後、ユーザが操作部53を用いて処理を再開する旨を指示する操作を行うと、端末装置50は操作内容に応じて再開を指示する要求データを情報処理装置30へ送信する(ステップSB6)。情報処理装置30は、端末装置50から送信されてくる要求データに基づいて処理を再開する(ステップSB7)。また、情報処理装置30は、中継装置20による確認処理(ステップSA21)に応じて、処理を再開した旨を示す仮文書ファイルを生成し、中継装置20を介して情報記憶装置40へ送信する(ステップSB8、ステップSB9)。情報記憶装置40は、情報処理装置30から仮文書ファイルを取得すると、取得した仮文書ファイルで記憶部42に記憶されている仮文書ファイルを更新する(ステップSB10)。なお、本動作例において、図10Bに示したステップSA22〜ステップSA29の処理は第1動作例と同様であり、図15においては図示を省略する。
この動作例では、画像データに対する処理の中断や再開が、情報処理装置30に対して画像データの処理を依頼した画像形成装置10とは異なる端末装置50を用いて行われる。
(実施形態の第3動作例)
次に本実施形態の第3動作例について図16を用いて説明する。第3動作例は、ユーザが端末装置50を用いて処理詳細ファイルを参照する際にユーザ認証が行われる場合の動作例である。第3動作例においては、ステップSA1からステップSA18までの処理、及びステップSA19からステップSA29までの処理は第1動作例と同様であり、ステップSA18とステップSA19の処理の間にステップSC1からステップSC5の処理が行われる点が第1動作例と異なる。第1動作例と同じ処理については同じ符号を用いてその説明を省略する。
ステップSA18において、端末装置50からアクセスURLへのアクセス要求を示す要求データを受信すると、情報処理装置30は、中継装置20の認証管理画面にアクセス要求をリダイレクトする処理を行い(ステップSC1)、中継装置20は、端末装置50に対して認証情報の入力を促す画面を表すデータを送信する(ステップSC2)。ユーザは端末装置50の操作部53を用いて認証情報(ユーザ識別子、テナント識別子、及びパスワード等)を入力し、端末装置50は、入力された認証情報を中継装置20へ送信する(ステップSC3)。中継装置20は端末装置50から送信されてくる認証情報を用いて認証処理を行い(ステップSC4)、認証に成功した場合には、その旨が情報処理装置30に通知され(ステップSC5)、これを受けて処理詳細ファイルが情報処理装置30から端末装置50へ送信される(ステップSA19)。
ステップSC3においてユーザ認証に失敗した場合には、中継装置20はその旨を情報処理装置30へ通知する。この場合、情報処理装置30は、認証に失敗したために処理詳細ファイルを送信できない旨を示すエラーメッセージを端末装置50へ送信する。
情報記憶装置40に記憶された処理詳細ファイルを他のユーザが参照出来たり変更できたりすることはセキュリティの観点から好ましくない。そのため、この動作例では、ユーザが処理詳細ファイルの取得要求を行った場合に、情報処理装置30が中継装置20の認証機能を用いてユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合に情報処理装置30が処理詳細ファイルを送信する。
(実施形態の第4動作例)
次に本実施形態の第4動作例について図17及び図18を用いて説明する。第4動作例は、中継装置20の記憶部22に、中継装置20の処理識別子と情報処理装置30の処理識別子とを対応付けて記憶する場合の動作例である。第4動作例においては、ステップSA1からステップSA7までの処理は第1動作例と同様である。第1動作例と同様の処理については同じ符号を用いてその説明を省略する。
中継装置20は、ステップSA7において送信されたユーザ識別子と仮文書ファイルとを取得すると、取得した仮文書ファイルに含まれる処理識別子等の、仮文書ファイルに含まれるデータを記憶部22に記憶する(ステップSD1)。図19はステップSD1において記憶部22に記憶されるデータ(以下「識別子対応データ」という。)の内容の一例を示す図である。図示のように、識別子対応データは、「中継装置−処理識別子」と「テナント識別子」と「ユーザ識別子」と「情報処理装置−処理識別子」と「中継装置−処理開始時刻」との各項目が互いに関連付けられている。これらの項目のうち、「中継装置−処理識別子」は中継装置20で用いられる処理識別子であり、「情報処理装置−処理識別子」は情報処理装置30で用いられる処理識別子である。また、「テナント識別子」や「ユーザ識別子」は仮文書ファイルに記載されるものと同じである。「中継装置−処理開始時刻」の項目には、中継装置20において処理が開示された時刻を示すデータが格納される。
次いで、中継装置20は、仮文書ファイルを生成し、生成した仮文書ファイルを情報記憶装置40へ送信する(ステップSA8´)。この動作例では、中継装置20は、仮文書ファイルに情報処理装置30の処理識別子を含めない。すなわち、この動作例では、仮文書ファイルには、処理状況に関する情報として、仮文書ファイルのファイル名、見積もり時間を示す情報、アクセスURL、中継装置20の処理識別子、テナント識別子、ユーザ識別子が記載される。
次いで、図18を参照しつつ、ユーザが端末装置50を用いて仮文書ファイルや処理詳細ファイルを参照する動作について説明する。
図18は上述した第3動作例の図16に対応するものであり、ステップSA13からステップSC4までの処理は第3動作例と同じである。また、ステップSA19からステップSA29までの処理も第3動作例と同じである。第3動作例と同じ処理については同じ符号を用いてその説明を省略する。
この動作例では、中継装置20は、認証処理を行うと、記憶部22を参照してステップSC3で送信されてきたユーザ識別子、テナント識別子及び中継装置20の処理識別子に対応付けて記憶部22に記憶されている情報処理装置30の処理識別子を取得し(ステップSE1)、取得した情報処理装置30の処理識別子を指定して、処理詳細ファイルを端末装置50へ送信する旨を情報処理装置30に指示する(ステップSE2)。
また、この動作例では、情報処理装置30が開始した処理が終了しているかを、中継装置20が情報処理装置30に対して確認を行った際に、処理が中断されていた場合には(ステップSA21)、中継装置20は、情報処理装置30の処理識別子に対応する中継装置20の処理識別子を識別子対応データを参照して特定し、特定した中継装置20の処理識別子を用いて仮文書ファイルを生成する。
図20は、この動作例で生成される仮文書ファイルの内容の一例を示す図である。図示のように、この動作例では、情報処理装置30の処理識別子を仮文書ファイルに含めないため、情報記憶装置40に格納するファイルのデータ量が削減される。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、仮文書ファイルは、処理が指示されたタイミングで生成されて情報記憶装置40へ送信され(図10AのステップSA8)、また、処理が中断されたタイミングや処理が再開されたタイミングで再度送信された(図15のステップSB4)が、仮文書ファイルが送信されるタイミングは上述した実施形態で示したものに限定されない。例えば、情報処理装置30が予め定められた時間間隔で定期的に仮文書ファイルを更新して情報記憶装置40に登録するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、情報処理装置30によって生成された仮文書ファイルは、中継装置20を介して情報記憶装置40へ送信された(図10AのステップSA7、SA8)が、必ずしも中継装置20を介して送信される必要はなく、情報処理装置30から情報記憶装置40へ直接仮文書ファイルが送信されてもよい。
(2)上述の実施形態では、仮文書ファイルには、仮文書ファイルのファイル名、見積もり時間を示す情報、アクセスURL、中継装置20の処理識別子、情報処理装置30の処理識別子、テナント識別子、ユーザ識別子が記載されたが、仮文書ファイルに記載される情報は上述した実施形態で示したものに限定されない。例えば、テナント識別子やユーザ識別子は仮文書ファイルに記載されなくてもよい。仮文書ファイルには、少なくともアクセスURLが含まれていればよい。
(3)上述の実施形態では、情報処理装置30は、仮文書ファイルを、処理が完了するまでの見積もり時間や処理状況に関する情報が記載されたテキストファイルとして生成したが、仮文書ファイルはテキストファイルに限らない。例えば、仮文書ファイルは、処理が完了するまでの見積もり時間や処理状況に関する情報を表す画像データや音声データであってもよく、処理が完了するまでの見積もり時間や処理状況に関する情報を示すものであればよい。
(4)上述した実施形態においては、情報処理装置30は、情報の一例である画像データを処理しているが、処理する情報は画像データに限定されるものではない。情報処理装置30が処理する情報は、例えば、テキストデータ、動画データ、音声データなど、他の種類の情報であってもよい。
また、本発明においては、画像データの処理を指示する装置は、画像形成装置10に限定されるものではなく、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレットコンピュータなど、他のコンピュータ装置であってもよい。
(5)上述した実施形態においては、情報処理装置30は、画像データと共に取得した処理識別子に応じて画像データを加工しているが、情報処理装置30が行う処理の種類は一つとし、処理の種類毎に複数の情報処理装置30を設けるようにしてもよい。この構成の場合、中継装置20は、画像形成装置10から画像データと共に取得した処理識別子が「1」の場合には、当該処理識別子に対応した処理を行う第1の情報処理装置30へ画像データを送信し、画像形成装置10から画像データと共に取得した処理識別子が「2」の場合には、当該処理識別子に対応した処理を行う第2の情報処理装置30へ画像データを送信する構成としてもよい。
また、上述した実施形態においては、情報処理装置30は、見積もり時間や処理状況を示す情報として仮文書ファイルを生成し、見積もり時間や処理状況を示す情報をファイル名やファイルの内容として記述し、生成したファイルを中継装置20を介して情報記憶装置40に格納するようにしたが、この構成に限定されるものではない。例えば、情報処理装置30は、見積もり時間や処理状況を示す情報をメッセージの形式で生成し、このメッセージを中継装置20を介して情報記憶装置40に送信し、情報記憶装置40は受信したメッセージを管理し、端末装置50からの参照要求に基づきメッセージのリストを表示させるように構成してもよい。
(6)上述した実施形態においては、リストを表示するためのページを端末装置50が情報記憶装置40から取得して表示しているが、リストを表示するためのページを画像形成装置10が取得して表示してもよい。
(7)上述の実施形態では、端末装置50はウェブブラウザを用いて情報記憶装置40へアクセスしたが、これに限らず、他のアプリケーションを用いてアクセスしてもよい。
(8)上述したプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk)))など、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供され、各装置にインストールされてもよい。また、通信回線を介して各装置にダウンロードされてインストールされてもよい。
10…画像形成装置、11,21,31…制御部、12,22,32…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…読取り部、16…画像形成部、17…画像処理部、18,28,38…通信部、20…中継装置、30…情報処理装置、40…情報記憶装置、50…端末装置、60…通信回線、101…送信手段、201…第1転送手段、202…第2転送手段、301…処理実行手段、302…更新手段、303…第1の送信手段、304…受信手段、305…第2の送信手段、401…取得手段、402…書込手段、403…送信手段。

Claims (5)

  1. 中継装置を介して第1の装置から取得した第1情報を用いた処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段による処理の状況を示す第2情報を記憶手段に記憶し、予め定められた第1の規則に従うタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新する更新手段と、
    前記第1情報を用いた処理を識別する処理識別情報と、前記処理実行手段による処理の状況を示す情報であって前記第2情報を含む第3情報を生成し、予め定められた装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記処理識別情報に従い第2の装置から送信されてくる要求を受信する受信手段と、
    前記要求に応じて前記処理に対する制御の指示を行わせるための情報を含む第4情報を生成して前記第2の装置に送信する第2の送信手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記受信手段は、前記第2の装置から前記処理手段による処理の制御指示が送信されてきた場合、前記制御指示を受信し、
    前記処理手段は、前記受信手段が前記制御指示を受信した場合に、前記指示に基づいた処理を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受信手段は、前記第2の装置からユーザ認証のためのデータを受信し、
    前記受信手段により受信された前記ユーザ認証のためのデータに基づき、前記第2の装置のユーザを認証する認証手段を備え、
    前記第2の送信手段は、前記認証手段により前記第2の装置のユーザが認証された場合に前記第2情報を前記第2の装置へ送信する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記更新手段は、前記処理を構成する複数の処理の各々が完了したタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    中継装置を介して第1の装置から取得した第1情報を用いた処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段による処理の状況を示す第2情報を記憶手段に記憶し、予め定められた第1の規則に従うタイミングで前記記憶手段に記憶された前記第2情報を更新する更新手段と、
    前記第1情報を用いた処理を識別する処理識別情報と、前記処理実行手段による処理の状況を示す情報であって前記第2情報を含む第3情報を生成し、予め定められた装置へ送信する第1の送信手段と、
    前記処理識別情報に従い第2の装置から送信されてくる要求を受信する受信手段と、
    前記要求に応じて前記処理に対する制御の指示を行わせるための情報を含む第4情報を生成して前記第2の装置に送信する第2の送信手段
    として機能させるためのプログラム。
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