JP2015101828A - 扉用部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる扉用部品を提供する。
【解決手段】扉側取付板部2と、扉側取付板部2に接続する側面視L字状の本体側取付板部3と、扉側取付板部2と本体側取付板部3とを接続する接続具と、扉側取付板部2を扉部に固定する固定具とを有し、扉側取付板部2が、横方向の位置を調整して固定具で扉部に固定する横方向調整用穴21と、本体側取付板部3を重ね合わせて接続具を差し込んで固定する接続用穴24とを有し、本体側取付板部3が、外周面で滑動可能に本体部に接続する円筒状の突起部33を有し、縦方向の位置を調整して接続具で扉側取付板部2に固定する縦方向調整用穴32を有する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】扉側取付板部2と、扉側取付板部2に接続する側面視L字状の本体側取付板部3と、扉側取付板部2と本体側取付板部3とを接続する接続具と、扉側取付板部2を扉部に固定する固定具とを有し、扉側取付板部2が、横方向の位置を調整して固定具で扉部に固定する横方向調整用穴21と、本体側取付板部3を重ね合わせて接続具を差し込んで固定する接続用穴24とを有し、本体側取付板部3が、外周面で滑動可能に本体部に接続する円筒状の突起部33を有し、縦方向の位置を調整して接続具で扉側取付板部2に固定する縦方向調整用穴32を有する構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、家具である開き戸や引き違い戸等に用いる扉を戸本体へ開閉自在に接続させるための扉用部品に関する。
従来から、開き戸の扉を戸本体に開閉自在に接続させるものとして、互いに回動自在に接続された左辺と右辺からなる蝶番等がある(例えば、特許文献1参照)。また、引き違い戸の扉を戸本体に開閉自在に接続させるものとして、戸本体のレール上を走る車輪を有する戸車等がある(例えば、特許文献2参照)。また、扉が本体内部にスライド収納できるポケット戸では、例えば上部に扉を跳ね上げるフラップ戸が代表として挙げられるが、扉を戸本体に開閉自在に接続させるものとして、戸本体内部のスライドレールに沿って走る車輪を有するスライドヒンジ等がある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、上述した特許文献1記載の開き戸では、戸の内部である収納部分に蝶番の金具のでっぱりが生じてしまうため、収納量が減ってしまうという問題があった。また蝶番は上下左右の調整が容易にできないため利便性に欠けるという問題があった。
また、上述した特許文献2記載の引き違い戸では、戸車をレール上に滑走させるのに、ガイドと戸車部分の両部品を要するため部品数が増え、組み立て工数やコストがかさむという問題があった。また隣り合う引き違い扉が扉を閉めた状態でフラットな状態にするフラット引き違い戸では、ユニット式で決められたサイズの扉を使わざるを得ず、製造費が高くなってしまうという問題があった。
また、上述した特許文献3記載のスライド収納式フラップ戸では、スライドレールの長さによって扉の大きさが制限され、スライドヒンジの仕様によって扉の板の厚みが制限されてしまうため、扉の大きさや厚みに合わせてヒンジを用意する必要があり、製造コストが高くなるという問題があった。
また、上述した特許文献1、2、3記載の発明では、戸のタイプごとに扉を接続するための部品が異なり、それぞれ別々に用意しなければならないという問題があった。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる扉用部品を得ることである。
また、第2の目的は、収納量を減らさずに利便性に優れる開き戸を得ることを目的としている。
また、第3の目的は、部品数が少なく安価である引き違い戸又はフラット引き違い戸を得ることを目的としている。
また、第4の目的は、扉の大きさや厚みの制限を受けにくく安価であるスライド収納式フラップ戸を得ることを目的としている。
本願発明者は、上記目的を達成するため、試行錯誤の上、扉用部品及び、扉用部品を用いた開き戸、引き違い戸、フラット引き違い戸、スライド収納式フラップ戸を発明した。
本発明の第1の態様は、戸の本体部と扉部とを接続して扉部の開閉をするための扉用部品であって、
裏面側で前記扉部に取り付ける扉側取付板部と、裏面側で前記扉側取付板部表面側に接続する背板部と前記背板部下部を表面側に屈曲してなる前板部とを有する側面視L字状の本体側取付板部と、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部とを接続する接続具と、前記扉側取付板部を前記扉部に固定する固定具とを有し、
前記扉側取付板部が、横方向の位置を調整して前記固定具で前記扉部に固定する横方向調整用穴と、前記本体側取付板部を重ね合わせて前記接続具を差し込んで固定する接続用穴とを有し、
前記本体側取付板部が、外周面で滑動可能に前記本体部に接続する円筒状の突起部を前記前板部下面に有し、縦方向の位置を調整して前記接続具で前記扉側取付板部に固定する縦方向調整用穴を前記背板部に有することを特徴とする扉用部品を提供する。
裏面側で前記扉部に取り付ける扉側取付板部と、裏面側で前記扉側取付板部表面側に接続する背板部と前記背板部下部を表面側に屈曲してなる前板部とを有する側面視L字状の本体側取付板部と、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部とを接続する接続具と、前記扉側取付板部を前記扉部に固定する固定具とを有し、
前記扉側取付板部が、横方向の位置を調整して前記固定具で前記扉部に固定する横方向調整用穴と、前記本体側取付板部を重ね合わせて前記接続具を差し込んで固定する接続用穴とを有し、
前記本体側取付板部が、外周面で滑動可能に前記本体部に接続する円筒状の突起部を前記前板部下面に有し、縦方向の位置を調整して前記接続具で前記扉側取付板部に固定する縦方向調整用穴を前記背板部に有することを特徴とする扉用部品を提供する。
本発明の第1の態様の扉用部品によれば、引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる。
上述した本発明の第1の態様の扉用部品は、前記突起部が、円筒状の軸部の外周に弾性体のリングを取り付けてなることが好ましい。上述した本発明の第1の態様の扉用部品の効果に加え、滑動しやすく動きが滑らかになる効果を奏する。また、リングの外周面を本体部の円形の穴内面で滑らせて扉用部品を回転させたり、リングの外側を本体部のコの字型のレール内面で滑らせて扉用部品を移動させたりすることが容易となる。
上述した本発明の第1の態様の扉用部品は、また、前記扉側取付板部の表面側と前記本体側取付板部の裏面側とに、それぞれ滑り止め部を有することが好ましい。上述した本発明の第1の態様の扉用部品の効果に加え、縦方向の位置調整後に部品同士のずれが生じにくくなるため、がたつきを防止できる効果を奏する。
上述した本発明の第1の態様の扉用部品は、さらに、前記固定具がネジであって、前記横方向調整用穴が前記ネジのヘッド部分の厚み以上の深さのある皿穴であり、
前記扉側取付板部において、前記横方向調整用穴と前記接続用穴とが交互に2組縦に配置され、
前記本体側取付板部において、前記縦方向調整用穴が、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部を接続した状態で前記固定具を2つの接続用穴の間にある方の横方向調整用穴内に挿入可能とする固定具挿入用穴を挟んで、縦に2つ配置されていることがより好ましい。上述した本発明の第1の態様の扉用部品の効果に加え、安定性に優れ、設置及び位置調整が容易となり、また、本体側取付板部の縦方向の調整可能幅が広くなり、より多様な大きさの扉に対応可能となる効果を奏する。
前記扉側取付板部において、前記横方向調整用穴と前記接続用穴とが交互に2組縦に配置され、
前記本体側取付板部において、前記縦方向調整用穴が、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部を接続した状態で前記固定具を2つの接続用穴の間にある方の横方向調整用穴内に挿入可能とする固定具挿入用穴を挟んで、縦に2つ配置されていることがより好ましい。上述した本発明の第1の態様の扉用部品の効果に加え、安定性に優れ、設置及び位置調整が容易となり、また、本体側取付板部の縦方向の調整可能幅が広くなり、より多様な大きさの扉に対応可能となる効果を奏する。
また、本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように上下対で取り付けた扉部を1又は複数有し、前記扉用部品毎に前記突起部が穴内で回動可能に接続される軸受け穴を天板及び床板に有し、前記扉部が左右方向に開閉することを特徴とする開き戸を提供する。
本発明の第2の態様の開き戸によれば、収納量を減らさずに利便性に優れる。
また、本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部を複数有し、前記扉用部品の突起部がレール内で滑動可能に接続される直線状の扉用レールを扉部ごとに天板及び床板に有し、前記扉部が前記扉用レールに沿って移動することを特徴とする引き違い戸を提供する。
本発明の第3の態様の引き違い戸によれば、部品数が少なく安価である。
また、本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部を複数有し、前記扉用部品の突起部がレール内で滑動可能に接続され左端部又は右端部が屈曲している扉用レールを扉用部品ごとに天板又は床板に有し、前記扉部が前記扉用レールに沿って移動し閉めたときに左右の扉部の表面がフラットになることを特徴とするフラット引き違い戸を提供する。
本発明の第4の態様のフラット引き違い戸によれば、部品数が少なく安価である。また、レールの長さを調整すれば扉サイズを自由に決められる。
また、本発明の第5の態様は、本発明の第1の態様の扉用部品を、前記突起部が水平方向に突出するように上部に左右対で取り付けた扉部を有し、前記扉用部品毎に前記突起部がレール内で滑動可能に接続される扉用レールを側板内部上方に有し、前記扉部が上方向に引き上げて開き前記扉用レールに沿って本体部内に収納されることを特徴とするスライド収納式フラップ戸を提供する。
本発明の第5の態様のスライド収納式フラップ戸によれば、扉の大きさや厚みの制限を受けにくく安価である。
上述のように、本発明の第1の態様の扉用部品は、開き戸、引き違い戸、フラット引き違い戸、スライド収納式フラップ戸の扉開閉手段として共通して用いることができ、戸の製造コストが抑制できる。
本発明の扉用部品によれば、引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる。
以下、本発明について、添付図面を適宜参照して実施例を用いて好適な実施の形態を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
{扉用部品:実施例1}
まずは、図1ないし図3を用いて、本発明の実施例1の扉用部品について説明する。図1は、本発明の実施例1の扉用部品の(a)斜視図(b)組立図である。また、図2は、本発明の実施例1の扉用部品の(a)扉側取付部の正面側構造図(b)扉側取付部の縦断面概略図(c)本体側取付部の裏面側構造図(d)本体側取付部の縦断面概略図である。図3は、本発明の実施例1の扉用部品の各部品の組み合わせ状態を示す(a)正面側概略図(b)縦断面概略図(c)調整用ねじ取付部分概略図(d)固定用ねじ取付部分概略図である。図3(c)は、図3(a)のJ-J断面部分を、図3(d)は、K−K断面部分を示す。
まずは、図1ないし図3を用いて、本発明の実施例1の扉用部品について説明する。図1は、本発明の実施例1の扉用部品の(a)斜視図(b)組立図である。また、図2は、本発明の実施例1の扉用部品の(a)扉側取付部の正面側構造図(b)扉側取付部の縦断面概略図(c)本体側取付部の裏面側構造図(d)本体側取付部の縦断面概略図である。図3は、本発明の実施例1の扉用部品の各部品の組み合わせ状態を示す(a)正面側概略図(b)縦断面概略図(c)調整用ねじ取付部分概略図(d)固定用ねじ取付部分概略図である。図3(c)は、図3(a)のJ-J断面部分を、図3(d)は、K−K断面部分を示す。
(構成)
本発明の実施例1の扉用部品1は、戸の本体部と扉部とを接続して扉部の開閉をするための扉用部品であって、裏面側で扉部に取り付ける扉側取付板部2と、裏面側で扉側取付板部2表面側に接続する背板部34と背板部34下部を表面側に直角に屈曲してなる前板部36とを有する側面視L字状の本体側取付板部3と、扉側取付板部2と前記本体側取付板部3とを接続する接続具と、扉側取付板部2を扉部に固定する固定具とを有する。本発明の実施例1の扉用部品1では、接続具は調整用ねじ4a、4bである。また、本発明の実施例1の扉用部品1では、固定具は固定用ねじ9a、9bである。扉側取付板部2が、扉部に扉側取付板部2の裏面側を重ね固定用ねじ9a、9bを差し込んだ状態で扉側取付板部2を横方向にスライド可能な横長穴であって横方向の位置を調整して固定用ねじ9a、9bで扉部に固定する横方向調整用穴21a、21bと、本体側取付板部3を重ね合わせて調整用ねじ4a、4bを差し込んで固定する接続用穴24a、24bとを有し、本体側取付板部3が、外周面で滑動可能に本体部に接続する円筒状の突起部33を前板部36下面に有し、接続用穴24a、24bに重ね合わせ調整用ねじ4a、4bを差し込んだ状態で本体側取付板部3を縦方向にスライド自在な縦長穴であって縦方向の位置を調整して調整用ねじ4a、4bで扉側取付板部2に固定する縦方向調整用穴32a、32bと、固定用ねじ9bを扉側取付板部2内に挿入可能とする固定具挿入用穴31とを背板部34に有する。
本発明の実施例1の扉用部品1は、戸の本体部と扉部とを接続して扉部の開閉をするための扉用部品であって、裏面側で扉部に取り付ける扉側取付板部2と、裏面側で扉側取付板部2表面側に接続する背板部34と背板部34下部を表面側に直角に屈曲してなる前板部36とを有する側面視L字状の本体側取付板部3と、扉側取付板部2と前記本体側取付板部3とを接続する接続具と、扉側取付板部2を扉部に固定する固定具とを有する。本発明の実施例1の扉用部品1では、接続具は調整用ねじ4a、4bである。また、本発明の実施例1の扉用部品1では、固定具は固定用ねじ9a、9bである。扉側取付板部2が、扉部に扉側取付板部2の裏面側を重ね固定用ねじ9a、9bを差し込んだ状態で扉側取付板部2を横方向にスライド可能な横長穴であって横方向の位置を調整して固定用ねじ9a、9bで扉部に固定する横方向調整用穴21a、21bと、本体側取付板部3を重ね合わせて調整用ねじ4a、4bを差し込んで固定する接続用穴24a、24bとを有し、本体側取付板部3が、外周面で滑動可能に本体部に接続する円筒状の突起部33を前板部36下面に有し、接続用穴24a、24bに重ね合わせ調整用ねじ4a、4bを差し込んだ状態で本体側取付板部3を縦方向にスライド自在な縦長穴であって縦方向の位置を調整して調整用ねじ4a、4bで扉側取付板部2に固定する縦方向調整用穴32a、32bと、固定用ねじ9bを扉側取付板部2内に挿入可能とする固定具挿入用穴31とを背板部34に有する。
扉側取付板部2及び本体側取付板部3は、ともに本発明の実施例1の扉用部品1ではステンレス製であるため、耐久性や強度に優れる。背板部34と前板部36とは1枚の板を折り曲げて構成され、本実施例では、突起部33は前板部36の中央を上面側から下面側に窪ませて設けられている中空の窪みを軸部332とするものである。
突起部33は、円筒状の軸部332の外周に弾性体のリング331を取り付けて構成される。本発明の実施例1の扉用部品1においては、リング331にはABS樹脂でため、耐久性に優れ、また弾性と表面平滑性に優れていて金属製のレール内部や軸受け穴内部で突起部33をスムーズに動かすことが容易である。
扉側取付板部2の表面側と本体側取付板部3の裏面側とに、それぞれ滑り止め部を有する。本発明の実施例1の扉用部品1において、扉側取付板部2の滑り止め部は、横方向に複数の溝を掘った横溝部25a、25bであり、本体側取付板部3の滑り止め部は、横溝部25a、25bと同じピッチで同程度の深さで横方向に溝を掘った滑り止め溝部35a、35bである。扉側取付板部2においては、横方向調整用穴21a、横溝部25aの中央にある接続用穴24a、横方向調整用穴21b、横溝部25bの中央にある接続用穴24bの順で縦(長手方向)に配置されている。また、本体側取付板部3においては、滑り止め溝部35aの中央にある縦方向調整用穴32a、固定具挿入用穴31、滑り止め溝部35bの中央にある縦方向調整用穴32bの順で、L字型の本体側取付板部3の背板部34に縦(長手方向)に配置されている。横溝部25aと滑り止め溝部35a、横溝部25bと滑り止め溝部35bとは、扉側取付板部2と本体側取付板部3とを重ね合わせて調整用ねじ4a、4bを締めると、互いに向かい合って重なりあい、縦方向のずれに対して摩擦力が働く。
本発明の実施例1の扉用部品1において、固定具は、固定用ねじ9a、9bである。横方向調整用穴21a、21bは、固定用ねじ9a、9bのヘッド部分の厚み以上の深さのある皿穴である。したがって、扉側取付板部2を扉部に取り付けた状態で、扉側取付板部2に接続した本体側取付板部3を、扉側取付板部2の表面上でスライド移動させるのに、固定用ねじ9a、9bが出っ張って邪魔になることがない。
(取り付け方法)
扉用部品1の取付け順序として、まずは、扉部の扉用部品取り付け箇所に、扉用部品1の扉側取付板部2の裏面側が接触するように設置し、固定用ねじ9aを横方向調整用穴21aに、固定用ねじ9bを横方向調整用穴21bに、それぞれ差し込んで、扉用部品1を扉の扉用部品1設置面に仮止めする。つぎに、横方向の位置の微調整をして、その後、固定用ねじ9aと固定用ねじ9bとをしっかり締めて固定する。突起部33は本体部の所定の位置(レールや軸受け穴等)に嵌め込む。縦長の縦方向調整用穴32と接続用穴24とを重ねて調整用ねじ4で止めて扉側取付板部2と本体側取付板部3と接続しているところ、ネジを少し緩めて、扉部と本体部の位置関係に応じて、縦方向の位置を調整して、その後、調整用ねじ4をしっかり締めて固定する。
扉用部品1の取付け順序として、まずは、扉部の扉用部品取り付け箇所に、扉用部品1の扉側取付板部2の裏面側が接触するように設置し、固定用ねじ9aを横方向調整用穴21aに、固定用ねじ9bを横方向調整用穴21bに、それぞれ差し込んで、扉用部品1を扉の扉用部品1設置面に仮止めする。つぎに、横方向の位置の微調整をして、その後、固定用ねじ9aと固定用ねじ9bとをしっかり締めて固定する。突起部33は本体部の所定の位置(レールや軸受け穴等)に嵌め込む。縦長の縦方向調整用穴32と接続用穴24とを重ねて調整用ねじ4で止めて扉側取付板部2と本体側取付板部3と接続しているところ、ネジを少し緩めて、扉部と本体部の位置関係に応じて、縦方向の位置を調整して、その後、調整用ねじ4をしっかり締めて固定する。
(作用効果)
本発明の実施例1の扉用部品1によれば、上述した構成であるので、縦横いずれの方向も位置調整可能であり、扉と本体との距離や扉の開閉支点を自由に設定でき、突起部がレール内滑走も軸受け穴内の回転にも対応でき、したがって、引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる。従来、家具の開き戸や引き違い戸などの扉には、強度と安全性を保つために何らかの金物部品が利用されていたが、それぞれ違う金物を使う必要があったが、本実施例によれば、家具のインセット扉(箱の内側に収まった扉)については、ほとんどのタイプをカバーすることができる。
本発明の実施例1の扉用部品1によれば、上述した構成であるので、縦横いずれの方向も位置調整可能であり、扉と本体との距離や扉の開閉支点を自由に設定でき、突起部がレール内滑走も軸受け穴内の回転にも対応でき、したがって、引き違い戸でも開き戸でも共通して戸本体へ扉を開閉自在に接続させることができる。従来、家具の開き戸や引き違い戸などの扉には、強度と安全性を保つために何らかの金物部品が利用されていたが、それぞれ違う金物を使う必要があったが、本実施例によれば、家具のインセット扉(箱の内側に収まった扉)については、ほとんどのタイプをカバーすることができる。
よって、本発明の実施例1の扉用部品1によれば、利便性が高く、また個別の部品を作成するよりコストが抑制できる。したがって多様な戸の製作においてコスト削減や部品数削減に役立ち、また、戸の種類が多様であっても扉接続部分が共通するため、組み立て方法をマスターするのも容易となる。これにより技術者育成費の抑制も図ることができる。
また、突起部33には弾性体のリング331を取り付けてあるので、滑動しやすく動きが滑らかになる効果を奏する。また、リング331の外周面を、本体側の円形の穴内面に滑らせて扉用部品1を回転させたり、リング331の外側を本体側のコの字型のレール内面で滑らせて扉用部品1を移動させたりすることが容易となる。また、横溝部25と滑り止め溝部35との間に働く摩擦力によって、縦方向の位置調整後に部品同士のずれが生じにくくなるため、がたつきを防止できる効果を奏する。さらに、扉側に扉用部品1を取り付けた後は横方向調整用穴21内に固定用ねじ9のヘッド部分が収まっているため、本体側取付板部3を縦方向にずらして縦方向の位置調整をする際に、固定用ねじ9が邪魔になることなく、したがって、本体側取付板部3の縦方向の調整可能幅が広くなり、より多様な大きさの扉に対応可能となる効果を奏する。
{開き戸の実施例1}
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1a、1b、1c、1dを組み込んだ、本発明の実施例1の開き戸を、図を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1の開き戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図4(b)においては、一点鎖線は吊り元を示す。図5は、本発明の実施例1の開き戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図(c)扉裏面側から見た上部接続部分概略図である。図4(b)は、図4(a)のA-A断面部分を、図4(c)は、図4(a)のB-B断面部分を示す。
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1a、1b、1c、1dを組み込んだ、本発明の実施例1の開き戸を、図を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1の開き戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図4(b)においては、一点鎖線は吊り元を示す。図5は、本発明の実施例1の開き戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図(c)扉裏面側から見た上部接続部分概略図である。図4(b)は、図4(a)のA-A断面部分を、図4(c)は、図4(a)のB-B断面部分を示す。
本発明の実施例1の開き戸5は、扉用部品1(1a、1b、1c、1d)を、突起部33が垂直方向に突出するように上下対で取り付けた扉部52a、52bを有し、扉用部品1毎に突起部33が穴内で回動可能に接続される軸受け穴55を、本体部51の一部である天板53及び床板54に有し、扉部52a、52bが左右方向に開閉する。扉用部品1は、開き戸5において、ヒンジの役割を果たす。本実施例では扉部は2枚であるが、本体部51に1枚の扉部52である開き戸であってもよい。軸受け穴55は、床板54には、扉用部品1a、1b用にそれぞれ1か所ずつ下方向に、天板53には、扉用部品1c、1d用にそれぞれ1か所ずつ上方向に、突起部33がちょうど嵌る大きさで設けられている。扉部52開閉時に、突起部33が軸受け穴55内で、上下対となった扉用部品1の突起部33中心を中心軸として水平方向に回転して、本体部51に対して、上下対となった扉用部品1の部分を回転軸として扉部52を開閉する。
本発明の実施例1の開き戸5によれば、上述した構成であるので、収納量を減らさずに利便性に優れる。従来、開き戸の扉の開閉用の部品であるヒンジには、通常スライドヒンジかピボットヒンジか長丁番が使われる。しかし、本発明の実施例1の開き戸5は、扉用部品1を有することにより、通常のピボットヒンジと同様に吊元の金物のでっぱりが少なく、収納量が増やせる特徴を持ったまま、現在市販されている同等のタイプのピボットヒンジ(扉の裏側に取り付けて扉が閉まった状態で見えないヒンジ)にはない、ネジを緩めることで左右・上下の調整が可能となるという効果を奏する。
{引き違い戸の実施例1}
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1e、1f、1g、1h、1i、1j、1k、1mを組み込んだ、本発明の実施例1の引き違い戸を、図を用いて説明する。図6は、本発明の実施例1の引き違い戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図7は、本発明の実施例1の引き違い戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図である。図6(b)は、図6(a)のC-C断面部分を、図6(c)は、図6(a)のD-D断面部分を示す。
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1e、1f、1g、1h、1i、1j、1k、1mを組み込んだ、本発明の実施例1の引き違い戸を、図を用いて説明する。図6は、本発明の実施例1の引き違い戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図7は、本発明の実施例1の引き違い戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図である。図6(b)は、図6(a)のC-C断面部分を、図6(c)は、図6(a)のD-D断面部分を示す。
本発明の実施例1の引き違い戸6は、扉用部品1(1e、1f、1g、1h、1i、1j、1k、1m)を、突起部33が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部62a、62bを有し、扉用部品1の突起部33がレール内で滑動可能に接続される直線状の扉用レール66を扉部ごとに天板63及び床板64に有し、扉部62a、62bがそれぞれ扉用レール66に沿って移動する。具体的には、扉用レール66は、突起部33がちょうど嵌る幅で設けられており、扉部62aの床板64側が扉用レール66a、扉部62bの床板64側が扉用レール66b、扉部62aの天板63側が扉用レール66c、扉部62bの天板63側が扉用レール66dである。扉用レール66a上を扉用部品1e、1fが滑走し、扉用レール66b上を扉用部品1g、1hが滑走し、扉用レール66c下を扉用部品1i、1jが滑走し、扉用レール66d下を扉用部品1k、1mが滑走する。扉部62開閉時に、突起部33の外側で扉用レール66に接している部分を扉用レール66の内側に接しながら滑らせることにより、扉部62が扉用レール66と平行に動き、扉部62を左右方向に開閉する。引き違い戸6は、本体部61の内部に、棚保持柱67a、67bで支えられた棚68が設けられ、物品を収納できる。
本発明の実施例1の引き違い戸6によれば、上述した構成であるので、部品数が少なく安価である。従来、引き違い戸では、扉の開閉には、本体部の方にレールを装着した上で、通常ガイドと戸車で別々の部品が使われる。しかし、本発明の実施例1の引き違い戸6は、扉用部品1を有することにより、戸車の役割もガイドの役割も同じ部品で果たすことができるので、部品点数が減るという効果を奏する。
{フラット引き違い戸の実施例1}
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1を組み込んだ、本発明の実施例1のフラット引き違い戸を、図を用いて説明する。図8は、本発明の実施例1のフラット引き違い戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図9は、本発明の実施例1のフラット引き違い戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図である。図8(b)は、図8(a)のE-E断面部分を、図8(c)は、図8(a)のF-F断面部分を示す。
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1を組み込んだ、本発明の実施例1のフラット引き違い戸を、図を用いて説明する。図8は、本発明の実施例1のフラット引き違い戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図9は、本発明の実施例1のフラット引き違い戸の(a)上部接続部分断面概略図(b)下部接続部分断面概略図である。図8(b)は、図8(a)のE-E断面部分を、図8(c)は、図8(a)のF-F断面部分を示す。
本発明の実施例1のフラット引き違い戸7は、扉用部品1(1n、1p、1q、1r、1s、1t、1u、1v)を、突起部33が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部72a、72bを有し、扉用部品1の突起部33がレール内で滑動可能に接続され左端部又は右端部が屈曲している扉用レール76を扉用部品ごとに天板73又は床板74に有し、扉部72a、72bが扉用レール76に沿って移動し閉めたときに左右の扉部の表面がフラットになる。
本実施例では、上から見た時に左端部が本体部71の外側方向に屈曲している扉用レール76a、76cと、右端部が本体部71の内側方向に屈曲している扉用レール76b、76dとが床板74に配置され、上から見た時に左端部が本体部71の外側方向に屈曲している扉用レール76e、76gと、右端部が本体部71の内側方向に屈曲している扉用レール76f、76hとが天板73に配置されている。フラット引き違い戸7は、本体部71の内部に、棚保持柱77a、77bで支えられた棚78が設けられ、物品を収納できる。
具体的には、扉用レール76は、突起部33がちょうど嵌る幅で設けられている。正面視左側の扉部72aの床板74側で、閉めた時に本体部71の側面に近い方が扉用レール76a、中心に近い方が扉用レール76cで、扉用レール76a上を滑走するのが扉用部品1n、扉用レール76c上を滑走するのが扉用部品1pである。正面視右側の扉部72bの床板74側で、閉めた時に本体部71の側面に近い方が扉用レール76d、中心に近い方が扉用レール76bで、扉用レール76d上を滑走するのが扉用部品1r、扉用レール76b上を滑走するのが扉用部品1qである。天板73側も床板74側と対応するように構成され、扉用レール76e下を滑走するのが扉用部品1s、扉用レール76g下を滑走するのが扉用部品1tで、扉用レール76f下を滑走するのが扉用部品1v、扉用レール76h下を滑走するのが扉用部品1uである。扉部72開閉時に、突起部33の外側で扉用レール76に接している部分を扉用レール76の内側に接しながら滑らせることにより、扉部72が、扉用レール76と平行に左右方向に動いて扉用レール76の屈曲に合わせて前後に移動して、左右方向に開閉する。
本発明の実施例1のフラット引き違い戸7によれば、上述した構成であるので、部品数が少なく安価である。従来、フラット引き違い戸では、通常の引き違い戸と異なり、戸を閉めたときに戸がフラットな状態にすることができるが、扉の開閉には、本体部の方にレールを装着した上で、通常ガイドと戸車で別々の部品が使われるうえに、ユニット式で決められたサイズの扉にしか使用できず、しかも高価である。しかし、本発明の実施例1のフラット引き違い戸7は、扉用部品1を有することにより、戸車の役割もガイドの役割も同じ部品で果たすことができるので、部品点数が減るし、安価で、また、レールの長さを調整することで自由に扉サイズを決めることができるという効果を奏する。
{スライド収納式フラップ戸の実施例1}
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1w、1xを組み込んだ、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸を、図を用いて説明する。図10は、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図8(b)においては、一点鎖線は吊り元を示す。図11は、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸の(a)右上部接続部分断面概略図(b)左上部接続部分断面概略図(c)左上部接続部分正面概略図である。図10(b)は、図10(a)のG-G断面部分を、図10(c)は、図10(a)のH-H断面部分を示す。
本発明の実施例1の扉用部品1の使用例として、扉用部品1w、1xを組み込んだ、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸を、図を用いて説明する。図10は、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸の(a)正面側概略図(b)水平方向断面概略図(c)縦断面概略図である。図8(b)においては、一点鎖線は吊り元を示す。図11は、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸の(a)右上部接続部分断面概略図(b)左上部接続部分断面概略図(c)左上部接続部分正面概略図である。図10(b)は、図10(a)のG-G断面部分を、図10(c)は、図10(a)のH-H断面部分を示す。
本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸8は、扉用部品1(1w、1x)を、突起部33が水平方向に突出するように上部に左右対で取り付けた扉部82を有し、扉用部品1毎に突起部33がレール内で滑動可能に接続される扉用レール86を側板88内部上方に有し、扉部82が上方向に引き上げて開き扉用レール86に沿って本体部81内に収納される。ガイドローラー87は、扉部82を本体部81内に収納する際に扉部82裏面が当たる位置にあって収納をスムーズに行わせる。扉用部品1は、スライド収納式フラップ戸8において、スライドヒンジの役割を果たす。扉用レール86は、左右の側板88にそれぞれ配置され、扉用部品1w、1xは、それぞれの扉用レール86を滑走するように、それぞれ、突起部33が扉用レール86の溝にちょうど嵌る大きさで設けられている。扉部82を開く時には、突起部33が扉用レール86内で、扉用部品1の突起部33の中心を中心軸として垂直方向(突起部周方向)に回転して、本体部51に対して、扉用部品1の部分を回転軸として扉部52を回動して押し上げ、そのまま突起部33の外側面を扉用レール86に接触させたまま滑らせて本体部81奥に扉部82を押し込んで収納し、扉部82を閉める時には、突起部33の外側面を扉用レール86に接触させたまま滑らせて本体部81手前に扉部82を引き出して、突起部33が扉用レール86内で、扉用部品1の突起部33中心を中心軸として垂直方向に回転するように本体部51に対して、扉用部品1の部分を回転軸として扉部52を回動して下げる。
本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸8によれば、上述した構成であるので、扉の大きさや厚みの制限を受けにくく安価である。スライド収納式フラップ戸は扉を家具の中に収納するタイプの扉部を有するものであり、従来、スライド収納式フラップ戸では、扉の開閉には、本体部の方に引出用金物のスライドレールと開き戸用金物スライドヒンジを組み合わせて使うので、販売しているスライドレールの長さによって扉の大きさが制限され、同じく市販のスライドヒンジの仕様によって扉の板の厚みが制限される。しかし、本発明の実施例1のスライド収納式フラップ戸8は、扉用部品1を有することにより、ガイドレールの長さと設置位置を調整することで、扉の厚みや大きさに合わせることができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々と変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
1 扉用部品
2 扉側取付板部
21 横方向調整用穴
24 接続用穴
25 横溝部
3 本体側取付板部
31 固定具挿入用穴
32 縦方向調整用穴
33 突起部
34 背板部
331 リング
332 軸部
35 滑り止め溝部
36 前板部
4 調整用ねじ
5 開き戸
51 本体部
52 扉部
53 天板
54 床板
55 軸受け穴
59 マグネットキャッチ
6 引き違い戸
61 本体部
62 扉部
63 天板
64 床板
66 扉用レール
67 棚保持柱
68 棚
7 フラット引き違い戸
71 本体部
72 扉部
73 天板
74 床板
76 扉用レール
77 棚保持柱
78 棚
8 スライド収納式フラップ戸
81 本体部
82 扉部
83 天板
84 床板
86 扉用レール
87 ガイドローラー
88 側板
89 マグネットキャッチ
9 固定用ねじ
2 扉側取付板部
21 横方向調整用穴
24 接続用穴
25 横溝部
3 本体側取付板部
31 固定具挿入用穴
32 縦方向調整用穴
33 突起部
34 背板部
331 リング
332 軸部
35 滑り止め溝部
36 前板部
4 調整用ねじ
5 開き戸
51 本体部
52 扉部
53 天板
54 床板
55 軸受け穴
59 マグネットキャッチ
6 引き違い戸
61 本体部
62 扉部
63 天板
64 床板
66 扉用レール
67 棚保持柱
68 棚
7 フラット引き違い戸
71 本体部
72 扉部
73 天板
74 床板
76 扉用レール
77 棚保持柱
78 棚
8 スライド収納式フラップ戸
81 本体部
82 扉部
83 天板
84 床板
86 扉用レール
87 ガイドローラー
88 側板
89 マグネットキャッチ
9 固定用ねじ
Claims (8)
- 戸の本体部と扉部とを接続して扉部の開閉をするための扉用部品であって、
裏面側で前記扉部に取り付ける扉側取付板部と、裏面側で前記扉側取付板部表面側に接続する背板部と前記背板部下部を表面側に屈曲してなる前板部とを有する側面視L字状の本体側取付板部と、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部とを接続する接続具と、前記扉側取付板部を前記扉部に固定する固定具とを有し、
前記扉側取付板部が、横方向の位置を調整して前記固定具で前記扉部に固定する横方向調整用穴と、前記本体側取付板部を重ね合わせて前記接続具を差し込んで固定する接続用穴とを有し、
前記本体側取付板部が、外周面で滑動可能に前記本体部に接続する円筒状の突起部を前記前板部下面に有し、縦方向の位置を調整して前記接続具で前記扉側取付板部に固定する縦方向調整用穴を前記背板部に有することを特徴とする扉用部品。 - 前記突起部が、円筒状の軸部の外周に弾性体のリングを取り付けてなることを特徴とする請求項1記載の扉用部品。
- 前記扉側取付板部の表面側と前記本体側取付板部の裏面側とに、それぞれ滑り止め部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の扉用部品。
- 前記固定具がネジであって、前記横方向調整用穴が前記ネジのヘッド部分の厚み以上の深さのある皿穴であり、
前記扉側取付板部において、前記横方向調整用穴と前記接続用穴とが交互に2組縦に配置され、
前記本体側取付板部において、前記縦方向調整用穴が、前記扉側取付板部と前記本体側取付板部を接続した状態で前記固定具を2つの接続用穴の間にある方の横方向調整用穴内に挿入可能とする固定具挿入用穴を挟んで、縦に2つ配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の扉用部品。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように上下対で取り付けた扉部を1又は複数有し、前記扉用部品毎に前記突起部が穴内で回動可能に接続される軸受け穴を天板及び床板に有し、前記扉部が左右方向に開閉することを特徴とする開き戸。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部を複数有し、前記扉用部品の突起部がレール内で滑動可能に接続される直線状の扉用レールを扉部ごとに天板及び床板に有し、前記扉部が前記扉用レールに沿って移動することを特徴とする引き違い戸。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の扉用部品を、前記突起部が垂直方向に突出するように、右上、左上、右下、左下の各部に取り付けた扉部を複数有し、前記扉用部品の突起部がレール内で滑動可能に接続され左端部又は右端部が屈曲している扉用レールを扉用部品ごとに天板又は床板に有し、前記扉部が前記扉用レールに沿って移動し閉めたときに左右の扉部の表面がフラットになることを特徴とするフラット引き違い戸。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の扉用部品を、前記突起部が水平方向に突出するように上部に左右対で取り付けた扉部を有し、前記扉用部品毎に前記突起部がレール内で滑動可能に接続される扉用レールを側板内部上方に有し、前記扉部が上方向に引き上げて開き前記扉用レールに沿って本体部内に収納されることを特徴とするスライド収納式フラップ戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240805A JP2015101828A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | 扉用部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240805A JP2015101828A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | 扉用部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015101828A true JP2015101828A (ja) | 2015-06-04 |
Family
ID=53377786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013240805A Pending JP2015101828A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | 扉用部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015101828A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101960520B1 (ko) * | 2018-06-11 | 2019-07-15 | 알루인터 주식회사 | 경첩 연결장치 |
TWI734652B (zh) * | 2020-11-27 | 2021-07-21 | 丹特門控國際股份有限公司 | 隱藏式鉸鏈門 |
KR102664810B1 (ko) * | 2022-03-24 | 2024-05-10 | 주식회사 아린엠에이치씨 | 스윙도어용 피봇힌지 고정장치 |
-
2013
- 2013-11-21 JP JP2013240805A patent/JP2015101828A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101960520B1 (ko) * | 2018-06-11 | 2019-07-15 | 알루인터 주식회사 | 경첩 연결장치 |
TWI734652B (zh) * | 2020-11-27 | 2021-07-21 | 丹特門控國際股份有限公司 | 隱藏式鉸鏈門 |
KR102664810B1 (ko) * | 2022-03-24 | 2024-05-10 | 주식회사 아린엠에이치씨 | 스윙도어용 피봇힌지 고정장치 |
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