JP2015100795A - スタッド溶接のモニタリング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電圧検出回路21はスタッド溶接時のアーク電圧を検出するステップを実行する。時間計測部23は、まず検出されたアーク電圧について予め設定された電圧設定の下限値を下回った電圧降下の時間をカウントするステップを実行する。つぎにアーク電圧が、予め設定された電圧設定の範囲内の時間をカウントするステップを実行する。判定部27は、時間計測部23のカウントした各時間を、予め設定された時間と対比して前記溶接の合否を判定するステップを実行する。
【選択図】図1
Description
スタッド溶接装置12は、ボールネジ駆動のロボットタイプのアクチュエータ構造からなり、図2に示すように駆動装置6dに駆動される溶接ロッド6bをアルミフレーム6fに内装した電動シリンダ6を備え、該電動シリンダ6はストローク点火溶接の処理を実行するのに適した溶接ヘッドとして一般的に知られている方法で実質的に実現されている。
モニタリング装置20には、コンピュータにより構成され、判定のための設定条件が入力されて記憶されている。ここでは「電圧設定(○○V±○○V)」,「電圧低下時間設定(○○ms以上で検出)」,「溶接時間設定(○s)」が設定条件として記憶される。
・溶接短絡時間=「電圧設定」の下限値を下回った電圧降下の時間(以下、時間Aとする。)
・実質的溶接時間=「電圧設定」の範囲内でアーク電圧が発生している時間(以下、時間Bとする。)
時間A,Bの計測にはシーケンサーの内部クロック(カウンター)を用いることができ、溶接時に短絡が無ければ時間Aはカウントされない。ここでカウントされた時間A,Bの情報は、判定部27に送信される。判定部27は、時間計測部23から送信された時間A,Bの情報を、「溶接時間設定」および「電圧低下時間設定」の値と対比し、スタッド溶接装置12によるスタッド溶接の合否を判定する(判定ステップ)。
図4〜図6に基づきモニタリング装置20の具体的な処理内容を説明する。ここでは設定条件は、(1)電圧設定=38V±10V、(2)電圧低下時間設定=150ms以上で検出、(3)溶接時間設定=1.2sと入力・記憶されているものとする。
まず、図4に基づき溶接短絡時間計測ステップ(時間Aのカウント)と、判定ステップの1次判定とを説明する。ここで図4(a)中、T1は電圧28V〜42V(ピーク値)間の溶接時間を示し、T3は40V〜28V間の溶接時間を示している。このT1・T3間のT2は、電圧28V〜18Vの溶接時間なため、図4(a)の電圧波形の谷間、即ち溶接短絡時間となっている。
つぎに溶接時間計測ステップ(時間Bのカウント)と、判定ステップの2次判定とを説明する。図4(a)の時間Bは、時間計測部12にて「時間B=T1(0.6s)+T3(0.31s)=0.91s」とカウントされる。このときT2の電圧は「電圧設定の下限値=28V」を下回っているため、時間Bの溶接時間としてT2はカウントされない。
図5に基づきモニタ表示された「No.1〜3」、即ち図4(a)〜(c)の溶接に対する試験結果を説明する。ここで図5中の30は溶接する部材を示し、次の試験(A)(B)を実施した。
(A)目視による前記各溶接の外観が良好か否かの判定
(B)前記各溶接に対する角度15°以上の曲げ強度試験
この結果、「No.1」の溶接は、試験(A)の結果は良好であったものの、図5に示すように、試験(B)のときに折れ曲がってしまった。すなわち、「No.1」の溶接は、図6に示すように、ブローホールPが発生していたため、外観は良好なものの、溶接部分の機械的強度が著しく低下していた。これは重大な溶接欠陥であり、溶接短絡(アークが途中で途切れてしまう状態)などの電圧降下が一つの原因となっている。
11…溶接電源装置
12…スタッド溶接装置
13…溶接電極
14…母材
16…導体
20…電流検出回路
21…電圧検出回路
23…時間計測部
26…押込量取得部
27…判定部
28…出力部
Claims (3)
- スタッド溶接装置によるスタッド溶接の状況を測定して溶接の品質を判定するスタッド溶接のモニタリング方法であって、
スタッド溶接時のアーク電圧を検出する第1ステップと、
第1ステップで検出されたアーク電圧について、予め設定された電圧設定の下限値を下回った電圧降下の時間をカウントする第2ステップと、
第2ステップでカウントされた時間を予め設定された時間と対比して前記溶接の合否を判定する第3ステップと、
を有することを特徴とするスタッド溶接のモニタリング方法。 - スタッド溶接装置によるスタッド溶接の状況を測定して溶接の品質を判定するスタッド溶接のモニタリング方法であって、
スタッド溶接時のアーク電圧を検出する第1ステップと、
第1ステップで検出されたアーク電圧が、予め設定された電圧設定の範囲内の時間をカウントする第2ステップと、
第2ステップでカウントされた時間を予め設定された時間と対比して前記溶接の合否を判定する第3ステップと、
を有することを特徴とするスタッド溶接のモニタリング方法。 - スタッド溶接装置によるスタッド溶接の状況を測定して溶接の品質を判定するスタッド溶接のモニタリング方法であって、
スタッド溶接時のアーク電圧を検出する第1ステップと、
第1ステップで検出されたアーク電圧について、予め設定された電圧設定の下限値を下回った電圧降下の時間をカウントする第2ステップと、
第1ステップで検出されたアーク電圧が、予め設定された電圧設定の範囲内の時間をカウントする第3ステップと、
第2ステップおよび第3ステップでカウントされた各時間を、予め設定された時間と対比して前記溶接の合否を判定する第4ステップと、
を有することを特徴とするスタッド溶接のモニタリング方法。
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JP2013240728A JP2015100795A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | スタッド溶接のモニタリング方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114918517A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-08-19 | 南京理工大学 | 一种实时检测螺柱焊接过程中焊接气孔的方法 |
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-
2013
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