JP2015100616A - 靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】競歩、ランニング、ジョギング、ウォーキング、及び日常の歩行時において、足のサイズの変化と同様に変化し、足、特に足指先と母指球への圧迫を低減する靴を提供する。【解決手段】靴底2とアッパー3とを有する靴1であって、前記靴底2は、足指先に対応する部分を含む第1靴底部21と、前記第1靴底部21から離れている、足の踵に対応する部分を含む第2靴底部とを含み、前記アッパーの底面部31は、足の指先に対応する部分を含む第1底面部と、前記第1底面部から離れている足の踵に対応する部分を含む第2底面部とを含み前記アッパーの側面部の下部は、踵を上げ、足の指先が足裏面に対して上方に曲がる時に前後方向に離れる構成になっている、靴。【選択図】図4

Description

本発明は靴、特に足の親指の母指球に対する圧迫を軽減する靴に関する。
足の親指の付け根部分、すなわち母指球に痛みを持つ人がいる。この母指球の痛みは、靴による圧迫の影響により悪化しやすく、痛みが強いと日常の歩行も困難になる場合がある。
母指球の痛みが悪化する要因として、競歩、ランニング、ジョギング、ウォーキング、及び日常の歩行時、すなわち、足の踵を上げ、足の指が足裏面に対して上方に曲がる時のサイズの変化に対して、靴のサイズが追従していないことが挙げられる。すなわち、直立している場合と歩行時又はランニング時に蹴りだすために踵を上げた状態の場合とを比較すると、直立時に比べて歩行時又はランニング時は、足裏の踵から指先までの長さは5%以上も伸び、しかも、母指球は地面方向に向かって大きくせり出す。図1、図2は、ある人の足のサイズの変化を示す図であり、図中の数字の単位はミリメートルである。各部とその長さを下記する。すなわち、足首の一番細い部分の周囲A(224mm)及びA’(224mm);足の甲の上部の周囲B(261mm)及びB’(264mm);足の甲の上部から踵にかかる周囲C(312mm)及びC’(322mm);足の甲から土踏まずにかかる周囲D(268mm)及びD’(274mm);つま先側の足の甲から土踏まずにかかかる周囲E(245mm)及びE’(245mm);足の母指球付近の周囲F(238mm)及びF’(238mm);足の母指球の指側の周囲G(220mm)及びG’(225mm);足の踵の最下部から前記Aまでの高さH(118mm)及びH’(130mm);足の踵中部から踵側の土踏まずにかかる周囲I(250mm)及びI’(250mm);足の踵上部から土踏まずの中位にかかる周囲J(305mm)及びJ’(310mm);及び足裏の指先から踵までの距離K(250mm)及びK’(265mm)であった。これらの結果から図1に対して、図2は、A、E、F、I以外の位置でサイズが大きくなっていることがわかった。このように、歩行時又はランニング時の足のサイズは、直立時の足のサイズより大きくなる。特に足裏の長さKは、15mmも長くなっている。また、図3からもわかるように、直立している場合と歩行時又はランニング時の踵を上げた状態の場合とを比較すると、地面から土踏まずまでの距離L(10mm)はL’(13mm)になり、3mmも長くなる。なお、M(70mm)とM’(73mm)のように、足の甲から地面までの距離も長くなる。
したがって、図2で示されるように、踵を上げ、足の指が足裏面に対して上方に曲がった時に、従来の靴では、足の形状変化に応じて変形しにくいため、指先は靴の内側先端にぶつかり圧迫を受ける。また、母指球が地面方向に大きくせり出しても、靴はそれに対応する変化がないためせり出した母指球は靴から圧迫を受ける。このような状態を継続すると、母指球周辺の細胞は破壊され痛みが増し、結果として骨や筋が変形してしまう恐れがある。
特開平7−155205号(特許文献1)は、靴底に前後方向に伸びるスリットを形成し幅方向に伸縮可能にいるが、前後方向の伸縮については特に記載がなく、また、母指球の痛みについての指摘もないため、上記課題は依然として存在する。
特許第3662014号(特許文献2)は、母指球等に対応する靴の中敷きに関する発明であるが、母指球の痛みを低減する機能を持つものではなく、また、特許文献2は靴にかかる発明ではないので、前後方向の伸縮に関する課題の指摘もない。
特開平7−155205号 特許第3662014号
上記事情に鑑み、本発明は競歩、ランニング、ジョギング、ウォーキング、及び日常の歩行時において、足のサイズの変化と同様に変化し、足、特に足指先と母指球への圧迫を低減する靴を提供することを目的とする。
上記課題に対して、
靴底とアッパーとを有する靴であって、
前記靴底は、足指先に対応する部分を含む第1靴底部と、前記第1靴底部から離れている、足の踵に対応する部分を含む第2靴底部とを含み、
前記アッパーの底面部は、足の指先に対応する部分を含む第1底面部と、前記第1底面部から離れている足の踵に対応する部分を含む第2底面部とを含み
前記アッパーの側面部の下部は、踵を上げ足の指が足裏面に対して上方に曲がる時に、靴の前後方向に離れる構成になっている、靴を提供する。
上記構成を有した靴は、足への圧迫を軽減し、歩行をスムーズにするだけでなく、母指球の痛みも軽減することができる。
足のサイズの実測値を示す側面図である。なお、(a)は直立姿勢時であり、(b)は歩行時に足首・足指を曲げた状態、すなわち踵を上げ足の指が足裏面に対して上方に曲がる時である。 従来の靴を着用した際の足の状況を示す側面図である。あ 足の各部の床までの実測値を示す。なお、(a)は直立姿勢時であり、(b)は歩行時に足首・足指を曲げた状態、すなわち踵を上げ足の指が足裏面に対して上方に曲がる時である。 本発明に係る態様の一つを示す側面図である。 本発明に係る態様の一つを示す側面図である。 本発明に係る態様の一つを示す側面図である。 本発明に係る態様の一つを示す側面図である。
[構成]
本発明に係る靴1は、靴底2とアッパー3とを含む。靴底2は地面又は床と接する部分である。スニーカー等では、靴底はアウターソール及びミッドソールを含む構造の場合が多いが、本願明細書では、アウターソール及びミッドソールをまとめて靴底2と称することにする。
本発明の靴1の靴底2は、足指先に対応する部分を含む第1靴底部21と、第1靴底部21から離れている、足の踵に対応する部分を含む第2靴底部22とを含む。すなわち、第1靴底部21は足指付近の靴底であり、第2靴底部22は踵付近の靴底である。第1靴底部21と第2靴底部22とは、歩行等によって踵を上げ、足の指が足裏面に対して上方に曲げた場合に、前後方向にさらに離れることができ、結果として靴のつま先は足裏面に対して、上方に曲がりやすくなり、靴の底は長手方向に伸長する(靴の前後方向に伸びる)。
第1靴底部21は、指先に対応する部分から母指球に対応する部分まで含むことができる。第2靴底部22は、足の土踏まずに対応する部分を含むことができる。
第1靴底部21と第2靴底部22の間の距離は、できるだけ小さくすることができる。この距離はスリット程度の幅でもよい。したがって、一般的に使用されている靴底を靴の横方向に、すなわち靴を横断するように切断することで、第1靴底部21と第2靴底部22を形成することもできる。一方、靴の底の長手方向の長さの変化率、すなわち、靴の先端の上方への曲がりやすさ、及び靴全体の柔軟性を考慮して、第1靴底部21と第2靴底部22の間の距離をスリットよりも広く、例えば、第1靴底部21と第2靴底部22とを1cmから10cm程度離すことができる。しかし、足裏の面積に対して、第1靴底部21と第2靴底部22の合計面積が極端に小さい場合は、剛性、靴底の弾力性の担保、足への影響を考慮すると好ましくない。
アッパー3は靴底2の上にある足の甲などを覆う部分であり、底面部31と側面部32とを含む。底面部31は靴底と接する部分であり、側面部は足の内側及び外側を覆う部分を指す。底面部31は側面部32と同じ素材にすることもできるし、別部材を用いて、側面部32及び/又は靴底2に縫着させたり、接着させたりすることもできる。また、底面部31は靴底2と異なる素材であってもよいし、同一の素材であって一体物とすることもできる。
アッパー3の底面部31は、足指先に対応する部分を含む第1底面部31aと、第1底面部31aから離れている、足の踵に対応する部分を含む第2底面部31bとを含む。すなわち、第1底面部31aは足指付近のアッパー3の底面であり、第2底面部31bは踵付近の足指の底面である。第1底面部31aと第2底面部31bとは、歩行等によって踵を上げ、足の指が足裏面に対して上方に曲げた場合に、前後方向にさらに離れることができ、結果として靴の底は長手方向に伸長することになる(靴の前後方向に伸びる)。
第1底面部31aは、指先に対応する部分から母指球に対応する部分まで含むことができる。第2底面部31bは、足の土踏まずに対応する部分を含むことができる。
第1底面部31aと第2底面部31bの間の距離は、できるだけ小さくすることができる。この距離はスリット程度の幅でもよい。したがって、一般的に使用されているアッパー3の底面を靴の横方向に切断することで、第1底面部31aと第2底面部31bを形成することもできる。一方、靴の底の長手方向の長さの変化率、すなわち、靴の先端の上方への曲がりやすさ、及び靴全体の柔軟性を考慮して、第1底面部31aと第2底面部31bの間の距離をスリットよりも広く、例えば、第1底面部31aと第2底面部31bとを1cmから10cm程度離すことができる。しかし、足裏の面積に対して、第1底面部31aと第2底面部31bの合計面積が極端に小さい場合は、剛性が低下し、足への悪影響もあり、好ましくない。
靴底2とアッパーの底面部31は、同一素材で一体物する場合であっても、又は、異なる素材を用いた場合であっても、靴の前後方向に離れ、靴のつま先が足裏面に対して上方に大きく曲がり、靴の底が長手方向に伸長できる必要がある。また、靴底2と底面部31の間、及び/又は底面部31の上にクッション性等を考慮して、シート等を備えることができるが、靴底や底面部31と同様に前後に離れ靴の底が長手方向に長くなるような構成にする必要がある。なお、上記シートは、後述する弾力性インソール5は含まない。
前記アッパー3の側面部32の下部(内側面部と外側面部を含む)は、歩行等により踵を上げ、足の指が足裏面に対して上方に曲がる時に、靴の底が長手方向に伸びる構成4を有している。すなわち、アッパー3の側面部32の下部も、靴底2及びアッパー3の底面と同様に、前後に離れる構成になっている。なお、側面部32の下部とは、側面部のうち、靴底2及び底面部31の近傍の部分を指す。構成4により、靴のつま先が上部に曲がりやすく、その結果、靴の底の長さが長手方向に伸長する。
例えば、側面部32の最下部から切り込みを入れることで、側面部32の下部の前後に離れる構成を達成することができる。例えば、図4のようにスリット状に切り込みを入れることもできるし、図5のように、側面部を山状に切除することもできる。
アッパーの足の甲に対応する部分は、従来の靴同様、紐や面ファスナー等で、靴を足に密着させる構成を有することができる。また、図7のように、アッパーの足の甲の部分を切除して、アッパーの内側面部と外側面部を面ファスナーやベルト等で足に密着させることもできる。なお、このような形状の場合、本発明の靴は、サンダルの形状に近くなるが、このような形状を有する靴も本発明の靴に包含される。
本発明の靴は弾力性インソール5を備えることができる。弾力性インソール5は、靴の底から水が侵入するのを防ぎ、歩行などで踵が上がった時に母指球が地面方向にせり出しても、通常のインソールよりも、母指球への圧迫を低減することができる。さらに、弾力性インソール5であれば、インソール自体が伸長するので、靴が曲がる、すなわち、靴の底が伸長することを妨げにくい。このような点を考慮すると、弾力性インソールは前後に優れた伸縮性を有することが好ましい。なお、弾力性インソールは靴底2や底面部31の構成とは異なり、前後に離れる構成にする必要はない。
弾力性インソール5の素材は、弾力性インソール5の上記効果が得られればどのような素材を用いてもよく、例えば、ゴムシート、樹脂シート、織物、編物及び/又は不織布などが挙げられるが、シリコーンゴムのシートを利用することが好ましい。なお、足の汗を吸収する吸湿シートをさらに用いることができ、例えば、水を外部から侵入することを防ぐ機能を有する層と、吸湿性の層を含む積層タイプの弾力性インソール5を使用することもできる。また、ヒールカウンターなども使用することができる。
なお、弾力性インソール5は、アッパー3内に縫着及び/又は接着させることができる。
[実施例1]
本発明の態様の一つである図4について説明する。図4は、第1靴底部21と第2靴底部22が足の母指球の位置で離れており、また、アッパー3の第1底面部31aと第2底面部31bとは、靴底2と同じ場所、すなわち、足の母指球の位置で離れている(底面部31は図示していない)。第1靴底部21と第2靴底部22(及び第1底面部31aと第2底面部31b)の間の距離は極めて小さく、スリット状である。母指球の位置にスリットがあると、母指球が地面方向にせり出しても、圧迫されにくい。また、アッパー3の側面部32の下部に、足親指の中足指節関節を横から見た場合の中心部の高さまで切り込みがあることで、歩行等で足親指及び足首を曲げたときに、靴のつま先が足裏面に対して、上方に曲がりやすくなり、靴底2及びアッパーの底面部31が前後方向にさらに離れ、靴の底の長さが長手方向に極めて伸びやすい。したがって、足指先に対しても過度の圧迫を受けることがない。なお、アッパー3の側面部32の下部の切り込みは、靴底2及びアッパー3の底面部31を前後に分離するスリットとつながっている。
[実施例2]
本発明の態様の一つである図5について説明する。図5は母指球の位置に図4のようなスリットはないが、第2靴底部22及び第2底面部31bを図4のそれらよりも前後方向に短くし、第1靴底部21と第2靴底部22の間の距離を図4よりも大きくしている。また、第1靴底部21と第2靴底部22の間の部分、すなわち、土踏まずの近傍でアッパー3の側面部32の下部を山状に切除した側面部を使用している。このように切除することで、靴のつま先が足裏面に対して上方に曲がりやすくなり、靴底2及びアッパーの底面部31が前後方向にさらに離れ、靴の底の長さが長手方向に伸長することを可能にしている。ただし、図5のように切除すると、側面部32から水等が侵入する可能性が高くなるので、使用している弾力性インソール5はその切除部分に対応した形状を有している。
[実施例3]
本発明の態様の一つである図6について説明する。図6の靴は、図4に示される靴の側面部32に蝶番及びバネを取付けることが可能であることを示唆している。当該蝶番及びバネにより、靴の底が長くなった後に元に戻りやすい構造になっている。蝶番及びバネの代わりに、ゴムのような伸縮部材を用いてもよい。
[実施例4]
本発明の態様の一つである図7について説明する。図7の靴は、アッパー3における足の甲にあたる部分を面ファスナーなどで止める構造であり、足の形状に対してフィットできる構造になっている。なお、この面ファスナーの代わりに、ベルト等を用いてもよい。実施例4は、図1、図2が示すように、歩行等で踵が上がり、足指が足裏面に対して上方に曲がった時でも、足にはサイズが変化しない部位があるので、その部位の周辺部のみ、すなわち、E部、F部、I部を固定したものである。この構造することにより、歩行、ジョギングによる足への圧迫をさらに低減させることができ、靴もより軽量にすることができる。
[効果]
(1)本発明の靴1は、靴底2が、第1靴底部21と、前記第1靴底部21から離れている、足の踵に対応する部分を含む第2靴底部22とを含み、前記アッパー3の底面部31は、足の指先に対応する部分を含む第1底面部31aと、前記第1底面部31aから離れている足の踵に対応する部分を含む第2底面部31bとを含み、かつ、アッパー3の側面部32の下部は、前後方向に離れる構成4を有しており、このような靴は、靴のつま先が足裏面に対して、上方に曲がる構成になっており、靴の底の長さを長手方向に伸ばすことができ、競歩、ジョギング、ウォーキング、歩行等で、足の裏が長くなったとしても、足への圧迫を抑制することができる。
(2)本発明の靴1は、前記靴底2及び前記アッパーの底面部を横断するスリットすることによって離れている構成4にすることで、靴底の剛性・クッション性の低減を抑制し、靴のつま先が足裏面に対して上方に曲がり、靴の底を長手方向に延伸することができる構成になっている。
(3)前記靴底2及び前記アッパーの底面部31を横断するスリットが前記アッパーの側面部32の下部まで延伸して、前記前後方向に離れる構成4を達成すれば、比較的簡易に、靴の底を長手方向に延伸させることができる。
(4)前記アッパーの底面部31を横断するスリットが、足の母指球に対応する位置を横断し、前記アッパーの側面部32を、足親指の中足指節関節を横から見た場合の中心部の高さ又はそれ以上の高さまで延伸させることで、踵を上げた時に母指球が地面方向にせり出しても、母指球への圧迫を抑制し、母指球の痛みが悪化するのを防ぎ、靴の底を十分に伸長させることができる。
(5)前記アッパー3が、足の甲に対応する部分が切除されており、足の甲の部分を面ファスナー又はベルトで固定する構成を有することで、より軽量な靴にすることができる。
(6)側面部32において第1靴底部21と第2靴底部22の間で山状に切除されている側面部を使用することで、母指球付近にスリットを入れなくても、靴の裏底を長手方向に伸長させることができる。
(7)前記靴が前記アッパー内に弾力性インソール5を有すこと外部からの水の侵入を防ぎ、かつ母指球への圧迫を低減させることができる。
(8)前記弾力性インソール5が前記アッパー3内に縫着及び/又は接着していることで、弾力性インソール5が、靴の内部でずれたり、動いたりすることを防ぐことができる。
本発明の靴1はあらゆる用途で利用できるが、競歩、ランニング、ジョギング、ウォーキング、及び日常の歩行用の靴、例えばスニーカーとして利用できる。
1:靴
2:靴底
21:第1靴底部
22:第2靴底部
3:アッパー
31:底面部
31a:第1底面部
31b:第2底面部
32:側面部
4:側面部における前後方向に離れる構成
5:弾力性インソール

Claims (8)

  1. 靴底とアッパーとを有する靴であって、
    前記靴底は、足指先に対応する部分を含む第1靴底部と、前記第1靴底部から離れている、足の踵に対応する部分を含む第2靴底部とを含み、
    前記アッパーの底面部は、足の指先に対応する部分を含む第1底面部と、前記第1底面部から離れている足の踵に対応する部分を含む第2底面部とを含み
    前記アッパーの側面部の下部は、踵を上げ足の指が足裏面に対して上方に曲がる時に、靴の前後方向に離れる構成になっている、靴。
  2. 前記靴底及び前記アッパーの底面部は、横断するスリットにより離れている、請求項1に記載の靴。
  3. 前記前後方向に離れる構成が、前記アッパーの底面部を横断するスリットが前記アッパーの側面部の下部まで延伸する構成を含む、請求項2に記載の靴。
  4. 前記靴底及び前記アッパーの底面部を横断するスリットが、足の母指球に対応する位置を横断し、前記アッパーの側面部を、足親指の中足指節関節を横から見た場合の中心部の高さ又はそれ以上の高さまで延伸している、請求項2又は3に記載の靴。
  5. 前記アッパーは、足の甲に対応する部分が切除されており、足の甲の部分を面ファスナー又はベルトで固定する構成を有する、請求項2から4のいずれか一項に記載の靴。
  6. 前記前後方向に離れる構成が、側面部の下部が第1靴底部と第2靴底部の間で山状に切除されている構成を含む、請求項1に記載の靴。
  7. 前記アッパー内に弾力性インソールを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の靴。
  8. 前記弾力性インソールが前記アッパー内に縫着及び/又は接着されている、請求項7に記載の靴。

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