JP2015100318A - 無菌作業システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無菌チャンバの内部で培養に必要な無菌作業を実施するための無菌作業システムにおいて、誤った作業手順を実施した場合に、その誤りに気付くのが容易な無菌作業システムを提供する。
【解決手段】作業者29によりアイソレータ15に設けられたグローブ28を介して細胞等に無菌作業を施す、前記作業者29を対象に、無菌作業の作業手順を音声出力する作業用ヘッドセット31、確認者36を対象に確認用入力機器39が準備され、管理機器は、作業用ヘッドセットに今回の無菌作業の作業手順を音声出力する。作業者29が今回の無菌作業を正常に行ったことが確認者36によって確認され、その旨が確認用入力機器39から管理機器に入力された場合、該管理機器は次の作業手順に移る事によって、作業者29による無菌作業を確認者36によって監視できるので、誤った作業が行われるのを防止することが可能となる無菌作業システム。
【選択図】図3

Description

本発明は無菌作業システムに関し、より詳しくは、内部が無菌作業空間として形成された無菌チャンバの内部で培養に必要な無菌作業を実施するための無菌作業システムに関する。
従来、安全キャビネット、クリーンベンチ、アイソレータ等、内部が無菌作業空間として形成された無菌チャンバの内部で、培養に必要な無菌作業を実施するようにした無菌作業システムが知られている(特許文献1)。
上記無菌システムにおいては、作業者が安全キャビネットの内部で細胞等に作業手順に従った無菌作業を施し、かつ該作業手順が実行されたことを確認しながら、一連の無菌作業の作業手順を順次実施するようになっていた。より具体的には、上記無菌システムは、上記無菌作業を実施する作業者を対象に、培養に必要な無菌作業の作業手順を表示する作業用端末機器例えばモニタを備えており、さらに上記作業手順が正常に実行されたことを入力する足元スイッチを備えている。
無菌作業システムを管理する管理機器は、上記モニタに今回必要な作業手順を表示させるようになっており、上記作業者は上記モニタに表示される作業手順に従って、細胞等に対して今回の作業手順を実施する。
今回の作業手順に従って無菌作業が終了したら、作業者は上記足元スイッチを介して、管理機器に当該作業手順の実施が終了したことを通知する。
すると管理機器は、上記モニタに次回に必要な作業手順を表示させるようになり、これにより作業者は次の作業手順に従って当該作業手順を実施する。
特許第3874304号公報
従来は作業手順を実施する作業者と、その作業が終了したことを確認する確認者とが同一人であったので、誤った作業手順を実施した場合に、その誤りに気付くのが困難であるという欠点がある。
本発明はそのような事情に鑑み、誤った作業手順を実施した場合に、その誤りに気付くのが容易な無菌作業システムを提供するものである。
すなわち請求項1の発明は、内部が無菌作業空間として形成された無菌チャンバの内部で培養に必要な無菌作業を実施する無菌作業システムであって、
上記無菌作業を実施する作業者を対象に、培養に必要な無菌作業の作業手順を音声出力する作業用音声出力手段と、上記作業者によって上記作業手順が正常に実行されたか否かを確認する確認者によって上記作業手順が正常に実行されたことを入力する確認用入力機器と、上記作業用音声出力手段に上記作業手順を送信して音声出力させるとともに、上記確認用入力機器に入力された信号を受信する管理機器とを設け、
上記管理機器は、上記作業用音声出力手段に今回の無菌作業の作業手順を送信して該作業用音声出力手段に今回の作業手順を音声出力させ、さらに該管理機器は、上記確認用入力機器から今回の作業手順が正常に実行されたことを受信した後、上記作業用音声出力手段に次回の無菌作業の作業手順を送信してこれら一連の作業を繰り返すことを特徴とするものである。
上記構成によれば、無菌作業を実施する作業者と、作業手順が正常に実行されたか否かを確認する確認者とを別人とすることができるので、作業者が誤った作業手順を実施した場合に、確認者によってその誤りに気付くのが容易となる。
本発明の第1実施例を示す概略平面図 図1の無菌作業室3内の構成を示す部分断面正面図 本発明の第2実施例を示す図2と同様な部分断面正面図
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において、培養施設の建屋1内は、受入室2、無菌作業室3、培養室4、確認室5および出荷室6に区画されている。
上記受入室2は、外部の医療機関(研究機関を含む)によって人体から採取された細胞や組織を受け入れるための部屋であって、上記細胞等は図示しない密閉された収容容器に収容されて受入室2に搬入される。
上記受入室2には受入用端末機器11が設けられており、この受入用端末機器11に細胞の採取日時等、必要な培養対象の情報が入力される。この受入用端末機器11に入力された培養前の培養対象の情報は、確認室5に設けられた管理機器12に送信されて記録される。また上記管理機器12には、上記今回の培養対象に対応する培養のスケジュールと無菌作業の作業手順とが予め設定されている。
上記無菌作業室3には、それぞれ内部が無菌作業空間として形成された無菌チャンバとしてのアイソレータ15が複数台設けられており、各アイソレータ15の一側にはそれぞれ除染パスボックス16が設けられ、また他側にはインキュベータ17が脱着可能に取り付けられている。
上記除染パスボックス16内には、上記細胞等が収容された図示しない収容容器が搬入されるようになっており、該収容容器が除染パスボックス16内に搬入されると除染パスボックス16の内部空間と収容容器の外面とが除染されるようになる。そしてその後、アイソレータ15と除染パスボックス16との内部空間が連通されて、収容容器とともにその内部の細胞等がアイソレータ15内に導入される。
上記インキュベータ17は、内部が無菌状態に保たれたままアイソレータ15に接続され、アイソレータ15の内部空間とインキュベータ17の内部空間とが相互に連通されている。そして後述するように、アイソレータ15内で培養に必要な所要の無菌作業が実施された細胞等は上記収容容器から複数の培養容器に取り分けられて培養容器ごとインキュベータ17内に移され、次にアイソレータ15とインキュベータ17とが接続されたままアイソレータ15とインキュベータ17とがそれぞれ密閉される。その後、アイソレータ15からインキュベータ17が分離される。
アイソレータ15から分離されたインキュベータ17は培養室4内に搬入され、該培養室4内に設けられた培養環境調整装置18に接続されて、インキュベータ17内における培養が継続される。
上記培養環境調整装置18には多数のインキュベータ17を接続することができるようになっており、培養環境調整装置18によって各インキュベータ17内の培養環境が調整されながら、それぞれ所要の培養が継続される。
所要の培養が終了した細胞等はインキュベータ17からアイソレータ15内に持ち込まれて培地交換や継代作業等の所要の無菌作業が実施され、無菌作業が実施された細胞等はインキュベータ17内に戻されて、培養室4内の培養環境調整装置18に接続される。これら実施した作業の日時等の作業記録は、後述する確認用入力機器39に入力され管理機器12に送信されて、作業の進捗状況として記録される。
そして全ての培養が完了した細胞等を収容した培養容器はインキュベータ17からアイソレータ15を介して除染パスボックス16内に導入され、該除染パスボックス16内で培養容器の外面が除染された後、出荷室6に搬出される。
上記出荷室6には出荷用端末機器19が設けられており、この出荷用端末機器19には上記管理機器12から、培養が完了した培養対象の作業記録等の情報が送信されるようになっている。
そして培養が完了した細胞等が収納された培養容器が出荷される際には、上記出荷用端末機器19は入力された培養後の培養対象の情報を、該培養対象が入荷される医療機関の管理機器に送信するようになっている。
上記無菌作業室3内に設けられた各アイソレータ15は、図2に示すように、無菌作業室3内の空間とは遮断された無菌作業空間25を備えており、アイソレータ15の両面に設けた窓26、27を介してその内部を見ることができるようになっている。上記窓26はアイソレータ15の前面側に設けられており、また窓27は背面側に設けられている。
図2の左方の窓26の下方にはグローブ28が設けられており、作業者29はアイソレータ15に設けられたグローブ28を介してアイソレータ15の外部から、上記窓26を介してアイソレータ15の内部を見ながら、アイソレータ15内で培養に必要な無菌作業を実施することができるようになっている。
また図2の左方の窓26の近傍には、上記無菌作業を実施する作業者29を対象に、上記管理機器12から送信される培養に必要な無菌作業の作業手順を表示する作業用端末機器としての作業用モニタ30が設けられ、さらに上記作業者29を対象に、上記管理機器12から送信される作業手順を音声出力する作業用音声出力手段としての作業用ヘッドセット31が準備されている。
図2の右方の窓27の上方にはカメラ32が設けられており、該カメラ32によって上記作業者29がアイソレータ15内で実施する無菌作業を撮影することができるようになっている。
上記確認室5内には上記カメラ32と同数の、つまりアイソレータ15と同数のモニタ35が設けられており、各カメラ32と各モニタ35とはそれぞれ1:1で対応するようになっている。そして上記各カメラ32からの映像信号は管理機器12を介して対応するモニタ35に出力されるようになっている。
上記確認室5内には、上記作業者29によって上記作業手順が正常に実行されたか否かを確認する確認者36のために複数のデスク37が設けられている。上記モニタ35は各デスク37に設けられており、各確認者36はそれぞれモニタ35の映像によって各作業者29が作業手順を正常に実行したか否かを確認することができるようになっている。
また各デスク35には、上記各確認者36を対象に、対応する作業者29に送信されたのと同一の作業手順を音声出力する確認用音声出力手段としての確認用ヘッドセット38が設けられるとともに、各確認者36によって、上記作業手順が正常に実行されたことを入力する確認用入力機器39が設けられている。なお、図示しないが、確認者36のために、作業用モニタ30と同様な確認者用端末機器としてのモニタを設けて、上記作業手順を表示させるようにしてもよい。また、上記作業手順はモニタ35にカメラ32の映像とともに表示することもできる。
以上の構成において、受入室2において培養対象が受け入れられると、前述したように管理機器12に受入用端末機器11を介して今回の培養対の情報が入力される。受け入れられた収容容器内の細胞等は、前述したように収容容器に収容されたまま除染パスボックス16を介してアイソレータ15内に移動され、さらに該アイソレータ15内からインキュベータ17内に移動されて培養室4内で培養される。
上記管理機器12は、設定したスケジュールに従って使用する作業設備や器具を指定して、アイソレータ15内における無菌作業の実施を指示する。
作業者29は、上記指示に従って除染パスボックス16内で細胞等を収容した収容容器を除染してからアイソレータ15に移動する。または、培養室4内のインキュベータ17をアイソレータ15に接続し、該インキュベータ17内の培養容器をアイソレータ15に移動する。そして該作業者29は、作業用ヘッドセット31を装着するとともにグローブ28を装着したら、その旨を作業用ヘッドセット31のマイクを用いて確認者36に連絡する。
他方、確認者36は確認室5内において確認用ヘッドセット38を装着しており、確認用ヘッドセット38のマイクを用いて作業者29と連絡を取り合いながら、無菌作業の準備を完了する。この際、無菌作業室3内の作業者29は無塵服を着用することが要求されるが、確認者36は無菌作業室3とは別の確認室5に居ればよいので、無菌作業室3で着用するような無塵服を着用する必要がなく、無塵服を着用することによる確認者36の負担を軽減することができる。
上記無菌作業室3内の作業者29と確認室5内の確認者36におけるそれぞれの準備が完了したら、確認者36は確認用入力機器39を介して管理機器12にその旨を指示する。
これにより管理機器12は、作業用モニタ30に第1回目の作業手順を送信して表示させるとともに、作業用ヘッドセット31および確認用ヘッドセット38に上記作業手順を送信して音声出力させる。このとき、上記作業用モニタ30に表示される作業手順すなわち文章は、管理機器12のOCR機能を使って自動で読み上げられて、作業用ヘッドセット31および確認用ヘッドセット38に音声出力されるようになっている。なお、上記OCR機能は管理機器12自体ではなく作業用端末機器や確認者用端末機器の機能を利用してもよい。または、作業手順の文章データに対応して作成した音声データを再生するようにしてもよい。
作業者29は上記作業用ヘッドセット31からの音声出力と作業用モニタ30の表示とによる作業手順に従って、アイソレータ15の外部からグローブ28を介してアイソレータ15内で第1回目の無菌作業を実施する。
この作業者29による無菌作業はカメラ32によって撮影されており、確認者36は確認用ヘッドセット38によって音声出力される作業手順を確認しながら、モニタ35によってその作業手順通りに無菌作業が正常に行われたか否かを監視する。また、所定の工程が完了する毎に、確認者36はその旨を確認用入力機器39に入力して次工程に移行させる。
このとき、仮に作業者29が上記作業用ヘッドセット31からの音声出力を再度聞きたくなった場合には、該作業用ヘッドセット31のマイクを用いてその旨を確認者36に連絡することができ、確認者36は確認用入力機器39を用いてその旨を管理機器12に指令することにより、作業手順を再び音声出力させることができる。
このように、作業者29は管理機器12に対する入力作業を行うことなく無菌作業に集中することができ、他方確認者36は確認用ヘッドセット38からの音声出力により、モニタ35から目を離すことなく作業者29が行っている無菌作業を継続して監視することができる。
したがって作業者29による無菌作業と確認者36による確認作業とをそれぞれ確実に行うことが可能となる。
確認者36は、上記第1回目の作業手順が正常に実行されたことが確認されたら、確認用入力機器39から今回の作業手順が正常に実行されたことを管理機器12に入力する。これにより管理機器12は第1回目の作業記録を保存するとともに、上記作業用モニタ30、作業用ヘッドセット31および確認用ヘッドセット38に第2回目の作業手順を送信するようになり、作業者29と確認者36は、該第2回目の作業手順に基づいて上述したのと同様な作業を実行する。
上記無菌作業中、仮に作業者29の作業に誤りがあれば、確認者36はその旨を確認用ヘッドセット38のマイクを介して作業者29に伝え、その誤りの回避手順を指示することができる。
また、採取した細胞の重量等を計測する場合には、確認者36は作業者29とともに計測値を確認してダブルチェックすることができるので、確認者36は確認用入力機器39に誤りなく計測値を入力することができる。
アイソレータ15内でこれら一連の作業が繰り返されて全ての作業手順が終了したら、アイソレータ15内の細胞等はインキュベータ17内に移され、アイソレータ15から分離されたインキュベータ17は培養室4内に搬入されて培養環境調整装置18に接続されて、インキュベータ17内における培養が継続される。または、除染パスボックス16を介して無菌作業室3の空間に搬出される。
なお、上記実施例では無菌チャンバとしてアイソレータ15を用いているがこれに限定されるものではなく、上記特許文献1で用いられている安全キャビネットやクリーンベンチを用いることができることは勿論である。
また上記第1実施例においては、作業者29が作業を行う無菌作業室3とは別に確認室5を設けているが、これに限定されるわけではなく、確認室5を省略してもよい。
この場合には、図3で示すように、確認者36は作業者29とともに無菌作業室3内に入り込み、確認用ヘッドセット38を装着して、アイソレータ15に設けた図3の右方の窓27から作業者29が実行している無菌作業を直接監視するようにすればよい。
そしてこの場合には、上記第1実施例におけるカメラ32やモニタ35を省略することができ、他方、図3の右方の窓27の近傍に、確認用入力機器39を設ければよい。また、該確認用入力機器39に表示機能を備えて、作業用モニタ30と同じ作業手順を表示させるようにしてもよい。このような第2実施例においても、第1実施例と同様に、作業者29による作業手順の監視を確実に行うことができる。
なお必要に応じて、上記各実施例から作業手順を表示する作業用モニタ30や作業手順を音声出力する確認用ヘッドセット38を省略してもよく、作業用および確認用の音声出力手段としてはスピーカを採用することもできる。
2 受入室 3 無菌作業室
4 培養室 5 確認室
6 出荷室 11 受入用端末機器
12 管理機器 15 アイソレータ(無菌チャンバ)
16 除染パスボックス 17 インキュベータ
18 培養環境調整装置 19 出荷用端末機器
25 無菌作業空間 26、27 窓
29 作業者 30 作業用モニタ(作業用端末機器)
31 作業用ヘッドセット(作業用音声出力手段)
32 カメラ 35 モニタ
36 確認者 37 デスク
38 確認用ヘッドセット(確認用音声出力手段)
39 確認用入力機器

Claims (7)

  1. 内部が無菌作業空間として形成された無菌チャンバの内部で培養に必要な無菌作業を実施する無菌作業システムであって、
    上記無菌作業を実施する作業者を対象に、培養に必要な無菌作業の作業手順を音声出力する作業用音声出力手段と、上記作業者によって上記作業手順が正常に実行されたか否かを確認する確認者によって上記作業手順が正常に実行されたことを入力する確認用入力機器と、上記作業用音声出力手段に上記作業手順を送信して音声出力させるとともに、上記確認用入力機器に入力された信号を受信する管理機器とを設け、
    上記管理機器は、上記作業用音声出力手段に今回の無菌作業の作業手順を送信して該作業用音声出力手段に今回の作業手順を音声出力させ、さらに該管理機器は、上記確認用入力機器から今回の作業手順が正常に実行されたことを受信した後、上記作業用音声出力手段に次回の無菌作業の作業手順を送信してこれら一連の作業を繰り返すことを特徴とする無菌作業システム。
  2. 上記作業者が無菌チャンバ内部で実施する無菌作業を撮影するカメラと、上記確認者を対象に、上記カメラが撮影した映像を表示するモニタとを備え、上記確認者は上記モニタの映像により、上記作業者によって上記作業手順が正常に実行されたか否かを確認することが可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の無菌作業システム。
  3. 上記無菌作業システムは無菌作業室と確認室とを備えており、上記無菌チャンバ、作業用音声出力手段およびカメラは無菌作業室に設置され、上記確認用入力機器およびモニタは上記無菌作業室とは別の確認室に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の無菌作業システム。
  4. 上記無菌作業室には、上記無菌チャンバ、作業用音声出力手段およびカメラを1組としてそれらが複数組設けられており、また上記確認室には上記無菌作業室の複数組の数に対応して、上記確認用入力機器およびモニタを1組としてそれらが複数組設けられていて、各組毎に個別に上記培養に必要な無菌作業の作業手順を行うことが可能であることを特徴とする請求項3に記載の無菌作業システム。
  5. 培養前の培養対象の情報が入力されるとともに、該入力された培養前の培養対象の情報を上記管理機器に送信する受入用端末機器を備えており、上記管理機器は、該受入用端末機器および上記確認用入力機器への入力に基づいて、作業の進捗状況を記録することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無菌作業システム。
  6. 上記管理機器から、培養対象に対する必要な無菌作業の作業手順が全て終了して培養が完了した培養対象の情報が入力される出荷用端末機器を備えており、該出荷用端末機器は、入力した培養後の培養対象の情報を、該該培養対象が入荷される医療機関が備える管理機器に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の無菌作業システム。
  7. 上記無菌作業システムは、上記確認者を対象に、上記作業手順を音声出力する確認用音声出力手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の無菌作業システム。
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