JP2015100237A - 制御装置、蓄電装置、蓄電装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、蓄電装置、蓄電装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Shingo Takahashi
真吾 高橋
梶谷 浩司
Koji Kajitani
浩司 梶谷
潤一 宮本
Junichi Miyamoto
潤一 宮本
祐一 今村
Yuichi Imamura
祐一 今村
克也 小野瀬
Katsuya Onose
克也 小野瀬
翔 大谷
Sho Otani
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Abstract

【課題】複数の蓄電部を互いに並列に接続している場合において、これら複数の蓄電部が劣化しないようにする。
【解決手段】制御装置20は、総電流値設定部210及び上限電流値記憶部220を備えている。上限電流値記憶部220は、複数の蓄電部110のそれぞれの上限電流値を記憶する。総電流値設定部210は、蓄電装置10を流れる電流を示す総電流値を設定する。蓄電装置10に電流が流れる場合としては、蓄電装置10を充電する場合、及び蓄電装置10から放電される場合の双方がある。そして総電流値設定部210は、いずれかの蓄電部110において、電流測定部120による電流値が上限電流値記憶部220に記憶されている上限電流値を超えた場合に、総電流値を下げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、蓄電装置、蓄電装置の制御方法、及びプログラムに関する。
近年は、複数の蓄電ユニットを有する電源装置が普及している。電源装置は、電力を蓄電ユニットに蓄えておき、必要に応じて蓄電ユニットから電力を供給する装置である。電源装置では、例えば特許文献1,2に記載されているように、複数の蓄電部が互いに並列に接続された状態で使用される場合が多い。
詳細には、特許文献1には、蓄電部それぞれの状態を検出し、この状態に基づいて蓄電部を流れる電流を個別に制御することが記載されている。
また特許文献2には、モータに接続された蓄電装置において、モータが駆動源として機能する場合には、蓄電装置を流れる電流を、複数の蓄電部それぞれの電力制限値の和に基づいて制御すること、及び、モータが制動源として機能する場合には、蓄電装置を流れる電流を、複数の蓄電部それぞれの電力制限値のうちの大きいほうの2倍を超えないように制御することが記載されている。
特開2008−118790号公報 特開2011−234543号公報
蓄電部の充放電特性は、劣化等によって変化する。このため、互いに同じ構造を有する複数の蓄電部を並列に並べても、蓄電装置の充放電が繰り返されるうちに、これら複数の蓄電部の充放電特性は互いに異なってくる。また、初期状態において、少なくとも一つの蓄電部の充放電特性が、他の蓄電池の充放電特性とは異なる場合がある。
本発明者は、少なくとも一つの蓄電部の充放電特性が他の蓄電池の充放電特性とは異なる場合、充放電の際に特定の蓄電部に負荷が加わり、かつ、負荷が加わる蓄電部が電力の残量によって切り替わるため、複数の蓄電部の劣化が早まる、と考えた。
本発明の目的は、複数の蓄電部を互いに並列に接続している場合において、これら複数の蓄電部が劣化しないようにすることにある。
本発明によれば、蓄電装置を制御する制御装置であって、
前記蓄電装置は、
互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
を備え、
前記制御装置は、
前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶手段と、
前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定手段と、
を備え、
前記総電流値設定手段は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる制御装置が提供される。
本発明によれば、蓄電装置であって、
互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶手段と、
前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定手段と、
を備え、
前記総電流値設定手段は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる蓄電装置が提供される。
本発明によれば、蓄電装置が有していて互いに並列に接続されている複数の蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定し、
前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を設定するとともに、前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定し、
測定された電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる蓄電装置の制御方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータを、蓄電装置を制御する制御装置として機能させるためのプログラムであって、
前記蓄電装置は、
互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
を備え、
前記コンピュータに、
前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶機能と、
前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定機能と、
を持たせ、
さらに、前記総電流値設定機能は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げるプログラムが提供される。
本発明によれば、複数の蓄電部を互いに並列に接続する場合において、これら複数の蓄電部が劣化しないようにすることができる。
第1の実施形態に係る制御装置の構成を、蓄電装置とともに示す図である。 制御装置の総電流値設定部が行う制御の一例を示すフローチャートである。 総電流値設定部の機能構成の第1例を示す図である。 総電流値設定部の機能構成の第2例を示す図である。 複数の蓄電部の充放電特性の一例を示す図である。 (a)は図5に示した蓄電部を並列に接続した場合における、蓄電装置の放電特性を示す図であり、(b)は図5に示した蓄電部から流れ出す電流値の、蓄電装置からの放電量の依存性を示す図である。 制御装置によって制御された場合における、図5に示した蓄電部から流れ出す電流値の、蓄電装置からの放電量の依存性を示す図である。 図5〜7に示した例の変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る制御装置の構成を蓄電装置とともに示す図である。 総電流値設定部の動作を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係る蓄電装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、蓄電装置10及び制御装置20の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。そして蓄電装置10の電流制御部130及び制御装置20の総電流値設定部210は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る制御装置20の構成を、蓄電装置10とともに示す図である。制御装置20は、蓄電装置10とともに使用される。
蓄電装置10は、複数の蓄電部110、及び電流測定部120を備えている。蓄電部110は互いに並列に接続されている。電流測定部120は、蓄電部110を流れる電流値を、複数の蓄電部110のそれぞれについて測定する。
制御装置20は、総電流値設定部210及び上限電流値記憶部220を備えている。上限電流値記憶部220は、複数の蓄電部110のそれぞれの上限電流値を記憶する。総電流値設定部210は、蓄電装置10を流れる電流を示す総電流値を設定する。蓄電装置10に電流が流れる場合としては、蓄電装置10を充電する場合、及び蓄電装置10から放電される場合の双方がある。そして総電流値設定部210は、いずれかの蓄電部110において、電流測定部120による電流値が上限電流値記憶部220に記憶されている上限電流値を超えた場合に、総電流値を下げる。以下、詳細に説明する。
蓄電装置10は電力線30に接続している。電力線30は、例えば系統電力網や建物内の電源配線である。蓄電装置10は、電力線30を流れる電力を蓄電したり、電力線30に電力を供給したりする。
蓄電部110は、少なくとも一つの蓄電池セル、例えばリチウムイオン電池セルを有している。蓄電部110が複数の蓄電池セルを有している場合、これら蓄電池セルは、直列に接続されていてもよいし、並列に接続されていてもよい。また、蓄電池セルを互いに直列に接続することで組電池が構成されている場合、蓄電部110は、互いに並列に接続された複数の組電池を有していてもよい。
なお、複数の蓄電部110の充放電特性(例えば出力電圧の電力残量依存性)は、互いに異なる。ここで、複数の蓄電部110の充放電特性は、初期状態から互いに異なっている場合もあるし、初期状態では同一であったにもかかわらず劣化等によって互いに異なってくる場合もある。
電流測定部120は、上記したように、蓄電部110を流れる電流値を、複数の蓄電部110のそれぞれについて測定する。本図に示す例では、電流測定部120は、複数の蓄電部110のそれぞれに設けられている。電流測定部120は、蓄電部110と電流制御部130(後述)の間に設けられている。そして電流測定部120の検出値は、その電流測定部120が接続している蓄電部110を識別する情報(蓄電部識別情報と記載)に対応付けて、制御装置20の総電流値設定部210に出力される。
また、蓄電装置10は電流制御部130を有している。電流制御部130は、電力線30と蓄電装置10の間を流れる電流が、所定の値(総電流値)になるように制御する。総電流値は、上記したように、制御装置20によって設定される。なお、電力線30を流れる電流が交流である場合、電流制御部130は、例えばDC−ACコンバータを有している。一方、電流制御部130はDC−DCコンバータを有していなくてもよい。このようにすると、電流制御部130のコストを低くすることができる。
制御装置20は、上記したように、総電流値設定部210及び上限電流値記憶部220を有している。
上限電流値記憶部220は、複数の蓄電部110のそれぞれの上限電流値を記憶している。上限電流値記憶部220は、例えば蓄電部識別情報と、その蓄電部識別情報に対応する蓄電部110の上限電流値を互いに対応付けて記憶している。上限電流値は、蓄電装置10の管理者によって上限電流値記憶部220に入力される。
総電流値設定部210は、蓄電装置10の電流制御部130に、蓄電装置10を流れる電流を示す総電流値を出力する。総電流値設定部210は、電流測定部120の測定結果によって総電流値を変化させる。
なお、総電流値設定部210と電流制御部130の間の通信は、有線であってもよいし無線であってもよい。また、総電流値設定部210と電流制御部130の間に公衆通信網が介在していてもよい。この場合、制御装置20は、公衆通信網を介して蓄電装置10をリモート制御することができる。
図2は、制御装置20の総電流値設定部210が行う制御の一例を示すフローチャートである。総電流値設定部210は、予め、上限電流値記憶部220から、複数の蓄電部110それぞれの上限電流値を読み出しておく。
総電流値設定部210は、蓄電装置10の電流測定部120から、蓄電部110別の電流値を定期的(例えば1秒間隔)に取得する(ステップS210)。総電流値設定部210は、いずれかの蓄電部110において、電流測定部120によって測定された電流値が上限電流値を超えた場合(ステップS20:Yes)、電流制御部130に総電流値を下げるように指示する(ステップS30)。
図3は、総電流値設定部210の機能構成の第1例を示す図である。本図に示す例において、総電流値設定部210は、差分算出部212、最小値算出部214、及び変換部216を備えている。
差分算出部212は、蓄電部110のそれぞれに対して設けられており、その蓄電部110の上限電流値から、その蓄電部110に対応する電流測定部120の検出値(本図に示す例ではIa及びIb)を引いた値を算出する。本図に示す例は、図1に示した例に対応している(蓄電装置10は蓄電部110として蓄電部110a,110bの2つを有している)ため、差分算出部212は、2つ(差分算出部212a,212b)設けられている。
最小値算出部214は、複数の差分算出部212の算出値から最小値を選択して出力する。そして変換部216は、最小値算出部214の出力値が負であった場合、その値の絶対値に比例したステップ値を、蓄電装置10の電流制御部130に出力する。電流制御部130は、変換部216から出力されたステップ値に定数を乗じた値を、蓄電装置10から取り出される総電流値の削減量として認識し、総電流値を修正する。
図4は、総電流値設定部210の機能構成の第2例を示す図である。本図に示す例において、総電流値設定部210は、変換部216の代わりに演算部217を備えている点を除いて、図3に示した例と同様の構成である。本図に示す例において、演算部217は、最小値算出部214の出力値が負であった場合、その値の絶対値に定数を乗ずることにより、蓄電装置10総電流値の削減量を算出する。そして演算部217は、算出した削減量を、蓄電装置10の電流制御部130に出力する。電流制御部130は、演算部217から出力された削減量に従って、総電流値を修正する。
次に、図5〜図7を用いて、本実施形態の効果を説明する。
図5は、複数の蓄電部110の充放電特性の一例を示す図である。本図に示す例では、蓄電部110aの出力電圧は、電力の残量によらず、蓄電部110bの出力電圧よりも高い。
図6(a)は、図5に示した蓄電部110a,110bを並列に接続した場合における、蓄電装置10の放電特性を示す図である。図6(b)は、蓄電部110a,110bから流れ出す電流値の、蓄電装置10からの放電量の依存性を示す図である。これらの図に示す例では、蓄電装置10は制御装置20によって制御されていない。また、蓄電部110a,110bの上限電流値は、いずれも同じ値(Q)とする。
図5に示したように、蓄電部110aの出力電圧は、電力の残量によらず、蓄電部110bの出力電圧よりも高い。このため、蓄電部110a,110bから均等に電力が取り出されることを意図してこれら蓄電部110a,110bを並列に接続しても、図6(b)に示すように、まず蓄電部110aから電力が取り出され、その後、蓄電部110bから電力が取り出される。従って、蓄電部110a,110bのそれぞれから電流Qを取り出すことを意識して、総電流値を2Qに設定した場合、まず、蓄電部110aから、規格外の大きさである電流2Qが取り出される。そして、放電量が多くなると、今度は蓄電部110bから電流2Qが取り出される。このため、蓄電部110a,110bの双方の劣化が早くなってしまう。
図7は、制御装置20によって制御された場合における、蓄電部110a,110bから流れ出す電流値の、蓄電装置10からの放電量の依存性を示す図である。上記したように、制御装置20の総電流値設定部210は、いずれかの蓄電部110において、電流測定部120によって測定された電流値が上限電流値を超えた場合、電流制御部130に総電流値を下げる。このため、蓄電部110a,110bから取り出される電流値が上限電流値Qを超えることを、抑制できる。
図8は、図5〜7に示した例の変形例を示している。図8(a)は図5に対応しており、図8(b)は図7に対応している。
本図に示す変形例において、図8(a)に示すように、蓄電部110aの出力電圧は、電力の残量が多い場合は、蓄電部110bの出力電圧よりも高い。しかし、電力の残量が少し減ると、蓄電部110aの出力電圧は、蓄電部110bの出力電圧よりも低くなる。その後、蓄電部110aの出力電圧は蓄電部110bの出力電圧と同様になる。
また、図8(b)に示すように、蓄電部110aの上限電流値は蓄電部110bの上限電流値よりも低い。
この場合、まず、蓄電部110aから電力が取り出されるため、制御装置20の総電流値設定部210は、図8(b)に示すように、蓄電部110aの電流値が上限電流値以下になるように、総電流値を制御する。その後、蓄電装置10からの放電が進んでいくと、蓄電部110bからの放電がメインとなるため、蓄電部110aから取り出される電流値は低くなる。ここで、総電流値設定部210は、蓄電部110aから取り出される電流値と上限電流値との差分が基準を満たす場合(例えば基準値以上になった場合)に、蓄電装置10の総電流値を上げる。そして、総電流値設定部210は、蓄電部110bから取り出される電流値が蓄電部110bの上限電流値以下になる範囲で、蓄電装置10の総電流値を上げる。
その後、蓄電部110aと蓄電部110bのそれぞれから電流が流れ出すようになる。すると、総電流値設定部210は、蓄電部110aから取り出される電流値が蓄電部110aの上限電流値以下になり、かつ蓄電部110bから取り出される電流値が蓄電部110bの上限電流値以下になるように、蓄電装置10の総電流値を制御する。
なお、上記した例では、蓄電装置10が放電する時の総電流値設定部210の動作を説明したが、蓄電装置10を充電する時の総電流値設定部210の動作も、図5,8の左右が逆になる点を除いて、同様である。
以上、本実施形態によれば、蓄電部110から取り出される電流値が上限電流値を超えることを、抑制できる。従って、少なくとも一つの蓄電部110の放電特性が他の蓄電部110の放電特性と異なっている場合、いずれかの蓄電部110に過負荷が加わることを抑制できる。
また図8に示したように、総電流値設定部210は、蓄電装置10の総電流値を下げた後、電流測定部120による電流値が上限電流値未満となり、かつその差分が基準を満たす場合、総電流値を上げる。従って、不必要に蓄電装置10の総電流値が抑制された状態が継続されることを防止できる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る制御装置20の構成を蓄電装置10とともに示す図である。本実施形態に係る制御装置20は、初期総電流値記憶部230を備える点を除いて、第1の実施形態に係る蓄電装置10と同様の構成である。
初期総電流値記憶部230は、総電流値の初期設定値を外部から取得して記憶する。この初期設定値は、例えば蓄電装置10のユーザによって入力される。そして総電流値設定部210は、蓄電装置10の総電流量の初期値を、初期総電流値記憶部230が記憶している初期設定値とする。また総電流値設定部210は、初期総電流値記憶部230が記憶している初期設定値が更新されるたびに、更新後の初期設定値を総電流値に設定する。
図10は、本実施形態に係る総電流値設定部210の動作を説明するためのフローチャートである。まず総電流値設定部210は、上限電流値記憶部220から、蓄電部110別に設定された上限電流値を読み出す(ステップS110)。また総電流値設定部210は、初期総電流値記憶部230から総電流値の初期設定値を読み出し、読み出した初期設定値を、蓄電装置10の電流制御部130に出力する。電流制御部130は、総電流値設定部210から受信した初期設定値を総電流値の初期値に設定する(ステップS120)。
そして、総電流値設定部210は、図2に示したフローチャートに従い、蓄電装置10の総電流量を制御する(ステップS130)。そして総電流値設定部210は、充電(又は放電)を継続する場合(ステップS140:Yes)、初期総電流値記憶部230が記憶している初期設定値が更新されているか否かを確認する。更新されている場合(ステップS150:Yes)、総電流値設定部210は電流測定部120に戻り、更新されていない場合(ステップS150:No)、総電流値設定部210は電流制御部130に戻る。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、総電流値設定部210は、蓄電装置10の総電流量の初期設定値がユーザによって更新された場合、この更新後のデータを蓄電装置10の総電流量に設定する。従って、蓄電装置10の動作をユーザの希望に合わせることができる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態に係る蓄電装置10の構成を示す図である。本図に示す蓄電装置10は、総電流値設定部210及び上限電流値記憶部220を有している点を除いて、第1の実施形態に係る蓄電装置10と同様の構成である。なお、蓄電装置10は、さらに、第2の実施形態に示した初期総電流値記憶部230を有していてもよい。
本実施形態によっても、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の効果が得られる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 蓄電装置
20 制御装置
30 電力線
110 蓄電部
120 電流測定部
130 電流制御部
210 総電流値設定部
212 差分算出部
214 最小値算出部
216 変換部
217 演算部
220 上限電流値記憶部
230 初期総電流値記憶部

Claims (7)

  1. 蓄電装置を制御する制御装置であって、
    前記蓄電装置は、
    互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
    前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶手段と、
    前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定手段と、
    を備え、
    前記総電流値設定手段は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記総電流値設定手段は、前記総電流値を下げた後、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値未満となり、かつその差分が基準を満たす場合に、前記総電流値を上げる制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の制御装置において、
    前記総電流値の初期設定値を外部から取得して記憶する初期総電流値記憶手段をさらに備え、
    前記総電流値設定手段は、前記初期総電流値記憶手段が記憶している前記初期設定値が更新されるたびに、更新後の前記初期設定値を前記総電流値に設定する制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の制御装置において、
    少なくとも一つの前記蓄電手段は、電圧の電力残量依存性を示す充放電特性が、他の蓄電手段と異なる制御装置。
  5. 蓄電装置であって、
    互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
    前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶手段と、
    前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定手段と、
    を備え、
    前記総電流値設定手段は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる蓄電装置。
  6. 蓄電装置が有していて互いに並列に接続されている複数の蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定し、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を設定するとともに、前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定し、
    測定された電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げる蓄電装置の制御方法。
  7. コンピュータを、蓄電装置を制御する制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記蓄電装置は、
    互いに並列に接続されている複数の蓄電手段と、
    前記蓄電手段を流れる電流値を、前記複数の蓄電手段のそれぞれについて測定する電流測定手段と、
    を備え、
    前記コンピュータに、
    前記複数の蓄電手段のそれぞれの上限電流値を記憶する上限電流値記憶機能と、
    前記蓄電装置を流れる電流を示す総電流値を設定する総電流値設定機能と、
    を持たせ、
    さらに、前記総電流値設定機能は、前記電流測定手段による電流値が前記上限電流値を超えた前記蓄電手段があった場合に、前記総電流値を下げるプログラム。
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