JP2015099488A - Ac不具合検出のためのコンピュータシステム及びコンピュータシステムの動作方法 - Google Patents

Ac不具合検出のためのコンピュータシステム及びコンピュータシステムの動作方法 Download PDF

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【課題】コンピュータシステムのAC不具合検出を改善する。【解決手段】本発明は、交流供給電圧(VAC)に基づき二次供給電圧(Vcc)及び補助電圧(Vaux)を生成する電源ユニット(2)を有するコンピュータシステム(1)に関する。コンピュータシステムは、電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボード(3)を更に有する。システムボードは、システムボードの更なる構成要素を選択的にアクティブにするシークエンシング・マイクロコントローラ(13)を有し、更なる構成要素はチップセット(12)を有する。シークエンシング・マイクロコントローラ(13)は、電源ユニット及び/又はシステムボードの少なくとも1の制御信号の状態をモニタして、交流供給電圧(VAC)の不具合を検出し且つそれを少なくともチップセットへ知らせるよう構成される。本発明は更に、コンピュータシステムの動作方法に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、交流供給電圧に基づき少なくとも1の二次供給電圧及び補助電圧を生成する電源ユニットと、該電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボードとを有するコンピュータシステムに関する。更に、本発明は、コンピュータシステムの動作方法に関する。
上述されるようなコンピュータシステムは、情報テクノロジーシステムの分野において広く知られている。特に、電子的にオン及びオフを切り替えることができる大部分のコンピュータシステムは、通常、所謂ソフトオフ又はスタンバイ状態において補助電圧を供給される。このように、コンピュータシステムの再起動は、例えば、タイマ、キーボードのキー又は遠隔リクエストによって、可能にされる。結果として、コンピュータシステムの少なくとも一部の構成要素は常に給電されたままである。
しかし、停電又は交流供給線の意図せぬ中断のような、特別な事情において、補助電圧の供給は停止される。コンピュータシステムの自動の再起動を可能にするために、チップセットは、動作電圧の中断を検出してよい。更に、BIOSプログラムのような、多くのファームウェア構成要素は、動作電圧の最初の供給時に、コンピュータシステムの所定動作モードへの自動エントリを可能にする。例えば、多くのコンピュータシステムは、電源投入時に入るべきACPI標準に従う動作状態を定義するファームウェア設定を設ける。
しかし、上記のメカニズムにかかわらず、先行技術は複数の欠点に苦しむ。特に、それは、AC不具合がコンピュータシステムの全ての動作状態において検出されることを保証することができない。例えば、比較的短い電源異常がコンピュータシステムの初期化中に起こる場合に、補助電圧は中断されないことがある。しかし、この場合に、システムボードのチップセットのような、コンピュータシステムの一部の構成要素は、AC不具合の存在を検出することができない。更に、動作電圧が一部の構成要素については中断されるが、他の構成要素については中断されない場合に、コンピュータシステムは所定の状態に陥ることがある。例えば、起動するコマンドを既に受け取っている電源ユニットは、起動動作中に、外部から供給される交流供給電圧が中断されるならば、起動動作を完了することができない。しかし、補助電圧を供給されるチップセットは、AC不具合に気付くことができない。この場合に、接続されるシステムボードのチップセットは、電源ユニットによる電源良好信号の供給を不定量の時間待つことがある。これは、コンピュータシステムの“ハンギング”、すなわち、デッドロック状態を生じさせる。
このような状況において、例えば、リセットボタンを押すことによる、又はコンピュータシステムを長時間交流供給電圧から切り離すことによる、コンピュータシステムの手動による再起動が、適切にコンピュータシステムを再起動するために必要とされる。そのような手動による再起動動作は、特に、ATM、セルフサービス端末又は制御コンピュータのような、離れた場所に設置される統合コンピュータシステムにおいて、比較的高いメンテナンス費用を生じさせうる。
少なくとも上述したような理由により、コンピュータシステムのAC不具合検出のための改善されたシステム及び方法が必要とされる。
本発明の第1の態様に従って、交流供給電圧に基づき少なくとも1の二次供給電圧及び少なくとも1の補助電圧を生成する電源ユニットを有するコンピュータシステムが記載される。コンピュータシステムは、前記電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボードを更に有し、前記システムボードは、該システムボードの更なる構成要素を選択的にアクティブにするシークエンシング・マイクロコントローラを有し、前記更なる構成要素は、チップセットを有する。前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記電源ユニット及び/又は前記システムボードの少なくとも1の制御信号の状態をモニタして、前記交流供給電圧の不具合を検出し且つ該交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせるよう構成される。
チップセットのようなより高度の構成要素よりむしろシークエンシング・マイクロコントローラを手段として少なくとも1の制御信号のモニタリングを実施することによって、交流供給電圧の不具合は、初期化フェーズを含むコンピュータシステムの全ての動作状態において検出され得る。更に、記載されるシステムは、電源ユニットの内部制御動作及びチップセットの特定の初期化シーケンスから独立している。
本発明の第2の態様に従って、コンピュータシステムの動作方法が記載される。コンピュータシステムは、電源ユニット及び該電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボードを有し、前記システムボードは、シークエンシング・マイクロコントローラ及びチップセットを有する。第2の態様に従って、前記シークエンシング・マイクロコントローラは、
交流供給電圧への前記電源ユニットの接続を検出するステップと、
前記コンピュータシステムの所定の動作モードに入るリクエストに応答してタイマをアクティブにするステップと、
少なくとも所定期間の時間に少なくとも1の電源良好信号をモニタするステップと、
前記少なくとも1の電源良好信号が、前記コンピュータシステムの前記所定の動作モードに入る前記リクエストから前記所定期間の時間内に、受信されない場合は、前記交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせるステップと
を実行する。
コンピュータシステムの所定の動作モードに入るリクエスト後の所定期間の時間内の電源良好信号の供給をシークエンシング・マイクロコントローラを通じてモニタすることによって、潜在的なデッドロック状態が検出されて回避され得る。
本発明の更なる実施形態に従って、前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記少なくとも1の二次供給電圧及び/又は前記少なくとも1の補助電圧を前記システムボードの前記更なる構成要素へ選択的に供給し、且つ、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定期間の時間に前記システムボードの全ての更なる構成要素への少なくとも前記補助電圧の供給を中断するよう構成される。少なくとも補助電圧の供給を中断することによって、システムボードの構成要素は、コンピュータシステムのその後の再起動を可能にするよう明確な状態に至ることができる。
本発明の他の実施形態に従って、前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定量の時間に前記チップセットへ供給されるリセット制御信号をアクティブにするよう構成される。リセット制御信号を供給することによって、コンピュータシステムの構成要素の初期化シーケンスが能動的にトリガされ得る。
コンピュータシステムは、記憶されているファームウェア設定に従って電源不具合後に当該コンピュータシステムの所定の動作モードをアクティブにするよう構成されるファームウェア構成要素を更に有してよい。前記シークエンシング・マイクロコントローラは更に、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために前記ファームウェア構成要素へ制御信号を供給するよう構成される。前記シークエンシング・マイクロコントローラから前記ファームウェア構成要素へ制御信号を供給することによって、BIOSチップのようなファームウェア構成要素は、スタンバイモード又は通常動作モードのような所定の動作モードをその後に選択するために、AC電源不具合を認識させられる。
前記シークエンシング・マイクロコントローラによってモニタされる制御信号の中には、コンピュータシステムの所定の動作モードに入るリクエストのためにチップセットによって供給される1又はそれ以上のモード制御信号があってよい。更に、それは、電源ユニットによって、又はシステムボードの電圧コンパレータによって供給され、二次供給電圧が所定レベルに達したことを示す1又はそれ以上の電源良好信号を有してよい。
更なる実施形態に従って、前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記コンピュータシステムの通常動作モードの間に前記少なくとも1の電源良好信号を連続的にモニタし、前記少なくとも1の電源良好信号が前記コンピュータシステムの前記通常動作モードにおいて非アクティブにされる場合は、前記交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせてよい。
本発明の実施形態によれば、コンピュータシステムのAC不具合検出のための改善されたシステム及び方法が提供され得る。
本発明の実施形態に従うコンピュータシステムの概略図を示す。 本発明の実施形態に従うコンピュータシステムの動作状態の状態ダイアグラムを示す。
発明に係るシステム及び方法の更なる詳細及び利点は、添付の図面を参照して本発明の実施例に関して以下で記載される。
図1は、コンピュータシステム1の配置図を示す。コンピュータシステム1は、電源ユニット2と、電源ユニット2へ電気的に接続されるシステムボード3とを有する。
電源ユニット2は、メインコンバータ及び補助コンバータのような、1又はそれ以上のAC/DCコンバータ4を有する。AC/DCコンバータ4は、例えば、1又はそれ以上のスイッチドモード電源として、実施されてよい。電源ユニット2の効率的な制御のために、マイクロコントローラ5は、1又はそれ以上の二次供給電圧Vcc及び1又はそれ以上の補助電圧Vauxを供給するよう、夫々のAC/DCコンバータ4を選択的にアクティブ及び非アクティブにし且つ/あるいは設定してよい。
更に、マイクロコントローラ5は、AC/DCコンバータ4の適切な動作をモニタし、対応する制御信号出力部8を介して、しばしば電源良好(power good)信号PGPSUと呼ばれる、対応する制御信号を供給してよい。特に、それは、供給電圧端子6での電圧Vccが所定の電圧レベルを超えた後に、電源良好信号PGPSUを供給してよい。更に、電源ユニット2は、電源ユニット2をスタンバイモードから通常動作モードへ及びその逆に選択的に切り替えるための制御信号Sonを受信する制御信号入力部9を有する。スタンバイモードにおいて、電源ユニット2は、補助電圧端子7を介して補助電圧Vauxしか供給しない。通常動作モードにおいて、電源ユニット2は、1又はそれ以上の供給電圧端子6で二次供給電圧Vccを更に供給する。
図1に示される実施形態では、システムボード3は、CPU10、ファームウェア構成要素11、チップセット12、シークエンシング・マイクロコントローラ13、電圧コンパレータ14、及び電圧レギュレータ15を有する。コンピュータシステム1の通常動作において、CPU10及び図1に図示されていないシステムボード3の更なる構成要素は、直接的又は間接的に、二次供給電圧Vccにより動作する。CPU10の場合に、例えば12、5又は3.3ボルトの二次供給電圧Vccが、CPU10の入力要求に合うよう電圧レギュレータ15によって更に変換されてよい。例えば、12ボルトの二次供給電圧Vccは、1.5、1.25又は1.1ボルトのCPUの入力電圧VCPUへとDCコンバータによって変換されてよい。
システムボード3の構成要素の少なくとも一部は、補助電圧Vauxへ接続される。例えば、コンピュータシステム2をスタンバイ又は電子的にスイッチオフされた状態から再起動するのに必要とされるチップセット12の構成要素は、いつ電源ユニット2が交流供給電圧VACへ接続されようとも、補助電圧Vauxを供給される。図1に示される実施形態では、チップセット12の部品に加えて、シークエンシング・マイクロコントローラ13も補助電圧Vauxへ接続される。シークエンシング・マイクロコントローラ13は、システムボード3の更なる構成要素を選択的にアクティブ及び非アクティブにするよう構成される。例えば、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、選択的に構成要素10、11、12及び15への二次供給電圧Vcc又は補助電圧Vauxの供給を直接的に中断してよい。代替的に、それらの構成要素は、補助電圧Vaux及び二次供給電圧Vccの各自の供給線へ直接に接続されてよく、所定の制御信号を手段としてシークエンシング・マイクロコントローラ13によってアクティブ又は非アクティブにされてよい。
図1は単に、例となるコンピュータシステム1の配置図であることが知られる。それは、本発明の理解のために関連する構成要素のみを示す。実際には、コンピュータシステムは、システムボード上に配置された電源ユニット、システムボード、及びシステムボード上に配置された構成要素を幾つでも有してよい。例えば、サーバコンピュータシステムでは、多数の余分の電源ユニットが、複数のCPUを有する単一のシステムボードに供給するために使用されてよい。更に、図1において別個のエンティティとして示される幾つかの構成要素は、互いと一体化されてよい。例えば、ファームウェア構成要素11及びチップセット12は、単一の構成要素にまとめられてよい。逆に、特にチップセット12は、多数の機能的及び物理的に別個の構成要素において具現されてよい。更に、電圧コンパレータ14及び電圧レギュレータ15は、一体化されてよい。しかし、少なくとも、幾つかの実施形態では、電圧コンパレータ14又は電圧レギュレータ15は、全く存在しないことがある。例えば、電源ユニット2が電源良好信号PGVCをシークエンシング・マイクロコントローラ13へ供給する場合に、システムボード3上の追加の電圧コンパレータ14の設置は不要である。更に、電源ユニット2がCPU10にとって適切な二次供給電圧Vccを供給する場合は、電圧レギュレータ15の設置は不要である。
以下で、図1に従うコンピュータシステム1の動作は、図2の状態ダイアグラムに関して記載される。
交流供給電圧VACへのコンピュータシステム1の最初の接続時に、全般的にコンピュータシステム1、特にシークエンシング・マイクロコントローラ13は、所謂AC不具合(AC failure)状態20に入る。AC不具合状態20は、例えば、補助電圧Vauxの前の中断後のシークエンシング・マイクロコントローラ13への補助電圧Vauxの供給によって、検出されてよい。
これに関連して、一次的な交流供給電圧VACの全ての中断が必ずしも二次的な補助電圧Vauxの中断を生じさせわけではない点が留意されるべきである。特に、通常、電源ユニット2は、1以上のバッファリングキャパシタ又は他のエネルギ蓄積素子を有し、それが、交流供給電圧VACの不具合後の所定期間の時間に補助電圧Vauxを供給してよい。例えば、通常サーバシステムで使用される電源ユニット2では、補助電圧Vauxは、一次供給電圧VACが中断された後、約30秒間供給されてよい。
AC不具合の検出は、電源ユニット2が交流供給電圧VACへ再接続された後、対応する制御信号の発生をもたらす。このために、図1に示される実施形態では、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、不具合信号Sfailをチップセット12及び/又はファームウェア構成要素11へ供給する。
所定の待機期間の後、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、補助電圧Vauxをチップセット12へ供給してよい。補助電圧Vauxの供給に応答して、チップセット12は初期化され、コンピュータシステム1は所定のスタンバイモード21に入る。図2のダイアグラムでは、コンピュータシステム1はACPIスタンバイ状態S5に入る。代替的に、コンピュータシステム1は、ACPIサスペンド状態S3に入ってよい。補助電圧Vauxがスタンバイモード21において欠乏する場合に、コンピュータシステム1はAC不具合状態20へ戻る。
電源が中断されない場合は、任意の待機時間の後、チップセット12は、二次供給電圧Vccの供給をアクティブにするよう、制御信号Sonをマイクロコントローラ5へ発行してよい。代替的に、電源ユニット2の起動がまた、シークエンシング・マイクロコントローラ13によってリクエストされてよい。結果として、コンピュータシステム1は、初期化状態22へと変化する。制御信号Sonに応答して、マイクロコントローラ5は、補助電圧Vauxに加えて二次供給電圧Vccを供給するよう、AC/DCコンバータ4をアクティブに又は再設定する。
初期化状態22において、チップセット12は、電源ユニット2、コンパレータ14、又はその両方からの所謂電源良好信号の供給を待つ。しかし、交流供給電圧VACの更なる中断がこの状態で起こる場合に、電源ユニット2は、リクエストされた二次供給電圧Vccを供給することができず、それにより、コンピュータシステム1は、その初期化プロシージャを続けることができない。
デッドロック状態を検出して回避するために、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、マイクロコントローラ5へ供給されるモード制御信号Sonと、電源ユニット2及び電圧コンパレータ14によって夫々供給される電源良好信号PGPSU及びPGVCとを能動的にモニタする。特に、電源ユニット2の起動が制御信号Sonを用いてリクエストされた後、シークエンシング・マイクロコントローラ13はタイマを起動させる。タイマは、所定期間の時間Tmax、例えば500ミリ秒後に、タイムアウトする。通常、この時間は、電源ユニット2がリクエストされた二次供給電圧Vccを供給するのに十分であるべきである。
しかし、更なるAC不具合の場合に、制御信号PGPSU又は制御信号PGVCのいずれかが所定の時間期間内に供給されない。このように、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、電源ユニット2の起動中にAC不具合の発生を検出する。これに応じて、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、不具合、特に、交流供給電圧VACの不具合の発生を、システムボード3の他の構成要素へ知らせる。特に、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、先と同じく不具合信号Sfailをチップセット12へ供給し、AC不具合状態20へ戻ってよい。
交流供給電圧VACの不具合は、異なる方法において知らされてよい。第1の実施形態に従って、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、シークエンシング・マイクロコントローラ13へ接続される全ての構成要素への補助供給電圧Vauxを中断する。特に、チップセット12は、完全なシステムリセットを生じさせる所定期間の時間、補助電圧Vauxから切り離される。補助電圧Vauxのそのような中断に応答して、チップセット12は、再びその初期化シーケンスを開始する。代替的に、チップセット12が直接に補助電圧Vauxへ接続される場合に、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、適切な制御信号、例えば、レジューム−リセット信号を、チップセット12へ供給してよい。この信号は、チップセット12及び潜在的にシステムボード3の更なる構成要素の再初期化を能動的にリクエストするよう、所定量の時間の後、アサート及びデアサートされる。
電源ユニット2の更なる電源異常がその後の初期化フェーズの間に起こるべき場合に、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、デッドロック状態が起こるように、再びAC不具合を知らせる。一次的な交流供給電圧VACが最終的に安定すると仮定して、チップセット12及びシステムボード3の他の構成要素は最終的に、通常の初期化プロセスを進める。特に、電源ユニット2及び電圧コンパレータ14はいずれも、モード制御信号Sonの供給から所定期間の時間Tmax内に、夫々の電源良好信号PGPSU及びPGVCを生成する。これに応じて、コンピュータシステム1は、通常の動作モード23、特に、ACPIS0状態に入り、その状態において、CPU10は作動し始める。
従って、ファームウェア構成要素11は、CPU10で所謂BIOSコードを実行し始める。BIOSコードの実行中、シークエンシング・マイクロコントローラ13又はチップセット12による適切な制御信号のアサーションにより、BIOS構成要素11は、前のAC不具合の発生を認識させられる。対応するBIOS設定に応答して、ファームウェア構成要素11のBIOSコードは、動作モード23、すなわち、ACPIS0状態のままであるよう、又はスタンバイモード21、例えば、ACPIS3又はS5状態へ戻るよう、コンピュータシステム1に指示する。例えば、コンピュータシステム1が、AC不具合の発生後にACPIS5状態に入るよう構成される場合に、スタンバイモード21に戻る対応するモード変更は、モード制御信号Sonをデアサートすることによってリクエストされてよい。
図2に示されるように、通常動作モード23において、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、一方又は両方の電源良好信号PGPSU及びPGVCをモニタし続ける。電源良好信号の一方又は両方が欠乏すべき場合に、システムはAC不具合状態20へ戻る。
実際には、電源ユニット2及びシステムボード3の構成要素によって供給される制御信号PGPSU、PGVC及び/又はSonをモニタすることによって、シークエンシング・マイクロコントローラ13は、初期化状態22を含むコンピュータシステム1の全ての動作状態においてAC電源不具合の発生を検出することができる。AC不具合の検出をシステムボード3の他の構成要素、特にチップセット12、へ知らせることによって、補助電圧Vauxの中断を生じさせないような短いAC電源不具合でさえ、全ての構成要素によって検出可能であり、システムボード3の構成要素が明確な状態へと至ることができることを確かにする。これは、手動による再起動が不可能であるか又は非常に費用がかかる、遠く離れて設置されたコンピュータシステムにとって特に重要である。
1 コンピュータシステム
2 電源ユニット
3 システムボード
4 AC/DCコンバータ
5 マイクロコントローラ
6 供給電圧端子
7 補助電圧端子
8 制御信号出力部
9 制御信号入力部
10 CPU
11 ファームウェア構成要素
12 チップセット
13 シークエンシング・マイクロコントローラ
14 電圧コンパレータ
15 電圧レギュレータ
20 AC不具合状態
21 スタンバイモード
22 初期化状態
23 通常動作モード
PGPSU (PSUの)電源良好信号
PGVC (システムボードの)電源良好信号
fail 不具合信号
on モード制御信号
max 所定の時間期間
AC 交流供給電圧
aux 補助電圧
cc 二次供給電圧

Claims (12)

  1. 交流供給電圧に基づき少なくとも1の二次供給電圧及び少なくとも1の補助電圧を生成する電源ユニットと、
    前記電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボードと
    を有し、
    前記システムボードは、該システムボードの更なる構成要素を選択的にアクティブにするシークエンシング・マイクロコントローラを有し、
    前記更なる構成要素は、チップセットを有し、
    前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記電源ユニット及び/又は前記システムボードの少なくとも1の制御信号の状態をモニタして、前記交流供給電圧の不具合を検出し且つ該交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせるよう構成される、
    コンピュータシステム。
  2. 前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記少なくとも1の二次供給電圧及び/又は前記少なくとも1の補助電圧を前記システムボードの前記更なる構成要素へ選択的に供給し、且つ、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定期間の時間に前記システムボードの全ての更なる構成要素への少なくとも前記補助電圧の供給を中断するよう構成される、
    請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定量の時間にレジューム−リセット信号を前記チップセットへ供給するよう構成される、
    請求項1に記載のコンピュータシステム。
  4. 前記更なる構成要素は、ファームウェア構成要素を有し、該ファームウェア構成要素は、前記シークエンシング・マイクロコントローラが更に、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために不具合信号を前記ファームウェア構成要素へ供給するよう構成される場合に、記憶されているファームウェア設定に従って電源不具合後に当該コンピュータシステムの所定の動作モードをアクティブにするよう構成される、
    請求項1に記載のコンピュータシステム。
  5. 前記シークエンシング・マイクロコントローラは、当該コンピュータシステムの所定の動作モードに入るリクエストのために前記チップセットによって供給される少なくともモード制御信号をモニタし、前記所定の動作モードに入るリクエストの検出に応答してタイマをアクティブにし、前記電源ユニットから前記システムボードへの前記二次供給電圧の供給をモニタし、前記二次供給電圧の供給が所定期間の時間内に検出されない場合は前記交流供給電圧の不具合を知らせるよう構成される、
    請求項1に記載のコンピュータシステム。
  6. 前記シークエンシング・マイクロコントローラは、
    前記電源ユニットによって供給され、該電源ユニットの出力端子での二次供給電圧が第1の所定電圧レベルに達したことを示す第1の電源良好信号、及び
    前記システムボードの電圧コンパレータによって供給され、前記システムボードの供給線での二次供給電圧が第2の所定電圧レベルに達したことを示す第2の電源良好信号
    のうちの少なくとも1つをモニタするよう構成される、
    請求項5に記載のコンピュータシステム。
  7. 電源ユニット及び該電源ユニットへ電気的に接続されるシステムボードを有し、前記システムボードがシークエンシング・マイクロコントローラ及びチップセットを有するコンピュータシステムの動作方法であって、
    前記シークエンシング・マイクロコントローラが、
    交流供給電圧への前記電源ユニットの接続を検出するステップと、
    前記コンピュータシステムの所定の動作モードに入るリクエストに応答してタイマをアクティブにするステップと、
    少なくとも所定期間の時間に少なくとも1の電源良好信号をモニタするステップと、
    前記少なくとも1の電源良好信号が、前記コンピュータシステムの前記所定の動作モードに入る前記リクエストから前記所定期間の時間内に、受信されない場合は、前記交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせるステップと
    を実行する、コンピュータシステムの動作方法。
  8. 前記アクティブにするステップ及び前記モニタするステップは、前記コンピュータシステムの初期化状態の間に実行される、
    請求項7に記載のコンピュータシステムの動作方法。
  9. 前記シークエンシング・マイクロコントローラが更に、
    前記コンピュータシステムの通常動作モードの間に前記少なくとも1の電源良好信号を連続的にモニタするステップと、
    前記少なくとも1の電源良好信号が前記コンピュータシステムの前記通常動作モードにおいて非アクティブにされる場合は、前記交流供給電圧の不具合を少なくとも前記チップセットへ知らせるステップと
    を実行する、請求項8に記載のコンピュータシステムの動作方法。
  10. 前記検出するステップにおいて、前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記交流供給電圧への前記電源ユニットの接続を示す前記電源ユニットからの以前はなかった補助電圧の供給を検出する、
    請求項7に記載のコンピュータシステムの動作方法。
  11. 前記シークエンシング・マイクロコントローラは、前記電源ユニットの接続の検出後に前記補助電圧を前記チップセットへ供給し、前記知らせるステップは、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定量の時間に前記システムボードの前記チップセットへの前記補助電圧の供給を中断することを含む、
    請求項10に記載のコンピュータシステムの動作方法。
  12. 前記知らせるステップは、前記交流供給電圧の不具合を知らせるために所定量の時間に前記シークエンシング・マイクロコントローラから前記チップセットへレジューム−リセット信号を供給することを含む、
    請求項7に記載のコンピュータシステムの動作方法。
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