JP2015099419A - 印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クーポンの引渡し不備を抑制することができる。
【解決手段】会計レシートAを印刷するレシートプリンター5と、クーポンBを印刷するクーポンプリンター6と、を制御するPOSレジスター2であって、印刷する会計レシートAとクーポンBとを関連付ける照合データCを生成する照合データ生成部45と、照合データCを付加した会計レシートAを、レシートプリンター5に印刷させる会計データ送信部46と、照合データCを付加したクーポンBを、クーポンプリンター6に印刷させるクーポン印刷制御部47、48と、を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】会計レシートAを印刷するレシートプリンター5と、クーポンBを印刷するクーポンプリンター6と、を制御するPOSレジスター2であって、印刷する会計レシートAとクーポンBとを関連付ける照合データCを生成する照合データ生成部45と、照合データCを付加した会計レシートAを、レシートプリンター5に印刷させる会計データ送信部46と、照合データCを付加したクーポンBを、クーポンプリンター6に印刷させるクーポン印刷制御部47、48と、を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、レシートプリンターおよびクーポンプリンターを制御する印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラムに関するものである。
従来、商品管理システムとして、複数のPOS端末と、複数のPOS端末を管理するPOSサーバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。各POS端末は、ホスト装置と、ホスト装置に接続され、レシートを印刷する印刷装置(以下、レシートプリンターと呼称)とを備えており、会計処理を行う際には、ホスト装置によりレシート上に印刷を行うための印刷データを生成し、レシートプリンターにより印刷データに基づいてレシート上に印刷を行う。これによって、会計処理毎のレシートを発行する。
ところで、この種の商品販売管理システムにおいて、クーポン印刷用の印刷装置(以下、クーポンプリンターと呼称)をさらに備え、レシートに加え、クーポンを発行可能とする構成が知られている。すなわち、ホスト装置にクーポンプリンターを接続し、ホスト装置は、会計処理に際し、レシートプリンターにレシートを印刷させると共に、クーポンプリンターにクーポンを印刷させる。このように、会計処理時にその場でクーポンを発行することで、購入商品や購入金額等に応じたクーポンを適宜発行することができる。
しかしながら、このような構成では、オペレーターが、どの顧客にクーポンを渡すべきなのかが分からなくなり、クーポンの引き渡しがうまくいかないという問題が生じた。特に、複数の顧客の会計処理が連続した場合や、複数のPOS端末で1台のクーポンプリンターを兼用した場合など、顧客とクーポンとの関連付けが分かりづらくなり、本来渡すべき顧客とは別の顧客にクーポンを渡してしまうという事態が生じた。
しかしながら、このような構成では、オペレーターが、どの顧客にクーポンを渡すべきなのかが分からなくなり、クーポンの引き渡しがうまくいかないという問題が生じた。特に、複数の顧客の会計処理が連続した場合や、複数のPOS端末で1台のクーポンプリンターを兼用した場合など、顧客とクーポンとの関連付けが分かりづらくなり、本来渡すべき顧客とは別の顧客にクーポンを渡してしまうという事態が生じた。
本発明は、クーポンの引渡し不備を抑制することができる印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラムを提供することを課題としている。
本発明の印刷制御装置は、会計レシートを印刷するレシートプリンターと、クーポンを印刷するクーポンプリンターと、を制御する印刷制御装置であって、印刷する会計レシートとクーポンとを関連付ける照合データを生成する照合データ生成部と、照合データを付加した会計レシートを、レシートプリンターに印刷させるレシート印刷制御部と、照合データを付加したクーポンを、クーポンプリンターに印刷させるクーポン印刷制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の印刷制御方法は、会計レシートを印刷するレシートプリンターと、クーポンを印刷するクーポンプリンターと、を制御する印刷制御方法であって、印刷する会計レシートとクーポンとを関連付ける照合データを生成する照合データ生成ステップと、照合データを付加した会計レシートを、レシートプリンターに印刷させるレシート印刷制御ステップと、照合データを付加したクーポンを、クーポンプリンターに印刷させるクーポン印刷制御ステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、発行する会計レシートおよびクーポンの両方に、照合データ(例えばシリアル番号等)を付加(追記)することで、オペレーターが、会計レシートとクーポンとの関連付けを視認することができる。会計レシートは、顧客との関連付けが容易であるため、照合データで関連付けられた会計レシートとクーポンとを一緒に顧客に引き渡すことで、顧客に対しクーポンを間違いなく引き渡すことができる。すなわち、会計レシートを介することで、顧客とクーポンとの関連付けが分かるため、クーポンの引渡し不備を抑制することができる。なお、ここにいう「照合データ」は、例えば、カウントアップするシリアル番号であってもよいし、いくつかの記号を準備し、繰り返し変更してもよく、各会計レシートに対応する各クーポンが識別できれば良い。また、会計レシートおよびクーポンに同一の照合データを付加する構成であっても良いし、会計レシートおよびクーポンに対し、相互に対応していることが明確な一対の照合データをそれぞれ付加する構成であっても良い。また、ここにいう「クーポン」とは、割引券や商品引換券等、所持者に何らかの特典を与えるマーケティング用のチケット(いわゆるサービス券)である。
上記の印刷制御装置において、会計処理データを取得する会計データ取得部を、さらに備え、照合データ生成部は、会計処理データ毎に照合データを生成し、クーポン印刷制御部は、会計処理データに基づいて、クーポンを印刷させることが好ましい。
この構成によれば、会計処理手段(例えばPOSアプリケーション)等から出力された会計処理データに基づいて、クーポンを自動的に発行することができるので、クーポンの発行操作等を行う必要がない。ゆえに、オペレーターによる、クーポン発行を含む会計作業を簡易化することができる。
この場合、クーポン印刷制御部は、予め登録されたキーコードと一致する文字列が、会計処理データに含まれている場合、一致したキーコードに応じたクーポンを印刷させることが好ましい。
この構成によれば、会計処理データ(のテキストデータ)に、予め登録されたキーコードが含まれているか否かに基づいて、クーポンを自動発行する構成であるため、既存の会計処理データを利用してクーポンを自動発行することができる。よって、会計処理データを出力する会計処理手段(例えばPOSアプリケーション)側に、何ら変更を加える必要がなく、本印刷制御装置を容易に導入することができる。
また、レシート印刷制御部は、上記文字列が、会計処理データに含まれていない場合には、照合データを付加しない会計レシートを印刷させることが好ましい。
この構成によれば、会計処理データに、予め登録されたキーコードが含まれていない場合、すなわちクーポンを発行しない場合には、照合データを付加しない会計レシートを発行する。これによって、会計レシート上の照合データの有無を確認することで、会計レシートに対するクーポンの有無を確認することができる。ひいては、顧客に渡すべきクーポンの有無を容易に把握することができる。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の印刷制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
この構成によれば、コンピューターに、本プログラムを搭載するだけで、コンピューターに上記印刷制御方法における各ステップを実行させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態にかかる印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラムについて説明する。本実施形態では、本発明の印刷制御装置を適用したPOS(Point Of Sale)レジスターおよび、これを備えた会計処理システムを例示する。この会計処理システムは、会計処理に際し、会計処理内容に応じてクーポンを発行するものである。また、本会計処理システムは、会計レシートおよびクーポンに所定の情報を付加して印刷を行うことで、オペレーターによるクーポンの引渡し不備が発生しないようにしたものである。
図1に示すように、会計処理システム1は、購入商品の会計処理(決済処理)を行うPOSレジスター2と、このPOSレジスター2に、それぞれ、USB(Universal Serial Bus)ケーブル3、4で並列に接続されたレシートプリンター5およびクーポンプリンター6とを備えている。レシートプリンター5は、会計レシートAを発行(印刷)する印刷装置であり、クーポンプリンター6は、クーポンBを発行(印刷)する印刷装置である。
POSレジスター2は、バーコードを読み取るスキャナー20と、表示・操作を行うタッチパネル21と、顧客に向けて情報を表示する顧客ディスプレイ22と、紙幣および硬貨を収容するキャッシュドロアー23とを備えている。会計処理を行う際には、スキャナー20によるバーコードの読取りやタッチパネル21の操作によって、購入商品の情報がPOSレジスター2に入力される。これによって、1以上の購入商品の情報が入力され、1以上の購入商品に対する会計処理が行われる。
また、POSレジスター2には、会計処理を行うPOSアプリケーション31と、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6を制御するプリンタードライバー32がインストールされている(いずれも図2参照)。すなわち、POSレジスター2は、POSアプリケーション31がインストールされることで、「会計処理装置」として機能する。また、POSレジスター2は、プリンタードライバー32がインストールされることで、「印刷制御装置(ホスト装置)」として機能する。
レシートプリンター5は、POSレジスター2からの会計処理データを受信し、会計処理データに基づいて会計レシートAを印刷する。これによって、会計レシートAを発行する。一方、クーポンプリンター6は、POSレジスター2からクーポンデータを受信し、クーポンデータに基づいてクーポンBを印刷する。これによって、クーポンBを発行する。なお、詳細は後述するが、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6は、会計処理データやクーポンデータに加え、印刷する会計レシートAとクーポンBを関連付けるための照合データCを受信し、照合データCを付加して会計レシートAおよびクーポンBの印刷を行う。
次に図2を参照して、POSレジスター2、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6の制御構成について説明する。図2に示すように、POSレジスター2は、制御構成として、上記したPOSアプリケーション31とプリンタードライバー32とを有している。
POSアプリケーション31は、スキャナー20やタッチパネル21による入力情報(購入商品の情報)に基づいて、1以上の購入商品に対する会計処理を行う。すなわち、POSアプリケーション31は、入力情報に基づいて、少なくとも各購入商品の商品名と購入合計金額とを含む会計処理データを生成する。また、POSアプリケーション31は、生成した会計処理データをプリンタードライバー32に出力する。
プリンタードライバー32は、会計データ取得部41と、キーコード記憶部42と、キーコード検出部43と、クーポン発行判定部44と、照合データ生成部45と、会計データ送信部(レシート印刷制御部)46と、クーポンデータ生成部47と、クーポンデータ送信部48と、を備えている。詳細は後述するが、プリンタードライバー32は、POSアプリケーション31から出力された会計処理データに基づいて、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6の印刷制御を行う。また、プリンタードライバー32は、当該会計処理データに基づいて、クーポン発行の有無および発行するクーポンBの種類を判定する。なお、「クーポン印刷制御部」は、クーポンデータ生成部47およびクーポンデータ送信部48により構成されている。
会計データ取得部41は、POSアプリケーション31から出力された会計処理データを取得する。
キーコード記憶部42は、予め登録された複数のキーコードを不揮発に記憶している。このキーコードは、クーポンBの発行判定に用いる文字列である。本実施形態では、キーコード記憶部42は、キーコードとして、クーポン発行の発行対象商品の商品名を複数記憶している。
キーコード検出部43は、会計データ取得部41により取得された会計処理データ(のテキストデータ)から、キーコード記憶部42に記憶されているキーコードと一致する文字列を検出する。本実施形態では、クーポン発行の発行対象商品の商品名をキーコードとしているため、購入商品の中に当該発行対象商品がある場合に、その商品名を検出する。
クーポン発行判定部44は、キーコード検出部43の検出結果に基づいて、クーポン発行の有無を判定する。すなわち、クーポン発行判定部44は、会計処理データからキーコードと一致する文字列が検出された場合、クーポン発行「有」と判定し、会計処理データからキーコードと一致する文字列が検出されなかった場合、クーポン発行「無」と判定する。すなわち、会計処理データに、キーコード記憶部42に記憶されたキーコードと一致する文字列が含まれている場合、クーポン発行「有」と判定し、当該キーコードと一致する文字列が含まれていない場合、クーポン発行「無」と判定する。
照合データ生成部45は、クーポン発行判定部44により、クーポン発行「有」と判定された場合に、発行(印刷)する会計レシートAとクーポンBとを関連付ける照合データCを生成する。具体的には、照合データ生成部45は、クーポン発行を行う会計処理毎のシリアル番号を生成し、これを照合データCとして用いる。すなわち、クーポン発行「有」と判定される都度、シリアル番号をカウントアップして、その会計処理に割り当てる。その結果、照合データ生成部45は、会計処理データ毎に(会計処理データ単位で)照合データCを生成する構成となる。
会計データ送信部46は、会計処理データをレシートプリンター5に送信して、レシートプリンター5に会計レシートAを印刷させる。会計データ送信部46は、クーポン発行判定部44によりクーポン発行「有」と判定された場合には、会計処理データに加え、生成した照合データCを送信して、照合データCを付加した会計レシートAを印刷させる。一方、クーポン発行判定部44によりクーポン発行「無」と判定された場合には、会計処理データのみを送信して、照合データCを付加しない会計レシートAを印刷させる。すなわち、会計処理データに、キーコード記憶部42に記憶されたキーコードと一致する文字列が含まれている場合には、照合データCを付加した会計レシートAを印刷させ、当該キーコードと一致する文字列が含まれていない場合には、照合データCを付加しない会計レシートAを印刷させる構成となっている。
クーポンデータ生成部47は、キーコード検出部43の検出結果に基づき、一致したキーコードに応じたクーポンデータを生成する。本実施形態では、クーポンデータとして、クーポンBの種類を特定するクーポンコードを生成する。すなわち、クーポンデータ生成部47は、予め記憶したキーコードとクーポンコードとを対応付けたデータテーブルを参照し、キーコード検出部43により、上記一致したキーコードに対応するクーポンコードを生成して、クーポンデータとする。
クーポンデータ送信部48は、クーポンデータをクーポンプリンター6に送信して、クーポンプリンター6にクーポンBを印刷させる。クーポンデータ送信部48は、クーポン発行判定部44によりクーポン発行「有」と判定された場合には、クーポンデータに加え、生成した照合データCを送信して、照合データCを付加したクーポンBを印刷させる。一方、クーポン発行判定部44によりクーポン発行「無」と判定された場合には、クーポンデータの送信自体をキャンセルする。すなわち、会計処理データに、キーコード記憶部42に記憶されたキーコードと一致する文字列が含まれている場合には、照合データCを付加したクーポンBを印刷させ、当該キーコードと一致する文字列が含まれていない場合には、クーポンBの印刷をキャンセルする構成となっている。
レシートプリンター5は、会計データ受信部51と、レシート印刷部52とを有している。会計データ受信部51は、POSレジスター2から送信された会計処理データおよび照合データCを受信する。
レシート印刷部52は、受信した会計処理データに基づいて、会計レシートAを印刷(発行)する。レシート印刷部52は、会計処理データと共に、照合データCを受信した場合には、照合データCを付加した会計レシートA(図1参照)を印刷する。一方、会計処理データのみを受信し、照合データCを受信しなかった場合には、照合データCを付加しない会計レシートAを印刷する。
クーポンプリンター6は、クーポンデータ受信部61と、グラフィックデータ記憶部62と、クーポン印刷部63とを有している。クーポンデータ受信部61は、POSレジスター2から送信されたクーポンデータ(クーポンコード)および照合データCを受信する。
グラフィックデータ記憶部62は、クーポンコードと、クーポンBの種類に応じたクーポンBのグラフィックデータ(ラスタデータ)とを関連付けて記憶している。
クーポン印刷部63は、グラフィックデータ記憶部62から、受信したクーポンコードに対応するグラフィックデータを読み出し、当該グラフィックデータと、受信した照合データCとを合成した合成データを生成する。この合成データを記録紙に印刷することで、照合データCが付加したクーポンBを印刷(発行)する。
ここで図3を参照して、会計処理システム1による会計レシートAおよびクーポンBの発行動作について説明する。本発行動作は、POSレジスター2のPOSアプリケーション31により会計処理が行われ、会計データ取得部41により、POSアプリケーション31から出力された会計処理データを取得することに起因して実行される。
図3に示すように、POSレジスター2は、会計データ取得部41により、POSアプリケーション31からの会計処理データを取得すると(S1)、キーコード検出部43により、取得した会計処理データから、キーコード記憶部42に記憶されたキーコードと一致する文字列を検出する(S2)。そして、キーコード検出部43によりキーコードと一致する文字列が検出された場合(S3:Yes)、クーポン発行判定部44により、クーポン発行「有」と判定する(S4)。一方、キーコード検出部43によりキーコードと一致する文字列が検出されなかった場合(S3:No)、クーポン発行判定部44により、クーポン発行「無」と判定する(S5)。
クーポン発行判定部44によりクーポン発行「有」と判定された場合(S4)には、クーポンデータ生成部47により、クーポンデータを生成する(S6)。その後、照合データ生成部45により、照合データCを生成する(S7:照合データ生成ステップ)。そして、クーポンデータ送信部48により、クーポンデータおよび照合データCをクーポンプリンター6に送信し(S8)、会計データ送信部46により、会計処理データおよび照合データCをレシートプリンター5に送信する(S9:レシート印刷制御ステップ)。なお、「クーポン印刷制御ステップ」は、クーポンデータの生成(S6)とクーポンデータおよび照合データCの送信(S8)により実行される。
これに対し、クーポンプリンター6は、クーポンデータ受信部61により、クーポンデータおよび照合データCを受信し(S10)、クーポン印刷部63により、照合データCを付加したクーポンBを印刷(発行)する(S11)。また、レシートプリンター5は、会計データ受信部51により、会計処理データおよび照合データCを受信し(S12)、レシート印刷部52により、照合データCを付加した会計レシートAを印刷(発行)する(S13)。これらによって、同一の照合データCが印刷された会計レシートAおよびクーポンBが発行される。これにより、本発行動作を終了する。
一方、クーポン発行判定部44によりクーポン発行「無」と判定された場合(S5)には、照合データ生成部45による照合データCの生成をキャンセルし、会計データ送信部46により、会計処理データのみをレシートプリンター5に送信する(S14)。また、クーポンデータの生成および送信をキャンセルし、クーポンBの印刷(発行)をキャンセルする。
これに対し、レシートプリンター5は、会計データ受信部51により会計処理データを受信し(S15)、レシート印刷部52により、照合データCを付加しない会計レシートAを印刷(発行)する(S16)。これによって、照合データCが印刷されていない会計レシートAが発行される。これにより、本発行動作を終了する。
以上のような構成によれば、発行する会計レシートAおよびクーポンBの両方に、照合データCを付加(追記)することで、オペレーターが、会計レシートAとクーポンBとの関連付けを視認することができる。そして、オペレーターは、照合データCで関連付けられた会計レシートAとクーポンBとを一緒に顧客に引き渡すことで、顧客に対しクーポンBを間違いなく引き渡すことができる。すなわち、会計レシートAを介することで、顧客とクーポンBとの関連付けが分かるため、クーポンBの引渡し不備を抑制することができる。
また、POSアプリケーション31から出力された会計処理データに基づいて、POSレジスター2が、クーポンBを自動的に発行する構成であるため、クーポンBの発行操作等を行う必要がない。ゆえに、オペレーターの、クーポンBの発行操作の手間を排除することができる。
さらに、会計処理データ(のテキストデータ)に、予め登録されたキーコードが含まれているか否かに基づいて、クーポンBを自動発行する構成であるため、既存の会計処理データを利用してクーポンBを自動発行することができる。よって、会計処理データを出力するPOSアプリケーション31側に、何ら変更を加える必要がなく、本発明を容易に導入することができる。
またさらに、クーポンBを発行しない場合には、照合データCを付加しない会計レシートAを発行することによって、会計レシートA上の照合データCの有無を確認することで、会計レシートAに対するクーポンBの有無を確認することができる。ひいては、顧客に渡すべきクーポンBの有無を容易に把握することができる。
なお、上記の実施形態においては、照合データCとして、シリアル番号を用いたが、会計レシートAとクーポンBとの対応関係が認識できるものであれば、これに限るものではない。例えば、照合データCとして、文字列や記号、マークや図画等を用いても良い。
また、上記の実施形態において、キーコードに対応したクーポンBは、キーコード(商品名)が示す商品と同一の商品のクーポンB(割引券や引換え券)であっても良いし、キーコードが示す商品とは別の商品のクーポンBであっても良い。
さらに、上記の実施形態においては、キーコードとして、商品の商品名(「○×牛乳」や「××パン」、「○○ジュース」等)を用い、キーコード検出部43により、商品名を検出する構成であったが、これに限るものではない。例えば、キーコードとして、商品の商品カテゴリーのカテゴリー名(「牛乳」、「パン」や「ジュース」)等を用い、キーコード検出部43により、商品カテゴリーのカテゴリー名を検出する構成であっても良い。
またさらに、上記の実施形態においては、会計処理内容のうち、購入商品の情報に基づいてクーポンBを発行する構成であったが、会計処理内容に基づいてクーポンBを発行する構成であれば、これに限るものではない。例えば、購入合計金額に基づいて、クーポンBを発行する構成であっても良い。すなわち、購入合計金額に基づいて、クーポンBの発行の有無および発行するクーポンBの種類を判定(決定)する構成であっても良い。
なお、上記の実施形態においては、クーポンデータ生成部47が、クーポンデータとしてクーポンコードを生成する構成であったが、クーポンデータ生成部47が、クーポンデータとしてグラフィックデータ(ラスタデータ)そのものを生成する構成であっても良い。この場合、クーポンプリンター6で、グラフィックデータを記憶しておく必要がなく、クーポンプリンター6のグラフィックデータ記憶部62を省略することができる。
また、上記の実施形態において、POSレジスター2側で、グラフィックデータと照合データCとを合成した合成画像を生成し、この合成画像をクーポンプリンター6に送信する構成であっても良い。
さらに、上記の実施形態においては、会計処理データを送信して、レシートプリンター5に、会計レシートAを印刷させる構成であったが、会計処理データに基づくグラフィックデータ(ラスタデータ)を送信して、会計レシートAを印刷させる構成であっても良い。また、POSレジスター2側で、当該グラフィックデータと照合データCとを合成した合成画像を生成し、会計処理データおよび照合データをC送信するのに代えて、当該合成画像を送信して、照合データCを付加した会計レシートAを印刷させる構成であっても良い。
また、上記の実施形態において、会計処理データに、キーコード記憶部42に記憶されたキーコードと一致する文字列を複数種検出した場合、各文字列に対応した複数のクーポンデータを生成し、複数のクーポンBを発行することが好ましい。かかる場合、発行する当該複数のクーポンBおよび会計レシートAには、同一の照合データCを付加する。
さらに、上記の実施形態においては、プリンタードライバー32によって、会計処理データの解析、照合データCおよびクーポンデータの生成等を行う構成であったが、POSレジスター2に対し、プリンタードライバー32とは別に印刷制御アプリケーションをインストールし、当該印刷制御アプリケーションによって、これらを行う構成であっても良い。ひいては、POSアプリケーション31によって、これらを行う構成であっても良い。
またさらに、上記実施形態においては、POSレジスター2によって、会計処理データの解析、照合データCおよびクーポンデータの生成等を行う構成であったが、POSレジスター2の出力側に制御装置を接続し、当該制御装置によってこれらを行っても良い。この場合、制御装置の出力側は、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6に接続される。なお、POSレジスター2と制御装置、制御装置とレシートプリンター5およびクーポンプリンター6は、ケーブル接続であっても良いし、ネットワーク接続であっても良い。
また、レシートプリンター5により、会計処理データの解析、照合データCおよびクーポンデータの生成等を行う構成であっても良い。かかる場合、レシートプリンター5が、POSレジスター2から送信された会計処理データにより、会計処理データの解析、照合データCおよびクーポンデータの生成等を行い、クーポンプリンター6に対し、照合データCおよびクーポンデータを送信して、クーポンプリンター6の印刷制御を行う。
なお、上記の実施形態においては、会計処理システム1が、POSレジスター2、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6を1台ずつ備えた構成を記載したが、これに限るものではない。すなわち、会計処理システム1が、POSレジスター2、レシートプリンター5およびクーポンプリンター6の組を、複数組備えた構成であっても良い。また、かかる場合、2台以上のPOSレジスター2で、1台のクーポンプリンター6を兼用する構成であっても良い。
また、上記の実施形態に示した会計処理システム1の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体に格納して提供することも可能である。その他、POSレジスター2の処理をクラウドコンピューティングによって行ったり、レシートプリンター5やクーポンプリンター6をWebプリンターとして実現したりなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
2:POSレジスター、 5:レシートプリンター、 6:クーポンプリンター、 41:会計データ取得部、 45:照合データ生成部、 46:会計データ送信部、 47:クーポンデータ生成部、 48:クーポンデータ送信部、 A:会計レシート、 B:クーポン、 C:照合データ
Claims (6)
- 会計レシートを印刷するレシートプリンターと、クーポンを印刷するクーポンプリンターと、を制御する印刷制御装置であって、
印刷する前記会計レシートと前記クーポンとを関連付ける照合データを生成する照合データ生成部と、
前記照合データを付加した前記会計レシートを、前記レシートプリンターに印刷させるレシート印刷制御部と、
前記照合データを付加した前記クーポンを、前記クーポンプリンターに印刷させるクーポン印刷制御部と、を備えたことを特徴とする印刷制御装置。 - 会計処理データを取得する会計データ取得部を、さらに備え、
前記照合データ生成部は、前記会計処理データ毎に前記照合データを生成し、
前記クーポン印刷制御部は、前記会計処理データに基づいて、前記クーポンを印刷させることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記クーポン印刷制御部は、予め登録されたキーコードと一致する文字列が、前記会計処理データに含まれている場合、一致した前記キーコードに応じた前記クーポンを印刷させることを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
- 前記レシート印刷制御部は、前記文字列が、前記会計処理データに含まれていない場合には、前記照合データを付加しない前記会計レシートを印刷させることを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
- 会計レシートを印刷するレシートプリンターと、クーポンを印刷するクーポンプリンターと、を制御する印刷制御方法であって、
印刷する前記会計レシートと前記クーポンとを関連付ける照合データを生成する照合データ生成ステップと、
前記照合データを付加した前記会計レシートを、前記レシートプリンターに印刷させるレシート印刷制御ステップと、
前記照合データを付加した前記クーポンを、前記クーポンプリンターに印刷させるクーポン印刷制御ステップと、を実行することを特徴とする印刷制御方法。 - コンピューターに、請求項5に記載の印刷制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2013237647A JP2015099419A (ja) | 2013-11-18 | 2013-11-18 | 印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラム |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108012089A (zh) * | 2016-10-31 | 2018-05-08 | 奥林巴斯株式会社 | 摄像装置和摄像方法 |
JP2018081490A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 東芝テック株式会社 | 決済装置及びその制御プログラムとチェックアウトシステム |
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2013
- 2013-11-18 JP JP2013237647A patent/JP2015099419A/ja active Pending
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