JP2015099366A - 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジ、電子写真感光体ドラム用駆動伝達装置の組み立て方法、および電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジ、電子写真感光体ドラム用駆動伝達装置の組み立て方法、および電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本体側係合部をその回転軸線方向に移動させる機構を備えない装置本体に対して、電子写真感光体ドラム等の回転体の回転軸線に対して実質的に直交する所定方向に移動した後に、装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジの駆動伝達構成を提供する
【解決手段】 本体側係合部と係合するカップリングに貫通穴を設け、該貫通穴に軸部材を挿通させることによって、回転力被伝達部材に対して傾動可能となるようにカップリング部材を支持した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真画像形成装置に用いられるカートリッジ、電子写真感光体ドラム用駆動伝達装置の組み立て方法、及び電子写真画像形成装置に関するものである。
ここで、カートリッジとは、電子写真感光体やプロセス手段のうち少なくとも一つを有し電子写真画像形成装置本体に着脱可能なものを指す。
カートリッジの代表例として、プロセスカートリッジが挙げられる。このプロセスカートリッジとは、電子写真感光体ドラムと、この電子写真感光体ドラムに作用する現像装置等のプロセス手段とを一体的にカートリッジ化して、電子写真画像形成装置本体に対して取り外し可能に装着されるものである。
また、電子写真画像形成装置とは電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。
電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
従来、電子写真感光体ドラム等の回転体に回転力を伝達するために電子写真画像形成装置本体(以下、装置本体とする)に設けた本体側係合部を、前記装置本体の本体カバーの開閉動作によって、その回転軸線方向に移動させる機構を備えない前記装置本体が知られている。
そして、前記装置本体に対して、前記回転体の回転軸線に対して実質的に直交する所定方向に取り外し可能なプロセスカートリッジに関する構成が知られている。
さらに、前記構成において、プロセスカートリッジに設けたカップリング部材を、前記本体側係合部に係合させ、回転力を伝達させる構成が知られている。
このような回転力伝達手段としてのカップリング方式においては、電子写真感光体ドラムユニットに設けたカップリング部材を、電子写真感光体ドラムユニットの回転軸線に対して傾動可能に構成することによって、プロセスカートリッジの装置本体への着脱動作に伴って、カップリング部材の係合動作と離脱動作を可能にした構成が知られている(特許文献1、特許文献2)。
特許番号第4498407号公報 国際公開番号WO2013/085073
本発明の目的は、上述の従来技術を発展させるものである。
本体カバーの開閉動作に連動して本体側係合部をその回転軸線方向に移動させる機構を備えない装置本体に対して、電子写真感光体ドラム等の回転体の回転軸線に対して実質的に直交する所定方向に移動した後に、装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジの駆動伝達構成を提供することにある。
また、本発明の目的は、前記駆動伝達構成を採用したカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するための本出願に係る発明は、
回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
(i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
(ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
(iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
を有し、
前記結合部における前記カップリング部材の回転軸線周りの最大回転直径が、前記自由端部における前記カップリング部材の回転軸線周りの最大回転直径よりも、大きいことを特徴とするカートリッジである。
本発明によれば、本体側係合部をその回転軸線方向に移動させる機構を備えない電子写真画像形成装置本体に対して、回転体の回転軸線と実質的に直交する所定方向に移動した後に、装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジの駆動伝達構成を提供できる。
また、前記駆動伝達構成を採用したカートリッジを提供することができる。
カップリング部材が軸線L1に対して傾動する様子の説明図である。 電子写真画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの断面図である。 プロセスカートリッジの断面図である。 プロセスカートリッジを分解した斜視図である。 電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジを着脱する様子の説明図である。 実施例1のカップリング部材が傾動する動作を伴いながら、装置本体にプロセスカートリッジが着脱される様子を示した説明図である。 実施例1のカップリング部材の説明図である。 実施例1における逃げ部の説明図である。 実施例1におけるドラムユニットの説明図である。 実施例1におけるドラムユニットをクリーニングユニットに組み込む様子の説明図である。 実施例1における駆動側フランジユニットの分解図である。 実施例1における駆動側フランジユニットの斜視図および断面図である。 実施例1における駆動側フランジユニットの組立方法の説明図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの支持部材の説明図である。 実施例1における装置本体の駆動部の斜視図である。 実施例1における装置本体の駆動部の分解図である。 実施例1における装置本体の駆動部の説明図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの装置本体への装着途中の説明図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの装置本体への装着途中の説明図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの装置本体への装着が完了したときの説明図である。 実施例1におけるカップリングガイドに関する説明図である。 実施例1における回転力付与部と離脱方向とが略直交する場合の説明図である。 実施例1におけるカートリッジBを装置本体Aから離脱する様子の説明図である。 実施例2におけるカップリング部材および本体側係合部の説明図である。 実施例2におけるプロセスカートリッジを装置本体から抜脱する際の、カップリング部材と本体側係合部との係合解除動作の説明図である。 実施例2におけるカップリングガイドの説明図である。 実施例3におけるカップリング部材および本体側係合部の説明図である 実施例3におけるカップリングガイドの説明図である。 実施例3におけるカートリッジを装置本体に装着する際のカップリング部材と本体側係合部との係合動作の説明図である。 実施例3におけるカップリングガイドの説明図である。 実施例3におけるカップリング部材およびカップリングガイドの説明図である。
本発明に係るカートリッジ及び電子写真画像形成装置に関して、図面を用いて説明する。以下、電子写真画像形成装置として、レーザービームプリンタを例に挙げ、カートリッジとして、レーザービームプリンタに用いられるプロセスカートリッジを例に挙げて説明する。
なお、以下の説明において、プロセスカートリッジの長手方向とは、プロセスカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱する方向と実質的に直交する方向であり、電子写真感光体ドラムの回転軸線と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差する方向である。長手方向において、画像形成装置本体から電子写真感光ドラムが回転力を受ける側を駆動側(図4においてカップリング部材86側)とし、その反対側を非駆動側とする。
また、説明文中の符号は、図面を参照するためのものであって、構成を限定するものではない。
(1)電子写真画像形成装置構成と画像形成プロセスの説明
図2は、電子写真画像形成装置の画像形成装置本体A(以下、装置本体Aと記載する)及びプロセスカートリッジ(以下、カートリッジBと記載する)の断面図である。
図3は、カートリッジBの断面図である。
ここで、装置本体Aとは、電子写真画像形成装置のカートリッジBを除いた部分である。
図2を用いて電子写真画像形成装置構成について説明する。
図2に示す電子写真画像形成装置は、カートリッジBを装置本体Aに着脱可能とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、露光装置3(レーザースキャナユニット)の下側にカートリッジBが配置される。
また、カートリッジBの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材Pと記載する)を収容したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
次に、図2、図3を用いて画像形成プロセスの概略を説明する。
プリントスタート信号に基づいて、回転体である感光体としての電子写真感光体ドラム62(以下、ドラム62と記載する)は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBの上面の露光窓部74を通り、ドラム62の外周面を走査露光する。
これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20において、トナー室29内の現像剤(以下、「トナーT」と称す)は、搬送部材43の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。
トナーTは、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像ローラ32の表面に担持される。
トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面の層厚が規制される。
そのトナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ転移され、トナー像として可視像化される。すなわち、ドラムはトナー(トナー像)を担持して、矢印R方向に回転する。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から給送される。
そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシート材Pに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材Pは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そしてシート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。
このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後のドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、クリーニングブレード77は、いずれもドラム62に作用するプロセス手段である。
(2)カートリッジBの構成説明
次にカートリッジBの全体構成について図3、図4を用いて説明する。
図4は、カートリッジBを分解した斜視図である。
カートリッジBはクリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。
クリーニングユニット60は、クリーニング枠体71、ドラム62、帯電ローラ66およびクリーニングブレード77等からなる。
ここで、ドラム62の駆動側端部にはカップリング部材86が設けられている。ここで、ドラム62は、ドラム軸線としての回転軸線L1(以下、軸線L1と記載する)を中心に回転可能である。また、カップリング部材86は、カップリング軸線としての回転軸線L2(以下、軸線L2と記載する)を中心に回転可能である。カップリング部材86は、ドラム62に対し傾斜(傾動)可能に構成されている。即ち、軸線L2が軸線L1に対して傾斜可能である(詳細は後述する)。
一方、現像ユニット20は、トナー収納容器21、蓋22、現像容器23、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、現像ブレード42、現像ローラ32、マグネットローラ34、搬送部材43、トナーT、付勢部材46等からなる。
これらクリーニングユニット60と現像ユニット20を、結合部材75によって互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
具体的には、現像ユニット20の長手方向(現像ローラ32の軸線方向)両端の現像容器23に形成したアーム部23aL3aRの先端に、現像ローラ32と平行な回動穴23bL3bRが設けられている。
また、クリーニング枠体71の長手両端部のそれぞれには、結合部材75を嵌入するための嵌入穴71aが形成されている。
そして、アーム部23aL3aRをクリーニング枠体71の所定の位置に合わせて、結合部材75を回動穴23bL3bRと嵌入穴71aに挿入することで、クリーニングユニット60と現像ユニット20が結合部材75を中心に回動可能に結合される。
このとき、アーム部23aL3aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体71に当たり、結合部材75を回動中心として現像ユニット20をクリーニングユニット60へ付勢している。
これにより、現像ローラ32はドラム62の方向へ確実に押し付けられる。
そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられたリング形状の間隔保持部材(不図示)によって、現像ローラ32はドラム62から所定の間隔をもって位置する。
(3)カートリッジBの着脱の説明
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、装置本体AにカートリッジBを着脱する様子の説明図で、図5(a)は非駆動側、図5(b)は駆動側から見た斜視図である。
装置本体Aには開閉扉13が回動可能に取り付けられている。
図5は、この開閉扉13が開かれた状態である。装置本体Aの内部には、本体側カップリング部材としての本体側係合部14、ガイド部材12が備えてある。
ここで、ガイド部材12はカートリッジBを装置本体A内に案内する本体側ガイド部材である。
また、本体側係合部14は、回転力付与部14b(図6(b3)参照)を有する。本体側係合部14は、カップリング86と係合してカップリング86に回転力を伝達する。なお、本体側係合部14は、回転可能に装置本体Aに支持されている。
図6を用いて、カップリング部材86が傾斜(傾動)する動作を伴いながら、装置本体AにカートリッジBが着脱される様子について説明する。
図6は、カップリング部材86が傾斜(傾動)する動作を伴いながら、装置本体AにカートリッジBを着脱する様子の説明図である。図6(a1)〜(a4)はカップリング部材86近傍を駆動側から非駆動側に向かって見たときの拡大図で、図6(b1)〜(b4)は、図6(a1)〜(a4)の状態を、矢印X2方向に対して直交する方向であって上方から下方に向かって見た模式図である。なお、図6(a1)から図6(a4)の順に装着されていく様子を示しており、図6(a4)で装着完了の状態を示している。また、図6では、装置本体Aについてはガイド部材12と本体側係合部14のみを示しており、それ以外はカートリッジBの部品を示している。
図6(a1)(b1)(a2)(b2)に示すように、ガイド部材12に沿って、装置本体AにカートリッジBをX2方向へ挿入する(ここで、X2方向とは、本体側係合部14の回転軸線L3(軸線L1)と略直交する所定方向である)。このとき、カップリング部材86は、カートリッジBに設けられる付勢部材(弾性部材)としてのねじりバネ91によって、自由端部86aが本体側係合部14に近づく方向を向いた状態を保ったまま、カートリッジBが装置本体Aへと挿入されていく(詳細は後述する)。ここで、駆動側フランジ87の回転軸線を軸線L1、カップリング部材86の回転軸線を軸線L2、本体側係合部14の回転軸線を軸線L3とすると、軸線L2が軸線L1および軸線L3に対して傾斜した状態となっている。
さらにカートリッジBをX2方向に挿入すると、図6(a3)、(b3)に示すように、カップリング部材86が本体側係合部14に当接する(本図では待機部86k1(後述)と回転力付与部14bが当接している例を示している)。この当接によってカップリング部材86の位置が規制され、軸線L2の軸線L1(軸線L3)に対する傾斜(傾動)量が徐々に小さくなる。
装着完了位置までカートリッジBを挿入すると、図6(a4)(b4)に示すように、軸線L2は軸線L1(軸線L3)と実質的に同一直線上に位置する。
このように、カップリング部材86と本体側係合部14が係合することで、回転力を伝達可能となる。
そして、装置本体AからカートリッジBを取り外す際は、図6(a4)、(b4)の状態から図6(a1)、(b1)の状態に遷移し、装着動作と同様にカップリング部材86が軸線L1に対して傾斜(傾動)することで、本体側係合部14から離脱する。すなわち、カートリッジBが、X2方向とは反対のX3方向(ここで、X3方向とは、本体側係合部14の回転軸線L3と略直交する所定方向である)に移動することにより、カップリング部材86が本体側係合部14から離脱する。
なお、本実施例では、ねじりバネ91によってカップリング部材86の自由端部86aが本体側係合部14に近づく方向を向くように構成した。しかしながら、装着方向X2と重力方向の関係やカップリング部材86の重量等の条件によっては、ねじりバネ91がなくてもカップリング部材86の自由端部86aがX2方向を向くことができる。この場合はねじりバネ91を廃止しても良い。
なお、カートリッジBがX2方向またはX3方向に移動するのは、装着完了位置の近傍だけでよく、それ以外の場所では、カートリッジBがどのような方向に移動してもよい。すなわち、カップリング部材86が係合または離脱する時点において、本体側係合部14の回転軸線L3と略直交する所定方向に移動すればよい。
(4)カップリング部材86の説明
カップリング部材86について、図7を用いて説明する。
図7(a)はカップリング部材86の側面図であり、図7(b)は、カップリング部材86を図7(a)のS1−S1切断線で切断した断面図に加えて、説明のため、本体側係合部14を切断しない状態で表示している。ここで、ハッチング部が切断面を表しており、これは以降の断面図においても同様である。図7(c)はカップリング部材86と本体側係合部14とが係合可能となっている状態を表しており、駆動側外側から(図7(a)の矢印V1方向に)見た図である。図7(d)はカップリング部材86の斜視説明図である。図7(e)は自由端部86a(後述)近傍の説明図で、回転力受け部86e1、86e2に沿う方向(図7(c)におけるV2方向)に見た側視図である。
図7に示すように、カップリング部材86は主に3つの部分を有する。
第一の部分は、本体側係合部14と係合して、この本体側係合部14から回転力を受けるための自由端部86aである。
第二の部分は、実質的に球形状である結合部86cである。この結合部86cは、回転力被伝達部材である駆動側フランジ87へ結合(連結)される。
第三の部分は、自由端部86aと結合部86cとをつなぐ繋ぎ部86gである。
自由端部86aは、駆動側に広がった開口部86mを有する。ここで、自由端部86aの最大回転直径φZ1は、繋ぎ部86gの最大回転直径φZ2よりも大きく、結合部86cの最大回転直径φZ3よりも小さい
図7(b)に示すように、開口部86mは、カップリング部材86が装置本体Aに装着された状態で、本体側係合部14側に向かって広がった拡開部(広がり部)としての円錐形状の受け面86fを有する。受け面86fは凹部86zを構成している。尚、凹部86zは、軸線L2方向において、ドラム62の設けられた側とは反対側に開口部86m(開口)を有する。
図7(a)、(c)に示すように、自由端部86aの先端側であって、軸線L2を中心とする円周上には、2個の突起86d1、86d2が軸線L2に関して点対称の位置に配置されている。また、突起86d1、86d2の間には、待機部86k1、86k2が設けられている。ここで、カップリング部材86の半径方向において、突起86d1、86d2よりも内側に凹部86zが位置するように構成されている。
図7(c)に示すように、カップリング部材86に本体側係合部14から回転力が伝達されるのを待機している際には、待機部86k1、86k2に回転力付与部14bが位置する。更に、図7(d)において、突起86d1、86d2のカートリッジ回転方向であるR方向上流側には、R方向と交差する回転力受け部86e1、86e2(図7(a)参照)がそれぞれ設けられている。
カップリング部材86と本体側係合部14が係合し、本体側係合部14が回転している状態では、回転力付与部14bが、回転力受け部86e1、86e2に接触する。これによって、本体側係合部14からカップリング部材86に回転力が伝達される。
さらに、回転力受け部86e1、86e2の根元には、待機部86k1、86k2よりも結合部86c側に凹んだ逃げ部86n1、86n2が設けられている。この逃げ部86n1、86n2について、図8を用いて詳細に説明する。図8は、回転力付与部14bと回転力受け部86e1、86e2とが当接した状態から、回転力付与部14bに沿って、カップリング部材86が傾斜している様子を表している。図8に示すように、回転力受け部86e1、86e2と回転力付与部14bとが当接した状態でカップリング部材86が傾斜した際に、待機部86k1、86k2と回転力付与部14bとの干渉を避けるために、逃げ部86n1、86n2が設けられている。したがって、待機部86k1、86k2全体をより結合部86c側まで削ったり、回転力付与部14bを短くする等の場合は、設ける必要がない。しかしながら、本実施例では、待機部86k1、86k2を結合部86c側に削る場合は、カップリング部材86の剛性が低下する恐れがあるため、逃げ部86n1、86n2を設ける構成とした。
尚、図7(c)に示すように、カップリング部材86に伝達される回転トルクをできるだけ安定させるため、回転力受け部86e1、86e2は軸線L2を中心とした点対称の位置に配置することが望ましい。これにより、回転力伝達半径が一定となり、カップリング部材86に伝達される回転トルクが安定する。
また回転力を受けたカップリング部材86の位置をできるだけ安定させるため、回転力受け部86e1と86e2を180°対向した位置に配置することが望ましい。
さらに、図7(d)、(e)に示すように、回転力を受けたカップリング部材86の位置を安定させるため、回転力受け部86e1、86e2を、先端側が軸線L2に対して近づくように、軸線L2に対して角度θ3をもって傾斜させることが望ましい。これにより、図7(b)に示すように、カップリング部材86に伝達される回転トルクによって、カップリング部材86が本体側係合部14側に引き寄せられることで、円錐形状の受け面86fと本体側係合部14の球面部14cが当接し、カップリング部材86の位置がより安定しやすくなる。
また、突起86d1、86d2の設置個数は本実施例では2個としたが、前述のように回転力付与部14bが待機部86k1、86k2に入り込むことができれば、適宜変更可能である。しかし、待機部に回転力付与部14bが入り込む必要があるため、突起部の設置個数を増やすことによって、突起部自体の幅(図7(c)における円周方向の幅)を小さくする必要が生じる場合がある。このような場合は、本実施例のように、突起部を2個とすることが好ましい。
さらに、回転力受け部86e1、86e2は、受け面86fの径方向内側に配置されていても良い。或いは、回転力受け部86e1、86e2は、軸線L2方向において、受け面86fから径方向外側へ突出した箇所に配置されていても良い。なお、回転力受け部86e1、86e2の内径φZ4は、繋ぎ部86gの最大回転直径φZ2よりも大きく設けられている。
図7に示すように、結合部86cは、実質的に軸線L2上に傾動中心としての中心Cを有する実質的な球形状86c1、円弧面部86q1、86q2、穴部86bから構成される。
結合部86cの最大回転直径φZ3は、自由端部86aの最大回転直径φZ1よりも大きく構成される。また、円弧面部86q1、86q2は繋ぎ部86gと同径の円弧形状を軸線L2に沿って延ばした円弧面である。貫通穴である穴部86bは、軸線L2に対して直交する直交方向に貫通している。この穴部86bは、軸線L2に対して直交する第一傾斜被規制部86p1、86p2、軸線L2に対し平行な回転力伝達部86b1、86b2から構成される。ここで、第一傾斜被規制部86p1、86p2は球形状86c1の中心Cから互いに等距離にある平面形状である(Z9=Z9)。また、回転力伝達部86b1、86b2も、球形状86c1の中心Cから互いに等距離にある平面形状である(Z8=Z8)。また、第一傾斜被規制部86p1、86p2の、穴部86bのうち、軸線L2と直交する方向の端部は、円弧面部86q1、86q2の外縁まで到達している。また、回転力伝達部86b1、86b2のうち、穴部86bの軸線L2と直交する方向の端部は球形状86c1の外縁まで到達している。
また図7に示すように、繋ぎ部86gは、自由端部86aと結合部86cとを繋ぐ円筒形状であって、実質的に軸線L2に沿った円柱形状(または円筒形状)の軸部である。
本実施例のカップリング部材86の材質は、ポリアセタール、ポリカーボネート、PPS、液晶ポリマー等の樹脂である。但し、カップリング部材86の剛性を上げるために、負荷トルクに応じて上記樹脂中にガラス繊維、カーボン繊維等を配合しても良い。前記材料を配合した場合には、カップリング部材86の剛性を上げることができる。また、前記樹脂中に、金属をインサートして更に剛性を上げても良いし、カップリング部材86全体を金属等で製作しても良い。
また、自由端部86a、結合部86c,及び、繋ぎ部86gは,一体成形されていても、或いは、各々別体に形成されたものが一体に結合されても良い。
(5)電子写真感光体ドラムユニットU1の構成説明
図9及び図10を用いて、電子写真感光体ドラムユニットU1(以下、ドラムユニットU1と記載する)の構成について説明する。
図9はドラムユニットU1の構成の説明図であり、図9(a)は駆動側から見た斜視図、図9(b)は非駆動側から見た斜視図、図9(c)は分解した斜視図である。
図10は、ドラムユニットU1をクリーニングユニット60に組み込む様子の説明図である。
図9に示すように、ドラムユニットU1は、ドラム62、駆動側フランジユニットU2、及び、非駆動側フランジ64、アース板65で構成されている。
ドラム62は、表面に感光層を被覆したアルミ等の導電性の部材である。なお、ドラム62は、内部が中空であっても、或いは、内部が中実でも構わない。
駆動側フランジユニットU2は、ドラム62の駆動側の端部に配置されている。具体的には、図9(c)に示すように、駆動側フランジユニットU2は、回転力被伝達部材である駆動側フランジ87の被固定部87bがドラム62の端部の開口部62a1に嵌合し、接着やカシメ等でドラム62に固定される。そして、駆動側フランジ87が回転すると、ドラム62が一体的に回転する。ここで、駆動側フランジ87のフランジ軸線としての回転軸線は、ドラム62の軸線L1とが実質的に同軸(同一直線上)になるように、駆動側フランジ87はドラム62に固定される。
なお、「実質的に同軸(同一直線上)」とは、完全に一致した同軸(同一直線上)の場合に加え、部品寸法のばらつき等によって同軸(同一直線上)から多少ずれている場合も含む。以下説明においても、同様である。
同様に、非駆動側フランジ64は、ドラム62と実質的に同軸上で、ドラム62の非駆動側の端部に配置されている。非駆動側フランジ64は樹脂製で、図9(c)に示すように、ドラム62の長手端部の開口部62a2に、接着やカシメ等でドラム62に固定される。また、非駆動側フランジ64には、導電性(主に金属)のアース板65が配置されている。アース板65は、ドラム62の内周面に接し、装置本体Aと電気的に接続されている。
図10に示すように、ドラムユニットU1はクリーニングユニット60に支持される。
ドラムユニットU1の非駆動側において、非駆動側フランジ64の軸受部64a(図9(b)参照)がドラム軸78によって回転可能に支持される。なお、ドラム軸78はクリーニング枠体71の非駆動側に設けられた支持部71bに圧入固定されている。
一方、図10に示すように、ドラムユニットU1の駆動側において、支持部材76の基部(被固定部)としての壁面76hがビス90によってクリーニング枠体71にビス止めされる。これによって支持部材76がクリーニング枠体71に固定されている。そして、駆動側フランジ87が支持部材76を介して、クリーニング枠体71に支持されている。(支持部材76については詳細を後述する)
本実施例ではクリーニング枠体71に支持部材76をビス90によって固定する構成としたが、接着によって固定する構成や、溶融した樹脂により接合する構成でもよい。
また、クリーニング枠体71と支持部材76を一体化してもよい。
(6)駆動側フランジユニットU2の説明
図11、図12を用いて、駆動側フランジユニットU2の構成について説明する。
図11は駆動側フランジユニットU2を分解した斜視図であり、図11(a)は駆動側から、図11(b)は非駆動側から見た図である。
図12は駆動側フランジユニットU2の構成の説明図であり、図12(a)は駆動側フランジユニットU2の斜視図、図12(b)は図12(a)のS2平面で切断した断面図、図12(c)は図12(a)のS3平面で切断した断面図である。
図13は駆動側フランジユニットU2の組立方法の説明図である。
図11、図12に示すように、駆動側フランジユニットU2は、カップリング部材86、軸部であるピン88、駆動側フランジ87、規制部材89を有する。ここで、カップリング部材86は本体側係合部14と係合し回転力を受ける。そして、ピン88は、実質的に円柱形状(または円筒形状)であって、軸線L1に対し略直交する方向に延びている。ここで、ピン88は、カップリング部材86から回転力を受け、その回転力を駆動側フランジ87に伝達する。また駆動側フランジ87は、ピン88から回転力を受け、その回転力をドラム62に伝達する。規制部材89は、駆動側フランジ87からカップリング部材86とピン88が脱落しないように規制する。
図11を用いて各構成部品について説明する。
カップリング部材86には、前述のように自由端部86a、結合部86cが設けられている。結合部86cには、貫通穴としての穴部86bが設けられおり、この穴部86b(の内側(内壁))に、回転力をピン88に伝達する回転力伝達部86b1、86b2と、カップリング部材86の傾斜量を規制するためにピン88と当接する傾斜被規制部としての第一傾斜被規制部86p1、86p2と、が設けられている(図1(b2)も参照)。ここで、ピン88の一部が傾斜規制部(第一傾斜規制部)である。
駆動側フランジ87は、被固定部87b、ギア部(はす歯ギア、または、平歯ギア)87c、被支持部87dを有する。ここで、被固定部87bは、ドラム62に固定される部分である。また、駆動側フランジ87は中空形状をしており、内部に収納部87iを有している。ここで、収納部87iは、その内部にカップリング部材86の結合部86cを収納する部分である。また、この収納部87iの駆動側には、カップリング部材86の外周と当接して、カップリング部材86が駆動側へ脱落するのを規制する脱落規制部としての円錐部87kが設けられている。具体的には、円錐部87kは、カップリング部材86の結合部86cの外周と当接して、カップリング部材の脱落を規制する。更に具体的には、円錐部87kは、結合部86cの略球形状の部分と当接して、カップリング部材86の脱落を規制する。本実施例では円錐部87kを、軸線L1を中心軸とする円錐形状としているが、例えば球面や軸線L1と交差する平面であってもよい。円錐部87kの駆動側には、カップリング部材86の自由端部86aを突出させるための開口部87mが、その直径(φZ10)が自由端部86aの最大回転直径φZ1よりも大きくなるように設けられている。開口部87mのさらに駆動側には、カップリング部材86が傾斜(傾動)した際にカップリング部材86の外周と当接するその他の傾斜規制部としての第二傾斜規制部87nが設けられている。具体的には、第二傾斜規制部87nは、第二傾斜被規制部としての繋ぎ部86gと当接する。また、ギア部87cは、現像ローラ32に回転力を伝達する部分である。更に、被支持部87dは、支持部材76の支持部76aに支持される部分で、ギア87cの肉厚裏側に設けられている。これらは、ドラム62の回転軸線L1と同軸線上に配置されている。
また、収納部87iは、軸線L1を中心に互いに180°位相のずれた位置に、軸線L1と平行に配置される一対の溝部87eを有する。また、駆動側フランジ87は、軸線L1と直交する直交面である抜け止め部87fを有する。更に、駆動側フランジ87は、抜け止め部87fよりも非駆動側に位置し、後述するピン88から回転力を受ける一対の回転力被伝達部87gを有する。
尚、本実施例では駆動側フランジ87は射出成形で成形された樹脂製であり、その材質は、ポリアセタール、ポリカーボネイト等である。但し、ドラム62を回転するための負荷トルクに応じて、駆動側フランジ87を金属製にしてもよい。
また、本実施例では駆動側フランジ87は、現像ローラ32に回転力を伝達するギア部87cを有する。しかしながら、現像ローラ32の回転は、特に駆動側フランジ87を介さなくとも良い。その場合には、ギア部87cは無くすことができる。しかし本実施例のように、駆動側フランジ87にギア部87cを配置する場合には、ギア部87cを駆動側フランジ87と一体成形することができる。
規制部材89は、円錐形状である基部89a、基部89aに設けられる穴部89c、基部89aから軸線L1と略平行に突出し、基部の軸線周りに約180°位相のずれた一対の突出部89bが設けられている。突出部89bは軸線L1方向先端に長手規制部89b1を有する。
図12を用いて各構成部品の支持方法と連結方法について説明する。
ピン88は、抜け止め部87fと長手規制部89b1によってドラム62の長手方向(軸線L1)の位置が規制され、回転力被伝達部87gによってドラム62の回転方向(R方向)の位置が規制される。そして、ピン88が、カップリング部材86の穴部86bを貫通している。この穴部86bとピン88との遊びは、カップリング部材86の傾動を許容する程度に設定されている。このように構成したことにより、カップリング部材86は、駆動側フランジ87に対し、いずれの方向にも傾斜(傾動、旋回)できる。
カップリング部材86は、結合部86cが収納部87iに当接することによって駆動側フランジ87の半径方向への移動が規制される。また、結合部86cが規制部材89の基部89aに当接することにより駆動側から非駆動側への移動が規制される。更に、球形状86c1と駆動側フランジ87の円錐部87kとが当接することにより、カップリング部材86の非駆動側から駆動側への移動が規制される。そして、回転力伝達部86b1、86b2とピン88とが当接することにより、カップリング部材86の回転方向(R方向)への移動が規制される。これによりカップリング部材86は駆動側フランジ87とピン88に連結される。
図13を用いて駆動側フランジユニットU2の組立方法について説明する。
まず図13(a)に示すように、ピン88をカップリング部材86の貫通穴である穴部86bに挿入する。
次に図13(a)に示すように、ピン88と駆動側フランジ87の一対の溝部87eの位相が合うようにして、カップリング部材86とともに収納部87iに(軸線L1に沿って)挿入する。
そして、図13(b)に示すように、一対の溝部87eに規制部材89の一対の突出部89bを挿入し、この状態のまま、規制部材89を駆動側フランジ87に溶着や接着によって固定する。
本実施例では、カップリング部材86の自由端部86aの直径φZ1が、開口部87mの直径φZ10よりも小さく設けられている。これにより、カップリング部材86、ピン88、規制部材89を全て駆動側フランジ87の収納部87i側から組むことができ、組立を容易にすることができる。また、結合部86cの直径φZ3が、開口部87mの直径よりも小さく設けられていることで、球面部86c1と円錐部87kとを当接させることができる。これにより、カップリング部材86の駆動側への脱落を規制するとともに、高精度にカップリング部材86を保持することができる。したがって、直径φZ1(<直径φZ10)<直径φZ3としたことで、駆動側フランジユニットU2を容易に組み立て、かつ、カップリング部材86の位置を高精度に保持することができる。
次に、図14を用いて支持部材76について詳細に説明する。
支持部材76は、バネ掛部76gによってねじりバネ91を支持している。ねじりバネ91は第一の腕91aが支持部材76のバネ受部76nと当接し、第二の腕91bがカップリング部材86のつなぎ86gあるいはバネ受け部86hと当接している。これにより、カートリッジBを装置本体Aに装着する際に、カップリング部材86を、自由端部86aが本体側係合部14に近づく方向を向くように(凹部86zが本体側係合部14に対向するように、図6(a)参照)付勢している。すなわち、カップリング部材86を、カートリッジBの装着方向下流側に付勢している。また、支持部材76には、支持部76aよりもカートリッジBの装着方向(X2方向)側に、基部としての壁面76hよりも非駆動側に凹んだ凹部としての切欠き部76kを有し、カップリング部材86の傾斜(傾動)を許容するように構成されている。言い換えると、ドラム62の長手に沿って見たときに、切欠き部76kは、カップリング部材86を基準として、現像ローラ32とは逆側に設け荒れている。また、凹部としての切欠き部76kは、その周囲の壁面76hよりもカートリッジBの内側に位置する。なお、この切欠き部76kは、カップリング部材86を露出させかつ取り囲んでいる切欠き部(凹部)からクリーニング枠体71の先端側まで連続して形成されている。
また、支持部材76は、円筒形状の支持部76aが駆動側フランジ87の被支持部87dを回転可能に支持している。言い換えると、円筒形状の支持部76aの外周面が、駆動側フランジ87の内周面である被支持部87dを、回転可能に支持している。
さらに、支持部材76は、カートリッジBを装置本体Aに装着する際の被ガイド部、および、第一突出部であり第一被位置決め部としての第一円弧部76d、第二被位置決め部であり第二円弧部としての装着先端部76f、および、第二突出部としてのバネ受け部76eが設けられている。ここで第一円弧部76dおよびバネ受け部76eは壁面76hから駆動側(カートリッジBの外側)に突出して設けられている。また、円筒の一部を形成する第一円弧部76d、円筒の一部を形成する第二円弧部としての装着先端部76fは、壁面76hおよび切欠き部76kを挟んで軸線L1方向で異なる位置に設けられている。そして、第一円弧部76d、第二円弧部としての装着先端部76fは、互いに同心で直径が異なる円弧形状になっている。
本実施例では、前述したように、軸線L1方向において、被支持部87d(支持部76a)とギア部87cとが、少なくともその一部が重なった位置に配置されている。また、球形状86c1の中心Cも、被支持部87dおよび支持部76aと、軸線L1方向において重なるよう配置されている。また、軸線L1方向において、回転力被伝達部87gと、被支持部87d(支持部76a)とが、少なくともその一部が重なるよう配置されている。また、軸線L1方向において、軸部としてのピン88と、被支持部87d(支持部76a)とが、少なくともその一部が重なっている。なお、本実施例においては、軸線L1方向において、回転力被伝達部87gが被支持部87d(支持部76a)の内側に位置している。
上述したように構成することにより、支持部材76やカップリング部材86がギア部87cの位置に対して駆動側に突出する量を低減しつつ、カップリング部材86の傾斜(傾動)量を大きく確保することができる。
また、本実施例では前述したように、現像ローラ32がドラム62の方向(矢印X7方向)へ押し付けられている。すなわち、ドラムユニットU1が切欠き部76k側へ押圧されている。このドラムユニットU1(の駆動側フランジ87)を支持する支持部76aのうち、切欠き部76k側にある切欠き部側支持部76aRは、切欠き部76kがあることで、反対側支持部76aLに比べて相対的に剛性が劣る構成になっている。ここで本実施例では、被支持部87dをギア部87cの肉厚裏側に設けて、駆動側フランジ87の内周面を支持する構成とした。これにより、ドラムユニットU1を実質的に支持するのは、反対側支持部76aLとなる。これにより、剛性の劣る切欠き部側支持部76aRには負荷がかかりにくく、支持部76aが変形しにくい構成になっている。
(7)カップリング部材86の傾斜(傾動)動作の説明
図1を用いて、カップリング部材86の傾斜(傾動)動作について説明する。
図1は、カップリング部材86(軸線L2を含む)が軸線L1に対して傾斜(傾動)する様子の説明図である。図1(a1)(a2)は、カップリング部材86が傾斜(傾動)した状態におけるカートリッジBの斜視図、図1(b1)は図1(a1)のS4−S4切断線で切断した断面図、図1(b2)は図1(a2)のS5−S5切断線で切断した断面図である。
図1を用いて、カップリング部材86が結合部86cの中心を中心として傾斜(傾動)する様子について説明する。
図1(a1)(b1)に示すように、カップリング部材86は軸線L1に対して、結合部86cの球中心を中心としてピン88の軸線周りに、フランジ87の第二傾斜規制部87nと第二傾斜被規制部(繋ぎ部86gの一部)とが当接するまで傾斜可能(傾動可能)である。本実施例では、カップリング部材86がピン88の軸線周りに傾斜(傾動)する時に、カップリング部材86が傾斜する方向(矢印X7方向)前方に爪部86d1、86d2のいずれかが位置するように、穴部86bと爪部86d1、86d2の位相関係を決めている。またここで、この時の軸線L1に対する傾斜(傾動)角度を第一傾斜角度θ1(第一傾斜量)とする。
また、図1(a2)(b2)に示すように、カップリング部材86は軸線L1に対して、結合部86cの球中心を中心としてピン88の軸線と直交する軸周りに、第一傾斜被規制部86p1、86p2とピン88とが当接するまで傾斜(傾動)可能である。本実施例では、カップリング部材86がピン88の軸線と直交する周りに傾斜(傾動)する時に、カップリング部材86が傾斜する方向(矢印X8方向)を挟んで互いに対向する位置に爪部86d1、86d2が位置するように、穴部86bと爪部86d1、86d2の位相関係を決めている。またここで、この時の軸線L1に対する傾斜(傾動)角度を第二傾斜角度θ2(第二傾斜量)とする。
さらに、ピン88の軸線周りの傾斜(傾動)とピン88の軸線と直交する軸周りの傾斜(傾動)を合成することで、上述で説明した傾斜(傾動)方向と異なる方向にもカップリング部材86は傾斜(傾動)可能である。ここで、全ての方向への傾斜(傾動)は上述した傾斜(傾動)の合成で表されるため、いずれの方向への傾斜(傾動)角度も第二傾斜角度θ2以上かつ第一傾斜角度θ1以下となる。
このように、カップリング部材86は、軸線L1に対して実質的に全方向にわたって傾斜(傾動)可能である。即ち、カップリング部材86は、軸線L1に対してどのような方向にも傾斜(傾動)可能である。更には、カップリング部材86は、軸線L1に対してどのような方向にも揺動可能である。更には、カップリング部材86は、軸線L1に対して実質的に全方向にわたって旋回可能である。ここで、カップリング部材86の旋回とは、傾斜(傾動)した軸線L2が軸線L1周りに回転することである。
また、上述したように円弧面部86q1、86q2は第二傾斜規角度θ2を規定する面であり、繋ぎ部86gは第一傾斜角度θ1を決定する寸法の一つである。したがって、本実施例では繋ぎ部86gと円弧面部86q1、86q2を同径の円弧形状としたが、必要に応じて変えても良い。
(8)装置本体Aの駆動部の説明
図15乃至図17を用いて、装置本体Aのカートリッジ駆動部の構成について説明する。
図15は装置本体Aの駆動部(図5(a)の本体側係合部14近傍)の斜視図で、装置本体Aを内側かつ、カートリッジBの装着方向(X2方向)上流側から見た図である。図16は駆動部の分解斜視図、図17(a)は駆動部の一部拡大図、図17(b)は図17(a)に示すS6平面で切断した断面図である。
カートリッジ駆動部は、本体側係合部14、側板350、ホルダ300、駆動ギア355等で構成されている。
図17(b)に示すように、本体側係合部14の駆動軸14aは駆動ギア355に対して不図示の手段で回転不能に固定されている。そのため、駆動ギア355が回転すると、本体側係合部14も回転する。また、駆動軸14aはその両端部をホルダ300の支持部300aと、軸受354で回転自在に支持されている。
図16、図17(b)に示すように、モータ352は第二側板351に取りつけられ、その回転軸にはピニオンギア353が設けられている。ピニオンギア353は駆動ギア355にかみ合っている。そのため、モータ352が回転すると、駆動ギア355が回転し、本体側係合部14も回転する。
第二側板351とホルダ300はそれぞれ側板350に固定されている。
また、図15、図16に示すように、ガイド部材12には、カートリッジBの装着をガイドする第一ガイド部材12aおよび第二ガイド部材12bを構成している。また、第一ガイド部材12aの、カートリッジ装着方向(X2方向)終端には、X2方向と直交する装着終端部12cが設けられている。このガイド部材12も側板350に固定されている。
図16、図17に示すように、ホルダ300は、本体側係合部14の駆動軸14aを回転可能に支持する支持部300a、カップリングガイド300bを備えている。カップリングガイド300bは、支持部300aよりもカートリッジBの装着方向(X2方向)下流側に位置し、繋ぎ部300b1およびガイド部300b2から構成される。ここで、繋ぎ部300b1は軸線L3を中心とする直径φZ5の円弧形状であり、直径φZ5はカップリング部材86の自由端部86aの最大回転直径φZ1よりも大きく設定されている。また、ガイド部300b2の先端は軸線L3を中心とした直径φZ6の円弧形状である。この直径φZ6は、カップリング部材86の繋ぎ部86gに対して、所定の隙間sを持つように設けられている。ここで、所定の隙間sとは、カートリッジBを回転駆動する際に、部品公差等によって繋ぎ部86gとガイド部300b2とが干渉しないための隙間である(詳細は後述、図21参照)。
(9)カートリッジBの装置本体Aへの装着の説明
図18乃至図21を用いて、カートリッジBの装置本体Aへの装着について説明する。ここでは、説明をわかり易くするため。図18および図19では位置決めに必要な部品だけを図示して説明する。
図18、図19、図20(a)は装置本体Aを駆動側外側から見た図であり、カートリッジBが装置本体Aに装着される様子を順に示している。図20(b)は図20(a)の状態の斜視説明図である。図21は、カートリッジBが装置本体Aに装着完了された際の、カップリング部材86近傍の詳細説明図である。図21において、装置本体Aについては本体側係合部14、ホルダ300のカップリングガイド300b、ガイド部材12を示しており、その他はカートリッジBの部品を示している。図21(a1)はカートリッジBが装着完了位置にあり、かつカップリング部材86が傾斜(傾動)している様子を示している。図21(a2)はカートリッジBが装着完了位置にあり、かつカップリング部材86の軸線L2が、本体側係合部14の軸線L3と略一致している様子を示している。図21(a3)はカップリング部材86が傾斜(傾動)している際の、カップリングガイド300bとの関係を説明する説明図である。そして、図21(b1)乃至(b3)は、それぞれ図21(a1)乃至(a3)のS7−S7切断線で切断した断面図である。
図18に示すように、装置本体Aのガイド部材12には、付勢部材(弾性部材)としての引込みバネ356が設けられている。引込みバネ356はガイド部材12の回動軸320cに回動可能に支持されており、ストッパ12d、12eで位置が固定されている。このとき、引込みバネ356の作用部356aは図中矢印J方向に付勢されている。
図18に示すように、カートリッジBを装置本体Aに装着する際は、第一ガイド部材12aにカートリッジBの第一円弧部76dを、第二ガイド部材12bにカートリッジBの回転止めボス71cを沿わせるように挿入する。このとき、カップリング部材86は、付勢部材(弾性部材)としてのねじりバネ91によって、装着方向(X2方向)に傾斜している。ここで、カップリング部材86は支持部材76の第一円弧部76dによっておおわれた状態になっている。これにより、カップリング部材86はカートリッジBの挿入経路においていずれの装置本体Aの部品とも干渉することなく、この状態のままカートリッジBを、装着完了位置近くまで挿入し続けることができる。
さらに、カートリッジBを図中矢印X2方向に挿入していくと、図19に示すように、カートリッジBのバネ受部76eと、引込みバネ356の作用部356aが当接する。これにより、作用部356aは図中矢印H方向に弾性変形する。
その後、カートリッジBは所定の位置(装着完了位置)に装着される(図20参照)。このとき、カートリッジBの第一円弧部76dがガイド部材12の第一ガイド部材12aに、装着先端部76fが装着終端部12cに当接する。同様にカートリッジBの回転止めボス71cがガイド部材12の位置決め面12hに接触する。このようにして、装置本体Aに対してカートリッジBの位置が決まる。
このとき、引込みバネ356の作用部356aは、カートリッジBのバネ受部76eを図中矢印J方向に押圧しており、第一円弧部76dと第一ガイド部材12aの当接、および装着先端部76fと装着終端部12cとの当接が確実に行われる。これにより、カートリッジBは装置本体Aに対して正確に位置が決められる。
また、カートリッジBが装置本体Aに装着されるに際には、前述したように、カップリング部材86と本体側係合部14とが係合し(図6参照)、カートリッジBの装着本体Aへの装着が完了される。
ここで、図21(a1)、(b1)に示すように、カートリッジBの装着が完了しても、カップリング部材86はねじりバネ91によって装着方向(X2方向)に傾斜(傾動)し続けようとする。このとき、繋ぎ部86gがカップリングガイド300bのガイド部300b2と当接し、カップリング部材86の傾斜(傾動)が規制される。こうしてカップリング部材86の傾斜量を規制することで、一対のカップリング部材86の突起部86d1、d2と本体側係合部14の回転力付与部14bとが、同時に当接するようになっている。この状態で本体側係合部14からカップリング部材86に回転力が伝達されると、図21(a2)、(b2)に示すように、偶力および球面部14cと円錐部86fとの当接によって、本体側係合部14の軸線L3とカップリング部材86の軸線L2とが略一致する。そして、繋ぎ部86gとガイド部300b2との間に前述の隙間Sが生じ、カップリング部材86が安定して回転できるようになる。
ここで、カップリング部材86の傾斜(傾動)が規制されない場合は、一対の突起部86d1、86d2のうちのいずれかが、回転力付与部14bと当接しなくなる場合がある。この場合、上述した偶力が働かずに、カップリング部材86の軸線L2と本体側係合部14の軸線L3とを一致させることができなくなる。 なお、ここで、カップリングガイド300b1は、カップリング部材86が傾斜(傾動)した状態でも、カートリッジBの挿入過程においてカップリング部材86と干渉しないために、自由端部86aよりも非駆動側に位置している(図21(a3)(b3)参照)。また、支持部材76の切欠き部76kは、ガイド部300b2と干渉しないよう、ガイド部300b2よりもさらに非駆動側まで凹んだ形状となっている。
また、本実施例ではカップリング部材86がねじりバネ91による傾斜(傾動)をカップリングガイド300bによって規制した。しかしながら、前述のようにカップリング部材86の傾斜(傾動)はねじりバネ91によるものには制限されない。例えば、自重によりカップリング部材86が傾斜する場合、カップリングガイド300bを重力方向下側に設ければよい。このように、カップリングガイド300bは、カートリッジBの装着時にカップリング部材86が傾斜(傾動)するのを制限する位置に設ければよい。
(10) カートリッジ離脱時のカップリングの係合解除動作の説明
続いて、図23を用いて、カートリッジBの装着完了位置から、カップリング部材86と本体側係合部14との係合を解除しつつ、カートリッジBを装置本体Aから離脱する様子を説明する。
本実施例では一例として、図23に示すように、カップリング部材86の突起部86d1、86d2が離脱方向(X3方向)の上流側と下流側にそれぞれ位置する状態について説明する。また、本実施例ではこのとき、ピン88の軸線が離脱方向(X3方向)と略直交するように、ピン88が貫通する穴部86bと、突起部86d1、86d2の位相関係が決められている。図23は、カートリッジBの装置本体Aからの離脱に際してカップリング部材86と装置本体Aとの係合が解除される状態の説明図である。図23(a1)乃至(a4)は駆動側外側から見た側視図、図23(b1)乃至(b4)はそれぞれ図23(a1)乃至(a4)のS8−S8切断線で切断した断面図である。また、図23では、図21と同様に、装置本体Aについて本体側係合部14、ホルダ300のカップリングガイド300b、ガイド部材320を示し、その他はカートリッジBの部品を示している。
まず、図23(a1)(b1)に示した状態(カップリング部材86と本体側係合部14とが係合した状態)から、カートリッジBを離脱方向(X3方向)に移動させる。すると、図23(a2)、(b2)に示すように、カップリング部材86(の軸線L2)が軸線L1および軸線L3に対して傾斜(傾動)して、カートリッジBが離脱方向(X3方向)に移動する。このときのカップリング部材86の傾斜(傾動)量は、自由端部86aが本体側係合部14の各部(駆動軸14a、回転力付与部14b、球面部14c、先端部14d)と当接することによって決められる。
カートリッジBをさらに離脱方向(X3方向)に移動させると、図23(a3)、(b3)に示すように、カップリング部材86と本体側係合部14との当接が解除され、ねじりバネ91の付勢力によってカップリング部材86がさらに傾斜(傾動)する。そして、第二傾斜規制部87nと繋ぎ部86gとが当接することでカップリング部材86の傾斜(傾動)が規制される。このとき、本実施例では、離脱方向(X3方向)上流側の突起部86d1が、本体側係合部14の先端部14dよりも非駆動側に位置するまでカップリング部材86が傾斜(傾動)できるように、繋ぎ部86gの最大回転直径φZ2や傾斜(傾動)可能角度θ1を決めている。これにより、図23(a4)、(b4)に示すように、カップリング部材86と本体側係合部14との係合を解除して、カートリッジBを装置本体Aから離脱することができる。
突起部86d1、86d2が前述した以外の位相にあるときでも同様に、カップリング部材86が傾斜(傾動)や前述の旋回動作、またはその組み合わせによって、本体側係合部14の各部(駆動軸14a、回転力付与部14b、球面部14c、先端部14d)をよけながら、カップリング部材86と本体側係合部14との係合を解除することができる。例えば、図22(a1)、(b1)に示すように、回転力付与部14bと離脱方向(X3方向)とが略直交する場合、自由端部86bが離脱方向(X3方向)と反対側(X2方向)を向くように傾斜して、爪部86d1が回転力付与部14bを非駆動側方向によけることができる。あるいは、図22(a2)、(b2)に示すように、爪部86d1、86d2が、離脱方向(X3方向)を挟んで互いに対向する位置にある場合、自由端部86aが回転力付与部14bと平行な方向(X6方向)に沿って移動するように傾斜(傾動)して、爪部86d1が回転力付与部14bを矢印X6方向によけることもできる。なお、図22に示すような2つの例の場合は、カップリング部材86と本体側係合部14との係合解除に必要な傾斜(傾動)角度が図23に示す傾斜(傾動)角度θ1よりも小さくて良い。本実施例では、図22に示す場合に傾斜(傾動)角度が角度θ2となるように、カップリング部材86の穴部86bと突起部86d1、86d2の位相関係を決めている。
次に、本実施例の寸法の一例を説明する。
図7に示すように、自由端部86aの直径をφZ1、繋ぎ部86gの直径をφZ2、結合部86cの球径をφZ3、突起部86d1、d2の回転直径をφZ4とする。
また、本体側係合部14先端の球形状の直径をSφZ7、回転力付与部14bの長さをZ5とする。
さらに、図1(b1)(b2)に示すように、カップリング部材86の、ピン88の軸線周りの傾斜(傾動)可能量をθ2、ピン88の軸線と直交する軸周りの傾斜(傾動)可能量をθ1とする。
そして、図21(b2)に示すように、軸線L2と軸線L3とが略一致した時の、繋ぎ部86gとガイド部300b2との隙間をSとする。
このとき、例えば、φZ1=10mm、φZ2=5mm、φZ3=11mm、φZ4=7mm、Z5=8.6mm、SφZ7=6mm、θ1=35°θ2=30°、S=0.15mmとした。
なお、上記寸法は一例であって、その他寸法でも同様の動作が可能であり、本発明は上記寸法に限定されるものではない。
以上説明したように、本実施例によれば、本体側係合部の回転軸線と実質的に直交する所定方向に移動した後に、装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジBを提供することができる。
次に、本発明を適用する第二の実施例について説明する。第二の実施例では、カップリング部材286の自由端部286a、本体側係合部214、カップリングガイド400b以外の構成は第1の実施例と同様であるため、符号を流用して説明を省略する。
図24はカップリング部材286および本体側係合部214の説明図である。図24(a)は側視図、図24(b)は斜視説明図、図24(c)は図24(a)におけるS21−S21切断線で切断した断面図である。さらに図24(d)は、図24(a)におけるS22−S22切断線で切断した断面図で、S22−S22切断線は、回転力付与部214bの中心を通り、回転力受け部286e1に直交する線である。
図24に示すように、本実施例では第1の実施例と比べて、カップリング部材286の突起部286d1、286d2の形状が異なる。突起部286d1、286d2は軸線L2に対向する内壁面286s1、286s2が平面状に設けられ、また、回転力受け部286e1、286e2の径方向の幅Z21が実施例1よりも広くなるように設けられている。すなわち、実施例1と比較すると、突起部286d1、286d2の径方向の幅が太くなるように設けられている。なお、軸線L2を中心とする、内壁面286s1、286s2の内接円の直径をφZ22とすると、φZ22は本体側係合部214の駆動軸214aの直径φZ7よりも大きくなるように設けられている。ここで、図24(d)における、回転力付与部214b1、224b2と回転力受け部286e1、286e2との、回転力付与部214b1、224b2の軸方向(軸線L2(L3)に対して直交する方向)における重なり量を、係り量Z23とする。
一方の本体側係合部214には、回転力付与部214bの根元で、回転力付与部214bよりも回転方向(R方向)下流側に受球面部214cおよび駆動軸214aから凹んだ凹部214eが設けられている。
次に、図25を用いて、本実施例において、カートリッジBを装置本体Aから抜脱する際の、カップリング部材286と本体側係合部214との係合解除動作について、詳細に説明する。ここでは、本実施例において特徴的である動作を示す場合について説明する。特徴的である動作を示す場合とは、本体側係合部214の回転力付与部214b1、224b2が、カートリッジBの離脱方向(X3方向)に対して、所定量θ4だけ位相がずれている場合であり、一例としてθ4=60°について説明する。
図25は、カートリッジBが装置本体Aから離脱する際のカップリング部材286の動作説明図である。図25(a1)乃至(a4)は、順にカートリッジBが装置本体Aから離脱する様子を、装置本体Aの駆動側外側から見た側視説明図である。図25(b1)乃至図(b4)は図25(a1)乃至(a4)をそれぞれ離脱方向下面から見た断面図(S23−S23切断線で切断した断面図)で、説明のため、カップリング部材286、本体側係合部214、ピン88を切断しない状態で表示している。
図25(a1)に示すように、カートリッジBを装置本体Aから離脱する際は、カートリッジBが装置本体Aの装着完了位置にあり、カップリング部材286と本体側係合部214とが係合している。さらに、多くの場合、カートリッジBを装置本体Aから離脱するのは一連の画像形成動作が終了した状態である。このとき、回転力受け部286e1、286e2と回転力付与部214b1、224b2とが当接している。
ここから、図25(a2)、(b2)に示すように、カートリッジBを離脱方向(X3方向)に移動させる。すると、カップリング部材286の軸線L2が、駆動側フランジ87の軸線L1および本体側係合部214の軸線L3に対して傾斜(傾動)しつつ、カートリッジBが離脱方向(X3方向)に移動する。この際、回転力付与部214b1よりも離脱方向(X3方向)下流側にある突起部286d1(の回転力受け部286e1)が回転力付与部214b1と当接したままの状態である。
続いて、図25(a3)、(b3)に示すように、さらにカートリッジBを離脱方向(X3方向)へ移動させる。すると、軸線L2はさらに傾斜(傾動)し、第1の実施例と同様に、(不図示の第一傾斜被規制部286p1、286p2と第一傾斜規制部としてのピン88、あるいは第二傾斜規制部87nと第二傾斜被規制部としての繋ぎ部286gとが当接しすることにより)カップリング部材286の傾斜(傾動)が規制される。この状態においても、図25に示すような回転力付与部214bおよび突起部286d1、286d2の位相(θ=60°)では、突起部286d1(の回転力受け部286e1)が回転力付与部214bよりも非駆動側に移動せず、当接したままとなる場合がある。これは、軸線L2の傾斜(傾動)による突起部286d1、286d2の非駆動側への移動量が小さくなるためである。
この時、本体側係合部214に切欠き部214eが設けられているため、カップリング部材286は、突起部286d1、286d2が回転力付与部214b、214b2に沿って移動するように、矢印X5方向に傾斜(傾動)する。
そして、図25(a4)、(b4)に示すように、突起部286d2が切欠き部214eに入り込むようにカップリング部材286がさらに矢印X5方向に傾斜(傾動)すると、矢印X5方向において突起部286d1と回転力付与部214b1との当接が解除される。これによって、カートリッジBを装置本体Aから離脱させることができるようになる。
本実施例では、実施例1と比較して、回転力受け部286e1、286e2の径方向の幅Z21が太くなるように設けられている。これにより、回転力付与部214bの軸線方向において、回転力付与部214b1、214b2と回転力受け部286e1、286e2との係り量Z23(図24(d)参照)が大きくなっている。これにより、部品精度のばらつき等によらず、確実に一対の回転力付与部、回転力受け部で係合し、安定した回転力伝達をすることができる。
また、切欠き部214eは、係り量Z23が大きい場合でも、カップリング部材86と本体側係合部214との係合を解除するために、カップリング部材86の矢印X5方向への傾斜(傾動)を大きくとれるように設けられている。
続いて、本実施例におけるカップリングガイド400bの構成について、図26を用いて説明する。カップリングガイド400bの構成は実施例1と同様であるが、カップリング部材286の繋ぎ部286gとの間に設定する隙間S2が第1の実施例と異なる。
図26は、カップリングガイド400bの説明図で、図26(a1)、(b1)はカートリッジBが装置本体Aに装着され、かつカップリング部材286の軸線L2が傾斜(傾動)したままの状態を表している。また、図26(a2)、(b2)は、軸線L2が軸線L1および軸線L3と一致した状態を表している。
図26(a1)、(b1)に示すように、カップリングガイド400bは、カップリング部材286が傾斜(傾動)しても、回転力付与部214bと突起部286d1との噛み合いが外れないように、カップリング部材286の傾斜(傾動)を規制する役割を持っている。本実施例では前述したように、実施例1に比べて係り量Z23が大きくなっている。したがって、図26(b2)における隙間S2を実施例1における隙間S(図21(b2)参照)よりも大きくしてカップリング部材86の傾斜(傾動)量が増大しても、回転力付与部214b1と回転力受け部286e1との噛み合いが外れず、正常に回転を伝達することができる。このように、隙間S2を実施例1よりも大きくすることができるため、繋ぎ部286gやガイド部400b2の寸法精度をゆるめることができるようになる。
以上説明したように、本実施例では、回転力付与部214b1、214b2と突起部286d1、286d2との係り量Z23を増やし、かつ本体側係合部214に切欠き部214eを設けた。これにより、カートリッジBを装置本体Aから離脱させる際に、カップリング部材286と本体側係合部214の係合を解除させることができる。加えて、実施例1と比べてカップリングガイド400bと繋ぎ部286gとの隙間S2を増やし、部品精度を緩和することができる。
次に、本発明を適用する第3の実施例について説明する。第3の実施例では、カップリング部材386の自由端部386a、カップリングガイド500b以外の構成は第1の実施例および第2の実施例と同様であるため、符号を流用して説明を省略する。
図27はカップリング部材386および本体側係合部214の説明図である。図27(a)は側視図、図27(b)は斜視説明図、図27(c)は図27(a)におけるS31−S31切断線で切断した断面図である。さらに図27(d)は、図27(a)におけるS32−S32切断線で切断した断面図で、S32−S32切断線は、回転力付与部314bの中心を通り、回転力受け部386e1に直交する線である。
図27に示すように、本実施例では第1の実施例および第2の実施例と比べて、カップリング部材386の突起部386d1、386d2の形状が異なる。本実施例では、カップリング部材386の待機部386K1、386K2から突起部386d1、386d2の先端までの長さZ30を短くしている。この長さZ30を短くすることでカップリング部材386を小型化することができる。
また、上記以外の構成は、第2の実施例と同様の構成である。すなわち、突起部386d1、386d2の半径方向内側の内壁面386s1、386s2の内接円の直径φZ32および、回転力受け部386e1、386e2の径方向の幅Z31および、回転力付与部314b1、314b2の軸方向の係り量Z33等は第2の実施例と同様の構成である。ここでは、φZ32=φZ22、Z33=Z23である。
次に、図28を用いて本実施例のカップリングガイド500bについて説明する。図28はカップリングガイド500bの説明図で、図28(a)は斜視説明図、図28(b)は図28(a)に示すS36―S36切断線(カートリッジBの装着方向(X4方向)と平行な切断線)で切断した断面図、図28(c)はカートリッジB側から装置本体Aの駆動側外側に向かって見た側視説明図である。
図28に示すように、カップリングガイド500bは繋ぎ部500b1およびガイド部500b2に加え、第一誘い込み部500b3、第二誘い込み部500b4から構成される。この第一誘い込み部500b3、第二誘い込み部500b4は、カートリッジBを装置本体Aに装着する際、特にカップリング部材386と本体側係合部314とが係合する際に用いられる(詳細は後述する)。
第一誘い込み部500b3はガイド部500b2と繋ぎ部500b1を滑らかに繋ぐテーパー面で、本実施例においては、母線の角度が軸線L3に対して角度θ5だけ傾斜し、軸線L3を中心軸とする円錐面形状である(図28(b)参照)。また、第二誘い込み部500b4は、ガイド部500b2および第一誘い込み部500b3と滑らかにつながる面で、カートリッジBの装着方向(X4方向)に対して角度θ6だけ傾斜している。
次に、図29を用いて、本実施例において、カートリッジBを装置本体Aから装着する際のカップリング部材386と本体側係合部314との係合動作のうち、本実施例において特徴的である動作について説明する。その一例としてここでは、本体側係合部314は切欠き部314eがカートリッジBの装着方向(X4方向)に対向する場合であり、かつ、カップリング部材386は突起部386d1、突起部386d2がそれぞれカートリッジBの装着方向(X4方向)の下流側、上流側に位置する場合について説明する。
図29(a1)乃至(a4)は、順にカートリッジBを装置本体Aに装着する様子を、装置本体Aの駆動側外側から見た側視説明図である。図29(b1)乃至図(b4)は図29(a1)乃至(a4)をそれぞれ装着方向下面から見た断面図(S33−S33切断線で切断した断面図)である。
図29(a1)、(b1)に示すように、ガイド部材12に沿って、装置本体AにカートリッジBをX4方向へ挿入する(ここで、X4方向とは、本体側係合部214の回転軸線L3(回転軸線L1)と略直交する所定方向である)。このとき、第1の実施例と同様にねじりバネ91によってカップリング部材386の自由端部386aが本体側係合部314に近づく方向を向くように構成されている。そのため、カップリング部材386の回転軸線L2が、駆動側フランジ87の回転軸線L1および、本体側係合部314の回転軸線を軸線L3に対して傾斜した状態となっている。
図29(a1)、(b1)で示すように、本体側係合部214は切欠き部214eがカートリッジBの装着方向(X4方向)に対向するようになっている。カップリング部材386は突起部386d1、突起部386d2がそれぞれカートリッジBの装着方向(X3方向)の下流側、上流側に位置する。この状態で、カートリッジBをX4方向へ挿入すると、カップリング部材386の装着方向(X4方向)上流側の突起部386d2が切欠き部314e2に入り始める。
このままカートリッジBを装着方向(X4方向)に移動させると、図29(a2)、(b2)に示すように、カップリング部材386の装着方向(X4方向)上流側の突起部386d2は、本体側係合部314の切欠き部314e2にさらに入り込む。そして、カップリング部材386の装着方向(X4方向)下流側の突起部386d1がカップリングガイド500bの第一誘い込み部500b3と当接する。
さらにカートリッジBを装着方向(X4方向)に移動させると、突起部386d1と第一誘い込み部500b3とが当接したまま、第一誘い込み部500b3の円錐形状に沿って突起部386d1が移動する。すると、次第にカップリング部材386の軸線L2の軸線L3に対する傾斜が小さくなる。
そして、図29(a3)、(b3)に示すように、カップリング部材386の受け面386fが本体側係合部314の受球面部314cと当接しはじめ、軸線L2の傾斜がさらに小さくなるとともに、カップリング部材386とカップリングガイド500bが離隔する。
このまま装着完了位置までカートリッジBを挿入すると、図29(a4)、(b4)に示すように、受け面86fと球面部314cとの当接によって、回転軸線L2は回転軸線L3(回転軸線L1)と実質的に同一直線上に位置する。
このように、カップリング部材386と本体側係合部314が係合することで、回転力を伝達可能となる。
ここでは一例として、カップリングガイド500bの第一誘い込み部500b3のみを用いてカップリング部材386と本体側係合部314が係合する説明を行った。しかし、カップリング部材386の位相とねじりバネ91の付勢力方向によってカートリッジBの装着時、カップリング部材386の位置が決まるため、必ずしも同じ位置に固定されるわけではない。そのため、本実施例では、カップリングガイドの機能を強化するべく、カップリングガイド500bの第二誘い込み部500b4を更に構成している。カップリングガイド500bの第二誘い込み部500b4も第一誘い込み部500b3と同様の機能を有し、カップリング部材386を本体側係合部314に係合させるために用いている。しかし、カートリッジBの装着時、カップリング部材386の位置を規制している場合等は、カップリングガイド500bの第二誘い込み部500b4は設けなくてもよい。
また、カップリング部材386と本体側係合部314の位相によっては、カートリッジBの装着時にカップリング部材386とカップリングガイド500bは接触せず、係合可能である。例えば、カートリッジBを装着方向(X4方向)に対して、本体側係合部314は切欠き部314eが略垂直な位相の時であり、実施例1の図6で説明したように係合し装着完了する。説明は省略する。
次に、本発明を適用する第4の実施例について説明する。第4の実施例では、カップリング部材486のバネ受け部486h、カップリングガイド600b以外の構成は第1の実施例および第2の実施例および第3の実施例と同様であるため、符号を流用して説明を省略する。
図30は本実施例のカップリングガイド600bについての説明図である。図30(a)は斜視説明図、図30(b)は図30(a)におけるS46−S46切断線で切断した断面図である。図30に示すように、本実施例では第1の実施例および第2の実施例および第3の実施例と比べて、カップリングガイド600bの形状が異なる。
ここでは図30(a)のように、ガイド部600b2と繋ぎ部600b1を繋ぐテーパー面である第一誘い込み部600b3の形状を、図30(b)のように、第一誘い込み部600b3の一端部Kと本体側係合部214の先端部Jとの軸線と直交する方向距離をガイド軸方向距離H1とし、軸線L3に対して角度θ7だけ傾斜した平面形状として構成している。前述した第1の実施例と比較してガイド軸方向距離H1は、より大きくなるように構成している。さらにガイド部600b2は、軸線L3に対しての距離をガイド径方向距離H2とし、ガイド径方向距離H2を前述した第1の実施例と同じになるように構成している。
なお、図30におけるカップリングガイド600bは前述した実施例と異なり、装置本体の組立性を考慮し、本体側係合部214を軸受するカップリング取付部360と別体としている。取付方法は接着やビス止め等で特に制限されない。
第1の実施例で前述したように、カップリングガイド600bは、カップリング部材486が傾斜(傾動)しても、本体側係合部214の回転力付与部214bと突起部486d1との噛み合いが外れないように、カップリング部材486の傾斜(傾動)を規制する役割を持っている。
図31を用いてさらに説明する。図31は、カップリングガイド600bの説明図で、図31(a)、(b)はカートリッジBが装置本体Aに装着され、かつカップリング部材486の軸線L2が傾斜(傾動)したままの状態を表している。
図31(a)は、本体側係合部214側から見たカートリッジBが装置本体Aに装着された側面図であり図31(b)は、装着方向下面から見た断面図(S43−S43切断線で切断した断面図)である。
図31(b)に示すように、カップリング部材486の軸線L2は、カップリングガイド600bの第一誘い込み部600b3の一端部Kと当接するため、カップリング部材486は傾斜(傾動)が規制された状態となる。
ここで、ガイド軸方向距離H1は第1の実施例よりも小さく、ガイド径方向距離H2は第1の実施例と同じであり、また、カップリング部材486の回転中心Mと先端部Jの位置は第1の実施例と同じであるため、カップリング部材486の回転中心Mから第一誘い込み部600b3の一端部Kまでの一端部間距離H3が第1の実施例と比べ大きくなる。
また、カップリング部材486の繋ぎ部直径H5は第1の実施例と同じであるため、カップリング部材486の回転中心Mよりも遠い位置でカップリング部材486は、一端部Kと当接し、第1の実施例よりも一端部Kによるカップリング部材486の軸線L2の傾斜(傾動)量は小さくなる。このように、第1の実施例よりもカップリング部材486の傾斜を精度よく規制することが可能であり、これにより、回転力付与部214b1と回転力受け部486e1とは噛み合い、正常に回転を伝達することができる。
なおここで、カップリングガイド600bのガイド軸方向距離H1を変化させてカップリング部材486の傾斜をさらに精度よく規制するためには、ガイド軸方向距離H1を小さくしていけば良い。しかしながら、ガイド軸方向距離H1を小さくすると、カップリングガイド600bは本体側係合部214に近づく構成となる。そのためガイド軸方向距離H1は、カートリッジBの挿抜過程において本体側係合部214に対して問題無く挿抜できる距離でなければならない。(挿抜過程は第1の実施例参考)しかし、本体側係合部214とカップリング部材486がカートリッジBの挿抜過程において干渉する場合でも、例えば本体側係合部214にバネを用いて軸線方向に動かせるような構成にし、干渉しても挿抜可能な構成とすることで、ガイド軸方向距離H1をさらに小さくすることができる。
また、カップリングガイド600bのガイド軸方向距離H1を変化させてカップリング部材486の傾斜をさらに抑制するため、図31(b)に示すように、カップリング部材486のバネ受け部486hを第一誘い込み部600b3に近づけてもよい。ここでは、バネ受け部486hの円弧形状を第1の実施例よりも大きくしている。これにより、カップリング部材486が部品公差によって、本体側係合部214の軸線方向N(図31左下方向)に移動し、バネ受け部486hの円弧形状と第一誘い込み部600b3の一端部Kとが当接し、バネ受け部486hの円弧形状が小さい時よりもカップリング部材486の傾斜を規制することが可能となる。
以上示したように、本実施例の構成によれば、カップリング部材486の傾斜量は、第1の実施例に比べ小さくなるようにカップリング部材486の傾斜を規制することができる。このため、カップリング部材486の突起486d1と本体側係合部214の回転力付与部214bの噛み合いに影響する部品の寸法精度を緩めても安定した駆動伝達が可能となる。
(その他の実施例)
前記実施例では、本発明をプロセスカートリッジに適用するものについて説明したがその限りではない。
例えば、本発明はプロセス手段を備えないドラムユニットにも好適に適用することができる。
また、本発明は電子写真感光体ドラムを備えない現像カートリッジにおいて、本体側係合部から(トナーを担持して回転するための)現像ローラに回転力を伝達するものでも、好適に適用することができる。この場合、カップリング部材86は、感光ドラムの代わりに、回転体としての現像ローラ32に回転力を伝達する。
また、前記実施例では、回転力被伝達部材としての駆動側フランジ87は、回転体であるドラム62の長手端部に固定されていたが、固定されずに独立した部材であっても良い。例えば、ギア部材であって、ギア結合を通じて、ドラム62や現像ローラ32に回転力を伝達するものであっても良い。
また、前記実施例でのカートリッジBは、単色画像を形成するためのものであった。しかしながら、その限りではない。本発明は、現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも、好適に適用することができる。
また、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱経路は、一直線であっても、着脱経路が直線の組合せであっても、あるいは曲線経路があっても、本発明は好適に適用することができる。
本発明は、電子写真画像形成装置に用いられるカートリッジ、及びこれらに用いられる駆動伝達装置に適用できる。
3 露光装置(レーザスキャナユニット)
4 シートトレイ
5a ピックアップローラ
5b 給送ローラ対
5c 搬送ローラ対
6 転写ガイド
7 転写ローラ
8 搬送ガイド
9 定着装置
9a 加熱ローラ
9b 加圧ローラ
10 排出ローラ
11 排出トレイ
12 ガイド部材
12a 第一ガイド部材
12b 第二ガイド部材
13 開閉扉
14、214 本体側係合部
14a、214a 駆動軸
14b、214b 回転力付与部
14c、214c 受球面部
14e、214e 切欠き部
20 現像ユニット
21 トナー収納容器
22 蓋
23 現像容器
23aL アーム部
23aR アーム部
23bL 回動穴
23bR 回動穴
26 サイド部材
26L 第1サイド部材
26R 第2サイド部材
28 トナー供給室
29 トナー室
32 現像ローラ
34 マグネットローラ
38 間隔保持部材
42 現像ブレード
43 搬送部材
60 クリーニングユニット
62 電子写真感光体ドラム(ドラム)
64 非駆動側フランジ
64a 穴
66 帯電ローラ
71 クリーニング枠体
71a嵌入穴
71b 廃トナー室
71c 回転止めボス
74 露光窓部
75 結合部材
76 支持部材
76b ガイド部
76d 第一円弧部
76f 第二円弧部
77 クリーニングブレード
78 ドラム軸
86、286、386、486 カップリング部材
86a、286a、386a 自由端部
86b、286b、386b 穴部
86b1 回転力伝達部
86p1、p2 第一傾斜(傾動)被規制部
86c 結合部
86d1、86d2、286d1、286d2、386d1、386d2 突起
86e1、86e2、286e1、286e2、386e1、386e2 回転力受け部
86f 受け面
86g、286g、386g、486g 繋ぎ部
86h、286h、386h、486h バネ受け部
86k1、86k2、286k1、286k2、386k1、386k2 待機部
86m 開口部
86z 凹部
87 回転力被伝達部材(駆動側フランジ)
87b 被固定部
87d 被支持部
87e 穴部
87f 抜け止め部
87g 回転力被伝達部
87k 円錐部
87m 開口部
87n 第二傾斜規制部
87i 収納部
88 軸部(ピン)
89 規制部材
90 ビス
300 ホルダ
300a ホルダ
300b、400b、500b、600b カップリングガイド
300b1、400b1、500b1、600b1 繋ぎ部
300b2、400b2、500b2、600b2 ガイド部
500b3、600b3 第一誘い込み部
500b4 第二誘い込み部
320 ガイド部材
350 側板
351 第二側板
352 モータ
353 ピニオンギア
354 軸受
355 駆動ギア
356 引込みバネ
356a 作用部
360 カップリングガイド取付部
A 電子写真画像形成装置本体(装置本体)
B プロセスカートリッジ(カートリッジ)
D 搬送方向
H1 ガイド軸方向距離
H2 ガイド径方向距離
H3 一端部間距離
H5 繋ぎ部直径
J 先端部
K 一端部
L レーザ光
M 回転中心
N 軸線方向
P シート材(記録媒体)
R 回転方向
S 隙間
T トナー(現像剤)
U1 電子写真感光体ドラムユニット(ドラムユニット)
U2 駆動側フランジユニット
L1 電子写真感光体ドラムの回転軸線
L2 カップリング部材の回転軸線
L3 本体側係合部の回転軸線
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度
θ3 傾斜角度
θ5 傾斜角度
θ6 傾斜角度
θ7 傾斜角度

Claims (20)

  1. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    を有し、
    前記結合部における前記カップリング部材の回転軸線周りの最大回転直径が、前記自由端部における前記カップリング部材の回転軸線周りの最大回転直径よりも、大きいことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記結合部を貫通する貫通穴と、
    前記カップリング部材から前記回転力を受け得て前記カップリング部材の前記傾動を許容するよう前記貫通穴を貫通しており、その両端がそれぞれ前記回転力被伝達部材に支持された軸部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記回転力伝達部は、前記貫通穴に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記回転力被伝達部材は、前記結合部の外周と当接することにより、前記カップリング部材の脱落を規制する脱落規制部を有することを特徴とする請求項2または3に記載のカートリッジ。
  5. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、(iii−iii)前記結合部を貫通する貫通穴と、を有するカップリング部材と、
    (iv)前記結合部の前記回転力伝達部から前記回転力を受け得る軸部であって、前記カップリング部材の前記傾動を許容するよう前記貫通穴を貫通しており、その両端がそれぞれ前記回転力被伝達部材に支持された軸部と、
    (v)前記回転力被伝達部材に設けられ、前記結合部の外周と当接することにより前記カップリング部材の脱落を規制する脱落規制部と、
    を有することを特徴とすることを特徴とするカートリッジ。
  6. 前記結合部は、前記カップリング部材の傾動中心を中心とする略球形状を有し、
    前記脱落規制部は、前記結合部の前記略球形状の外周を規制することを特徴とする請求項5に記載のカートリッジ。
  7. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、(iii−iii)前記結合部を貫通する貫通穴と、を有するカップリング部材と、
    (iv)前記結合部の前記回転力伝達部から前記回転力を受け得る軸部であって、前記カップリング部材の前記傾動を許容するよう前記貫通穴を貫通しており、その両端がそれぞれ前記回転力被伝達部材に支持された軸部と、を有し、
    前記軸部は、前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾斜する際に前記貫通穴と当接して前記カップリング部材の傾斜を規制する傾斜規制部を有することを特徴とするカートリッジ。
  8. 前記回転力被伝達部材は、前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾斜する際に、前記カップリング部材の外周と当接して傾斜を規制するその他の傾斜規制部、を有することを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  9. 前記カップリング部材は、前記自由端部と前記結合部の間に設けられた繋ぎ部を有し、
    前記その他の傾斜規制部は、前記繋ぎ部と当接することを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記その他の傾斜規制部と前記繋ぎ部とが当接するときの傾斜量である第一傾斜量は、前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動する際に前記傾斜規制部と前記貫通穴とが当接するときの傾斜量である第二傾斜量よりも、大きくなるよう構成されたことを特徴とする請求項9に記載のカートリッジ。
  11. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    を有し、
    前記回転力受け部が前記回転体の回転軸線を含む第一仮想面上で移動するときに前記カップリング部材が傾斜可能な第一傾斜量が、前記回転力受け部が前記第一仮想面と直交し前記回転体の回転軸線を含む第二仮想面上で移動するときに前記カップリング部材が傾斜可能な第二傾斜量よりも、大きくなるよう構成されたことを特徴とするカートリッジ。
  12. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    (iv)前記回転力被伝達部材を回転可能に支持する支持部を有する支持部材と、
    を有し、
    前記回転力被伝達部材の回転軸線方向において、前記カップリング部材の前記回転力被伝達部材に対し傾動する際の傾動中心が、前記支持部と重なっていることを特徴とするカートリッジ。
  13. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)前記回転体に伝達するための回転力が伝達されるべく回転可能であって、その内側に収納部と、その外側にギア部と、を有する回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    (iv)前記回転力被伝達部材を回転可能に支持する支持部を有する支持部材と、
    を有し、
    前記回転力被伝達部材の回転軸線方向において、前記支持部と前記ギア部の少なくとも一部が重なっていることを特徴とするカートリッジ。
  14. 前記回転力被伝達部材の回転軸線方向において、前記カップリング部材の前記回転力被伝達部材に対し傾動する際の傾動中心が、前記支持部と重なっていることを特徴とする請求項13に記載のカートリッジ。
  15. 前記回転力被伝達部材の回転軸線方向において、前記カップリング部材の前記回転力被伝達部材に対し傾動する際の傾動中心が、前記ギア部と重なっていることを特徴とする請求項13または14に記載のカートリッジ。
  16. 回転可能な本体側係合部を有する電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能であって、前記本体側係合部の回転軸線に対し略直交する所定方向に移動した後に、前記装置本体の外側に取り外し可能なカートリッジにおいて、
    (i)現像剤を担持して回転可能な回転体と、
    (ii)その内側に収納部を有し、前記回転体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (iii)回転可能なカップリング部材であって、(iii−i)前記本体側係合部から前記回転力を受ける回転力受け部を有する自由端部と、(iii−ii)前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する回転力伝達部を有する結合部であって、前記カートリッジの前記所定方向への移動に伴い前記回転力受け部が前記本体側係合部から離脱するべく前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記収納部に少なくともその一部が収納されるように前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    (iv)前記結合部の前記回転力伝達部から受けた前記回転力を前記回転力被伝達部材に伝達する軸部と、
    (v)前記回転力被伝達部材を回転可能に支持する支持部を有する支持部材と、
    を有し、
    前記回転力被伝達部材の回転軸線方向において、前記軸部が前記支持部と重なっていることを特徴とするカートリッジ。
  17. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
    (i)枠体と、
    (ii)回転可能な感光体と、
    (iii)前記感光体に形成された潜像を現像する回転可能な現像ローラと、
    (iv)前記感光体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (v)回転可能なカップリング部材であって、(v−i)自由端部と、(v−ii)前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    (vi)前記感光体の長手方向において前記枠体の端部であって、前記カップリング部材の近傍に設けられた基部と、
    (vii)前記カップリング部材よりも下方に設けられ、前記基部よりも前記感光体の長手方向の外側に突出するよう前記枠体に設けられた第一突出部と、
    (viii)前記カップリング部材よりも上方に設けられ、前記基部よりも前記感光体の長手方向の外側に突出するよう前記枠体に設けられた第二突出部と、
    (ix)前記感光体の長手方向に沿って見た時に前記カップリング部材を基準として前記現像ローラとは逆側に配置され、前記基部よりも前記感光体の長手方向の内側に凹むよう前記枠体に設けられた凹部と、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  18. 前記第一突出部と前記第二突出部は、前記カップリング部材を取り囲むように、繋がっていることを特徴とする請求項17に記載のカートリッジ。
  19. 前記感光体を回転可能に支持する支持部材を有しており、
    前記支持部材が、前記基部、前記第一突出部、前記第二突出部、および前記凹部を有することを特徴とする請求項18に記載のカートリッジ。
  20. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
    (i)枠体と、
    (ii)回転可能な感光体と、
    (iii)前記感光体に形成された潜像を現像する回転可能な現像ローラと、
    (iv)前記感光体に伝達するための回転力が伝達される回転可能な回転力被伝達部材と、
    (v)回転可能なカップリング部材であって、(v−i)自由端部と、(v−ii)前記カップリング部材の回転軸線が前記回転力被伝達部材の回転軸線に対し傾動可能となるように、前記回転力被伝達部材に結合された結合部と、を有するカップリング部材と、
    (vi)前記感光体の長手方向において前記枠体の端部であって、前記カップリング部材の近傍に設けられた基部と、
    (vii)前記感光体の長手方向に沿って見た時に前記カップリング部材を基準として前記現像ローラとは逆側に配置され、前記基部よりも前記感光体の長手方向の内側に凹むよう前記枠体に設けられた凹部と、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
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