JP2015099249A - 液晶光学装置及び画像表示装置 - Google Patents

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亜矢子 高木
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Abstract

【課題】良好な光学特性の液晶光学装置及び画像表示装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、光学部と、制御部と、を含む液晶光学装置が提供される。光学部は、第1基板部と、第2基板部と、液晶層と、を含む。第1基板部は、第1基板と複数の第1延在電極とを含む。第2基板部は、第2基板と、第1対向電極と、第2対向電極と、を含む。液晶層は、第1基板部と第2基板部との間に設けられる。制御部は、第1延在電極と第1対向電極との間に第1電圧を印加して第1交差方向に沿う第1電圧分布を形成する第1動作と、第1対向電極と第2対向電極との間に第2電圧を印加して第2電圧分布を形成し、第2電圧分布における電圧の変動の周期は第1電圧分布における電圧の変動の周期よりも短い第2動作と、を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、液晶光学装置及び画像表示装置に関する。
液晶の複屈折性を利用し、印加される電圧に応じて屈折率の分布を変化させる液晶光学装置がある。この液晶光学装置と、画像表示部と、を組み合わせた表示装置がある。
このような画像表示装置では、例えば、液晶光学装置の屈折率の分布を変化させることで、画像表示部に表示された画像をそのまま観察者の眼に入射させる状態と、画像表示部に表示された画像を複数の視差画像として観察者の眼に入射させる状態と、を切り替える。これにより、2次元画像表示動作と、裸眼での立体視の3次元画像表示動作と、が行われる。より高い表示品位の液晶光学装置及び画像表示装置が望まれる。高表示品位の実現のために、良好な光学特性の液晶光学装置が望まれる。
国際公開第WO2013/038557A1号パンフレット
本発明の実施形態は、良好な光学特性の液晶光学装置及び画像表示装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、光学部と、制御部と、を含む液晶光学装置が提供される。前記光学部は、第1基板部と、第2基板部と、液晶層と、を含む。前記第1基板部は、第1面を有する光透過性の第1基板と、前記第1面の上に設けられ、第1方向に延在し前記第1方向と交差する第1交差方向に第1ピッチで並ぶ複数の第1延在電極と、を含む。前記第2基板部は、前記第1面に対向する第2面を有する光透過性の第2基板と、前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ第2方向に延在し前記第2方向と交差する第2交差方向に前記第1ピッチよりも小さい第2ピッチで並ぶ第1対向電極と、前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記第2主面に対して平行な平面に投影したときに前記第1対向電極と重ならない部分を有する第2対向電極と、を含む。前記複数の第1対向電極のそれぞれの少なくとも一部は、前記第2対向電極に覆われていない。前記液晶層は、前記第1基板部と前記第2基板部との間に設けられ、前記第1方向に対して交差する配向方向に配向している。前記制御部は、前記第1延在電極、前記第1対向電極及び前記第2対向電極と電気的に接続される。前記制御部は、前記第1延在電極と前記第1対向電極との間に第1電圧を印加して前記第1交差方向に沿う第1電圧分布を形成する第1動作と、前記第1対向電極と前記第2対向電極との間に第2電圧を印加して第2電圧分布を形成し、前記第2電圧分布における電圧の変動の周期は前記第1電圧分布における電圧の変動の周期よりも短い第2動作と、を実施する。
図1(a)〜図1(e)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置及び画像表示装置を示す模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置及び画像表示装置の動作を示す模式的断面図である。 図3(a)〜図3(f)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置を示す模式的断面図である。 図4(a)〜図4(c)は、第2の実施形態に係る液晶光学装置を示す模式的平面図である。 第2の実施形態に係る液晶光学装置の動作を示す模式図である。 実施形態に係る液晶光学装置の特性を示すグラフ図である。 図7(a)〜図7(c)は、第2の実施形態に係る別の液晶光学装置を示す模式的平面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜図1(e)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置及び画像表示装置を例示する模式図である。
図1(a)は、模式的斜視図である。図1(b)〜図1(e)は、模式的平面図である。
図1(a)に表したように、本実施形態に係る画像表示装置510は、液晶光学装置110と、画像表示部400と、を含む。
液晶光学装置110は、光学部105と、制御部150と、を含む。
光学部105は、第1基板部10uと、第2基板部20uと、液晶層30と、を含む。 図1(b)は、第1基板部10uを例示している。図1(c)は、第2基板部20uを例示している。
第1基板部10uは、第1基板10sと、複数の第1延在電極11と、を含む。
第1基板10sは、第1面10aを有する。第1基板10sは、光透過性である。第1延在電極11は、第1面10aの上に設けられる。
図1(b)に表したように、複数の第1延在電極11のそれぞれは、第1方向D1に延在する。複数の第1延在電極11は、第1交差方向Da1に、第1ピッチpt1で並ぶ。第1交差方向Da1は、第1方向D1と交差する。以下では、第1交差方向Da1は、第1方向D1に対して垂直であるとする。第1ピッチpt1は、隣り合う2つの第1延在電極11のそれぞれの第1交差方向Da1における中心どうしの、第1交差方向Da1に沿った長さである。
図1(a)に表したように、第2基板部20uは、第2基板20sと、複数の第1対向電極21と、複数の第2対向電極22と、を含む。
第2基板20sは、第2面20aを有する。第2面20aは、第1面10aに対向する。第2基板20sは、光透過性である。
図1(c)に表したように、複数の第1対向電極21は、第1基板部10uと第2基板20sとの間に設けられる。複数の第1対向電極21のそれぞれは、第2方向D2に延在する。複数の第1対向電極21は、第2交差方向Da2に第2ピッチpt2で並ぶ。第2交差方向Da2は、第2方向D2と交差する。以下では、第2交差方向Da2は、第2方向D2に対して垂直であるとする。第2ピッチpt2は、隣り合う2つの第1対向電極21のそれぞれの第2交差方向Da2における中心どうしの、第2交差方向Da2に沿った長さである。
実施形態においては、第2ピッチpt2は、第1ピッチpt1よりも小さい。例えば、第2ピッチpt2は、第1ピッチpt1の0.25倍以下である。
第1基板10sから第2基板20sに向かう積層方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの軸をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
第1方向D1及び第1交差方向Da1は、Z軸方向に対して垂直である。第2方向D2及び第2交差方向Da2は、Z軸方向に対して垂直である。X−Y平面は、第1基板10sから第2基板20sに向かう積層方向に対して垂直である。第2主面20aは、X−Y平面に対して平行である。
第2対向電極22は、第1基板部10uと第2基板20sとの間に設けられる。第2対向電極22は、X−Yに投影したときに、第1対向電極21と重ならない部分を有する。複数の第1対向電極21のそれぞれの少なくとも一部は、第2対向電極22に覆われていない。
この例では、第1基板10sの1つの辺は、X軸方向に沿っており、第1基板10sの別の辺は、Y軸方向に沿っている。第2基板20sの1つの辺は、X軸方向に沿っており、第2基板20sの別の辺は、Y軸方向に沿っている。
この例では、第1方向D1及び第1交差方向Da1は、X軸方向に対して傾斜している。この例では、第2方向D2はY軸方向に沿っており、第2交差方向Da2はX軸方向に沿っている。第2方向D2は、X軸方向及びY軸方向にして傾斜しても良い。
例えば、第1方向D1と、第1基板10sの1つの辺の延在方向と、の差の絶対値は、例えば、0度以上、35度以下である。第2方向D2と、第2基板20sの1つの辺の延在方向と、の差の絶対値は、例えば、0度以上、80度以下である。
この例では、複数の第2対向電極22が設けられている。複数の第2対向電極22のそれぞれは、第2方向D2に延在する。複数の第1対向電極21の第2交差方向Da2の中心と、複数の第2対向電極22の第2交差方向Da2の中心と、が、第2交差方向Da2に沿って交互に並ぶ。
この例では、第2基板部20uは、第1対向電極接続部21cと、第2対向電極接続部22cと、をさらに含む。例えば、第1対向電極接続部21cは、複数の第1対向電極21のそれぞれの端を接続する。例えば、第2対向電極接続部22cは、複数の第2対向電極22のそれぞれの端を接続する。この例では、複数の第1対向電極21と、複数の第2対向電極22と、は、インターデジットの形状(櫛歯状の形状)を有する。
液晶層30は、第1基板部10uと第2基板部20uとの間に設けられる。液晶層30においては、液晶は、第1方向D1に対して交差する配向方向DLCに配向している。
実施形態において、例えば、Z軸方向に沿って、配向方向DLCが変化していてもよい。
図1(a)に表したように、液晶層30は、第1基板側部分30aと、第2基板側部分30bと、中心部分30cと、を含む。第1基板側部分30aは、第1基板部10uと第2基板部20uとの間に配置される。第2基板側部分30bは、第1基板側部分30aと第2基板部20uとの間に配置される。中心部分30cは、第1基板側部分30aと第2基板側部分30bとの間に配置される。
図1(d)は、第1基板側部分30aを例示している。図1(e)は、第2基板側部分30bを例示している。
以下、液晶層30における配向方向(初期配向)の例について説明する。初期配向は、液晶層30に電圧が印加されていない状態の配向である。または、初期配向は、液晶層30に印加されている電圧が低い場合(例えば実質的しきい値電圧よりも低い場合)の配向である。初期配向状態は、例えば、光学部105の光学特性を、偏光を用いて解析することで求められる。
図1(d)に表したように、第1基板側部分30aにおける液晶の配向方向(第1配向方向DLC1)は、第1方向D1と交差している。例えば、第1配向方向DLC1は、第1交差方向Da1に沿っている。第1方向D1に対して直交する方向(例えば第1交差方向Da1)と第1配向方向DLC1との間の角度(第1配向角φLC1)の絶対値は、0度以上10度以下であり、例えば、5度以下である。
図1(e)に表したように、第2基板側部分30bにおける液晶の配向方向(第2配向方向DLC2)は、第1方向D1と交差している。例えば、第2配向方向DLC2は、第1交差方向Da1に沿っている。第1方向D1に対して直交する方向(例えば第1交差方向Da1)と第2配向方向DLC2の間の角度(第2配向角φLC2)の絶対値は、0度以上10度以下であり、例えば、5度以下である。
第1配向方向LC1及び第2配向方向LC2のそれぞれは、例えば「向き」を含めてもよく、第1配向方向LC1及び第2配向方向LC2のそれぞれとして、「向き」を含めない「軸」を用いても良い。
例えば、第1配向方向DLC1は、第2配向方向DLC2に対して実質的に平行である。第1配向方向DLC1と第2配向方向DLC2との間の角度の絶対値は、10度以下であり、例えば5度以下である。実施形態において、第1配向方向DLC1と第2配向方向DLC2との間の角度の絶対値は、10度を超えてもよい。この角度の絶対値が0度であり、これらの方向の「向き」が同じとき、これらの角度は、互いに「平行」であり、例えば、「πセル」または「π配向」が形成される。この角度の絶対値が0度であり、これらの方向の「向き」が反対のとき、これらの角度は、互いに「反平行」であり、例えば、「ホモジニアスセル」または「ホモジニアス配向」が形成される。
既に説明したように、第2方向D2は、第1方向D1に対して交差している。第1方向D1と第2方向D2との間の角度の絶対値は、5度以上90度以下である。この角度の絶対値は85度以下でも良い。この角度の絶対値は、例えば、45度以上85度以下でもよい。
第1配向方向DLC1と第2方向D2との間の角度は、例えば、5度以上90度未満である。この角度は、85度以下でも良い。第1配向方向DLC1と第2交差方向Da2との間の角度は、例えば、5度以上85度以下である。例えば、第1配向方向DLC1と第2交差方向Da1との間の角度の絶対値は、例えば、25度以下でも良い。
第2配向方向DLC2と第2方向D2との間の角度は、例えば、5度以上85度以下である。第2配向方向DLC2と第2交差方向Da2との間の角度は、例えば、5度以上85度以下である。
既に説明したように、複数の第1対向電極21のそれぞれの少なくとも一部は、第2対向電極22に覆われていない。第1対向電極21は、第2対向電極22とは独立して液晶層30に電圧を印加できる。そして、第2対向電極22は、X−Y平面に投影したときに、第1対向電極21と重ならない部分を有する。第2対向電極22は、第1対向電極21とは独立して液晶層30に電圧を印加できる。
第1対向電極21と第2対向電極22との間に電圧を印加した場合に、X−Y平面に対して平行な成分(Z軸方向に対して垂直な成分)を有する電界が生じる。例えば、この電圧が液晶層30に印加されたときに、液晶層30の少なくとも一部の領域の液晶分子31の長軸方向(ダイレクタ)は、初期配向に対して、X−Y平面内で回転して変化する。すなわち、Z軸方向を軸として、長軸方向がねじれる。
第1延在電極11、第1対向電極21及び第2対向電極22の少なくとも一部は、例えば、光透過性である。
図1(a)に表したように、制御部150は、第1延在電極11、第1対向電極21及び第2対向電極22と電気的に接続される。例えば、第1対向電極接続部21cが設けられる場合、制御部150は、第1対向電極接続部21cに電気的に接続されても良い。例えば、第2対向電極接続部22cが設けられる場合、制御部150は、第2対向電極接続部22cに電気的に接続されても良い。
本願明細書において、電気的に接続されている状態は、複数の導体が直接接している状態を含む。電気的に接続されている状態は、複数の導体が、別の導体を介して接続されて、複数の導体の間に電流が流れる状態を含む。電気的に接続されている状態は、複数の導体が、スイッチ素子(例えばトランジスタなど)を介して接続されて、複数の導体の間に電流が流れる状態を形成可能な状態を含む。
図1(a)では、図を見易くするために、制御部150は、1つの第1延在電極11に接続されているように描かれているが、制御部150は、複数の第1延在電極11に電気的に接続される。
図1(a)に表したように、画像表示装置510において、画像表示部400は、液晶光学装置110と積層される。
本願明細書において、積層される状態は、直接接して重ねられる状態の他に、間に間隔を設けて重ねられる状態、及び、間に他の要素が挿入された状態で重ねられる状態を含む。
後述するように、画像表示部400は、画像情報を含む光を光学部105に入射させる。後述するように、液晶光学装置110は、その光の進行方向を制御する機能を有する。
例えば、画像表示装置510は、画像表示部400用の画像表示駆動部450を含む。画像表示駆動部450から、画像表示部400に信号が供給されて、画像表示部400が画像情報を含む光を出射する。
画像表示装置510は、中央制御部460をさらに含む。中央制御部460は、制御部150及び画像表示駆動部450を制御する。
以下、制御部150の動作の例について説明する。
以下では、液晶層30の誘電異方性が正の場合として説明する。そして、説明を簡単にするために、初期配向における液晶のチルト角(プレチルト角)は、10度以下であり、実質的しきい値電圧が実質的に存在する場合として説明する。実質的しきい値電圧は、液晶の配向が変化するための最小の印加電圧(実効値)である。チルト角は、液晶分子31の長軸とX−Y平面との間の角度である。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置及び画像表示装置の動作を例示する模式的断面図である。
これらの図は、図1(a)のA1−A2断面を例示している。
図2(a)は、第1動作OP1の状態を例示している。図2(b)は、第2動作OP2の状態を例示している。
図2(a)及び図2(b)に表したように、第1延在電極11が、第1延在電極駆動回路151aに接続されている。第1対向電極21が、第1対向電極駆動回路152aに接続されている。第2対向電極22が、第2対向電極駆動回路152bに接続されている。これらの回路は、制御部150に含まれる。
図2(a)に表したように、制御部150は、第1動作OP1において、第1延在電極11と第1対向電極21との間に第1電圧V1を印加する。これにより、制御部150は、第1屈折率分布38aを液晶層30に形成する。第1屈折率分布38aは、第1方向D1に対して直交する方向(例えば第1交差方向Da1)に沿う。
例えば、第1延在電極1を第1延在電極電位F01に設定する。第1対向電極21を第1対向電位E1に設定する。第2対向電極22を第2対向電位E2に設定する。第1動作OP1においては、例えば、第2対向電位E2を第1対向電位E1と実質的に等しくする。そして、第1延在電極電位F01と第1対向電位E1との間の電位差(すなわち、「F01−E1」)を第1電圧Vに設定する。Z軸方向に沿った電界(縦電界Ef1)が生じる。第1電圧V1の実効値は、例えば、液晶層30の実質的しきい値電圧よりも大きい。これにより、液晶層30のうちで、第1延在電極11に対向する部分において、液晶のチルト角は大きくなる。例えば、中心部分30cにおいては、チルト角は、例えば、実質的に90度となる。
一方、2つの第1延在電極11の間の部分においては、液晶層30には、Z軸方向に沿った縦電界Ef1は生じない。このため、この部分では液晶の配向は変化しない。チルト角は、例えば、初期配向のままであり、例えば10度以下である。
これにより、例えば、第1交差方向Da1に沿って、チルト角が大きい部分(第1延在電極11に対向する部分)と、チルト角が小さい部分(第1延在電極11に対向しない部分)と、が形成される。液晶の複屈折性により、第1交差方向Da1に沿って、屈折率が高い部分(第1延在電極11に対向する部分)と、屈折率が低い部分(第1延在電極11に対向しない部分)と、が形成される。この屈折率が高い部分と低い部分とは、第1延在電極11の位置に対応して、周期的に生じる。すなわち、第1屈折率分布38aが形成される。第1屈折率分布38aにおいては、屈折率の変動Δneff(高い屈折率と低い屈折率との差)は、大きい。例えば、帯状のレンズ(例えばシリンドリカルレンズ)の屈折率分布が得られる。帯状のレンズの延在方向は、例えば、第1方向D1である。
一方、図2(b)に表したように、制御部150は、第2動作OP2において、第1対向電極21と第2対向電極22との間に第2電圧V2を印加する。すなわち、第1対向電位E1と第2対向電位E2との間の差を第2電圧V2に設定する。これにより、横電界Ef2を液晶層30中が形成される。横電界Ef2は、X−Y平面に対して平行な成分を有する電界である。これにより、制御部150は、第2屈折率分布38bを液晶層30に形成する。第2屈折率分布38bにおいては、液晶層30における屈折率が実質的に変動しない。または、第2屈折率分布38bにおける液晶層30における屈折率の変動(変動の大きさ、変動幅)は、第1屈折率分布38aにおける液晶層30における屈折率の変動(変動の大きさ、変動幅)よりも小さい。
例えば、第2動作OP2においては、第1対向電極21と第2対向電極22とにより、横電界Ef2を液晶層30中に形成することで、チルト角は増大し難くなる。そして、横電界Ef2により、液晶分子31にねじれの力が加わる。このとき、横電界Ef2の分布は、第1対向電極21の第2ピッチpt2に対応する。すなわち、横電界Ef2の分布の周期は、第1延在電極11の第1ピッチpt1よりも小さい。このため、横電界Ef2によって生じ得る屈折率の変動の周期は、短い。そして、屈折率の変動Δneffの大きさは小さい。第2屈折率分布38bにおいては、屈折率の変動の周期が第1屈折率分布38aよりも短い。第2屈折率分布38bにおいては、変動Δneffの大きさは、第1屈折率分布38aよりも小さい。第2屈折率分布38bにおいては、レンズ効果は小さい。
このように、制御部150は、第1動作OP1において、例えば、シリンドリカルレンズ状の第1屈折率分布38aを形成する。そして、制御部150は、第2動作OP2において、レンズ効果が小さい、または、レンズ効果が実質的に生じない第2屈折率分布38bを形成する。
第1動作OP1においては、例えば、第1対向電極21と第2対向電極22との間の電位差は、第2動作OP2における第1対向電極21と第2対向電極22との間の電位差(第2電圧V2)よりも小さい。第1動作OP1においては、第1延在電極11によってX−Y平面内に電圧分布(電圧の変化)が形成される。第2動作OP2においては、少なくとも第1対向電極21と第2対向電極22とにより電圧分布(電圧の変化)が形成される。第1動作OP1により形成される電圧分布の周期(第1ピッチpt1)は、第2動作OP2により形成される電圧分布の周期(第2ピッチpt2)よりも長い(大きい)。例えば、第2動作OP2において形成される第2電圧分布における電圧の変動の周期は、第1動作OP1において形成される第1電圧分布における電圧の変動の周期よりも短い。
第1電圧分布は、同じ時刻における空間内(例えばX−Y平面内)における電圧の変動である。第1電圧分布の変動の周期は、電圧の極小値に対応する最近接の位置どうしの距離である。例えば、第1電圧分布の変動の周期は、電圧の極大値に対応する最近接の位置どうしの距離でも良い。第2電圧分布は、別の同じ時刻における空間内(例えばX−Y平面内)における電圧の変動である。第2電圧分布の変動の周期は、電圧の極小値に対応する最近接の位置どうしの距離である。例えば、第2電圧分布の変動の周期は、電圧の極大値に対応する最近接の位置どうしの距離でも良い。
図2(a)に例示したように、画像表示部400は、画像情報を含む光400Lを光学部105に入射させる。例えば、第1動作OP1に連動して、画像表示部400は、複数の視差画像を含む光400Lを出射する。そして、光学部105は、第1屈折率分布38aに基づくレンズ効果により、光400Lの進行方向を制御する。これにより、例えば、観視者は、3次元画像を観視できる。
一方、第2動作OP2に連動して、画像表示部400は、高精細の2次元画像を含む光400Lを出射する。このとき、光学部105においては、屈折率の変動Δneffが小さい(または屈折率が均一の)の第2屈折率分布38bが形成されている。光400Lは、進行方向が実質的に変化せず、観視者に届く。観視者は、高精細の2次元画像を観視できる。
上記の画像表示部400における画像表示動作と、液晶光学装置110における第1動作OP1及び第2動作OP2は、例えば、中央制御部460による、画像表示駆動部450及び制御部150の制御により実施できる。
本実施形態に係る液晶光学装置110においては、第1屈折率分布38aと第2屈折率分布38bとを切り替えて実施でき、観視者の使用状況に合わせた画像を提示できるように、光学部105の光学特性を制御できる。
第2動作OP2において、第1対向電位E1と第2対向電位E2との間の電位差(第2電圧V2)、第1延在電極電位F01と第1対向電位E1との間の電位差、及び、第1延在電極電位F01と第2対向電位E2との間の電位差の少なくともいずれかを調整することで、第2屈折率分布38bを制御できる。
例えば、第2屈折率分布38bにおいても、帯状の屈折率分布が形成されても良い。そして、このときに、画像表示部400は、視差画像を含む光400Lを出射する。第2屈折率分布38bの屈折率の変動Δneffは、第1屈折率分布38aの屈折率の変動Δneffよりも小さい。このような屈折率分布を用いることで、例えば、第2動作OP2における3次元画像視認領域を、第1動作OP1における3次元画像視認領域とは異ならせることができる。観視者の使用状況に応じて、第2屈折率分布38bを制御することで、より便利な画像表示装置510が提供できる。
第1対向電極21及び第2対向電極22を一体化した帯状の対向電極を設ける参考例がある。この参考例においては、第2基板側部分30bにおいて横電界Ef2は生じない。このため、縦電界Ef1だけを用いて、液晶層30の屈折率分布が制御される。このため形成される屈折率分布の制御性に限界がある。
これに対して、実施形態においては、横電界Ef2を利用して屈折率分布を制御することで、形成される屈折率分布の制御性が高い。
例えば、上記の参考例においては、屈折率を実質的に均一にするためには、例えば、第1延在電極11と対向電極との間の電位差を0にする。そして、レンズを形成するために、第1延在電極11と対向電極との間に所定の電圧を印加する。このとき、液晶の応答時間は比較的長い。
一方、実施形態においては、第2動作OP2において、屈折率を実質的に均一にできる。この第2動作OP2においては、第1対向電極21と第2対向電極22との間に電位差を形成しつつ、第1延在電極11と第1対向電極21との間、第1延在電極11と第2対向電極22との間に電位差を形成することができる。このため、液晶層30に電圧が印加された状態において、屈折率が実質的に均一にできる。そして、この状態から、レンズを形成するための第1動作OP1を実施する。これにより、例えば、短い時間で、屈折率の異なる状態を形成できる。すなわち、例えば、応答時間を向上できる。
図3(a)〜図3(e)は、第1の実施形態に係る液晶光学装置を例示する模式的断面図である。
これらの図は、実施形態に係る別の液晶光学装置111a〜111d、及び、112をそれぞれ例示している。
図3(a)に表したように、液晶光学装置111aにおいては、第2基板部20uは、第2基板絶縁層20iをさらに含む。第2基板絶縁層20iは、第1対向電極21と第2対向電極22との間に設けられ。第2基板絶縁層20iは、第1対向電極21と第2対向電極22とを電気的に絶縁する。第2基板絶縁層20iは光透過性である。第2基板絶縁層20iには、例えば酸化物、窒化物または酸窒化物などが用いられる。例えば酸化シリコンなどを用いても良い。
第2基板絶縁層20iを設けることで、第1対向電極21及び第2対向電極22の設計マージンが拡大し、例えば、第2基板部20uの設計及び製造が容易になる。
液晶光学装置111aにおいては、第1対向電極21及び第2対向電極22は互いに重ならない。この例では、第1対向電極21は、第2基板絶縁層20iと液晶層30との間に配置されている。第2対向電極22は、第2基板絶縁層20iと第2基板20sとの間に配置されている。
図3(b)に表したように、液晶光学装置111bにおいても、第2基板絶縁層20iが設けられている。この例では、第2対向電極22は、第2基板絶縁層20iと液晶層30との間に配置されている。第1対向電極21は、第2基板絶縁層20iと第2基板20sとの間に配置されている。
実施形態において、第1対向電極21の位置と、第2対向電極22の位置は、互いに入れ替えても良い。
図3(c)に表したように、液晶光学装置111cにおいても、第2基板絶縁層20iが設けられている。第2基板絶縁層20iを設けることで、X−Y平面に投影したときに、第1対向電極21の少なくとも一部と、第2対向電極22の少なくとも一部と、を互いに重ねることができる。
図3(d)に表したように、液晶光学装置111dにおいては、1つの第2対向電極22が設けられる。すなわち、第2対向電極22は、複数の帯状の電極ではない。第2基板20sと液晶層30との間に、第2対向電極22が配置され、第2対向電極22と液晶層30との間に第2基板絶縁層20iが配置される。第2基板絶縁層20iと液晶層30との間に、第1対向電極21が配置される。この場合も、例えば、第1対向電極21は、第2対向電極22とは独立して液晶層30に電圧を印加でき、第2対向電極22は、第1対向電極21とは独立して液晶層30に電圧を印加できる。そして、横電界Ef2を液晶層30中に形成でき、上記の動作が実施できる。
図3(e)に表したように、液晶光学装置112においては、第1基板部10uは、複数の第2延在電極12をさらに含む。複数の第2延在電極12は、第1面10aの上に設けられ、第1方向D1に延在する。例えば、第2延在電極12の少なくとも一部は、光透過性でも良い。
例えば、複数の第1対向電極21と、複数の第2対向電極22と、は、第1交差方向Da1に沿って交互に並ぶ。
制御部150は、第2延在電極にさらに電気的に接続される。例えば、制御部150は、第1動作OP1において、第2延在電極12と第1対向電極21との間の電位差の絶対値を、第1延在電極11と第1対向電極21との間の電位差の絶対値よりも小さくする。さらに、例えば、制御部150は、第1動作OP1において、第2延在電極12と第2対向電極22との間の電位差の絶対値を、第1延在電極11と第2対向電極22との間の電位差の絶対値よりも小さくする。
例えば、第1動作OP1においては、液晶層30のうちの第1延在電極11に対向する部分には、高い電圧が印加される。一方、液晶層30のうちの第2延在電極12に対向する部分に印加される電圧は低い。
第2延在電極12を設けることで、第1屈折率分布38aの制御性が向上する。例えば、第1動作OP1における屈折率の変動Δneffが大きくできる。
第2延在電極12は、液晶光学装置110、111b〜111dのいずれかにおいて設けても良い。
図3(f)に表したように、液晶光学装置113においては、複数の第2延在電極12が、最近接の2つの第1延在電極11どうしの間に配置される。再近接の2つの第1延在電極11どうしの間に設けられる第2延在電極12の数は、3以上でも良い。複数の第2延在電極12のそれぞれの電位は、互いに異なっても良い。第2延在電極12を設けることで、第1屈折率分布38aの制御性が向上する。例えば、各電極の電位の調整により、第1動作OP1における第1屈折率分布38aの屈折率の変動幅を大きくできる。一方、第2動作OP2における第2屈折率文応38bの屈折率の変動幅が小さい領域(または変動しない領域)を広くできる。
(第2の実施形態)
図4(a)〜図4(c)は、第2の実施形態に係る液晶光学装置を例示する模式的平面図である。
本実施形態に係る液晶光学装置120も、画像表示部400と組み合わされて、画像表示装置510に応用できる。以下、液晶光学装置120について、液晶光学装置110とは異なる部分について説明する。
図4(b)に表したように、第2基板部20uは、複数の第3対向電極23と、第4対向電極24と、をさらに含む。第1対向電極21及び第2対向電極22は、第1ペアP1に含まれる。第3対向電極23及び第4対向電極24は、第2ペアP2に含まれる。
第3対向電極23は、第1基板部10uと第2基板20sとの間に設けられる。複数の第3対向電極23は、第2方向D2において第1対向電極21と並ぶ。複数の第3対向電極23は、第2方向D2に延在し、第2交差方向Da2において第3ピッチpt3で並ぶ。第3ピッチpt3は、第1ピッチpt1よりも小さい。
第4対向電極24は、第1基板部10uと第2基板20sとの間に設けられる。第4対向電極24は、X−Y平面に投影したときに、第3対向電極23と重ならない部分を有する。
複数の第3対向電極23のそれぞれの少なくとも一部は、第4対向電極24に覆われていない。
この例では、複数の第4対向電極24が設けられている。複数の第4対向電極24のそれぞれは、第2方向D2に延在する。複数の第3対向電極23の第2交差方向Da2の中心と、複数の第4対向電極24の第2交差方向Da2の中心と、が、第2交差方向Da2に沿って交互に並ぶ。
この例では、第2基板部20uは、第3対向電極接続部23cと、第4対向電極接続部24cと、をさらに含む。例えば、第3対向電極接続部23cは、複数の第3対向電極23のそれぞれの端を接続する。例えば、第4対向電極接続部24cは、複数の第4対向電極24のそれぞれの端を接続する。この例では、複数の第3対向電極23と、複数の第4対向電極24と、は、インターデジットの形状を有する。
制御部150は、複数の第3対向電極23、及び、第4対向電極24とさらに電気的に接続されている。
図4(a)に、表したように、複数の第1延在電極11は、第1グループG1と、第2グループG2と、を含む。第2グループG2は、第1グループG1とは異なる。第1グループG1は、複数の第1延在電極11を含む。第2グループG2は、複数の第1延在電極11を含む。
図3(c)に表したように、液晶層30は、第1〜第4液晶部分LC1〜LC4を含む。
第1液晶部分LC1は、第1グループG1と第1ペアP1との間の部分である。すなわち、第1液晶部分LC1は、第1グループG1と第1対向電極21との間、及び、第1グループG1と第2対向電極22との間の部分を含む。
第2液晶部分LC2は、第1グループG1と第2ペアP2との間の部分である。すなわち、第2液晶部分LC2は、第1グループG1と第3対向電極23との間、及び、第1グループG1と第4対向電極24との間の部分を含む。
第3液晶部分LC3は、第2グループG2と第1ペアP1との間の部分である。すなわち、第3液晶部分LC3は、第2グループG2と第1対向電極21との間、及び、第2グループG2と第2対向電極22との間の部分を含む。
第4液晶部分LC4は、第2グループG2と第2ペアP2との間の部分である。すなわち、第4液晶部分LC4は、第2グループG2と第3対向電極23との間、及び、第2グループG2と第4対向電極24との間の部分を含む。
すなわち、図4(a)及び図4(b)に例示したように、光学部105に、第1〜第4領域R1〜R4が設けられる。
第1領域R1は、第1グループG1と第1ペアP1とが重なる部分である。
第2領域R2は、第1グループG1と第2ペアP2とが重なる部分である。
第3領域R3は、第2グループG2と第1ペアP1とが重なる部分である。
第4領域R4は、第2グループG2と第2ペアP2とが重なる部分である。
第1〜第4領域R1〜R4のそれぞれは、第1〜第4液晶部分LC1〜LC4のそれぞれに対応する。
以下、このときに実施される制御部150の動作の例について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る液晶光学装置の動作を例示する模式図である。
図5は、本実施形態において、制御部150が実施する第3動作OP3を例示している。
図5に例示したように、制御部150は、以下の電位を設定する。
第1グループG1の第1延在電極11を第1グループ電位F1に設定する。
第2グループG2の第1延在電極11を第2グループ電位F2に設定する。
第1対向電極21を第1対向電位E1に設定する。
第2対向電極22を第2対向電位E2に設定する。
第3対向電極23を第3対向電位E3に設定する。
第4対向電極24を第4対向電位E4に設定する。
例えば、第2グループ電位F2は、第1グループ電位F1と第1対向電位E1との間であり、第1グループ電位F1と第2対向電位E2との間であり、第3対向電位E3と第4対向電位E4との間である。
第1対向電位E1と第2対向電位E2との差Δ12の絶対値は、第3対向電位E3と第4対向電位E4と差Δ34の絶対値よりも小さい。
第3対向電位E3と第4対向電位E4との平均の電位Ea34と、第1グループ電位F1と、の差Δa34の絶対値は、第1グループ電位F1と第1対向電位E1との間の差Δa1の絶対値よりも小さく、第1グループ電位F1と第2対向電位E2との間の差Δa2の絶対値よりも小さい。
第3対向電位E3と第4対向電位E4との平均の電位Ea34と、第2グループ電位F2と、の差Δb34の絶対値は、第1グループ電位F1と第1対向電位E1との間の差Δa1の絶対値よりも小さく、第1グループ電位F1と第2対向電位E2との間の差Δa2の絶対値よりも小さい。
例えば、第3対向電位E3と第4対向電位E4との間の差Δ34の絶対値は、第2グループ電位F2と第1対向電位E1との間の差Δb1の絶対値よりも大きく、第2グループ電位F2と第2対向電位E2との差Δb2の絶対値よりも大きい。
例えば、第3対向電位E3及び第4対向電位E4のいずれか(この例では、第4対向電位E4)は、第2グループ電位F2と第1対向電位E1との間であり、第2グループ電位F2と第2対向電位E2との間である。
例えば、第3対向電位E3と第4対向電位E4との間に、第1グループ電位F1と第2グループ電位F2が位置する。
例えば、第1グループ電位F1と第1対向電位E1との間の差Δa1の絶対値、及び、第1グループ電位F1と第2対向電位E2との間の差Δa2の絶対値のそれぞれは、液晶層30の実質的しきい値電圧よりも大きい。第2グループ電位F2と第1対向電位E1との間の差Δb1の絶対値、及び、第2グループ電位F2と第2対向電位E2との間の差Δb2の絶対値のそれぞれは、液晶層30の実質的しきい値電圧よりも小さい。第1対向電位E1と第2対向電位E2との差Δ12の絶対値は、液晶層30の実質的しきい値電圧よりも小さい。例えば、差Δa34の絶対値、及び、差Δb34の絶対値のそれぞれは、液晶層30の実質的しきい値電圧よりも小さい。差Δa34の絶対値、及び、差Δb34の絶対値のそれぞれは、液晶層30の実質的しきい値電圧の2倍以下でも良い。
例えば、第2対向電位E2は、第1対向電位E1と同じでも良い。
例えば、以下の電圧が採用される。
第1グループ電位F1は、4Vである。
第2グループ電位F2は、1Vである。
第1対向電位E1は、0Vである。
第2対向電位E2は、0Vである。
第3対向電位E3は、4.5Vである。
第4対向電位E4は、0.5Vである。
このとき、第1グループG1と第1ペアP1との間の第1液晶部分LC1には、比較的高い電圧(この例では、4V)が印加される。これにより、屈折率の変動Δneffを生じる第1動作OP1が実施される。
一方、第2グループG2と第1ペアP1との間の第3液晶部分LC3には、比較的低い電圧(この例では1V)の電圧が印加される。このため、第3液晶部分LC3における屈折率の変動Δneffは小さい。
一方、第2ペアP2の第3対向電位E3と第4対向電位E4の平均の電圧は、2.5Vである。第1グループG1と第2ペアP2との間の第2液晶部分LC2には、4Vと2.5Vとの差の電圧が印加される。すなわち、比較的低い電圧が(この例では、1.5V)が印加される。すなわち、第2液晶部分LC2においては、第2動作OP2が実施される。
例えば、第3対向電位E3と第4対向電位E4の平均の電圧は、第1グループ電位F1と第2グループ電位F2の平均の電圧に近い。これらの電圧の差の絶対値は、例えば、第1対向電位E1と第2グループ電位F2との差の絶対値の2倍以下である。これらの電圧の差の絶対値は、例えば、第2対向電位E2と第2グループ電位F2との差の絶対値の2倍以下である。
一方、第2グループG2と第2ペアP2との間の第2液晶部分LC2には、1Vと2.5Vとの差の電圧が印加される。すなわち、比較的低い電圧(この例では、1.5V)が印加される。すなわち、第4液晶部分LC4においても、第2動作OP2が実施される。
このように、第3動作OP3においては、第1領域R1(第1液晶部分LC1)において、屈折率の変動Δneffが得られる。この部分においては、例えば、3次元画像(3D)が提供できる。
一方、第2〜第4領域R2〜R4(第2〜第4液晶部分LC2〜LC4)においては、屈折率の変動Δneffが小さい、または、屈折率は均一である。この部分においては、例えば、2次元画像(2D)が提供できる。
例えば、第3動作OP3における第1液晶部分LC1における屈折率の変動Δneffは、第3動作OP3における第2液晶部分LC2における屈折率の変動Δneffよりも大きく、第3動作OP3における第3液晶部分LC3における屈折率の変動Δneffよりも大きく、第3動作OP3における第4液晶部分LC4における屈折率の変動Δneffよりも大きい。
このように、本実施形態に係る液晶光学装置120においては、所望の領域において選択的に立体画像を提供でき、それ以外の領域では、2次元画像を提供できる。この2次元画層は、高精細である。
実施形態においては、例えば、複数の第1対向電極21と、第2対向電極22と、の組み合わせ(ペア)、及び、複数の第3対向電極23と、第4対向電極24と、の組み合わせ(ペア)を用いることで、液晶分子31に横電界Ef2を印加でき、液晶のチルト角を増大し難くできる。
例えば、櫛歯状の電極を用いない(すなわち、横電界Ef2を利用しない)参考例においては、複数の延在電極と、複数の対向電極と、により液晶層30の配向を制御する。このとき、選択電極と、非選択電極と、の間に生じるクロストークによって、不要な電圧が液晶層30に印加される。この不要な電圧によって、液晶層30の配向が変化し、屈折率分布が意図しない状態になり易い。
これに対して、本実施形態においては、横電界Ef2を用いることで、チルト角の増大を抑制できる。すなわち、縦電界Ef1に対する液晶層30の実質的しきい値電圧を実質的上昇させることができる。これにより、クロストークが抑制でき、所望の状態の屈折率分布を形成し易くできる。すなわち、屈折率分布の制御性が高い。
例えば、第3動作OP3は、液晶層30のうちの、第1グループG1と第3対向電極23との間、及び、第1グループG1と第4対向電極24との間の部分(第3液晶部分LC3及び第4液晶部分LC4)の少なくとも一部に含まれる液晶の配向方向を、X−Y平面内で回転させる。これにより、クロストークが抑制できる。
このとき、例えば、画像表示部400から出射し第1液晶部分LC1を通過する光400Lは、3次元画像を表示する。一方、画像表示部400から出射し第2、第3及び第4液晶部分LC2〜LC4を通過する光は、2次元画像を表示する。
これにより、例えば、同じ画面内に設けられた3次元画像及び2次元画像をそれぞれ良好な状態で観視し易くできる。良好な光学特性の液晶光学装置が提供でき、良好な画像が提供できる。
上記の電位の値は例であり、実施形態は、上記の例に限定されない。例えば、電位のそれぞれの値は、横電界Ef2が生成され、横電界Ef2によって屈折率分布の変動Δneffが小さくなるような種々の値が採用できる。例えば、図5に関して説明した電位の高低関係を入れ替えても良い。さらに、液晶層30に交流が印加されるように、所定の周期で、電位の高低関係を入れ替えても良い。例えば、コモン反転駆動を行っても良い。
さらに、第2基板絶縁層20iが設けられる場合において、例えば、第2基板絶縁層20iによる電圧降下が生じる場合がある。この電圧降下を考慮して、各電位を設定しても良い。
本実施形態において、第2延在電極12(図3(e)参照)をさらに設けても良い。すなわち、第1基板部10uは、第1面10aの上に設けられ第1方向D1に延在する複数の第2延在電極12をさらに含んでも良い。複数の第1対向電極21と、複数の第2対向電極22と、は、第1交差方向Da1に沿って交互に並ぶ。このとき、第3動作OP3においては、第2延在電極12と第1対向電極21との間の電位差の絶対値を、第1延在電極11と第1対向電極21との間の電位差の絶対値よりも小さくする。そして、第2延在電極12と第2対向電極22との間の電位差の絶対値を、第1延在電極11と第2対向電極22との間の電位差の絶対値よりも小さくする。すなわち、第2延在電極12と第1ペアP1との間の電位差を小さくする。これにより、液晶層30に形成される屈折率分布の制御性が向上できる。
図6は、実施形態に係る液晶光学装置の特性を例示するグラフ図である。
図6は、液晶層30に形成される屈折率の変動Δneffのシミュレーション結果を例示している。この例では、第1対向電極21と第2対向電極22との間に5Vの電圧を印加し、第1延在電極11に印加する電圧が変えられている。このときに生じる屈折率の変動Δneffが求められている。図6の横軸は、第1対向電極21と第1延在電極11との間の電位差Vappである。
この例では、第1交差方向Da1は第1方向D1に対して垂直であり、第2交差方向Da2は、第2方向D2に対して垂直である。第2配向方向DLC2は、第1配向方向DLC1に対して平行である。そして、第2方向D2に対して垂直な方向(例えば第2交差方向Da2)と、配向方向DLC(例えば第1配向方向DLC1)と、の間の角度を角度φLとする。図6には、角度φLが68の場合の結果と、80度の場合の結果を示している。
図6から分かるように、角度φLが80度の場合は、60度の時に比べて、電位差Vappが大きいときも、屈折率の変動Δneffが変化し難い。これは、角度φLが80度の時の方が、液晶分子31に加わるねじれの力が大きいためであると考えられる。
この結果から、実施形態においては、X−Y平面に対して平行で第2方向D2に対して垂直な方向と、配向方向DLCと、の間の角度φLの絶対値は、大きく設定される。例えば、角度φLの絶対値は、X−Y平面に対して平行で第1方向D1に対して垂直な方向と、配向方向DLCと、の角度の絶対値よりも大きい。角度φLの絶対値は、例えば、75度以上90度以下である。
図7(a)〜図7(c)は、第2の実施形態に係る別の液晶光学装置を例示する模式的平面図である。
本実施形態に係る液晶光学装置121も、画像表示部400と組み合わされて、画像表示装置510に応用できる。以下、液晶光学装置121について、液晶光学装置120とは異なる部分について説明する。
図7(a)に表したように、この例では、第1グループG1に含まれる複数の第1延在電極11が、第1延在電極接続部11cにより接続されている。第2グループG3に含まれる複数の第1延在電極11が、別の第1延在電極接続部11cにより接続されている。例えば、第2グループG2に含まれる複数の第1延在電極11の端は、第3領域R3及び第4領域R4の外縁に位置する。第1〜第4領域R1〜R4は長方形である。
図7(b)に表したように、この例では、第1〜第4領域R1〜R4は、長方形である。図7(c)に表したように、この例では、第1〜第4液晶部分LC1〜LC4は、長方形である。液晶光学装置121においても、例えば、図5に関して説明した動作が適用できる。
実施形態において、領域の形状に合わせて、第1延在電極11の形状を定めても良い。一方、領域の形状に合わせて、第1〜第4対向電極21〜24の形状を定めても良い。
実施形態においては、第2基板部20uに設けられる複数の第1対向電極21(または第3対向電極23)のそれぞれ幅は、比較的広く設定され、電極間のスペースは比較的狭く設定されることが好ましい。これにより、例えば、これらの対向電極と第1延在電極11との間に、縦電界Ef1を安定して形成できる。そして、例えば、第1対向電極21と第2対向電極22とにより、強い横電界Ef2を安定して形成できる。
例えば、第2対向電極22のうちで、第1対向電極21と重ならない領域の幅は、比較的広く設定される。これにより、例えば、縦電界Ef1を安定して形成できる。そして、強い良い横電界Ef2を安定して形成できる。
例えば、複数の第1対向電極21のそれぞれの第2交差方向Da2の幅は、第2ピッチpt2の1/4以上である。
上記のように、実施形態において、第2ピッチpt2は、第1ピッチpt1よりも小さく設定される。例えば、第2ピッチpt2は、第1ピッチpt1の0.05倍以上0.25倍以下である。第2ピッチpt2が、第1ピッチpt1の0.05倍未満の場合は、電極の加工が困難になる。第2ピッチpt2が、第1ピッチpt1の0.25倍を超えると、例えば、形成される横電界Ef2の周期が過度に大きくなり、屈折率の変動Δneffが大きくなる。
実施形態において、第1基板10s及び第2基板20sには、例えば、透明なガラス、または、透明な樹脂などが用いられる。
第1延在電極11、第2延在電極12、第1〜第4対向電極21〜24の少なくとも一部には、例えば、In、Sn、Zn及びTiよりなる群から選択された少なくともいずれかの元素を含む酸化物が用いられている。これらの電極には、例えばITO(Indium Tin Oxide)などが用いられる。これらの電極には、例えば、光透過性の薄い金属層を用いても良い。
液晶層30には、例えばネマティック液晶が用いられる。液晶層30は、カイラル剤を含んでも良い。液晶の誘電異方性は、正でも負でも良い。
液晶層30の実質的しきい値電圧として、実用的には、例えば、液晶層30に電圧を印加しないときの液晶層30の光学特性と、液晶層30に十分に高い電圧を印加したときの液晶層30の光学特性と、の間の変化の5%の変化となる電圧を用いても良い。例えば光学変化として、液晶層30のリタデーションが用いられる。リタデーションは、液晶層30の厚さと、液晶層30の実効的な複屈折率と、の積に対応する。例えば、液晶層30に印加する電圧に応じて、液晶層30の配向が変化し、その結果、実効的な複屈折率が変化する。例えば、光学部105を2枚の偏光層の間に配置して、液晶層30に印加する電圧(例えば第1延在電極11と第1対向電極21との間の電圧)を変化させて、透過率を測定し、その透過率の変化(例えば透過率は極大値と極小値との間で変化する)を測定する。これにより、印加電圧に対するリターデーションの変化が得られる。例えば、十分に高い電圧として、10ボルトが用いられる。例えば、液晶層30の印加電圧が0ボルトのときのリタデーションと、印加電圧がしきい値電圧のときのリタデーションと、の差は、印加電圧が0ボルトのときのリタデーションと、印加電圧が10ボルトのときのリターデーションと、の差の5%である。
実施形態によれば、良好な光学特性の液晶光学装置及び画像表示装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、液晶光学装置及び画像表示装置に含まれる光学部、基板部、基板、電極、液晶層、制御部及び画像表示部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した液晶光学装置及び画像表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての液晶光学装置及び画像表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10a…第1面、 10s…第1基板、 10u…第1基板部、 11…第1延在電極、 11c…第1延在電極接続部、 12…第2延在電極、 20a…第2面、 20i…第2基板絶縁層、 20s…第2基板、 20u…第2基板部、 21〜24…第1〜第4対向電極、 21c〜24c…第1〜第4対向電極接続部、 30…液晶層、 30a…第1基板側部分、 30b…第2基板側部分、 30c…中心部分、 31…液晶分子、 38a、38b…第1、第2屈折率分布、 Δ12、Δ34、Δa1、Δa2、Δa34、Δb1、Δb2、Δb34…差、 Δneff…変動、 φL…角度、 φLC1、φLC2…第1、第2配向角、 105…光学部、 110、111a〜111d、112、113、120、121…液晶光学装置、 150…制御部、 151a…第1延在電極駆動回路、 152a…第1対向電極駆動回路、 152b…第2対向電極駆動回路、 400…画像表示部、 400L…光、 450…画像表示駆動部、 460…中央制御部、 510…画像表示装置、 D1、D2…第1、第2方向、 DLC…配向方向、 DLC1、DCL2…第1、第2配向方向、 Da1、Da2…第1、第2交差方向、 E1〜E4…第1〜第4対向電位、 Ea34…電位、 Ef1…縦電界、 Ef2…横電界、 F01…第1延在電極電位、 F1、F2…第1、第2グループ電位、 G1、G2…第1、第2グループ、 LC1〜LC4…第1〜第4液晶部分、 OP1〜OP3…第1〜第3動作、 P1、P2…第1、第2ペア、 R1〜R4…第1〜第4領域、 V1、V2…第1、第2電圧、 Vapp…電位差、 pt1〜pt3…第1〜第3ピッチ

Claims (20)

  1. 第1面を有する光透過性の第1基板と、
    前記第1面の上に設けられ、第1方向に延在し前記第1方向と交差する第1交差方向に第1ピッチで並ぶ複数の第1延在電極と、
    を含む第1基板部と、
    前記第1面に対向する第2面を有する光透過性の第2基板と、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ第2方向に延在し前記第2方向と交差する第2交差方向に前記第1ピッチよりも小さい第2ピッチで並ぶ第1対向電極と、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記第2主面に対して平行な平面に投影したときに前記第1対向電極と重ならない部分を有する第2対向電極と、
    を含み、前記複数の第1対向電極のそれぞれの少なくとも一部は、前記第2対向電極に覆われていない、第2基板部と、
    前記第1基板部と前記第2基板部との間に設けられ、前記第1方向に対して交差する配向方向に配向した液晶層と、
    を含む光学部と、
    前記第1延在電極、前記第1対向電極及び前記第2対向電極と電気的に接続され、
    前記第1延在電極と前記第1対向電極との間に第1電圧を印加して前記第1交差方向に沿う第1電圧分布を形成する第1動作と、
    前記第1対向電極と前記第2対向電極との間に第2電圧を印加して第2電圧分布を形成し、前記第2電圧分布における電圧の変動の周期は前記第1電圧分布における電圧の変動の周期よりも短い第2動作と、
    を実施する制御部と、
    を備えた液晶光学装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1動作において前記第1交差方向に沿う第1屈折率分布を前記液晶層に形成し、
    前記第2動作において第2屈折率分布を前記液晶層に形成し、
    前記第2屈折率分布において前記液晶層における屈折率は変動しない、または、前記第2屈折率分布における前記液晶層における屈折率の変動は前記第1屈折率分布における前記液晶層における屈折率の変動よりも小さい請求項1記載の液晶光学装置。
  3. 前記第2対向電極は、複数設けられ、
    前記複数の第2対向電極のそれぞれは前記第2方向に延在し、
    前記複数の第1対向電極の前記第2交差方向の中心と、前記複数の第2対向電極の前記第2交差方向の中心と、が、前記第2交差方向に沿って交互に並ぶ請求項1または2に記載の液晶光学装置。
  4. 前記第2基板部は、前記第1対向電極と前記第2対向電極との間に設けられ前記第1対向電極と前記第2対向電極とを電気的に絶縁する第2基板絶縁層をさらに含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  5. 前記第2基板部は、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記第2方向において前記第1対向電極と並び前記第2方向に延在し前記第2交差方向に前記第1ピッチよりも小さい第3ピッチで並ぶ複数の第3対向電極と、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記平面に投影したときに前記第3対向電極と重ならない部分を有する複数の第4対向電極と、
    をさらに含み、
    前記複数の第3対向電極のそれぞれの少なくとも一部は、前記第4対向電極に覆われてなく、
    前記複数の第1延在電極は、第1グループと、前記第1グルーとは異なる第2グループと、を含み、
    前記制御部は、前記複数の第3対向電極、及び、前記第4対向電極とさらに電気的に接続され、
    前記制御部は、
    前記第1グループの前記第1延在電極を第1グループ電位に設定し、
    前記第2グループの前記第1延在電極を第2グループ電位に設定し、
    前記第1対向電極を第1対向電位に設定し、
    前記第2対向電極を第2対向電位に設定し、
    前記第3対向電極を第3対向電位に設定し、
    前記第4対向電極を第4対向電位に設定する第3動作を実施し、
    前記第2グループ電位は、前記第1グループ電位と前記第1対向電位との間であり、前記第1グループ電位と前記第2対向電位との間であり、前記第3対向電位と前記第4対向電位との間であり、
    前記第1対向電位と前記第2対向電位との差の絶対値は、前記第3対向電位と前記第4対向電位と差の絶対値よりも小さく、
    前記第3対向電位と前記第4対向電位との平均の電位と、前記第1グループ電位と、の差の絶対値は、前記第1グループ電位と前記第1対向電位との間の差の絶対値よりも小さく、前記第1グループ電位と前記第2対向電位との間の差の絶対値よりも小さい請求項1〜4の少なくともいずれかに記載の液晶光学装置。
  6. 前記第3対向電位と前記第4対向電位との差の絶対値は、前記第2グループ電位と前記第1対向電位との差の絶対値よりも大きく、前記第2グループ電位と前記第2対向電位との差の絶対値よりも大きい請求項5記載の液晶光学装置。
  7. 記第3動作は、
    前記第3対向電位及び前記第4対向電位のいずれかを、前記第2グループ電位と前記第1対向電位との間であり、前記第2グループ電位と前記第2対向電位との間に設定することを含む請求項5または6に記載の液晶光学装置。
  8. 記第3動作は、
    前記第2対向電位を前記第1対向電位と同じに設定することを含む請求項5〜7のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  9. 前記第3動作は、
    前記液晶層のうちの、前記第1グループと前記第3対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第4対向電極との間の部分の少なくとも一部に含まれる液晶の配向方向を、前記平面内で回転させる請求項5〜8のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  10. 前記液晶層は、
    前記第1グループと前記第1対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第2対向電極との間の部分の第1液晶部分と、
    前記第1グループと前記第3対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第4対向電極との間の部分の第2液晶部分と、
    前記第2グループと前記第1対向電極との間、及び、前記第2グループと前記第2対向電極との間の部分の第3液晶部分と、
    前記第2グループと前記第3対向電極との間、及び、前記第2グループと前記第4対向電極との間の部分の第4液晶部分と、
    を含み、
    前記第3動作における前記第1液晶部分における屈折率の変動は、前記第3動作における前記第2液晶部分における屈折率の変動よりも大きく、前記第3動作における前記第3液晶部分における屈折率の変動よりも大きく、前記第3動作における前記第4液晶部分における屈折率の変動よりも大きい請求項5〜9のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  11. 前記第4対向電極は、複数設けられ、
    前記複数の第4対向電極のそれぞれは前記第2方向に延在し、
    前記複数の第3対向電極の前記第2交差方向の中心と、前記複数の第4対向電極の前記第2交差方向の中心と、が、前記第2交差方向に沿って交互に並ぶ請求項5〜10のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  12. 前記第1基板部は、前記第1面の上に設けられ前記第1方向に延在する複数の第2延在電極をさらに含み、
    前記複数の第1対向電極と、前記複数の第2対向電極と、は、前記第1交差方向に沿って交互に並び、
    前記第3動作は、
    前記第2延在電極と前記第1対向電極との間の電位差の絶対値を、前記第1延在電極と前記第1対向電極との間の電位差の絶対値よりも小さくし、
    前記第2延在電極と前記第2対向電極との間の電位差の絶対値を、前記第1延在電極と前記第2対向電極との間の電位差の絶対値よりも小さくすることを含む請求項5〜11のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  13. 前記第2基板部は、前記第2交差方向に延在し複数の第3対向電極のそれぞれの端を連結する接続部をさらに含む請求項5〜12のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  14. 前記第2基板部は、前記第2交差方向に延在し複数の第1対向電極のそれぞれの端を連結する接続部をさらに含む請求項1〜13のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  15. 前記平面に対して平行で前記第2方向に対して垂直な方向と、前記配向方向と、の間の角度の絶対値は、前記平面に対して平行で前記第1方向に対して垂直な方向と、前記配向方向と、の角度の絶対値よりも大きい請求項1〜11のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  16. 前記複数の第1対向電極のそれぞれの前記第2交差方向の幅は、前記第2ピッチの1/4以上である請求項1〜15のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  17. 前記第2ピッチは、前記第1ピッチの0.05倍以上0.25倍以下である請求項1〜16のずれか1つに記載の液晶光学装置。
  18. 前記第1基板部は、前記第1面の上に設けられ前記第1方向に延在する複数の第2延在電極をさらに含み、
    前記複数の第1対向電極と、前記複数の第2対向電極と、は、前記第1交差方向に沿って交互に並び、
    前記制御部は、さらに、前記複数の第2延在電極に電気的に接続され、
    前記第1動作は、前記第2延在電極と前記第1対向電極との間の電位差の絶対値を、前記第1延在電極と前記第1対向電極との間の電位差の絶対値よりも小さくすることを含む請求項1〜17のいずれか1つに記載の液晶光学装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか1つに記載の液晶光学装置と、
    前記光学部と積層され、画像情報を含む光を前記光学部に入射させる画像表示部と、
    を備えた画像表示装置。
  20. 前記第2基板部は、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記第2方向において前記第1対向電極と並び前記第2方向に延在し前記第2交差方向に前記第1ピッチよりも小さい第3ピッチで並ぶ第3対向電極と、
    前記第1基板部と前記第2基板との間に設けられ前記平面に投影したときに前記第3対向電極と重ならない部分を有する第2対向電極と、
    をさらに含み、
    前記複数の第3対向電極のそれぞれの少なくとも一部は、前記第4対向電極に覆われてなく、
    前記複数の第1延在電極は、第1グループと、前記第1グルーとは異なる第2グループと、を含み、
    前記制御部は、
    前記第1グループの前記第1延在電極を第1グループ電位に設定し、
    前記第2グループの前記第1延在電極を第2グループ電位に設定し、
    前記第1対向電極を第1対向電位に設定し、
    前記第2対向電極を第2対向電位に設定し、
    前記第3対向電極を第3対向電位に設定し、
    前記第4対向電極を第4対向電位に設定する第3動作を実施し、
    前記第2グループ電位は、前記第1グループ電位と前記第1対向電位との間であり、前記第1グループ電位と前記第2対向電位との間であり、前記第3対向電位と前記第4対向電位との間であり、
    前記第1対向電位と前記第2対向電位との差の絶対値は、前記第3対向電位と前記第4対向電位と差の絶対値よりも小さく、
    前記第3対向電位と前記第4対向電位との平均の電位と、前記第1グループ電位と、の差の絶対値は、前記第1グループ電位と前記第1対向電位との間の差の絶対値よりも小さく、前記第1グループ電位と前記第2対向電位との間の差の絶対値よりも小さく、
    前記液晶層は、
    前記第1グループと前記第1対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第2対向電極との間の部分の第1液晶部分と、
    前記第1グループと前記第3対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第4対向電極との間の部分の第2液晶部分と、
    前記第2グループと前記第1対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第2対向電極との間の部分の第3液晶部分と、
    前記第2グループと前記第3対向電極との間、及び、前記第1グループと前記第4対向電極との間の部分の第4液晶部分と、
    を含み、
    前記第3動作における前記第1液晶部分における屈折率の変動は、前記第3動作における前記第2液晶部分における屈折率の変動よりも大きく、前記第3動作における前記第3液晶部分における屈折率の変動よりも大きく、前記第3動作における前記第4液晶部分における屈折率の変動よりも大きく、
    前記画像表示部から出射し前記第1液晶部分を通過する光は3次元画像を表示し、
    前記画像表示部から出射し前記第2、第3及び第4液晶部分を通過する光は2次元画像を表示する請求項19記載の画像表示装置。
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