JP2015099187A - 立体視画像表示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示体において、立体視によって知覚される3次元画像を滑らかに変化させることができる立体視画像表示を可能とし、レンズサイズが大きくなることに伴う不都合を解消する。
【解決手段】立体視画像表示体1は、多数の要素画像10が平面状に配列された画像担体2と、多数のレンズ12が各要素画像に対応して平面状に配列され、画像担体とは反対側の表面3aが平坦に形成されたレンズアレイ3と、画像担体2とレンズアレイ3との間を埋める中間層4と、を備え、要素画像10は複数の画素11をそれぞれ含み、視点位置に応じ、レンズアレイ3を介して、要素画像10における所定位置の画素11の集合によって視差画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体視画像表示体に関する。
クレジットカード等の認証物品や、商品券等の有価証券や、紙幣などには、偽造・模造を防止するためのラベル状の画像表示体が貼り付けられている。この種の画像表示体として、2次元画像が観察方向に応じて変化するように構成された画像表示体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された画像表示体は、多数の要素画像が平面状に配列された画像担体と、多数のレンズが平面状に配列されたレンズアレイとを備えている。要素画像は複数の領域に区分され、各領域には複数種の凹凸パターンから任意に選ばれる一種の凹凸パターンが形成されている。観察方向に応じ、レンズアレイを介して、各要素画像における所定位置の領域の凹凸パターンが観察され、これらの凹凸パターンの集合によって観察方向に応じた2次元画像が生成される。
特開2012−108226号公報
偽造・模造を防止するための画像表示体には、セキュリティ性を高める観点から立体視画像表示が望まれる。さらに、立体視によって知覚される3次元画像が観察方向に応じて変化することが好ましい。
立体視画像表示の方式としては観察者に両眼視差を与える方式があり、両眼視差を与える方式は、例えばテレビや携帯端末などのディスプレイにおける立体視画像表示に利用されている。この種のディスプレイは、表示パネルと、レンズアレイとを備えており、レンズアレイの各レンズには表示パネルの複数のピクセル(ピクセル群)が対応付けられている。視点位置に応じ、レンズアレイを介して、各ピクセル群における所定位置のピクセルが目視され、これらのピクセルの集合によって視点位置に応じた視差画像が生成される。
両眼視差に基づく立体視によって知覚される3次元画像の変化を滑らかなものとするには、多視点の視差画像を生成する必要がある。しかし、多視点の視差画像を生成するにはレンズアレイの各レンズに多数のピクセルを対応させる必要があり、それに伴ってレンズサイズも大きくなる。認証物品や有価証券や紙幣などにあっては、画像表示体のレンズサイズが大きくなると、凸状のレンズが他の物品に引っ掛かるといった不都合が生じ得る。
本発明の目的は、上述した課題に鑑みなされたものであり、立体視によって知覚される3次元画像を滑らかに変化させることができる立体視画像表示を可能とし、レンズサイズが大きくなることに伴う不都合を解消することができる立体視画像表示体を提供することにある。
多数の要素画像が平面状に配列された画像担体と、多数のレンズが前記各要素画像に対応して平面状に配列され、前記画像担体とは反対側の表面が平坦に形成されたレンズアレイと、前記画像担体と前記レンズアレイとの間を埋める中間層と、を備え、前記要素画像は、複数の画素をそれぞれ含み、視点位置に応じ、前記レンズアレイを介して、前記要素画像における所定位置の画素の集合によって視差画像を生成する立体視画像表示体。
本発明によれば、画像表示体において、立体視によって知覚される3次元画像を滑らかに変化させることができる立体視画像表示を可能とし、レンズサイズが大きくなることに伴う不都合を解消することができる。
本発明の実施形態を説明するための、立体視画像表示体の一例の斜視図である。 図1の立体視画像表示体の平面図である。 図1の立体視画像表示体による画像表示を説明する模式図である。 図1の立体視画像表示体の断面図である。 図1の立体視画像表示体のレンズの曲率半径とレンズの屈折率との関係の一例を示すグラフである。 図1の立体視画像表示体の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の平面図である。 図1の立体視画像表示体の他の変形例の斜視図である。 図12の立体視画像表示体の変形例の平面図である。 本発明の実施形態を説明するための、立体視画像表示体の一例の画像担体の構成を示す図である。 図14の画像担体を備える立体視画像表示体による画像表示を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態を説明するための、立体視画像表示体の一例を示す。
立体視画像表示体1は、例えば認証物品や有価証券や紙幣などの物品に貼り付けられるラベル状の立体視画像表示体であって、画像担体2及びレンズアレイ3を備え、画像担体2とレンズアレイ3とは中間層4を介して貼り合わされている。そして、画像担体2が認証物品や有価証券や紙幣などの物品に接着されて、立体視画像表示体1は物品に貼り付けられる。
画像担体2は、平面状に配列された多数の要素画像10を有している。要素画像10は複数の画素11を含んで構成され、各画素11には固有の絵柄が形成されている。図示の例では、要素画像10は正方格子状に配列されており、また要素画像10は、9個の画素11を含み、これらの画素11が縦3画素、横3画素に配列されて構成されているが、要素画像10の配列や、要素画像10に含まれる画素11の数及び要素画像10における画素11の配列は上記の構成に限られるものではない。
レンズアレイ3は、平面状に配列された多数のレンズ12を有している。レンズ12は、要素画像10と同様に配列されており、要素画像10に対応付けられている。図示の例では、レンズ12は、平面視で略円形状に形成されており、正方格子状に配列されているが、レンズ12の形状及び配列は上記の構成に限られるものではない。
図3は、立体視画像表示体1による画像表示を模式的に示す。
各要素画像10における所定位置の画素11から発せられた光は、レンズアレイ3を介して視点Pに集光される。即ち、視点Pに目を置くと、レンズアレイ3を介して、各要素画像10における所定位置の画素11が目視される。これらの画素11の集合によって視点位置Pに応じた視差画像Iが生成される。
要素画像10に含まれる画素11を多くする、つまりは、視点Pの数を多くすることにより、立体視によって知覚される3次元画像を滑らかに変化させることができる。ここで、人間の視野が水平方向(両眼の並び方向)に相対的に広く、また人間の立体知覚において水平方向の視差が支配的であることを考慮して、想定される立体視画像表示体1の観察のされ方において水平方向に対応する方向の視点数は、少なくとも3視点、好ましくは4視点以上、より好ましくは8視点以上、さらに好ましくは12視点以上である。
図4は、立体視画像表示体1の断面を示す。
立体視画像表示体1は、上述したとおり、平面状に配列された多数の要素画像10を有する画像担体2と、平面状に配列された多数のレンズ12を有するレンズアレイ3と、画像担体2とレンズアレイ3との間に介在する中間層4とを備えている。
要素画像10に含まれる画素11の絵柄は、例えば可視光を回折、散乱、又は吸収する凹凸構造によって構成することができ、この凹凸構造は、例えば電子線描画装置を用い、画像担体2に直接描画することによって形成することができる。
画素11の絵柄が凹凸構造によって構成される場合に、画像担体2の材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂及びアクリル系/スチレン系共重合樹脂などの熱可塑性樹脂又は紫外線硬化性樹脂を用いることができる。また、画像担体2の材料としては、珪酸塩を含んだ無機系材料を用いることもできる。画像担体2は、透明であってもよく、不透明であってもよい。
画像担体2の材料として熱可塑性樹脂材料が用いられる場合に、画素11の絵柄を構成する凹凸構造は、例えば適宜な基材上に熱可塑性樹脂層を設け、この熱可塑性樹脂層に微細な凹凸パターンが形成された型を加熱して押し当て、その後、基材及び型を取り除くことによって形成することができる。また、画像担体2の材料として紫外線硬化性樹脂材料が用いられる場合に、画素11の絵柄を構成する凹凸構造は、例えば適宜な基材上に紫外線硬化性樹脂層を設け、この紫外線硬化性樹脂層に微細な凹凸パターンが形成された型を押し当て、その状態で基材側から紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂層を硬化させ、その後、基材及び型を取り除くことによって形成することができる。なお、基材は残すこともできる。
上記の型は、例えば電子線描画装置を用いて製造することができる。具体的には、レジスト層への電子線描画によって凹凸パターンが形成された原版を製造し、電鋳により、原版に形成された凹凸パターンが転写された型を得る。そして、得られた型の凹凸パターンが転写された複数の樹脂版を製造し、これら樹脂版から、電鋳によって複数の型を製造する。
画素11の絵柄が凹凸構造によって構成される場合に、画像担体2の表面を反射層で被覆してもよい。反射層を設けることにより、凹凸構造の回折効率を高めることができる。
反射層は、例えば金属や金属の酸化物、硫化物、又はフッ化物からなり、例えば真空蒸着法やスパッタリング法などの気相堆積法により形成することができる。
反射層を形成する金属としては、例えばアルミニウム、銀、スズ、亜鉛、鉄、ニッケル、クロム、コバルト若しくはこれらを含む合金を用いることができる。また、反射層を形成する金属の酸化物、硫化物、又はフッ化物としては、例えば硫化亜鉛、フッ化マグネシウム、二酸化珪素、フッ化カルシウム、フッ化セリウム、フッ化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、二酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウム、二酸化チタンフッ化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化錫を用いることができる。
なお、画素11の絵柄の形成方法は、上記のものに制限されるものではない。絵柄の形成にかかるコストを抑えたい場合などには、着色インキ等で形成される印刷画像によって画素11の絵柄を構成することもでき、印刷画像は、例えば凸版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、平版印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等の各種の印刷方式によって形成することができる。
レンズアレイ3のレンズ12は、正のパワーを有する略半球状の平凸レンズであり、レンズ12が配列されたレンズアレイ3は、一方の表面3aが平坦に形成されている。
レンズアレイ3の材料としては、例えばアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系/スチレン系共重合樹脂、等の熱可塑性樹脂、又は紫外線硬化性樹脂を用いることができる。また、レンズアレイ3の材料としては、珪酸塩を含んだ無機系材料を用いることもできる。
レンズアレイ3の材料として熱可塑性樹脂が用いられる場合に、レンズアレイ3は、例えば適宜な基材上に熱可塑性樹脂層を設け、この熱可塑性樹脂層に、レンズ12の形状及び配列に対応して複数の凹部が設けられた型を加熱して押し当て、その後、基材及び型を取り除くことによって形成することができる。また、レンズアレイ3の材料として紫外線硬化性樹脂が用いられる場合に、レンズアレイ3は、例えば適宜な基材上に紫外線硬化樹脂層を設け、この紫外線硬化性樹脂層に、レンズ12の形状及び配列に対応して複数の凹部が設けられた型を押し当て、その状態で基材側から紫外線を照射して樹脂層を硬化させ、その後、基材及び型を取り除くことによって形成することができる。なお、基材が透明である限りにおいて、基材を残すこともできる。
上記の型は、例えば電子線描画装置を用いて製造することができる。
レンズアレイ3は、平坦に形成されている表面3aとは反対側の表面、即ちレンズ12の凸面の集合によって構成される面を画像担体2側に向け、中間層4を介して画像担体2上に配置される。中間層4は、透明であり、画像担体2とレンズアレイ3との間を埋めて、画像担体2とレンズアレイ3とを貼り合わせている。
中間層4の材料としては、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂やエポキシ系樹脂を用いることができる。
以上の構成において、画像担体2が物品に接着されて物品に貼り付けられた立体視画像表示体1はレンズアレイ3の表面3aを露呈させるが、レンズアレイ3の表面3aは平坦に形成されているので、レンズ12のサイズにかかわらず、他の物品との引っ掛かりが解消される。
なお、立体視画像表示体1は物品に貼り付けられるラベル状の立体視画像表示体であるものとして説明したが、物品を画像担体として用い、例えば印刷によって要素画像10を物品上に直接形成し、その上に中間層4及びレンズアレイ3を設けて、物品そのものを立体視画像表示体としてもよい。
ここで、レンズアレイ3の平坦な表面3aから画像担体2までの距離をf、レンズ12の曲率半径をR、レンズ12の屈折率をn、中間層4の屈折率をnとして、次式(1)を満たすことが好ましい。
R=−f×(n−n)/n・・・(1)
なお、レンズ12は、本例では略半球状の球面レンズであるものとして説明したが、非球面レンズであってもよく、非球面レンズである場合に、式(1)における曲率半径Rは近軸曲率半径とする。
画像担体2の要素画像10と、この要素画像10に対応するレンズ12の焦点との距離が短くなるほどに鮮明な画像表示が可能であり、式(1)を満たすことにより、要素画像10が対応するレンズ12の焦点に配置される。
また、レンズアレイ3におけるレンズピッチは、好ましくは0.008mm以上0.03mm以下である。レンズピッチが小さすぎる(レンズ12の直径が小さすぎる)と、1レンズあたりに含むことができる画素数が限られてしまい、視点数の減少に伴って視覚効果(立体視によって知覚される3次元画像の変化の滑らかさ)が低下するか、1画素あたりのサイズが限られてしまい、画素の絵柄の形成方法による解像度との関係で視差画像の精細感が低下する。一方、レンズピッチが大きすぎる(レンズ12の直径が大きすぎる)と、視点間の距離が広がり、やはり視覚効果が低下する。また、レンズピッチが大きすぎると、隣り合うレンズとのクロストークの問題が生じ、又は、レンズアレイ3の平坦な表面3aから画像担体2までの距離fは現実的には0.03mm以下であることが要請されるが、この距離fを更に長くしないと集光が難しくなるといった問題が生じる。
また、レンズ12の屈折率nは、好ましくは1.59以上2.12以下であり、より好ましくは1.74以上2.1以下である。式(1)において中間層4の屈折率n及び距離fが定まると、レンズ12の曲率半径Rと屈折率nとの関係が求まる。距離fを0.03mmとし、中間層4の屈折率nをシリコーン樹脂の屈折率1.4として、レンズ12の曲率半径Rと屈折率nとの関係を図5に示す。略半球状の平凸レンズであるレンズ12の曲率半径Rはレンズピッチの半分程度であって、レンズアレイ3におけるレンズピッチの好ましい範囲(0.008mm以上0.03mm以下)から、レンズ12の曲率半径Rは0.004mm以上0.015mm以下であり、図5に示すレンズ12の曲率半径Rと屈折率nとの関係から、レンズ12の屈折率nは1.59以上2.12以下となる。
また、図示の例のように、レンズアレイ3の表面3aに機能性膜22を形成してもよい。レンズアレイ3の表面3aは平坦に形成されているため、例えば塗布などの簡便な方法によって機能性膜22を形成することができる。
機能性膜22としては、反射防止膜を例示することができる。多視点の視差画像Iを表示することによって視域が拡大されるが、レンズアレイ3の表面3aに反射防止膜を形成することにより、視域の広範囲で鮮明な画像を提示することが可能となる。なお、機能性膜22は、例えばハードコート膜や帯電防止膜や防汚膜などであってもよい。
以下、立体視画像表示体1の変形例について説明する。
要素画像10及びレンズ12の配列は、正方格子状に限らず、図6に示す例のようにハニカム状としてもよい。要素画像10及びレンズ12をハニカム状に配列することにより、要素画像10及びレンズ12を極めて密に配置することができ、例えば画像解像度を高めることができる。
また、レンズ12は、平面視で略円形状に限らず、隣り合うレンズ間の隙間を埋めた形状としてもよく、例えばレンズ12が正方格子状に配列される場合に、レンズ12は平面視で略正方形状とし、また、レンズ12がハニカム状に配列される場合には、図7に示す例のように、レンズ12は平面視で略六角形状としてもよい。
また、要素画像10における画素11の配列は、人間の視野が水平方向(両眼の並び方向)に相対的に広く、また人間の立体知覚において水平方向の視差が支配的であることを考慮して、水平方向に対応する方向の画素数を相対的に多くしてもよく、例えば図8に示す例のように、縦2画素、横4画素としてもよい。
なお、以上の例では、要素画像10を構成する複数の画素11が島状に群をなしてレンズ12毎に設けられているが、図9、図10、図11に示すように、画素11が等ピッチで一様に設けられ、その上にレンズ12が等ピッチで一様に設けられていてもよい。
また、レンズアレイ3について、略円形状や略六角形状のレンズ12が二次元状に配列されているものとして説明したが、水平方向の視差のみ与えるものとして、図12に示す例のように、シリンドリカル形状のレンズ12が一次元状に配列されたものであってもよい。
そして、レンズ12の形状をシリンドリカル形状とする場合に、図13に示す例のように、画素11の縦横の並びに対してレンズ12の長手方向が交差するようにレンズ12を配列してもよい。このようにレンズ12を配置することにより、シリンドリカル形状のレンズであっても垂直方向の視差を与えることができ、また、モアレを低減し、画質を高めることができる。
また、本発明は、要素画像10の絵柄を高解像度で形成し得る場合には、レンズアレイ3を介して要素画像10が観察される立体視画像表示体に適用可能である。例えば、図14に示すように、それぞれが僅かに異なる複数の要素画像10が描かれた画像担体2を用意し、その画像担体2の上にレンズアレイ3を配置することで、図15に示すような立体像を再生する、いわゆるインテグラルフォトグラフィー方式の立体視画像表示体にも適用することができる。
以上説明したとおり、本明細書には下記の事項が開示されている。
(1) 多数の要素画像が平面状に配列された画像担体と、多数のレンズが前記各要素画像に対応して平面状に配列され、前記画像担体とは反対側の表面が平坦に形成されたレンズアレイと、前記画像担体と前記レンズアレイとの間を埋める中間層と、を備え、前記要素画像は、複数の画素をそれぞれ含み、視点位置に応じ、前記レンズアレイを介して、前記要素画像における所定位置の画素の集合によって視差画像を生成する立体視画像表示体。
(2) 上記(1)の立体視画像表示体であって、前記レンズアレイの前記表面から前記画像担体までの距離をf、前記レンズの曲率半径をR、前記レンズの屈折率をn、前記中間層の屈折率をnとして、次式を満たす立体視画像表示体。
R=−f×(n−n)/n
(3) 上記(1)又は(2)の立体視画像表示体であって、前記レンズアレイにおけるレンズピッチが、0.008mm以上0.03mm以下である立体視画像表示体。
(4) 上記(3)の立体視画像表ラベルであって、前記レンズの屈折率が、1.59以上2.12以下である立体視画像表示体。
(5) 上記(1)から(4)のいずれか一つの立体視画像表示体であって、前記レンズアレイの前記表面に機能性膜が形成されている立体視画像表示体。
(6) 上記(5)の立体視画像表示体であって、前記機能性膜は反射防止膜である立体視画像表示体。
1 立体視画像表示体
2 画像担体
3 レンズアレイ
3a レンズアレイの表面
4 中間層
10 要素画像
11 画素
12 レンズ
22 機能性膜

Claims (6)

  1. 多数の要素画像が平面状に配列された画像担体と、
    多数のレンズが前記各要素画像に対応して平面状に配列され、前記画像担体とは反対側の表面が平坦に形成されたレンズアレイと、
    前記画像担体と前記レンズアレイとの間を埋める中間層と、
    を備え、
    前記要素画像は、複数の画素をそれぞれ含み、
    視点位置に応じ、前記レンズアレイを介して、前記要素画像における所定位置の画素の集合によって視差画像を生成する立体視画像表示体。
  2. 請求項1記載の立体視画像表示体であって、
    前記レンズアレイの前記表面から前記画像担体までの距離をf、前記レンズの曲率半径をR、前記レンズの屈折率をn、前記中間層の屈折率をnとして、次式を満たす立体視画像表示体。
    R=−f×(n−n)/n
  3. 請求項1又は2記載の立体視画像表示体であって、
    前記レンズアレイにおけるレンズピッチが、0.008mm以上0.03mm以下である立体視画像表示体。
  4. 請求項3記載の立体視画像表示体であって、
    前記レンズの屈折率が、1.59以上2.12以下である立体視画像表示体。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の立体視画像表示体であって、
    前記レンズアレイの前記表面に機能性膜が形成されている立体視画像表示体。
  6. 請求項5記載の立体視画像表示体であって、
    前記機能性膜は反射防止膜である立体視画像表示体。
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JP2021117348A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 グラパックジャパン株式会社 立体・可変画像表示体、立体視・可変視用画像形成方法

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