JP2015098883A - チェーンガイド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】案内シュー110と、該案内シュー110を支持するベース部材120とを備えたチェーンガイド100であって、ベース部材120が一体の板状部材で形成されるとともに、ベース部材120のシュー支持部121の幅方向が、チェーン走行面に対して直角となるように案内シュー110に取付けられ、シュー支持部121の延長部に取付部122が形成されていること。
【選択図】図1
Description
例えば、図8に示すように、エンジンルーム内のクランク軸とカム軸の夫々に設けたスプロケットS1、S2間に無端懸回したローラチェーン等の伝動チェーンCHを走行させるエンジンのタイミングシステムであって、タイミングチェーンCHがエンジンルームE内のクランク軸に取り付けた駆動スプロケットS1とカム軸に取り付けた一対の従動スプロケットS2との間に無端懸回されており、このタイミングチェーンCHが揺動ガイドGとチェーンガイド500(固定ガイド)とによってガイドされるタイミングシステムが公知である。
チェーンテンショナTは、揺動ガイドGを押圧することでタイミングチェーンCHの張力を適正に保持するとともに振動を抑制している。
しかしながら、固定側のチェーンガイドはチェーンの張力や振動に抗して安定的に案内するためにある程度の強度、剛性、耐久性が必要であり、樹脂材料のみで構成した場合、必要な強度、剛性、耐久性を得るためには、材料を厚く大きくする必要があり、エンジンルーム内での占有スペースが大きくなる。
そこで、チェーンガイド全体を樹脂製としつつ、金属製の補強材を挿入することで、チェーンガイド全体として必要な強度、剛性、耐久性を確保しつつ占有スペースを小さくしたものが公知である(特許文献1等参照。)。
また、チェーン走行面を有する案内シューのみを低摩擦の樹脂材料で形成し、金属等の強度、剛性、耐久性の大きな材料で形成されたベース部材で案内シューを支持するように形成することで、チェーンガイド全体として必要な強度、剛性、耐久性を確保しつつ占有スペースを小さくしたものが公知である(特許文献2等参照。)。
ベース部材520は、チェーン走行方向に延びるシュー支持部521と、チェーン走行方向に対して離間した位置でそれぞれ垂直に延びる取付部522からなり、一体の金属板から2箇所の取付部522を、それぞれ、シュー支持部521に対して90°屈曲することで形成されている。
案内シュー510は、走行案内部511がベース部材520のシュー支持部521に支持され、チェーン走行方向の両端部の端部係止片512および幅方向の適宜の箇所に設けられた複数の側部係止片513がシュー支持部521に係止されることによって嵌合および取外し可能に構成されている。
また、取付部近傍が従来と同様の構成であるため、取付部の位置の自由度が低く、チェーンガイドを取り付けるエンジン内側の設計に制約が生じるという問題があった。
また、シュー支持部521と2箇所の取付部522を一体の金属板の2箇所を90°に屈曲させることで、シュー支持部521と2箇所の取付部522を形成で構成するため金属材料を多く必要とし、また、1枚の金属板から打ち抜き等で製造する際に突起部の多い輪郭形状であるため、材料の無駄も多くなるという問題があった。
さらに、シュー支持部521が金属板をチェーン走行面511と平行な面方向に配置するように構成されているため、充分な剛性を持たせるためには板厚を厚くする必要があった。
また、取付部が、延長部に形成されていることにより、延長部の形状の変更が容易であり、曲げ加工等も自由に行うことが可能なため、エンジン等の取付対象の設計自由度も向上する。
本請求項3に記載の構成によれば、曲げ加工によって取付部を形成することで、製造が容易となるとともに、取付部を任意の位置に配置し、任意の形状とすることが可能となり、エンジン等の取付対象の設計自由度もさらに向上する。
本請求項4に記載の構成によれば、揺動ガイドとして構成する際に、ベース部材の延長部を屈曲してプランジャと当接する面を広くすることができ、プランジャの押圧力を小さな面圧でかつ、均等に受けることが可能となる。
本請求項5に記載の構成によれば、ベース部材への案内シューの取付のための構成を簡略化することが可能となり、さらに製造が容易となる。
本請求項6に記載の構成によれば、案内シューあるいはベース部材のいずれかを変更するだけで多様な設計が可能となり、エンジン等の取付対象の設計自由度もさらに向上する。
本請求項7に記載の構成によれば、使用時にベース部材や案内シューが温度変化やチェーンの張力や振動等で変形した際の伸縮量の差を、案内シューとベース部材が相対的に変位することで逃すことが可能となり、特定の箇所に集中的な応力が加わらずさらに耐久性を向上することができる。
ベース部材は、金属材料であるのが望ましく、特に圧延鋼板から製造されるのが好適であるが、剛性、耐久性、成形性、コスト等の諸条件に応じて公知の適宜のものを選択すればよい。
案内部シューの材質は、合成樹脂であるのが望ましいが、摩擦抵抗、剛性、耐久性、成形性、コスト等に諸条件に応じて公知の適宜のものを選択すればよい。
チェーンガイド100は、前述した公知のタイミングシステムに適用されるものであり、図1乃至図4に示すように、走行するチェーンを摺動案内するチェーン走行面111を有する案内シュー110と、該案内シュー110をチェーン走行方向に沿って支持するベース部材120とを備えている。
ベース部材120は、チェーン走行方向に延びるシュー支持部121とチェーン走行方向の両端部に連続し、屈曲して取付部122を構成する延長部を有している。
ベース部材120は、図6に示すように、1枚の圧延鋼板Kから一様な幅で打ち抜き後、シュー支持部121に対し延長部を屈曲することにより、取付部122が形成される。
また、シュー支持部121は、チェーン走行方向に沿って所定の湾曲形状が付与されている。
ベース部材120の両端の延長部は、チェーン走行面111の上下方向に延びるように屈曲されて取付部122を形成し、エンジンルーム内に固定するためのボルト等が挿通される取付孔123が設けられている。
案内シュー110のチェーン走行方向両端付近は上下方向に高く形成され、シュー支持部121が深く嵌合することでより確実に嵌合固定可能に構成されている。
また、案内シュー110はシュー支持部121に嵌合した状態で、両端の屈曲箇所124によってチェーン走行方向への変位が規制される。
このことで、案内シュー110とベース部材120は、互いにチェーン走行方向に変位可能に嵌合、および、取外し可能に構成されている。
さらに、屈曲箇所124をそれぞれ1箇所としたが、延長部の複数箇所で屈曲させても良い。
揺動ガイドを構成するチェーンガイド200は、図5に示すように、走行するチェーンを摺動案内するチェーン走行面211を有する案内シュー210と、該案内シュー210をチェーン走行方向に沿って支持するベース部材220とを備えている。
ベース部材220は、チェーン走行方向に延びるシュー支持部221とチェーン走行方向の一方の端部(図示左側)に連続し、屈曲して取付部222を構成する延長部と、他方の端部(図示左側)に連続し、屈曲して押圧用折曲部225を構成する延長部を有している。
取付部222は、第1実施形態の取付部122と同様の構造である。
押圧用折曲部225は、下方に延びさらにチェーン走行面と平行となる当接面226を形成するように屈曲されている。
案内シュー210のチェーン走行方向両端付近は上下方向に高く形成されて、取付部222側の端部では、シュー支持部221が深く嵌合することでより確実に嵌合固定可能に構成されている。
押圧用折曲部225側の端部では、案内シュー210の直下で押圧用折曲部225が屈曲しているため、上下方向に高く形成された部分にはシュー支持部221を嵌合する溝は設けられず、当接面226から伝わるテンショナプランジャの押圧力を適切に受けることができる形状に形成されている。
取付部222には、ベース部材220をエンジンルーム内に揺動可能に取り付けるためのボルト等が挿通される取付孔223が設けられている。
また、当接面226は、プランジャの押圧力を小さな面圧でかつ、均等に受けるように、案内シュー210の幅と同等幅の面を形成するように構成されている。
例えば、取付部122、222は、前述の実施形態のような屈曲するもののほかに、捻りや折曲げによって形成されていてもよく、チェーンの走行の障害にならないのであれば、延長部をそのまま取付部として形成してもよい。
また、取付部122、222には取付孔123、223を設けたが、取付対象との取り付け方法によっては、取付孔によらない形状、構造としてもよい。
また、前述の実施形態は、タイミングシステムを有するエンジン内に設けられるものであるが、これに限定されず様々な機器類に適用可能である。
また、チェーンによる伝動機構に限らず、ベルト、ロープ等の類似の伝動機構に適用されてもよく、種々の産業分野において利用可能である。
200 ・・・ チェーンガイド(揺動ガイド)
110、210、510 ・・・ 案内シュー
111、211、511 ・・・ チェーン走行面
512 ・・・ 端部係止片
513 ・・・ 側部係止片
120、220、520 ・・・ ベース部材
121、221、521 ・・・ シュー支持部
122、222、522 ・・・ 取付部(延長部)
123、223、523 ・・・ 取付孔
124、224 ・・・ 屈曲箇所
225 ・・・ 押圧用折曲部(延長部)
226 ・・・ 当接面
S1 ・・・ 駆動スプロケット
S2 ・・・ 従動スプロケット
CH ・・・ タイミングチェーン
B0 ・・・ 揺動軸
B1 ・・・ 取付軸
B2 ・・・ 取付軸
G ・・・ チェーンガイド(揺動ガイド)
T ・・・ チェーンテンショナ
K ・・・ 圧延鋼板
Claims (7)
- 走行するチェーンを摺動案内するチェーン走行面を有する案内シューと、該案内シューをチェーン走行方向に沿って支持するベース部材とを備えたチェーンガイドであって、
前記ベース部材が、一体の板状部材で形成されるとともに、チェーン走行方向に延びるシュー支持部と、取付部を有し、
前記シュー支持部の幅方向が、前記チェーン走行面に対して直角となるように取付けられ、
前記ベース部材が、シュー支持部のチェーン走行方向の少なくとも一方の端部に連続して延長部を有し、
前記取付部が、前記延長部に形成されていることを特徴とするチェーンガイド。 - 前記案内シューが、合成樹脂材料で形成され、
前記ベース部材が、前記シュー支持部および延長部を通して一様な幅の金属板材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーンガイド。 - 前記ベース取付部が、少なくとも一方の端部の前記延長部をシュー支持部に対して屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェーンガイド。
- 前記延長部がシュー支持部のチェーン走行方向の両端部に設けられ、
一方の端部の前記延長部が、テンショナプランジャの当接面を形成するように屈曲されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチェーンガイド。 - 前記延長部の屈曲箇所が、前記案内シューとベース部材とのチェーン走行方向の移動規制部を構成することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のチェーンガイド。
- 前記案内シューとベース部材が、互いに嵌合および取外し可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェーンガイド。
- 前記案内シューとベース部材が、互いにチェーン走行方向に変位可能に嵌合されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のチェーンガイド。
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