JP2015098238A - トレーリングアーム取付部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の重量増大やコストの増大を抑制しつつ、トレーリングアーム取付箇所において高い剛性を得ることを目的とする。【解決手段】本発明にかかるトレーリングアーム取付部構造100の構成は、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150は、ボルト172を支持する箇所の周囲に膨出部144・154を有し、ブラケットリンフォースの膨出部は、車両側面視でインサイドブラケットの膨出部内の範囲で膨出していて、インサイドブラケットおよびブラケットリンフォースが、それぞれの膨出部および膨出部の周囲で当接することにより、ボルトの支持箇所の周囲にインサイドブラケットおよびブラケットリンフォースによって囲まれる閉断面174a・174bが形成され、ナットリテーナ160は、ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐようにブラケットリンフォースに接合されることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、車両後部のトーションビーム式リヤサスペンションのトレーリングアームを揺動可能に車両に取り付けるトレーリングアーム取付部構造に関するものである。
トーションビーム式リヤサスペンションは、車両のサスペンション形式の一種である。トーションビーム式リヤサスペンションでは、車両後部の床面の下方で車幅方向に延びるトーションビーム(クロスビームとも称される)の左右にトレーリングアームが配置されている。このトレーリングアームを車両後部に取り付けることにより、トーションビーム式リヤサスペンションが揺動可能に車両後部に支持される(例えば特許文献1)。
特開2003−154971号公報
車両において、トレーリングアームの取付箇所には、トーションビームからの曲げ荷重や捩り荷重が他の箇所よりも多くかかる。このため、操縦安定性およびNHV(Noise・Vibration・Harshness)を確保するべくトレーリングアームの取付箇所には高い剛性が必要である。またトレーリングアームには、路面走行時の振動がリヤタイヤから入力されるため、その振動を緩和するためのブッシュが内蔵されている。このブッシュを有効に機能させるためにも、トレーリングアームの取付箇所には局所的に高い剛性が求められる。
特許文献1のようにトレーリングアームの取付箇所にエクステンションを設定する手段によれば、かかる取付箇所の剛性向上が図られる。しかしながら、そのような手段によると、トレーリングアームの取付箇所において高い剛性が得られる一方、エクステンションのような部材の追加によって車両の重量増大やコストの増大を招いてしまう。またトレーリングアームの取付箇所となる部材の板厚を厚くすれば剛性を高めることが可能であるものの、やはり重量やコストの増大を招くこととなる。
本発明は、このような課題に鑑み、車両の重量増大やコストの増大を抑制しつつ、トレーリングアーム取付箇所において高い剛性を得ることが可能なトレーリングアーム取付部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるトレーリングアーム取付部構造の代表的な構成は、車両後部のトーションビーム式リヤサスペンションのトレーリングアームを揺動可能に車両に取り付けるトレーリングアーム取付部構造であって、車両後部の床面を構成するリヤフロアパネルの下方で車両前後方向に延びるサイドメンバと、サイドメンバの車両外側に配置されトレーリングアームの揺動軸となるボルトを貫通させて支持するアウトサイドブラケットと、アウトサイドブラケットの車両内側に配置されボルトを貫通させて支持するインサイドブラケットと、インサイドブラケットの車両内側に接合されインサイドブラケットを補強しボルトを貫通させて支持するブラケットリンフォースとを含むトレーリングアーム取付部構造において、ブラケットリンフォースの車両内側の面に接合されボルトの端部に組み付けられるナットを貫通させて保持するナットリテーナを更に含み、ブラケットリンフォースおよびインサイドブラケットの少なくとも一方はサイドメンバに接合され、インサイドブラケットおよびブラケットリンフォースは、ボルトを支持する箇所の周囲が車両外側に向かって膨らんだ膨出部を有し、ブラケットリンフォースの膨出部は、車両側面視でインサイドブラケットの膨出部内の範囲で膨出していて、インサイドブラケットおよびブラケットリンフォースが、それぞれの膨出部および膨出部の周囲で当接することにより、ボルトの支持箇所の周囲にインサイドブラケットおよびブラケットリンフォースによって囲まれる閉断面が形成され、ナットリテーナは、ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐようにブラケットリンフォースに接合されることを特徴とする。
上記構成によれば、トレーリングアームの揺動軸となるボルトの支持箇所の周囲にインサイドブラケットおよびブラケットリンフォースに囲まれた閉断面が形成されることにより、かかる支持箇所ひいてはトレーリングアームの取付部の剛性を高めることができる。そして、ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐようにナットリテーナが配置されることにより、膨出部の周囲の両側面がナットリテーナによって連結される。これにより、膨出部の開きが抑制されるため、ボルトすなわちトレーリングアームの揺動軸のブレを防ぐことができ、高い操縦安定性およびNHVを得ることが可能となる。
このとき、上記構成では、インサイドブラケットおよびブラケットリンフォースの形状変更、ならびにナットリテーナの配置位置により、新たな部材を追加することなくトレーリングアーム取付部の剛性の向上が達成される。したがって、本発明によれば、車両の重量増大やコストの増大を抑制しつつ、トレーリングアーム取付箇所において高い剛性を得ることが可能となる。
上記閉断面は、車両側面視でサイドメンバと重なる位置まで及んでいるとよい。かかる構成によれば、トレーリングアーム取付部にかかった荷重をサイドメンバに効率的に分散することが可能となる。
上記ナットリテーナの、ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐ長手方向の縁には、車両内側に向かって突出するビード形状またはフランジが設けられていて、ナットリテーナの、ナットを貫通させて保持する箇所の周囲には、ビード形状またはフランジと逆方向に向かって膨らんだ窪み部が設けられているとよい。これにより、ナットリテーナの剛性を向上させることができ、ひいては上述した膨出部の開きを抑制する効果を高めることが可能となる。
当該トレーリングアーム取付部構造は、車両前後方向でブラケットリンフォースの膨出部の範囲内に位置しサイドメンバの内面に接合されサイドメンバを補強するフロントブレースを更に含むとよい。これにより、ブラケットリンフォースの膨出部、すなわちトレーリングアームの揺動軸であるボルトを支持する箇所近傍のサイドメンバの剛性を高めることができる。したがって、トレーリングアーム取付部にかかった荷重をより確実にサイドメンバに分散することが可能となる。
本実施形態にかかるトレーリングアーム取付部構造を備える車両の全体斜視図である。 図1(b)の拡大図である。 図1(b)の拡大図である。 図1(b)の拡大図である。 図3のA−A断面図である。 図3に示すナットリテーナの変形例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるトレーリングアーム取付部構造(以下、単に取付部構造100と称する)を備える車両100aの全体斜視図である。図1(a)は車両100aを左側方から観察した全体斜視図であり、図1(b)は車両100aを下方から観察した全体斜視図である。
図1(a)に示すように、車両100aでは、車両後部の床面を構成するリヤフロアパネル102が設けられている。図1(b)に示すように、リヤフロアパネル102の下方には、車両前後方向に延びるサイドメンバであるリアフロアサイドメンバ(以下、サイドメンバ110と称する)が配置されている。
本実施形態では、トーションビーム式リヤサスペンションによって車両100aの後輪(不図示)が支持される。詳細には、トーションビーム式リヤサスペンションでは、図1(b)に示すように、車幅方向に延びるトーションビーム104の両端に後輪を支持するトレーリングアーム106a・106bが配置されている。かかるトレーリングアーム106a・106bが車両に揺動可能に取り付けられる。本実施形態の取付部構造100は、これらのトレーリングアーム106a・106bを車両100aに取り付けるための構造である。
図2、図3および図4は、図1(b)の拡大図である。図2は、図1(b)の破線円内を車両内側から観察した状態を図示していて、図3は、図2のブラケットブレース180を不図示とした状態を図示していて、図4は、図1(b)の破線円内を車両外側から観察した状態を図示している。なお、トレーリングアーム106a・106bは左右対称に同様の構成を有するため、以下の説明ではトレーリングアーム106aを車両に取り付ける場合を例示して説明する。
図4に示すように、サイドメンバ110の車両外側には、車両前後方向に延びるサイドシル120が配置されている。このサイドシル120の車両内側であってサイドメンバ110の車両外側には、トレーリングアーム106aの揺動軸となるボルト172(図5参照)を貫通させて支持するアウトサイドブラケット130が配置されている。またアウトサイドブラケット130の車両内側には、同じくボルト172を貫通させて支持するインサイドブラケット140が配置されている。
インサイドブラケット140の車両内側には、そこに接合されてインサイドブラケット140を補強し、ボルト172を貫通させて支持するブラケットリンフォース150が配置されている。また図3に示すように、ブラケットリンフォース150の車両内側の面には、ボルト172の端部に組み付けられるナット170を貫通させて保持するナットリテーナ160が接合される。このようにナット170を車体側の部材に直接溶接せずナットリテーナ160に保持させる方式はフローティング方式と称され、かかるフローティング方式によれば、ボルト172の挿入性ひいてはトレーリングアーム106aの取付性を高めることができる。
更に、図2に示すように、ブラケットリンフォース150の車両内側にはブラケットブレース180が配置される。ブラケットブレース180は、ブラケットリンフォース150の車両内側の面150aとサイドメンバの下面110aおよび車両内側の面110bとに跨るようにそれらの面に接合される。本実施形態の取付部構造100は、これらのアウトサイドブラケット130、インサイドブラケット140、ブラケットリンフォース150、ナットリテーナ160およびブラケットブレース180を含んで構成される。
図5は、図3のA−A断面図である。トレーリングアーム106a(図1参照)の端部には、図5に示すトレーリングアームリンク190が設けられている。トレーリングアームリンク190は、内部に挿通孔192aを有する筒状のスペーサ192が中心に配置されていて、このスペーサ192の周囲に筒状のブッシュ194が配置されている。アウトサイドブラケット130とインサイドブラケット140とはそれらの前端同士が接合されることによって車両後方側が開口した略コの字形状となっていて、このコの字に内部にトレーリングアームリンク190が配置される。
トレーリングアーム106aの車両への組付けでは、図5に示すように、まずサイドシル120に設けられたボルト穴122、およびアウトサイドブラケット130に設けられたボルト穴132にトレーリングアーム106aの揺動軸となるボルト172を貫通させ、かかるボルト172をスペーサ192の挿通孔192aに挿通させる。その後、インサイドブラケット140のボルト穴142およびブラケットリンフォース150のボルト穴152にボルト172を挿通し、ボルト172の端部をナットリテーナ160に保持されたナット170に組み付ける。これにより、トレーリングアームリンク190ひいてはトレーリングアーム106aが揺動可能に車両100aに取り付けられる。
図4に示すように、本実施形態では、ブラケットリンフォース150およびインサイドブラケット140は、サイドメンバ110の外側面110cに接合される。これにより、ブラケットリンフォース150やインサイドブラケット140、すなわちトレーリングアーム106aの取付部にかかった荷重をサイドメンバ110に分散することが可能となる。なお、本実施形態ではブラケットリンフォース150およびインサイドブラケット140の両方をサイドメンバ110に接合する構成を例示したが、これに限定するものではなく、それらのうち少なくとも一方をサイドメンバ110に接合すればよい。
本実施形態の取付部構造100の特徴は、図5に示す膨出部144・154(ハット形状)が形成されていることである。膨出部144・154は、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150のうち、ボルトを支持する箇所、すなわちそれらのボルト穴142・152の周囲で、車両外側に向かって膨らんでいる。特に、ブラケットリンフォース150の膨出部154は、車両側面視でインサイドブラケット140の膨出部144内の範囲で膨出していて、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150が、それぞれの膨出部144・154、および膨出部144・154の周囲の面で当接している。これにより、取付部構造100において、ボルト172の支持箇所の周囲に、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150によって囲まれる閉断面174a・174bが形成される。そのため、ボルト172の支持箇所の周囲、特にブッシュ194の当接箇所の剛性を高めることができる。
また本実施形態の特徴は、図3および図5に示すように、ナット170を保持するナットリテーナ160が、ブラケットリンフォース150の膨出部154を跨ぐようにブラケットリンフォースに接合されることである。これにより、膨出部154の周囲の両側面、すなわちボルト172の支持箇所の両側の閉断面174a・174bがナットリテーナ160によって連結されるため、膨出部154の開き(口開き)ひいては閉断面174a・174bの変形が抑制される。したがって、トレーリングアーム106aの揺動軸(懸架軸)であるボルト172のブレを防ぐことができ、トレーリングアーム106aの懸架剛性を高め、高い操縦安定性およびNHVを得ることが可能となる。
上記構成において、トレーリングアーム取付部の剛性は、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150の形状変更、ならびにナットリテーナ160の配置位置により向上可能であり、新たな部品の追加は不要である。したがって、本実施形態の取付部構造100によれば、車両100aの重量やコストの増大を抑制しつつ、トレーリングアーム取付部において高い剛性を得ることが可能となる。またこのようにトレーリングアーム取付部の剛性を向上可能であることにより、板厚の低減が可能であるため、重量およびコストの低減を図ることもできる。
また本実施形態では、図5に示すように、インサイドブラケット140およびブラケットリンフォース150の膨出部144・154をサイドメンバ110と重なる位置まで延ばしている。これにより、膨出部144・154において形成される閉断面174a・174bは、車両側面視でサイドメンバ110と重なる位置まで及ぶこととなる。このように、閉断面174a・174bをサイドメンバ110と重なる位置に至るようにしている。すなわち閉断面174a・174bを上下方向(サイドメンバ110の前後方向と直行する方向)に延ばしている。これにより、インサイドブラケット140やブラケットリンフォース150にかかった荷重をサイドメンバ110に好適に分散することができる。
本実施形態の取付部構造100では更に、図3に示すように、フロントブレース176(破線にて図示)を配置している。フロントブレース176は、サイドメンバ110の内部において、車両前後方向でブラケットリンフォース150の膨出部154の範囲内の位置に、サイドメンバ110の内面に接合されてサイドメンバ110を補強する。かかる構成により、サイドメンバ110において、車両前後方向でブラケットリンフォース150の膨出部154の範囲内(トレーリングアーム106aの揺動軸であるボルト172を支持する箇所近傍)に相当する箇所の剛性が向上する。したがって、ボルト172の支持箇所近傍にかかった荷重をより確実にサイドメンバ110に分散することが可能となる。
また本実施形態では、図3に示すように、ナットリテーナ160において、ブラケットリンフォース150の膨出部154を跨ぐ長手方向の縁(本実施形態では上縁および下縁)に、車両内側に向かって突出するフランジ162a・162bが設けられている。このようにフランジ162a・162bを設けることにより、ナットリテーナ160において高い剛性が得られる。このため、荷重によるナットリテーナ160の変形をより好適に防ぐことができ、上述した膨出部154の開きを抑制する効果を更に高めることが可能となる。
更に本実施形態では、フランジ162a・162bが設けられたナットリテーナ160において、ナット170を貫通させて保持する箇所の周囲に、かかるフランジ162a・162bと逆方向すなわち車両外側に向かって膨らんだ窪み部164a・164bを設けている。これにより、ナットリテーナ160の剛性、特にナット170を保持する箇所の剛性を高めることができ、膨出部154の開きを抑制する効果を一層高めることが可能となる。なお、図示はしないが、図3に示すフランジ162a・162bに替えて、車両内側に向かって突出するビード形状を設けることによっても、フランジ162a・162bを設けた場合と同様の効果を得ることが可能である。
図6は、図3に示すナットリテーナ160の変形例を説明する図である。上述したように、本実施形態ではナットリテーナ160の長手方向の縁にフランジ162a・162bを設ける構成としたが、図6(a)に示すように、フランジを設けない構成とすることも可能である。また図6(b)に示すように、ナットリテーナ160は、窪み部を設けず、フランジ162a・162bのみを設ける構成とすることも可能である。
なお、図3では、フランジ162a・162bおよび窪み部164a・164bの両方を設ける構成を例示したが、これに限定するものではない。窪み部164a・164bは、フランジ162a・162bが設けられていない、例えば図6(a)に示すナットリテーナ160にも設けることが可能であり、この場合、窪み部164a・164bが膨らむ方向は、車両内側または車両外側のいずれの方向であってもよい。またフランジ162a・162bではなくビード形状が設けられたナットリテーナ160に窪み部164a・164bを設ける場合には、窪み部164a・164bは、ビード形状が膨らむ方向と逆方向に膨らませることが好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両後部のトーションビーム式リヤサスペンションのトレーリングアームを揺動可能に車両に取り付けるトレーリングアーム取付部構造に利用することができる。
100…取付部構造、100a…車両、102…リヤフロアパネル、104…トーションビーム、106a…トレーリングアーム、106b…トレーリングアーム、110…サイドメンバ、110a…下面、110b…内側面、110c…外側面、120…サイドシル、122…ボルト穴、130…アウトサイドブラケット、132…ボルト穴、140…インサイドブラケット、142…ボルト穴、144…膨出部、150…ブラケットリンフォース、150a…内側面、152…ボルト穴、154…膨出部、160…ナットリテーナ、162a…フランジ、162b…フランジ、164a、164b…窪み部、170…ナット、172…ボルト、174a…閉断面、174b…閉断面、176…フロントブレース、180…ブラケットブレース、190…トレーリングアームリンク、192…スペーサ、192a…挿通孔、194…ブッシュ

Claims (4)

  1. 車両後部のトーションビーム式リヤサスペンションのトレーリングアームを揺動可能に車両に取り付けるトレーリングアーム取付部構造であって、
    車両後部の床面を構成するリヤフロアパネルの下方で車両前後方向に延びるサイドメンバと、
    前記サイドメンバの車両外側に配置され前記トレーリングアームの揺動軸となるボルトを貫通させて支持するアウトサイドブラケットと、
    前記アウトサイドブラケットの車両内側に配置され前記ボルトを貫通させて支持するインサイドブラケットと、
    前記インサイドブラケットの車両内側に接合され該インサイドブラケットを補強し前記ボルトを貫通させて支持するブラケットリンフォースとを含むトレーリングアーム取付部構造において、
    前記ブラケットリンフォースの車両内側の面に接合され前記ボルトの端部に組み付けられるナットを貫通させて保持するナットリテーナを更に含み、
    前記ブラケットリンフォースおよび前記インサイドブラケットの少なくとも一方は前記サイドメンバに接合され、
    前記インサイドブラケットおよび前記ブラケットリンフォースは、前記ボルトを支持する箇所の周囲が車両外側に向かって膨らんだ膨出部を有し、該ブラケットリンフォースの膨出部は、車両側面視で該インサイドブラケットの膨出部内の範囲で膨出していて、
    前記インサイドブラケットおよび前記ブラケットリンフォースが、それぞれの前記膨出部および該膨出部の周囲で当接することにより、前記ボルトの支持箇所の周囲に該インサイドブラケットおよび該ブラケットリンフォースによって囲まれる閉断面が形成され、
    前記ナットリテーナは、前記ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐように該ブラケットリンフォースに接合されることを特徴とするトレーリングアーム取付部構造。
  2. 前記閉断面は、車両側面視で前記サイドメンバと重なる位置まで及んでいることを特徴とする請求項1に記載のトレーリングアーム取付部構造。
  3. 前記ナットリテーナの、前記ブラケットリンフォースの膨出部を跨ぐ長手方向の縁には、車両内側に向かって突出するビード形状またはフランジが設けられていて、
    前記ナットリテーナの、前記ナットを貫通させて保持する箇所の周囲には、前記ビード形状またはフランジと逆方向に向かって膨らんだ窪み部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のトレーリングアーム取付部構造。
  4. 車両前後方向で前記ブラケットリンフォースの膨出部の範囲内に位置し前記サイドメンバの内面に接合され該サイドメンバを補強するフロントブレースを更に含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトレーリングアーム取付部構造。
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