JP2015097696A - 揚送研磨装置及びそれを備える遊技機島 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】揚送研磨装置は、筒体と、移送手段と、前記移送手段により排出された前記遊技媒体から前記研磨材及び前記汚れ成分を分離する第1の分離手段と、前記第1の分離手段からの前記遊技媒体から前記研磨材及び前記汚れ成分を分離する第2の分離手段と、前記第1の分離手段により分離された前記研磨材及び前記汚れ成分を流下させる第1の経路と、前記第2の分離手段により分離された前記研磨材及び前記汚れ成分を流下させる第2の経路と、前記第1の経路及び前記第2の経路のそれぞれの下流が結合された第3の経路と、前記第1の経路に接続し、前記第1の経路から前記汚れ成分を集塵するための第1の集塵経路、及び、前記第3の経路に接続し、前記第3の経路から前記汚れ成分を集塵するための第2の集塵経路を有する集塵手段とを備える。
【選択図】図2
Description
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の揚送研磨装置であって、前記集塵手段は、前記第1の集塵経路と前記第2の集塵経路との双方を介して、前記汚れ成分を集塵する一つの集塵装置を含むことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、遊技機島であって、請求項1又は請求項2に記載の揚送研磨装置を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機島1の一例を示す模式図である。遊技機島1は、遊技ホールのフロア上に構築されたフレーム100と、複数の遊技機200と、遊技媒体循環機構とを有する。遊技機200は、多数背中合わせにされ、表裏面に沿って並設され、フレーム100に収容される。以下、遊技機200をパチンコ機とし、遊技媒体を遊技球(パチンコ球)として説明する。ここで、遊技機200が並設される方向を「長手方向」という。また、長手方向と直交する水平方向を「短手方向」という。また、長手方向と短手方向との双方と直交する方向を「高さ方向」という。
揚送研磨装置10は、複数の遊技機200が配列された遊技機島1に用いられる。揚送研磨装置10は、筒体30と、移送手段40と、第1の分離手段50aと、第2の分離手段50bと、第1の経路51aと、第2の経路52aと、第3の経路53aと、集塵手段62とを備える。
筒体30は、遊技機島1に立設される。筒体30は、遊技機島1の長手方向に延ばされた筒軸を有する下部30bと、遊技機島1の高さ方向に延ばされた筒軸を有する上部30cと、下部と上部との間において湾曲した筒軸を有する中間部30dとから構成される。このような構成により、筒体30は、遊技機島1にJ字状に立設される。
移送手段40は、合流部31において合流した遊技媒体と研磨材とを筒体30の内部で混ぜ合わせた状態で上方へ移送し、遊技媒体、研磨材、及び、移送中に遊技媒体から離された汚れを含む汚れ成分を筒体30の上部から排出する。移送手段40は、スクリュー部材41とモータ42とから構成される。スクリュー部材41は、筒体30の内部に挿通された螺旋状の部材である。モータ42は、スクリュー部材41を筒体30の内部で回転させる。
図4は、第1の分離手段50aを表す正面図である。第1の分離手段50aは、移送手段40により排出された遊技媒体と研磨材及び汚れ成分とを分離する。第1の分離手段50aは、第1の落下手段500と、制限手段501とを含む。
第1の落下手段500は、移送手段40から排出された遊技媒体を第2の分離手段50bへ導きながら、研磨材及び汚れ成分を落下させることによって遊技媒体と研磨材及び汚れ成分とを分離する。なお、筒体30は、その上端部に分離排出筒30aを含む。分離排出筒30aは、その壁に長孔h1が開けられている。長孔h1は、遊技媒体より狭く、かつ、研磨材より広い隙間を有し、揚送された研磨材及び汚れ成分をこの隙間を介して落下させる。落下した研磨材及び汚れ成分は、回収傾斜路520(後述)へ導かれる。
制限手段501は、第1の落下手段500において導かれる遊技媒体の運動を制限する。例えば、遊技媒体は、第1の落下手段500の上を飛び跳ねるように運動しながら流下する場合がある。遊技媒体がこのような運動をした場合、研磨材及び汚れ成分が分離されないうちに、遊技媒体が第1の落下手段500を通過することがある。制限手段501は、遊技媒体のこのような運動を制限する。
図6は、第2の分離手段50bを表す正面図である。図7は、第2の分離手段50bを表す平面図である。第2の分離手段50bは、第1の分離手段50aからの遊技媒体を一段に整列させ、整列された遊技媒体から研磨材及び汚れ成分を分離する。第2の分離手段50bは、整列手段51と、第2の落下手段52とを含む。
整列手段51は、第1の分離手段50aからの遊技媒体を一段に整列させる。遊技媒体が一段に整列された状態とは、遊技媒体が高さ方向に重なり合わない状態である。本明細書において、遊技媒体が高さ方向に重なり合わない状態を「一段」と称する。遊技媒体が高さ方向に重なり合う状態を「複数段」と称する。
第2の落下手段52は、整列手段51により整列された遊技媒体から研磨材及び汚れ成分を落下させることによって、遊技媒体から研磨材を分離する。第2の落下手段52は、第1の落下手段500において分離されなかった研磨材及び汚れ成分を落下させる。
第1の経路51aは、第1の分離手段50aにより分離された研磨材及び汚れ成分を流下させる(図4参照)。第1の経路51aは、回収傾斜路520と、漏斗体521と、研磨材ストック54の上部とから構成される。回収傾斜路520は、第1の落下手段500の下方に設けられる。回収傾斜路520は、第1の落下手段500から落下する研磨材及び汚れ成分を受けることが可能な位置に設けられる。回収傾斜路520は、その傾斜に沿って、研磨材及び汚れ成分を漏斗体521へ導く。なお、回収傾斜路520において筒体30が貫通されて設けられてもよい。この場合、回収傾斜路520の短手方向の幅は、筒体30の外径よりも広く構成される。回収傾斜路520の筒体30が貫通された箇所において、研磨材及び汚れ成分は、筒体30の外側を迂回するように流下する。研磨材及び汚れ成分は、回収傾斜路520の下端から漏斗体521へ落下する。
第2の経路52aは、第2の分離手段50bにより分離された研磨材及び汚れ成分を流下させる。第2の経路52aは、回収管530により構成される。回収管530は、その上端が第2の落下手段52の下方に設けられる。回収管530は、第2の落下手段52から落下する研磨材及び汚れ成分を受けることが可能な位置に設けられる。回収管530の下端は、研磨材ストック54の上部に連通される。回収管530は、その内部を通して、研磨材及び汚れ成分を流下させる。回収管530は、研磨材及び汚れ成分を研磨材ストック54の上部へ導く。なお、回収管530の下部と研磨材ストック54の上部とが連通されることによって、第1の経路51a及び第2の経路52aのそれぞれの下流が結合される。
第3の経路53aは、第1の経路51a及び第2の経路52aのそれぞれの下流が結合されて構成される。第3の経路53aは、研磨材ストック54のうち回収管530と連通された位置より下部と、戻し通路60とから構成される。
集塵手段62は、汚れ成分を集塵する。集塵手段62は、第1の集塵経路56aと第2の集塵経路56bと一つの集塵装置57とを有する(図2参照)。
第1の集塵経路56aは、第1の経路51aから汚れ成分を集塵するための経路である。第1の集塵経路56aは、第1の経路51aに接続する。第1の集塵経路56aは、集塵ノズル56と第1の集塵ホース551とから構成される。集塵ノズル56は、研磨材ストック54の壁に設けられた穴から研磨材ストック54の内部へ突出するようにして取り付けられる。集塵ノズル56は、汚れ成分が通過でき、研磨材が通過できない程度の隙間を有する。
第2の集塵経路56bは、第3の経路53aから汚れ成分を集塵するための経路である。第2の集塵経路56bは、第1の経路51aにおいて集塵ノズル56に吸い込まれなかった汚れ成分と第2の経路52aを通じて流下した汚れ成分とを集塵するために用いられる。第2の集塵経路56bは、第3の経路53aに接続する。第2の集塵経路56bは、集塵口61と第2の集塵ホース552とから構成される。集塵口61は、戻し通路60の底部に設けられる。集塵口61は、汚れ成分が通過でき、研磨材が通過できない程度の隙間を有する(図3参照)。それにより、研磨材は、集塵口61に吸い込まれずに合流部31へ導かれる。
集塵手段62は、一つの集塵装置57を含む。さらに、第1の集塵ホース551及び第2の集塵ホース552は、一つの集塵装置57に接続される。集塵装置57は、空気を吸引可能な動力を有する。集塵装置57は、第1の集塵経路56aを介して汚れ成分を集塵するとともに、第2の集塵経路56bを介して汚れ成分を集塵する。この構成によって、集塵装置57は、第1の集塵経路56aと第2の集塵経路56bとの双方を介して、汚れ成分を集塵する。従って、省スペース化を図ることができる。さらに、2つの集塵経路を用いて汚れ成分を集塵することによって、研磨材と汚れ成分との分別の確実性が向上する。
2 本体
3 島上タンク
4 ベース
5 支柱
7 下部タンク
8 アウト球投入樋
9 島上樋
10 揚送研磨装置
30 筒体
30a 分離排出筒
31 合流部
40 移送手段
41 スクリュー部材
42 モータ
50a 第1の分離手段
50b 第2の分離手段
51 整列手段
51a 第1の経路
52 第2の落下手段
52a 第2の経路
53a 第3の経路
54 研磨材ストック
56 集塵ノズル
56a 第1の集塵経路
56b 第2の集塵経路
57 集塵装置
60 戻し通路
61 集塵口
62 集塵手段
100 フレーム
101 幕板
102 収納枠
103 膳板
104 腰板
200 遊技機
500 第1の落下手段
501 制限手段
510 傾斜面
520 回収傾斜路
521 漏斗体
530 回収管
551 第1の集塵ホース
552 第2の集塵ホース
Claims (3)
- 複数の遊技機が配列された遊技機島に用いられる揚送研磨装置であって、
前記遊技機島に立設される筒体と、
遊技媒体と研磨材とを前記筒体の内部で混ぜ合わせた状態で上方へ移送し、前記遊技媒体、前記研磨材、及び、前記移送中に前記遊技媒体から離された汚れを含む汚れ成分を前記筒体の上部から排出する移送手段と、
前記移送手段により排出された前記遊技媒体から前記研磨材及び前記汚れ成分を分離する第1の分離手段と、
前記第1の分離手段からの前記遊技媒体から前記研磨材及び前記汚れ成分を分離する第2の分離手段と、
前記第1の分離手段により分離された前記研磨材及び前記汚れ成分を流下させる第1の経路と、
前記第2の分離手段により分離された前記研磨材及び前記汚れ成分を流下させる第2の経路と、
前記第1の経路及び前記第2の経路のそれぞれの下流が結合された第3の経路と、
前記第1の経路に接続し、前記第1の経路から前記汚れ成分を集塵するための第1の集塵経路、及び、前記第3の経路に接続し、前記第3の経路から前記汚れ成分を集塵するための第2の集塵経路を有し、前記汚れ成分を集塵する集塵手段と
を備えることを特徴とする揚送研磨装置。 - 前記集塵手段は、前記第1の集塵経路と前記第2の集塵経路との双方を介して、前記汚れ成分を集塵する一つの集塵装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の揚送研磨装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の揚送研磨装置を備えることを特徴とする遊技機島。
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JP2013239688A JP5997682B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 揚送研磨装置及びそれを備える遊技機島 |
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Citations (3)
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JPH01119683U (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | ||
JPH08187350A (ja) * | 1995-01-11 | 1996-07-23 | Asama Enterp:Kk | パチンコ球還元機における研磨材の分離構造 |
JP2005198840A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Sayama Precision Ind Co | 遊戯媒体の揚送研磨装置 |
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2013
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