JP2015097155A - ダイヤル操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転操作部材と回転操作部材に係合する係合部材との係合箇所の増加に伴うダイヤル操作装置の大型化やコストの増加を抑え、ガタツキの少ない耐久性に優れたダイヤル操作装置を提供する。【解決手段】筐体に対して同軸上に回転可能に取り付けられる第1、第2の回転操作部材5,6は回転軸に垂直な面に回転軸を中心に等分に凹凸形状が形成され、第1、第2の係合部材7,8は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に、それぞれ第1、第2の回転操作部材の凹凸形状に係合する突起部が形成され、第1、第2の係合部材の突起部の数はそれぞれ第1、第2の回転操作部材の凹凸形状の凸部の数の約数であり、弾性機構9は第1、第2の係合部材をそれぞれ第1、第2の回転操作部材の方向に付勢する。【選択図】図2
Description
本発明は、回転式のダイヤル操作装置に関し、特に同軸上に配置された2つの回転操作部材を備えたダイヤル操作装置に関するものである。
従来より、例えばカメラには、撮影条件やその他の条件を設定するために各種の設定ボタンや設定ダイヤルが備えられている。近年のカメラにおいては、撮影機能の充実に伴い、設定ボタンや設定ダイヤルの数が増加している。その一方で、操作性の面から設定ボタンや設定ダイヤルは小型化にも制限がある。この結果、複数個の設定ダイヤルや設定ボタンをカメラのボディに配置するためのスペースを確保することが困難になっている。上記の課題を解決する手法として、2つの設定ダイヤルを同軸に配置したダイヤル機構が提案されている。
特許文献1では筐体に対し、回転可能に取り付けられる第1の回転操作部材と第1の回転操作部材と同軸上に配置された第2の回転操作部材と複数の突起部が形成された板状弾性部材を備えるダイヤル操作装置が開示されている。第1の回転操作部材には複数の突起部が形成された円板状部材が設けられ、第2の回転操作部材には複数の突起部が形成された足部材が設けられている。円板状部材の突起部と足部材の突起部がそれぞれ板状弾性部材の突起部と係合することにより、各回転操作部材の操作時にクリック感を与え、かつその回転位置を安定に保持することが可能となる。
一方で、ダイヤル操作装置のガタツキの低減や耐久性の向上のため、ダイヤル操作装置にクリック感を与えている弾性機構を複数備えたダイヤル機構が提案されている。特許文献2では1つの回転操作部材に対し、コイルスプリングとスチールボールからなる弾性機構を複数備えたダイヤル操作装置が開示されている。回転操作部材にクリック感を与えるための突起部に対し、複数の箇所で弾性機構が係合することにより、1つの弾性機構に加わる荷重を低減し、ダイヤル操作装置の耐久性を向上している。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、各回転操作部材にクリック感を与えるための突起部が1つの板状弾性部材に形成されるため、各回転操作部材に対して多数の点で係合させようとすると板状弾性部材が回転軸に垂直な方向に大きくなる。逆に、板状弾性部材を小さくするために回転操作部材に対して1箇所で係合させると、回転操作部材が回転軸に対し不均一に付勢されるため、回転操作部材にガタツキが発生しやすい。また、回転操作部材に2箇所で係合すると、係合する2箇所を軸とした回転方向にガタツキが発生しやすい。さらに回転操作部材に係合する箇所が少ないと、1つの係合箇所にかかる荷重が大きくなるため、係合箇所が摩耗しやすく、ダイヤル操作装置の耐久性が低くなる懸念がある。
特許文献2に開示された従来技術では、係合箇所の数と同数の弾性機構を備えるため、係合箇所の増加に伴い、ダイヤル操作装置の構成部品点数が増加する。ゆえに、構成部品点数の増加に伴い、ダイヤル操作装置が大型化し、またコストが増加する。
そこで、本発明の目的は、係合箇所の増加に伴うダイヤル操作装置の大型化やコストの増加を抑え、回転操作部材のガタツキの少ない耐久性に優れたダイヤル操作装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体に対して回転可能に取り付けられる第1の回転操作部材と、
前記第1の回転操作部材と同軸上に、前記筐体に対して回転可能に取り付けられる第2の回転操作部材と、
前記筐体に前記第1の回転操作部材の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第1の回転操作部材に係合する第1の係合部材と、
前記筐体に前記第1の回転操作部材の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第2の回転操作部材に係合する第2の係合部材と、
前記第1、第2の係合部材の間に設けられる弾性機構とを備えているダイヤル操作装置において、
前記第1、第2の回転操作部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に凹凸形状が形成され、
前記第1の係合部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第1の回転操作部材の凹凸形状に係合する突起部が形成され、
前記第2の係合部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第2の回転操作部材の凹凸形状に係合する突起部が形成され、
前記第1、第2の係合部材の突起部の数は、それぞれ前記第1、第2の回転操作部材の凹凸形状の凸部の数の約数であり、
前記弾性機構は前記第1、第2の係合部材をそれぞれ前記第1、第2の回転操作部材の方向に付勢することを特徴とする。
前記第1の回転操作部材と同軸上に、前記筐体に対して回転可能に取り付けられる第2の回転操作部材と、
前記筐体に前記第1の回転操作部材の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第1の回転操作部材に係合する第1の係合部材と、
前記筐体に前記第1の回転操作部材の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第2の回転操作部材に係合する第2の係合部材と、
前記第1、第2の係合部材の間に設けられる弾性機構とを備えているダイヤル操作装置において、
前記第1、第2の回転操作部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に凹凸形状が形成され、
前記第1の係合部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第1の回転操作部材の凹凸形状に係合する突起部が形成され、
前記第2の係合部材は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第2の回転操作部材の凹凸形状に係合する突起部が形成され、
前記第1、第2の係合部材の突起部の数は、それぞれ前記第1、第2の回転操作部材の凹凸形状の凸部の数の約数であり、
前記弾性機構は前記第1、第2の係合部材をそれぞれ前記第1、第2の回転操作部材の方向に付勢することを特徴とする。
本発明によれば、第1、第2の回転操作部材に対して、付勢力を与える弾性機構とそれぞれの凹凸形状に係合する複数の突起部が形成された第1、第2の係合部材を備えることにより、係合箇所の増加に伴う構成部品の大型化や構成部品点数の増加が抑えられる。ゆえに、係合箇所の増加に伴うダイヤル操作装置の大型化やコストの増加を抑えることができる。また、回転操作部材に対して3箇所以上で係合することで回転操作部材のガタツキが抑制できる。さらに、回転操作部材に対する係合箇所を増やすことにより、1つの係合箇所にかかる荷重を小さくし、係合箇所の摩耗を抑制することで、耐久性に優れたダイヤル操作装置を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明を適用したデジタルカメラの外観図である。1は撮像装置本体、2はダイヤル操作装置、3はグリップ部である。撮像装置1の右側には撮像装置1を保持するためのグリップ部3が設けられる。ダイヤル操作装置2は、撮像装置1のグリップ部3の近傍に設けられる。この位置は、撮像装置1の保持時に撮影者の右手親指および人差し指が届く位置の近傍である。
[実施例1]
以下、図2〜図15を参照して、本発明の第1の実施例による、撮像装置1のダイヤル操作装置2について説明する。
以下、図2〜図15を参照して、本発明の第1の実施例による、撮像装置1のダイヤル操作装置2について説明する。
図2はダイヤル操作装置2の分解図である。ダイヤル操作装置2はカメラの筐体4、第1の回転操作部材5、第2の回転操作部材6、第1の係合部材7、第2の係合部材8、弾性機構9、固定部材10、ブラシ11、ねじ12、フレキシブルプリント基板13、スイッチ14を備えている。
第1の回転操作部材5は、撮像装置1が備えている複数の撮影モード(例えば:オート撮影モード、Av撮影モード、Tv撮影モード、マニュアル撮影モード等)の中から撮影者が任意に選択するための操作部材である。撮像装置1は16種類の撮影モードを備えている。第2の回転操作部材6は、撮像装置1の電源のON・OFFと動画撮影モードを選択するための操作部材である。
筐体4には図4に示すように篏合部4a、摺動部4b、回転止め4cが形成される。篏合部4aと摺動部4bは回転軸を中心に形成される。摺動部4bは回転軸を中心に等分に3箇所に形成される。第1の回転操作部材5は図5に示す篏合部5bで筐体4の篏合部4aに篏合し、筐体4に回転可能に取り付けられる。第2の回転操作部材6は図6に示す篏合部6bで筐体4の摺動部4bに篏合する。これにより、第2の回転操作部材6は第1の回転操作部材5と同軸上に筐体4に回転可能に取り付けられる。第2の回転操作部材6は第1の回転操作部材5と筐体4の間に位置する。
第1の回転操作部材5と第2の回転操作部材6の間に第1の回転操作部材5側から順に、第1の係合部材7、弾性機構9、第2の係合部材8が設けられる。第1の回転操作部材5の筐体4をはさんで反対側には、固定部材10、ブラシ11、フレキシブルプリント基板13、スイッチ14が設けられる。固定部材10はねじ12により第1の回転操作部材5の固定部材取付部5cに固定される。図7に示すように固定部材10には、かしめ部10aが形成される。ブラシ11にはかしめ部11aが形成され、固定部材10のかしめ部10aに熱溶着により、固定部材10の筐体4側に固定される。
フレキシブルプリント基板13はブラシ11に接するように筐体4に固定される。フレキシブルプリント基板13には図8に示すような第1の回転操作部材5の撮影モードに対応した電極パターン13aが回転軸を中心として円形に形成される。第1の回転操作部材5が回転すると、ブラシ11が第1の回転操作部材5の回転位置に応じた電極パターン13aに接触する。これにより第1の回転操作部材5の回転位置に応じた電気信号がフレキシブルプリント基板13から撮像装置1の制御回路に送られ、第1の回転操作部材5の位置が検出される。スイッチ14はフレキシブルプリント基板13のスイッチ固定部13bに固定される。
第2の回転操作部材6には筐体4をはさんで反対側に伸びる足部6cが形成されている。図9に示すように第2の回転操作部材6の回転位置に応じて、足部6cがスイッチ14のレバー部14aを切替え、撮像装置1の電源のON・OFFと動画撮影モードの切り替えを検出する。図9(A)が撮像装置1の電源がOFFの状態、図9(B)が撮像装置1の電源がONの状態、図9(C)が撮像装置1が動画撮影モード時の状態である。第1、第2の回転操作部材5、6には図5、6に示すように、回転軸に垂直な面に円形状に等間隔で凹凸形状5a、6aが形成される。第1の回転操作部材5の凹凸形状5aの凸部は、撮像装置1の撮影モードの数と同じ16個である。第2の回転操作部材6の凹凸形状6aの凸部は、第1の回転操作部材5の凹凸形状5aの凸部の数と同じ16個である。
第1、第2の係合部材7、8には図10、11に示すように篏合部7a、8aが回転軸を中心に等分に3箇所に形成されており、筐体4の摺動部4bと篏合することにより、第1、第2の回転操作部材5、6と同軸上に取り付けられる。また、第1、第2の係合部材7、8には、回転止め7b、8bが形成される。第1、第2の係合部材7、8の回転止め7b、8bが筐体4の回転止め4cと篏合することにより、第1、第2の係合部材7、8は回転方向に固定され、回転軸方向に摺動可能に取り付けられる。第1の係合部材7には、第1の回転操作部材5の凹凸形状5aに係合する突起部7cが回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に8箇所に形成される。第1の係合部材7の突起部7cの数8は第1の回転操作部材5の凹凸形状5aの凸部の数16の約数である。
第2の係合部材8には、第2の回転操作部材6の凹凸形状6aに係合する突起部8cが回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に8箇所に形成される。第2の係合部材8の突起部8cの数8は第2の回転操作部材6の凹凸形状6aの凸部の数16の約数である。弾性機構9は第1、第2の係合部材7、8をそれぞれ、第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aが形成された面に付勢している。
これにより、第1、第2の回転操作部材5、6をそれぞれ回転させた際に、クリック感が生じる。ダイヤル操作装置2は、撮像装置1のグリップ部3の近傍に設けられているため、グリップ部3を保持しながらダイヤル操作装置2を回転操作する可能性がある。ゆえに、回転操作時に回転操作部材に回転軸に対してななめに荷重がかかる可能性がある。回転操作部材に対し1箇所で係合すると、回転操作部材が回転軸に対し不均一に付勢されるため、回転操作部材にガタツキが発生しやすくなる。
また、2箇所で係合すると、係合した2箇所を軸とした回転方向にガタツキが発生しやすくなる。しかし、本実施例によれば、それぞれの回転操作部材に対し、均等に8箇所で回転軸方向に付勢しているため、回転操作部材のガタツキを抑制することができる。また、複数の箇所で付勢することにより、1つの係合部材の突起部にかかる荷重を少なくすることができ、係合部材の突起部と回転操作部材の凹凸形状の回転操作による摩耗を抑制でき、耐久性が向上する。さらに、係合部材の突起部の数を増やすことにより、回転操作部材との係合箇所を増やすことができるため、係合箇所の増加によるダイヤル操作装置の構成部品点数の増加や構成部品大型化が抑えられる。ゆえに、係合箇所の増加に伴うダイヤル操作装置のコストの増加や大型化を抑えることができる。
弾性機構9は、図12に示すように第1の係合部材7側から順に第1のウェーブワッシャ91、板状部材93、第2のウェーブワッシャ92を備えている。図13、図14に示すように第1、第2のウェーブワッシャ91、92には篏合部91a、92aが回転軸を中心に等分に3箇所に形成される。また、第1、第2のウェーブワッシャ91、92には回転止め91b、92bが形成される。なお、図13(B)は図13(A)をFの方向から見た図であり、図13(C)は図13(A)をSの方向から見た図である。また、図14(B)は図14(A)をFの方向から見た図であり、図14(C)は図14(A)をSの方向から見た図である。第1のウェーブワッシャ91の篏合部91aは筐体4の摺動部4bと篏合し、回転止め91bは筐体4の回転止め4cと篏合する。
これにより第1のウェーブワッシャ91は筐体4に回転方向に固定され、回転軸方向に撓むことが可能に取り付けられる。第2のウェーブワッシャ92の篏合部92aは筐体4の摺動部4bと篏合し、回転止め92bは筐体4の回転止め4cと篏合する。これにより第2のウェーブワッシャ92は筐体4に回転方向に固定され、回転軸方向に撓むことが可能に取り付けられる。図12に示すように第1のウェーブワッシャ91は山部91cで第1の係合部材7と弾接し、第2のウェーブワッシャ92は谷部92cで第2の係合部材8と弾接する。
弾性機構9を板状部材93を挟んだ2枚ウェーブワッシャで構成することにより、第1のウェーブワッシャ91と第2のウェーブワッシャ92の山の数やバネ定数に異なる値を持たせることができ、弾性機構9の設計の自由度をあげることができる。第1のウェーブワッシャ91の山の数は4であり、第1の係合部材7の突起部7cの数8の約数である。第2のウェーブワッシャ92の谷の数は4であり、第2の係合部材8の突起部8cの数8の約数である。第1のウェーブワッシャ91の山部91cは回転軸を中心に等分に形成される。第2のウェーブワッシャ92の谷部92cは回転軸を中心に等分に形成される。
図15(A)に示すように第1のウェーブワッシャ91が第1の係合部材7と弾接する位置は、第1の係合部材7の突起部7cの位置の反対側である。図15(B)に示すように第2のウェーブワッシャ92が第2の係合部材8と弾接する位置は、第2の係合部材8の突起部8cの位置の反対側である。これにより第1の係合部材7と第1のウェーブワッシャ91の弾接箇所が、第1の回転操作部材5と第1の係合部材7との係合箇所と回転軸に平行な一直線上に位置する。また、第2の係合部材8と第2のウェーブワッシャ92の弾接箇所が、第2の回転操作部材6と第2の係合部材8との係合箇所と回転軸に平行な一直線上に位置する。そのため、第1、第2の回転操作部材5、6を回転操作した際、第1、第2の係合部材7、8のたわみを抑制できる。ゆえに、第1、第2の回転操作部材5、6を回転操作した際の第1、第2のウェーブワッシャ91、92の回転軸に垂直な面に対する傾きを抑制できる。
[実施例2]
以下、図16〜図18を参照して、本発明の第2の実施例による、撮像装置1のダイヤル操作装置2について説明する。第2の実施例は、弾性機構9以外の構成は実施例1と同様なため、説明を省略する。
以下、図16〜図18を参照して、本発明の第2の実施例による、撮像装置1のダイヤル操作装置2について説明する。第2の実施例は、弾性機構9以外の構成は実施例1と同様なため、説明を省略する。
上述の実施例1では弾性機構9は、2つのウェーブワッシャ91、92と板状部材93を備えている構成としたが、本実施例では弾性機構9は図16に示すように1つのウェーブワッシャ94で構成される機構である。図17に示すようにウェーブワッシャ94には篏合部94aが回転軸を中心に等分に3箇所に形成される。また、ウェーブワッシャ94には回転止め94bが形成される。
なお、図17(B)は図17(A)をFの方向から見た図であり、図17(C)は図17(A)をSの方向から見た図である。ウェーブワッシャ94の篏合部94aは筐体4の摺動部4bと篏合し、回転止め94bは筐体4の回転止め4cと篏合する。これによりウェーブワッシャ94は筐体4に回転方向に固定され、回転軸方向に撓むことが可能に取り付けられる。図16に示すようにウェーブワッシャ94は山部94cで第1の係合部材7と弾接し、谷部94dで第2の係合部材8と弾接する。ウェーブワッシャ94の山の数は第1の係合部材7の突起部7cの数8と第2の係合部材8の突起部8cの数8の公約数である4である。
図18(A)に示すようにウェーブワッシャ94が第1の係合部材7と弾接する位置は、第1の係合部材7の突起部7cの位置の反対側である。また、図18(B)に示すようウェーブワッシャ94が第2の係合部材8と弾接する位置は、第2の係合部材8の突起部8cの位置の反対側である。これにより実施例1と同様に、係合部材が摺動した際に、ウェーブワッシャ94の回転軸に垂直な面に対する傾きを抑制できる。また、実施例1に比べダイヤル操作装置2の構成部品点数を少なくできるため、ダイヤル操作装置2に要するスペースを小さくすることができる。また、減少した構成部品に応じてコストを削減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、第1、第2の回転操作部材の凹凸形状5a、6aの凸部の数と、第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数と、第1、第2のウェーブワッシャ91、92、およびウェーブワッシャ94の山の数は実施形態に限定されない。本実施例では第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aの凸部の数は16である。また、第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数は8である。また、第1、第2のウェーブワッシャ91、92、およびウェーブワッシャ94の山の数は4である。
しかし、第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aの凸部の数は16でなくてもよい。また、第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数は、3以上であり、かつ、それぞれ第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aの凸部の数の約数であれば、8でなくてもよい。また、第1、第2のウェーブワッシャ91、92の山の数は、それぞれ第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの約数であれば、4でなくてもよい。
また、ウェーブワッシャ94の山の数は、第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数の公約数であれば、4でなくてもよい。例えば、第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aの凸部の数と、第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数と、第1、第2のウェーブワッシャ91、92、およびウェーブワッシャ94の山の数が、それぞれ16、16、16でも良い。もしくは16、4、4、もしくは12、6、3などでも良い。また、第1、第2の回転操作部材5、6の凹凸形状5a、6aの凸部の数と第1、第2の係合部材7、8の突起部7c、8cの数と、第1、第2のウェーブワッシャ91、92の山の数は、それぞれ同数でなくても良い。
1 撮像装置
2 ダイヤル操作装置
3 グリップ部
4 筐体
5 第1の回転操作部材
6 第2の回転操作部材
7 第1の係合部材
8 第2の係合部材
9 弾性機構
91 第1のウェーブワッシャ
92 第2のウェーブワッシャ
93 板状部材
94 ウェーブワッシャ
2 ダイヤル操作装置
3 グリップ部
4 筐体
5 第1の回転操作部材
6 第2の回転操作部材
7 第1の係合部材
8 第2の係合部材
9 弾性機構
91 第1のウェーブワッシャ
92 第2のウェーブワッシャ
93 板状部材
94 ウェーブワッシャ
Claims (6)
- 筐体(4)に対して回転可能に取り付けられる第1の回転操作部材(5)と、
前記第1の回転操作部材(5)と同軸上に、前記筐体(4)に対して回転可能に取り付けられる第2の回転操作部材(6)と、
前記筐体(4)に前記第1の回転操作部材(5)の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第1の回転操作部材(5)に係合する第1の係合部材(7)と、
前記筐体(4)に前記第1の回転操作部材(5)の回転軸方向に摺動可能に取り付けられる、前記第2の回転操作部材(6)に係合する第2の係合部材(8)と、
前記第1、第2の係合部材(7)、(8)の間に設けられる弾性機構(9)とを備えているダイヤル操作装置において、
前記第1、第2の回転操作部材(5)、(6)は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に凹凸形状(5a)、(6a)が形成され、
前記第1の係合部材(7)は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第1の回転操作部材(5)の凹凸形状(5a)に係合する突起部(7c)が形成され、
前記第2の係合部材(8)は回転軸に垂直な面に回転軸を中心として等分に3箇所以上に前記第2の回転操作部材(6)の凹凸形状(6a)に係合する突起部(8c)が形成され、
前記第1、第2の係合部材(7)、(8)の突起部(7c)、(8c)の数は、それぞれ前記第1、第2の回転操作部材(5)、(6)の凹凸形状(5a)、(6a)の凸部の数の約数であり、
前記弾性機構(9)は前記第1、第2の係合部材(7)、(8)をそれぞれ前記第1、第2の回転操作部材(5)、(6)の方向に付勢することを特徴とするダイヤル操作装置。 - 前記弾性機構(9)は前記第1の係合部材(7)に弾接する第1のウェーブワッシャ(91)と、
前記第2の係合部材(8)に弾接する第2のウェーブワッシャ(92)と、
前記第1、第2のウェーブワッシャ(91)、(92)間に位置する板状部材(93)とを備え、
前記第1のウェーブワッシャ(91)が前記第1の係合部材(7)に弾接する箇所は前記第1の係合部材(7)の突起部(7c)の回転軸に垂直な面に対して反対側に位置し、
前記第2のウェーブワッシャ(92)が前記第2の係合部材(8)に弾接する箇所は前記第2の係合部材(8)の突起部(8c)の回転軸に垂直な面に対して反対側に位置することを特徴とする請求項1に記載のダイヤル操作装置。 - 前記第1、第2のウェーブワッシャ(91)、(92)の山の数はそれぞれ前記第1、第2の係合部材(7)、(8)の突起部(7c)、(8c)の数の約数であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイヤル操作装置。
- 前記弾性機構(9)は前記第1、第2の係合部材(7)、(8)に弾接するウェーブワッシャ(94)を備え、
前記ウェーブワッシャ(94)が前記第1、第2の係合部材(7)、(8)に弾接する箇所は前記第1、第2の係合部材(7)、(8)の突起部(7c)、(8c)の回転軸に垂直な面に対して反対側に位置することを特徴とする請求項1に記載のダイヤル操作装置。 - 前記ウェーブワッシャ(94)の山の数は前記第1、第2の係合部材(7)、(8)の突起部(7c)、(8c)の数の公約数であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のダイヤル操作装置。
- 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のダイヤル操作装置を備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013236749A JP2015097155A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ダイヤル操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013236749A JP2015097155A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ダイヤル操作装置 |
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JP2015097155A true JP2015097155A (ja) | 2015-05-21 |
Family
ID=53374363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013236749A Pending JP2015097155A (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | ダイヤル操作装置 |
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JP (1) | JP2015097155A (ja) |
-
2013
- 2013-11-15 JP JP2013236749A patent/JP2015097155A/ja active Pending
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