JP2015094676A - 三脚設置補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】三脚を設置する設置面が傾斜屋根等のように凹凸を有する場合においても、その設置面上に安定状態に配置することができて、三脚をその台座が水平になった状態に安定に設置することができる三脚設置補助具を提供する。
【解決手段】三脚24の下端を支持して、三脚24の設置補助を行なうための三脚設置補助具21において、両端部において三脚24の2つの脚242,243の下端を支持可能な第1支持部材25と、中間部において三脚24の残りの1つの脚244の下端を支持可能な第2支持部材26とを備える。第1支持部材25と第2支持部材26とを、連結部材27によって平行に延びた状態に連結する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えばトランシット等の測定器を支持するための三脚を傾斜屋根等の設置面上に設置する場合に用いる三脚設置補助具に関するものである。
従来、この種の三脚設置補助具としては、例えば特許文献1〜特許文献5に開示されるような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成の三脚設置補助具においては、先端に三脚の地突を挿入するための孔または窪み等の支持部を有する3つの平板状の支持体が、先端の各支持部を三角形の頂点に位置させるとともに、基端間に開口を形成するように、基端においてジョイントで連結されている。そして、設置面上に三脚設置補助具を配置した状態で、各支持体の支持部に三脚の地突を挿入することにより、三脚が設置面上に設置されるようになっている。
また、特許文献2〜特許文献5に記載の従来構成の三脚設置補助具においては、中心に開口を有する基体の外周に、3つの平板状または丸棒状の支持体が等角度間隔をおいて放射方向に延びるように突設され、各支持体の先端に三脚の地突を挿入するための支持部が設けられている。そして、前記特許文献1に記載の従来構成の場合と同様に、設置面上に配置された三脚設置補助具における各支持体の支持部に三脚の地突を挿入することによって、三脚が設置面上に設置されるようになっている。
特開平11−287394号公報 特許第3673786号公報 実公昭62−8487号公報 実開平6−69596号公報 特開平8−75470号公報
ところが、これらの従来構成の三脚設置補助具においては、3つの支持体が中心から外方に向かって等角度間隔をおいて放射方向に延びるように配置されている。このため、例えば建築物の傾斜屋根上に太陽電池パネルを設置する場合において、トランシット等の測定器により太陽電池パネルの設置位置を測定する際、従来構成の三脚設置補助具を用いて、測定器を支持するための三脚を傾斜屋根上に設置しようとすると、傾斜屋根上における三脚設置補助具の配置状態が不安定になる。このため、三脚をその上端の台座が水平になった状態に安定に設置することができないという問題があった。すなわち、三脚設置補助具を傾斜屋根上に配置した場合、放射方向に延びる3つの支持体のうちのいずれかの支持体が、屋根瓦上の凹部内や波板よりなる屋根材上の溝部内に落ち込んで、三脚設置補助具を傾斜屋根上に安定状態に配置することが困難であった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、三脚を設置する設置面が傾斜屋根等のように凹凸を有する場合においても、三脚をその台座が水平になった状態に安定に設置することができる三脚設置補助具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この三脚設置補助具は、三脚の下端を支持して、三脚の設置補助を行なうための三脚設置補助具であって、両端部において三脚の2つの脚の下端を支持可能な第1支持部材と、中間部において三脚の残りの1つの脚の下端を支持可能な第2支持部材と、前記第1支持部材と第2支持部材とを平行に延びた状態に連結する連結部材とを備えたことを特徴としている。
従って、この三脚設置補助具を用いて三脚を設置面上に設置する際、傾斜屋根等のように設置面に凹凸が存在する場合でも、平行に延びる第1支持部材及び第2支持部材を凹凸の延長方向と交差する方向に配置すれば、各支持部材が設置面上の凹部に落ち込むおそれはない。よって、三脚の設置面が傾斜屋根等のように凹凸を有する場合においても、その設置面上に三脚設置補助具をガタツキを生じることなく安定状態に配置することができて、三脚をその台座が水平になった状態に安定に設置することができる。
前記の三脚設置補助具によれば、三脚を設置する設置面が傾斜屋根等のように凹凸を有する場合においても、三脚をその台座が水平になった状態に安定に設置することができるという効果を発揮する。
第1実施形態の三脚設置補助具を示す平面図。 図1の三脚設置補助具における第1支持部材、第2支持部材及び支持片の端面図。 図1の三脚設置補助具を用いて三脚を設置した状態を示す斜視図。 図3の三脚設置補助具の支持片の部分を拡大して示す要部斜視図。 同三脚設置補助具の第1支持部材の一端部を拡大して示す要部斜視図。 同じく第1支持部材の一端部の構成を分解して示す要部斜視図。 同第1支持部材の一端部を部分的に破断して示す要部正面図。 三脚設置補助具の第2支持部材の一端部の構成を分解して示す要部斜視図。 同第2支持部材の一端部の構成を拡大して示す断面図。 第1支持部材及び第2支持部材に対する滑り止め材の装着構成を示す要部側面図。 は三脚設置補助具に対する三脚の設置状態を示す概略平面図、は第1,第2支持部材間の掛止部材を示す一部斜視図。 第2実施形態の三脚設置補助具の折り畳み状態を示す平面図。 同じく折り畳み状態を示す底面図。 同じく三脚設置補助具の展開状態を示す斜視図。 同じく三脚設置補助具の連結部材を傾斜させた状態を示す斜視図。 指標部材の使用状態を示す一部平面図。 (a)は三脚設置補助具の折り畳み状態におけるヒンジ部材の部分を示す一部斜視図、(b)は三脚設置補助具の展開状態におけるヒンジ部材の部分を示す一部斜視図。 三脚設置補助具の変更例を示す斜視図。 図18の三脚設置補助具の第2支持部材に対する第3支持部材の取付構成を拡大して示す部分破断背面図。 三脚設置補助具の別の変更例を示す斜視図。 図20の変更例の一部を示す一部破断平面図。
(第1実施形態)
以下、三脚設置補助具の第1実施形態を図1〜図11に従って説明する。
この実施形態の三脚設置補助具21は、例えば図3に示すように、建築物の傾斜屋根22上に図示しない複数の太陽電池パネルを並設する場合等に用いられる。すなわち、三脚設置補助具21は、トランシット等の測定器23により太陽電池パネルの設置位置を測定する際、その測定器23を支持するための三脚24を凹凸形状の傾斜屋根22上に安定して設置する際に用いられる。
図3に示す傾斜屋根22は、凹溝部及び突条部よりなる凹凸221を有する折板,波板,瓦葺等によって構成されている。また、三脚24は、台座241の外周下部に3つの伸縮可能な脚242,243,244を開閉可能に装着して構成されている。台座241上に測定器23が設置される。図6及び図7に示すように、各脚242〜244の下端には、地突245が突設されている。
図1に示すように、前記三脚設置補助具21には、両端部において三脚24の2つの脚242,243の下端を支持可能な第1支持部材25と、中間部において三脚24の残りの1つの脚244の下端を支持可能な第2支持部材26とが備えられている。第1支持部材25と第2支持部材26との間には、それらの支持部材25,26を互いに平行に延びた状態に連結するための一対の連結部材27が架設されている。
図1、図3及び図4に示すように、前記第2支持部材26の中間部の上面には、支持片28が第2支持部材26と直交する方向に延びた状態で一対の固定ネジ29により固定されている。そして、この支持片28上に三脚24の脚244の下端が支持されるようになっている。前記第1支持部材25、第2支持部材26及び支持片28は、図2に示すような端面形状を有するアルミニウム等の金属製の形材30より構成されている。形材30の幅方向の中央上面には、長手方向に延びる凹溝301が形成されている。凹溝301の両側内面には、長手方向に延びる一対の係止溝302が形成されている。形材30の頂壁下面には、長手方向に延びる一対の溝状のネジ螺合部303が形成されている。前記両連結部材27は、断面四角状の金属パイプ材より構成されている。
図1及び図4〜図7に示すように、前記第1支持部材25及び第2支持部材26に対する連結部材27の各結合部において、各支持部材25,26を構成する形材30の係止溝302間には、四角薄板状の結合駒31が支持部材25,26の延長方向において位置調節可能に挿入されている。各結合駒31には、ネジ孔311が形成されている。そして、連結部材27上から結合駒31のネジ孔311にボルト32が螺合されることによって、各連結部材27の両端部が第1支持部材25及び第2支持部材26に対して固定されている。これにより、第1支持部材25及び第2支持部材26が互いに平行に延びた状態に固定保持されている。従って、ボルト32を緩めることにより、結合駒31を第1,第2支持部材25,26の延長方向に沿って移動させることができる。
図1及び図4〜図7に示すように、前記第1支持部材25の両端部及び第2支持部材26上の支持片28における三脚24の各脚242〜244の支持部において、第1支持部材25及び支持片28を構成する形材30の係止溝302間には、四角薄板状の支持駒33が第1支持部材25及び支持片28の延長方向に位置調節可能に挿入されている。各支持駒33には、ネジ孔331及び地突挿入孔332が形成されている。
そして、図7に示すように、各支持駒33のネジ孔331に蝶ネジ34が螺合されて、その蝶ネジ34の先端が形材30の凹溝301の内底面に圧接されることにより、各支持駒33が第1支持部材25の両端部及び支持片28上の所定位置に固定されている。このとき、図11に示すように、第1支持部材25の両端部及び支持片28上の3つの地突挿入孔332が、上方から見て正三角形または第1支持部材25上の2つの地突挿入孔332間を底辺とした二等辺三角形の頂点に位置するように配置される。この状態で、各支持駒33の地突挿入孔332に対して、三脚24の各脚242〜244の下端に設けられた地突245が挿入されることにより、三脚24が三脚設置補助具21上に支持されるようになっている。
図1及び図4〜図7に示すように、前記各支持駒33の上面には、バンド35が基端部において前記蝶ネジ34により固定されている。一方、三脚24の各脚242〜244の下端部には、バックル36がボルト37によって取り付けられている。そして、各支持駒33の地突挿入孔332に三脚24の各脚242〜244の地突245が挿入された状態で、各バンド35の先端部がバックル36に係着されることによって、三脚24の各脚242〜244が第1支持部材25の両端部及び支持片28上に離脱が困難なように保持されるようになっている。
図6〜図8に示すように、前記第1支持部材25、第2支持部材26及び支持片28の両端部には、それらの両端部を覆うための薄板状の端カバー38がその外側から形材30の両ネジ螺合部303に対して一対のネジ39を螺入することにより取り付けられている。図10に示すように、第1支持部材25及び第2支持部材26における凹溝301の底部及び両側部の外面には、摩擦係数の高い合成樹脂製の帯状網体よりなる滑り止め部材40が張設されている。この滑り止め部材40は、その幅方向の両側縁を凹溝301の両側外面に沿って延びる一対の端面L字状のアングル材41により押えるとともに、両アングル材41の下方から第1支持部材25及び第2支持部材26のネジ螺合部303に複数のネジ42を螺合することによって、凹溝301の外面に対する張設状態に保持されている。
図1、図3、図4及び図6に示すように、前記第1支持部材25上における一方の支持駒33の内側近傍位置において、第1支持部材25を構成する形材30の両係止溝302間には、四角薄板状の張設駒43が第1支持部材25の延長方向に位置調節可能に挿入されて、蝶ネジ44により所定位置に固定されている。第2支持部材26上の支持片28の先端中央部には、止めネジ45が螺着されている。張設駒43と止めネジ45との間には、基準位置設定手段としての糸条46が調節されている。第1支持部材25上における両支持駒33の地突挿入孔332間の中間点位置には、糸条46を前記中間点から支持片28上の支持駒33の地突挿入孔332に向かって指向させるためのガイドピン47が突設されている。
図1及び図3に示すように、前記糸条46上には、ビーズ玉等よりなる指標部材48が糸条46の延長方向に移動可能に取り付けられている。そして、三脚設置補助具21を傾斜屋根22等の設置面上に配置する際に、この指標部材48を設置面上に設定された測定基準点Pに対応させることにより、3つの地突挿入孔332間の中心位置が測定基準位置に位置合わせされるようになっている。
図1,図8及び図9に示すように、第2支持部材26の両端部には、止め輪491を有する固定部材49がネジ50及びそのネジ50が螺入される補助板501を用いて固定されている。この固定部材49の止め輪491には、建物の一部に固定された紐やワイヤ等の先端が結び付けられ、三脚設置補助具21が急傾斜の傾斜屋根22上で移動しないように保持される。
次に、前記のように構成された三脚設置補助具の作用及び使用方法を説明する。
この三脚設置補助具21を用いて三脚24を傾斜屋根22等の設置面上に設置する場合には、図3に示すように、傾斜屋根22上に設定された測定基準点P上に三脚設置補助具21を配置する。この場合、三脚設置補助具21の第1支持部材25及び第2支持部材26を、傾斜屋根22の凹凸221の延長方向と交差する方向に延びるように、測定基準点Pを挟んで傾斜屋根22の上下いずれか一方の位置及び他方の位置に配置する。そして、このとき、基準位置設定手段としての糸条46が測定基準点Pを通るように、両支持部材25,26を位置調節するとともに、糸条46上の指標部材48が測定基準点P上に位置するように、同じく両支持部材25,26を位置調節する。
この傾斜屋根22上への三脚設置補助具21の配置に際しては、平行に延びる第1支持部材25及び第2支持部材26を、傾斜屋根22の凹凸221の延長方向と交差する方向に延長して配置するため、各支持部材25,26が傾斜屋根22上の凹凸221の凹溝部に落ち込むことはない。よって、三脚設置補助具21は傾斜屋根22上に安定状態に配置される。
その後、傾斜屋根22に配置された三脚設置補助具21上に三脚24を設置する。この場合、三脚24の2つの脚242,243の長さをそろえた状態で、それらの脚242,243の下端の地突245を第1支持部材25の両端部の地突挿入孔332に挿入する。さらに、三脚24における残りの脚244の下端の地突245を支持片28上の地突挿入孔332に挿入する。このとき、三脚24の台座241が水平状態になるように、脚244の長さを調整する。このようにして、図11に示すように、台座241の中心が、傾斜屋根22上の測定基準点Pの鉛直上方に配置することができる。そして、各脚242〜244の下端をバンド35により三脚設置補助具21に対して脱落不能に固定すれば、三脚24が傾斜屋根22上に三脚設置補助具21を介して安定状態に設置される。
この状態で、三脚24の台座241上に測定器23を装着すれば、その測定器23により傾斜屋根22上の測定基準点Pを基準にして、太陽電池パネルの設置位置等を正確に測定することができる。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)この実施形態においては、両端部において三脚24の2つの脚242,243の下端を支持可能な第1支持部材25と、中間部において三脚24の残りの1つの脚244の下端を支持可能な第2支持部材26とが備えられている。第1支持部材25と第2支持部材26とは、連結部材27によって互いに平行に延びた状態に連結されている。
このため、この三脚設置補助具21を用いて三脚24を設置面上に設置する際、傾斜屋根22等のように設置面に凹凸221が存在する場合でも、平行に延びる第1支持部材25及び第2支持部材26を凹凸221の延長方向と交差する方向に配置すれば、各支持部材25,26が設置面上の凹凸221の凹部に落ち込むおそれはない。よって、三脚24の設置面が傾斜屋根22等のように凹凸221を有する場合においても、その設置面上に三脚設置補助具21を安定状態に配置することができて、三脚24をその台座241が水平になった状態に安定に設置することができる。この三脚設置補助具21は、傾斜屋根22に限らず、不整地等の凹凸が大きい面に設置する場合にも、安定状態に維持できる。
(2)前記第1支持部材25の両脚支持部間の中間点から第2支持部材26の脚支持部の方向を指向可能な基準位置設定手段としての糸条46が設けられている。このため、糸条46が、設置面上の測定基準点Pを通るように、三脚設置補助具21を設置面上に配置すれば、三脚設置補助具21及びその三脚設置補助具21上に支持される三脚24を、測定基準位置に容易に設定することができる。この場合、三脚設置補助具21の地突245が正三角形または二等辺三角形の頂点上に位置する。そして、糸条46が第1支持部材25の中間点から三角形の対向する頂点に向かって延びているため、糸条46は三角形を2分する線状に位置する。従って、糸条46は三脚24の中心を通ることになり、この糸条46と測定基準点Pとを対応させ、糸条46に沿って三脚24を移動させることによって、前記のように測定器23の中心と測定基準点Pとを容易に一致させることができる。
(3)そして、前記糸条46にその延長方向へ移動可能な指標部材48が設けられている。このため、設置面上への三脚設置補助具21の配置に際して、指標部材48を糸条46に沿って移動させれば、指標部材48を測定器23の直下に位置する三脚24の中心に容易に位置させることができる。すなわち、図11に示すように、糸条46は三角形の底辺中央から対向する頂点に向かって延びているため、三角形が正三角形あるいは二等辺三角形であることも相俟って、糸条46上の三角形の中心を容易に算出できる。そして、算出された中心の位置に指標部材48を移動させればよい。従って、設置面上の測定基準点Pに合わせることによって、三脚設置補助具21の測定基準位置への設定を一層容易に行うことができる。
(4)前記第2支持部材26上にその第2支持部材26と直交する方向に延びる支持片28が設けられ、その支持片28上に三脚24の脚244の下端が支持されるようになっている。このため、三脚24の3つの脚242〜244の下端を、第1支持部材25の両端部と第2支持部材26上の支持片28とにおいて安定に支持することができる。
(5)前記第1支持部材25及び支持片28に、三脚24の脚242〜244の下端を支持するための支持駒33が第1支持部材25または支持片28の延長方向に位置調節可能に設けられている。このため、第1支持部材25及び支持片28に対する三脚24の3つの脚242〜244の下端支持位置を必要に応じて任意に調節することができる。
(第2実施形態)
次に、図12〜図17に基づいて、三脚設置補助具21の第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、第1実施形態と同様な機能の部材については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
図12及び図13に示すように、この実施形態では、第1,第2支持部材25,26が同じ長さになっている。
図12,図14及び図17(a)(b)に示すように、両連結部材27はその両端が両支持部材25,26の結合駒31に回転可能に支持されている。両連結部材27は、それぞれ一対の連結片271をヒンジ部材54により折り畳み可能に連結して構成されている。従って、図12及び図14に示すように、この実施形態の補助具21は、ヒンジ部材54及び連結片271を折り畳むことにより、両支持部材25,26が平行に重ねられてコンパクトになる。また、ヒンジ部材54及び連結片271を開いて伸長することにより、補助具21は展開される。
両支持部材25,26間には、支持部材25,26をコンパクトな平行折り畳み状態に保持するための掛止金具55が設けられている。掛止金具55は、板状片551とリング及び操作レバーを有するてこ片552とよりなる。連結部材27の連結片271間には連結片271を折り畳み状態に保持するための掛止金具56が設けられている。図17(a)(b)に示すように、掛止金具56は、リング561と、そのリング561を止めるてこ片562とよりなる。
一方の支持部材26の外側面にはハンドル57が固定されている。
図14及び図16に示すように、第1支持部材25の上面中央には基準位置設定手段としての伸縮アンテナ状の伸縮ロッド58がピン59により支持されている。この伸縮ロッド58は第2支持部材26に向かって延びた状態で、基端部がクランプ60により保持されている。従って、伸縮ロッド58は回動不能に固定されている。伸縮ロッド58の先端には指標部材48が設けられている。そして、伸縮ロッド58を伸縮させることにより、指標部材48の位置を調節できる。伸縮ロッド58の基端には、環状溝よりなる基準マーク61が設けられている。
支持部材25には折り畳み状態において機能する脚62が取付けられている。
なお、図12に2点鎖線で示すように、止め輪491を例えば第2支持部材26の両端等の位置に固定してもよい。
この実施形態の三脚設置補助具21は、以下のように機能する。
すなわち、図12は、連結部材27が折り畳まれて、支持部材25,26が平行に沿ってコンパクトになった状態を示している。この状態では、掛止金具55により支持部材25,26が平行な折り畳み状態に保持されている。また、伸縮ロッド58は縮小状態にされて、その指標部材48は邪魔にならないように第2支持部材26上に位置している。このため、この状態においては、三脚設置補助具21を邪魔にならずに保管できるとともに、ハンドル57を持つことにより手軽に携行できる。
三脚設置補助具21の計測使用に際しては、前記掛止金具55による掛止めを外して、図14または図15に示すように展開させればよい。このようにすれば、図17(b)に示すように、掛止金具56を掛止状態にすることにより、図14に示すように、三脚設置補助具21を展開状態で固定できる。従って、第1実施形態と同様に、下面の滑り止め部材40を折板屋根等の上に接合させれば、三脚設置補助具21をその折板屋根等の上に安定状態に設置できる。そして、図16に示すように、伸縮ロッド58を基準マーク61を起点として距離を測定しながら適宜に伸長させて、指標部材48を測定基準点にあわせるとともに、伸縮ロッド58の地突挿入孔332に三脚の地突245を立てればよい。このようにすることにより、測定作業を実行できる。なお、図14は、連結部材27を支持部材25,26に対して直交させることにより三脚設置補助具21を最も大きく展開させた状態を示している。図15は、連結部材27を支持部材25,26に対して傾斜させた状態を示している。連結部材27を直交状態にしたり、傾斜状態にしたりするためには、連結部材27のボルト32を緩めて結合駒31を支持部材25,26の延長方向に沿って移動させ、所要位置でボルト32を締め付ければよい。図15の状態においては、連結部材27間の距離が狭まるため、作業者が支持部材25,26及び連結部材27によって形成される枠内に入って三脚設置補助具21の位置を連結部材27を持って調整する際に便利である。
従って、第2実施形態においては、以下の効果がある。
(6)三脚設置補助具21は図12に示すコンパクトな状態に折り畳まれるため、保管や携行において邪魔にならず、便利である。
(7)指標部材48は伸縮アンテナ状の伸縮ロッド58の先端に設けられているため、伸縮ロッド58を伸縮させるだけで、指標部材48を基準点に位置合わせできるため、その取り扱いが容易である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図18及び図19に示すように、前記実施形態における一方の連結部材27に代えて、第1支持部材25と第2支持部材26との間に形材30よりなる第3支持部材51を架設し、その第3支持部材51上に地突挿入孔332を有する支持駒33を設けること。この場合、第3支持部材51は、第1支持部材25及び第2支持部材26の係止溝302間に挿入された結合駒52のネジ孔521に対して、第3支持部材51上からボルト53を螺合することにより、第1支持部材25及び第2支持部材26に対して固定されている。
・図20及び図21に示すように、糸条46を巻き上げる巻取り機構71を設けること。この巻取り機構71は、ケース72内にゼンマイバネ73が設けられ、そのゼンマイバネ73の先端に糸条46が連結され、糸条46の先端にはループ74が設けられている。従って、糸条46をゼンマイバネ73のバネ力を利用して収納でき、糸条46を引き出してループ74を前記実施形態の止めネジ45に掛ければよい。
・図20に示すように、連結部材27を連結片271,272によって伸縮可能に、所要の伸長状態で蝶ネジ273により長さ固定できるようにすること。
・前記第2実施形態のアンテナ状の伸縮ロッド58を第1実施形態の三脚設置補助具21の糸条46の代りに用いること。
・前記第2実施形態のアンテナ状の伸縮ロッド58を第2支持部材26上に第1支持部材25に向かって延びるように設けること。
(別の技術的思想)
さらに、上記実施形態により把握される請求項以外の技術的思想について、以下に記載する。
(A)前記第2支持部材上にその第2支持部材と直交する方向に延びる支持片を設け、その支持片上に脚の下端を支持可能にした請求項1または2に記載の三脚設置補助具。
(B)前記第1支持部材及び支持片には、脚の下端を支持する支持駒を第1支持部材または支持片の延長方向に位置調節可能に設けた前記技術的思想(A)項に記載の三脚設置補助具。
(C)前記基準位置設定手段を糸条によって構成した請求項2,3、技術的思想(B)のうちのいずれか一項に記載の三脚設置補助具。
(D)前記糸条にはその延長方向に移動可能な指標部材を設けた技術的思想(C)項に記載の三脚設置補助具。
(E)前記第1支持部材または第2支持部材の中央部に基準位置設定手段としてのアンテナ状の伸縮ロッドを他方の支持部材に向かって延びるように設け、その先端に指標部材を設けた請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の三脚設置補助具。
21…三脚設置補助具、22…設置面としての傾斜屋根、221…凹凸、23…測定器、24…三脚、241…台座、242,243,244…脚、245…地突、25…第1支持部材、26…第2支持部材、27…連結部材、46…基準位置設定手段としての糸条、47…ガイドピン、48…指標部材、P…測定基準点。

Claims (3)

  1. 三脚の下端を支持して、三脚の設置補助を行なうための三脚設置補助具であって、
    両端部において三脚の2つの脚の下端を支持可能な第1支持部材と、中間部において三脚の残りの1つの脚の下端を支持可能な第2支持部材と、前記第1支持部材と第2支持部材とを平行に延びた状態に連結する連結部材とを備えた三脚設置補助具。
  2. 前記第1支持部材の両脚支持部間の中間点から第2支持部材の脚支持部の方向を指向可能な基準位置設定手段を設けた請求項1に記載の三脚設置補助具。
  3. 前記連結部材は、一対の連結片と、両連結片間に介在されたヒンジ部材とを有し、ヒンジ部材を折り畳むことにより、第1、第2支持部材が相互間隔をおいた展開状態から平行に沿う折り畳み状態に配置される請求項1または2に記載の三脚設置補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107339583A (zh) * 2017-08-01 2017-11-10 中国科学院武汉岩土力学研究所 一种自对中式激光三脚架
CN109682355A (zh) * 2019-01-23 2019-04-26 彭劲松 一种建筑工程造价的测绘装置
CN113404982A (zh) * 2021-05-28 2021-09-17 中建精诚工程咨询有限公司 一种建筑工程造价现场测绘装置

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