JP2015093850A - 化学農薬と糸状菌を含有する防除剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、化学農薬の使用量を減らしても十分な防除効果を発揮し、かつ安全性の高い、化学農薬と糸状菌生物農薬の組み合わせを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌およびペニシリウム属菌の少なくとも1つを含む病害防除剤を提供する。【選択図】なし
Description
本発明は、化学農薬と糸状菌を含有する防除剤に関する。
化学農薬は人工的に合成された化合物を有効成分とする農薬であり、殺菌、殺虫、殺ダニ等の用途に広く使用され、高い防除効果を有し、農園芸作物栽培場面において不可欠なものである。しかしながら、一般的に化学農薬を使用し続けることによる環境への影響や、化学農薬に対する感受性が低いかまたは化学農薬耐性を持つ病原菌や害虫の出現のリスクがある。また、食品の安全性あるいは環境に対する影響への懸念から、作物の栽培において化学農薬の使用量や使用回数の低減が求められている。
トリフルミゾールを有効成分とするトリフミン水和剤や、プロクロラズを有効成分とするスポルタック乳剤は水稲の種子消毒や花卉、果樹、野菜類の病害防除に広く使用されている化学農薬であり、糸状菌病害に対して高い防除効果を有する薬剤である。しかしながら、トリフミンス水和剤やスポルタック乳剤も、他の薬剤と同様に、使用し続けることによる環境への影響の懸念や耐性菌の出現リスクが存在する。
トリフルミゾールを有効成分とするトリフミン水和剤や、プロクロラズを有効成分とするスポルタック乳剤は水稲の種子消毒や花卉、果樹、野菜類の病害防除に広く使用されている化学農薬であり、糸状菌病害に対して高い防除効果を有する薬剤である。しかしながら、トリフミンス水和剤やスポルタック乳剤も、他の薬剤と同様に、使用し続けることによる環境への影響の懸念や耐性菌の出現リスクが存在する。
一方、生物農薬は一般的に環境汚染が少ない、使用成分数にカウントされない、糸状菌病害および細菌病の両方に効果があり、防除スペクトラムが広い等の利点により減農薬栽培場面等で普及している。生物農薬の具体例としては、糸状菌を有効成分とする農薬として、例えば、タラロマイセス属に属する糸状菌を有効成分とするタフパール(登録商標)およびタフブロック(登録商標)、並びにトリコデルマ属に属する糸状菌を有効成分とするエコホープ(Trichoderma atroviride SKT-1)等が知られている。しかしながら、生物農薬は、予防効果には優れるものの、治療効果は乏しい等の欠点があった。
そのため、化学農薬と生物農薬をそれぞれの短所を補うために、化学農薬と生物農薬の併用、混用が試みられている。しかしながら、糸状菌病に効果のある化学農薬は糸状菌を有効成分とする生物農薬に影響を与える恐れがあり、併用、混用が避けられているという実情があった。
そのため、化学農薬と生物農薬をそれぞれの短所を補うために、化学農薬と生物農薬の併用、混用が試みられている。しかしながら、糸状菌病に効果のある化学農薬は糸状菌を有効成分とする生物農薬に影響を与える恐れがあり、併用、混用が避けられているという実情があった。
特許文献1では、化学農薬と生物農薬との併用による農薬組成物が開示されているが、使用する生物農薬がバチルス・ズブチリスという細菌であり、化学農薬とタラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌、またはトリコデルマ属菌との組み合わせについては記載されていない。特許文献2には、化学農薬とペニシリウム属菌の組み合わせが開示されているが、その具体的な混合効果については検討されていない。特許文献3には、タラロマイセス属菌と殺菌剤、殺虫剤等との混用施用、交互施用等の提案がされているが、その具体的な混合効果については検討されていない。
特許文献4には、化学農薬とトリコデルマ属菌との組み合わせが開示されているが、タラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌は使用されていない。また、特許文献4におけるトリフルミゾール(BO)の試験濃度は、1ppmであることが記載されており、それより高い濃度にした場合のトリコデルマへの影響については検討されていない。
特許文献4には、化学農薬とトリコデルマ属菌との組み合わせが開示されているが、タラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌は使用されていない。また、特許文献4におけるトリフルミゾール(BO)の試験濃度は、1ppmであることが記載されており、それより高い濃度にした場合のトリコデルマへの影響については検討されていない。
本発明は、化学農薬の使用量を減らしても十分な防除効果を発揮し、かつ安全性の高い、化学農薬と糸状菌生物農薬の組み合わせを提供することを課題とする。
本発明者らは、化学農薬のトリフルミゾールまたはプロクロラズと、特定の糸状菌生物農薬を組み合わせることにより、それぞれ単独で使用するよりも高い防除効果が得られること、かつ、それぞれ単独で使用するよりも化学農薬および糸状菌生物農薬の量を減少させることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌およびペニシリウム属菌の少なくとも1つを含む病害防除剤。
(2)イネの病害防除剤である、(1)に記載の病害防除剤。
(3)イネ病害が、イネ育苗期に発生する苗立枯病である、(2)に記載の病害防除剤。(4)イネ病害が、リゾプス属菌、フザリウム属菌、またはトリコデルマ属菌によって引き起こされる苗立枯病である、(3)に記載の病害防除剤。
(5)タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)である、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(6)タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株である、(5)に記載の病害防除剤。
(7)ペニシリウム属菌がペニシリウム・ビライ(Penicillium bilaii)である、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(8)トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が1〜99重量%であり、糸状菌の含有量が1×105〜1×1012cfu/gである、(1)〜(7)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(9)トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が5〜80重量%であり、糸状菌の含有量が1×106〜1×1011cfu/gである、(8)に記載の病害防除剤。
(10)トリフルミゾールおよびプロクロラズの使用時の濃度が1〜100,000ppm(10%)である、(1)〜(9)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(11)トリフルミゾールまたはプロクロラズとトリコデルマ属菌を含み、トリフルミゾールまたはプロクロラズの使用時の濃度が5〜500ppmである、病害防除剤。
(12)(1)〜(11)のいずれか1項に記載の病害防除剤により、種子、苗、育苗培地、育苗土壌、若しくは、水田土壌を処理すること、又は、灌注処理することを特徴とする、病害防除方法。
(1)トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌およびペニシリウム属菌の少なくとも1つを含む病害防除剤。
(2)イネの病害防除剤である、(1)に記載の病害防除剤。
(3)イネ病害が、イネ育苗期に発生する苗立枯病である、(2)に記載の病害防除剤。(4)イネ病害が、リゾプス属菌、フザリウム属菌、またはトリコデルマ属菌によって引き起こされる苗立枯病である、(3)に記載の病害防除剤。
(5)タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)である、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(6)タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株である、(5)に記載の病害防除剤。
(7)ペニシリウム属菌がペニシリウム・ビライ(Penicillium bilaii)である、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(8)トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が1〜99重量%であり、糸状菌の含有量が1×105〜1×1012cfu/gである、(1)〜(7)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(9)トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が5〜80重量%であり、糸状菌の含有量が1×106〜1×1011cfu/gである、(8)に記載の病害防除剤。
(10)トリフルミゾールおよびプロクロラズの使用時の濃度が1〜100,000ppm(10%)である、(1)〜(9)のいずれか1項に記載の病害防除剤。
(11)トリフルミゾールまたはプロクロラズとトリコデルマ属菌を含み、トリフルミゾールまたはプロクロラズの使用時の濃度が5〜500ppmである、病害防除剤。
(12)(1)〜(11)のいずれか1項に記載の病害防除剤により、種子、苗、育苗培地、育苗土壌、若しくは、水田土壌を処理すること、又は、灌注処理することを特徴とする、病害防除方法。
本発明の病害防除剤は、各化学農薬及び各糸状菌生物農薬を、それぞれ単独で使用するよりも高い防除効果を発揮し、特に、通常の使用濃度の1/2〜1/4で混合した条件でも高い防除効果を発揮することができる。
本発明の病害防除剤は、例えば、化学農薬を水稲種子消毒濃度で添加しても糸状菌が生育可能である。
本発明の病害防除剤により、化学農薬耐性菌の発生リスクを低減することができる。
本発明により、安全、環境に対する配慮と防除効果の双方を兼ね備えた防除方法を提供することができる。
本発明の病害防除剤は、例えば、化学農薬を水稲種子消毒濃度で添加しても糸状菌が生育可能である。
本発明の病害防除剤により、化学農薬耐性菌の発生リスクを低減することができる。
本発明により、安全、環境に対する配慮と防除効果の双方を兼ね備えた防除方法を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<1>本発明の病害防除剤
本発明の病害防除剤は、トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌およびトリコデルマ属菌の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
<1>本発明の病害防除剤
本発明の病害防除剤は、トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌およびトリコデルマ属菌の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
本発明で使用されるトリフルミゾールとしては、トリフルミゾールを有効成分とする、トリフミン水和剤、トリフミン乳剤、クリアパッチ(日本曹達)、石原トリフミン水和剤、石原トリフミン乳剤(石原産業)、ヤシマトリフミン水和剤、ヤシマトリフミン乳剤(協友アグリ)が挙げられる。トリフミン水和剤はCAS番号:6869-11-1を有効成分とする製剤であり、成分含量は30重量%である。
また、トリフルミゾールは、日本国外では、例えば、Condor、DuoTop、Procureなどの商品名で販売されており、これらを使用してもよい。
本発明の病害防除剤中のトリフルミゾールの含有量は1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%である。
また、トリフルミゾールは、日本国外では、例えば、Condor、DuoTop、Procureなどの商品名で販売されており、これらを使用してもよい。
本発明の病害防除剤中のトリフルミゾールの含有量は1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%である。
本発明で使用されるプロクロラズとしては、プロクロラズを有効成分とする、スポルタック乳剤(バイエル)、日産スポルタック乳剤(日産化学)、ヤシマスポルタック乳剤(協友アグリ)が挙げられる。スポルタック乳剤はCAS番号:67747-09-5を有効成分とする製剤であり、成分含量は25重量%である。
また、プロクロラズは、日本国外では、Ascurit、Octave、Omega、Prelude、Sporgonなどの商品名で販売されており、これらを使用してもよい。
本発明の病害防除剤中のプロクロラズの含有量は1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%である。
また、プロクロラズは、日本国外では、Ascurit、Octave、Omega、Prelude、Sporgonなどの商品名で販売されており、これらを使用してもよい。
本発明の病害防除剤中のプロクロラズの含有量は1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%である。
本発明の病害防除剤において使用される糸状菌生物農薬は、タラロマイセス属菌、ペニシリウム属菌、およびトリコデルマ属菌のうち少なくとも1つである。
タラロマイセス属に属する糸状菌としては、好ましくはタラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)が挙げられ、その中でもより好ましくはタラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)SAY-Y-94-01株、タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)B-422株、タラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)胞子(例えば、農薬製剤バイオトラスト(登録商標)など)が挙げられる。なお、このタラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株は、タフブロック(登録商標)及びタフパール(登録商標)の商品名で農薬として販売されており、タラロマイセス・フラバスB-422株はモミキーパー(登録商標)の商品名で農薬としての販売が準備されている。また、タラロマイセス・フラバスの胞子であるバイオトラスト(登録商標、商品名)も農薬として販売されている。本発明において、上記タラロマイセス属菌の糸状菌生物農薬を使用することができる。
本発明において使用されるタラロマイセス属菌としては、タラロマイセス・フラバスおよびこれを含むタブブロック(登録商標)(出光興産株式会社)、タフブロックSP(出光興産株式会社)、タフパール(出光興産株式会社)を使用することが好ましい。本発明において、タラロマイセス・フラバスとして好ましい株は、タラロマイセス・フラバスY-9401株であり、平成8年9月2日に通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所特許微生物寄託センター(現独立行政法人 製品評価技術基盤機構 特許生物寄託センター)に、FERM P-15816として寄託されている。
ペニシリウム属に属する糸状菌としては、ペニシリウム・ビライ(Penicillium bilaii)およびこれを含む微生物剤、例えば、ジャンプスタート(ノボザイム社)を使用することが好ましい。
トリコデルマ属に属する糸状菌としては、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)およびこれを含む微生物剤、例えば、エコホープ(Trichoderma atroviride SKT-1)、エコホープDJ(クミアイ化学工業株式会社)を使用することが好ましい。
トリコデルマ属に属する糸状菌としては、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)およびこれを含む微生物剤、例えば、エコホープ(Trichoderma atroviride SKT-1)、エコホープDJ(クミアイ化学工業株式会社)を使用することが好ましい。
本発明で使用される糸状菌としては、本願実施例1で示すとおり、トリフルミゾールおよびプロクロラズに対する薬剤耐性が高いため、タラロマイセス属菌およびペニシリウム属菌が好ましく、本願実施例1で示すとおり、トリフルミゾールおよびプロクロラズに対する薬剤耐性が最も高いため、タラロマイセス属菌が最も好ましい。
タラロマイセス・フラバスとペニシリウム・ヴァーミキュラタムは同一種で完全世代、不完全世代の関係であることからわかるように、タラロマイセス属はペニシリウム属と分類学上近しい関係にある(特願2008-066276)。
本発明の病害防除剤において、化学農薬と組み合わせる糸状菌生物農薬の含有量は1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gである。本発明の病害防除剤において、タラロマイセス・フラバスを組み合わせる場合、その含有量は、1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gである。
タラロマイセス・フラバスとペニシリウム・ヴァーミキュラタムは同一種で完全世代、不完全世代の関係であることからわかるように、タラロマイセス属はペニシリウム属と分類学上近しい関係にある(特願2008-066276)。
本発明の病害防除剤において、化学農薬と組み合わせる糸状菌生物農薬の含有量は1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gである。本発明の病害防除剤において、タラロマイセス・フラバスを組み合わせる場合、その含有量は、1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gである。
本発明で使用される糸状菌生物農薬は、菌体の培養物をそのまま組み合わせて用いてもよいし、必要に応じて、培養物を細断した後、組み合わせて用いてもよく、さらに、この培養物から篩などにより胞子を主体として回収したものを組み合わせて用いてもよい。また、水や油などの液体により培養物から菌体を分離し、そのままあるいは濃縮したものを組み合わせて用いてもよい。
本明細書中において、「化学農薬と組み合わせる糸状菌生物農薬」とは、化学農薬と微生物剤との混合を意味する。
本明細書中において、「化学農薬と組み合わせる糸状菌生物農薬」とは、化学農薬と微生物剤との混合を意味する。
本発明の病害防除剤は、糸状菌、細菌等によって引き起こされる多くの病害の防除に有効に作用する。本発明の病害防除剤の対象となる病害としては、例えば、イネばか苗病(Fusarium fujikuroi);イネいもち病(Pyricularia oryzea);イネごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus);イネもみ枯細菌病(Burkholderid glumae);イネ苗立枯細菌病(Burkholderid plantarii);イネ褐条病(Acidovorax avenae);イネ苗立枯病(フザリウム(Fusarium)属菌、ピシウム(Pythium)属菌、リゾプス(Rhizopus)属菌等により引き起こされる病害)、イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、オオムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis f.sp. tritici)、コムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis f.sp. hordei)、コムギ眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、コムギ黒さび病(Puccinia graminis)、コムギ炭疽病(Colletotrichum graminicola)、コムギ葉枯病(Septoria tritici)、コムギ雲形病(Phynchosporium secalis f.sp. hordei)、ジャガイモ疫病(Phytophthora infestans)、ジャガイモ夏疫病(Alternari solani)、ジャガイモ炭疽病(Colletotrichum atramentarium)、ジャガイモ黒あざ病(Thanatephorus cucumeris)、ジャガイモ灰色かび病(Botrytis cinerea)、アズキうどんこ病(Erisiphe pisi)、アズキ褐斑病(Cercospora
canescens)、アズキ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、アズキ炭疽病(Colletotrichum
phaseolorum)、インゲンマメ褐斑病(Cercospora canescens)、インゲンマメ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、インゲンマメ炭疽病(Colletotrichum lindemuthiamum)、インゲンマメ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ダイズ炭疽病(Colletotrichum truncatum)、ダイズ紫斑病(Cercospora kikuchii)、ダイズさび病(Phakopsora pachyrhizi)、コンニャク炭疽病(Gloeosporium conjac)、コンニャク褐斑病(Septoria perillae)、チャ炭疽病(Colletotrichum theae-sinensis)、ホウレンソウ褐斑病(Cercospora beticola)、ホウレンソウ炭疽病(Colletotrichum spinaciae)、ホウレンソウべと病(Peronospora effusa)、キャベツ黒斑病(Alternaria brassicae)、キャベツ黒すす病(Alternaria brassicicola)、キャベツ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、キャベツ灰色かび病(Botrytis cinerea)、キャベツ黒腐病(Xanthomonas campestris pv. Campestris)、ダイコン軟腐病(Erwinia carotovora)、コマツナ炭疽病(Colletotrichum higginsianum)、ハクサイ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ハクサイ黒斑病(Alternaria brassicae、Alternaria brassicicola)、カボチャ黒斑病(Alternaria cucumerina)、カボチャ灰色かび病(Botrytis cinerea)、
カボチャべと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、キュウリ疫病(Phytophthora melonis)、キュウリ褐斑病(Corynespora cassiicola)、キュウリ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、キュウリ黒斑病(Alternaria cucumerina)、キュウリ炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、キュウリつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. cucumerinum)、キュウリ苗立枯病(Phythium cucurbitacearum、Rhyzoctonia solani)、キュウリ灰色かび病(Botrytis cinerea)、キュウリホモプシス根腐病(Phomopsis
sp.)、キュウリべと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリ斑点細菌病(Pseudomonas syringae)、スイカうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、スイカ疫病(Phytophthora
cryptogea)、スイカ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、スイカ炭疽病(Colletotrichum
orbiculare)、スイカべと病(Pseudoperonospora cubensis)、メロン褐斑病(Corynespora
cassiicola)、メロン菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、メロンつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. melonis)、メロンべと病(Pseudoperonospora cubensis)、シュンギク萎凋病(Fusarium oxysporum)、シュンギク菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、シュンギクさび病(Puccinia cnici-oleracei)、シュンギク炭疽病(Gloeosporium chrysanthemi、Gloeosporium carthami)、ニンジン萎凋病(Fusarium oxysporum)、ニンジンうどんこ病(Erysiphe heraclei)、ニンジン菌核病(Sclerotinia intermedia、Sclerotinia sclerotiorum)、ニンジン黒葉枯病(Alternaria dauci)、ニンジン黒斑病(Alternaria radicina)、トウガラシ・ピーマン萎凋病(Fusarium oxysporum)、トウガラシ・ピーマンうどんこ病(Oidiopsis sicula)、トウガラシ、ピーマン疫病(Phytophthora capsici)、トウガラシ・ピーマン菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、トウガラシ・ピーマン炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、トウガラシ・ピーマン灰色かび病(Botrytis cinerea)、トマト萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. lycopersici)、トマトうどんこ病(Oidiopsis sicula)、トマト疫病(Phytophthora infestans)、トマト菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、トマト灰色かび病(Botrytis cinerea)、トマト葉かび病(Fulvia fulva)、ナス疫病(Phytophthora infestans)、ナス褐色斑点病(Thanatephorus cucumeris)、ナス褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、ナス菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ナス褐斑病(Alternaria solani)、イチゴ萎黄病(Fusarium oxysporum)、イチゴ萎凋病(Verticillium dahliae)、イチゴうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、イチゴ疫病(Phytophthora nicotianae var. parasitica)、イチゴ果実腐敗病(Pythium ultimum var. ultimum)、イチゴ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、イチゴ黒斑病(Alternaria alternata)、イチゴ蛇の目病(Mycosphaerella fragariae)、イチゴ炭疽病(Colletotrichum acutatum、Glomerella cingulata)、イチゴ灰色かび病(Botrytis cinerea)、アスパラガス褐斑病(Cercospora asparagi)、アスパラガス茎枯病(Phomopsis asparagi)、アスパラガスさび病(Puccinia asparagi-lucidi)、アスパラガス炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、アスパラガス灰色かび病(Botrytis cinerea)、タマネギ疫病(Phytophthora nicotianae)、タマネギ黄斑病(Cladosporium allii-cepae)、タマネギ乾腐病(Fusarium oxysporum f.sp. cerae)、タマネギ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、タマネギ黒点葉枯病(Septoria alliacea)、タマネギにせ黒斑病(Alternaria porri)、タマネギさび病(Puccinia allii)、タマネギ小菌核病(Puccinia allii)、タマネギ小菌核性腐敗病(Botrytis squamosa)、タマネギ白色疫病(Phytophthora parri)、タマネギ炭疽病(Colletotrichum circinans)、タマネギ黒斑病(Alternaria sp.)、タマネギ灰色かび病(Botrytis cinerea)、タマネギ灰色腐敗病(Botrytis allii)、タマネギ葉枯病(Pleospora herbarum)、タマネギべと病(Peronospora destructor)、ニラさび病(Puccinia allii)、ニラ白斑葉枯病(Botrytis byssoidea)、ネギ疫病(Phytophthora nicotianae)、ネギ萎凋病(Fusarium oxysporum)、ネギ黒渋病(Mycosphaerella allicina)、ネギ黒点葉枯病(Septria alliacea)、ネギ黒斑病(Alternaria porri)、ネギ小菌核病(Sclerotinia
allii)、ネギさび病(Puccinia allii)、ネギ小菌核腐敗病(Botrytis squamosa)、ネギ白色疫病(Phythoththora parri)、ネギ炭疽病(Colletotrichum circinans)、ネギべと病(Peronospora destructor)、マンゴー炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、カキうどんこ病(Phyllactinia kakikola)、カキ汚染果病(Colletotrichum ssp.、Glomerella sp.)、カキ角斑病(Cercospora kakivora)、カキ角斑落葉病(Cercosporakaki)、カキ褐紋病(Ma
crophoma kaki)、カキ黒星病(Fusicladium levieri)、カキ黒点病(Phomopsis kakivora)、カキ黒斑病(Pseudocercospora fuliginosa)、カキ縮葉病(Physalospora kaki)、カキすす病(Aureobasidium pullulans、Capnophaeum fuliginodes、Cladosporium herbarum、Microxyphium sp.、Scorias communis、Tripospermum juglandis)カキすす点病(Zygophiala
jamaicensis)、カキ炭疽病(Gloeosporium kaki)、カキ灰色かび病(Botrytis cinerea)、カキ葉枯病(Pestalotia diospyri)、カキ葉炭疽病(Glomerella cingulata)、カキ円星落葉病(Mycosphaerella nawae)、ウメうどんこ病(Podosphaera tridactyla、Sphaerotheca pannosa)、ウメ枝枯病(Botryosphaeria dothidea)、ウメ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ウメ黒星病(Cladosporium carpophilum)、ウメ白さび病(Leucotelium pruni-persicae)、ウメ白紋羽病(Rosellinia necatrix)、ウメ心腐病(Fusarium lateritium)、ウメせん孔病(Pseudocercospora circumscissa)、ウメそうか病(Sphaceloma pruni-domesticae)、ウメ炭疽病(Glomerella cingulata)、ウメ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ウメ灰星病(Monilinia fructicola、Monilinia laxa)、ウメ葉炭疽病(Glomerella mume)、オウトウ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、オウトウうどんこ病(Podosphaera tridactyla)、オウトウ黒かび病(Rhizopus nigricans)、オウトウ炭疽病(Glomerella cingulata)、オウトウ灰色かび病(Botrytis cinerea)、オウトウ灰星病(Monilinia fructicola)、
セイヨウナシうどんこ病(Phyllactinia mali)、セイヨウナシ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora syringae)、セイヨウナシ黒星病(Venturia pirina)、セイヨウナシ炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、ナシ赤星病(Gymnosporangium asiaticum)、ナシうどんこ病(Phyllactinia pyri)、ナシ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora syringae)、ナシ黒星病(Venturia nashicola)、ナシ黒斑病(Alternaria kikuchiana)、ナシすす点病(Leptothyrium pomi)、ナシ炭疽病(Glomerella cingulata)、ナシ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ナシ灰星病(Monilinia fructigena)、ナシ葉炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、ナシ輪紋病(Physalospora piricola)、モモ赤かび病(Fusarium oxysporum、Gibberella zeae)、モモうどんこ病(Podosphaera tridactyla、Sphaerotheca pannosa)、モモ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、モモ黒かび病(Rhizopus nigricans)、モモ黒星病(Cladosporium carpophilum)、モモ白さび病(Leucotelium pruni-persicae)、モモすすかび病(Stenella sp.)、モモせん孔病(Pseudocercospora circumscissa、Phyllosticta persicae)、モモ炭疽病(Gloeosporium laeticolor)、モモ灰色かび病(Botrytis cinerea)、モモ灰星病(Monilinia fructicola)、モモホモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、リンゴ赤星病(Gymnosporangium yamadae)、リンゴうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、リンゴ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivola、Phytophthora syringae)、リンゴ褐斑病(Diplocarpon mali)、リンゴ環紋葉枯病(Cristulariella moricola)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)、リンゴすす点病(Zygophiala jamaicensis)、 リンゴ炭疽病(Glomerella cingulata)、リンゴ灰色かび病(Botrytis cinerea)、リンゴ斑点落葉病(Alternaria alternata)、ブドウうどんこ病(Uncinula necator)、ブドウ枝枯菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ブドウ晩腐病(Glomerella cingulata)、ブドウ褐斑病(Pseudocercospora vitis)、ブドウ褐斑葉枯病(Briosia ampelophaga)、ブドウ黒とう病(Elsinoe ampelina)、ブドウ黒腐病(Phyllosticta ampelicida)、ブドウつる割病(Phomopsis viticola)、ブドウべと病(Plasmopara viticola)、クリ炭疽病(Glomerella cingulata)、クリすす病(Capnodium salicinum)、クリ褐斑病(Morenoella quercina)、クリうどんこ病(Microsphaera alphitoides)、クリ葉枯病(Monochaetia monochaeta)、カンキツ灰色かび病(Botrytis cinirea)、カンキツ褐色腐敗病(Phytophthora citrophthora)、カンキツ黒点病(Diaporthe citri)、カンキツ黄斑病(Mycosphaerella citri、Mycosphaerella horii)、カンキツそうか病(Elsinoe fawcettii)、カンキツそばかす病(Mycosphaerella pinodes)、カンキツ炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、カンキツさび果病(Colletotrichum gloeosporioides)などが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の病害防除剤は、上記病害のうちの少なくとも1種又は2種以上に作用する。
canescens)、アズキ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、アズキ炭疽病(Colletotrichum
phaseolorum)、インゲンマメ褐斑病(Cercospora canescens)、インゲンマメ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、インゲンマメ炭疽病(Colletotrichum lindemuthiamum)、インゲンマメ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ダイズ炭疽病(Colletotrichum truncatum)、ダイズ紫斑病(Cercospora kikuchii)、ダイズさび病(Phakopsora pachyrhizi)、コンニャク炭疽病(Gloeosporium conjac)、コンニャク褐斑病(Septoria perillae)、チャ炭疽病(Colletotrichum theae-sinensis)、ホウレンソウ褐斑病(Cercospora beticola)、ホウレンソウ炭疽病(Colletotrichum spinaciae)、ホウレンソウべと病(Peronospora effusa)、キャベツ黒斑病(Alternaria brassicae)、キャベツ黒すす病(Alternaria brassicicola)、キャベツ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、キャベツ灰色かび病(Botrytis cinerea)、キャベツ黒腐病(Xanthomonas campestris pv. Campestris)、ダイコン軟腐病(Erwinia carotovora)、コマツナ炭疽病(Colletotrichum higginsianum)、ハクサイ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ハクサイ黒斑病(Alternaria brassicae、Alternaria brassicicola)、カボチャ黒斑病(Alternaria cucumerina)、カボチャ灰色かび病(Botrytis cinerea)、
カボチャべと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、キュウリ疫病(Phytophthora melonis)、キュウリ褐斑病(Corynespora cassiicola)、キュウリ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、キュウリ黒斑病(Alternaria cucumerina)、キュウリ炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、キュウリつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. cucumerinum)、キュウリ苗立枯病(Phythium cucurbitacearum、Rhyzoctonia solani)、キュウリ灰色かび病(Botrytis cinerea)、キュウリホモプシス根腐病(Phomopsis
sp.)、キュウリべと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリ斑点細菌病(Pseudomonas syringae)、スイカうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、スイカ疫病(Phytophthora
cryptogea)、スイカ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、スイカ炭疽病(Colletotrichum
orbiculare)、スイカべと病(Pseudoperonospora cubensis)、メロン褐斑病(Corynespora
cassiicola)、メロン菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、メロンつる割病(Fusarium oxysporum f.sp. melonis)、メロンべと病(Pseudoperonospora cubensis)、シュンギク萎凋病(Fusarium oxysporum)、シュンギク菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、シュンギクさび病(Puccinia cnici-oleracei)、シュンギク炭疽病(Gloeosporium chrysanthemi、Gloeosporium carthami)、ニンジン萎凋病(Fusarium oxysporum)、ニンジンうどんこ病(Erysiphe heraclei)、ニンジン菌核病(Sclerotinia intermedia、Sclerotinia sclerotiorum)、ニンジン黒葉枯病(Alternaria dauci)、ニンジン黒斑病(Alternaria radicina)、トウガラシ・ピーマン萎凋病(Fusarium oxysporum)、トウガラシ・ピーマンうどんこ病(Oidiopsis sicula)、トウガラシ、ピーマン疫病(Phytophthora capsici)、トウガラシ・ピーマン菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、トウガラシ・ピーマン炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、トウガラシ・ピーマン灰色かび病(Botrytis cinerea)、トマト萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. lycopersici)、トマトうどんこ病(Oidiopsis sicula)、トマト疫病(Phytophthora infestans)、トマト菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、トマト灰色かび病(Botrytis cinerea)、トマト葉かび病(Fulvia fulva)、ナス疫病(Phytophthora infestans)、ナス褐色斑点病(Thanatephorus cucumeris)、ナス褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、ナス菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ナス褐斑病(Alternaria solani)、イチゴ萎黄病(Fusarium oxysporum)、イチゴ萎凋病(Verticillium dahliae)、イチゴうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、イチゴ疫病(Phytophthora nicotianae var. parasitica)、イチゴ果実腐敗病(Pythium ultimum var. ultimum)、イチゴ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、イチゴ黒斑病(Alternaria alternata)、イチゴ蛇の目病(Mycosphaerella fragariae)、イチゴ炭疽病(Colletotrichum acutatum、Glomerella cingulata)、イチゴ灰色かび病(Botrytis cinerea)、アスパラガス褐斑病(Cercospora asparagi)、アスパラガス茎枯病(Phomopsis asparagi)、アスパラガスさび病(Puccinia asparagi-lucidi)、アスパラガス炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、アスパラガス灰色かび病(Botrytis cinerea)、タマネギ疫病(Phytophthora nicotianae)、タマネギ黄斑病(Cladosporium allii-cepae)、タマネギ乾腐病(Fusarium oxysporum f.sp. cerae)、タマネギ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、タマネギ黒点葉枯病(Septoria alliacea)、タマネギにせ黒斑病(Alternaria porri)、タマネギさび病(Puccinia allii)、タマネギ小菌核病(Puccinia allii)、タマネギ小菌核性腐敗病(Botrytis squamosa)、タマネギ白色疫病(Phytophthora parri)、タマネギ炭疽病(Colletotrichum circinans)、タマネギ黒斑病(Alternaria sp.)、タマネギ灰色かび病(Botrytis cinerea)、タマネギ灰色腐敗病(Botrytis allii)、タマネギ葉枯病(Pleospora herbarum)、タマネギべと病(Peronospora destructor)、ニラさび病(Puccinia allii)、ニラ白斑葉枯病(Botrytis byssoidea)、ネギ疫病(Phytophthora nicotianae)、ネギ萎凋病(Fusarium oxysporum)、ネギ黒渋病(Mycosphaerella allicina)、ネギ黒点葉枯病(Septria alliacea)、ネギ黒斑病(Alternaria porri)、ネギ小菌核病(Sclerotinia
allii)、ネギさび病(Puccinia allii)、ネギ小菌核腐敗病(Botrytis squamosa)、ネギ白色疫病(Phythoththora parri)、ネギ炭疽病(Colletotrichum circinans)、ネギべと病(Peronospora destructor)、マンゴー炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、カキうどんこ病(Phyllactinia kakikola)、カキ汚染果病(Colletotrichum ssp.、Glomerella sp.)、カキ角斑病(Cercospora kakivora)、カキ角斑落葉病(Cercosporakaki)、カキ褐紋病(Ma
crophoma kaki)、カキ黒星病(Fusicladium levieri)、カキ黒点病(Phomopsis kakivora)、カキ黒斑病(Pseudocercospora fuliginosa)、カキ縮葉病(Physalospora kaki)、カキすす病(Aureobasidium pullulans、Capnophaeum fuliginodes、Cladosporium herbarum、Microxyphium sp.、Scorias communis、Tripospermum juglandis)カキすす点病(Zygophiala
jamaicensis)、カキ炭疽病(Gloeosporium kaki)、カキ灰色かび病(Botrytis cinerea)、カキ葉枯病(Pestalotia diospyri)、カキ葉炭疽病(Glomerella cingulata)、カキ円星落葉病(Mycosphaerella nawae)、ウメうどんこ病(Podosphaera tridactyla、Sphaerotheca pannosa)、ウメ枝枯病(Botryosphaeria dothidea)、ウメ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ウメ黒星病(Cladosporium carpophilum)、ウメ白さび病(Leucotelium pruni-persicae)、ウメ白紋羽病(Rosellinia necatrix)、ウメ心腐病(Fusarium lateritium)、ウメせん孔病(Pseudocercospora circumscissa)、ウメそうか病(Sphaceloma pruni-domesticae)、ウメ炭疽病(Glomerella cingulata)、ウメ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ウメ灰星病(Monilinia fructicola、Monilinia laxa)、ウメ葉炭疽病(Glomerella mume)、オウトウ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、オウトウうどんこ病(Podosphaera tridactyla)、オウトウ黒かび病(Rhizopus nigricans)、オウトウ炭疽病(Glomerella cingulata)、オウトウ灰色かび病(Botrytis cinerea)、オウトウ灰星病(Monilinia fructicola)、
セイヨウナシうどんこ病(Phyllactinia mali)、セイヨウナシ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora syringae)、セイヨウナシ黒星病(Venturia pirina)、セイヨウナシ炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、ナシ赤星病(Gymnosporangium asiaticum)、ナシうどんこ病(Phyllactinia pyri)、ナシ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora syringae)、ナシ黒星病(Venturia nashicola)、ナシ黒斑病(Alternaria kikuchiana)、ナシすす点病(Leptothyrium pomi)、ナシ炭疽病(Glomerella cingulata)、ナシ灰色かび病(Botrytis cinerea)、ナシ灰星病(Monilinia fructigena)、ナシ葉炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、ナシ輪紋病(Physalospora piricola)、モモ赤かび病(Fusarium oxysporum、Gibberella zeae)、モモうどんこ病(Podosphaera tridactyla、Sphaerotheca pannosa)、モモ菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、モモ黒かび病(Rhizopus nigricans)、モモ黒星病(Cladosporium carpophilum)、モモ白さび病(Leucotelium pruni-persicae)、モモすすかび病(Stenella sp.)、モモせん孔病(Pseudocercospora circumscissa、Phyllosticta persicae)、モモ炭疽病(Gloeosporium laeticolor)、モモ灰色かび病(Botrytis cinerea)、モモ灰星病(Monilinia fructicola)、モモホモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、リンゴ赤星病(Gymnosporangium yamadae)、リンゴうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、リンゴ疫病(Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivola、Phytophthora syringae)、リンゴ褐斑病(Diplocarpon mali)、リンゴ環紋葉枯病(Cristulariella moricola)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)、リンゴすす点病(Zygophiala jamaicensis)、 リンゴ炭疽病(Glomerella cingulata)、リンゴ灰色かび病(Botrytis cinerea)、リンゴ斑点落葉病(Alternaria alternata)、ブドウうどんこ病(Uncinula necator)、ブドウ枝枯菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ブドウ晩腐病(Glomerella cingulata)、ブドウ褐斑病(Pseudocercospora vitis)、ブドウ褐斑葉枯病(Briosia ampelophaga)、ブドウ黒とう病(Elsinoe ampelina)、ブドウ黒腐病(Phyllosticta ampelicida)、ブドウつる割病(Phomopsis viticola)、ブドウべと病(Plasmopara viticola)、クリ炭疽病(Glomerella cingulata)、クリすす病(Capnodium salicinum)、クリ褐斑病(Morenoella quercina)、クリうどんこ病(Microsphaera alphitoides)、クリ葉枯病(Monochaetia monochaeta)、カンキツ灰色かび病(Botrytis cinirea)、カンキツ褐色腐敗病(Phytophthora citrophthora)、カンキツ黒点病(Diaporthe citri)、カンキツ黄斑病(Mycosphaerella citri、Mycosphaerella horii)、カンキツそうか病(Elsinoe fawcettii)、カンキツそばかす病(Mycosphaerella pinodes)、カンキツ炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、カンキツさび果病(Colletotrichum gloeosporioides)などが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の病害防除剤は、上記病害のうちの少なくとも1種又は2種以上に作用する。
本発明の病害防除剤は、好ましくは、イネばか苗病(Fusarium fujikuroi)、イネいも
ち病(Pyricularia oryzea)、イネごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、イネもみ枯細菌病(Burkholderid glumae)、イネ苗立枯細菌病(Burkholderid plantarii)、イネ褐条病(Acidovorax avenae)、イネ苗立枯病(フザリウム(Fusarium)属菌、ピシウム(Pythium)属菌、リゾプス(Rhizopus)属菌等により引き起こされる病害)、およびイネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、より好ましくは、フザリウム(Fusarium)属菌、ピシウム(Pythium)属菌、およびリゾプス(Rhizopus)属菌により引き起こされるイネ苗立枯病などの土壌伝染性病害の防除に有効に作用する。本発明において、イネ苗立枯病は、好ましくは、イネ育苗期に発生する苗立枯病である。
ち病(Pyricularia oryzea)、イネごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、イネもみ枯細菌病(Burkholderid glumae)、イネ苗立枯細菌病(Burkholderid plantarii)、イネ褐条病(Acidovorax avenae)、イネ苗立枯病(フザリウム(Fusarium)属菌、ピシウム(Pythium)属菌、リゾプス(Rhizopus)属菌等により引き起こされる病害)、およびイネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、より好ましくは、フザリウム(Fusarium)属菌、ピシウム(Pythium)属菌、およびリゾプス(Rhizopus)属菌により引き起こされるイネ苗立枯病などの土壌伝染性病害の防除に有効に作用する。本発明において、イネ苗立枯病は、好ましくは、イネ育苗期に発生する苗立枯病である。
本発明の病害防除剤は、作物の病害の防除に使用される限り、用途は特に限定されない。本発明の病害防除剤は上記のような各種病害を防除する目的で、作物の種子、苗、育苗土壌、土壌処理、灌注処理、噴霧処理又は育苗培地に施用されるが、その方法は剤型等の使用形態や病害によって適宜選択される。このような方法としては、例えば、種子浸漬処理、種子粉衣処理、種子塗沫処理、種子散布(噴霧を含む)処理、土壌散布、地上部固形散布、地上部噴霧処理等の方法を挙げることができる。
本発明の病害防除剤は、種子浸漬処理であれば製剤を10〜1000倍に希釈して適用することが望ましく、種子粉衣処理であれば種子重量に対して製剤を0.5〜5重量%適用することが望ましく、種子塗沫処理、種子散布(噴霧を含む)であれば製剤を2倍〜200倍に希釈した処理液を種子重量に対して1〜5重量%適用することが望ましい。土壌散布処理であれば10〜1000倍に希釈した処理液を通常移植用として使用される育苗箱(例えば、面積1800cm2程度)当り散布が50〜1000ml適用することが望ましい。地上部噴霧処理であれば500倍〜5000倍に希釈した処理液を10a当り20〜1000L散布することが望ましい。
本発明の病害防除剤で使用されるトリフミゾールおよびプロクロラズの使用時の濃度は、タラロマイセス属菌またはペニシリウム属菌と組み合わせて使用される場合、1〜100,000ppm(10%)であることが好ましい。好ましくは5〜100,000ppm(10%)、さらに好ましくは20〜100,000ppm(10%)である。
本発明の病害防除剤で使用されるトリフルミゾールまたはプロクロラズの使用時の濃度は、トリコデルマ属菌と組み合わせて使用される場合、5〜500ppmであることが好ましい。
本発明の病害防除剤で使用されるトリフルミゾールまたはプロクロラズの使用時の濃度は、トリコデルマ属菌と組み合わせて使用される場合、5〜500ppmであることが好ましい。
<2>相乗効果の式
個々の活性化合物の組み合わせにより期待される殺菌効果は、コルビー(Colby)の計算式より求めることができる(除草剤の組み合わせの相乗的及び拮抗的反応の計算:Calculating Synergistic andAntagonistic Responses of HerbicideCombination、Weed 15、20〜22ページ、1967)。コルビー(Colby)の計算式を以下の式1に示す。
(式1)E=X+Y−(X×Y/100)
実測値がEを上回れば両剤が相乗的に作用し、下回れば拮抗作用を及ぼしたと推察できる。なお、濃度や組み合わせの相性により、すべての混合剤が相乗的に作用しないことは一般的に知られた事実である。
本発明の病害防除剤は、化学農薬と糸状菌生物農薬が相乗的に作用する。
個々の活性化合物の組み合わせにより期待される殺菌効果は、コルビー(Colby)の計算式より求めることができる(除草剤の組み合わせの相乗的及び拮抗的反応の計算:Calculating Synergistic andAntagonistic Responses of HerbicideCombination、Weed 15、20〜22ページ、1967)。コルビー(Colby)の計算式を以下の式1に示す。
(式1)E=X+Y−(X×Y/100)
実測値がEを上回れば両剤が相乗的に作用し、下回れば拮抗作用を及ぼしたと推察できる。なお、濃度や組み合わせの相性により、すべての混合剤が相乗的に作用しないことは一般的に知られた事実である。
本発明の病害防除剤は、化学農薬と糸状菌生物農薬が相乗的に作用する。
<3>防除価算出の式
発病程度は各実施例に記載の基準に従い調査し、各実施例に記載の式に従い発病度および防除価を算出する。
本発明の病害防除剤の防除価は、好ましくは85以上、より好ましくは90以上である。
発病程度は各実施例に記載の基準に従い調査し、各実施例に記載の式に従い発病度および防除価を算出する。
本発明の病害防除剤の防除価は、好ましくは85以上、より好ましくは90以上である。
<4>本発明の病害防除剤の製造方法
本発明の病害防除剤は、その病害防除剤における化学農薬の含有量を、上述の通り、1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%に調整し、糸状菌生物農薬の含有量を、1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gに調整する以外は、実際に使用し易い形態に製剤化することができる。つまり、通常の製剤の製造方法に従って、必要に応じて、各種任意成分とともに、水和剤、粉剤、粒剤、乳剤、フロアブル剤、塗布剤等に製剤化することができる。
本発明の病害防除剤は、その病害防除剤における化学農薬の含有量を、上述の通り、1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%に調整し、糸状菌生物農薬の含有量を、1×105〜1×1012cfu/g、好ましくは1×106〜1×1011cfu/gに調整する以外は、実際に使用し易い形態に製剤化することができる。つまり、通常の製剤の製造方法に従って、必要に応じて、各種任意成分とともに、水和剤、粉剤、粒剤、乳剤、フロアブル剤、塗布剤等に製剤化することができる。
例えば、水和剤、粉剤は、必要に応じて固体担体、界面活性剤や品質を安定させる成分を混合または粉砕混合することにより製造することができる。
例えば、粒剤は、必要に応じて固体担体、界面活性剤や品質を安定させる成分を混合または粉砕混合し、更に造粒することにより製造することができる。
例えば、乳剤は、植物油、動物油、鉱物油等の液状担体に、必要に応じて界面活性剤を乳化、分散等を目的として、また、品質を安定させる成分を混合または粉砕混合することにより製造することができる。
例えば、フロアブル剤は、水に補助剤を増粘等を目的として、二価アルコール等を凍結防止を目的として、界面活性剤を分散等を目的として、また、品質を安定させる成分を混合または粉砕混合することにより製造することができる。
例えば、塗布剤は、水や油等の液体担体に補助剤を加え、混合し、ゾル状またはゲル状とすることにより製造することができる。
<5>本発明の病害防除方法
本発明の病害防除方法は、本発明の病害防除剤を使用することを特徴とし、上記のような各種病害を防除する目的で、イネなどの作物の種子、苗、育苗培地、育苗土壌、若しくは水田土壌に施用されるか、又は、灌注処理されるが、施用・処理方法は剤型等の使用形態や病害によって適宜選択される。このような方法としては、例えば、種子浸漬処理、種子粉衣処理、種子塗沫処理、種子散布(噴霧を含む)処理、土壌散布、地上部固形散布等の方法を挙げることができる。本発明の防除方法は、好ましくは、イネの種子または苗に施用される。
本発明の病害防除方法は、本発明の病害防除剤を使用することを特徴とし、上記のような各種病害を防除する目的で、イネなどの作物の種子、苗、育苗培地、育苗土壌、若しくは水田土壌に施用されるか、又は、灌注処理されるが、施用・処理方法は剤型等の使用形態や病害によって適宜選択される。このような方法としては、例えば、種子浸漬処理、種子粉衣処理、種子塗沫処理、種子散布(噴霧を含む)処理、土壌散布、地上部固形散布等の方法を挙げることができる。本発明の防除方法は、好ましくは、イネの種子または苗に施用される。
以下に実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受けないことは言うまでもない。
<実施例1>
(培地上での影響試験)
(1)培地の調製
オートクレーブ滅菌したポテトデキストロース寒天培地(栄研化学株式会社)にトリフミゾール製剤(トリフミン水和剤、日本曹達)を原体濃度100〜3000ppm、プロクロラズ製剤(スポルタック乳剤、日産化学)30〜1000ppmになるように添加し、9cmプラスチックシャーレに充填し、それぞれトリフルミゾール添加培地、プロクロラズ添加培地とした。薬剤を添加しないポテトデキストロース寒天培地を対照区として設けた。
(2)供試菌の培養
表1に記載した市販の生物剤を約10倍希釈した希釈液を上記で調製した培地中央部に20μl滴下し、25℃で約2週間培養した。
(3)菌の生育調査
約2週間後に培地上の菌の生育程度を以下の基準で調査した。
−:菌の生育が認められない、±:わずかに菌の生育が認められる、+:滴下した部分の周辺で菌の生育が見られる、++:菌が生育し、菌叢が培地面積の半分程度まで広がっている、+++:菌が生育し、菌叢が培地面積の半分以上に広がっている、++++:菌が生育し、菌叢が培地全面を覆っている。
(4)結果
調査結果を表1に示す。
(培地上での影響試験)
(1)培地の調製
オートクレーブ滅菌したポテトデキストロース寒天培地(栄研化学株式会社)にトリフミゾール製剤(トリフミン水和剤、日本曹達)を原体濃度100〜3000ppm、プロクロラズ製剤(スポルタック乳剤、日産化学)30〜1000ppmになるように添加し、9cmプラスチックシャーレに充填し、それぞれトリフルミゾール添加培地、プロクロラズ添加培地とした。薬剤を添加しないポテトデキストロース寒天培地を対照区として設けた。
(2)供試菌の培養
表1に記載した市販の生物剤を約10倍希釈した希釈液を上記で調製した培地中央部に20μl滴下し、25℃で約2週間培養した。
(3)菌の生育調査
約2週間後に培地上の菌の生育程度を以下の基準で調査した。
−:菌の生育が認められない、±:わずかに菌の生育が認められる、+:滴下した部分の周辺で菌の生育が見られる、++:菌が生育し、菌叢が培地面積の半分程度まで広がっている、+++:菌が生育し、菌叢が培地面積の半分以上に広がっている、++++:菌が生育し、菌叢が培地全面を覆っている。
(4)結果
調査結果を表1に示す。
トリフルミゾール、プロクロラズ添加培地上ではボーベリア属菌の生育は認められなかったが、タラロマイセス属、ペニシリウム属、トリコデルマ属については、菌の生育が見られた。特にタラロマイセス属、ペニシリウム属は、トリフルミゾール、プロクロラズの濃度が高くても菌の生育が良好で、トリフルミゾール、プロクロラズに対する耐性が強いことが分かった。
なお、有効成分のトリフルミゾールを30%含有するトリフミン水和剤はイネの種子消毒では、300倍(1000ppm相当)で24〜48時間の種子浸漬処理、有効成分のプロクロラズを25%含有するスポルタック乳剤はイネの種子消毒では1000倍(250ppm相当)で24時間の種子浸漬処理で使用されている。
本試験では上記濃度より高濃度の培地、かつ、2週間の培養時間であってもタラロマイセス属、ペニシリウム属は生存可能であることが明確になった。また、トリフルミゾール1000ppm、プロクロラズ250ppmの培地で各種糸状菌を生育させたところ、トリコデルマ属は生育が見られなかったが、タラロマイセス属、ペニシリウム属では生育が見られた。
なお、有効成分のトリフルミゾールを30%含有するトリフミン水和剤はイネの種子消毒では、300倍(1000ppm相当)で24〜48時間の種子浸漬処理、有効成分のプロクロラズを25%含有するスポルタック乳剤はイネの種子消毒では1000倍(250ppm相当)で24時間の種子浸漬処理で使用されている。
本試験では上記濃度より高濃度の培地、かつ、2週間の培養時間であってもタラロマイセス属、ペニシリウム属は生存可能であることが明確になった。また、トリフルミゾール1000ppm、プロクロラズ250ppmの培地で各種糸状菌を生育させたところ、トリコデルマ属は生育が見られなかったが、タラロマイセス属、ペニシリウム属では生育が見られた。
<実施例2>
(リゾプス属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土(平成培土)1Lに対しポテトデキストロース寒天培地(栄研化学)で培養したリゾプス属菌5枚分を均一に混和し、リゾプス属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表2に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、34℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、イネの根を水で洗い、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:一部の根の先端が肥大、2:半数以上の根の先端が肥大、3:地上部生育抑制
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×3)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表2に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍である、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。
表2より明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、リゾプス属菌によるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
(リゾプス属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土(平成培土)1Lに対しポテトデキストロース寒天培地(栄研化学)で培養したリゾプス属菌5枚分を均一に混和し、リゾプス属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表2に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、34℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、イネの根を水で洗い、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:一部の根の先端が肥大、2:半数以上の根の先端が肥大、3:地上部生育抑制
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×3)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表2に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍である、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。
表2より明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、リゾプス属菌によるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
<実施例3>
(フザリウム属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土とフスマを4:1で混合した培地で培養したフザリウム属菌を水稲用育苗培土に2.5%になるように均一に混和し、フザリウム属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表3に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、30℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、イネの根を水で洗い、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:地際部、根部の軽微な褐変、2:地際部、根部の褐変、3:地上部生育抑制、4:枯死
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×4)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表3に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍であり、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。表3により明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、フザリウム属菌によるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
(フザリウム属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土とフスマを4:1で混合した培地で培養したフザリウム属菌を水稲用育苗培土に2.5%になるように均一に混和し、フザリウム属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表3に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、30℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、イネの根を水で洗い、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:地際部、根部の軽微な褐変、2:地際部、根部の褐変、3:地上部生育抑制、4:枯死
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×4)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表3に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍であり、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。表3により明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、フザリウム属菌によるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
<実施例4>
(トリコデルマ属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土とフスマを4:1で混合した培地で培養したトリコデルマ属菌を水稲用育苗培土に10%になるように均一に混和し、トリコデルマ属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表4に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、30℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:草丈が1/2〜1/3程度、2:草丈が1/3以下
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×2)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表4に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍であり、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。表4により明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、トリコデルマによるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
(トリコデルマ属菌によるイネ苗立枯病防除試験)
(1)病原菌の接種
水稲用育苗培土とフスマを4:1で混合した培地で培養したトリコデルマ属菌を水稲用育苗培土に10%になるように均一に混和し、トリコデルマ属菌によるイネ苗立枯病汚染土壌とした。
(2)薬剤処理
イネ種子(品種:コシヒカリ)に表4に記載した各薬剤を所定濃度になるように希釈し、乾燥種子重量の3%量を塗沫処理し、室内で風乾させた。処理済みの種子を各区あたり10g計り取り、水道水に浸漬し、15℃、6日間吸水させ、さらに30℃、24時間水道水で浸漬し、催芽させた。また、薬剤を処理せずに吸水、催芽させ、対照(無処理区)とした。
(3)試験植物の育成
上記の種子を、汚染土壌を充填した120cm2のプラスチック製容器に播種した。薬剤処理種子を播種した容器を薬剤処理区、無処理種子を播種した容器を無処理区とした。薬剤処理区、無処理区ともに2反復とした。上記水稲育苗培土で覆土した後、30℃で3日間の出芽処理を行い、その後はガラス温室内において定法に従い栽培管理した。
(4)防除効果調査
播種3週間後、発病程度を下記の基準に従い調査し、下式に従い発病度および防除価を算出した。
発病程度 0:健全、1:草丈が1/2〜1/3程度、2:草丈が1/3以下
発病度={Σ(程度別発病株数×発病程度)/(調査株数×2)}×100
防除価=100−{1−(処理区の発病度/無処理区の発病度)}×100
(5)結果
調査結果を表4に示す。なお、タフブロックSPの標準使用濃度は7.5倍であり、トリフミン水和剤は7.5倍〜15倍であり、スポルタック乳剤は40倍である。本試験では各剤の標準使用濃度の1/2〜1/4という低濃度で試験を行った。表4により明らかなように本発明の化学農薬と糸状菌を含有する病害防除剤は、相乗的に作用し、トリコデルマによるイネ苗立枯病に対して高い防除効果を示した。
本発明は、農薬の分野、特にイネの病害防除において有用である。
Claims (12)
- トリフルミゾールまたはプロクロラズと、タラロマイセス属菌およびペニシリウム属菌の少なくとも1つを含む病害防除剤。
- イネの病害防除剤である、請求項1に記載の病害防除剤。
- イネ病害が、イネ育苗期に発生する苗立枯病である、請求項2に記載の病害防除剤。
- イネ病害が、リゾプス属菌、フザリウム属菌、またはトリコデルマ属菌によって引き起こされる苗立枯病である、請求項3に記載の病害防除剤。
- タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバス(Talaromyces flavus)である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の病害防除剤。
- タラロマイセス属菌がタラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株である、請求項5に記載の病害防除剤。
- ペニシリウム属菌がペニシリウム・ビライ(Penicillium bilaii)である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の病害防除剤。
- トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が1〜99重量%であり、糸状菌の含有量が1×105〜1×1012cfu/gである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の病害防除剤。
- トリフルミゾールおよびプロクロラズの含有量が5〜80重量%であり、糸状菌の含有量が1×106〜1×1011cfu/gである、請求項8に記載の病害防除剤。
- トリフルミゾールおよびプロクロラズの使用時の濃度が1〜100,000ppm(10%)である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の病害防除剤。
- トリフルミゾールまたはプロクロラズとトリコデルマ属菌を含み、トリフルミゾールまたはプロクロラズの使用時の濃度が5〜500ppmである、病害防除剤。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の病害防除剤により、種子、苗、育苗培地、育苗土壌、若しくは、水田土壌を処理すること、又は、灌注処理することを特徴とする、病害防除方法。
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JP2017165684A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 日本曹達株式会社 | イネの病害を防除する方法 |
WO2020262612A1 (ja) | 2019-06-27 | 2020-12-30 | 出光興産株式会社 | 植物病害防除剤及び植物病害防除法 |
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-
2013
- 2013-11-12 JP JP2013234098A patent/JP2015093850A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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