JP2015092796A - 車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法 - Google Patents

車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 劣化状態や異常の兆候をとらえて車両用戸閉装置のメンテナンス時期を判定できるようにする。
【解決手段】 1クラスSVM法によって、データ収集手段により収集されたデータを分類し、分類されたデータに基づいて異常度を求め、該異常度が予め設定された所定のしきい値よりも大きいか否か判定して、異常度がしきい値よりも小さいと判定された場合には車両用戸閉装置のメンテナンスが不要であることを表示装置に表示する一方、データ収集手段により収集されたデータを主成分分析法によって演算処理して第1主成分及び第2主成分を算出し、第1主成分及び第2主成分に基づいて2次元マップの画像データを作成するとともに該2次元マップの画像データと正常な状態で収集されたデータに基づいて作成された2次元マップの画像データとの合成画像を作成し、異常度がしきい値よりも大きいと判定された場合には合成画像を表示装置に表示するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用の側引戸戸閉装置(ドア開閉装置)のメンテナンス時期を判断する方法に関するものである。
従来、車両用の側引戸戸閉装置(以下、単に戸閉装置あるいは車両用戸閉装置と称する)の故障や異常を検出する技術として、例えば引戸の位置を検出するセンサや開閉駆動用のモーターの電流値を測定する電流測定器を持ち、運転台からの指令により全車両の戸閉装置を一斉に開閉させて、開閉時間やモーターの電流値に基づいて、異常が無いかどうか判断する機能を有するものがある。
例えば特許文献1には、ドアの速度検出値と該速度検出値から算出された加速度とから所定時間後のドアの速度を予測し、その予測速度が設定速度を超えた場合に異常と判定することで、逆転暴走状態を誤認することなく正確に検出するようにした駆動制御装置に関する発明が開示されている。
また、特許文献2には、ドア駆動装置の入力電流が判定値以上である状態が所定回数発生した場合に、ドア駆動装置に異常が発生したと判断して警報を発するようにした発明が開示されている。
特開2012−135212号公報 特開2012−240470号公報
上記特許文献1や2に開示されている戸閉装置の異常を判定する技術は、戸閉装置において故障に近い異常が発生した場合に、異常が発生したと判断するものであり、比較的軽微な故障や故障の兆候までは検出することは困難である。そのため、実際に戸閉装置に故障が発生してから修理することとなるので、維持コストが高くなるという問題がある。
なお、車両用戸閉装置においては、開閉異常がない場合であっても、走行距離や使用時間に基づく修繕や部品交換による故障の未然防止が図られていたが、装置の劣化の進行具合は列車によって異なるため、走行距離や使用時間に基づく修繕、部品交換では費用が割高になってしまうとともに、点検前に戸閉装置が故障してしまうおそれもあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、劣化状態や異常の兆候をとらえてメンテナンス時期を判定することができ、それによってメンテナンスに要するコストを低減することができる車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
ドアを開閉駆動する駆動手段と、開閉操作手段からの信号に応じて前記駆動手段を制御する制御手段と、少なくとも前記ドアの位置および前記駆動手段の駆動電流を含む装置の動作状態を検出する複数の状態検出手段と、前記複数の状態検出手段からの信号を収集するデータ収集手段とを備えた車両用戸閉装置のメンテナンスの時期をデータ処理装置によって判定するメンテナンス時期判定方法であって、
前記データ処理装置は、
前記データ収集手段により収集されたデータを、1クラスSVM法によって正常データと異常データとに分類し、該分類されたデータに基づいて全データ中の異常データの割合を表す異常度を求め、該異常度が予め設定された所定のしきい値よりも大きいか否かの判定を行い、異常度がしきい値よりも小さい場合には車両用戸閉装置のメンテナンスが不要であることを表示装置に表示する一方、
前記データ収集手段により収集されたデータを主成分分析法によって演算処理して第1主成分および第2主成分を算出し、第1主成分および第2主成分に基づいて2次元マップの画像データを作成するとともに、該2次元マップの画像データと正常な状態で収集されたデータに基づいて作成された2次元マップの画像データとの合成画像を作成し、前記異常度が前記しきい値よりも大きいと判定した場合には前記合成画像を表示装置に表示するようにした。
上記した手段によれば、異常度が所定のしきい値よりも大きい場合には、主成分分析法によって算出された第1主成分および第2主成分に基づいて作成した2次元マップの画像データと正常な状態での2次元マップの画像データとを合成した画像が表示されるため、画像を見て異常の有無を判定することができ、信頼性の高い判定結果を得ることができる。
また、本出願の他の発明は、
ドアを開閉駆動する駆動手段と、開閉操作手段からの信号に応じて前記駆動手段を制御する制御手段と、少なくとも前記ドアの位置および前記駆動手段の駆動電流を含む装置の動作状態を検出する複数の状態検出手段と、前記複数の状態検出手段からの信号を収集するデータ収集手段とを備えた車両用戸閉装置のメンテナンスの時期をデータ処理装置によって判定するメンテナンス時期判定方法であって、
前記データ処理装置は、
前記データ収集手段により収集されたデータを、1クラスSVM法によって正常データと異常データとに分類し、該分類されたデータに基づいて全データ中の異常データの割合を表す異常度を求めるとともに、
前記データ収集手段により収集されたデータを主成分分析法によって演算処理して第1主成分および第2主成分を算出し、第1主成分および第2主成分に基づいて2次元マップの画像データを作成するとともに、正常な状態で収集されたデータに基づいて作成された2次元マップの画像データを記憶装置より読み出し、
前記第1主成分および第2主成分に基づいて作成された前記2次元マップの画像データと前記正常時の2次元マップの画像データとの重なり度を算出し、
前記異常度が予め設定された第1しきい値よりも小さいと判定され、かつ、前記重なり度が予め設定された第2しきい値よりも大きいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが不要であることを表示装置に表示する一方、
前記異常度が前記第1しきい値よりも大きい、または、前記重なり度が前記第2しきい値よりも小さいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが必要であることを表示装置に表示するようにしたものである。
上記した手段によれば、収集されたデータを2種類の分析方法によって分析して戸閉装置の動作状態を判断するため、劣化状態や異常の兆候をとらえて戸閉装置のメンテナンス時期を判定することができ、故障が発生する前にメンテナンスを行えるので、故障が発生してから修繕したり部品を交換したりする従来方法に比べて所要コストを低減することができる。
また、望ましくは、前記データ処理装置は、前記第1主成分および第2主成分に基づいて作成された前記2次元マップの画像データと前記正常時の2次元マップの画像データとの合成画像を作成し、前記異常度が前記第1しきい値よりも大きい、または、前記重なり度が予め設定された第2しきい値よりも小さいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが必要であることおよび前記合成画像を表示装置に表示するようにする。
かかる手段によれば、異常度が所定のしきい値よりも大きいか重なり度が所定のしきい値よりも小さい場合には、メンテナンスが必要であることが表示されるとともに、主成分分析法によって算出された第1主成分および第2主成分に基づいて作成した2次元マップの画像データと正常な状態での2次元マップの画像データとを合成した画像が表示されるため、画像を見て異常の原因を推測することが可能となり、効率的な修理、点検が可能となる。
さらに、望ましくは、前記複数の状態検出手段には、少なくとも、前記駆動手段の駆動電流を検出する電流検出手段と、前記ドアの位置を検出するドア位置検出手段が含まれ、前記データ収集手段は、前記複数の状態検出手段からの信号とともに、前記制御手段から出力されるドアの開指令信号および閉指令信号を収集する。
上記した手段によれば、ドアの位置および駆動手段の電流の他、制御手段から出力されるドアの開指令信号および閉指令信号に基づいて動作状態を判断するため、より精度の高い判定が可能となる。
さらに、望ましくは、前記データ収集手段は、前記制御手段から前記開指令信号が出力された時点より所定時間が経過するまでの期間に前記各信号を収集する。
かかる手段によれば、限られた時間だけデータを収集すればよいので、常時連続してデータを収集する方法に比べて、異常の判定に有効なデータを効率よく収集して記憶することができるため、記憶装置が必要とする容量を少なくしコストの増加を抑制することができる。
本発明によれば、劣化状態や異常の兆候をとらえて車両用戸閉装置のメンテナンス時期を判定することができ、それによってメンテナンスに要するコストを低減することができるという効果を有する。
本発明に係るメンテナンス時期判定方法を適用して好適な車両用戸閉装置のシステム構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るメンテナンス時期判定方法における分析処理の手順の一例を示すフローチャートである。 メンテナンス時期判定方法における分析処理の他の例を示すフローチャートである。 主成分分析による2次元マップの例を示す図である。 主成分分析による2次元マップにおける正常時と異常時の重なり度の概念を示す図である。 実験用の車両用戸閉装置において収集したモーターの電流値、ドア位置、開指令信号、閉指令信号の変化を示す波形図で、(A)は正常時の波形、(B)は異常時の波形例である。 2次元データの低次元化の概念を示す図である。 主成分分析の概念を示す図である。
以下、本発明に係る車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における鉄道車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定を行うシステムの構成を示した図である。
図1に示すように、本実施形態のシステムは、車両側システム10と地上側システム50とにより構成される。車両側システム10は戸閉装置20と車両制御部30とからなる。図示しないが、戸閉装置20は1編成の列車の複数の車両にそれぞれ複数個設けられ、車両制御部30はそれら複数の戸閉装置20を制御するとともに各戸閉装置からのデータを収集する機能を有する。
戸閉装置20は、ドアを移動させる駆動手段としてのモーター21と、ドアの位置を検出するための位置検出手段としてのエンコーダ22、全開位置と全閉位置でそれぞれドアを移動不能に固定するためのロック機構部23、前記モーター21およびロック機構部23の動作を制御する制御部24、データ収集部25、収集したデータ等を記憶する半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などからなるデータ記憶部26などを備えて構成されている。
モーター21には駆動電流を検出する電流検出器12が設けられており、データ収集部25には、電流検出器12からの検出電流値やエンコーダ22からのドア位置情報信号、ロック機構部23からのロック状態応答信号、制御部24からの開指令信号および閉指令信号が入力される。この開指令信号および閉指令信号は、運転台等に設けられている開閉ボタン11が操作された際に制御部24に入力される信号に対応して生成される信号である。
なお、戸閉装置20の制御部24とデータ収集部25は、マイクロコンピュータのようなデータ処理装置によって構成することができる。
一方、車両制御部30は、車両制御用の中央処理装置(CPU)31と、1編成の車両の全ての戸閉装置20から収集したデータを履歴情報として蓄積するデータ蓄積部32、所定の通信網40を介して無線通信でデータを送信するデータ送信部33などから構成されている。
地上側システム50は、戸閉装置のメンテナンス時期判定を行う判定装置であり、データを受信するデータ受信部51や受信したデータを蓄積するデータ蓄積部52、蓄積されたデータを分析するデータ分析部53、分析結果を表示する表示部54などから構成されている。データ分析部53は、マイクロコンピュータのようなデータ処理装置によって構成することができる。
車両側システム10のデータ収集部25によるデータ収集は、例えば戸閉装置の開閉動作ごとに毎回行なわれ、データ蓄積部32に蓄積される。車両側システム10のデータ送信部33から地上側システム50のデータ受信部51へのデータの送信は、データ収集ごとに毎回行なっても良いが、データ送信部33やデータ受信部51の通信能力等に応じて、例えば1日1回などのように決定しても良い。
車両側システム10においては、車両の乗務員がドアの開閉操作手段としての開閉ボタン11を操作すると、車両制御部30の中央処理装置31から各戸閉装置20の制御部24へ開指令信号または閉指令信号が伝送される。特に制限されるものではないが、データ収集部25は、ドアの開閉動作開始後5秒間の入力信号をサンプリングして収集し、データ記憶部26に一時記憶するとともに、車両制御用の中央処理装置(CPU)31へ伝送する。
車両制御用の中央処理装置(CPU)31は、全ての戸閉装置20から収集したデータを履歴情報としてデータ蓄積部32に蓄積する。そして、予め決められた時刻になると、データ蓄積部32から履歴情報を読み出して、データ送信部33により通信網40を介して地上側システム50へ送信するように構成されている。
地上側システム50は、データ受信部51により受信したデータを一旦蓄積して読出し、データ分析部53で分析を行なって、分析結果を表示装置54に表示する。これにより、戸閉装置の故障が発生する前にメンテナンスが必要か否か知ることができる。
次に、データ分析部53によるデータ分析処理の内容について説明する。
戸閉装置の異常には、ドアを誘導するスライドレールへの異物の介入や、戸袋への異物の介入、レールの変形、レールやドアリーフなどの部品を固定するボルトの緩み、グリスの劣化、レールの汚損等さまざまなものであるが、これらの異常を放置しておくと、ドアが開かなくなったり閉じなくなるなど故障の原因となる。本実施形態においては、故障に結びつく異常を、故障に至る前に検出してメンテナンスの必要性を報知するとともに、異常の原因を判断し易い形態で表示することで戸閉装置のメンテナンスを支援できるように工夫している。
本発明者らは、実験用の戸閉装置を用意して、実際に発生するさまざまな異常のうち、下レールへの異物の介入、戸袋への異物の介入、レールの変形、部品を固定するボルトの緩み、グリスの劣化、スライドレールの汚損に対応して、下レールへのボールペンの介在、下レールのせり上がり、戸袋への下敷きの挿入、レールやドアリーフを固定するボルトの緩み、スライドレールのグリスの除去、スライドレールへの塵の塗布などの条件を設定して、戸閉装置の開閉動作時のデータを収集した。そして、1クラスSVM(1classSVM:Support Vector Machine)と呼ばれる手法や密度比推定法、主成分分析法、ベクトル量子化主成分分析法等複数の分析方法による解析および異常予測精度についての検証を行なった。その結果、以下に述べる第1実施例や第2実施例のような分析方法を用いた場合の異常予測が比較的高精度であることを見出した。
(第1実施例)
先ず、戸閉装置の異常(性能劣化を含む)を見つけてメンテナンスの要否を判定し結果を表示するようにした第1実施例のデータ分析処理の内容について、図2のフローチャートを使用して説明する。
このデータ分析処理においては、先ず開閉ボタン11から制御部24へ送られる開指令信号または閉指令信号もしくはそれに対応する信号および電流検出器12からの検出電流値やエンコーダ22からの位置情報信号、ロック機構部23からの状態信号を読み込む(ステップS1)。続いて、読み込んだこれらの値に基づいて、1classSVMで、データを正常値nと異常値mとに分類し(ステップS2)、得られた値nとmとから異常度を算出する(ステップS3)。
ここで、異常度は、m/(n+m)で与えられる値である。なお、1classSVMなる手法は、データ分析の分野では、従来より知られている手法であり、本実施形態においては公知の1classSVMと同様の手法を使用することができるので、詳しい内容の説明は省略する。
次に、上記ステップS3で算出した異常度が予め設定したしきい値よりも大きいか否か判定し(ステップS4)、小さい(No)と判定した場合は異常が発生している可能性が低いので、表示部54にてメンテナンス不要の表示を行い(ステップS5)、分析処理を終了する。
一方、ステップS4で、異常度が予め設定したしきい値よりも大きい(Yes)と判定すると、異常が発生している可能性が高いので、ステップS6へ移行して、ステップS1で読み込んだ多変数の値に基づいて、主成分分析を行ない、第1成分と第2成分を算出する。なお、主成分分析なる手法は、データ分析の分野では、従来より知られている手法であり、本実施形態においては公知の主成分分析と同様の手法を使用することができる。一例については、後に説明する。
続いて、算出された第1成分と第2成分に基づいて2次元マップの画像データを作成する(ステップS7)。また、正常状態の戸閉装置について予め測定し作成、記憶しておいた2次元マップの画像データをデータベース(図示省略)から読み出して、ステップS7で作成した2次元マップの画像データと合成する(ステップS8)。そして、ステップS8で合成した2次元マップの画像(合成画像)を、表示部54へ表示させて(ステップS9)、分析処理を終了する。
図4に、主成分分析の結果に基づく2次元マップの例を示す。図4において、太い実線は正常状態の戸閉装置の算出値をプロットしたもの、細い破線は異常があると判定された戸閉装置の算出値をプロットしたものである。なお、図4において、横軸は第1主成分の得点、縦軸は第2主成分の得点であり、符号Aで示す円で囲まれた部位はドアの開きかけ時に対応する値、符号B示す円で囲まれた部位はドアの全開時に対応する値、符号C示す円で囲まれた部位はドアの閉じかけ時に対応する値、符号D示す円で囲まれた部位はドアの全閉時に対応する値である。
図4より、符号Bの円内のドアの全開時において、特に実線と破線とのずれが大きいことから、表示された2次元マップから例えば全開状態で異常が発生している可能性が高いと判断できることが分かる。因みに、図4に示す2次元マップは、戸袋内に下敷きのような異物を介在させた状態でドアの開閉を行った際に得られたデータを主成分分析した結果に基づくものである。
本発明者らは、主成分分析によって図4に示す2次元マップが得られた時のモーターの電流値やドア位置、開指令信号および閉指令信号を検証した。図6にそのときの波形図を示す。図6(A)、(B)のうち、(A)は正常時の波形、(B)は異常時の波形を示す。
図6の(A)と(B)の波形図を比較すると、(B)の異常時の方がドアの開放開始から終了までの時間T1が長いとともに、モーターの電流値の変動が大きいことが分かる。これは、戸袋内に異物が介在していると、ドア全開時にドアのモーター抵抗が大きくなり、モーターの電流が大きくなるためであると推測することができる。
また、本発明者らは、前述した下レールへのボールペンの介在、下レールのせり上がり、レールやドアリーフを固定するボルトの緩み、スライドレールのグリスの除去、スライドレールへの塵の塗布等の意図的な異常状態を与えた場合において、収集されたデータに基づいて図4と同様な2次元マップおよび図6と同様な波形図の作成を行なった。
図示しないが、そのような場合の2次元マップにも、図4とは異なる箇所で、正常時と異常時で形状のずれが認められた。これは、下レールにボールペンが介在したり、下レールがせり上がっていたり、スライドレールのグリスの減少、スライドレールへの塵の付着によって、ドア移動時の抵抗が大きくなってモーターの電流値が大きくなるためであると推測することができた。また、レールやドアリーフを固定するボルトの緩みがあると、ドア移動時のガタつきが大きくなってモーターの電流値の変動が大きくなり、それが2次元マップのずれとして現れていた。
このようなことから、図4に示すように、正常時と異常時の2次元マップを重ねて表示、すなわち主成分分析の結果を可視化することによって、最もずれの大きな部位を見つけて異常の要因を推定する方法が有効であることが確認された。
なお、本発明者らが検証を行なった戸閉装置のドア開閉用のモーターは、交流モーターであるが、直流モーターやリニアモーターをドア開閉用の駆動源とする戸閉装置に適用することもできる。
(第2実施例)
次に、判定装置50によるデータ分析処理の第2の実施例について、図3を用いて説明する。第2の実施例を適用するのに必要なシステムの構成は、図1と同じであるので、説明は省略する。また、図3の中には第1の実施例の手順を示す図2のフローチャートと同一の処理があるので、同一の処理には同一のステップ符号を付してある。具体的には、ステップS1〜S3およびステップS6〜S8が第1の実施例と第2の実施例で同一である。
第2の実施例のデータ分析処理においては、先ず開指令信号または閉指令信号もしくはそれに対応する信号および電流検出器12からの検出電流値やエンコーダ22からの位置情報信号、ロック機構部23からの状態信号を読み込む(ステップS1)。続いて、読み込んだこれらの値に基づいて、1classSVMで、データを正常値nと異常値mとに分類し(ステップS2)、得られた値nとmとから異常度を算出する(ステップS3)。異常度は、第1の実施例と同様に、m/(n+m)で与えられる値である。
次に、ステップS1で読み込んだ多変数の値に基づいて、主成分分析を行ない、第1成分と第2成分を算出する(ステップS6)。続いて、算出された第1成分と第2成分に基づいて2次元マップの画像データを作成する(ステップS7)。また、正常状態の戸閉装置についての2次元マップの画像データをデータベースから読み出して、ステップS7で作成した2次元マップの画像データと合成する(ステップS8)。そして、合成した画像データに基づいて正常時の2次元マップと異常時の2次元マップとの重なり度を算出する(ステップS10)。
なお、ステップS10における重なり度は、例えば図5に示すように、正常時の2次元マップM1の範囲と、該M1と異常時の2次元マップM2の範囲とが重なっている領域(ハッチングが付されている部分)の面積とを算出し、M1またはM2の面積に対する重なり領域の面積の占める割合として得ることができる。正常時の2次元マップM1と、異常時の2次元マップM2は、それぞれ図4に示されている複数の図形のうち最大のものとすることができる。最小のものあるいは平均をとったものとしてもよい。
その後、先ずステップS3で算出した異常度が予め設定したしきい値よりも大きいか否か判定し(ステップS11)、小さい(No)と判定した場合はステップS12へ進み、ステップS10で算出した重なり度が予め設定した所定のしきい値よりも大きいか否か判定する。そして、重なり度が設定しきい値よりも小さい(ステップS12;No)と判定した場合は、メンテナンスを行う必要性がないと判断して、ステップS13へ進んでメンテナンス不要の表示を行う。
一方、ステップS11で異常度が予め設定したしきい値よりも大きい(Yes)と判定した場合、またはステップS12で重なり度が設定しきい値よりも大きい(Yes)と判定した場合には、異常が発生している可能性が高いので、ステップS14へ進み、表示部54にてメンテナンスの指示およびステップS8で合成した2次元マップの画像の表示を行い、分析処理を終了する。
次に、上記第1の実施例および第2の実施例のデータ分析処理フローチャートのステップS6における主成分分析による第1成分と第2成分の算出の具体例について、図7及び図8を用いて説明する。
先ず、主成分分析の基本的な概念を説明する。
観測しているシステムから得られるデータの種類が複数あり、データが高次元になるときには、データを可視化することが難しい。一方でこのようなデータは、データ間に相関関係が存在することがある。したがって、このようなデータをまとめることによって、データの次元を減らすことが可能になる。
図7に示すような2次元のデータは、x1軸成分とx2軸成分の間の相関が強く、1つの直線上に並んでいるように見える。このように、2次元のデータも本質的には1次元のデータとして説明できることになる。
2次元のデータを1次元のデータとして説明するということは、2次元のデータを
ある直線の上に射影(投影)するということである。図7ではデータを各軸に射影した様子を示している。2次元の平面上に1次元の直線を引く方法は無数に存在する。仮に図8に示す 2の方向の直線上にデータを射影してみると、データが固まって分布してしまい、データが本来持つ情報量が失われてしまうので、このような射影は意味がない。最もよい射影の仕方は、データを射影した時にそのデータの散らばり(分散)が最も大きい時であり、図8の 1軸のように2つの軸方向を適当に合成した方向に射影するのがよいということが分かる。
主成分分析は、データの分布のうち、分散が最大になるような軸を取り出し、データ分布をその軸上の分布に射影することで、データの次元を落とすことから定式化される。
観測値の集合からなるデータ集合{ }を考える。ただし、n=l,…,Nとし、 はD次元の変数であるとする。主成分分析の目的は、射影されたデータ点の分散を最大化しながら、データをM次元(M<D)に射影することである。
このデータを1次元空間に射影することを考える。この方向をD次元ベクトル 1で表す。ここでは方向だけに意味があるので、このベクトルは単位ベクトル、すなわち 1 T 1=1であるとする。図8のようにこの方向 1にデータ が射影されたとき、もとのデータと射影されたデータの間の射影誤差は内積と一致して 1 T となる。
全データが射影されたとき、データの分散は、
Figure 2015092796
である。ただし、
Figure 2015092796
である。
この分散を、 1 T 1=1という制限の下に最大化すれば良いのでラグランジュ乗数λを導入して、
1 T 1+λ(1− 1 T 1
を最大化する。ここで、 1に関する微分を0と置くと、S 1=λ 1となるので、 1はSの固有ベクトルでなければならない。また、上の式の両辺に、 1をかけると、S 1=λとなるので、分散の値は固有値で与えられるということが分かる。
その他の主成分も、既に得られている主成分に直交するという条件の下で射影分散を最大にするような方向を選ぶことで逐次得ることができる。
以下に、主成分分析の計算手順を説明する。まず、観測データの集合を{ }、取得する固有値の数をpとし、次式
Figure 2015092796
で表わされるデータマトリックスXを作成する。続いて、次式
Figure 2015092796
で表わされる分散共分散行列Sを作成する。
ただし、Jは中心化行列であり、は要素がすべて1のN×1行列である。
そして、上記分散共分散行列Sについて、第p成分までの固有値と固有ベクトル(主成分ベクトル)を求める。
次に、次元削減によるデータの可視化について説明する。
主成分分析の結果から第2固有ベクトルまでを取り出し、この固有ベクトルが張る平面上にデータを射影すると高次元のデータを2次元に表示することが可能になる。このとき、データの低次元表現はどのようになるかを考える。
データの平均ベクトルをμとし、データが分布している空間の原点をμに合わせる。データは3次元であるとし、このデータを、データ分布から計算された第1・第2固有ベクトルが張る2次元の平面に射影することを考える。
第1・第2固有ベクトルをそれぞれ 1 2とすると、データ μの方向の成分は、それぞれ
Figure 2015092796
となる。したがって、このデータを2次元に射影したデータを可視化するには、これらの成分を持つ2次元のベクトルを作成して表示すればよい。
なお、この平面に射影したベクトルは、次式
Figure 2015092796
で表わされる。
ただし、Wは、W=[ 1 2]で表わされる行列である。
ここで、上記行列Wを主成分得点係数行列とし、全データが変数ごとに平均値0,分散1になるように標準化された行列をZとおくと、主成分得点行列Fは、次式
F=ZW
で表わされる。
上記のようにして得られた主成分得点を、第1成分の得点と第2成分の得点を直交軸とする座標上に、各データのサンプリング時刻の順序に従ってプロットして、各点を接続する直線を順次引いて行くことで図4に示すような2次元マップを作成することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば上記実施例では、1クラスSVM法によって求めた異常度が予め設定された第1しきい値よりも大きいと判定されるか、または主成分分析法によって得られた異常時と正常時の2次元マップの重なり度が予め設定された第2しきい値よりも小さいと判定された場合に、メンテナンスの指示および合成2次元マップの表示を行う(図3:ステップS14)ようにしているが、メンテナンスの指示または合成2次元マップのいずれか一方の表示を行うようにしても良い。
また、上記実施例では、本発明を、鉄道車両用の戸閉装置に適用した場合を例にとって説明してきたが、本発明は鉄道車両用の戸閉装置に限定されず、自動車用のスライド式ドア開閉装置、施設や建物などのスライド式自動ドアなどにも適用することができる。
10 車両側システム
11 開閉操作ボタン(開閉操作手段)
12 モーターの電流検出器(状態検出手段)
20 戸閉装置
21 モーター(駆動手段)
22 エンコーダ(ドア位置検出手段,状態検出手段)
25 データ収集部
30 車両制御部
32 データ蓄積部
33 データ送信部
50 地上側システム(メンテナンス時期判定装置)
51 データ受信部
52 データ蓄積部
53 データ分析部
54 表示装置

Claims (5)

  1. ドアを開閉駆動する駆動手段と、開閉操作手段からの信号に応じて前記駆動手段を制御する制御手段と、少なくとも前記ドアの位置および前記駆動手段の駆動電流を含む装置の動作状態を検出する複数の状態検出手段と、前記複数の状態検出手段からの信号を収集するデータ収集手段とを備えた車両用戸閉装置のメンテナンスの時期をデータ処理装置によって判定するメンテナンス時期判定方法であって、
    前記データ処理装置は、
    前記データ収集手段により収集されたデータを、1クラスSVM法によって正常データと異常データとに分類し、該分類されたデータに基づいて全データ中の異常データの割合を表す異常度を求め、該異常度が予め設定された所定のしきい値よりも大きいか否かの判定を行い、異常度がしきい値よりも小さい場合には車両用戸閉装置のメンテナンスが不要であることを表示装置に表示する一方、
    前記データ収集手段により収集されたデータを主成分分析法によって演算処理して第1主成分および第2主成分を算出し、第1主成分および第2主成分に基づいて2次元マップの画像データを作成するとともに、該2次元マップの画像データと正常な状態で収集されたデータに基づいて作成された2次元マップの画像データとの合成画像を作成し、前記異常度が前記しきい値よりも大きいと判定した場合には前記合成画像を表示装置に表示することを特徴とする車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法。
  2. ドアを開閉駆動する駆動手段と、開閉操作手段からの信号に応じて前記駆動手段を制御する制御手段と、少なくとも前記ドアの位置および前記駆動手段の駆動電流を含む装置の動作状態を検出する複数の状態検出手段と、前記複数の状態検出手段からの信号を収集するデータ収集手段とを備えた車両用戸閉装置のメンテナンスの時期をデータ処理装置によって判定するメンテナンス時期判定方法であって、
    前記データ処理装置は、
    前記データ収集手段により収集されたデータを、1クラスSVM法によって正常データと異常データとに分類し、該分類されたデータに基づいて全データ中の異常データの割合を表す異常度を求めるとともに、
    前記データ収集手段により収集されたデータを主成分分析法によって演算処理して第1主成分および第2主成分を算出し、第1主成分および第2主成分に基づいて2次元マップの画像データを作成するとともに、正常な状態で収集されたデータに基づいて作成された2次元マップの画像データを記憶装置より読み出し、
    前記第1主成分および第2主成分に基づいて作成された前記2次元マップの画像データと前記正常時の2次元マップの画像データとの重なり度を算出し、
    前記異常度が予め設定された第1しきい値よりも小さいと判定され、かつ、前記重なり度が予め設定された第2しきい値よりも大きいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが不要であることを表示装置に表示する一方、
    前記異常度が前記第1しきい値よりも大きい、または、前記重なり度が前記第2しきい値よりも小さいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが必要であることを表示装置に表示することを特徴とする車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法。
  3. 前記データ処理装置は、前記第1主成分および第2主成分に基づいて作成された前記2次元マップの画像データと前記正常時の2次元マップの画像データとの合成画像を作成し、前記異常度が前記第1しきい値よりも大きい、または、前記重なり度が予め設定された第2しきい値よりも小さいと判定された場合には、車両用戸閉装置のメンテナンスが必要であることおよび前記合成画像を表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載の車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法。
  4. 前記複数の状態検出手段には、少なくとも、前記駆動手段の駆動電流を検出する電流検出手段と、前記ドアの位置を検出するドア位置検出手段が含まれ、
    前記データ収集手段は、前記複数の状態検出手段からの信号とともに、前記制御手段から出力されるドアの開指令信号および閉指令信号を収集することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法。
  5. 前記データ収集手段は、前記制御手段から前記開指令信号が出力された時点より所定時間が経過するまでの期間に前記各信号を収集することを特徴とする請求項4に記載の車両用戸閉装置のメンテナンス時期判定方法。
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