JP2015091594A - 電極棒使用の熱加工トーチ - Google Patents

電極棒使用の熱加工トーチ Download PDF

Info

Publication number
JP2015091594A
JP2015091594A JP2013231804A JP2013231804A JP2015091594A JP 2015091594 A JP2015091594 A JP 2015091594A JP 2013231804 A JP2013231804 A JP 2013231804A JP 2013231804 A JP2013231804 A JP 2013231804A JP 2015091594 A JP2015091594 A JP 2015091594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
tip
electrode
electrode rod
torch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013231804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6033203B2 (ja
Inventor
藤 茂 佐
Shigeru Sato
藤 茂 佐
原 ひろき 菅
Hiroki Sugawara
原 ひろき 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumikin Welding Co Ltd
Priority to JP2013231804A priority Critical patent/JP6033203B2/ja
Publication of JP2015091594A publication Critical patent/JP2015091594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6033203B2 publication Critical patent/JP6033203B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

【課題】 電極棒自動着脱機構による電極棒把持を安定化,高信頼化。【解決手段】 先端部に、小径穴があってそこに内テーパ面10tが連続し、かつ割り溝10hがあり、該小径穴は電極棒11が通っていないときは電極棒の直径より小さい直径であって電極棒が通るときは拡大し挿通した電極棒を先端部が把持する、チャック10;該チャックに挿入されて先端が内テーパ面10tに対向しチャック10の軸方向の移動によりチャック先端部を拡大/縮小する、トーチ基体に固定されたストッパ21;および、前記チャックを、内テーパ面10tがストッパ21の先端より離れてチャック先端部が電極棒11を把持する電極棒保持位置と、内テーパ面10tがストッパ21の先端に当たってチャック先端部が電極棒を解放する電極棒解放位置に、駆動するチャック駆動手段22−30;を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、プラズマトーチ,TIGトーチなど、電極棒を用いて電気アークを発生して溶接,切断,加熱などを行う熱加工トーチに関し、特に、電極棒を自動交換するための電極棒自動着脱機構を備える熱加工トーチに関する。
例えば、筒状のノズル台に棒状のタングステン電極を通しノズル台の下端にノズルチップを装着したプラズマトーチは、ノズル台の、タングステン電極が通った空間に供給されるプラズマガスをタングステン電極の先端に発生するアークで電離したプラズマをノズルチップのノズル(噴気口)から噴射するとともに、ノズル台の外周面とシールドキャップの間の空間に供給されるシールドガスをノズルチップの外側面に沿って、前方(加工対象材)に噴射する。
棒状のタングステン電極は非消耗電極棒又は単に非消耗電極と表現されるが、加工作業、例えば溶接、の使用時間が長くなるにつれて先端が次第に消耗(損耗,変形)する。溶接品質を損なうほどに消耗する前に非消耗電極棒は未使用品(新品)に交換される。交換作業の自動化のために、自動着脱機構が各種提案されている。
特許文献1に記載の溶接トーチは、コレットチャックを、エアーシリンダの突き出しロッドに連結した電極棒ガイド(中空ロッド)で締め付けて電極棒を保持し、該ロッドをエアーシリンダに引き込むことにより、コレットチャックが開放されて電極保持が解除され、自重により電極棒が排出される。
特許文献2に記載のTIG溶接トーチは、エアーシリンダの突き出しロッドによる中空ロッドの押し下げ/引き上げにより、チャック(コレット)による電極棒の保持/解放を行う。また、トーチ上部にある電極ホルダから新しい電極をチャック(コレット)へ挿入し、使用済みの電極をトーチ先端から押し出す形で排出する。
特許文献3に記載の溶接トーチは、エアーシリンダのロッドに連結されたコレットをコレットボディに押圧することで電極を保持され、エアーシリンダを開放すると、コレットが、下部に設けられたスリットが元の間隔に戻ろうとする弾性力によってコレットボディの上部に移動し、前記スリットが開いて電極の保持が開放され、電極の自重によって排出される。
引用文献4に記載の電極自動交換装置は、電極排出用のチャックでトーチから電極を取り出し、別の箇所で新しい電極をセットする。
特開平05−285654号公報 特開平10−006014号公報 特開2001−087861号公報 特開2008−018443号公報
いずれのトーチも、チャックあるいは中空ロッドの押し下げにより、チャックの十文字に分布する割り溝がある先端部の外テーパ面を、チャックストップの内テーパ面に沿わせて下方向に駆動し、これにより中心軸に向かう方向に先端部を圧搾して電極棒を挟持し、チャックあるいは中空ロッドの引き上げにより、前記外テーパ面が上方向に駆動し、先端部の圧搾が解除されて電極棒が開放される構造である。
しかしこの構造では、電極棒の開放は割り溝があるチャック先端部が元に戻ろうとする弾性力のみに頼っているが、繰り返し使用するうちに弾性力が弱くなり、チャック先端部が十分に広がらなくなり、電極が排出できなくなる。
また、特許文献2には、トーチ上部に電極ホルダを設けて新しい電極を挿入することで使用済みの電極を排出させる方法が記載されているが、これではトーチが構造が複雑化してしまう。特許文献4には、別途電極排出用のチャックを設けた電極自動交換装置が記載されているが、電極がノズルの奥に設置されているプラズマ溶接のトーチでは、電極を掴むことができないという課題があった。
本発明は、電極棒自動着脱機構による電極棒把持および排出を安定にし信頼性を高くすることを目的とする。
(1)先端部に小径穴があって該小径穴に内テーパ面(10t)が連続しかつ該内テーパ面に太径穴が連続し、前記先端部にそこを半径方向に拡大/縮小可能とする割り溝(10h)があり、前記小径穴は電極棒(11)が通っていないときは電極棒の直径より小さい直径であって電極棒が通るときは拡大し挿通した電極棒を前記先端部が把持する、円筒形のチャック(10);
前記チャック(10)の前記太径穴に挿入されて先端が前記内テーパ面(10t)に対向し前記チャック(10)の軸方向の移動により前記チャックの前記先端部を拡大/縮小する、トーチ基体に固定されたチャックストッパ(21);および、
前記チャック(10)を、前記内テーパ面(10t)が前記チャックストッパ(21)の前記先端より離れてチャックの前記先端部が前記電極棒(11)を把持する電極棒保持位置と、前記内テーパ面(10t)が前記チャックストッパ(21)の前記先端に当たってチャックの前記先端部が前記電極棒(11)を解放する電極棒解放位置に、駆動するチャック駆動手段(22-30);
を備えることを特徴とする、電極棒使用の熱加工トーチ(Tch)。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当要素の記号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
チャック(10)の先端部の小径穴は電極棒(11)が通っていないときは電極棒の直径より小さい直径であって電極棒が通るときは拡大し、チャック(10)先端テーパ面が電極ホルダ(9)の先端内テーパ面に当接し、チャック(10)先端部が圧搾され挿通した電極棒を前記先端部が把持する。
チャック駆動手段(22-30)にエアーシリンダを用い、トーチ不使用時に溶接設備の電源を断にする場合でも、本願発明の熱加工トーチ(Tch)によると、電極棒保持位置ではチャックの内テーパ面(10t)がチャックストッパ(21)の先端より離れていてチャックの先端部が弾性によって電極棒(11)を把持するので、チャック(10)が電極棒(11)を把持する締付け力は変化せず、電極棒保持の安定性および信頼性が高い。
また、チャック(10)が後端方向に駆動されると、先端部の割り溝の分割片がチャックストッパ(21)の先端テーパ(21p)によって確実に押し広げられるので、電極棒(11)を確実に脱落させることができる。
本発明の1実施例の熱加工トーチであるプラズマトーチTchを用いる、一形態の自動溶接設備の概要を示すブロック図である。 図1に示すプラズマトーチTchの拡大図であり、一部は電極棒チャック状態の縦断面を示す。 図1に示すプラズマトーチTchの一部の拡大縦断面図であり、電極棒解放状態を示す。 図1に示すプラズマトーチTchの電極棒自動着脱機構を示す縦断面図であり、(a)はチャック10を電極棒保持位置に置いた電極棒チャック状態を示し、(b)は電極棒解放位置に置いた電極棒解放状態を示す。いずれの状態も、チャックストッパ21は固定で位置は変わらない。 図2に示すプラズマトーチTchの部品の一部を示し、(a1)はチャック10の拡大縦断面図、(a2)はチャック10の拡大平面図、(a3)はチャック10の先端部の左側面図である。(b1)はチャックストッパ21の拡大縦断面図、(b2)はチャックストッパ21の拡大平面図である。(c1)は断熱カラー16の拡大縦断面図、(b2)は断熱カラー16の右側面図である。 図2に示すプラズマトーチTchの他の部品の一部を示し、(a1)は連結ロッド23の拡大縦断面図、(a2)は連結ロッド23の拡大平面図、(a3)は連結ロッド23の右側面図である。(b1)はフック半体26aの拡大縦断面図、(b2)はフック半体26aの拡大平面図、(b3)はフック半体26aの右側面図である。(c1)はフック半体26bの拡大縦断面図、(c2)はフック半体26bの拡大平面図、(c3)はフック半体26bの右側面図である。 (a1)は連結フレーム27の拡大縦断面図、(a2)は連結フレーム27の拡大平面図、(a3)は連結フレーム27の右側面図である。
(2)前記チャック(10)の前記太径穴の周壁には軸方向に延びる案内溝(10g)があり、前記チャックストッパ(21)には、前記案内溝(10g)を内側から外側に突出してトーチ基体(1)に固定されるチャックガイド(21g)がある、上記(1)に記載の、電極棒使用の熱加工トーチ。
(3)前記チャック駆動手段(22-30)は、前記チャック(10)を前記電極棒保持位置から前記電極棒解放位置にまたその逆に駆動するエアーシリンダ(30)を含む、上記(1)又は(2)に記載の、電極棒使用の熱加工トーチ。
(4)前記チャック駆動手段(22-30)は更に、前記チャック(10)と前記エアーシリンダ(30)の突き出しロッド(29)との間に介挿されたコイルスプリング(24)を含む、上記(1)ないし(3)のいずれか1つに記載の、電極棒使用の熱加工トーチ。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に示す自動溶接設備は、自動溶接ロボットWroに装着した本発明の熱加工トーチの一実施例であるプラズマトーチTchで、図示しない溶接対象箇所を自動溶接するものである。所定の電極棒交換タイミングになると、自動溶接ロボットWroによってトーチTchが電極棒回収箱Rucの直近真上に位置決めされ、トーチTchのチャック10(図4)が電極解放位置(図3,図4の(b))に駆動され、これにより電極棒であるタングステン電極11がトーチTchから外れて電極棒回収箱Rucの内部に落下する。次にトーチTchは、電極棒テーブルRosに準備されたタングステン電極群の中の1本のタングステン電極の真上から、該タングステン電極をトーチノズル15(図2)の内部に受け入れるように下げられ、タングステン電極がトーチ内に奥深く所定位置に進入したタイミングでトーチの下げ駆動は停止される。そして電極棒テーブルRosにあって該タングステン電極を下支えするエアーシリンダが該タングステン電極を上駆動しトーチ使用時の所定位置で止め、そこでトーチTchのチャック10が電極チャック位置(図2,図4の(a))に駆動されてタングステン電極を保持する。溶接ロボットTchは溶接作業を再開する。
図2に、図1に示すプラズマトーチTchを拡大して示す。プラズマトーチ基体1の円筒状内空間には、陰極台2,絶縁ブッシュ3および陽極台4が挿入され、これらが基体1に一体に固着されている。陽極台4の内部には、ノズル台内筒5およびノズル台6が挿入されている。ノズル台6の下端(先端)にはノズルチップ14が装着されている。ノズル台6には連結筒7が固着されており、連結筒7に、その雄ねじを受け入れた雌ねじ付きのシールドキャップ8が螺合しており、シールドキャップ8をねじ込み方向に廻すことによって、シールドキャップ8の端面が基体1の端面に締め付けられている。
ノズル台内筒5の内部には電極ホルダ9があり、その内部に導電性のチャック10がある。チャック10を、電極棒であるタングステン電極11が貫通している。チャック10の割り溝10tが切り込まれた先端がタングステン電極11の中心に向かう方向に圧搾されてタングステン電極11を把持(挟持)している。タングステン電極11はセンタリングストーン13を貫通して、ノズルチップ14のノズル15の中心に位置決めされている。
陰極台2には電極ホルダ9およびチャック10が挿入されており、タングステン電極11は、チャック10,電極ホルダ9及び陰極台2を介して、パイロット電源およびメイン電源に電気的に接続される。
基体1のアームにあるプラズマガス管17から、電極ホルダ9の内空間にプラズマガスが供給され、センタリングストーン13の中心穴空間に至り、タングステン電極11の先端のアークで電離されてプラズマとなって、ノズル15から噴出する。基体1のアームにあるシールドガス管18から、ノズル台6と基体1の間に送給されたシールドガスは、連結筒7の通気孔を通って、シールドキャップ8の内空間に至り、キャップ8からトーチ前方に噴出する。
導電性の給水管である陽極パイプ19は基体1のアームを通して陽極台4に繋がっており、すなわち電気的に接続されており、陽極パイプ19に供給される冷却水(実線矢印)は、陽極台4に入り、そしてノズル台6とノズル台内筒5との間の給水路w1を通って、ノズルチップ装着部を周回するリング状空間w2を通り、さらに排水路w3を通って絶縁ブッシュ3の内空間であるリング状空間w4を通って、導電性の排水管である陰極パイプ20に出る。陰極パイプ20は基体1のアームを通して陰極台2に繋がっている。すなわち電気的に接続されている。
ノズル台内筒5の、半径方向xに突出し軸方向zに延びる突条(図示せず)によって筒状空間が縦割りに半円筒状空間w1,w3に2区分されており、一方の半円筒状空間が給水路w1、他方の半円筒状空間が排水路w3である。ノズル台6は先端が裁頭円錐形状の外筒(6)と円筒状の内筒5で構成され2重筒状になっている。ノズル台6の内筒5の先端部にノズルチップ14が挿入されている。ノズル台内筒5の内部に、タングステン電極11をトーチ基体1の軸心に位置決めするセンタリングストーン13がある。
チャック10は電極台9の内部にあって軸方向(タングステン電極11が延びる方向)に移動可能である。図5の(a1),(a2)に示すように、チャック10の先端部には、十文字に分布する割り溝10hがあり、タングステン棒11を通す小径穴の直径は、タングステン棒11の直径より小さい。しかし割り溝10hが広がると該小径穴の直径が広がり、そこにタングステン棒を通すことができる。タングステン棒11を通す小径穴に内テーパ面10tが連続しかつ内テーパ面10tに太径穴が連続している。
図2に示すように、チャック10の太径穴にはその後端からチャックストッパ21が挿入されており、チャックストッパ21のチャックガイド21g(図5)を、トーチ基体1に一体の陰極台2にねじ結合(固着)した断熱カラー16で、電極ホルダ9に締め付けることにより、チャックストッパ21は陰極台2(トーチ基体1)に固定されている。すなわちチャックストッパ21はトーチ基体1に固定であり、移動しない。チャックストッパ21の先端面は、チャック10の内テーパ面10tに対向しそれに当接する先端テーパ21pである。チャック10が後端方向に移動し内テーパ面10tが先端テーパ21pに当接すると(図3)、割り溝10h間の分割片が外方に広げられるので、つまりタングステン棒11を通す小径穴が広がるので、タングステン棒11の把持がなくなる。すなわちチャックが解放され、タングステン棒11はチャック10から外れて滑り落ちる。なお、チャック10には図5の(a1),(a2)に示すように、後端部に案内溝10gがありそこにチャックストッパ21の後端部のチャックガイド21gが嵌り込んでおり(図2)、チャックストッパ21がトーチ基体1(陰極台2)に固定されていても、チャック10は軸方向に移動できる。
陰極台2にはねじ締めで断熱カラー16が固着されている。この断熱カラー16の内部にチャック10の後端があって(図4の(a))、シールドカラー22の先端部に挿入されている。また、チャック10の後端には、そこの雌ねじ穴10f(図5の(a1))へのねじ込みにより連結ロッド23(図6の(a1)−(a3))の先端が連結している(図2)。連結ロッド23はコイルばね24および係合リング25を貫通している。コイルばね24の先端はシールドカラー22の後端面に当接し、後端は係合リング25に対向している。
トーチ基体1と一体の陰極台2にねじ結合で固着した断熱カラー16(図5の(c1),(c2))に、連結フレーム27(図7)の先端部が、4本のねじで固定されている。連結フレーム27の後端部にはエアーシリンダ30が装着されている(図2)。2分割のフック半体26a,26b(図6の(b1)−(b3),(c1)−(c3))の先端部で係合リング25を把持し、後端部で、エアーシリンダ30から突出した突き出しロッド29に固着した連結カラー28を把持して、両半体26a,26bをねじで一体に結合することにより、係合リング25に突き出しロッド29を連結している(図2)。
図2は、エアーシリンダ30の突き出しロッド29を突き出して、コイルスプリング24およびシールドカラー22を介してチャック10を、電極棒チャック位置に駆動した、電極棒チャック状態を示す。図3には、エアーシリンダ30の突き出しロッド29を引き込んでチャック10によるタングステン棒11の保持を解除した、電極棒解放状態を示す。
図4の(a)および(b)に、理解を容易にするために、電極棒チャック状態および電極棒解放状態の、自動着脱機構のみを摘出して示す。図4の(a)に示す電極チャック状態では、電極ホルダ9の内側テーパにチャック10の先端外側テーパが当接し、先端部の割り溝部を圧搾し、タングステン棒11が把持されている。しかし、図4の(b)に示すように、チャック10が後端方向に駆動されてその内テーパ面10tがチャックストッパ21の先端テーパ21pに当接しさらに後端方向に駆動されると、チャック10の先端部の割り溝間の分割片が先端テーパ21pにより押し広げられるので、タングステン棒11が解放され下方に抜け落ちる。
エアーシリンダ30で突き出しロッド29を距離De分押し出すことにより、プラズマトーチTchは、図2および図4の(a)に示す電極棒チャック状態となる。この状態で長く放置されて仮にエアーシリンダ30の駆動圧が抜けても、チャック10が先端テーパ21pに当たり先端部が押し広げられるほどに移動することはなく、チャック10によるタングステン棒11の保持は継続する。
Tch:プラズマトーチ
Wro:溶接ロボット
Wpw:溶接電源他
Ruc:使用済電極棒回収箱
Ros:電極棒テーブル
1:基体
2:陰極台
3:絶縁ブッシュ
4:陽極台
5:ノズル台内筒
6:ノズル台
7:連結筒
8:シールドキャップ
9:電極ホルダ
10:チャック
10h:割り溝
10t:内テーパ
10g:案内溝
10f:雌ねじ穴
11:タングステン電極
13:センタリングストーン
14:ノズルチップ
15:ノズル
16:断熱カラー
16c:リング溝
17:プラズマガス管
18:シールドガス管
19:陽極パイプ(給水管)
20:陰極パイプ(排水管)
21:チャックストッパ
21p:先端テーパ
21g:スライダ
22:シールドカラー
23:連結ロッド
23m:雄ねじ
23g:電極棒収容穴
24:コイルスプリング
25:係合リング
26a:フック半体
26ab:連結溝
26af:ねじ通し穴
26b:フック半体
26bb:連結溝
26bf:雌ねじ穴
27:連結フレーム
28:連結カラー
29:突き出しロッド
30:エアーシリンダ
w1:給水路
w2:リング状空間
w3:排水路
w4:リング状空間

Claims (4)

  1. 先端部に小径穴があって該小径穴に内テーパ面が連続しかつ該内テーパ面に太径穴が連続し、前記先端部にそこを半径方向に拡大/縮小可能とする割り溝があり、前記小径穴は電極棒が通っていないときは電極棒の直径より小さい直径であって電極棒が通るときは拡大し挿通した電極棒を前記先端部が把持する、円筒形のチャック;
    前記チャックの前記太径穴に挿入されて先端が前記内テーパ面に対向し前記チャックの軸方向の移動により前記チャックの前記先端部を拡大/縮小する、トーチ基体に固定されたチャックストッパ;および、
    前記チャックを、前記内テーパ面が前記チャックストッパの前記先端より離れてチャックの前記先端部が前記電極棒を把持する電極棒保持位置と、前記内テーパ面が前記チャックストッパの前記先端に当たってチャックの前記先端部が前記電極棒を解放する電極棒解放位置に、駆動するチャック駆動手段;
    を備えることを特徴とする熱加工トーチ。
  2. 前記チャックの前記太径穴の周壁には軸方向に延びる案内溝があり、前記チャックストッパには、前記案内溝を内側から外側に突出してトーチ基体に固定されるチャックガイドがある、請求項1に記載の熱加工トーチ。
  3. 前記チャック駆動手段は、前記チャックを前記電極棒保持位置から前記電極棒解放位置にまたその逆に駆動するエアーシリンダを含む、請求項1又は2に記載の熱加工トーチ。
  4. 前記チャック駆動手段は更に、前記チャックと前記エアーシリンダの突き出しロッドとの間に介挿されたコイルスプリングを含む、請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の熱加工トーチ。
JP2013231804A 2013-11-08 2013-11-08 電極棒使用の熱加工トーチ Active JP6033203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013231804A JP6033203B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 電極棒使用の熱加工トーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013231804A JP6033203B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 電極棒使用の熱加工トーチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015091594A true JP2015091594A (ja) 2015-05-14
JP6033203B2 JP6033203B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=53195121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013231804A Active JP6033203B2 (ja) 2013-11-08 2013-11-08 電極棒使用の熱加工トーチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6033203B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022070060A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 株式会社ムラタ溶研 スポット溶接用の狭窄ノズル付きtig溶接トーチ
CN116393883A (zh) * 2023-06-09 2023-07-07 邦迪智能装备(河南)有限公司 一种钨针自动供料装置及供料方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60203371A (ja) * 1984-03-27 1985-10-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 溶接ト−チ
JPS60206583A (ja) * 1984-03-12 1985-10-18 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 自己封止電極ガイド
JPH02147111U (ja) * 1989-05-12 1990-12-13
JPH08281442A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Satoshi Nagatomo 溶接トーチホルダ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60206583A (ja) * 1984-03-12 1985-10-18 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 自己封止電極ガイド
JPS60203371A (ja) * 1984-03-27 1985-10-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 溶接ト−チ
JPH02147111U (ja) * 1989-05-12 1990-12-13
JPH08281442A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Satoshi Nagatomo 溶接トーチホルダ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022070060A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 株式会社ムラタ溶研 スポット溶接用の狭窄ノズル付きtig溶接トーチ
JP7176780B2 (ja) 2020-10-26 2022-11-22 株式会社ムラタ溶研 スポット溶接用の狭窄ノズル付きtig溶接トーチ
CN116393883A (zh) * 2023-06-09 2023-07-07 邦迪智能装备(河南)有限公司 一种钨针自动供料装置及供料方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6033203B2 (ja) 2016-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101559037B1 (ko) 강제가압 급전토치
EP4243575A3 (en) Cartridge for a liquid-cooled plasma arc torch
JP2004074278A (ja) 接触チップを有する溶接ガン及びその運転方法
US9950386B2 (en) Method and end assembly for welding device
JP2008212969A (ja) プラズマトーチ
JP6033203B2 (ja) 電極棒使用の熱加工トーチ
JP6154549B2 (ja) 溶接用トーチ及び取付治具
JP6955585B2 (ja) 溶接トーチ
KR20210106423A (ko) 스폿 용접용의 협착 노즐이 있는 tig 용접 토치 및 이것에 사용되는 전극용 노즐
CN211102075U (zh) 一种焊枪
JP2007167889A (ja) ガウジング用ホルダ
CN209886874U (zh) 双钨极堆焊使用快速更换工具
JP2012086247A (ja) ティグ溶接トーチ
KR20100102413A (ko) 이산화탄소 용접 시스템
KR20150001847U (ko) 이산화탄소 아크 용접기용 용접토치의 노즐
JP2011000608A (ja) ティグ溶接トーチ
CN212094789U (zh) 一种带有钨极推进机构的焊枪
JP2005329434A (ja) プラズマトーチ用の電極
JP4391835B2 (ja) コレットボディ及びティグ溶接トーチ
KR200475510Y1 (ko) 가우징 용접용 토치의 구조.
JP2010167443A (ja) 溶接用トーチ
CN212577872U (zh) 电焊钳
KR101124483B1 (ko) 이산화탄소 용접 토치
CN110014209B (zh) 双钨极堆焊使用快速更换工具及其使用方法
KR20120003491U (ko) 용접 토치용 컨택트 팁 교체장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6033203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250