JP2015090506A - 健康管理装置および健康管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルスケアデバイスで測定した健康データを容易に登録するとともに、当該健康データとメンタル状態のデータとを関連付けて登録する。【解決手段】健康管理装置1であって、ヘルスケアデバイスの測定データを含む音声データを受信する受信手段11と、前記音声データを音声認識することで前記測定データを取得し、記憶手段に格納する測定データ取得手段12と、前記音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶手段に格納するメンタル解析手段13と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザの健康に関する情報を収集し、管理する健康管理装置および健康管理方法に関する。
日常の健康状態を管理し、病気の予防を行うことで医療費の低減を図ることが求められている。例えば、体重計や血圧計などのヘルスケアデバイスを用いて身体的な健康状態を把握すること、また、アンケートや脳波診断によるメンタルな健康状態を把握することが行われている。特許文献1には、被験者である人間の感情をより正確に検出するための感情検出技術が記載されている。
従来では、体重、血圧などの健康状態の管理と、メンタル状態の管理とは、別々の実施されている。すなわち、ユーザは、体重計や血圧計などのヘルスケアデバイスを用いて健康データを測定することとは別に、メンタル状態を取得するための検査などを行う必要があり、測定および検査に時間を要するとともに手間がかかる。また、別々に取得した健康データとメンタル状態のデータとを、紐付けて登録し管理することは行われていない。
また、ヘルスケアデバイスで測定した健康データまたはメンタル状態のデータを、コンピュータに登録しようとする場合、簡単な入力インタフェースが少なく、ユーザのデータ登録作業の負荷が大きいという問題がある。また、ヘルスケアデバイスが通信機能を備えることで、測定したデータをコンピュータに送信することも考えられるが、全てのヘルスケアデバイスが通信機能を備えているわけではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ヘルスケアデバイスで測定した健康データを容易に登録するとともに、当該健康データとメンタル状態のデータとを関連付けて登録することにある。
上記目的を達成するため、第1の本発明は、健康管理装置であって、ヘルスケアデバイスの測定データを含む音声データを受信する受信手段と、前記音声データを音声認識することで前記測定データを取得し、記憶手段に格納する測定データ取得手段と、前記音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶手段に格納するメンタル解析手段と、を備えることを要旨とする。
上記健康管理装置において、前記受信手段は、体型画像データを受信し、前記体型画像データを画像解析して体型データを生成し、前記測定データおよび前記メンタルデータと関連付けて前記記憶手段に格納する体型データ解析手段を、さらに有することを要旨とする。
上記健康管理装置において、前記受信手段は、ユーザが無意識に発した音声を含む生活音の音声データを受信し、前記メンタル解析手段は、前記生活音の音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶手段に格納することを要旨とする。
上記健康管理装置において、前記測定データ取得手段は、所定の推定語を用いて前記測定データのデータ種別を決定することを要旨とする。
第2の本発明は、健康管理装置が行う健康管理方法であって、ヘルスケアデバイスの測定データを含む音声データを受信する受信ステップと、前記音声データを音声認識することで前記測定データを取得し、記憶部に格納する測定データ取得ステップと、前記音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶部に格納するメンタル解析ステップと、を行うことを要旨とする。
本発明によれば、ヘルスケアデバイスで測定した健康データを容易に登録するとともに、当該健康データとメンタル状態のデータとを関連付けて登録することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における健康管理システムの全体構成図である。本実施形態の健康管理システムは、健康管理サーバ1(健康管理装置)と、WEBサーバ2と、ユーザが使用する通信端末3と、マイク(音声集音装置)4と、カメラ(赤外線センサ)5と、少なくとも1つのヘルスケアデバイス(健康機器)6とを備える。
健康管理サーバ1は、WEBサーバ2を介して通信端末3から送信される音声データまたは画像データを解析し、解析結果を蓄積することでユーザの健康を管理する。WEBサーバ2は、通信端末3からのリクエストをネットワークを介して受け付け、当該要求を健康管理サーバ1に送信するとともに、健康管理サーバ1からのレスポンスをネットワークを介して通信端末3に送信する。
通信端末3は、例えば、ホームゲートウェイ、セットトップボックス、PC、スマートフォンなどの、通信機能を備える装置である。マイク4は、入力インタフェースの1つであって、ユーザの音声を集音し、通信端末3に出力する。ユーザは、ヘルスケアデバイス6を用いて測定した健康情報を音声によりマイク4に入力する。また、ユーザはマイク4を携帯することで、日常の生活音をマイク4に入力する。カメラ5は、入力インタフェースの1つであって、ユーザの全身の撮像し、2次元および3次元の体型画像データを通信端末3に出力する。ユーザは、カメラ5の前に立ち、自身を撮影する。
ヘルスケアデバイス6は、例えば、万歩計、体組成計(体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などの測定機器)、血圧計、脈拍計、血糖値計などの健康を維持・増進を支援するための機器である。
図2は、健康管理サーバ1の構成を示すブロック図である。図示する健康管理サーバ1は、データ受信部11と、測定データ取得部12と、メンタル解析部13と、体型解析部14と、音声DB15と、体型画像DB16と、健康データテーブル17と、メンタル解析結果DB18とを備える。
データ受信部11は、通信端末3から送信された、ヘルスケアデバイス6の測定データを含む音声データを受信するとともに、ユーザが無意識に発した音声を含む生活音の音声データを受信する。また、データ受信部11は、通信端末3から送信された、体型画像データを受信する。
測定データ取得部12は、受信した音声データを音声認識することで、ユーザが音声により入力したヘルスケアデバイス6の測定データを取得し、健康データテーブル17に格納する。メンタル解析部13は、受信した音声データを解析してメンタルデータを生成し、測定データと関連付けて健康データテーブル17に格納する。
体型解析部14は、通信端末3から送信された体型画像データを画像解析して体型データを生成し、測定データおよびメンタルデータと関連付けて健康データテーブル17に格納する。
音声DB15には、通信端末3から送信された音声データが格納される。体型画像DB16には、通信端末3から送信された体型画像データが格納される。健康データテーブル17には、測定データ、メンタルデータ、体型データ等が記憶される。メンタル解析結果DB18には、メンタルデータを用いて生成したレーダチャートが格納される。
上記説明した健康管理サーバ1は、例えば、CPUと、メモリと、HDD等の外部記憶装置などを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた健康管理サーバ1のプログラムを実行することにより、健康管理サーバ1の各機能が実現される。また、健康管理サーバ1のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。なお、健康管理サーバ1は、複数のサーバ(例えば、解析サーバとDBサーバなど)から構成されるシステムであってよい。
次に、本実施形態の処理について説明する。
図3は、マイクにより入力された音声データの解析および登録処理を示すシーケンス図である。ユーザは、任意のタイミングで少なくとも1つのヘルスケアデバイス6を用いて健康情報(健康状態)を測定し、測定結果を音声で通信端末3に入力する。
まず、ユーザは、ヘルスケアデバイス6を用いて自身の健康情報を測定または取得する(S11)。健康情報は、例えば、ヘルスケアデバイス6が万歩計の場合は歩数、ヘルスケアデバイス6が体組成計の場合は、体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などである。
そして、ユーザは、健康情報の測定データ(測定値など)を、マイク4を用いて音声により通信端末3に入力する。マイク4は、ユーザの発話を集音し、音声データとして通信端末3に入力する(S12)。
通信端末3は、マイク4から入力された音声データを自身の記憶装置に一旦保存するとともに、当該音声データを健康管理サーバ1に送信する(S13)。健康管理サーバ1のデータ受信部11は、通信端末3から送信された音声データを、WEBサーバ2を介して受信し、音声DB15に記憶する(S14)。なお、通信端末3は、音声データを送信する際に、健康管理サーバ1側のデータ転送またはデータ登録などの規格に応じて規格の変更(例えば、A規格→B規格)を行うこととしてもよい。これにより、複数規格の対応が可能となり、健康管理サーバ1の音声DB15への登録を容易にすることができる。
そして、健康管理サーバ1の測定データ取得部12は、音声DB15に記憶された音声データを音声認識し、ユーザが音声により入力したヘルスケアデバイス6の測定データに変換する(S15)。具体的には、(1)音声データを音声認識して文字データに変換し、(2)変換した文字データからデータ種別を決定し、(3)変換した文字データから不要な単語などのデータを削除する。
(2)のデータ種別の決定については、(1)で変換した文字データに含まれる推定語(キーワード)、レンジ(数値範囲)などを用いて、測定データのデータ種別(例えば、体重、血圧など)を決定する。なお、本実施形態では、(2)および(3)の処理を行うために、例えば図4に示すような変換テーブルを健康管理サーバ1内の記憶部(不図示)にあらかじめ保持し、当該変換テーブルを用いて行うものとする。
図4に示す変換テーブルは、測定データのデータ種別毎に、推定語、除去部分、レンジ、除去アルゴリズムが設定されている。測定データ取得部12は、(2)については、推定語を用いてデータ種別を選択し、また、(3)については選択したデータ種別の削除部分に設定された内容に応じて、文字データから不要な部分を削除する。また、測定データ取得部12は、選択したデータ種別のレンジおよび削除アルゴリズムを用いて、データを精査し、異常値については登録しないようにしてもよい。
例えば、ユーザが入力した音声データから変換された文字データが「56.6kg」の場合、測定データ取得部12は、変換テーブルを参照して、文字データに含まれる「kg」が推定語として設定されている「体重」をデータ種別として決定する。そして、測定データ取得部12は、データ種別が「体重」の削除部分を参照し、数字以外の「kg」を削除した「56.6」とする。このように、測定データ取得部12は、音声データからデータ種別「体重」と、測定値「56.6」とを含む測定データを取得する。
そして、測定データ取得部12は、測定データを通信端末3に送信し、通信端末3は、測定データをディスプレイに表示する(S16)。ユーザは、表示された測定データが正しいか否かを確認し(S17)、正しい場合、登録指示を通信端末3に入力する(S18)。通信端末3は、ユーザから登録指示を受け付けると、当該登録指示を健康管理サーバ1に送信する(S19)。健康管理サーバ1の測定データ取得部12は、登録指示を受信すると、S15で変換した測定データを健康データテーブル17に登録する(S20)。
また、健康管理サーバ1のメンタル解析部13は、S14で音声DB15に登録された音声データを解析して、メンタルデータを取得する(S21)。本実施形態では、メンタル解析部13は、(1)音声データの強度、テンポ、抑揚などの特徴点(特徴量の変化)を抽出し、(2)抽出した各特徴点から感情(例えば、抑うつ度、積極性、ストレス度、神経質、怒り、悲しみ、喜びなど)を解析し、(3)解析した感情状況を数値化する。なお、音声データを用いてユーザのメンタル状態を解析する手法については、例えば非特許文献1に記載されている。
そして、メンタル解析部13は、解析したメンタルデータを通信端末3に送信し、通信端末3は、送信されたメンタルデータをディスプレイに表示する(S22)。ユーザは、表示されたメンタルデータを確認し(S23)、登録指示を通信端末3に入力する(S24)。通信端末3は、ユーザから登録指示を受け付けると、当該登録指示を健康管理サーバ1に送信する(S25)。
健康管理サーバ1のメンタル解析部13は、登録指示を受信すると、S21で解析したメンタルデータを、S20で登録した測定データと関連付けて健康データテーブル17に登録する(S26)。なお、メンタル解析部13は、メンタルデータを通信端末3に送信・表示する際に、例えば図5に示すように、メンタルデータの各感情の数値を用いてレーダチャートを生成し、通信端末3に送信することとしてもよい。なお、レーダチャートを生成した場合、メンタル解析部13は、当該レーダチャートをメンタル解析結果DB18に記憶する。
図6は、健康データテーブル17のデータ項目の一例を示す図である。図示する健康データテーブル17のデータ項目には、S13で音声データともに通信端末3から送信されるユーザIDと、当該音声データを受信した日付および時刻と、当該音声データのファイルID(または、音声DB15の格納場所・アドレスなど)と、S13で音声データともに通信端末3から送信されるヘルスケアデバイス6による測定日時と、S15で音声データから変換したデータ種別および測定値(測定データ)と、S21で解析され数値化されたメンタルデータとを有する。
なお、図示する健康データテーブルには、後述する体型画像データのファイルIDと、体型データと、体勢データと、表情データと、顔色データのデータ項目を有するが、図3に示す音声データを用いた処理では、これらのデータ項目は設定されずスペースのままである。
図3に示す処理により、1つの音声データからS15の測定データを取得できるとともに、S21のメンタル解析を実現することができる。また、ヘルスケアデバイス6により測定した健康情報の測定データとメンタルデータとを関連付けて、時間情報とともに時系列に健康データテーブル17に登録することで、当該健康データテーブル17を用いてユーザの健康状態とメンタル状態の推移を管理することができるとともに、より高い精度で疾病の予兆を検出することができる。
図7は、図3に示す処理をフローチャートで表したものである。なお、図7では、図3で説明した測定データおよびメンタルデータのユーザへの確認処理(S16〜S19、S22〜S25)は省略している。
ユーザは、マイク4の電源をオンにし(S101)、録音スイッチを押下する(S102)。そして、ユーザは、所定のヘルスケアデバイス6を用いて測定した健康情報の測定データを音声でマイク4に入力する(S103)。これにより、マイク4は、ユーザの音声データを通信端末3に出力する。そして、ユーザは、音声入力が終了すると、録音停止スイッチを押下する(S104)。通信端末3は、出力される音声データを当該通信端末3の記憶装置に保存し、録音停止スイッチが押下されたタイミングで記憶装置に保存した音声データを健康管理サーバ1に送信する(S105)。
健康管理サーバ1のデータ受信部11は、音声データを受信し(S106)、音声DB15に格納する(S107)。そして、健康管理サーバ1の測定データ取得部12は、音声DB15に格納された音声データをテキスト変換し(S108)、測定データとして健康データテーブル17に登録するとともに(S109)、当該音声データを用いてメンタル解析し(S110)、メンタルデータを健康データテーブル17に登録する(S111)。
次に、ユーザの生活音の音声データを用いたメンタル解析について説明する。
図8は、マイク4を常時オンにしていることで、ユーザの生活音を収集し、当該生活音の音声データを用いたメンタル解析処理を示すシーケンス図である。
マイク4は、ユーザの発話や、ユーザが発するため息、不平の声などの日常においてユーザが発する音声データ(生活音)を常時集音し、音声データとして通信端末3に出力する(S31)。
通信端末3は、マイク4から入力された音声データを当該通信端末3の記憶装置に蓄積し、所定のタイミング(例えば、1回/1時間など)で蓄積した音声データを健康管理サーバ1に送信する(S32)。なお、通信端末3は、音声データを送信する際に、健康管理サーバ1側のデータ転送またはデータ登録などの規格に応じて規格の変更を行うこととしてもよい。
健康管理サーバ1のデータ受信部11は、通信端末3から送信された音声データを音声DB15に格納する(S33)。そして、健康管理サーバ1のメンタル解析部13は、生活音の音声データを解析し、メンタルデータを取得する(S34)。なお、S34のメンタル解析処理については、図3のS21と同様と同様であるため、ここでは説明を省略する。そして、メンタル解析部13は、解析したメンタルデータを通信端末3に送信し、通信端末3は、送信されたメンタルデータをディスプレイに表示する(S35)。ユーザは、表示されたメンタルデータを確認し(S36)、登録指示を通信端末3に入力する(S37)。通信端末3は、ユーザから登録指示を受け付けると、当該登録指示を健康管理サーバ1に送信する(S38)。
健康管理サーバ1のメンタル解析部13は、登録指示を受信すると、S34で解析したメンタルデータを健康データテーブル17に登録する(S39)。なお、図8に示す本処理では、健康データテーブル17(図6参照)において、ユーザID、日付、時刻、メンタルデータが設定される。メンタルデータとともにユーザIDを健康データテーブル17に登録することで、図3の処理で登録される測定データおよびメンタルデータとを、図8で登録されるメンタルデータとは、関連付けて健康データテーブル17に登録されることになる。
図3で説明した健康情報の測定データを音声で入力したタイミングだけでなく、日常の生活音の音声データを解析し、メンタルデータを取得することにより、実際のユーザの状態に即した高い精度でのメンタル解析を実現することができる。また、日常の生活音のメンタルデータを日付および時刻の時間情報とともに健康データテーブル17に登録することで、ユーザのメンタル状態およびその推移を時系列に管理することができ、疾病の予兆および原因把握を検出することができる。
図9は、メンタル解析により数値化された感情の1つである抑うつ度の推移の一例を示すグラフである。図9(a)は、図3に示すヘルスケアデバイス6で健康情報を測定し、測定データを健康管理サーバ1に送信した際の音声データのみを用いてメンタル解析を行った場合の抑うつ度の推移を示すものである。この場合、データ取得のために一旦平静状態となるため、実際から落ちた形でのデータ把握となる。また、測定データの音声入力の際に、ユーザが意図的に声を変えて入力した場合、解析精度が低下する恐れがある。
これに対し、図9(b)に示すように、日常の生活音の音声データを常時収集し、メンタル解析を行うことで、無意識にユーザが発したため息やネガティブ発言などを検知し、平静状態にならない形での高い精度でのメンタル状態およびその原因となる要因を把握することができる。このように、ユーザが測定データを音声入力するタイミングだけでなく、常時、ユーザが発する音声を収集して解析し、時間情報とともに蓄積しておくことで、実態に即した高い精度でのメンタル解析を実現し、またその原因把握にも活用することができる。
次に、カメラ5で撮影した体型画像データの解析および登録処理について説明する。
図10は、体型画像データの解析・登録処理を示すシーケンス図である。ユーザは、例えば、図11に示すように、カメラ5の前に立ち、自分の全身の画像を撮影する。カメラ5は、ユーザを撮像し、2次元および3次元の体型画像データとして通信端末3に出力または送信する(S51)。
通信端末3は、カメラ5から入力された体型画像データを当該通信端末3の記憶装置に記憶し、健康管理サーバ1に送信する(S52)。健康管理サーバ1のデータ受信部11は、通信端末3から送信された体型画像データを体型画像DB16に記憶する(S53)。なお、通信端末3は、体型画像データを送信する際に、健康管理サーバ1側のデータ転送またはデータ登録などの規格に応じて規格の変更を行うこととしてもよい。
そして、健康管理サーバ1の体型解析部14は、体型画像DB16に記憶された体型画像データを画像解析し、体型データ、体勢データ、表情データ、顔色データなどを取得する(S54)。体型データは、例えば腹部などの所定の部分のサイズを数値化したものである。体勢データは、前後および左右の歪みを示すデータである。表情データおよび顔色データは、体型画像データの顔の領域の画像データを画像解析して検出した表情および顔色を示すデータである。
そして、体型解析部14は、解析した体型データ、体勢データ、表情データ、顔色データ(以下、「体型データ等」)を通信端末3に送信し、通信端末3は、送信された体型データ等をディスプレイに表示する(S55)。ユーザは、表示された体型データ等を確認し(S56)、登録指示を通信端末3に入力する(S57)。通信端末3は、ユーザから登録指示を受け付けると、当該登録指示を健康管理サーバ1に送信する(S58)。
健康管理サーバ1の体型解析部14は、登録指示を受信すると、S54で解析した体型データ等を健康データテーブル17に登録する(S59)。なお、図10に示す本処理では、健康データテーブル17(図6参照)において、S13で体型画像データともに通信端末3から送信されるユーザIDと、当該体型画像データを受信した日付および時刻と、体型画像データのファイルID(または、体型画像DB16の格納場所・アドレスなど)と、体型データと、体勢データと、表情データと、顔色データとが設定される。体型データ等とともにユーザIDを健康データテーブル17に登録することで、図3および図8の処理で登録される測定データおよびメンタルデータと、図10で登録される体型データ等とは、関連付けて健康データテーブル17に登録されることになる。
次に、体型データ等の閲覧処理について説明する。
図12は、体型データ等の閲覧処理を示すシーケンス図である。ユーザは、体型データ等の閲覧指示を通信端末3に入力する(S71)。閲覧指示には、最新の体型データ等との比較対象の体型データ等が指定されているものとする。比較対象の体型データ等については、体型データ等の登録日付を指定する場合だけでなく、例えば、1ヶ月前、半年前、1年前などの時期を指定することとしてもよい。
通信端末3は、ユーザが入力した閲覧指示を健康管理サーバ1に送信する(S72)。健康管理サーバ1のデータ受信部11は、通信端末3から送信された閲覧指示を受信する。そして、健康管理サーバ1の体型解析部14は、最新の体型データ等と、比較対象の体型データ等を健康データテーブル17から読み出し(S73)、両者のデータを比較する(S74)。
そして、体型解析部14は、体型データ等の比較結果を通信端末3に送信し、通信端末3は、送信された比較結果をディスプレイに表示する(S75)。ユーザは、表示された比較結果を閲覧する(S76)。
図13は、通信端末3に表示される比較結果の一例を示すものである。図示する例では、9月28日のデータと、その1ヶ月前の8月28日のデータとの比較結果を示したものでる。図13(a)は、腹部の体型データ、前後および左右の歪みを示す体勢データ、顔色データ、表情データの比較結果を示している。なお、体型データおよび体勢データの比較結果は、図13(b)に示すように、体型画像データから抽出される所定のポイントの3次元座標を用いで算出することができる。
また、体型解析部14は、体型画像DB16から対象の体型画像データをそれぞれ読み出し、図13(c)に示すようにこれらの体型画像データを並べて、図13(a)の比較結果とともに通信端末3に送信し、表示させることとしてもよい。
図14は、カメラ5を用いて入力される体型画像データから取得される体勢データおよび顔色データと、マイク4を用いて入力される音声データから取得される測定データ(ここでは、脈拍)およびメンタルデータ(ここでは、抑うつ度)を、時系列に表したものである。このように、健康情報の測定データおよびメンタルデータだけでなく、表情や体の歪み、俯き加減などを一元的に管理することで、より正確なユーザの状態を把握することができる。これにより、疾病の原因の把握や、表情・体勢による更なる精度の高い情報を収集することができる。
以上説明した本実施形態では、マイク5から入力された音声データを用いて、ヘルスケアデバイス6で測定した健康情報(測定データ)およびメンタルデータを健康管理サーバ1に登録し管理する。このように、本実施形態では、健康情報の登録を音声入力したタイミングで、測定データを取得できるとともに、メンタル解析を実現することができるため、一度の対応で健康情報とメンタルデータを登録でき、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ヘルスケアデバイス6により測定した健康情報の測定データとメンタルデータとを関連付けて、時間情報とともに時系列に健康データテーブルに登録することで、ユーザの健康状態とメンタル状態の推移を管理し、より高い精度で疾病の予兆を検出することができる。
また、本実施形態では、ユーザは、音声でヘルスケアデバイス6の測定データを入力できるため、ユーザのデータ登録作業の負荷を軽減することができる。また、本実施形態では、健康管理サーバ1の変換テーブルに推定語(キーワード)などを設定しておくことで、音声データから不要なデータを自動的に削除するとともに、データ種別を選択して測定データを登録する。これによりユーザは、最低限の入力操作で簡易にデータ登録を行うことができる。また、音声入力でデータ登録が可能なため、通信機能を有する新たなヘルスケアデバイス6を購入することなく、容易にデータ登録を行うことができる。
また、本実施形態では、日常の生活音の音声データを用いて、メンタル解析を行うことで、実際のユーザの状態に即した高い精度でのメンタル解析を実現でき、その推移を時系列の管理することができる。
また、本実施形態では、音声データの解析だけでなく、カメラで撮影した体型画像データから体型データ等を取得し、健康管理サーバ1に登録し管理する。このように、音声での健康情報およびメンタル情報とともに、体型データ等を一元的に健康管理サーバ1で管理することで、メンタル状態の変化の契機となる身体情報の変化を確認でき、事前の不全の予兆把握が可能となる。
また、本実施形態では、ヘルスケアデバイス6、マイク4およびカメラ5により入力された音声データおよび体型画像データを用いて、健康情報の測定データ、メンタルデータおよび体型データ等が取得できるため、医師の診断を受けることなく、日常生活において健康管理を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変
形が可能である。例えば、健康管理サーバ1は、各種の閾値を記憶した閾値記憶部を有し、音声データから取得される測定データおよびメンタルデータや、体型画像データから取得される体型データ等が閾値を超えた場合は、通信端末3に警告情報を送信することとしてもよい。
形が可能である。例えば、健康管理サーバ1は、各種の閾値を記憶した閾値記憶部を有し、音声データから取得される測定データおよびメンタルデータや、体型画像データから取得される体型データ等が閾値を超えた場合は、通信端末3に警告情報を送信することとしてもよい。
また、健康管理サーバ1は、認証処理部を備え、ユーザまたは通信端末3の認証処置を行うこととしてもよい。
また、健康管理サーバ1は、マイク4やカメラ5の異常時の音の特徴を解析し、異常状態を通信端末3に警告することとしてもよい。
1 :健康管理サーバ
11:データ受信部
12:測定データ取得部
13:メンタル解析部
14:体型解析部
15:音声DB
16:体型画像DB
17:健康データテーブル
18:メンタル解析結果DB
2 :WEBサーバ
3 :通信端末
4 :マイク
5 :カメラ
6 :ヘルスケアデバイス
11:データ受信部
12:測定データ取得部
13:メンタル解析部
14:体型解析部
15:音声DB
16:体型画像DB
17:健康データテーブル
18:メンタル解析結果DB
2 :WEBサーバ
3 :通信端末
4 :マイク
5 :カメラ
6 :ヘルスケアデバイス
Claims (5)
- 健康管理装置であって、
ヘルスケアデバイスの測定データを含む音声データを受信する受信手段と、
前記音声データを音声認識することで前記測定データを取得し、記憶手段に格納する測定データ取得手段と、
前記音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶手段に格納するメンタル解析手段と、を備えること
を特徴とする健康管理装置。 - 請求項1記載の健康管理装置であって、
前記受信手段は、体型画像データを受信し、
前記体型画像データを画像解析して体型データを生成し、前記測定データおよび前記メンタルデータと関連付けて前記記憶手段に格納する体型データ解析手段を、さらに有すること
を特徴とする健康管理装置。 - 請求項1または請求項2記載の健康管理装置であって、
前記受信手段は、ユーザが無意識に発した音声を含む生活音の音声データを受信し、
前記メンタル解析手段は、前記生活音の音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶手段に格納すること
を特徴とする健康管理装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の健康管理装置であって、
前記測定データ取得手段は、所定の推定語を用いて前記測定データのデータ種別を決定すること
を特徴とする健康管理装置。 - 健康管理装置が行う健康管理方法であって、
ヘルスケアデバイスの測定データを含む音声データを受信する受信ステップと、
前記音声データを音声認識することで前記測定データを取得し、記憶部に格納する測定データ取得ステップと、
前記音声データを解析してメンタルデータを生成し、前記測定データと関連付けて前記記憶部に格納するメンタル解析ステップと、を行うこと
を特徴とする健康管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229139A JP2015090506A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | 健康管理装置および健康管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013229139A JP2015090506A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | 健康管理装置および健康管理方法 |
Publications (1)
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