JP2017023449A - 活動量推定装置、活動量推定方法、プログラム、モデル生成装置、及びモデル生成方法 - Google Patents

活動量推定装置、活動量推定方法、プログラム、モデル生成装置、及びモデル生成方法 Download PDF

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美智代 松井
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Abstract

【課題】生体の動きに基づく身体活動量の推定精度を向上した活動量推定装置を提供する。
【解決手段】センサ2により検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、生体の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、所定の動きの特徴量と、所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、特徴量算出部により算出された生体の動きの特徴量に基づいて、生体の動きに対応する活動量を推定する活動量推定部と、を備える活動量推定装置20が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、活動量推定装置、活動量推定方法、プログラム、モデル生成装置、及びモデル生成方法に関する。
近年、非接触のセンサにより検出された被験者などの生体の動きに由来する信号に基づいて、生体の身体活動量を推定する技術が開発されている。例えば、下記特許文献1には、焦電型赤外線センサから出力された出力信号の周波数成分および電力成分に基づいて生体の身体の動きのカテゴリーを推定し、上記カテゴリーに対応する活動量を出力する技術が開示されている。
特開平6−137639号公報
上記特許文献1においては、生体の身体の動きのカテゴリーを推定することにより活動量が算出される。しかし、センサにより検出された生体の身体の動きから直接的に身体活動量が推定されているわけではない。そのため、生体の身長、体重、体格、または身体の動かし方によっては、推定された身体活動量と実際の身体活動量が異なることが考えられる。したがって、生体の動きに基づいて推定される身体活動量の精度は高くなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、生体の動きに基づく身体活動量の推定精度を向上させることが可能な、新規かつ改良された活動量推定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、上記生体の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、所定の動きの特徴量と、上記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、上記特徴量算出部により算出された上記生体の動きの特徴量に基づいて、上記生体の動きに対応する活動量を推定する活動量推定部と、を備える活動量推定装置が提供される。
上記回帰学習モデルは、サポートベクタ回帰により生成される回帰学習モデルであり、上記活動量推定部は、上記サポートベクタ回帰により生成される上記回帰学習モデルを構成するサポートベクタと、上記生体の動きの特徴量とを用いて、上記生体の動きに対応する活動量を算出してもよい。
上記所定の動きに対応する活動量は、生体により上記所定の動きを行う際に計測される上記生体の酸素摂取量に基づいて決定されてもよい。
上記特徴量算出部は、上記センサ信号の波形に基づいて上記特徴量を算出してもよい。
上記特徴量算出部は、所定区間における上記センサ信号の波形のゼロ交差数を用いて上記特徴量を算出してもよい。
上記特徴量算出部は、所定区間における上記センサ信号の波形のピーク数を用いて上記特徴量を算出してもよい。
上記特徴量算出部は、上記センサ信号の波形をフーリエ変換することにより得られる上記センサ信号の振幅スペクトルを用いて上記特徴量を算出してもよい。
上記特徴量算出部は、上記センサ信号の振幅の変化に基づいて上記特徴量を算出してもよい。
上記所定の動きは、上記生体の体幹部の動き、または上記生体の四肢部の各々の動きの少なくともいずれかを含んでもよい。
上記活動量推定装置は、上記活動量推定部により推定された上記生体の動きに対応する活動量、および上記生体の体重に基づいて、上記生体の消費カロリーを算出する消費エネルギー算出部をさらに備えてもよい。
上記センサはドップラーセンサであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、上記生体の動きの特徴量を算出するステップと、所定の動きの特徴量と、上記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、上記生体の動きの特徴量に基づいて、上記生体の動きに対応する活動量を推定するステップと、を含む活動量推定方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、上記生体の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、所定の動きの特徴量と、上記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、上記特徴量算出部により算出された上記生体の動きの特徴量に基づいて、上記生体の動きに対応する活動量を推定する活動量推定部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、センサにより検出された生体による所定の動きを示すセンサ信号に基づいて、上記所定の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、上記所定の動きの特徴量と、上記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて回帰学習モデルを生成するモデル生成部と、を備えるモデル生成装置が提供される。
上記所定の動きに対応する活動量は、上記生体により上記所定の動きを行う際に計測される上記生体の酸素摂取量に基づいて決定されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、センサにより検出された生体による所定の動きを示すセンサ信号に基づいて、上記所定の動きの特徴量を算出するステップと、上記所定の動きの特徴量と、上記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて回帰学習モデルを生成するステップと、を含むモデル生成方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、生体の動きに基づく身体活動量の推定精度を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る活動量推定システムの概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置の構成例を示すブロック図である。 信号・活動量DBに格納されている信号・活動量データリストの一例を示す図である。 信号データAmp(n)の波形のゼロ交差数について説明するための図である。 信号データAmp(n)の波形のピーク数について説明するための図である。 信号データAmp(n)の波形の複数のゼロ交差数の分布について説明するための図である。 信号データAmp(n)の時間差分について説明するための図である。 信号データAmp(n)の周波数領域におけるビン、およびビンにおける平均パワーを説明するための図である。 同実施形態に係るモデル生成装置の動作例を示すフローチャートである。 同実施形態に係るモデル生成装置による信号・活動量データリストの生成処理フローを示すフローチャートである。 同実施形態に係るモデル生成装置による回帰学習モデルの生成処理フローを示すフローチャートである。 同実施形態に係る活動量推定装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る活動量推定装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る活動量推定装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る活動量推定装置の動作例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.活動量推定システムの概要>
本発明の一実施形態に係る活動量推定システム1は、予めモデル生成装置10により所定の動き、および医学的に算出された所定の動きに対応する身体活動量に基づいて生成された回帰学習モデルを活動量推定装置20に適用させ、センサ2により検出された生体の動きに基づいて活動量推定装置20により生体の身体活動量を推定するシステムである。以下、活動量推定システム1の概要について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る活動量推定システム1の概要を示す図である。活動量推定システム1においては、実施される処理に応じて構成が異なる。例えば、図1を参照すると、回帰学習モデルを生成するモデル生成処理を実施する際は、活動量推定システム1は、センサ2、活動量測定デバイス3、およびモデル生成装置10を備える構成を有する。一方、生体の身体活動量の推定処理を実施する際は、活動量推定システム1は、センサ2、および活動量推定装置20を備える構成を有する。なお、センサ2、およびモデル生成装置10は、一体となってモデル生成装置を構成してもよいし、センサ2、および活動量推定装置20は、一体となって活動量推定装置を構成してもよい。
(センサ)
センサ2は、図1に示すように、部屋の天井等に設置される非接触型のセンサである。センサ2は、いわゆる人感センサであってもよい。例えば、センサ2は、例えば、検出エリアである部屋の屋内に向けて、光、電磁波、または音波等の放射波を放射し、生体(例えば図1においては被験者P)により反射された反射波を受信する電波センサであってもよい。上記電波センサは、例えばドップラーセンサであってもよい。このとき、反射波の周波数は、物体の振動等の運動により生じるドップラー効果により、放射波の周波数から変化する。センサ2は、放射波の周波数と反射波の周波数との差分の周波数を有する信号を生成する。上記センサ2による信号の生成について、詳しくは後述する。センサ2は、生成した信号を、モデル生成装置10、または活動量推定装置20のいずれかに出力する。
なお、センサ2は、生体の動きが検出可能であれば任意の位置に設置可能である。また、図1に示した例では、センサ2は放射波の送信部と反射波の受信部とが一体となって構成されているが、センサ2は、送信部と受信部とを分離した構成により実現されてもよい。また、センサ2が放射する放射波は、物体の振動によりドップラー効果を生じさせることが可能であれば、任意の周波数帯の波であってもよい。例えば、放射波は、人の動きを検出可能な周波数帯の波であることが好ましい。また、センサ2は、モデル生成処理と活動量推定処理とにおいて設置される環境が異なってもよい。例えば、モデル生成処理においては、生体の単一の動きの信号を検出する必要があるため、センサ2は、防音室など、外乱を遮断可能な部屋に設けられてもよい。一方、活動量推定処理においては、人などの生体の動きを検出することが求められる場所であれば、センサ2の設置場所は特に限定されない。例えば、センサ2は、部屋のみならず、パーティションや柵等で仕切られた区画に設置されてもよい。また、センサ2は、運動施設、医療施設、介護施設、養護施設、アトラクション施設、刑事施設、家、ホテル、マンション、ビルなどの建造物の内部に設置されてもよい。また、生体の種類も、人物に限定されない。
なお、本実施形態においては、センサ2は電波センサ(ドップラーセンサ)であることが好ましい。例えば、センサ2が赤外線センサである場合、生体の動きを検出することは出来るが、睡眠状態など生体が静止している場合にその生体の状態の検出が困難となる。一方で、センサ2が電波センサである場合、生体が静止している場合においても、生体の呼吸等の体幹の動きを検出することができる。そのため、生体が静止している状態の検出を短時間で行うことができる。
(活動量測定デバイス)
活動量測定デバイス3は、生体の身体の動きによる身体活動量を測定する装置である。ここで、本明細書において身体活動量とは、METs(METabolic equivalents:代謝当量)値と呼ばれる安静時の何倍の代謝が行われているかを示す値である。具体的には、METs値は、安静時の酸素摂取量を基準とする様々な動作や運動における酸素摂取量によって定められる値である。酸素摂取量に基づくMETs値の算出方法は、例えば、S.Glass,G.B.Dwyer,“ACSM's Metabolic Calculations Handbook”,Lippincott Williams & Wilkins,2007等の公知文献に開示されている。活動量測定デバイス3は、例えば、生体の酸素摂取量を測定可能な呼気ガス分析計であってもよい。呼気ガス分析計は、人物に装着されるマスクおよびチューブ等を通して体内に供給される酸素流量等に基づいて酸素摂取量を測定する装置である。これにより、人物が摂取する酸素摂取量から直接METs値を算出することが可能となる。つまり、文献等には記載されていないような動きや、体格の異なる人物の動きに対応するMETs値を、酸素摂取量から直接算出することができる。これにより、生成される回帰学習モデルによる活動量推定処理の精度が向上する。また、活動量測定デバイス3は、例えば、生体の一部に装着される活動量算出器であってもよい。活動量算出器は、加速度センサ等により人物の移動、昇降、または姿勢を推定し、推定結果に応じて活動量を算出する装置である。これにより、容易に人物の身体の運動による身体活動量を計測することが可能である。
活動量測定デバイス3は、センサ2による生体の身体の動きの検出と同時に、生体の身体活動量を測定する。これにより、モデル生成装置10において、生体の身体の動きに対応する信号データおよび身体活動量データを組とするデータリストが作成される。活動量測定デバイス3は、身体活動量の測定値をモデル生成装置10に出力する。
(モデル生成装置)
モデル生成装置10は、所定の生体の動きのモデル生成処理に用いられる装置である。モデル生成装置10は、例えば、ネットワーク上の一または複数の情報処理装置によって実現されてもよい。より具体的には、モデル生成装置10は、サーバやPC(Personal Computer)等により実現されてもよい。モデル生成装置10は、所定の生体の動きに由来する信号をセンサ2から取得するとともに、所定の生体の動きに対応する身体活動量を活動量測定デバイス3から取得する。そして、モデル生成装置10は、各所定の生体の動きの信号と各生体の動きに対応する身体活動量とに基づいて回帰学習モデルを生成する。生成された回帰学習モデルは、活動量推定装置20において用いられる。
ここで、本明細書において生体の動きには、人物の動きのみならず、例えば、動物の動きなど、人物以外の動きも含まれる。また、人物の動きもさらに細分化されてもよい。例えば、寝ているときの動きや、座っているときの動きも、人物の動きに含まれてよい。また、人物の動きは、例えば体幹のみの動き、四肢部のみの動き、または体幹と四肢部の動きの組み合わせであってもよい。体幹と四肢部とでは動きのダイナミクスが異なるので、動きに対応する身体活動量も異なるためである。
(活動量推定装置)
活動量推定装置20は、生体の動きに対応する身体活動量の推定処理に用いられる装置である。活動量推定装置20は、例えば、ネットワーク上の一または複数の情報処理装置によって実現されてもよい。より具体的には、活動量推定装置20は、サーバやPC等により実現されてもよい。活動量推定装置20は、センサ2により検出された生体の動きに由来する信号と、モデル生成装置10により生成された回帰学習モデルとを用いることにより、生体の動きに対応する身体活動量を推定する。また、活動量推定装置20は、例えば、不図示の通信部を介して、身体活動量の推定結果を有線または無線により外部装置等に送信することが可能である。これにより、上記外部装置において、身体活動量の推定結果を用いた処理を行うことが可能となる。身体活動量の推定結果を用いた処理により、例えば、被験者Pの消費カロリーの算出することが可能となる。なお、身体活動の推定結果を用いた処理については、上記のような外部装置ではなく、活動量推定装置20本体において行うことも可能である。
なお、従来においても、生体の動きに対応する身体活動量を推定する技術について開発が進められていた。例えば、特開平6−137639号公報に開示された発明によれば、焦電型赤外線センサから出力された出力信号の周波数成分および電力成分に基づいて生体の身体の動きのカテゴリーを推定し、上記カテゴリーに対応する活動量を出力することができる。しかし、上記公報に開示された発明は、センサにより検出された生体の身体の動きから直接的に身体活動量を推定していない。そのため、身体の動きに応じて変化する身体活動量を正確に把握することはできなかった。
本発明の活動量推定システム1においては、モデル生成装置10が複数の所定の動きに基づいて生成された身体活動量に係る回帰学習モデルを生成し、活動量推定装置20が生成された回帰学習モデルを用いて生体の動きに対応する身体活動量を直接推定する。かかる構成において、回帰学習モデルに生体の動きを当てはめることにより、生体の動きと、回帰学習モデルの構成要素である所定の動きとの類似度に基づいて身体活動量が推定される。つまり、例えば、生体の動きが複雑な運動である場合においても、回帰学習モデルを適用させることにより、どのような動きと類似しているかを判別し、複数の動きとの類似具合に応じた身体活動量が算出される。これにより、生体の様々な動きに対して、身体活動量を直接推定することができる。
<2.第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置10、および活動量推定装置20について説明する。
[2.1.モデル生成装置]
(1)構成
図2は、本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置10の構成例を示すブロック図である。図2を参照すると、モデル生成装置10は、信号取得部110、活動量取得部120、信号・活動量DB(データベース)121、フィルタ部130、特徴量算出部140、モデル生成部150、および回帰学習モデルDB151を備える。モデル生成装置10は、センサ2により検出される既知の所定の動きに由来する信号から算出される特徴ベクトルから構成される特徴空間と、活動量測定デバイス3より測定される上記所定の動きに対応する身体活動量とを組とする複数のデータから、回帰学習モデルを生成する。生成された回帰学習モデルは、活動量推定装置20において用いられる。以下、本実施形態に係るモデル生成装置10について説明する。
(信号取得部)
信号取得部110は、不図示の通信部または入力部等を介して、センサ2から出力される信号データを取得する。本実施形態において、センサ2はドップラーセンサである。センサ2から出力される信号データは、時系列のデジタル信号からなるデータであり、I成分であるI(n)とQ成分であるQ(n)の2成分を有する。信号取得部110は、取得した信号データ(I(n)、Q(n))を信号・活動量DB121に出力する。
ここで、信号取得部110が取得する信号データ(I(n)、Q(n))について説明する。所定の動きを検出するセンサ2は、例えば、下記の手段により信号データ(I(n)、Q(n))を得る。まず、センサ2は、被験者に対して下記式(1)に示される放射波V(t)を放射する。
Figure 2017023449
ここで、Aは放射波V(t)の振幅であり、fは放射波V(t)の周波数であり、φは放射波V(t)の初期位相である。次に、センサ2は、放射波V(t)を受けた被験者から反射された反射波V(t)(下記式(2))を受信する。
Figure 2017023449
ここで、Aは反射波V(t)の振幅であり、fはドップラー周波数であり、φは放射波V(t)と反射波V(t)の位相差である。反射波V(t)を受信したセンサ2は、反射波V(t)を位相検波する。位相検波とは、放射波V(t)と同相成分の波、または直交成分の波を掛け合わせて、LPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)処理をかけて低周波成分を抽出することである。反射波V(t)を位相検波することにより、生体の動きに由来するドップラー周波数を含むIF(Intermediate Frequency)信号を検出することができる。IF信号には、I信号およびQ信号が含まれる。I信号は、反射波V(t)に放射波V(t)の同相成分を掛け合わせることにより得られる。具体的には、I信号は、下記式(3)により表現される。また、Q信号は、反射波V(t)に放射波V(t)の直交成分を掛け合わせることにより得られる。具体的には、Q信号は、下記式(4)により表現される。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
上記式(3)および式(4)により表現されるI信号およびQ信号にLPF処理を行うと、下記式(5)および式(6)により表現されるアナログIF信号(I(t)、Q(t))が得られる。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
そして、センサ2は、アナログIF信号(I(t)、Q(t))をA/D変換処理によりデジタル信号データ(I(n)、Q(n))に変換する。A/D変換処理に係るサンプリング周波数は特に限定されないが、生体の動きを判別するためには、100Hz以上であることが好ましい。センサ2は、信号データ(I(n)、Q(n))を信号取得部110に出力する。また、生体の動きの検出時間は特に限定されないが、生体の動きが安定した状態の信号データを取得するために、5分程度以上であることが好ましい。
なお、上記の位相検波処理、LPF処理、およびA/D変換処理は、センサ2ではなく、信号取得部110により行われてもよい。例えば、センサ2は放射波V(t)および反射波V(t)を信号取得部110に出力し、信号取得部110が上記の位相検波処理、LPF処理、およびA/D変換処理を行うことにより信号データ(I(n)、Q(n))を取得してもよい。
(活動量取得部)
活動量取得部120は、不図示の通信部または入力部等を介して、活動量測定デバイス3から出力される身体活動量データを取得する。身体活動量データには、活動量測定デバイス3により測定されたMETs値等が含まれる。METs値の測定時間は、上述したセンサ2による生体の動きの検出時間のうち、最後の数分間であってもよい。これは、上述したように、生体の動きが安定した状態における活動量を測定するためである。活動量取得部120に出力される身体活動量データには、測定時間における時系列のMETs値が含まれていてもよいし、測定時間におけるMETs値の平均値や中間値等の統計量が含まれていてもよい。活動量取得部120は、取得したMETs値等の身体活動量データを、信号・活動量DB121に出力する。
なお、例えば、活動量測定デバイス3が上記の呼気ガス検出器である場合は、活動量取得部120は、呼気ガス検出器によって検出された酸素摂取量を含むデータを取得してもよい。この場合、活動量取得部120は、取得した酸素摂取量に基づいてMETs値を算出してもよい。
(信号・活動量DB)
信号・活動量DB121は、信号取得部110より取得した信号データ、および活動量取得部120より取得した身体活動量データを格納するデータベースである。データベースは複数のデータリストを有し、データリストは複数のデータセットにより構成される。図3は、信号・活動量DB121に格納されている信号・活動量データリストの一例を示す図である。図3を参照すると、信号・活動量データリスト100には、信号取得部110より取得した所定の動きに由来する信号データのデータファイル(dataA1.txt、dataA2.txt、・・・、dataB7.txt)、および活動量取得部120より取得した、所定の動きに対応する身体活動量データ(METs値)が、ID、サンプル、および動作とともにデータセットとして記憶されている。IDは、取得された信号データおよび身体活動量データの組ごとに割り振られるインデックスである。サンプルは、信号データおよび身体活動量データの取得のために所定の動きを行った人物を示す名称や識別子等である。被験者の数は特に限定されない。動作は、人物が実施した所定の動きであり、一のデータリストに複数の所定の動きが設定され得る。図3に示した信号・活動量データリスト1000においては、ID1〜7には人物Aによる複数の所定の動きに係る信号データファイルおよびMETs値が、ID8〜14には人物Bによる複数の所定の動きに係る信号データファイルおよびMETs値が、それぞれ記憶されている。動作には、「寝る演技」等の安静状態や、「ジョギング」等の激しい運動状態などの様々な動きが含まれている。また、動作には、「字を書く」等の四肢部の動きや、「体幹部ストレッチ」等の体幹の動きが含まれている。
このように、信号・活動量DB121は、ID、被験者、動作、動作に対応する信号データ、および動作に対応するMETs値を含む複数のデータセットからなる信号・活動量データリストを格納する。なお、これらのデータセットおよびデータリストは、不図示の入力部や通信部などを介して、モデル生成装置10の管理者により適宜追加、修正、または削除されてもよい。生成されたデータリストは、フィルタ部130に出力される。
(フィルタ部)
フィルタ部130は、信号・活動量DB121から取得したデータリストに含まれている信号データにフィルタ処理を実施する。データリストに含まれている信号データには、生体の動きとは無関係の、高周波成分のノイズが多く含まれている。そのため、フィルタ部130は、LPF処理を実施することにより、これらのノイズを除去または低減する。
フィルタ部130は、まず、データリストに格納されているID=mの信号データI(n)およびQ(n)を取得する(n=1〜N)。ここで、Nは、信号データに含まれるサンプリング数を示す。
ここで、I(n)およびQ(n)は、2次のIIR(Infinite Impulse Response:無限インパルス応答)フィルタによるLPF処理が実施されてもよい。LPF処理におけるカットオフ周波数は、例えば50Hzであってもよい。かかるLPF処理により、信号データに含まれる高周波のノイズ成分を除去または減少することができる。ここで、IIRフィルタによるLPF処理が実施された後の信号データを、それぞれI’(n)およびQ’(n)とする。
IIRフィルタによるLPF処理は、下記式(7)および式(8)を、n=1からNまで順に繰り返し計算を行うことにより実施される。ここで、x(n)は入力値、y(n)は出力値である。例えば、下記式(1)において、x(n)にはI(n)およびQ(n)が代入される。また、下記式(2)において、I’(n)およびQ’(n)がy(n)として出力される。また、k、a、a、a、b、およびbは、周波数帯域に応じて設計の段階で設定される係数である。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
なお、A(0)=A(−1)=0である。
’(n)およびQ’(n)が出力された後、A(n−2)にはA(n−1)の値が代入され、A(n−1)にはA(n)の値が代入される。この代入処理をn=1からNまで実施することにより、LPF処理が完了する。LPF処理が完了した信号データを含むデータリストは、特徴量算出部140に出力される。
なお、本実施形態にかかるフィルタ部130は、LPF処理としてIIRフィルタを用いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、フィルタ部130は、信号をフーリエ変換により周波数領域に変換し、所定外の周波数帯域の周波数を除去したのち、逆フーリエ変換により再度時間領域に信号を変換することにより、LPF処理を行ってもよい。また、フィルタ部130は、上述した手法以外の公知の技術を用いてLPF処理を行ってもよい。
(特徴量算出部)
特徴量算出部140は、フィルタ部130から取得したデータリストに格納されているLPF処理後の信号データの特徴量を算出する。ここで、特徴量とは、信号データの波形に基づいて算出される特徴量である。例えば、特徴量には、信号データの波形の振幅や波形の周波数成分などにより算出される特徴量が含まれる。本実施形態においては、以下に説明するような複数の特徴量が算出され得る。なお、特徴量を算出するために用いられる信号データは、I’(n)またはQ’(n)のいずれかであってもよい。また、I’(n)およびQ’(n)の両方の特徴量が算出されてもよい。以降、特徴量の算出に用いられる信号データをAmp(n)と表記する。
・特徴量1(f):ゼロ交差数
特徴量算出部140は、特徴量として、単位区間における信号データAmp(n)の波形のゼロ交差数を算出してもよい。ゼロ交差数は、生体の身体全体の動きを反映する特徴量である。図4は、信号データAmp(n)の波形のゼロ交差数について説明するための図である。図4に丸印で示したように、ゼロ交差数は、信号データAmp(n)の波形が、単位区間Tにおいてゼロ値と交差する回数である。具体的には、ゼロ交差数は、時刻nを先頭とする単位区間TにおけるA個のデータのうち、下記式(9)を満たすiの数である(ただし、i=n〜n+A−1)。単位区間Tは、例えば1秒間であってもよく、その場合、Aは100(つまり、センサ2から出力される時系列デジタル信号データのサンプリング周波数=100Hz)であってもよい。
Figure 2017023449
時刻nを先頭とする単位区間Tにおいて上記式(9)を満たすiの数が、特徴量fとして算出される。
・特徴量2(f):ピーク数
特徴量算出部140は、特徴量として、単位区間における信号データAmp(n)の波形のピーク数を算出してもよい。ここで、ピークとは、波形の極大または極小を意味する。ピーク数は、生体の四肢等による細かな動きを反映する特徴量である。図5は、信号データAmp(n)の波形のピーク数について説明するための図である。図5に丸印で示したように、ピーク数(図5の場合は波形が極大となる数)は、信号データAmp(n)の波形が、単位区間Tにおいて極大を示す回数である。具体的には、ピーク数は、時刻nを先頭とする単位区間TにおけるA個のデータのうち、下記式(10)を満たすiの数である(ただし、i=n〜n+A−1)。
Figure 2017023449
時刻nを先頭とする単位区間Tにおいて上記式(10)を満たすiの数が、特徴量fとして算出される。
なお、Amp(n)の波形のピーク数は、信号データAmp(n)の波形が、単位区間Tにおいて極小を示す回数であってもよい。この場合、ピーク数は、時刻nを先頭とする単位区間TにおけるA個のデータのうち、下記式(11)を満たすiの数である。(ただし、i=n〜n+A−1)。時刻nを先頭とする単位区間Tにおいて下記式(11)を満たすiの数が、特徴量fとして算出される。また、ピーク数は、単位区間Tにおいて極大および極小を示す回数の合計であってもよい。
Figure 2017023449
・特徴量3(f):ゼロ交差数の分散と標準偏差
特徴量算出部140は、複数の連続する単位区間における信号データAmp(n)のゼロ交差数の分布に基づいて特徴量を算出してもよい。ゼロ交差数の分布は、生体の身体全体の動きの安定度(同一の動きを持続しているか否か)を反映する特徴量である。具体的には、特徴量算出部140は、特徴量として、複数の連続する単位区間における信号データAmp(n)のゼロ交差数の分散、または標準偏差の値を算出してもよい。図6は、信号データAmp(n)の波形の複数のゼロ交差数の分布について説明するための図である。図6に示した丸印は、信号データAmp(n)のゼロ値との交差点である。図6に示したように、対象区間Tには、L個の単位区間Tが含まれている。各々の単位区間に含まれる信号データAmp(n)のゼロ交差数は、zero(l)という値として算出される(ただし、l=1〜L)。Lの値は、例えば30であってもよい。特徴量算出部140は、算出されたzero(l)の分布から、ゼロ交差数の分散zero_var(n)またはゼロ交差数の標準偏差zero_std(n)を、下記式(12)または式(13)を用いて算出する。なお、特徴量算出部140は、ゼロ交差数の分散zero_var(n)または標準偏差zero_std(n)のいずれかを特徴量fとして算出してもよいし、両者をそれぞれ信号データAmp(n)の特徴量として採用してもよい。なお、Lの数は、分散および標準偏差の値を算出するために十分なサンプル数であることが好ましい。例えば、Lは、30であってもよい。Tが1秒である場合、Tは30秒となる。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
・特徴量4(f):ピーク数の分散と標準偏差
特徴量算出部140は、複数の連続する単位区間における信号データAmp(n)のピーク数の分布に基づいて特徴量を算出してもよい。ピーク数の分布は、生体の四肢等による細かな動きの安定度を反映する特徴量である。具体的には、特徴量算出部140は、特徴量として、複数の連続する単位区間における信号データAmp(n)のピーク数の分散、または標準偏差の値を算出してもよい。特徴量fと同様に、L個の単位区間Tを含む対象区間Tにおける、各々の単位区間に含まれる信号データAmp(n)のピーク数は、peak(l)という値として算出される(ただし、l=1〜L)。特徴量算出部140は、算出されたpeak(l)の分布から、ピーク数の分散peak_var(n)またはピーク数の標準偏差peak_std(n)を、下記式(14)または式(15)を用いて算出する。なお、特徴量算出部140は、ピーク数の分散peak_var(n)または標準偏差peak_std(n)のいずれかを特徴量fとして算出してもよいし、両者をそれぞれ信号データAmp(n)の特徴量として採用してもよい。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
・特徴量5(f):時間差分の分散と標準偏差
特徴量算出部140は、単位区間における信号データAmp(n)の時間差分の分布に基づいて特徴量を算出してもよい。ここで、時間差分とは、信号データAmp(n)における、Amp(n)とAmp(n−1)の差分dv(n)を意味する。時間差分dv(n)は、連続する時刻間における振幅の変化量であり、生体の動きの大小を反映する特徴量である。図7は、信号データAmp(n)の時間差分について説明するための図である。図7(a)には信号データAmp(n)の波形が示されており、図7(b)には、信号データAmp(n)の時間差分データdv(n)=Amp(n)−Amp(n−1)の波形が示されている。特徴量算出部140は、単位区間Tにおける時間差分データdv(n)の分布に基づいて特徴量を算出する。具体的には、特徴量算出部140は、特徴量として、単位区間Tにおける時間差分データAmp’(n)の分散または標準偏差の値を算出してもよい。時間差分データdv(n)の分散dv_var(n)および標準偏差dv_std(n)は、下記式(16)および式(17)を用いて算出される。なお、特徴量算出部140は、時間差分データdv(n)の分散dv_var(n)または標準偏差dv_std(n)のいずれかを特徴量fとして算出してもよいし、両者をそれぞれ信号データAmp(n)の特徴量として採用してもよい。
上述した特徴量f〜fは、信号データAmp(n)の時間領域における特徴量であるが、特徴量算出部140は、信号データAmp(n)の周波数領域における特徴量を算出してもよい。例えば、特徴量算出部140は、信号データAmp(n)をフーリエ変換することにより得られる周波数スペクトルに基づく特徴量を算出してもよい。以下に、信号データAmp(n)の周波数領域における特徴量の算出方法について説明する。
まず、特徴量算出部140は、信号データAmp(k)(k=1〜N)を高速フーリエ変換することにより、フーリエ係数zを算出する(n=−N/2+1、・・・、0、・・・、N/2)。例えば、フーリエ係数z(a、b)は、下記式(16)を用いて算出される。
Figure 2017023449
ただし、Wおよびpは、下記式(17)および式(18)のように定義される。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
すると、振幅スペクトルPは、フーリエ係数zから下記式(19)を用いて算出される。
Figure 2017023449
ここで、振幅スペクトルPのnは周波数インデックス(n=0,1,・・・,N/2)であり、ωは下記式(20)により表現される。
Figure 2017023449
ここで、fは、フーリエ変換時のサンプリング周波数である。特徴量算出部140は、フーリエ変換により得られた周波数ωにおける振幅スペクトルPを用いて、以下の特徴量を算出する。
・特徴量6(f):平均周波数
特徴量算出部140は、特徴量として、信号データAmp(n)の平均周波数を算出してもよい。平均周波数は、生体の身体の動きの速さを反映する特徴量である。平均周波数faveは、下記式(21)により算出される。
Figure 2017023449
・特徴量7(f):最大振幅スペクトルの周波数インデックス
特徴量算出部140は、特徴量として、信号データAmp(n)の最大振幅スペクトルmax(P)を示す周波数インデックスを算出してもよい。最大振幅スペクトルは、生体の身体の特徴的な動きを反映する。
・特徴量8(f):平均パワースペクトルが最大のビン
特徴量算出部140は、信号データAmp(n)のフーリエ係数系列N/2をR等分した各周波数帯(ビン)の平均パワーに基づいて特徴量を算出してもよい。図8は、信号データAmp(n)の周波数領域におけるビン、およびビンにおける平均パワーを説明するための図である。図8に示すように、フーリエ係数系列N/2において、R等分された周波数帯(ビン)の平均パワーが、bin(1)、bin(2)、・・・、bin(R)としてヒストグラム状に示されている。Rのビンサイズは、ナイキスト周波数(f/2)の10分の1から20分の1程度であることが好ましい。これにより、信号データAmp(n)に含まれるノイズによる最大振幅スペクトルの誤検出を抑制することができる。特徴量算出部140は、複数のbin(r)(r=1〜R:ビン番号)のうち最大となる平均パワーを示すビン番号を、特徴量fとして算出する。なお、bin(r)は、下記式(22)により算出される。
Figure 2017023449
ここで、Bは、下記式(23)により定義される値である。
Figure 2017023449
なお、特徴量算出部140は、上記の特徴量f〜fに限られず、信号データAmp(n)を用いてさらに他の特徴量を算出してもよい。算出する特徴量の種類を増やすことにより、信号データAmp(n)の波形の特徴をより細かく抽出することができる。
特徴量算出部140は、まず、信号データから単位区間Tに含まれるA個のサンプリングデータをJ組抽出し、単位区間Tのサンプリングデータごとに特徴量をそれぞれ算出する。つまり、一の信号データから、特徴量がC×J個抽出される(Cは特徴量の種類数)。次に、特徴量算出部140は、取得したデータリストに含まれるすべての信号データについて、特徴量を算出する。そして、特徴量算出部140は、算出した特徴量を成分とする特徴ベクトルを生成する。例えば、m番目のシナリオに対応する信号データAmp(n)の特徴ベクトルは、F(j)=[fm,1(j),・・・,fm,C(j)]というベクトルを構成する。ここで、jは、上述したようなA個のサンプリングデータのうち、最もサンプリング時刻の古い時刻を示す。特徴量算出部140は、データリストに格納された全ての信号データに対して特徴ベクトルF(j)を生成し、生成した特徴ベクトルFからなる特徴行列F(j)を生成する。特徴行列F(j)は、下記式(24)に示される行列により表される。そして、特徴量算出部140は、生成した特徴行列F(j)(ただし、j=1〜J)をモデル生成部150に出力する。
Figure 2017023449
(モデル生成部)
モデル生成部150は、特徴量算出部140から出力された特徴行列Fと、信号・活動量DB121の信号・活動量データリストに含まれるM個の動作に対応する身体活動量からなる身体活動量ベクトルYとを組とするデータに基づいて、回帰学習モデルを生成する。具体的には、まず、モデル生成部150は、J個の特徴行列F(j)からなる特徴空間を生成し、特徴空間と、J個の身体活動量ベクトルY(j)=[Y,・・・,Yとを組とするデータに基づいて回帰学習モデルを生成する。なお、身体活動量の値は対応するシナリオごとに割り振られるので、同一のシナリオ(つまり信号データ)に対応する身体活動量ベクトルY(j)の構成は、jの値によらず同一である。
ここで、本実施形態において、回帰学習モデルは、例えば、SVR(Support Vector Regression:サポートベクタ回帰)を用いて生成され得る。SVRは、例えば、SMOLA,Alex J. and Bernhard SCHOELKOPF,“A Tutorial on Support Vector Regression”,1998に開示されている内容に基づいて実現され得る。なお、回帰学習モデルは、上記の例に限定されず、例えば、カーネル法や重回帰分析等の公知の回帰分析手法により生成されてもよい。
SVRにより生成された回帰学習モデルは、K個の要素からなるサポートベクタ行列sと、それらの重みベクトルc、および閾値bにより構成される。具体的には、サポートベクタ行列sは下記式(25)で示す行列により定義され、重みベクトルcは下記式(26)26で示すベクトルにより定義される。また、閾値bは一意に定まる値である。また、サポートベクタ行列sの要素の数Kは、SVRによる計算の過程において一意に定まる。
Figure 2017023449
Figure 2017023449
なお、J個の特徴行列Fからなる特徴空間および身体活動量ベクトルYにより構成されるデータについて、カーネルトリックを用いて非線形空間に写像することにより、回帰学習モデルを生成することも可能である。本実施形態においては、カーネルトリックとして、下記式(27)で示すガウシアン型カーネル関数が用いられてもよい。この場合、ガウス関数の広がりを定義する係数σは、回帰学習モデルを構成する要素となる。
Figure 2017023449
モデル生成部150は、J個の特徴行列Fからなる特徴空間および身体活動量ベクトルYにより構成されるデータからSVR等の回帰分析を用いて生成した回帰学習モデルを、回帰学習モデルDB151に出力する。
(回帰学習モデルDB)
回帰学習モデルDB151は、モデル生成部150より出力された回帰学習モデルを記憶するデータベースである。回帰学習モデルDB151には、例えば、上記式(24)〜式(26)により生成された回帰学習モデルのサポートベクタ行列s、重みベクトルc、閾値b、およびガウシアン型カーネル関数の係数σ等が記憶される。回帰学習モデルDB151には、一または複数の回帰学習モデルが記憶されてもよい。例えば、後述する活動量推定装置20により推定される生体の種類や、生体の動きの種類に応じた回帰学習モデルが回帰学習モデルDB151に記憶されてもよい。
回帰学習モデルDB151に記憶された回帰学習モデルに係るデータは、活動量推定装置20の回帰学習モデルDB241に複製されて記憶される。これにより、活動量推定装置20は、モデル生成装置10により生成された回帰学習モデルを用いて、生体の身体の動きに対応する身体活動量を推定することができる。
(2)動作
図9は、本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置10の動作例を示すフローチャートである。図9を参照すると、モデル生成装置10は、まずセンサ2より信号データを、また、活動量測定デバイス3より身体活動量データを取得し、これらのデータから信号・活動量データリストを生成する(S100)。そして、モデル生成装置10は、信号・活動量データリストを用いて、回帰学習モデルを生成する(S200)。以下、上記の2つの処理について、順に説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置10による信号・活動量データリストの生成処理フローを示すフローチャートである。図10を参照すると、まず、信号取得部110は、センサ2より信号データを取得する(S101)。また、センサ2による信号の検出と同時に活動量測定デバイス3により測定された身体活動量データを、活動量取得部120が取得する(S103)。取得された信号データ、および身体活動量データは、信号・活動量DB121の信号・活動量データリストに追加される(S105)。モデル生成装置10は、生体による所定の動きの種類に応じて、上記の信号・活動量データリストの生成処理フローを繰り返し実施する。
図11は、本発明の第1の実施形態に係るモデル生成装置10による回帰学習モデルの生成処理フローを示すフローチャートである。図11を参照すると、まず、信号・活動量DB121から、信号・活動量データリストがフィルタ部130に出力される(S201)。フィルタ部130は、信号・活動量データリストに含まれている各信号データについてLPF処理を実施する(S203)。LPF処理が実施された各信号データは、特徴量算出部140に出力される。特徴量算出部140は、LPF処理後の各信号データについて、特徴量を算出する(S205)。次に、特徴量算出部140は、算出した一または複数の特徴量により構成される特徴ベクトルを生成する(S207)。このとき、特徴量算出部140は、各信号データにより生成された特徴ベクトルにより構成される特徴行列を生成する。生成された特徴行列は、モデル生成部150に出力される。
次に、モデル生成部150は、複数の特徴行列からなる特徴空間を生成する(S209)。そして、モデル生成部150は、生成した特徴空間と、信号・活動データリストに含まれている複数の動作に対応する身体活動量データからなる身体活動量ベクトルとを組とするデータに基づき、回帰学習モデルを生成する(S211)。その後、モデル生成部150は、生成した回帰学習モデルを回帰学習モデルDB151に出力する(S213)。
以上、本実施形態に係るモデル生成装置10について説明した。続いて、本実施形態に係る活動量推定装置20について説明する。
[2.2.活動量推定装置]
(1)構成
図12は、本発明の第1の実施形態に係る活動量推定装置20の構成例を示すブロック図である。図12を参照すると、活動量推定装置20は、信号取得部210、信号DB211、フィルタ部220、特徴量算出部230、活動量推定部240、回帰学習モデルDB241、出力制御部250、および活動量履歴DB251を備える。
(信号取得部)
信号取得部210は、不図示の通信部または入力部等を介して、センサ2から出力される信号データを取得する。取得した信号についてリアルタイムに活動量推定処理を実施する場合は、信号取得部210は、取得した信号データをフィルタ部220に出力する。また、取得した信号データについて事後的に活動量推定処理を実施する場合は、信号取得部210は、信号DB211に取得した信号データを出力してもよい。
(フィルタ部)
フィルタ部220は、信号取得部210、または信号DB211から取得した信号データにフィルタ処理を実施する。フィルタ部220により実施されるフィルタ処理は、モデル生成装置10のフィルタ部130と同様に、LPF処理であってもよい。この場合、LPF処理は、IIRフィルタによるものであってもよい。IIRフィルタについては、上述したIIRフィルタと同一であるので、説明を省略する。フィルタ部220は、LPF処理がされた信号データを、特徴量算出部230に出力する。
(特徴量算出部)
特徴量算出部230は、フィルタ部220から取得した信号データの特徴量を算出する。特徴量算出部230が算出する特徴量は、モデル生成装置10の特徴量算出部140により算出される特徴量と同一である。例えば、特徴量算出部230は、信号データの波形の時間領域または周波数領域におけるゼロ交差数やピーク数等を特徴量として算出する。これらの特徴量の具体的な算出方法については、上述した特徴量算出部140による算出方法と同一であるため、説明を省略する。
特徴量算出部230は、算出した特徴量を成分とする特徴ベクトルを生成する。具体的には、特徴量算出部230は、時刻kにおける信号データI(k)またはQ(k)から、F(k)=[f(k),・・・,f(k)]という2次元の特徴ベクトルを生成する。なお、fは特徴量であり、Cは特徴量の種類数である。特徴量算出部230は、生成した特徴ベクトルF(k)を活動量推定部240に出力する。
(活動量推定部)
活動量推定部240は、特徴量算出部230から取得した特徴ベクトルF(k)と、回帰学習モデルDB241に記憶されている一の回帰学習モデルを用いて、センサ2により検出された生体の身体の動きに対応する活動量を推定する。回帰学習モデルDB241に記憶されている回帰学習モデルは、モデル生成装置10により生成された回帰学習モデルである。活動量推定部240は、例えば、下記式(28)に示される活動量推定のための関数に特徴ベクトルF(k)を代入することにより得られるz(k)の値を、活動量推定値として算出する。なお、下記式(28)に示される関数g(xi,k,σ)は、上記式(27)に示されるカーネル関数である。
Figure 2017023449
ここで、xi,kの値は下記式(29)により与えられる。
Figure 2017023449
活動量推定部240により推定される活動量推定値z(k)は、出力制御部250に出力される。
(回帰学習モデルDB)
回帰学習モデルDB241は、モデル生成装置10により算出された少なくとも一の回帰学習モデルを記憶する。回帰学習モデルDB241は、モデル生成装置10の回帰学習モデルDB151に記憶されている回帰学習モデルの一部または全部を記憶する。回帰学習モデルDB241に記憶されている回帰学習モデルは、活動量推定部240に出力される。活動量推定部240に出力される回帰学習モデルの種類については、活動量推定装置20のユーザ、製造者、または管理者などにより、自由に選択される。例えば、活動量推定装置20が用いられる環境や、被験者の特性等に適した回帰学習モデルが選択されてもよい。なお、回帰学習モデルDB241に記憶されている回帰学習モデルは、不図示の入力部または通信部を介して、適宜追加、変更、または削除され得る。
(出力制御部)
出力制御部250は、活動量推定部240から出力された活動量推定値z(k)を、活動量履歴DB251や、他のデバイス等に出力する制御を行う。出力制御部250は、例えば、活動量推定値z(k)を、逐次的に活動量履歴DB251に記憶する制御を行ってもよい。また、出力制御部250は、活動量推定値z(k)を、不図示の表示部を実現するディスプレイ等に表示させる制御を行ってもよい。さらに、出力制御部250は、活動量推定値z(k)を、不図示の通信部を介して、他の情報端末等に出力する制御を行ってもよい。出力制御部250は、活動量推定値z(k)を、テキスト、画像、音声等のあらゆるデータ形式に変換して出力する制御を行う。
本実施形態に係る出力制御部250は、例えば、時刻jを先頭とする過去K個分の活動量推定値z(k)(k=k、・・・、k−K+1)を活動量履歴DB251より取得し、それらの平均値Z(k)を算出してもよい。平均値Z(k)を不図示の表示部等により出力することにより、取得対象となった区間における被験者の身体活動量について知ることができる。また、出力制御部250は、上述した平均値Z(k)に限らず、過去の活動量推定値z(k)に関する統計量などの情報を出力する制御を行ってもよい。
また、出力制御部250は、所定の閾値と活動量推定値とを比較することにより、被験者の状態を推定してもよい。例えば、出力制御部250は、活動量推定部240により推定され得る身体活動量の範囲内において、複数の閾値を設定する。このとき、出力制御部250は、第1の閾値が第2の閾値を下回る値となるように、第1の閾値、および第2の閾値を設定する。例えば、出力制御部250は、活動量推定値が第1の閾値の値を下回る場合、被験者が安静状態であるという推定結果を出力する制御を行ってもよい。また、出力制御部250は、活動量推定値が第1の閾値と第2の閾値の間の値である場合、被験者が低負荷運動状態(歩行、生活行動など)であるという推定結果を出力する制御を行ってもよい。また、出力制御部250は、活動量推定値が第2の閾値の値を上回る場合、被験者が高負荷運動状態(体操、ジョギングなど)であるという推定結果を出力する制御を行ってもよい。これにより、被験者の行動状態を把握することが可能である。なお、上記に示した閾値の数や、推定する被験者の状態に関する内容は、かかる例に限定されない。
(2)動作
図13は、本発明の第1の実施形態に係る活動量推定装置20の動作例を示すフローチャートである。まず、信号取得部210は、センサ2が検出した生体の動きに由来する信号を信号データとして取得する(S301)。信号取得部210は、取得した信号データを信号DB211、またはフィルタ部220に出力する。
次に、フィルタ部220は、取得した信号データについてLPF処理を実施する(S303)。LPF処理が実施された信号データは、特徴量算出部230に出力される。特徴量算出部230は、LPF処理後の信号データについて、特徴量を算出する(S305)。次に、特徴量算出部230は、算出した一または複数の特徴量により構成される特徴ベクトルを生成する(S307)。生成された特徴ベクトルを含むデータは、活動量推定部240に出力される。
活動量推定部240は、取得した特徴ベクトルと、回帰学習モデルDB241に記憶されている一の回帰学習モデルを用いて、上記生体の身体の動きに対応する活動量推定値を推定する(S309)。出力制御部250は、活動量推定値等の推定結果に関する情報を、活動量履歴DB251、または他のデバイス等に出力する制御を行う(S311)。
[2.3.効果]
ここまで、図1〜図13を用いて、本発明の第1の実施形態について説明した。本発明の第1の実施形態によれば、モデル生成装置10は、複数の所定の動きの特徴量と所定の動きに対応する身体活動量とを組とする複数のデータに基づいて、SVR等による回帰学習モデルを生成する。そして、活動量推定装置20は、モデル生成装置10により生成された回帰学習モデルを用いて、センサ2により検出された生体の身体の動きに対応する身体活動量を推定する。かかる構成において、センサ2により検出された生体による任意の動きに対しても、その動きに対応する身体活動量を直接推定することができる。例えば、複数の動きが組み合わさったような動きをセンサ2が検出した場合、その動きの特徴量を算出し、回帰学習モデルを用いてどのような動きと類似しているかを回帰的に分析することにより、上記動きに対応する身体活動量を推定することができる。よって、生体の身体の動きに対応する身体活動量の推定精度をより向上させることができる。
<3.第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、活動量推定装置20が、活動量推定値を用いて被験者の消費エネルギーを算出する構成をさらに備える。本発明の第1の実施形態においては、活動量推定装置20は活動量推定値を出力値として出力する制御を行う。しかし、身体活動量は専門的な数値であるため、被験者は、自己の動きによる活動の成果について直感的に理解することができない。そこで、本実施形態に係る活動量推定装置20は、推定された活動量推定値から、被験者の消費エネルギーを算出する構成をさらに備える。かかる構成により、被験者は、自己の動きによる活動の成果について、消費エネルギーという指標により把握することができる。以下、第2の実施形態に係る活動量推定装置20について説明する。
[3.1.活動量推定装置]
(1)構成
図14は、本発明の第2の実施形態に係る活動量推定装置20の構成例を示すブロック図である。図14を参照すると、活動量推定装置20は、信号取得部210、信号DB211、フィルタ部220、特徴量算出部230、活動量推定部240、回帰学習モデルDB241、出力制御部250、活動量履歴DB251、消費エネルギー算出部260、および体重データ取得部270を備える。本実施形態に係る信号取得部210、信号DB211、フィルタ部220、特徴量算出部230、活動量推定部240、回帰学習モデルDB241、出力制御部250、および活動量履歴DB251は、第1の実施形態に係る各構成要素と同一の機能を有するので、説明を省略する。以下、消費エネルギー算出部260、および体重データ取得部270について説明する。
(消費エネルギー算出部)
消費エネルギー算出部260は、活動量推定部240により推定された活動量推定値z(k)に基づいて、被験者の消費エネルギーを算出する。ここで、活動量推定値z(k)はMETs値であり、消費エネルギーは、消費カロリーである。時刻kにおける単位時間あたりの消費カロリー時系列データE(k)[kcal/h]は、下記式(30)を用いて算出される。
Figure 2017023449
ここで、1.05という値はMETs値をカロリー量に変換するための定数[kcal/kg・h]であり、Wは被験者の体重(kg)である。被験者の体重Wは、体重データ取得部270から出力される値である。消費エネルギー算出部260は、算出した消費カロリー時系列データE(k)を出力制御部250に出力する。
出力制御部250は、消費エネルギー算出部260から出力された消費カロリー時系列データE(k)を、活動量履歴DB251や、他のデバイス等に出力する制御を行う。出力制御部250は、例えば、消費カロリー時系列データE(k)を、逐次的に活動量履歴DB251に記憶する制御を行ってもよい。また、出力制御部250は、消費カロリー時系列データE(k)を、不図示の表示部を実現するディスプレイ等に表示させる制御を行ってもよい。さらに、出力制御部250は、消費カロリー時系列データE(k)を、不図示の通信部を介して、他の情報端末等に出力する制御を行ってもよい。出力制御部250は、消費カロリー時系列データE(k)を、テキスト、画像、音声等のあらゆるデータ形式に変換して出力する制御を行う。
さらに、本実施形態に係る出力制御部250は、例えば、時刻kを先頭とする過去K個分の消費カロリー時系列データE(k)(k=k、・・・、k−K+1)を活動量履歴DB251より取得し、消費カロリーの総和E(k)を算出してもよい。消費カロリーの総和E(k)は、下記式(31)を用いて算出される。
Figure 2017023449
ここで、Δtは、消費カロリー時系列データE(k)のサンプリング間隔[h]である。消費カロリーの総和E(k)を不図示の表示部等により出力することにより、取得対象となった区間における被験者の消費カロリーについて知ることができる。また、出力制御部250は、上述した消費カロリーの総和E(k)に限らず、消費カロリー時系列データE(k)に関する統計量などの情報を出力する制御を行ってもよい。
(体重データ取得部)
体重データ取得部270は、消費エネルギー算出部260において消費カロリー時系列データE(k)の算出に用いられる被験者の体重データを取得する。体重データ取得部270は、不図示の入力部または通信部を介して、被験者の体重データを取得する。例えば、体重データ取得部270は、体重計等の測定デバイスにより測定された体重の値を被験者が入力することにより体重データを取得してもよい。また、活動量推定装置20が上記測定デバイスと有線または無線により接続されている場合、体重データ取得部270は、上記測定デバイスから被験者の体重データを通信により取得してもよい。また、体重データ取得部270は、不図示の記憶部に記憶されている被験者の体重データを取得してもよい。体重データ取得部270は、取得した体重データを消費エネルギー算出部260に出力する。
(2)動作
図15は、本発明の第2の実施形態に係る活動量推定装置20の動作例を示すフローチャートである。まず、信号取得部210は、センサ2が検出した生体の動きに由来する信号を信号データとして取得する(S401)。信号取得部210は、取得した信号データを信号DB211、またはフィルタ部220に出力する。
次に、フィルタ部220は、取得した信号データについてLPF処理を実施する(S403)。LPF処理が実施された信号データは、特徴量算出部230に出力される。特徴量算出部230は、LPF処理後の信号データについて、特徴量を算出する(S405)。次に、特徴量算出部230は、算出した一または複数の特徴量により構成される特徴ベクトルを生成する(4307)。生成された特徴ベクトルを含むデータは、活動量推定部240に出力される。
活動量推定部240は、取得した特徴ベクトルと、回帰学習モデルDB241に記憶されている一の回帰学習モデルを用いて、上記生体の身体の動きに対応する活動量推定値を推定する(S409)。
一方で、体重データ取得部270は、被験者の体重値を取得する(S411)。活動量推定値および体重値は、消費エネルギー算出部260に出力される。消費エネルギー算出部260は、活動量推定値および体重値から被験者の単位時間あたりの消費カロリーを算出する(S413)。そして、出力制御部250は、活動量推定値または消費カロリー等の推定結果に関する情報を、活動量履歴DB251、または他のデバイス等に出力する制御を行う(S415)。
[3.2.効果]
ここまで、図14、および図15を用いて、本発明の第2の実施形態について説明した。本発明の第2の実施形態によれば、活動量推定装置20は、推定した身体活動量に基づいて、被験者の消費エネルギーを算出する。かかる構成において、被験者は、自己の動きによる活動結果を、消費エネルギーという指標で把握することができる。
<4.ハードウェア構成例>
以上、本発明の各実施形態に係る活動量推定システム1について説明した。次に、図16を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図16は、本開示の実施形態に係る情報処理装置900のハードウェア構成例を示すブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上記の実施形態におけるモデル生成装置10、および活動量推定装置20を実現しうる。
図16を参照すると、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、を備える。また、情報処理装置900は、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、ドライブ911と、ネットワークインタフェース912と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。なお、CPU901は、情報処理装置900内の各機能部を含む機能の動作全般またはその一部を制御する。例えば、CPU901は、ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス904により相互に接続されている。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置900のユーザは、当該入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。なお、入力装置908は、不図示の入力部の機能を実現する。
出力装置909は、例えば、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置909は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。出力装置909は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データや表示装置に表示されたテキストデータ等を音声に変換して出力する。なお、出力装置909は、不図示の表示部の機能を実現する。
ストレージ装置910は、本発明の実施形態に係る情報処理装置900におけるデータ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読み出し装置および記憶媒体に記憶されたデータを削除する削除装置などを含んでも良い。ストレージ装置は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)で構成される。このストレージ装置910は、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。なお、ストレージ装置910は、信号DB111など、各情報処理装置に備えられている各DBを格納する。なお、ストレージ装置910は、不図示の記憶部の機能を実現する。
ドライブ911は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ911は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体96に記録されている情報を読みだして、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、リムーバブル記憶媒体96に情報を書き込むこともできる。
ネットワークインタフェース912は、例えば、他の装置に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、ネットワークインタフェース912は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、またはブルートゥース通信装置であってもよい。また、ネットワークインタフェース912は、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。なお、ネットワークインタフェース912は、不図示の通信部の機能を実現する。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更され得る。
<5.まとめ>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、被験者がセンサ2による検知が可能なエリアに存在していることが想定されていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、被験者が椅子やベッドなどの位置にいる場合に限定してセンサが被験者を検知することができるように、センサが設置されてもよい。これにより、活動量の推定処理を実施する対象となるエリアを限定することが可能となるので、生体の動きの活動量の推定精度が向上する。また、活動量推定装置は、活動量推定値を、他の情報処理装置(例えば被験者の存在の有無を判別する装置)に組み合わせて用いられてもよい。かかる構成において、他の情報処理装置により被験者が特定のエリアに存在していると判別した場合に、活動量推定装置による推定処理を実施することができる。したがって、家電等のノイズや動きに由来する信号から誤って活動量を推定することを防ぐことができる。
また、活動量推定装置は、モデル生成装置の有する各機能を含んでもよい。かかる構成において、活動量推定装置は、回帰学習モデルDBに格納されている回帰学習モデルを用いて推定処理を行うだけではなく、外部から得られた信号データや身体活動量データ等を用いて回帰学習モデルを生成することもできる。これにより、一般的な回帰学習モデルだけではなく、活動量推定装置が適用される場所や場面に応じて特化された回帰学習モデルを生成することができる。したがって、ある特定の生体の動きに対応する活動量の推定精度をさらに向上させることができる。
また、上記実施形態では、人物の身体の動きを身体活動量の推定対象とする例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、本発明は、動物など他の生体に対して適用可能である。この場合、例えば、センサが電波式のセンサである場合、放射波の波長を身体活動量の推定対象の信号波形の変位に応じて適切に設定することにより、あらゆる生体の動きを表現する信号を抽出することが可能である。
また、本明細書の各装置および各機能部の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置および各機能部の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、モデル生成装置10および活動量推定装置20に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上記のモデル生成装置10および活動量推定装置20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 活動量推定システム
2 センサ
3 活動量測定デバイス
10 モデル生成装置
20 活動量推定装置
110、210 信号取得部
120 活動量取得部
130、220 フィルタ部
140、230 特徴量算出部
150 モデル生成部
240 活動量推定部
250 出力制御部
260 消費エネルギー算出部
270 体重データ取得部

Claims (16)

  1. センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、前記生体の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    所定の動きの特徴量と、前記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、前記特徴量算出部により算出された前記生体の動きの特徴量に基づいて、前記生体の動きに対応する活動量を推定する活動量推定部と、
    を備える活動量推定装置。
  2. 前記回帰学習モデルは、サポートベクタ回帰により生成される回帰学習モデルであり、
    前記活動量推定部は、前記サポートベクタ回帰により生成される前記回帰学習モデルを構成するサポートベクタと、前記生体の動きの特徴量とを用いて、前記生体の動きに対応する活動量を算出する、請求項1に記載の活動量推定装置。
  3. 前記所定の動きに対応する活動量は、生体により前記所定の動きを行う際に計測される前記生体の酸素摂取量に基づいて決定される、請求項1または2に記載の活動量推定装置。
  4. 前記特徴量算出部は、前記センサ信号の波形に基づいて前記特徴量を算出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  5. 前記特徴量算出部は、所定区間における前記センサ信号の波形のゼロ交差数を用いて前記特徴量を算出する、請求項4に記載の活動量推定装置。
  6. 前記特徴量算出部は、所定区間における前記センサ信号の波形のピーク数を用いて前記特徴量を算出する、請求項4または5に記載の活動量推定装置。
  7. 前記特徴量算出部は、前記センサ信号の波形をフーリエ変換することにより得られる前記センサ信号の振幅スペクトルを用いて前記特徴量を算出する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  8. 前記特徴量算出部は、前記センサ信号の振幅の変化に基づいて前記特徴量を算出する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  9. 前記所定の動きは、前記生体の体幹部の動き、または前記生体の四肢部の各々の動きの少なくともいずれかを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  10. 前記活動量推定部により推定された前記生体の動きに対応する活動量、および前記生体の体重に基づいて、前記生体の消費カロリーを算出する消費エネルギー算出部をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  11. 前記センサはドップラーセンサである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の活動量推定装置。
  12. センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、前記生体の動きの特徴量を算出するステップと、
    所定の動きの特徴量と、前記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、前記生体の動きの特徴量に基づいて、前記生体の動きに対応する活動量を推定するステップと、
    を含む活動量推定方法。
  13. コンピュータを、
    センサにより検出された生体の動きを示すセンサ信号に基づいて、前記生体の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    所定の動きの特徴量と、前記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて生成された回帰学習モデルを用いることにより、前記特徴量算出部により算出された前記生体の動きの特徴量に基づいて、前記生体の動きに対応する活動量を推定する活動量推定部と、
    として機能させるためのプログラム。
  14. センサにより検出された生体による所定の動きを示すセンサ信号に基づいて、前記所定の動きの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記所定の動きの特徴量と、前記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて回帰学習モデルを生成するモデル生成部と、
    を備えるモデル生成装置。
  15. 前記所定の動きに対応する活動量は、前記生体により前記所定の動きを行う際に計測される前記生体の酸素摂取量に基づいて決定される、請求項14に記載のモデル生成装置。
  16. センサにより検出された生体による所定の動きを示すセンサ信号に基づいて、前記所定の動きの特徴量を算出するステップと、
    前記所定の動きの特徴量と、前記所定の動きに対応する活動量とを組とする複数のデータに基づいて回帰学習モデルを生成するステップと、
    を含むモデル生成方法。
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