JP2015089678A - 印刷装置、及び、印刷制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷装置と印刷制御装置とがネットワークを介して通信する印刷制御システムについて、印刷装置、及び、印刷制御システムを、装置間がネットワークを介して通信する構成に対応させる。【解決手段】印刷装置12は、印刷を行う印刷部18、印刷制御データに基づいて印刷部18を制御する印刷制御部17、印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、制御データを送信できる状態の確立を要求する状態確立要求コマンドを生成するバーコードリーダー制御部23、及び非同期の双方向通信を行い、バーコードリーダー制御部23で生成された状態確立要求コマンド及び印刷制御データを通信する通信部16を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、印刷装置、及び、印刷制御システムに関する。
従来、印刷制御装置の制御の下、印刷装置によって印刷媒体に印刷し、レシートを発行する印刷制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の印刷制御システムでは、印刷装置と、印刷制御装置とがネットワークを介して接続され、当該ネットワークを介して通信する。
上述した印刷制御システムのように、印刷装置と印刷制御装置とがネットワークを介して通信するシステムを構築する場合、印刷装置、及び、システムを、印刷機能を有する印刷装置と印刷制御装置とがネットワークを介して通信する構成に対応させる必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷装置と印刷制御装置とがネットワークを介して通信する印刷制御システムについて、印刷装置、及び、印刷制御システムを、装置間がネットワークを介して通信する構成に対応させることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷装置と印刷制御装置とがネットワークを介して通信する印刷制御システムについて、印刷装置、及び、印刷制御システムを、装置間がネットワークを介して通信する構成に対応させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、印刷を行う印刷部と、印刷制御データに基づいて前記印刷部を制御する印刷制御部と、前記印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、前記制御データを送信できる状態の確立を要求する第1のコマンドを生成する機能部と、非同期の双方向通信を行い、前記機能部で生成された前記第1のコマンド及び前記印刷制御データを通信する通信部と、を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置と、印刷制御装置等の外部装置は、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置は任意のタイミングで外部装置にデータを送信でき、また、外部装置は任意のタイミングで印刷装置にデータを送信できる。従って、印刷装置は、外部装置にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して外部装置に処理を実行させることができ、また、外部装置は、印刷装置に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置に実行させることができる。また、本発明の構成によれば、印刷装置は、制御データに基づく処理を行う機能部を有し、外部装置に第1のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、機能部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が機能部に処理を実行させることができる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、印刷装置を、印刷装置が制御データに基づく処理を行う機能部を有する構成、及び、印刷装置と外部装置とがネットワークにより通信する構成に対応させることができる。
本発明の構成によれば、印刷装置と、印刷制御装置等の外部装置は、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置は任意のタイミングで外部装置にデータを送信でき、また、外部装置は任意のタイミングで印刷装置にデータを送信できる。従って、印刷装置は、外部装置にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して外部装置に処理を実行させることができ、また、外部装置は、印刷装置に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置に実行させることができる。また、本発明の構成によれば、印刷装置は、制御データに基づく処理を行う機能部を有し、外部装置に第1のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、機能部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が機能部に処理を実行させることができる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、印刷装置を、印刷装置が制御データに基づく処理を行う機能部を有する構成、及び、印刷装置と外部装置とがネットワークにより通信する構成に対応させることができる。
また、前記機能部での前記制御データの処理に基づいて動作する動作部を有し、前記機能部は、前記動作部が動作可能となったときに、前記第1のコマンドを生成する。
本発明の構成によれば、動作部が動作可能状態となり、印刷制御装置等の外部装置が機能部を制御する可能性が生じた場合に、外部装置を、当該外部装置が制御データを送信できる状態とすることができる。
本発明の構成によれば、動作部が動作可能状態となり、印刷制御装置等の外部装置が機能部を制御する可能性が生じた場合に、外部装置を、当該外部装置が制御データを送信できる状態とすることができる。
また、前記印刷制御部は、前記印刷制御データを送信できる状態の確立を要求する第2のコマンドを生成し、前記通信部は、前記印刷制御部で生成された前記第2のコマンドを通信する。
本発明の構成によれば、印刷装置は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部を有し、外部装置に第2のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、印刷制御部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が印刷制御部に処理を実行させることができる状態とすることができる。
本発明の構成によれば、印刷装置は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部を有し、外部装置に第2のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、印刷制御部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が印刷制御部に処理を実行させることができる状態とすることができる。
また、前記印刷制御部は、前記印刷部が動作可能となったときに、前記第2のコマンドを生成する。
本発明の構成によれば、印刷部が動作可能となり、印刷制御装置等の外部装置が印刷制御部を制御する可能性が生じた場合に、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを送信できる状態とすることができる。
本発明の構成によれば、印刷部が動作可能となり、印刷制御装置等の外部装置が印刷制御部を制御する可能性が生じた場合に、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを送信できる状態とすることができる。
また、前記非同期の双方向通信は、WebSocket通信である。
本発明の構成によれば、印刷装置は、外部装置と、WebSocket通信により、非道機能双方向通信を行える。
本発明の構成によれば、印刷装置は、外部装置と、WebSocket通信により、非道機能双方向通信を行える。
また、本発明の印刷制御システムは、印刷を行う印刷部、印刷制御データに基づいて前記印刷部を制御する印刷制御部、前記印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、前記制御データを送信できる状態の確立を要求する第1のコマンドを生成する機能部、及び非同期の双方向通信を行い、前記機能部で生成された前記第1のコマンド及び前記印刷制御データを通信する通信部を有する印刷装置と、前記印刷制御データを生成する印刷データ処理部、前記制御データを生成する処理部、前記第1のコマンドに基づいて前記処理部が前記制御データを生成できる状態を確立する通信管理部、及び前記処理部で生成した前記制御データ及び前記第1のコマンドを通信する接続部を有する印刷制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、印刷装置と、印刷制御装置等は、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置は任意のタイミングで印刷制御装置にデータを送信でき、また、印刷制御装置は任意のタイミングで印刷装置にデータを送信できる。従って、印刷装置は、印刷制御装置にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して印刷制御装置に処理を実行させることができ、また、印刷制御装置は、印刷装置に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置に実行させることができる。また、本発明の構成によれば、印刷装置は、制御データに基づく処理を行う機能部を有し、印刷制御装置に第1のコマンドを送信することにより、印刷制御装置の処理部について、当該処理部が制御データを生成できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、機能部を有することに対応して、印刷制御装置の処理部について、当該処理部が制御データを生成できる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、印刷制御システムを、印刷装置が制御データに基づく処理を行う機能部を有する構成、及び、印刷装置と印刷制御装置とがネットワークにより通信する構成に対応させることができる。
本発明の構成によれば、印刷装置と、印刷制御装置等は、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置は任意のタイミングで印刷制御装置にデータを送信でき、また、印刷制御装置は任意のタイミングで印刷装置にデータを送信できる。従って、印刷装置は、印刷制御装置にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して印刷制御装置に処理を実行させることができ、また、印刷制御装置は、印刷装置に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置に実行させることができる。また、本発明の構成によれば、印刷装置は、制御データに基づく処理を行う機能部を有し、印刷制御装置に第1のコマンドを送信することにより、印刷制御装置の処理部について、当該処理部が制御データを生成できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、機能部を有することに対応して、印刷制御装置の処理部について、当該処理部が制御データを生成できる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、印刷制御システムを、印刷装置が制御データに基づく処理を行う機能部を有する構成、及び、印刷装置と印刷制御装置とがネットワークにより通信する構成に対応させることができる。
また、前記印刷装置の前記印刷制御部は、前記印刷制御データを送信できる状態の確立を要求する第2のコマンドを生成し、前記印刷装置の前記通信部は、前記印刷制御部で生成された前記第2のコマンドを通信し、前記印刷制御装置の前記通信管理部は、前記第2のコマンドに基づいて前記印刷データ処理部が前記印刷制御データを生成できる状態を確立する。
本発明の構成によれば、印刷装置は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部を有し、外部装置に第2のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、印刷制御部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が印刷制御部に処理を実行させることができる状態とすることができる。
本発明の構成によれば、印刷装置は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部を有し、外部装置に第2のコマンドを送信することにより、外部装置を、当該外部装置が印刷制御データを印刷装置に送信できる状態とすることができる。従って、印刷装置は、印刷制御部を有することに対応して、外部装置を、当該外部装置が印刷制御部に処理を実行させることができる状態とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る制御システム1(印刷制御システム)の構成を示す図である。
図1に示すように、制御システム1は、制御サーバー10(印刷制御装置)を備え、制御サーバー10にインターネット等のネットワークGNを介して複数の店舗システム11が接続される。
店舗システム11は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、デパート、飲食店等の店舗に適用されたシステムである。店舗システム11は、少なくとも、店舗に来店した顧客に対してレシートを発行する機能を備える。
店舗システム11は、印刷媒体に印刷する印刷機能を有し、レシートを発行可能な1又は複数の印刷装置12を備える。印刷装置12は、店舗内に構築されたローカルエリアネットワークLNに接続される。ローカルエリアネットワークLNには、ネットワークルーターや、モデム等の通信機器を含んで構成されたネットワーク通信制御装置13が接続される。印刷装置12は、ネットワーク通信制御装置13を介して、ネットワークGNにアクセスする。例えば、店舗システム11Aは、スーパーマーケットSMに適用されたシステムである。スーパーマーケットSMには、複数のレジカウンターRCが設けられ、各レジカウンターRCには、印刷装置12が設けられる。店舗システム11Aに係る印刷装置12は、ローカルエリアネットワークLNに接続され、ネットワーク通信制御装置13を介して、ネットワークGNにアクセスする。
本実施形態に係る制御システム1では、店舗システム11の印刷装置12が、制御サーバー10との間で通信経路を確立し、制御サーバー10と通信する。そして、印刷装置12は、制御サーバー10の制御に従って、印刷に係る処理を実行する。
図1は、本実施形態に係る制御システム1(印刷制御システム)の構成を示す図である。
図1に示すように、制御システム1は、制御サーバー10(印刷制御装置)を備え、制御サーバー10にインターネット等のネットワークGNを介して複数の店舗システム11が接続される。
店舗システム11は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、デパート、飲食店等の店舗に適用されたシステムである。店舗システム11は、少なくとも、店舗に来店した顧客に対してレシートを発行する機能を備える。
店舗システム11は、印刷媒体に印刷する印刷機能を有し、レシートを発行可能な1又は複数の印刷装置12を備える。印刷装置12は、店舗内に構築されたローカルエリアネットワークLNに接続される。ローカルエリアネットワークLNには、ネットワークルーターや、モデム等の通信機器を含んで構成されたネットワーク通信制御装置13が接続される。印刷装置12は、ネットワーク通信制御装置13を介して、ネットワークGNにアクセスする。例えば、店舗システム11Aは、スーパーマーケットSMに適用されたシステムである。スーパーマーケットSMには、複数のレジカウンターRCが設けられ、各レジカウンターRCには、印刷装置12が設けられる。店舗システム11Aに係る印刷装置12は、ローカルエリアネットワークLNに接続され、ネットワーク通信制御装置13を介して、ネットワークGNにアクセスする。
本実施形態に係る制御システム1では、店舗システム11の印刷装置12が、制御サーバー10との間で通信経路を確立し、制御サーバー10と通信する。そして、印刷装置12は、制御サーバー10の制御に従って、印刷に係る処理を実行する。
図2は、制御システム1における制御サーバー10と、印刷装置12との間で確立された通信経路を示す図である。
図2に示すように、制御システム1において、制御サーバー10と、各店舗システム11の印刷装置12との間には、WebSocketのWebSocketコネクションCT(通信経路)が確立される。
なお、WebSocketとは、ネットワークを介して接続されたサーバーと、クライアントとの間で、非同期な双方向通信を可能とする通信規格の1つである。WebSocketでは、サーバーとクライアントがWebSocketコネクションCTを確立した後は、データの送受信を、当該コネクションによりプロトコルを用いて行う。このため、データの送信が発生する度に、コネクションを確立する必要がない。
また、WebSocketコネクションCTとは、当該コネクションで接続された印刷装置12と、制御サーバー10との間で、WebSocketのプロトコル、手続きに従ってデータを送受信する論理的な通信経路のことである。従って、印刷装置12と、制御サーバー10との間で、所定のハンドシェイクが行われ、WebSocketコネクションCTを確立した後は、印刷装置12と、制御サーバー10とは、WebSocketコネクションCTにより、非同期にデータを送受信できる。つまり、制御サーバー10は、任意のタイミングでWebSocketコネクションCTで印刷装置12にデータを送信でき、また、印刷装置12は、WebSocketコネクションCTで制御サーバー10にデータを送信できる。
また、WebSocket通信とは、WebSocketコネクションCTにより印刷装置12と、制御サーバー10との間で行われる、WebSocketのプロトコル、手続きに従った非同期な双方向通信のことである。
WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12、及び、制御サーバー10は、非同期で、双方向通信できる。つまり、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、WebSocketコネクションCTによりWebSocket通信で印刷装置12にデータをプッシュ送信できる。
制御サーバー10、及び、印刷装置12は、WebSocketコネクションCTで、非同期で双方向通信する。すなわち、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、任意のタイミングで、WebSocketコネクションCTで印刷装置12に対してデータをプッシュ送信できる。従って、制御サーバー10は、任意のタイミングで、印刷装置12を制御して、印刷媒体に印刷させることができる。同様に、印刷装置12は、任意のタイミングで、WebSocketコネクションCTで制御サーバー10に対してデータをプッシュ送信できる。
図2に示すように、制御システム1において、制御サーバー10と、各店舗システム11の印刷装置12との間には、WebSocketのWebSocketコネクションCT(通信経路)が確立される。
なお、WebSocketとは、ネットワークを介して接続されたサーバーと、クライアントとの間で、非同期な双方向通信を可能とする通信規格の1つである。WebSocketでは、サーバーとクライアントがWebSocketコネクションCTを確立した後は、データの送受信を、当該コネクションによりプロトコルを用いて行う。このため、データの送信が発生する度に、コネクションを確立する必要がない。
また、WebSocketコネクションCTとは、当該コネクションで接続された印刷装置12と、制御サーバー10との間で、WebSocketのプロトコル、手続きに従ってデータを送受信する論理的な通信経路のことである。従って、印刷装置12と、制御サーバー10との間で、所定のハンドシェイクが行われ、WebSocketコネクションCTを確立した後は、印刷装置12と、制御サーバー10とは、WebSocketコネクションCTにより、非同期にデータを送受信できる。つまり、制御サーバー10は、任意のタイミングでWebSocketコネクションCTで印刷装置12にデータを送信でき、また、印刷装置12は、WebSocketコネクションCTで制御サーバー10にデータを送信できる。
また、WebSocket通信とは、WebSocketコネクションCTにより印刷装置12と、制御サーバー10との間で行われる、WebSocketのプロトコル、手続きに従った非同期な双方向通信のことである。
WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12、及び、制御サーバー10は、非同期で、双方向通信できる。つまり、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、WebSocketコネクションCTによりWebSocket通信で印刷装置12にデータをプッシュ送信できる。
制御サーバー10、及び、印刷装置12は、WebSocketコネクションCTで、非同期で双方向通信する。すなわち、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、任意のタイミングで、WebSocketコネクションCTで印刷装置12に対してデータをプッシュ送信できる。従って、制御サーバー10は、任意のタイミングで、印刷装置12を制御して、印刷媒体に印刷させることができる。同様に、印刷装置12は、任意のタイミングで、WebSocketコネクションCTで制御サーバー10に対してデータをプッシュ送信できる。
本実施形態において、制御サーバー10は、いわゆるクラウドシステムにおけるクラウドサーバーである。すなわち、制御サーバー10は、演算処理機能を有し、印刷装置12の要求等をトリガーとして所定の演算処理を実行し、演算処理の結果に基づくデータを、WebSocketコネクションCTで印刷装置12に送信する。
なお、図2では、制御サーバー10を、1つのブロックによって表現するが、これは、制御サーバー10が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、制御サーバー10は、複数のサーバー装置を含んで構成されたものであってもよく、所定のシステムの一部の機能により実現されるサーバーであってもよい。すなわち、後述する各種処理を実現可能な構成であれば、その形態を問わない。
また、本実施形態では、制御サーバー10と、印刷装置12との間で、WebSocket通信を行う。しかしながら、これら装置が、WebSocket通信に代えて、WebSocket通信と同様の非同期な双方向通信を行う構成であってもよい。
なお、図2では、制御サーバー10を、1つのブロックによって表現するが、これは、制御サーバー10が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、制御サーバー10は、複数のサーバー装置を含んで構成されたものであってもよく、所定のシステムの一部の機能により実現されるサーバーであってもよい。すなわち、後述する各種処理を実現可能な構成であれば、その形態を問わない。
また、本実施形態では、制御サーバー10と、印刷装置12との間で、WebSocket通信を行う。しかしながら、これら装置が、WebSocket通信に代えて、WebSocket通信と同様の非同期な双方向通信を行う構成であってもよい。
このように、制御システム1は、印刷機能が実装された印刷装置12が、複数台(例えば、1000台)、WebSocketコネクションCTにより、制御サーバー10との間で通信可能に接続される。
このような構成のため、以下の効果を得ることができる。
すなわち、制御サーバー10は、店舗システム11に接続された複数の印刷装置12から受信したデータに基づく情報を収集し、管理、分析できる。このため、有益な情報を蓄積することができる。蓄積した情報は、いわゆるビッグデータとして活用可能である。
また、店舗システム11の構築の簡易化、及び、低コスト化を図ることが可能となる。すなわち、制御システム1では、印刷装置12がWebSocketコネクションCTで制御サーバー10に接続される。このため、制御サーバー10が提供するサービスを利用して、制御サーバー10の制御に従って、印刷装置12に各種処理を実行させることが可能である。従って、店舗システム11を構築する管理者は、店舗システム11の構築に際し、印刷装置12を所望の場所に設置した上で、印刷装置12をネットワークGNに接続する、という簡易な作業を行えばよい。これにより、制御サーバー10が提供するサービスを利用して、印刷装置12に所望の処理、例えば、レシートの発行に係る処理を実行させることが可能となる。
また、制御サーバー10に、異なる店舗システム11の印刷装置12がWebSocketコネクションCTで接続されるため、制御サーバー10は、複数の店舗システム11の複数の印刷装置12を管理できる。また、制御サーバー10は、複数の店舗システム11の複数の印刷装置12を動作させることが可能となる。
このような構成のため、以下の効果を得ることができる。
すなわち、制御サーバー10は、店舗システム11に接続された複数の印刷装置12から受信したデータに基づく情報を収集し、管理、分析できる。このため、有益な情報を蓄積することができる。蓄積した情報は、いわゆるビッグデータとして活用可能である。
また、店舗システム11の構築の簡易化、及び、低コスト化を図ることが可能となる。すなわち、制御システム1では、印刷装置12がWebSocketコネクションCTで制御サーバー10に接続される。このため、制御サーバー10が提供するサービスを利用して、制御サーバー10の制御に従って、印刷装置12に各種処理を実行させることが可能である。従って、店舗システム11を構築する管理者は、店舗システム11の構築に際し、印刷装置12を所望の場所に設置した上で、印刷装置12をネットワークGNに接続する、という簡易な作業を行えばよい。これにより、制御サーバー10が提供するサービスを利用して、印刷装置12に所望の処理、例えば、レシートの発行に係る処理を実行させることが可能となる。
また、制御サーバー10に、異なる店舗システム11の印刷装置12がWebSocketコネクションCTで接続されるため、制御サーバー10は、複数の店舗システム11の複数の印刷装置12を管理できる。また、制御サーバー10は、複数の店舗システム11の複数の印刷装置12を動作させることが可能となる。
図3は、本実施形態に係る印刷装置12、及び、制御サーバー10の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、印刷装置12は、通信制御部15と、通信部16と、印刷制御部17と、印刷部18と、バーコードリーダー制御部23(機能部)と、デバイスインターフェース24と、デバイスインターフェース24に接続されるバーコードリーダーBR(動作部)と、印刷装置記憶部19と、を備える。
通信制御部15、通信部16、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23の機能については後述する。
印刷部18は、印刷媒体に印刷する印刷機構、印刷媒体を搬送する搬送機構、印刷媒体を切断する切断機構等の印刷に係る機構、及び、各機構の制御に係る制御基板等を備える。
デバイスインターフェース24は、バーコードリーダーBRが接続され、バーコードリーダー制御部23の制御に従って、バーコードリーダーBRと所定の通信規格で通信を行う。バーコードリーダーBRとの接続は、有線接続であっても、無線接続であってもよい。バーコードリーダーBRは、バーコードを光学的に読み取る。
印刷装置記憶部19は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。印刷装置記憶部19には、通信先情報データ19aと、印刷装置識別情報データ19bと、機能部管理データベース19cと、が記憶されるが、これらについては後述する。
印刷装置12は、印刷制御部17と、バーコードリーダー制御部23の2つの機能部を有するが、これら機能部は別の機能を有する機能部である。
図3に示すように、印刷装置12は、通信制御部15と、通信部16と、印刷制御部17と、印刷部18と、バーコードリーダー制御部23(機能部)と、デバイスインターフェース24と、デバイスインターフェース24に接続されるバーコードリーダーBR(動作部)と、印刷装置記憶部19と、を備える。
通信制御部15、通信部16、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23の機能については後述する。
印刷部18は、印刷媒体に印刷する印刷機構、印刷媒体を搬送する搬送機構、印刷媒体を切断する切断機構等の印刷に係る機構、及び、各機構の制御に係る制御基板等を備える。
デバイスインターフェース24は、バーコードリーダーBRが接続され、バーコードリーダー制御部23の制御に従って、バーコードリーダーBRと所定の通信規格で通信を行う。バーコードリーダーBRとの接続は、有線接続であっても、無線接続であってもよい。バーコードリーダーBRは、バーコードを光学的に読み取る。
印刷装置記憶部19は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。印刷装置記憶部19には、通信先情報データ19aと、印刷装置識別情報データ19bと、機能部管理データベース19cと、が記憶されるが、これらについては後述する。
印刷装置12は、印刷制御部17と、バーコードリーダー制御部23の2つの機能部を有するが、これら機能部は別の機能を有する機能部である。
一方、図3に示すように、制御サーバー10は、通信管理部25と、接続部26と、印刷データ処理部27と、バーコードリーダー処理部29(処理部)と、制御サーバー記憶部28と、を備える。
通信管理部25、接続部26、印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29の機能については後述する。
制御サーバー記憶部28は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。制御サーバー記憶部28には、コネクション管理データベース28aと、処理部管理データベース28bと、設定情報データベース28cと、が記憶されるが、これらについては後述する。
制御サーバー10は、印刷データ処理部27と、バーコードリーダー処理部29の2つの処理部を有するが、これら処理部は別の機能を有する処理部である。
通信管理部25、接続部26、印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29の機能については後述する。
制御サーバー記憶部28は、不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。制御サーバー記憶部28には、コネクション管理データベース28aと、処理部管理データベース28bと、設定情報データベース28cと、が記憶されるが、これらについては後述する。
制御サーバー10は、印刷データ処理部27と、バーコードリーダー処理部29の2つの処理部を有するが、これら処理部は別の機能を有する処理部である。
なお、図3では、制御サーバー10と、制御サーバー10に接続された1つの印刷装置12との関係を示す。制御サーバー10に、複数の印刷装置12が接続される場合は、制御サーバー10は、複数の印刷装置12に対応して複数のWebSocketインターフェースを備え、各印刷装置12との間でWebSocketコネクションCTを確立し、各印刷装置12とWebSocketコネクションCTでWebSocket通信する。
次に、印刷装置12の電源投入時における、印刷装置12、及び、制御サーバー10の動作について説明する。
図4は、印刷装置12に電源が投入された後の印刷装置12、及び、制御サーバー10の動作を示すフローチャートであり、(A)は印刷装置12の動作を、(B)は制御サーバー10の動作を示す。
なお、図4のフローチャートの処理のトリガーは、電源投入時に限らない。例えば、印刷装置12がネットワークGNに通信可能に接続された場合や、ユーザーから指示があった場合等であってもよい。
また、以下の説明では、印刷装置12は、対応する店舗システム11のローカルエリアネットワークLNに接続され、ネットワークGNにアクセス可能である。
図4は、印刷装置12に電源が投入された後の印刷装置12、及び、制御サーバー10の動作を示すフローチャートであり、(A)は印刷装置12の動作を、(B)は制御サーバー10の動作を示す。
なお、図4のフローチャートの処理のトリガーは、電源投入時に限らない。例えば、印刷装置12がネットワークGNに通信可能に接続された場合や、ユーザーから指示があった場合等であってもよい。
また、以下の説明では、印刷装置12は、対応する店舗システム11のローカルエリアネットワークLNに接続され、ネットワークGNにアクセス可能である。
また、以下の説明において、印刷装置12が備える通信制御部15、印刷制御部17、バーコードリーダー制御部23、及び、制御サーバー10が備える通信管理部25、印刷データ処理部27、バーコードリーダー処理部29の各機能ブロックの機能は、例えば、以下のようにして実現される。
すなわち、例えば、これら機能ブロックは、オブジェクトである。オブジェクトとは、オブジェクト指向プログラミングで生成されるインスタンス、すなわち、データ、及び、メソッドの集合として定義されたソフトウェアの機能ブロックである。そして、これら機能ブロックの機能は、各機能ブロックに実装されたメソッドが呼び出されることによって実現される。
また例えば、これら機能ブロックの機能は、アプリケーションがCPU等のハードウェア資源によって読み出され実行されることによって、実現される。1つのアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、1つのアプリケーションにより複数の機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、複数のアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。
すなわち、各機能ブロックは、各機能をブロックとして表現したものであり、特定のアプリケーションや、ハードウェア等を意味するものではない。
すなわち、例えば、これら機能ブロックは、オブジェクトである。オブジェクトとは、オブジェクト指向プログラミングで生成されるインスタンス、すなわち、データ、及び、メソッドの集合として定義されたソフトウェアの機能ブロックである。そして、これら機能ブロックの機能は、各機能ブロックに実装されたメソッドが呼び出されることによって実現される。
また例えば、これら機能ブロックの機能は、アプリケーションがCPU等のハードウェア資源によって読み出され実行されることによって、実現される。1つのアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、1つのアプリケーションにより複数の機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、複数のアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。
すなわち、各機能ブロックは、各機能をブロックとして表現したものであり、特定のアプリケーションや、ハードウェア等を意味するものではない。
図4(A)に示すように、印刷装置12の電源が投入されると(ステップSX1)、通信制御部15は、印刷装置記憶部19にアクセスし、印刷装置記憶部19に記憶される通信先情報データ19aを取得する(ステップSA1)。
通信先情報データ19aとは、WebSocketコネクションCTの確立する際に、アクセスする制御サーバー10のアドレス(ドメイン名や、IPアドレス、パス名等)を示すデータである。ここで、WebSocketでは、WebSocketコネクションCTの確立にあたり、クライアント(本例では、印刷装置12)は、サーバー(本例では、制御サーバー10)に対して、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)でハンドシェイクを行う。通信先情報データ19aには、当該ハンドシェイクに際して、メッセージを送信する送信先のアドレスが記述される。
次いで、通信制御部15は、通信先情報データ19aが示すアドレスに基づいて、制御サーバー10の通信管理部25と共に、通信部16と接続部26との間に、WebSocketコネクションCTを確立する(ステップSA2、ステップSB1)。つまり、本実施形態に係る印刷装置12は、ユーザーによる指示や、制御サーバー10からの要求を受けることなく、電源の投入をトリガーとしてWebSocketコネクションCTを確立する。
通信先情報データ19aとは、WebSocketコネクションCTの確立する際に、アクセスする制御サーバー10のアドレス(ドメイン名や、IPアドレス、パス名等)を示すデータである。ここで、WebSocketでは、WebSocketコネクションCTの確立にあたり、クライアント(本例では、印刷装置12)は、サーバー(本例では、制御サーバー10)に対して、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)でハンドシェイクを行う。通信先情報データ19aには、当該ハンドシェイクに際して、メッセージを送信する送信先のアドレスが記述される。
次いで、通信制御部15は、通信先情報データ19aが示すアドレスに基づいて、制御サーバー10の通信管理部25と共に、通信部16と接続部26との間に、WebSocketコネクションCTを確立する(ステップSA2、ステップSB1)。つまり、本実施形態に係る印刷装置12は、ユーザーによる指示や、制御サーバー10からの要求を受けることなく、電源の投入をトリガーとしてWebSocketコネクションCTを確立する。
なお、通信部16、及び、接続部26は、WebSocketの規格、手続きに従ってデータの送受信を行うWebSocketインターフェースである。これら機能ブロックは、例えば、WebSocketのSocketライブラリーを用いて生成される。
通信制御部15は、通信部16にデータを送信すれば、WebSocketコネクションCTにより、WebSocketに従ってデータを送信できる。
すなわち、通信部16は、通信制御部15から受信したデータについて、WebSocketに従った処理を行って、WebSocketに従った手続きでWebSocketコネクションCTによりデータを送信する機能を有する。また、通信部16は、WebSocketコネクションCTにより受信したデータについて、WebSocketに従った処理を行って、通信制御部15に送信する機能を有する。接続部26についても同様である。
WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12、及び、制御サーバー10は、非同期で、双方向通信できる。つまり、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、WebSocketコネクションCTによりプッシュ送信で印刷装置12にデータを送信できる。
通信制御部15は、通信部16にデータを送信すれば、WebSocketコネクションCTにより、WebSocketに従ってデータを送信できる。
すなわち、通信部16は、通信制御部15から受信したデータについて、WebSocketに従った処理を行って、WebSocketに従った手続きでWebSocketコネクションCTによりデータを送信する機能を有する。また、通信部16は、WebSocketコネクションCTにより受信したデータについて、WebSocketに従った処理を行って、通信制御部15に送信する機能を有する。接続部26についても同様である。
WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12、及び、制御サーバー10は、非同期で、双方向通信できる。つまり、制御サーバー10は、クライアントとしての印刷装置12からリクエストを受けることなく、WebSocketコネクションCTによりプッシュ送信で印刷装置12にデータを送信できる。
次いで、印刷装置12の通信制御部15は、印刷装置記憶部19にアクセスし、印刷装置記憶部19に記憶される印刷装置識別情報データ19bを取得する(ステップSA3)。印刷装置識別情報データ19bとは、印刷装置12を示す識別情報(以下、「印刷装置識別情報」という。)を示すデータである。印刷装置識別情報は、例えば、印刷装置12の製造段階で、印刷装置12に割り当てられるシリアル番号である。
次いで、通信制御部15は、WebSocketコネクションCTで、印刷装置識別情報データ19bを送信する(ステップSA4)。
図4(B)に示すように、制御サーバー10の通信管理部25は、印刷装置識別情報データ19bを受信する(ステップSB2)。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶されたコネクション管理データベース28aにアクセスする(ステップSB3)。コネクション管理データベース28aとは、確立しているWebSocketコネクションCTについて、WebSocketコネクションCTを示すコネクション識別情報と、上述した印刷装置識別情報とを対応付けて記憶するデータベースである。
次いで、通信管理部25は、コネクション管理データベース28aに1件のレコードを生成する。そして、通信管理部25は、生成したレコードにおいて、ステップSB1で確立したWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報と、ステップSB2で受信した印刷装置識別情報データ19bが示す印刷装置識別情報とを対応付けて記憶する(ステップSB4)。なお、通信管理部25は、WebSocketコネクションCTが確立したときに、既に確立しているWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報と異なる値のコネクション識別情報を生成する。ステップSB4の処理により、WebSocketコネクションCTと、印刷装置12との対応関係が管理される。
このように、ユーザーによる指示や、制御サーバー10からの要求を受けることなく、電源の投入をトリガーとしてWebSocketコネクションCTを確立する。このような構成のため、ユーザーは、WebSocketコネクションCTを確立するために、煩雑な作業を行う必要がない。また、WebSocketコネクションCTを確立するために、専門的な知識も必要ない。また、電源投入後、すぐに、印刷装置12を、制御サーバー10の制御で各種処理を実行できる状態とすることができる。
次いで、通信制御部15は、WebSocketコネクションCTで、印刷装置識別情報データ19bを送信する(ステップSA4)。
図4(B)に示すように、制御サーバー10の通信管理部25は、印刷装置識別情報データ19bを受信する(ステップSB2)。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶されたコネクション管理データベース28aにアクセスする(ステップSB3)。コネクション管理データベース28aとは、確立しているWebSocketコネクションCTについて、WebSocketコネクションCTを示すコネクション識別情報と、上述した印刷装置識別情報とを対応付けて記憶するデータベースである。
次いで、通信管理部25は、コネクション管理データベース28aに1件のレコードを生成する。そして、通信管理部25は、生成したレコードにおいて、ステップSB1で確立したWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報と、ステップSB2で受信した印刷装置識別情報データ19bが示す印刷装置識別情報とを対応付けて記憶する(ステップSB4)。なお、通信管理部25は、WebSocketコネクションCTが確立したときに、既に確立しているWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報と異なる値のコネクション識別情報を生成する。ステップSB4の処理により、WebSocketコネクションCTと、印刷装置12との対応関係が管理される。
このように、ユーザーによる指示や、制御サーバー10からの要求を受けることなく、電源の投入をトリガーとしてWebSocketコネクションCTを確立する。このような構成のため、ユーザーは、WebSocketコネクションCTを確立するために、煩雑な作業を行う必要がない。また、WebSocketコネクションCTを確立するために、専門的な知識も必要ない。また、電源投入後、すぐに、印刷装置12を、制御サーバー10の制御で各種処理を実行できる状態とすることができる。
以上のようにして、通信部16と、接続部26との間で、WebSocketコネクションCTが確立する。これに伴って、印刷装置12の印刷制御部17と、制御サーバー10の印刷データ処理部27との間で、WebSocketコネクションCTに基づく第1機能部間通信経路KT1が確立する。第1機能部間通信経路KT1とは、印刷制御部17と印刷データ処理部27との間で通信するデータを送受信する論理的な通信経路である。印刷制御部17と、印刷データ処理部27とは、第1機能部間通信経路KT1により、非同期な双方向通信を行える。第1機能部間通信経路KT1により行われる通信については後述する。
また、WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23と、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29との間で、WebSocketコネクションCTに基づく第2機能部間通信経路KT2が確立する。第2機能部間通信経路KT2とは、バーコードリーダー制御部23とバーコードリーダー処理部29との間で通信するデータを送受信する論理的な通信経路である。バーコードリーダー制御部23と、バーコードリーダー処理部29とは、第2機能部間通信経路KT2により、非同期な双方向通信を行える。第2機能部間通信経路KT2により行われる通信については後述する。
以下の説明では、印刷装置12の機能部(後述)と、制御サーバー10の処理部(後述)との間で確立する通信経路のことを総称して「機能部間通信経路KT」と表現する。
また、WebSocketコネクションCTの確立に伴って、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23と、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29との間で、WebSocketコネクションCTに基づく第2機能部間通信経路KT2が確立する。第2機能部間通信経路KT2とは、バーコードリーダー制御部23とバーコードリーダー処理部29との間で通信するデータを送受信する論理的な通信経路である。バーコードリーダー制御部23と、バーコードリーダー処理部29とは、第2機能部間通信経路KT2により、非同期な双方向通信を行える。第2機能部間通信経路KT2により行われる通信については後述する。
以下の説明では、印刷装置12の機能部(後述)と、制御サーバー10の処理部(後述)との間で確立する通信経路のことを総称して「機能部間通信経路KT」と表現する。
ところで、図3に示すように、制御サーバー10は、印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29の2つの機能ブロックを備える。印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29を区別せずに表現する場合、これら機能ブロックを総称して「処理部」と表現する。
また、印刷装置12は、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23の2つの機能ブロックを備える。以下、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23を区別せずに表現する場合、これら機能ブロックを総称して「機能部」と表現する。
そして、本実施形態に係る制御システム1では、印刷装置12の印刷制御部17と、制御サーバー10の印刷データ処理部27とが対応する。また、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23と、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29とが対応する。
機能部と、処理部とが対応するとは、処理部が送信したデータを機能部が処理でき、逆に、機能部が送信したデータを処理部が処理できる関係にあることをいう。従って、処理部は、対応関係にある機能部に対してデータを送信して、当該機能部の機能に基づく処理を実行させることができる。また、機能部は、対応関係にある処理部に対してデータを送信して、当該処理部の機能に基づく処理を実行させることができる。
なお、1つの機能部に対して、1つの処理部が対応する構成のほか、複数の機能部に対して、1つの処理部が対応する構成でもよい。この構成の場合において、1の処理部に対応する複数の機能部は、異なる印刷装置12の機能部であってもよく、また、同一の印刷装置12の機能部であってもよい。
後に詳述するように、対応する処理部と、機能部とは、WebSocketコネクションCTに基づく機能部間通信経路KTにより非同期な双方向通信を行うことが可能である。
ここで、本実施形態では、処理部は、動作可能状態を確立することにより、実装された機能に基づく処理を実行できる状態となる。動作可能状態とは、処理部について、実装された機能に基づく処理を実行するのに必要な初期処理が完了し、要求があった場合や、所定の条件が成立した場合等、所定のタイミングで、所定の処理を実行可能な状態のことをいう。
本実施形態では、処理部として、印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29がある。そして、各処理部は、所定のタイミングで、初期処理を行って動作可能となる。
以下、対応する処理部と機能部との間での機能部間通信経路KTによる非同期な双方向通信について説明すると共に、処理部が動作可能状態を確立するタイミングについて説明する。
また、印刷装置12は、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23の2つの機能ブロックを備える。以下、印刷制御部17、及び、バーコードリーダー制御部23を区別せずに表現する場合、これら機能ブロックを総称して「機能部」と表現する。
そして、本実施形態に係る制御システム1では、印刷装置12の印刷制御部17と、制御サーバー10の印刷データ処理部27とが対応する。また、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23と、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29とが対応する。
機能部と、処理部とが対応するとは、処理部が送信したデータを機能部が処理でき、逆に、機能部が送信したデータを処理部が処理できる関係にあることをいう。従って、処理部は、対応関係にある機能部に対してデータを送信して、当該機能部の機能に基づく処理を実行させることができる。また、機能部は、対応関係にある処理部に対してデータを送信して、当該処理部の機能に基づく処理を実行させることができる。
なお、1つの機能部に対して、1つの処理部が対応する構成のほか、複数の機能部に対して、1つの処理部が対応する構成でもよい。この構成の場合において、1の処理部に対応する複数の機能部は、異なる印刷装置12の機能部であってもよく、また、同一の印刷装置12の機能部であってもよい。
後に詳述するように、対応する処理部と、機能部とは、WebSocketコネクションCTに基づく機能部間通信経路KTにより非同期な双方向通信を行うことが可能である。
ここで、本実施形態では、処理部は、動作可能状態を確立することにより、実装された機能に基づく処理を実行できる状態となる。動作可能状態とは、処理部について、実装された機能に基づく処理を実行するのに必要な初期処理が完了し、要求があった場合や、所定の条件が成立した場合等、所定のタイミングで、所定の処理を実行可能な状態のことをいう。
本実施形態では、処理部として、印刷データ処理部27、及び、バーコードリーダー処理部29がある。そして、各処理部は、所定のタイミングで、初期処理を行って動作可能となる。
以下、対応する処理部と機能部との間での機能部間通信経路KTによる非同期な双方向通信について説明すると共に、処理部が動作可能状態を確立するタイミングについて説明する。
図5は、印刷データ処理部27が動作可能状態を確立するときの印刷装置12、及び、制御サーバー10の動作を示すフローチャートである。(A)は印刷装置12の動作を示し、(B)は制御サーバー10の動作を示す。
なお、図5のフローチャートの説明では、印刷データ処理部27の動作可能状態の確立のタイミングを説明すると共に、印刷制御部17と印刷データ処理部27との間の第1機能部間通信経路KT1による非同期な双方向通信について、印刷制御部17から印刷データ処理部27へとデータを送信する場合を例として説明する。
なお、図5のフローチャートのスタート時点では、図4のフローチャートで説明した処理が行われ、制御サーバー10と、印刷装置12との間でWebSocketコネクションCTが確立している。また、図5のフローチャートのスタート時点では、印刷データ処理部27は、動作可能状態を確立していない。
なお、図5のフローチャートの説明では、印刷データ処理部27の動作可能状態の確立のタイミングを説明すると共に、印刷制御部17と印刷データ処理部27との間の第1機能部間通信経路KT1による非同期な双方向通信について、印刷制御部17から印刷データ処理部27へとデータを送信する場合を例として説明する。
なお、図5のフローチャートのスタート時点では、図4のフローチャートで説明した処理が行われ、制御サーバー10と、印刷装置12との間でWebSocketコネクションCTが確立している。また、図5のフローチャートのスタート時点では、印刷データ処理部27は、動作可能状態を確立していない。
図5(A)に示すように、印刷装置12の印刷制御部17は、印刷部18が動作可能となったか否かを監視する(ステップSC1)。ステップSC1の処理は、例えば、以下のようにして実行される。
例えば、印刷部18への電力供給の電源スイッチが印刷装置12の主電源スイッチとは独立して設けられる。この場合、ステップSC1において、印刷制御部17は、印刷部18の電源スイッチがオンされた場合に、印刷部18が動作可能となったと判別する。
また例えば、レジ担当者の名札等に付与された認証用のバーコードの読み取り、及び、バーコードの読取結果に基づく認証が行われた後に、印刷部18による何らかの印刷(例えば、レシートの印刷)が行われるルールの場合、ステップSC1において、印刷制御部17は、認証用のバーコードの読み取りが実行された場合に、印刷部18による印刷が動作可能となったと判別する。
以上の例のほか、印刷部18による印刷が動作可能となったか否かを判別する手段は、どのようなものであってもよい。
例えば、印刷部18への電力供給の電源スイッチが印刷装置12の主電源スイッチとは独立して設けられる。この場合、ステップSC1において、印刷制御部17は、印刷部18の電源スイッチがオンされた場合に、印刷部18が動作可能となったと判別する。
また例えば、レジ担当者の名札等に付与された認証用のバーコードの読み取り、及び、バーコードの読取結果に基づく認証が行われた後に、印刷部18による何らかの印刷(例えば、レシートの印刷)が行われるルールの場合、ステップSC1において、印刷制御部17は、認証用のバーコードの読み取りが実行された場合に、印刷部18による印刷が動作可能となったと判別する。
以上の例のほか、印刷部18による印刷が動作可能となったか否かを判別する手段は、どのようなものであってもよい。
印刷部18が動作可能となった場合(ステップSC1:YES)、印刷制御部17は、印刷データ処理部27に対して動作可能状態の確立を要求する状態確立要求コマンド(第2のコマンド)を、予め定められたフォーマットで生成する(ステップSC2)。
次いで、印刷制御部17は、生成した状態確立要求コマンドを、通信制御部15に送信する(ステップSC3)。
次いで、通信制御部15は、受信した状態確立要求コマンドに、印刷装置識別情報、及び、印刷制御部17の機能部識別情報を付加する(ステップSC4)。各識別情報は、例えば、状態確立要求コマンドのヘッダーの所定の領域に付加される。
機能部識別情報とは、印刷装置12が備える機能部を識別する識別情報であり、各機能部に対して、異なる値の機能部識別情報が割り当てられる。従って、印刷制御部17と、バーコードリーダー制御部23とには、異なる値の機能部識別情報が割り当てられる。
なお、ステップSC4において、通信制御部15は、印刷装置記憶部19に記憶された印刷装置識別情報データ19bを参照し、当該データに基づいて、状態確立要求コマンドに印刷装置識別情報を付加する。また、通信制御部15は、通信制御部15に対してデータを送信可能な機能部の機能部識別情報を管理し、1の機能部からデータを受信した場合、当該1の機能部の機能部識別情報を取得可能である。
次いで、通信制御部15は、上記の各識別情報が付加された状態確立要求コマンドを、通信部16に送信する(ステップSC5)。
次いで、通信部16は、WebSocketコネクションCTで、状態確立要求コマンドを制御サーバー10に送信する(ステップSC6)。
次いで、印刷制御部17は、生成した状態確立要求コマンドを、通信制御部15に送信する(ステップSC3)。
次いで、通信制御部15は、受信した状態確立要求コマンドに、印刷装置識別情報、及び、印刷制御部17の機能部識別情報を付加する(ステップSC4)。各識別情報は、例えば、状態確立要求コマンドのヘッダーの所定の領域に付加される。
機能部識別情報とは、印刷装置12が備える機能部を識別する識別情報であり、各機能部に対して、異なる値の機能部識別情報が割り当てられる。従って、印刷制御部17と、バーコードリーダー制御部23とには、異なる値の機能部識別情報が割り当てられる。
なお、ステップSC4において、通信制御部15は、印刷装置記憶部19に記憶された印刷装置識別情報データ19bを参照し、当該データに基づいて、状態確立要求コマンドに印刷装置識別情報を付加する。また、通信制御部15は、通信制御部15に対してデータを送信可能な機能部の機能部識別情報を管理し、1の機能部からデータを受信した場合、当該1の機能部の機能部識別情報を取得可能である。
次いで、通信制御部15は、上記の各識別情報が付加された状態確立要求コマンドを、通信部16に送信する(ステップSC5)。
次いで、通信部16は、WebSocketコネクションCTで、状態確立要求コマンドを制御サーバー10に送信する(ステップSC6)。
図5(B)に示すように、接続部26は、WebSocketコネクションCTで、状態確立要求コマンドを受信する(ステップSD1)。
次いで、接続部26は、受信した状態確立要求コマンドを、通信管理部25に送信する(ステップSD2)。
次いで、通信管理部25は、状態確立要求コマンドに付加された印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報を取得する(ステップSD3)。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶された処理部管理データベース28bを参照する(ステップSD4)。
処理部管理データベース28bとは、印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報の組合せと、処理部識別情報とを対応づけて記憶するデータベースである。
処理部識別情報とは、制御サーバー10が備える処理部を識別する識別情報であり、各処理部に対して、異なる値の処理部識別情報が割り当てられる。従って、印刷データ処理部27と、バーコードリーダー処理部29とには、異なる値の処理部識別情報が割り当てられる。
次いで、接続部26は、受信した状態確立要求コマンドを、通信管理部25に送信する(ステップSD2)。
次いで、通信管理部25は、状態確立要求コマンドに付加された印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報を取得する(ステップSD3)。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶された処理部管理データベース28bを参照する(ステップSD4)。
処理部管理データベース28bとは、印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報の組合せと、処理部識別情報とを対応づけて記憶するデータベースである。
処理部識別情報とは、制御サーバー10が備える処理部を識別する識別情報であり、各処理部に対して、異なる値の処理部識別情報が割り当てられる。従って、印刷データ処理部27と、バーコードリーダー処理部29とには、異なる値の処理部識別情報が割り当てられる。
上述したように、本実施形態に係る制御システム1では、制御サーバー10に対して、複数の印刷装置12が接続される。そして、制御サーバー10は、各印刷装置12の機能部に対応して、処理部を備える。
そして、処理部管理データベース28bでは、印刷装置識別情報、及び機能部識別情報の組合せに応じて、これら識別情報の組合せに対応する処理部の処理部識別情報が対応付けて記憶される。つまり、処理部管理データベース28bは、各レコードにおいて、所定の印刷装置12の所定の機能部と、当該所定の機能部に対応する処理部と、を対応付けて管理する。
そして、処理部管理データベース28bでは、印刷装置識別情報、及び機能部識別情報の組合せに応じて、これら識別情報の組合せに対応する処理部の処理部識別情報が対応付けて記憶される。つまり、処理部管理データベース28bは、各レコードにおいて、所定の印刷装置12の所定の機能部と、当該所定の機能部に対応する処理部と、を対応付けて管理する。
次いで、通信制御部15は、ステップSD3で取得した印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報の組合せをキーとして、処理部管理データベース28bにおいて、当該識別情報の組合せと対応付けられた処理部識別情報を取得する(ステップSD5)。本例では、通信制御部15は、印刷データ処理部27の処理部識別情報を取得する。ステップSD5において通信制御部15が取得した処理部識別情報は、WebSocketコネクションCTで受信したデータを送信する処理部の識別情報である。
次いで、通信管理部25は、ステップSD5で取得した処理部識別情報が示す処理部(本例では、印刷データ処理部27)に状態確立要求コマンドを送信する(ステップSD6)。なお、通信管理部25は、データを送信可能な処理部について、処理部識別情報を管理する。
次いで、通信管理部25は、ステップSD5で取得した処理部識別情報が示す処理部(本例では、印刷データ処理部27)に状態確立要求コマンドを送信する(ステップSD6)。なお、通信管理部25は、データを送信可能な処理部について、処理部識別情報を管理する。
状態確立要求コマンドを受信した印刷データ処理部27は、設定情報データベース28cを参照する(ステップSD7)。
設定情報データベース28cとは、印刷装置識別情報、及び、処理部識別情報の組合せと、初期処理設定ファイルと、を対応付けて記憶するデータベースである。
初期処理設定ファイルとは、処理部が初期処理を行う際に参照する情報が記述されたファイルである。
ここで、本実施形態では、処理部は、後述する所定のタイミングで初期処理を実行する。そして、印刷装置12は、初期処理に際し、WebSocketコネクションCTを確立した印刷装置12に応じて、異なる初期処理設定ファイルを参照する。なぜなら、印刷装置12によって、機能、スペック、状態が異なっており、初期処理時は、対応する印刷装置12の機能等に応じた態様で初期処理を実行する必要があるからである。
そして、設定情報データベース28cでは、印刷装置識別情報、及び、処理部識別情報の組合せに応じて、これら識別情報の組合せに対応する処理部の処理部識別情報が対応付けて記憶される。つまり、設定情報データベース28cは、各レコードにおいて、所定の印刷装置12に対応する所定の処理部が、初期処理時に参照する初期処理設定ファイルを管理する。
設定情報データベース28cとは、印刷装置識別情報、及び、処理部識別情報の組合せと、初期処理設定ファイルと、を対応付けて記憶するデータベースである。
初期処理設定ファイルとは、処理部が初期処理を行う際に参照する情報が記述されたファイルである。
ここで、本実施形態では、処理部は、後述する所定のタイミングで初期処理を実行する。そして、印刷装置12は、初期処理に際し、WebSocketコネクションCTを確立した印刷装置12に応じて、異なる初期処理設定ファイルを参照する。なぜなら、印刷装置12によって、機能、スペック、状態が異なっており、初期処理時は、対応する印刷装置12の機能等に応じた態様で初期処理を実行する必要があるからである。
そして、設定情報データベース28cでは、印刷装置識別情報、及び、処理部識別情報の組合せに応じて、これら識別情報の組合せに対応する処理部の処理部識別情報が対応付けて記憶される。つまり、設定情報データベース28cは、各レコードにおいて、所定の印刷装置12に対応する所定の処理部が、初期処理時に参照する初期処理設定ファイルを管理する。
ステップSD7において、設定情報データベース28cを参照した後、印刷データ処理部27は、以下の処理を行う。すなわち、印刷データ処理部27は、状態確立要求コマンドに付加された印刷装置識別情報、及び、処理部識別情報をキーとして、設定情報データベース28cにおいて、当該識別情報の組合せと対応付けられた初期処理設定ファイルを取得する(ステップSD8)。
次いで、印刷データ処理部27は、ステップSD8で取得した初期処理設定ファイルを参照して、初期処理を実行する(ステップSD9)。ステップSD9の初期処理の実行により、印刷データ処理部27は、動作可能状態を確立し、後述するように、印刷制御データを生成可能な状態となる。
次いで、印刷データ処理部27は、ステップSD8で取得した初期処理設定ファイルを参照して、初期処理を実行する(ステップSD9)。ステップSD9の初期処理の実行により、印刷データ処理部27は、動作可能状態を確立し、後述するように、印刷制御データを生成可能な状態となる。
ここで、印刷データ処理部27の初期処理について、例を挙げて説明する。
例えば、印刷データ処理部27は、後述するように、印刷装置12の印刷制御データを生成して、印刷装置12に送信して、印刷装置12を制御する。そして、印刷データ処理部27は、初期処理において、印刷装置12にセットされる印刷媒体の紙幅や、印刷装置12に設定可能な印字速度、印字濃度等の印刷装置12の設定情報を、取得する。また、後述するように、印刷制御データは、XMLファイルであるが、印刷データ処理部27は、印刷装置12が対応するXMLのバージョン等を取得する。すなわち、印刷データ処理部27は、印刷制御データを生成するときに参照する印刷装置12に関する設定情報を取得する。取得した印刷装置12に関する設定情報は、例えば、印刷データ処理部27の機能を実現するプログラムに定義された変数に格納される。これら印刷装置12に関する設定情報は、初期処理設定ファイルに所定のフォーマットで記述される。また、印刷データ処理部27は、印刷装置12から受信したデータについて、対応する処理を実行する機能を有するが、初期処理では、受信したデータの処理を可能とする事前処理が実行される。
つまり、初期処理では、印刷制御データを生成する機能等、印刷データ処理部27に実装された各機能に基づく処理を、印刷データ処理部27が実行するのに必要な事前処理が行われる。印刷データ処理部27は、対応する初期処理用設定ファイルを参照して、初期処理を実行することにより、動作可能状態を確立し、以後は、任意のタイミングで、任意の機能に基づく処理を実行できる。
例えば、印刷データ処理部27は、後述するように、印刷装置12の印刷制御データを生成して、印刷装置12に送信して、印刷装置12を制御する。そして、印刷データ処理部27は、初期処理において、印刷装置12にセットされる印刷媒体の紙幅や、印刷装置12に設定可能な印字速度、印字濃度等の印刷装置12の設定情報を、取得する。また、後述するように、印刷制御データは、XMLファイルであるが、印刷データ処理部27は、印刷装置12が対応するXMLのバージョン等を取得する。すなわち、印刷データ処理部27は、印刷制御データを生成するときに参照する印刷装置12に関する設定情報を取得する。取得した印刷装置12に関する設定情報は、例えば、印刷データ処理部27の機能を実現するプログラムに定義された変数に格納される。これら印刷装置12に関する設定情報は、初期処理設定ファイルに所定のフォーマットで記述される。また、印刷データ処理部27は、印刷装置12から受信したデータについて、対応する処理を実行する機能を有するが、初期処理では、受信したデータの処理を可能とする事前処理が実行される。
つまり、初期処理では、印刷制御データを生成する機能等、印刷データ処理部27に実装された各機能に基づく処理を、印刷データ処理部27が実行するのに必要な事前処理が行われる。印刷データ処理部27は、対応する初期処理用設定ファイルを参照して、初期処理を実行することにより、動作可能状態を確立し、以後は、任意のタイミングで、任意の機能に基づく処理を実行できる。
このように、本実施形態では、印刷部18が動作可能となった場合に、印刷制御部17から印刷データ処理部27に対して状態確立要求コマンドが送信される。そして、印刷データ処理部27は、受信した状態確立要求コマンドに基づいて、初期処理を実行し、動作可能状態を確立する。
このような構成のため、以下の効果を奏することができる。
すなわち、印刷部18による印刷が実行可能となっておらず、従って、印刷データ処理部27が機能に基づく処理を実行する必要のない状況で、印刷データ処理部27による初期処理が行われることがない。このため、不必要な処理が実行されることを抑制でき、処理効率が向上し、リソースの効率的な使用を実現できる。
このような構成のため、以下の効果を奏することができる。
すなわち、印刷部18による印刷が実行可能となっておらず、従って、印刷データ処理部27が機能に基づく処理を実行する必要のない状況で、印刷データ処理部27による初期処理が行われることがない。このため、不必要な処理が実行されることを抑制でき、処理効率が向上し、リソースの効率的な使用を実現できる。
以上、印刷データ処理部27が初期処理を行うタイミングについてフローチャートを用いて説明した。
次に、バーコードリーダー処理部29が初期処理を行うタイミングについて、図5のフローチャートを利用して説明する。
図5(A)のフローチャートのステップSC1において、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23は、以下の処理を行う。すなわち、バーコードリーダー制御部23は、バーコードリーダーBR(動作部)が動作可能となったか否かを監視する。
バーコードリーダーBRが動作可能となる場合とは、例えば、印刷装置12にバーコードリーダーBRが接続された場合である。印刷装置12にバーコードリーダーBRが接続されると、印刷装置12とバーコードリーダーBRとの間で通信可能となり、バーコードリーダー制御部23の制御によりバーコードリーダーBRが動作可能となる。また例えば、バーコードリーダーBRが電源を有する場合は、接続されたバーコードリーダーBRの電源がオンとなった場合である。
バーコードリーダーBRが動作可能となった場合、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29が、バーコードリーダーBRの制御に係る処理を実行する可能性が生じる。より詳細には、バーコードリーダー処理部29は、バーコードリーダーBRの制御に係る制御データを生成する機能を有する。また、バーコードリーダー制御部23は、バーコードリーダー処理部29が生成した制御データに基づいてバーコードリーダーBRを制御する機能を有する。そして、バーコードリーダーBRが印刷装置12に接続された場合、バーコードリーダー処理部29は、制御データを生成する処理を実行する可能性が生じる。
次に、バーコードリーダー処理部29が初期処理を行うタイミングについて、図5のフローチャートを利用して説明する。
図5(A)のフローチャートのステップSC1において、印刷装置12のバーコードリーダー制御部23は、以下の処理を行う。すなわち、バーコードリーダー制御部23は、バーコードリーダーBR(動作部)が動作可能となったか否かを監視する。
バーコードリーダーBRが動作可能となる場合とは、例えば、印刷装置12にバーコードリーダーBRが接続された場合である。印刷装置12にバーコードリーダーBRが接続されると、印刷装置12とバーコードリーダーBRとの間で通信可能となり、バーコードリーダー制御部23の制御によりバーコードリーダーBRが動作可能となる。また例えば、バーコードリーダーBRが電源を有する場合は、接続されたバーコードリーダーBRの電源がオンとなった場合である。
バーコードリーダーBRが動作可能となった場合、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29が、バーコードリーダーBRの制御に係る処理を実行する可能性が生じる。より詳細には、バーコードリーダー処理部29は、バーコードリーダーBRの制御に係る制御データを生成する機能を有する。また、バーコードリーダー制御部23は、バーコードリーダー処理部29が生成した制御データに基づいてバーコードリーダーBRを制御する機能を有する。そして、バーコードリーダーBRが印刷装置12に接続された場合、バーコードリーダー処理部29は、制御データを生成する処理を実行する可能性が生じる。
バーコードリーダーBRが動作可能となった場合、バーコードリーダー制御部23(機能部)は、状態確立要求コマンド(第1のコマンド)を生成する(ステップSC2)。通信制御部15は、状態確立要求コマンドに印刷装置識別情報、及び、バーコードリーダー制御部23の機能部識別情報を付加する(ステップSC4)。通信部16は、状態確立要求コマンドを制御サーバー10に送信する(ステップSC6)。
制御サーバー10の通信管理部25は、状態確立要求コマンドに付加された印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報を取得する(ステップSD3)。通信管理部25は、取得した識別情報、及び、処理部管理データベース28bに基づいて、対応する処理部識別情報(本例では、バーコードリーダー処理部29の処理部識別情報)を取得し、バーコードリーダー処理部29に状態確立要求コマンドを送信する(ステップSD4〜ステップSD6)。バーコードリーダー処理部29は、設定情報データベース28cを参照し、対応する初期処理用ファイルに基づいて初期処理を実行し、動作可能状態を確立する。バーコードリーダー処理部29の動作可能状態の確立により、バーコードリーダー処理部29は、制御データを生成できる状態となる。
このような動作が行われるため、バーコードリーダー処理部29について、不必要に初期処理が行われることがない。また、バーコードリーダー処理部29が処理を行う可能性が生じた場合は、初期処理が実行され、動作可能となる。このため、実際にバーコードリーダー処理部29が処理を行う際に、当該機能部について動作可能状態を確立した状態とすることができる。
なお、本例では、動作部は、バーコードリーダーBRであるが、動作部は、バーコードリーダーBRに限らない。動作部は、バーコードリーダーBR以外のデバイス等、各種機構、装置等であってもよい。
制御サーバー10の通信管理部25は、状態確立要求コマンドに付加された印刷装置識別情報、及び、機能部識別情報を取得する(ステップSD3)。通信管理部25は、取得した識別情報、及び、処理部管理データベース28bに基づいて、対応する処理部識別情報(本例では、バーコードリーダー処理部29の処理部識別情報)を取得し、バーコードリーダー処理部29に状態確立要求コマンドを送信する(ステップSD4〜ステップSD6)。バーコードリーダー処理部29は、設定情報データベース28cを参照し、対応する初期処理用ファイルに基づいて初期処理を実行し、動作可能状態を確立する。バーコードリーダー処理部29の動作可能状態の確立により、バーコードリーダー処理部29は、制御データを生成できる状態となる。
このような動作が行われるため、バーコードリーダー処理部29について、不必要に初期処理が行われることがない。また、バーコードリーダー処理部29が処理を行う可能性が生じた場合は、初期処理が実行され、動作可能となる。このため、実際にバーコードリーダー処理部29が処理を行う際に、当該機能部について動作可能状態を確立した状態とすることができる。
なお、本例では、動作部は、バーコードリーダーBRであるが、動作部は、バーコードリーダーBRに限らない。動作部は、バーコードリーダーBR以外のデバイス等、各種機構、装置等であってもよい。
次に、WebSocketコネクションCTの確立後における印刷データ処理部27と、印刷制御部17との通信について、印刷データ処理部27がデータを送信する場合を例にして説明する。
図6は、印刷装置12により印刷媒体に印刷するときの制御サーバー10、及び、印刷装置12の動作を示すフローチャートであり、(A)は制御サーバー10の動作を、(B)は印刷装置12の動作を示す。
図6(A)に示すように、印刷データ処理部27は、印刷装置12の印刷部18を制御する印刷制御データを生成し、通信管理部25に送信する(ステップSE1)。印刷制御データは、印刷装置12に印刷させる情報が記述されたXML(Extensible Markup Language)ファイルである。印刷制御データには、XMLに係るフォーマットで、印刷装置12に印刷させる情報、例えば、画像データや、画像の位置を示す情報等が記述される。
また、印刷制御データには、印刷させる印刷装置12の印刷装置識別情報が付加される。印刷データ処理部27は、制御サーバー10に接続された印刷装置12の印刷装置識別情報を管理し、印刷制御データに、印刷をさせる印刷装置12の印刷装置識別情報を付加することができる。
印刷装置識別情報は、印刷制御データのヘッダー等の制御情報が記述される領域における所定の領域に記述されてもよく、また、印刷制御データ内の所定のタグに記述されてもよい。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶されたコネクション管理データベース28aにアクセスする(ステップSE2)。
図6は、印刷装置12により印刷媒体に印刷するときの制御サーバー10、及び、印刷装置12の動作を示すフローチャートであり、(A)は制御サーバー10の動作を、(B)は印刷装置12の動作を示す。
図6(A)に示すように、印刷データ処理部27は、印刷装置12の印刷部18を制御する印刷制御データを生成し、通信管理部25に送信する(ステップSE1)。印刷制御データは、印刷装置12に印刷させる情報が記述されたXML(Extensible Markup Language)ファイルである。印刷制御データには、XMLに係るフォーマットで、印刷装置12に印刷させる情報、例えば、画像データや、画像の位置を示す情報等が記述される。
また、印刷制御データには、印刷させる印刷装置12の印刷装置識別情報が付加される。印刷データ処理部27は、制御サーバー10に接続された印刷装置12の印刷装置識別情報を管理し、印刷制御データに、印刷をさせる印刷装置12の印刷装置識別情報を付加することができる。
印刷装置識別情報は、印刷制御データのヘッダー等の制御情報が記述される領域における所定の領域に記述されてもよく、また、印刷制御データ内の所定のタグに記述されてもよい。
次いで、通信管理部25は、制御サーバー記憶部28に記憶されたコネクション管理データベース28aにアクセスする(ステップSE2)。
次いで、通信管理部25は、受信した印刷制御データに付加された印刷装置識別情報をキーとして、コネクション管理データベース28aにおいて、当該識別情報と対応付けられたWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報を取得する(ステップSE3)。ここで取得されたコネクション識別情報は、印刷させる印刷装置12との間で確立されたWebSocketコネクションCTのコネクション識別情報である。
次いで、通信管理部25は、受信した印刷制御データに、印刷データ処理部27の処理部識別情報を付加する(ステップSE4)。
通信管理部25は、通信管理部25にデータを送信可能な処理部の処理部識別情報を管理する。従って、通信管理部25は、1の処理部からデータを受信した場合に、当該1の処理部の処理部識別情報を、受信したデータに付加することができる。
次いで、通信管理部25は、印刷制御データを、ステップSE3で取得したコネクション識別情報に対応する接続部26に送信する(ステップSE5)。
次いで、接続部26は、受信した印刷制御データを、WebSocketコネクションCTにより、WebSocketで、プッシュ送信する(ステップSE6)。
次いで、通信管理部25は、受信した印刷制御データに、印刷データ処理部27の処理部識別情報を付加する(ステップSE4)。
通信管理部25は、通信管理部25にデータを送信可能な処理部の処理部識別情報を管理する。従って、通信管理部25は、1の処理部からデータを受信した場合に、当該1の処理部の処理部識別情報を、受信したデータに付加することができる。
次いで、通信管理部25は、印刷制御データを、ステップSE3で取得したコネクション識別情報に対応する接続部26に送信する(ステップSE5)。
次いで、接続部26は、受信した印刷制御データを、WebSocketコネクションCTにより、WebSocketで、プッシュ送信する(ステップSE6)。
図6(B)に示すように、通信部16は、WebSocketで、印刷制御データを受信する(ステップSF1)。
次いで、通信部16は、通信制御部15に、印刷制御データを送信する(ステップSF2)。
次いで、通信制御部15は、印刷制御データに付加された処理部識別情報を取得する(ステップSF3)。
次いで、通信制御部15は、機能部管理データベース19cを参照する(ステップSF4)。
機能部管理データベース19cとは、印刷装置12が備える機能部について、機能部識別情報と、対応する処理部の処理部識別情報と、を対応付けて記憶するデータベースである。つまり、機能部管理データベース19cは、対応関係にある機能部の識別情報と、処理部の識別情報とを管理するデータベースである。
本例では、機能部管理データベース19cにおいて、印刷制御部17の機能部識別情報と、印刷データ処理部27の処理部識別情報とが対応付けて記憶される。また、機能部管理データベース19cにおいて、バーコードリーダー制御部23の機能部識別情報と、バーコードリーダー処理部29の処理部識別情報とが対応付けて記憶される。
次いで、通信制御部15は、ステップSF3で取得した処理部識別情報をキーとして、機能部管理データベース19cにおいて、当該識別情報と対応付けられた機能部識別情報を取得する(ステップSF5)。ここで通信制御部15が取得した機能部識別情報が示す機能部は、通信制御部15が受信したデータ(本例では、印刷制御データ)の送信元の処理部に対応する機能部である。つまり、ステップSF5で通信制御部15が取得した機能部識別情報は、データを送信する機能部を示す機能部識別情報である。
次いで、通信部16は、通信制御部15に、印刷制御データを送信する(ステップSF2)。
次いで、通信制御部15は、印刷制御データに付加された処理部識別情報を取得する(ステップSF3)。
次いで、通信制御部15は、機能部管理データベース19cを参照する(ステップSF4)。
機能部管理データベース19cとは、印刷装置12が備える機能部について、機能部識別情報と、対応する処理部の処理部識別情報と、を対応付けて記憶するデータベースである。つまり、機能部管理データベース19cは、対応関係にある機能部の識別情報と、処理部の識別情報とを管理するデータベースである。
本例では、機能部管理データベース19cにおいて、印刷制御部17の機能部識別情報と、印刷データ処理部27の処理部識別情報とが対応付けて記憶される。また、機能部管理データベース19cにおいて、バーコードリーダー制御部23の機能部識別情報と、バーコードリーダー処理部29の処理部識別情報とが対応付けて記憶される。
次いで、通信制御部15は、ステップSF3で取得した処理部識別情報をキーとして、機能部管理データベース19cにおいて、当該識別情報と対応付けられた機能部識別情報を取得する(ステップSF5)。ここで通信制御部15が取得した機能部識別情報が示す機能部は、通信制御部15が受信したデータ(本例では、印刷制御データ)の送信元の処理部に対応する機能部である。つまり、ステップSF5で通信制御部15が取得した機能部識別情報は、データを送信する機能部を示す機能部識別情報である。
次いで、通信制御部15は、ステップSF5において取得した機能部識別情報が示す機能部(本例では、印刷制御部17)に、印刷制御データを送信する(ステップSF6)。なお、通信制御部15は、機能部識別情報と、機能部との関係を管理する。
次いで、印刷制御部17は、受信した印刷制御データを、印刷部18のコマンド体系の制御コマンドに変換する(ステップSF7)。つまり、印刷制御部17は、XMLファイルである印刷制御データを、印刷部18の制御基板が解釈可能なコマンドに変換する。
次いで、印刷制御部17は、制御コマンドを、印刷部18に送信する(ステップSF8)。
次いで、印刷部18は、制御コマンドに基づいて、印刷媒体へ印刷を実行する(ステップSF9)。
このように、本実施形態では、印刷装置12に印刷を実行させる事象が発生した場合に、印刷装置12からのリクエストを受けることなく、制御サーバー10は、印刷装置12に印刷させることができる。印刷装置12に印刷を実行させる事象が発生した場合とは、例えば、ユーザーからの指示があった場合や、通信可能に接続された外部機器からの要求があった場合、事前に定義した条件が成立した場合等、である。
以上、印刷データ処理部27から印刷制御部17に対してデータを送信する場合の処理について説明したが、バーコードリーダー処理部29からバーコードリーダー制御部23に対してデータを送信する場合も同様の処理が行われる。
次いで、印刷制御部17は、受信した印刷制御データを、印刷部18のコマンド体系の制御コマンドに変換する(ステップSF7)。つまり、印刷制御部17は、XMLファイルである印刷制御データを、印刷部18の制御基板が解釈可能なコマンドに変換する。
次いで、印刷制御部17は、制御コマンドを、印刷部18に送信する(ステップSF8)。
次いで、印刷部18は、制御コマンドに基づいて、印刷媒体へ印刷を実行する(ステップSF9)。
このように、本実施形態では、印刷装置12に印刷を実行させる事象が発生した場合に、印刷装置12からのリクエストを受けることなく、制御サーバー10は、印刷装置12に印刷させることができる。印刷装置12に印刷を実行させる事象が発生した場合とは、例えば、ユーザーからの指示があった場合や、通信可能に接続された外部機器からの要求があった場合、事前に定義した条件が成立した場合等、である。
以上、印刷データ処理部27から印刷制御部17に対してデータを送信する場合の処理について説明したが、バーコードリーダー処理部29からバーコードリーダー制御部23に対してデータを送信する場合も同様の処理が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る制御システム1(印刷制御システム)は、印刷を行う印刷部18、印刷制御データに基づいて印刷部18を制御する印刷制御部17、印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、制御データを送信できる状態の確立を要求する状態確立要求コマンド(第1のコマンド)を生成するバーコードリーダー制御部23(機能部)、及び非同期の双方向通信を行い、バーコードリーダー制御部23で生成された状態確立要求コマンド及び印刷制御データを通信する通信部16を有する印刷装置12と、印刷制御データを生成する印刷データ処理部27、制御データを生成するバーコードリーダー処理部29(処理部)、状態確立要求コマンドに基づいてバーコードリーダー処理部29が制御データを生成できる状態を確立する通信管理部25、及びバーコードリーダー処理部29で生成した制御データ及び状態確立要求コマンドを通信する接続部26を有する制御サーバー10(印刷制御装置)と、を備える。
この構成によれば、印刷装置12と、制御サーバー10とは、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置12は任意のタイミングで制御サーバー10にデータを送信でき、また、制御サーバー10は任意のタイミングで印刷装置12にデータを送信できる。従って、印刷装置12は、制御サーバー10にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して制御サーバー10に処理を実行させることができ、また、制御サーバー10は、印刷装置12に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置12に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置12に実行させることができる。また、上記構成によれば、印刷装置12は、制御データに基づく処理を行うバーコードリーダー制御部23を有し、制御サーバー10に状態確立要求コマンドを送信することにより、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。従って、印刷装置12は、バーコードリーダー制御部23を有することに対応して、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、制御システム1を、印刷装置12が制御データに基づく処理を行うバーコードリーダー制御部23を有する構成、及び、印刷装置12と制御サーバー10とがネットワークGNにより通信する構成に対応させることができる。
この構成によれば、印刷装置12と、制御サーバー10とは、非同期の双方向通信を行う。このため、印刷装置12は任意のタイミングで制御サーバー10にデータを送信でき、また、制御サーバー10は任意のタイミングで印刷装置12にデータを送信できる。従って、印刷装置12は、制御サーバー10にデータに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、データを送信して制御サーバー10に処理を実行させることができ、また、制御サーバー10は、印刷装置12に印刷制御データに基づく処理を実行させるトリガーが発生したときに、印刷制御データを印刷装置12に送信し、印刷制御データに基づく処理を印刷装置12に実行させることができる。また、上記構成によれば、印刷装置12は、制御データに基づく処理を行うバーコードリーダー制御部23を有し、制御サーバー10に状態確立要求コマンドを送信することにより、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。従って、印刷装置12は、バーコードリーダー制御部23を有することに対応して、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。つまり、本発明の構成によれば、制御システム1を、印刷装置12が制御データに基づく処理を行うバーコードリーダー制御部23を有する構成、及び、印刷装置12と制御サーバー10とがネットワークGNにより通信する構成に対応させることができる。
また、本実施形態に係る印刷装置12は、バーコードリーダー制御部23での制御データの処理に基づいて動作するバーコードリーダーBRを有し、バーコードリーダー制御部23は、バーコードリーダーBRが動作可能となったときに、状態確立要求コマンドを生成する。
この構成によれば、バーコードリーダーBRが動作可能状態となり、制御サーバー10がバーコードリーダー制御部23を制御する可能性が生じた場合に、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。
この構成によれば、バーコードリーダーBRが動作可能状態となり、制御サーバー10がバーコードリーダー制御部23を制御する可能性が生じた場合に、制御サーバー10のバーコードリーダー処理部29について、制御データを生成できる状態とすることができる。
また、本実施形態では、印刷制御部17は、印刷制御データを送信できる状態の確立を要求する状態確立要求コマンド(第2のコマンド)を生成し、通信部16は、印刷制御部で生成された状態確立要求コマンドを通信する。
この構成によれば、印刷装置12は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部17を有し、制御サーバー10に状態確立要求コマンドを送信することにより、制御サーバー10の印刷データ処理部27について、印刷制御データを生成できる状態とすることができる。
この構成によれば、印刷装置12は、印刷制御データに基づく処理を行う印刷制御部17を有し、制御サーバー10に状態確立要求コマンドを送信することにより、制御サーバー10の印刷データ処理部27について、印刷制御データを生成できる状態とすることができる。
また、印刷制御部17は、印刷部18が動作可能となったときに、状態確立要求コマンドを生成する。
本発明の構成によれば、印刷部18が動作可能となり、制御サーバー10の印刷データ処理部27が印刷制御部17を制御する可能性が生じた場合に、印刷制御部17について、印刷制御データを生成できる状態とすることができる。
本発明の構成によれば、印刷部18が動作可能となり、制御サーバー10の印刷データ処理部27が印刷制御部17を制御する可能性が生じた場合に、印刷制御部17について、印刷制御データを生成できる状態とすることができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
上述した実施形態では、印刷装置12は店舗に構築された店舗システム11に設けられていた。しかしながら、印刷装置12は、必ずしも、店舗システム11に設けられたものでなくてもよい。例えば、他のシステムに設けられたものであってもよい。
また、上述した実施形態では、制御サーバー10から、印刷装置12に対して、XMLファイルの印刷制御データを送信していたが、印刷制御データのデータ形式はXMLでなくともよい。例えば、他のマークアップ言語で生成されたデータであってもよく、また、印刷部18のコマンド体系の制御コマンドであってもよい。
また、図3に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、印刷装置12の各機能を、当該装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、印刷装置12は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種処理を実行してもよい。
上述した実施形態では、印刷装置12は店舗に構築された店舗システム11に設けられていた。しかしながら、印刷装置12は、必ずしも、店舗システム11に設けられたものでなくてもよい。例えば、他のシステムに設けられたものであってもよい。
また、上述した実施形態では、制御サーバー10から、印刷装置12に対して、XMLファイルの印刷制御データを送信していたが、印刷制御データのデータ形式はXMLでなくともよい。例えば、他のマークアップ言語で生成されたデータであってもよく、また、印刷部18のコマンド体系の制御コマンドであってもよい。
また、図3に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、印刷装置12の各機能を、当該装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、印刷装置12は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種処理を実行してもよい。
1…制御システム(印刷制御システム)、10…制御サーバー(印刷制御装置)、12…印刷装置、16…通信部、17…印刷制御部、18…印刷部、23…バーコードリーダー制御部(機能部)、25…通信管理部、26…接続部、27…印刷データ処理部、29…バーコードリーダー処理部(処理部)、BR…バーコードリーダー。
Claims (7)
- 印刷を行う印刷部と、
印刷制御データに基づいて前記印刷部を制御する印刷制御部と、
前記印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、前記制御データを送信できる状態の確立を要求する第1のコマンドを生成する機能部と、
非同期の双方向通信を行い、前記機能部で生成された前記第1のコマンド及び前記印刷制御データを通信する通信部と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記機能部での前記制御データの処理に基づいて動作する動作部を有し、
前記機能部は、前記動作部が動作可能となったときに、前記第1のコマンドを生成する請求項2に記載の印刷装置。 - 前記印刷制御部は、前記印刷制御データを送信できる状態の確立を要求する第2のコマンドを生成し、
前記通信部は、前記印刷制御部で生成された前記第2のコマンドを通信する請求項1又は2に記載の印刷装置。 - 前記印刷制御部は、前記印刷部が動作可能となったときに、前記第2のコマンドを生成する請求項1に記載の印刷装置。
- 前記非同期の双方向通信は、WebSocket通信である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 印刷を行う印刷部、印刷制御データに基づいて前記印刷部を制御する印刷制御部、前記印刷制御データとは異なる制御データに基づく処理を行い、前記制御データを送信できる状態の確立を要求する第1のコマンドを生成する機能部、及び非同期の双方向通信を行い、前記機能部で生成された前記第1のコマンド及び前記印刷制御データを通信する通信部を有する印刷装置と、
前記印刷制御データを生成する印刷データ処理部、前記制御データを生成する処理部、前記第1のコマンドに基づいて前記処理部が前記制御データを生成できる状態を確立する通信管理部、及び前記処理部で生成した前記制御データ及び前記第1のコマンドを通信する接続部を有する印刷制御装置と、
を備えることを特徴とする印刷制御システム。 - 前記印刷装置の前記印刷制御部は、前記印刷制御データを送信できる状態の確立を要求する第2のコマンドを生成し、
前記印刷装置の前記通信部は、前記印刷制御部で生成された前記第2のコマンドを通信し、
前記印刷制御装置の前記通信管理部は、前記第2のコマンドに基づいて前記印刷データ処理部が前記印刷制御データを生成できる状態を確立する請求項6に記載の印刷制御システム。
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JP (1) | JP2015089678A (ja) |
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2013
- 2013-11-07 JP JP2013231595A patent/JP2015089678A/ja active Pending
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