JP2015089234A - ファンモータ - Google Patents

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一博 井内
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敏一 福永
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雄三 宮本
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Abstract

【課題】振動を抑制できるファンモータを提供する。【解決手段】インペラ12Aは、ステータ20Aの径方向外側に配置され、ロータ30Aとともに回転する。ベースプレート40Aは、ステータ20Aの下方に配置される内周部41Aと、内周部41Aの径方向外側かつインペラ12Aの下方において内周部41Aと間隔を開けて配置される外周部42Aと、内周部41Aと外周部42Aとを接続する接続部43Aとを有する。樹脂部50Aは、内周部41Aの上面および接続部43Aの上面を覆う上面部51Aと、内周部41Aの下面および接続部43Aの下面を覆う下面部52Aと、を有する。これにより、内周部および接続部の振動の減衰比が高まる。よって、モータにより生じる振動が、外部に伝達しにくい。【選択図】図1

Description

本発明は、ファンモータに関する。
従来、ノート型パソコン等の電子機器には、内部冷却用の遠心ファンが、搭載されている。遠心ファンは、モータの駆動力によりインペラを回転させ、電子機器を構成する筐体の内部に、気流を発生させる。これにより、筐体の内部に配置されたCPU等の電子部品が冷却される。従来のファンモータの構造は、例えば、特開2009−027821号公報に記載されている。
特開2009−027821号公報に記載のモータでは、軸受ハウジングと接続するファンモータのベース部には、金属材料で形成された薄板材が用いられている(段落0051)。
特開2009−027821号公報 米国特許第8072101号明細書
近年では、ノート型パソコン等の電子機器のコンパクト化に伴い、電子機器に内蔵される電子部品のコンパクト化の要求が強まっている。また、電子部品を小さくするとともに、電子部品に与える振動を抑制する要求がさらに強まっている。特に、振動は、ハードディスクドライブ(HDD)等の電子部品に大きな影響を及ぼすため、抑制する必要性が高い。
ファンモータでは、主にロータの回転や、駆動電流のスイッチングによるステータの励磁振動によって、振動が生じる。従って、電子機器に内蔵される電子部品の振動を抑制するためには、振動発生源であるロータおよびステータを支持する軸受支持部からベース部を介してファンモータの外部へと伝わる振動を抑制することが必要となる。
この点について、米国特許第8072101号明細書に記載のファンモータでは、ベースを構成する金属製のプレート部材が、モータの電機子の下方に位置する突出部と、突出部の周囲に配置された平面部とを有する。そして、平面部の下面を樹脂製のアウターケースが覆っている。これにより、ベースが十分な強度を有している(Column3)。
しかしながら、米国特許第8072101号明細書に記載のファンモータでは、上方にインペラが配置される平面部の上面が、上方に電機子が配置される突出部の上面よりも上方に位置している。すなわち、平面部の下面にアウターケースを配置することにより、ファンの風洞体積が減少し、ファン性能を低下させる虞がある。
本発明の目的は、ファン性能を低下させることなく、外部へと伝達する振動を抑制できるファンモータを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、モータとインペラとを有するファンモータであって、前記モータは、電機子を有する、ステータと、上下に延びる回転軸を中心として回転する、ロータと、前記ステータの下方に配置され、径方向に拡がる、金属製のベースプレートと、前記ベースプレートの一部を覆う、樹脂部と、を有し、前記インペラは、前記ステータの径方向外側に配置され、かつ、前記ロータとともに回転し、前記ベースプレートは、前記ステータの下方に配置される、内周部と、前記内周部の径方向外側かつ前記インペラの下方において、前記内周部と間隔を開けて配置される、外周部と、前記内周部と前記外周部とを接続する、接続部と、を有し、前記樹脂部は、前記内周部の上面および前記接続部の上面を覆う、上面部と、前記内周部の下面および前記接続部の下面を覆う、下面部と、を有し、前記外周部の少なくとも上面は、前記樹脂部から露出する、ファンモータである。
本願の例示的な第1発明によれば、振動の減衰比が金属よりも高い樹脂部がベースプレートの内周部および接続部を覆っていることにより、モータにより生じる振動が、外周部に伝わりにくい。また、外周部の少なくとも上面には樹脂部が配置されない。これにより、外周部上方における風洞体積の低下が抑制される。これにより、ファン性能の低下が抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るファンモータの縦断面図である。 図2は、第2実施形態に係るファンモータの縦断面図である。 図3は、第2実施形態に係るベースプレートの上面図である。 図4は、第2実施形態に係るベースプレートおよび樹脂部の上面図である。 図5は、第2実施形態に係るベースプレートの部分上面図である。 図6は、一変形例に係るベースプレートの部分上面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、ファンモータの回転軸と平行な方向を「軸方向」、ファンモータの回転軸に直交する方向を「径方向」、ファンモータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ベースプレートに対して電機子側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るファンモータの使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るファンモータ1Aの縦断面図である。図1に示すように、ファンモータ1Aは、モータ11Aと、インペラ12Aとを有する。
モータ11Aは、ベース部21Aと、ステータ20Aと、ロータ30Aと、を有する。
ベース部21Aは、ベースプレート40Aと、樹脂部50Aとを有する。ベースプレート40Aは、金属製の板状部材である。また、ベースプレート40Aは、ステータ20Aおよびインペラ12Aの下方に配置され、径方向に拡がる。ベースプレート40Aは、内周部41Aと、外周部42Aと、接続部43Aとを有する。内周部41Aは、ステータ20Aの下方に配置される。外周部42Aは、内周部41Aの径方向外側かつインペラ12Aの下方において、内周部41Aと間隔を開けて配置される。接続部43Aは、内周部41Aと外周部42Aとを接続する。
ステータ20Aは、電機子22Aを有する。ロータ30Aは、上下に延びる回転軸9Aを中心として回転する。
樹脂部50Aは、ベースプレート40Aの一部を覆う。樹脂部50Aは、上面部51Aおよび下面部52Aを有する。上面部51Aは、内周部41Aの上面および接続部43Aの上面を覆う。下面部52Aは、内周部41Aの下面および接続部43Aの下面を覆う。また、外周部42Aの上面は、樹脂部50Aから露出する。
インペラ12Aは、ステータ20Aの径方向外側に配置される。インペラ12Aは、ロータ30Aとともに回転する。
このように、樹脂部50Aが内周部41Aおよび接続部43Aを覆っていることにより、内周部41Aおよび接続部43A付近における振動の減衰比が高まる。これにより、モータにより生じる振動が、外周部42Aに伝わりにくい。また、外周部42Aの上面は、樹脂部50Aから露出するため、外周部52Aの上方における風洞体積の低下が抑制される。これにより、ファン性能の低下が抑制できる。
<2.第2実施形態>
<2−1.ファンモータの構成について>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。図2は、第2実施形態に係るファンモータ1の縦断面図である。
このファンモータ1は、ノート型パソコンやタブレット型パソコン等の電子機器に搭載され、内部冷却用の気流を発生させるために使用される。ただし、本発明のファンモータは、冷却以外の目的で、気流を発生させるものであってもよい。また、本発明のファンモータは、パソコン以外の家電製品、自動車等の輸送機器、医療機器等に搭載されるものであってもよい。
図2に示すように、本実施形態のファンモータ1は、モータ11、インペラ12、およびケーシング13を有する。
モータ11は、駆動電流に応じてトルクを発生させ、インペラ12を回転させる機構である。モータ11は、ベース部21と、ステータ20と、ロータ30とを有する。ステータ20は、ケーシング13およびベース部21に対して相対的に静止している。ロータ30は、ステータ20に軸受機構110を介して支持されている。
ベース部21は、ベースプレート40および樹脂部50を有する。ベース部21は、軸方向に貫通する、下側通気口210を有する。ベースプレート40は、ステータ20、ロータ30、およびインペラ12の下側において、略板状に拡がる。ベースプレート40は、例えば、亜鉛めっき鋼板等の金属を、プレス加工することにより得られる。樹脂部50は、ベースプレート40の上面、下面および側面の一部を覆う。ベース部21の詳細な形状については、後述する。
ステータ20は、電機子22、回路基板23、軸受24、および軸受保持部25を有する。
電機子22は、ステータコア61、インシュレータ62、および、複数のコイル63を有する。ステータコア61は、例えば、電子鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。また、ステータコア61は、円環状のコアバック611と、複数のティース612とを有する。コアバック611は、軸受保持部25の外周面に、固定されている。複数のティース612は、コアバック611から径方向外側へ向けて、放射状に延びている。
インシュレータ62は、絶縁体である樹脂により形成される。各ティース612の上面、下面、および周方向の両端面は、インシュレータ62に覆われている。コイル63は、ティース612にインシュレータ62を介して巻かれた導線によって構成される。インシュレータ62は、ティース612とコイル63との間に介在することによって、ティース612とコイル63とが電気的に短絡することを、防止している。複数のティース612および複数のコイル63は、回転軸9の周りにおいて、周方向に略等間隔に配列されている。
回路基板23には、コイル63へ駆動電流を供給するための電子回路が搭載されている。回路基板23は、インシュレータ62の下端部に、例えば接着剤で固定されている。すなわち、回路基板23は、電機子22と樹脂部50との間に配置されている。これにより、回路基板23とベースプレート40とが電気的に短絡することが、防止できる。
軸受24は、後述するシャフト31の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。軸受24の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向する。軸受24は、軸受保持部25の内部に保持されている。軸受保持部25は、上下に延びる略円筒形状の部位である。本実施形態の軸受保持部25は、樹脂部50と一体に形成されている。
ロータ30は、シャフト31、ロータホルダ32、および複数のマグネット33を有する。
シャフト31は、回転軸9に沿って軸方向に柱状に延びている。シャフト31の下部は、軸受24の内側に挿入されている。これにより、シャフト31は、軸受24に回転自在に支持される。シャフト31の上端部は、軸受24の上端部より上方へ突出している。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス等の金属が使用される。
シャフト31と、軸受24および軸受保持部25との間には、潤滑液が介在している。シャフト31は、潤滑液を介して、軸受24および軸受保持部25に対して、回転自在に支持されている。すなわち、このモータ11では、軸受24、シャフト31、および軸受保持部25が、ステータ20とロータ30とを相対回転可能に接続する軸受機構110を、構成している。潤滑液には、例えば、ポリオールエステル系オイルや、ジエステル系オイルが使用される。
ロータホルダ32は、円板部321と円筒部322とを有する、カップ状の部材である。円板部321は、電機子22の上方において、径方向に拡がっている。円板部321の中央部は、シャフト31の上端部に固定されている。円筒部322は、円板部321の外端部から、下方へ向けて略円筒状に延びている。ロータホルダ32の材料には、例えば樹脂が使用される。
複数のマグネット33は、円筒部322の内周面に、磁性体のヨーク331を介して、固定されている。各マグネット33の内周面は、ティース612の外側端面と径方向に対向する磁極面となっている。複数のマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列される。なお、複数のマグネット33に代えて、円環状のマグネットが使用されていてもよい。円環状のマグネットを使用する場合には、その内周面に、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されたマグネットを使用すればよい。
インペラ12は、円環状のインペラ基部121と、複数の羽根122を有する。インペラ基部121は、ロータホルダ32の円筒部322の外周面に、固定されている。複数の羽根122は、周方向に等間隔に配列されている。各羽根122は、インペラ基部121から径方向外側へ向けて延びている。本実施形態のインペラ12は、樹脂の射出成型により、ロータホルダ32と一体に成型されている。ただし、インペラ12とロータホルダ32とが別体の部材で構成されていてもよい。また、インペラ12がインペラ基部121を持たず、複数の羽根122のそれぞれが円筒部322の外周面に固定されていてもよい。
ケーシング13は、天板部131と側壁部132とを有する。天板部131は、インペラ12の上方において、径方向に拡がっている。側壁部132は、天板部131の外端部から、下方へ向けて延びている。側壁部132の下端部は、ベースプレート40の外端部に、接続されている。モータ11のロータ30およびインペラ12は、ベースプレート40とケーシング13とで構成される筐体の内部空間に、収容されている。
天板部131には、上下に貫通する上側通気口133が設けられている。上側通気口133は、モータ11およびインペラ12の上方に位置し、回転軸9と略同軸に配置されている。また、側壁部132には、ケーシング13の内部と外部とを連通する排気口134が、設けられている。
回路基板23を介してコイル63に駆動電流を供給すると、ステータコア61の複数のティース612に、磁束が発生する。そして、ティース612とマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが生じる。その結果、ロータ30およびインペラ12が、回転軸9を中心として回転する。
インペラ12が回転すると、ファンモータ1の上方および下方の空間から上側通気口133および下側通気口210を通ってケーシング13の内部へ、気体が取り込まれる。ケーシング13内に取り込まれた気体は、インペラ12による遠心力を受け、天板部131、側壁部132、および後述する外周部42に囲まれた風洞130を、周方向に流れる。その後、気体は、風洞130から排気口134を通って、ファンモータ1の側方へ排出される。
<2−2.ベース部の構成について>
続いて、図2から図5を参照しつつ、ベース部21について詳細に説明する。図3は、ベースプレート40の上面図である。図4は、ベース部21の上面図である。図5は、ベースプレート40の部分上面図である。
図2および図3に示すように、ベースプレート40は、内周部41、外周部42、および、接続部43を有する。内周部41は、電機子22の下方において、径方向に拡がっている。外周部42は、内周部41の径方向外側において、内周部41と径方向に間隔を開けて配置される。また、外周部42は、インペラ12の下方に配置される。接続部43は、内周部41と外周部42とを径方向に接続する。本実施形態のベースプレート40は、接続部43を3つ有する。当該構成により、ベース部21は、内周部41、外周部42、および接続部43に囲まれた、軸方向に貫通する、3つの下側通気口210を有する。
図2および図4に示すように、樹脂部50は、上面部51、下面部52、側面部53、リード線引き出し部54、および、軸受保持部25を有する。上面部51は、ベースプレート40の内周部41および接続部43の上面を覆う。下面部52は、ベースプレート40の内周部41および接続部43の下面を覆う。また、側面部53は、内周部41の側面および接続部43の側面を覆い、かつ、上面部51と下面部52とを接続する。側面部53が上面部51と下面部52とを接続することにより、樹脂部50がベースプレート40から剥がれるのが抑制される。また、側面部53が上面部51と下面部52とを接続することにより、樹脂部50の強度が向上する。
ベースプレート40の内周部41および接続部43の表面を樹脂部50が覆っていることにより、内周部41および接続部43付近における振動の減衰比が高まる。これにより、ファンモータ1の駆動時に軸受機構110付近で生じる振動が、外周部42へ伝わりにくい。すなわち、ファンモータ1の外部へと伝達する振動を抑制できる。
特に、本実施形態では、樹脂部50が、接続部43の上面、下面、および側面の内端から外端までを覆っている。すなわち、振動が生じる軸受機構110付近に配置された内周部41から外周部42へと振動を伝達する接続部43付近において、ベース部21の振動の減衰比がより高まる。したがって、ファンモータ1の外部へと伝達する振動が、より抑制できる。このように、接続部43の表面のなるべく広い部分を樹脂部50が覆っていることが好ましい。
なお、樹脂部50の上面部51、下面部52、および側面部53は、それぞれ、内周部41および接続部43の上面、下面、および側面の全体を覆っていなくてもよい。内周部41および接続部43の上面、下面、および側面のそれぞれは、一部が樹脂部50から露出してもよい。
リード線引き出し部54は、図4に示すように、内周部41の径方向外側、かつ、外周部42の径方向内側に配置される。リード線引き出し部54は、軸方向に貫通する引き出し孔541を有する。回路基板23から延びるリード線は、引き出し孔541を通ってベース部21の下方へと引き出される。すなわち、リード線引き出し部54は、内周部41と外周部42との間において、回路基板23から延びるリード線を囲む。このようにすれば、リード線が、金属製のベースプレート40に直接接触しない。したがって、リード線の損傷が抑制される。
なお、本実施形態では、リード線引き出し部54は、貫通孔である引き出し孔541を有する環状であるが、本発明はこれに限られない。リード線引き出し部54は、切り欠き状であり、回路基板23から延びるリード線が当該切り欠きの内部を通ってベース部21の下方へと引き出されてもよい。
図2に示すように、軸受保持部25の下端部は、上面部51と繋がっている。樹脂部50が軸受機構110を構成する軸受保持部25を有することにより、軸受機構110付近で生じる振動が、樹脂部50により吸収されやすい。また、樹脂部50は、上面部51の上面と、軸受保持部25の下端部付近の側面とを繋ぐ、補強部251を有する。これにより、軸受保持部25と上面部51との接続箇所において、剛性が増す。したがって、ファンモータ1の駆動時に軸受機構110付近で生じる振動が、外周部42へより伝わりにくい。
なお、図4に示すように、本実施形態では、軸受保持部25の下端部の周囲に、複数の補強部251が、周方向に等間隔に配置されている。ただし、補強部251は、環状に繋がっていてもよい。
樹脂部50は、ベースプレート40を挿入部品とした射出成型により得られる。本実施形態では、樹脂部50の射出成型は、挿入部品の一部が金型から露出した状態で金型内に溶融樹脂が射出される、いわゆるアウトサート成型により行われる。なお、樹脂部50の射出成型は、挿入部品の全体が金型の内部に配置された状態で金型内に溶融樹脂が射出される、いわゆるインサート成型により行われてもよい。
図2および図3に示すように、ベースプレート40の内周部41には、上下に貫通する複数の貫通孔411が設けられている。これにより、樹脂部50を射出成型する際に、内周部41の上面側および下面側のいずれか一方側から溶融樹脂が射出された時に、他方側に溶融樹脂が回り込みやすい。したがって、樹脂部50の成型精度が向上する。本実施形態では、内周部41の下面側から溶融樹脂が射出されるため、内周部41の下面側から軸受保持部25の上方まで溶融樹脂が回り込む必要がある。そのため、貫通孔411が特に有用である。
また、本実施形態では、ベースプレート40の外周部42の上面および下面は、いずれも、樹脂部50から露出している。このため、外周部42の上面は、樹脂部50の上面部51の上面よりも軸方向に下側に位置する。これにより、外周部42の上方における風洞体積の低下が抑制される。これにより、ファンモータ1のファン性能の低下が抑制できる。
図2に示すように、ベースプレート40の接続部43は、径方向内側から径方向外側に向かって下方に傾斜する傾斜部431を有する。これにより、内周部41の下面が、外周部42の下面よりも上方に配置される。また、樹脂部50の下面部52の下端面の軸方向の高さは、外周部42の下端面の軸方向の高さと略同一である。そのため、ベースプレート40の下面が平らである。したがって、ベースプレート40の下面を搭載する電子機器の筐体に載置あるいは取り付ける場合に、安定度が向上する。
また、接続部43が傾斜部431を有することにより、外周部42の上面が、樹脂部50の上面部51の上端面よりもさらに軸方向下方に配置される。したがって、外周部42の上方における風洞体積の低下がより抑制される。これにより、ファンモータ1のファン性能の低下がより抑制できる。
図5に示すように、傾斜部431の外端は、外周部42と接続部43との境界部44よりも径方向内側に配置される。これにより、ベースプレート40がプレス成形される際に、外周部42に歪みが生じるのが抑制される。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図6は、一変形例に係るベースプレート40Bの部分上面図である。図6の例では、接続部43Bの傾斜部431Bの外端が、外周部42Bと接続部43Bとの境界部44Bとなっている。また、外周部42Bは、境界部44Bの周方向の両側に、外方へ向けて窪む切り欠き421Bを有する。
このように、傾斜部431Bの外端、すなわち、ベースプレート40Bの傾斜が始まる屈曲箇所の両側に切り欠き421Bを設けることにより、ベースプレート40Bがプレス成形される際に、外周部42Bに歪みが生じるのが抑制される。
また、上記の実施形態では、ベースプレートの接続部が3つであったが、本発明はこれに限られない。接続部は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態では、接続部の傾斜部は、接続部の外端部付近に配置されていたが、本発明はこの限りではない。傾斜部は、接続部の径方向中央付近に配置されてもよいし、接続部の内端部付近に配置されてもよい。
また、上記の実施形態では、ベースプレート40の外周部42の上面および下面の両方が、樹脂部50から露出していたが、外周部42の下面は、樹脂部50に覆われていてもよい。また、外周部42の上面に、局所的に樹脂に覆われた部分が存在してもよい。
また、上記の実施形態のファンモータは、電機子の外側にロータのマグネットが配置された所謂アウターロータ型のモータであったが、本発明はこれに限られない。本発明のファンモータは、ロータのマグネットの外側に電機子が配置された、所謂インナーロータ型のモータであってもよい。
また、ファンモータの細部の構成については、本願の各図に示された構造と、相違していてもよい。例えば、モータの軸受機構に、流体動圧軸受に代えて、滑り軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ファンモータに利用できる。
1,1A ファンモータ
9,9A 回転軸
11,11A モータ
12,12A インペラ
13 ケーシング
20,20A ステータ
21,21A ベース部
22,22A 電機子
23 回路基板
24 軸受
25 軸受保持部
30,30A ロータ
40,40A,40B ベースプレート
41,41A 内周部
42,42A,42B 外周部
43,43A,43B 接続部
44,44B 境界部
50,50A 樹脂部
51,51A 上面部
52,52A 下面部
53 側面部
54 リード線引き出し部
61 ステータコア
62 インシュレータ
63 コイル
110 軸受機構
130 風洞
251 補強部
411 貫通孔
421B 切り欠き
431,431B 傾斜部
541 引き出し孔

Claims (14)

  1. モータとインペラとを有するファンモータであって、
    前記モータは、
    電機子を有する、ステータと、
    上下に延びる回転軸を中心として回転する、ロータと、
    前記ステータの下方に配置され、径方向に拡がる、金属製のベースプレートと、
    前記ベースプレートの一部を覆う、樹脂部と、
    を有し、
    前記インペラは、前記ステータの径方向外側に配置され、かつ、前記ロータとともに回転し、
    前記ベースプレートは、
    前記ステータの下方に配置される、内周部と、
    前記内周部の径方向外側かつ前記インペラの下方において、前記内周部と間隔を開けて配置される、外周部と、
    前記内周部と前記外周部とを接続する、接続部と、
    を有し、
    前記樹脂部は、
    前記内周部の上面および前記接続部の上面を覆う、上面部と、
    前記内周部の下面および前記接続部の下面を覆う、下面部と、
    を有し、
    前記外周部の少なくとも上面は、前記樹脂部から露出する、ファンモータ。
  2. 請求項1に記載のファンモータであって、
    前記樹脂部は、
    前記内周部の側面および前記接続部の側面を覆い、かつ、前記上面部と前記下面部とを接続する、側面部
    をさらに有する、ファンモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のファンモータであって、
    前記樹脂部は、射出成型により得られる、ファンモータ。
  4. 請求項3に記載のファンモータであって、
    前記ベースプレートは、前記内周部に、上下に貫通する貫通孔を複数有する、ファンモータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のファンモータであって、
    前記外周部の下面は、前記樹脂部から露出する、ファンモータ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のファンモータであって、
    前記内周部の下面は、前記外周部の下面よりも上方に配置される、ファンモータ。
  7. 請求項6に記載のファンモータであって、
    前記接続部は、径方向内側から径方向外側に向かって下方に傾斜する傾斜部を有する、ファンモータ。
  8. 請求項7に記載のファンモータであって、
    前記傾斜部の外端は、前記接続部と前記外周部との境界部よりも径方向内側に配置される、ファンモータ。
  9. 請求項7に記載のファンモータであって、
    前記傾斜部の外端は、前記接続部と前記外周部との境界部であり、
    前記外周部は、前記境界部の周方向の両側に、外方に向けて窪む切り欠きを有する、ファンモータ。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれかに記載のファンモータであって、
    前記下面部の下端面の軸方向の高さは、前記外周部の下端面の軸方向の高さと略同一である、ファンモータ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のファンモータであって、
    前記ロータは、シャフトを有し、
    前記ステータは、前記シャフトを回転自在に支持する軸受を有し、
    前記樹脂部が、前記軸受を保持する、上下に延びる略円筒形状の前記軸受保持部を有する、ファンモータ。
  12. 請求項11に記載のファンモータであって、
    前記樹脂部が、
    前記上面部の上面と、前記軸受保持部の下端部付近の側面とを繋ぐ、補強部
    をさらに有する、ファンモータ。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のファンモータであって、
    前記樹脂部と前記電機子との間に基板が配置される、ファンモータ。
  14. 請求項13に記載のファンモータであって、
    前記電機子がコイルを有し、
    前記樹脂部は、
    前記内周部と前記外周部との間において、前記基板から延びるリード線を囲む、リード線引き出し部
    をさらに有し、
    前記リード線引き出し部は、上下に貫通する貫通孔を有する環状、または、切り欠き状である、ファンモータ。

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