JP2015088973A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路素子の物理的な干渉などを回避しながら、本体ケースの大型化を回避することができる通信装置を提供する。【解決手段】データ通信装置は、補助回路基板の主回路基板26とは反対側の面に実装され、第2のインターフェース回路は、補助回路基板の主回路基板側の面に実装され、第2のインターフェース回路を構成する回路素子の少なくとも一部を、主回路基板の基板ケース29側の面に実装された回路素子35と重合しない位置に配置し、第2のインターフェース回路を構成する回路素子に対応して凹陥し、主回路基板側に突出する逃げ部67、68を、基板ケースに形成した。【選択図】図3

Description

本発明は、自動販売機の販売情報収集などのテレメトリングの分野や、移動体への交通情報配信などのテレマティクスの分野などで用いられる通信装置に関し、特に通信装置の構造に関するものである。
近年、無線パケット通信網を介して情報の収集や配信などを行うテレメトリングやテレマティクスが普及してきている。テレメトリングとは、機器の動作監視や遠隔制御を意味するもので、その代表的な例としては、自動販売機の販売管理システム、ガスや水道などの使用量管理システム、無人駐車場における管理システムなどが挙げられる(このうち、自動販売機の販売管理システムについては特許文献1、特許文献2を参照)。
また、テレマティクスとは、自動車などの移動体に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報サービスを提供することを意味する。テレマティクスの代表的な例としては、自動車に設置した端末に交通情報やナビゲーション情報をリアルタイムに提供する車載情報システムなどが挙げられる。
このような分野においては、遠隔地において無線パケット通信網に接続するためのデータ通信装置(DCE:Data Circuit−terminating Equipment)と、このデータ通信装置を用いるデータ端末装置(DTE:Data Terminal Equipment)とが配置される。例えば、自動販売機の販売管理システムにおいては、販売制御や商品収納庫内の温度制御を行う制御装置がデータ端末装置に相当する。各データ端末装置は、定期的に又は任意時に、データ通信装置を介して所定のネットワークに接続し、このネットワークを介して所定の管理コンピュータに接続する。そして、管理コンピュータに接続したデータ端末装置は、種々の管理対象データを送信するものであった。
特開2003−51056号公報 特許第4241775号公報
ところで、例えば自動販売機のテレメトリングにおいては、設置場所での電波状態などの理由により、システム構築後にキャリアやサービスを変更する必要が発生する。特に、接続端末に対して固定IPアドレスを割り当てるネットワーク接続サービスから、動的にIPアドレスを付与するネットワーク接続サービスに変更する場合もある。
このような実情からデータ通信装置を他の機種に変更し易くするために、従来ではデータ端末装置とデータ通信装置とを相互に接続して両者の通信を仲介する通信装置が提案されている。この通信装置はケース内にデータ通信装置と回路基板とを内蔵しており、データ端末装置からはデータ通信装置にみえるよう動作するものであるが、通信装置を多種類のデータ通信装置に対応させるためには、各データ通信装置に対応させた回路基板をそれぞれ開発・製造する必要があるため、コストが高くなる。
そこで、前記特許文献2では、各データ通信装置に依存しない共通回路を主回路基板に形成し、各データ通信装置に依存する回路を補助回路基板に形成し、更に、基板ケースを設けて補助回路基板をそれに収容することにより、補助回路基板を収容した基板ケースを主回路基板と重合して配置し、本体ケースの小型化を図っていた。
しかしながら、データ通信装置が変更された場合、補助回路基板の回路素子の配置なども変更しなければならなくなる。係る変更により主回路基板と補助回路基板の回路素子が相互に重合してしまうと、主回路基板の回路素子と本体ケースとの物理的な干渉や、主回路基板の回路素子の放熱性の悪化が発生するため、本体ケースを大きくしなければならなくなる問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、回路素子の物理的な干渉などを回避しながら、本体ケースの大型化を回避することができる通信装置を提供するものである。
本発明の通信装置は、通信網との接続用のデータ通信装置と、データ端末装置とデータ通信装置とを相互に接続するための回路を、本体ケース内に収容して成るものであって、データ端末装置と接続するための第1のインターフェース回路、及び、データ端末装置とデータ通信装置との通信を仲介するための通信制御回路を含む主回路基板と、データ通信装置と主回路基板とを接続するための第2のインターフェース回路を含み、データ通信装置が実装される補助回路基板と、主回路基板に重合するかたちで配置され、この主回路基板に面する側とは反対側に補助回路基板を収容する基板ケースとを備え、データ通信装置は、補助回路基板の主回路基板とは反対側の面に実装され、第2のインターフェース回路は、補助回路基板の主回路基板側の面に実装されており、第2のインターフェース回路を構成する回路素子の少なくとも一部を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、第2のインターフェース回路を構成する回路素子に対応して凹陥し、主回路基板側に突出する逃げ部を、基板ケースに形成したことを特徴とする。
請求項2の発明の通信装置は、上記発明において基板ケースの逃げ部の厚さ寸法を、他の部分の厚さ寸法よりも薄くしたことを特徴とする。
請求項3の発明の通信装置は、請求項1の発明において第2のインターフェース回路を構成する回路素子を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、逃げ部を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に形成したことを特徴とする。
請求項4の発明の通信装置は、上記各発明において基板ケースを、合成樹脂により成形したことを特徴とする。
本発明によれば、通信網との接続用のデータ通信装置と、データ端末装置とデータ通信装置とを相互に接続するための回路を、本体ケース内に収容して成る通信装置において、データ端末装置と接続するための第1のインターフェース回路、及び、データ端末装置とデータ通信装置との通信を仲介するための通信制御回路を含む主回路基板と、データ通信装置と主回路基板とを接続するための第2のインターフェース回路を含み、データ通信装置が実装される補助回路基板と、主回路基板に重合するかたちで配置され、この主回路基板に面する側とは反対側に補助回路基板を収容する基板ケースとを備え、データ通信装置は、補助回路基板の主回路基板とは反対側の面に実装され、第2のインターフェース回路は、補助回路基板の主回路基板側の面に実装されており、第2のインターフェース回路を構成する回路素子の少なくとも一部を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、第2のインターフェース回路を構成する回路素子に対応して凹陥し、主回路基板側に突出する逃げ部を、基板ケースに形成したので、主回路基板に実装された回路素子と基板ケースの逃げ部とが重合するかたちとなっても、部分的に重合するかたちとなるので、主回路基板の回路素子と基板ケース間の間隔が狭くなっても、その範囲を縮小することができる。
これにより、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と基板ケースの逃げ部との距離が狭くなることによる放熱性の低下を抑制することができるので、本体ケースの大型化を未然に回避することが可能となる。
また、基板ケースの逃げ部を主回路基板側に突出させているので、逃げ部の厚さ寸法を極端に薄くする必要は無くなる。そのため、請求項4の発明の如く合成樹脂により基板ケースを成形する場合にも、逃げ部を構成する部分での樹脂の流れが悪化することを防止若しくは抑制することができるようになる。
その場合にも、請求項2の発明の如く基板ケースの逃げ部の厚さ寸法を、可能な限り他の部分の厚さ寸法よりも薄くすることにより、補助回路基板の回路素子を逃げるための凹陥寸法を十分確保しても、主回路基板の回路素子と基板ケースの逃げ部との物理的な干渉を効果的に回避することが可能となる。
一方、請求項3の発明の如く第2のインターフェース回路を構成する回路素子を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、逃げ部を、主回路基板の基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に形成するようにすれば、主回路基板の回路素子と基板ケースの逃げ部との物理的な干渉は確実に起こらなくなる。これにより、逃げ部の厚さ寸法を薄くする必要もなくなり、凹陥寸法を十分に確保しながら、請求項4の如く合成樹脂で成形する際の不都合も一層効果的に回避することが可能となる。
また、請求項4の発明の如く基板ケースを合成樹脂により成形するときには、樹脂注入箇所での樹脂の流れを良くするために、ゲート溜まりを形成する必要があるが、請求項1の発明の如く逃げ部を凹陥形成するようにし、この逃げ部から樹脂を注入することで、ゲート溜まりを逃げ部で兼用し、それを廃止することも可能となる。
本発明を適用した実施例の通信装置の斜視図である。 図1の通信装置の分解斜視図である。 基板ケースを取り付けた(透視状態で示す)主回路基板の正面図である。 基板ケースの斜視図である。 図4の基板ケースの背面斜視図である。 図4の基板ケースの正面図である。 図4の基板ケースの横断面図である。 補助回路基板の正面図である。 図8の補助回路基板の背面図である。 図1の通信装置の機能ブロック図である。 他の実施例の基板ケースを取り付けた(透視状態で示す)主回路基板の正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
実施例の通信装置1は、図1及び図2に示す如く、略箱状の本体ケース2を備えている。この本体ケース2は、何れも金属製のフロントケース3とリアケース4とを厚さ方向に重ね合わせ、ネジ11により結合することにより構成されており、この本体ケース2の上面には、BNCコネクタなどからなるアンテナ端子6が設けられている。本体ケース2の上面であって前記アンテナ端子6の側方には、データ端末装置との接続用のコネクタ7が露出して配置されている。また、本体ケース2の側面には、電源端子8やグランド端子9が露出して設けられている。
フロントケース3の前面12の上部には、内部の機器の操作を可能にするための孔13が形成されており、この孔13はゴムなどの弾性部材からなる蓋体14により封鎖されている。また、フロントケース3の前面12には、動作状況等を表示するためのランプ16が配置されている。また、フロントケース3の側面にはネジ止め用の貫通孔22が形成されている。
リアケース4の上下端には、取付具17がリアケース4と一体に形成されている。取付具17は、各図に示すようにリアケース4の背面と取付先との間に所定の距離が形成されるよう、背方に少許突出して形成されている。また、取付具17は、リアケース4の上下方向に張り出して形成されており、各取付具17には、ネジ止め用の丸孔18及び長孔19が形成されている。リアケース4の前面には、図2に示す如くシリコン樹脂などの熱伝導性シート21が貼り付けられている。また、リアケース4の側面にはネジ止め用の貫通孔23が形成されている。
次に、本体ケース2内に収容される内部機器及びその取付構造について説明する。本体ケース2内には、図2及び図3に示すように、主回路基板26と、補助回路基板27と、補助回路基板27上に実装されたデータ通信装置28と、補助回路基板27を収容する基板ケース29とが収容されている。
前記主回路基板26の一方の面には、データ端末装置31と接続するための第1のインターフェース回路32、データ端末装置31とデータ通信装置28との通信を仲介する通信制御回路33(図10にブロック図で示す)を構成する回路素子が実装されている。また、主回路基板26には、前記コネクタ7、電源端子8、グランド端子9などが実装されている。更に、主回路基板26には、補助回路基板27と接続するためのコネクタ36が実装されている。
更にまた、図3における主回路基板26の右下側(一側下側)には、前記基板ケース29と共にフロントケース3にネジ止めするための貫通孔37が四カ所形成されている。そして、この四カ所の貫通孔37で包囲される領域内下部の主回路基板26の一方の面には、実施例では前記通信制御回路33を構成するメモリなどの回路素子35(長方形状)が図3のコネクタ36の下方に位置して実装され、主回路基板26の一方の面から、その厚さ寸法で突出している。
前記補助回路基板27には、図8、図9に示すようにデータ通信装置28と主回路基板26とを接続するための第2のインターフェース回路38(図10にブロック図で示す)を構成する回路素子が実装されている。また、図9の補助回路基板27の一方の面の下部には、前記データ通信装置28を接続するコネクタ39が実装されており、図8の補助回路基板27の他方の面の上部には、前記主回路基板26のコネクタ36と接続するためのコネクタ41が実装されている。
更にまた、図8の補助回路基板27の他方の面の下部には、前記第2のインターフェース回路38を構成するダイオードなどの回路素子42〜51が実装されている。この場合、回路素子42〜50は図8に示されるように逆さL字形となるように配置されており、補助回路基板27の他方の面から、その厚さ寸法で突出している。また、回路素子51は回路素子42の図8における右下に少許離間して配置されており、同様に補助回路基板26の他方の面から、その厚さ寸法で突出している。
次に、図4〜図7を参照しながら前記基板ケース29について説明する。基板ケース29は、硬質合成樹脂により構成されており、図2に示す如く前記補助回路基板27を収容可能な寸法を有し、底壁62と周囲の側壁65を有する一方の面が開放された薄型箱状のケース主体53と、ケース主体53の側壁65の外側に位置する四隅に設けられて他方の面の側に突出する脚部54と、ケース主体53の一方の短辺の側壁65から張出形成された係止片56と、一方の長辺の側壁65から張出形成された係止片57が一体に成形されている。
各係止片56、57にはネジ孔58、59が形成されている。前記各脚部54には貫通孔61が形成されている。また、ケース主体53の底壁62の長手方向の一側(図6の上部)には前記補助回路基板27のコネクタ41を貫通させるための貫通孔63が形成されている。更に、ケース主体53の略対角線上の両端側には、補助回路基板27の固定用のネジ孔64がそれぞれ形成され、長手方向の他側(図6の下部)には補助回路基板27を固定するための係止部66が、底壁62の内面(一方の面)から一体に立設形成されている。係止部66は先端が鉤状とされており、補助回路基板27の下縁(図8)の他方の面に係合する。
また、ケース主体53の底壁62には、前記補助回路基板27がこの基板ケース29の一方の面の側に収容されたときに、補助回路基板27の他方の面に実装された回路素子42〜50に対応する位置に、逃げ部67が凹陥形成されており、回路素子51に対応する位置にも、もう一つの逃げ部68が同様に凹陥形成されている。
各逃げ部67、68は補助回路基板27を基板ケース29に収容したときに、回路素子42〜51が基板ケース29に当たらないように、それらの突出寸法を吸収することができる寸法で凹陥されているが、更に各逃げ部67、68は図5に示すように他方の面側に突出するように形成されている。これにより、底壁62の逃げ部67、68に対応する部分62Aの厚さ寸法が極度に薄くならないようにしている。
但し、逃げ部67、68の凹陥寸法よりも突出寸法が小さくされており、底壁62の部分62Aの厚さ寸法は、他の部分(底壁62)の厚さ寸法よりも少許薄くなる。これにより、後述するように主回路基板26に基板ケース29が取り付けられたときに、主回路基板26の回路素子35に基板ケース29が当たらないようにしているが、極度には薄くされていないため、合成樹脂の回り(流れ)が悪くなることはない。
また、前述した如く基板ケース29は硬質合成樹脂により成形される。その際、所定の成形型内に樹脂を注入するものであるが、樹脂の注入は逃げ部67に対応する位置から行う。
次に、係る通信装置1の組立手順について説明する。コネクタ39によりデータ通信装置28を一方の面に実装した補助回路基板27は、他方の面を基板ケース29の底壁62の内面に対向させ、前記コネクタ41を貫通孔63に挿通した状態で、前記係止部66を補助回路基板27の他方の面に係合させると共に、図示しないネジを補助回路基板27のネジ孔71に挿通し、基板ケース29のネジ孔64に螺合させることにより、基板ケース29に取り付けられ、収容される。
このとき、補助回路基板27の他方の面に実装された回路素子42〜50は、基板ケース29の底壁62に凹陥形成された逃げ部67内に進入し、回路素子51も逃げ部68内に進入するので、補助回路基板27の各回路素子42〜51が基板ケース29の底壁62に当たる(物理的な干渉)ことは無い。
そして、補助回路基板27は基板ケース29に収容された状態で、基板ケース29は主回路基板26の一方の面に重合され、コネクタ41が主回路基板26のコネクタ36に接続される。更に、基板ケース29の脚部54の貫通孔61、及び、主回路基板26の貫通孔37にネジ72を挿入し、当該ネジ72をフロントケース3の内側に形成したネジ受け73に螺合させることにより、内部機器を一体にして本体ケース2内に取り付ける。
このとき、主回路基板26の他方の面がフロントケース3の内側に面し、補助回路基板27がそのリアケース4側となるよう取り付ける。そして、フロントケース3とリアケース4の貫通孔22、23を合致させ、それらにネジ11を螺合させてフロントケース3とリアケース4を結合する。このとき、補助回路基板27上のデータ通信装置28の一方面(補助回路基板27とは反対側の面)がリアケース4の熱伝導性シート21と密着する。
このように組み立てられた状態で、補助回路基板27は基板ケース29の主回路基板26に面する側とは反対側に収容され、データ通信装置28は補助回路基板27の主回路基板26とは反対側の面に実装されている。また、第2のインターフェース回路38を構成する回路素子42〜51は、補助回路基板27の主回路基板26側の面に実装され、各逃げ部67、68もそれぞれに対応して主回路基板26側に突出したかたちとなる。
また、実施例の場合、基板ケース29の脚部54の突出により、各逃げ部67、68と主回路基板26の一方の面に実装された回路素子35との間には、間隔が形成され、両者が当接(物理的な干渉)しないような寸法関係に構成されているが、補助回路基板27の各回路素子42〜48及び回路素子51は、主回路基板26の回路素子35とは重合しないように配置している。これにより、それらに対応する基板ケース29の逃げ部68は回路素子35とは重合しない位置となり、逃げ部67もその殆どは回路素子35とは重合しない位置となって、その一部67A(回路素子49、50に対応する部分)のみが重合するかたちとなるように構成されている(図3に基板ケース29及び逃げ部67、68を破線で示す)。
このように、第2のインターフェース回路38を構成する回路素子42〜51のうちの少なくとも一部(実施例では回路素子42〜48、51)を、主回路基板26の基板ケース29側の面(一方の面)に実装された回路素子35と重合しない位置に配置したので、回路素子42〜51に対応して凹陥し、主回路基板26側に突出して基板ケース29に形成された逃げ部67、68が、主回路基板26に実装された回路素子35と重合するかたちとなっても、部分的に(一部67Aのみ)重合するかたちとなるので、主回路基板26の回路素子35と基板ケース29間の間隔が、逃げ部67の一部67Aの領域において狭くなっても、その範囲は著しく縮小される。
これにより、主回路基板26の基板ケース29側の面に実装された回路素子35と基板ケース29の逃げ部67、68との間の距離が狭くなることによる回路素子35の放熱性の低下を抑制することができるので、本体ケース2を大型化する必要がなくなる。
また、基板ケース29の逃げ部67、68を主回路基板26側に突出させているので、逃げ部67、68の厚さ寸法を極端に薄くする必要が無くなる。そのため、実施例の如く硬質合成樹脂により基板ケース29を成形する場合、逃げ部67、68を構成する部分での樹脂の流れが悪化することを防止、若しくは、抑制することができるようになる。
その場合にも、実施例では基板ケース29の逃げ部67、68の厚さ寸法を、可能な限り他の部分の厚さ寸法よりも薄くすれば、補助回路基板27の回路素子42〜51を逃げるための逃げ部67、68凹陥寸法を十分確保しても、主回路基板26の回路素子35と基板ケース29の逃げ部67、68との物理的な干渉を効果的に回避することが可能となる。
また、実施例の如く基板ケース29を硬質合成樹脂により成形した場合、樹脂注入箇所での樹脂の流れを良くするために、ゲート溜まりを形成する必要があるが、前述した如く凹陥形成された逃げ部67に対応する部分から成形型内に樹脂を注入するようにしているので、ゲート溜まりを逃げ部67で兼用し、それを廃止することが可能となる。
次に、実施例に係る通信装置1における各回路基板と機能について図10の機能ブロック図を参照して説明する。図10に示すように主回路基板26には、データ端末装置(例えば、自動販売機の販売管理システムにおいて商品の販売制御や商品収納庫内の温度制御を行う制御装置)との接続用のコネクタ76と、データ端末装置との接続用の第1のインターフェース回路32と、データ端末装置とデータ通信装置28との間のデータ通信を制御する通信制御回路33と、補助回路基板27との接続用のコネクタ36とが実装されている。
ここで、通信制御回路33は、データ端末装置が、接続されることが想定されていないデータ通信装置28であっても通信できるよう、データ端末装置の対応している通信方式とデータ通信装置28の通信方式との変換・中継等を行う。具体的には、ネットワークの接続処理の代理や、アドレス変換等の処理を行う。また、通信制御回路33は、種々のデータ通信装置28に容易に対応できるよう、PLD(Programmable Logic Device)の一種であるFPGA(Field Programmable Gate Array)で実装した。
補助回路基板27は、データ通信装置28に対応して設計・製造されるものであり、主回路基板26との接続用のコネクタ41と、主回路基板26との接続用の第2のインターフェース回路38と、データ通信装置28とが実装されている。このように、実施例の通信装置1では、各データ通信装置28に依存しない共通回路を主回路基板26に形成し、各データ通信装置28に依存する回路を補助回路基板27に形成することにより、データ通信装置28の交換を容易に行うことができるように構成されている。
また、主回路基板26の基板ケース29側の面にコネクタ36を設け、補助回路基板27の主回路基板26側の面にコネクタ41を設け、両者が連結されることにより、主回路基板26と補助回路基板27が接続され、更に、補助回路基板27のコネクタ41(或いは、主回路基板26のコネクタ36でも良い)が通過可能な貫通孔63を基板ケース29に形成しているので、主回路基板26と基板ケース29とを重合して配置するレイアウトによる本体ケース2の小型化を、極めて容易に実現することができるようになる。
次に、図11を参照しながら本発明の他の実施例について説明する。図11はこの場合の主回路基板26の回路素子35と基板ケース29の逃げ部67、68の位置関係を示している。この実施例では、補助回路基板27の各回路素子42〜50及び回路素子51の全てを主回路基板26の回路素子35とは重合しないように配置する。これにより、それらに対応する基板ケース29の逃げ部67と68は、回路素子35とは重合しない位置となる(図11に基板ケース29及び各逃げ部67、68を破線で示す)。
この実施例のように、第2のインターフェース回路38を構成する回路素子42〜51を、主回路基板26の基板ケース29側の面に実装された回路素子35と重合しない位置に配置すると共に、逃げ部67、68を、主回路基板26の基板ケース29側の面に実装された回路素子35と重合しない位置に形成することにより、主回路基板26の回路素子35と基板ケース29の逃げ部67、68との当接(物理的な干渉)は確実に起こらなくなる。
係る構成とすれば、回路素子35と逃げ部67、68とが本体ケース2の厚さ方向において、重複する程に逃げ部67、68を突出させても、回路素子35と逃げ部67、68が当接することはなくなる。即ち、前記実施例(図7)のように逃げ部67、68に対応する部分62Aの厚さ寸法を薄くする必要がなくなるので、逃げ部67、68の凹陥寸法を十分に確保しながら、成形時の樹脂の流れが悪化する不都合も一層効果的に回避することが可能となる。
尚、実施例で示した各回路部品の配置は、それに限定されるものでは無く、データ通信装置28に対応した第2のインターフェース回路38の構成に応じて、本願の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 通信装置
2 本体ケース
3 フロントケース
4 リアケース
26 主回路基板
27 補助回路基板
28 データ通信装置
29 基板ケース
36、41 コネクタ
35、42〜51 回路素子
63 貫通孔
67、68 逃げ部

Claims (4)

  1. 通信網との接続用のデータ通信装置と、データ端末装置と前記データ通信装置とを相互に接続するための回路を、本体ケース内に収容して成る通信装置において、
    前記データ端末装置と接続するための第1のインターフェース回路、及び、前記データ端末装置と前記データ通信装置との通信を仲介するための通信制御回路を含む主回路基板と、
    前記データ通信装置と前記主回路基板とを接続するための第2のインターフェース回路を含み、前記データ通信装置が実装される補助回路基板と、
    前記主回路基板に重合するかたちで配置され、該主回路基板に面する側とは反対側に前記補助回路基板を収容する基板ケースとを備え、
    前記データ通信装置は、前記補助回路基板の前記主回路基板とは反対側の面に実装され、前記第2のインターフェース回路は、前記補助回路基板の前記主回路基板側の面に実装されており、
    前記第2のインターフェース回路を構成する回路素子の少なくとも一部を、前記主回路基板の前記基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、
    前記第2のインターフェース回路を構成する回路素子に対応して凹陥し、前記主回路基板側に突出する逃げ部を、前記基板ケースに形成したことを特徴とする通信装置。
  2. 前記基板ケースの逃げ部の厚さ寸法を、他の部分の厚さ寸法よりも薄くしたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2のインターフェース回路を構成する回路素子を、前記主回路基板の前記基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に配置すると共に、
    前記逃げ部を、前記主回路基板の前記基板ケース側の面に実装された回路素子と重合しない位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記基板ケースを、合成樹脂により成形したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載の通信装置。
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