JP2015088342A - ライトシェルフ構造 - Google Patents

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真希 市原
Sanemare Ichihara
真希 市原
斎藤 祐二
Yuji Saito
祐二 斎藤
和芳 張本
Kazuyoshi Harimoto
和芳 張本
比奈子 鹿毛
Hinako Kage
比奈子 鹿毛
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【課題】平面視で太陽光の入射方向が採光窓に対して傾斜している場合でも、室内に採り入れる太陽光を天井面になるべく均一に照射できるライトシェルフ構造を提供すること。【解決手段】ライトシェルフ構造1は、外壁11に設けられた採光窓12と、外壁11に採光窓12に沿って設けられたライトシェルフ13と、を備える。ライトシェルフ13は、反射領域20で太陽光Sを反射して採光窓12を通して屋内に導入し、屋内の天井面15の所定の照射領域30を照射する。反射領域20の採光窓12に平行な方向の鉛直断面は、下方に膨出した放物線形状が連続する波形状である。【選択図】図4

Description

本発明は、ライトシェルフ構造に関する。詳しくは、反射領域で太陽光を反射して、室内の天井面の照射領域を照射するライトシェルフの構造に関する。
従来より、太陽光を室内に導入するために、ライトシェルフやブラインドが知られている。
ライトシェルフは、例えば、外壁から水平に突主しており、略水平な反射面で太陽光を反射して採光窓を通して室内に導入し、室内の天井面を照射する(特許文献1参照)。
また、ブラインドは、例えば、水平に延びる複数のスラットが上下に並べて構成されており、太陽光を各スラットに反射させて、室内の天井面を照射する。各スラットの角度は、太陽高度に基づいて制御されており、具体的には、上側のスラットは室奥側を照射し、下側のスラットは窓際側を照射するようになっている(特許文献2参照)。
特開2010−186695号公報 特開平11−195306号公報
しかしながら、特許文献1、2に示されたライトシェルフでは、反射面の採光窓に沿った方向の断面形状が略水平である。よって、日中の太陽の位置が変化して、太陽光の入射方向が平面視で採光窓に対して傾斜すると、この反射光の出射方向も平面視で採光窓に対して傾斜する。よって、太陽の位置に変化によっては、室内に採り入れる太陽光が天井面に均一に照射されない、という問題があった。
本発明は、太陽光の入射方向が平面視で採光窓に対して傾斜している場合でも、室内に採り入れる太陽光を天井面になるべく均一に照射できるライトシェルフ構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載のライトシェルフ構造(例えば、後述のライトシェルフ構造1)は、外壁(例えば、後述の外壁11)に設けられた採光窓(例えば、後述の採光窓12)と、前記外壁に前記採光窓に沿って設けられたライトシェルフ(例えば、後述のライトシェルフ13)と、を備え、当該ライトシェルフは、反射領域(例えば、後述の反射領域20)で太陽光(例えば、後述の太陽光S)を反射して前記採光窓を通して屋内に導入し、当該屋内の天井面(例えば、後述の天井面15)の所定の照射領域(例えば、後述の照射領域30)を照射するライトシェルフ構造であって、前記反射領域の前記採光窓に平行な方向の鉛直断面は、下方に膨出した弧形状が連続する波形状であることを特徴とする。
この発明によれば、反射領域の採光窓に沿った方向の鉛直断面を、下方に膨出した弧状とした。よって、太陽光の入射方向が平面視で採光窓に対して傾斜している場合でも、反射領域により、この太陽光を平面視で採光窓に対して垂直な方向に反射させることができるから、室内に採り入れる太陽光を天井面になるべく均一に照射できる。
請求項2に記載のライトシェルフ構造は、前記反射領域の前記採光窓に垂直な方向の鉛直断面は、上方に膨出した弧形状であることを特徴とする。
この発明によれば、反射領域の採光窓に垂直な方向の鉛直断面を、上方に膨出した弧形状とした。よって、反射領域内で反射された反射光は、大きく拡がって天井面の所望の照射領域に照射されることになるから、採光した太陽光を広範囲に拡散できる。また、反射領域の面積や弧の形状を調整することにより、天井面の所望の照射領域を所望の光量で照射できる。
本発明によれば、反射領域の採光窓に沿った方向の鉛直断面を、下方に膨出した弧状とした。よって、太陽光の入射方向が平面視で採光窓に対して傾斜している場合でも、反射領域により、この太陽光を平面視で採光窓に対して垂直な方向に反射させることができるから、室内に採り入れる太陽光を天井面になるべく均一に照射できる。
本発明の一実施形態に係るライトシェルフ構造の断面図である。 前記実施形態に係るライトシェルフ構造の平面図である。 前記実施形態に係るライトシェルフの部分拡大平面図である。 図3のA−A断面図である。 前記実施形態に係るライトシェルフの部分反射領域の斜視図である。 前記実施形態に係る部分反射領域のX方向の鉛直断面図である。 前記実施形態に係る部分反射領域のY方向の鉛直断面図である。 前記実施形態に係るライトシェルフに対して、太陽光を平面視で採光窓に対して傾斜して入射したシミュレーション結果を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るライトシェルフ構造1の断面図である。図2は、ライトシェルフ構造1の平面図である。図3は、ライトシェルフ13の部分拡大平面図であり、図4は、図3のA−A断面図である。
ここで、図1〜図8において、採光窓12に平行な方向つまりライトシェルフ13の長さ方向を、X方向とする。また、採光窓12に垂直な方向つまりライトシェルフ13の幅方向を、Y方向とする。
また、太陽光(入射光)をSとし、ライトシェルフ13で反射した反射光をRとする。
ライトシェルフ構造1は、建物10の外壁11に設けられた採光窓12と、外壁11に採光窓12に沿って設けられたライトシェルフ13と、を備える。
外壁11の屋内側の空間は、室14となっており、この室14は天井面15を有している。
採光窓12は、居住者の腰の高さレベルから天井面15レベルまで設けられている。ライトシェルフ13は、この採光窓12の途中高さ、具体的には居住者の背丈のレベルに設けられている。
ライトシェルフ13の上面は、例えばアルミニウムからなる反射領域20が形成されており、この反射領域20で太陽光Sを反射して採光窓12を通して室14に導入し、室14の天井面15の所望の照射領域30を照射する。
この反射領域20は、ライトシェルフ13の幅方向に延びる部分反射領域21が複数並んで構成されている。
図5は、部分反射領域21の斜視図である。図6は、部分反射領域21のX方向の鉛直断面図であり、図7は、部分反射領域21のY方向の鉛直断面図である。
部分反射領域21の採光窓12に平行なX方向の鉛直断面は、下方に膨出した放物線形状である。
したがって、この部分反射領域21は、Y方向から視て、太陽光Sの水平面に対する角度の大きさにかかわらず、全て鉛直方向に反射する。例えば、図6に示すように、Y方向から視て、8時から15時までの太陽光Sの水平面に対する角度は、それぞれ異なるが、これらの反射光Rは、すべて鉛直となる。つまり、反射光Rは、平面視でY方向に平行となる。
また、部分反射領域21の採光窓12に垂直なY方向の鉛直断面は、上方に膨出した円弧形状である。
次に、この部分反射領域21のY方向の鉛直断面形状を決定する手順について、図7を参照しながら説明する。
以下、部分反射領域21の採光窓12側の端縁を屋内側端縁20Aとし、屋外側の端縁を屋外側端縁20Bとする。さらに、天井面15のうち所望の照射領域30の室内側の端縁を室内側端縁30Aとし、採光窓12側の端縁を室外側端縁30Bとする。
まず、反射領域20の屋内側端縁20Aの角度を、太陽光Sが屋内側端縁20Aで反射して、反射光Rが照射領域30の室内側端縁30Aに到達するように決定する。
具体的には、室内側端縁30Aから屋内側端縁20Aに反射光Rを引き、この反射光Rと屋内側端縁20Aに入射する太陽光Sとの成す角度の二等分線を求める。そして、屋内側端縁20Aにこの二等分線に直交する直線Pを引く。
また、反射領域20の屋外側端縁20Bの角度を、太陽光Sが屋外側端縁20Bで反射して、反射光Rが照射領域30の室外側端縁30Bに到達するように決定する。
具体的には、室外側端縁30Bから屋外側端縁20Bに反射光Rを引き、この反射光Rと屋外側端縁20Bに入射する太陽光Sとの成す角度の二等分線を求める。そして、屋外側端縁20Bにこの二等分線に直交する直線Pを引く。
次に、屋内側端縁20Aから屋外側端縁20Bに至る円弧Qを引く。ここで、直線Pおよび直線Pが円弧Qの接線となるようにする。この円弧Qを反射領域20の断面形状とする。
図8は、ライトシェルフ13に対して、太陽光Sを平面視で採光窓12に対して傾斜して入射したシミュレーション結果を示す図である。
図8により、ライトシェルフ13に対して、太陽光Sが平面視で採光窓12に対して傾斜して入射すると、この太陽光Sは、反射領域20でY方向に沿った方向に反射されて拡散し、天井面15を均一に照射することが判る。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)部分反射領域21の採光窓12に沿ったX方向の鉛直断面を、下方に膨出した放物線形状とした。よって、太陽光Sの入射方向が平面視で採光窓12に対して傾斜している場合でも、部分反射領域21により、この太陽光Sを平面視で採光窓12に対して垂直なY方向に反射させることができるから、室内に採り入れる太陽光を天井面15になるべく均一に照射できる。
(2)部分反射領域21の採光窓12に垂直なY方向の鉛直断面を、上方に膨出した円弧形状とした。よって、反射領域内で反射された反射光Rは、大きく拡がって天井面15の所望の照射領域30に照射されることになるから、採光した太陽光Sを広範囲に拡散できる。また、部分反射領域21の面積や弧の形状を調整することにより、天井面15の所望の照射領域を所望の光量で照射できる。
(3)ライトシェルフ13を居住者の背丈レベルに設置したので、居住者の視界が遮られることはない。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、太陽光の入射角度を、夏季、冬季、および中間季に応じて3種類設定しておき、反射領域20の傾斜角度を季節毎に変化させてもよい。このようにすれば、年間を通して、天井面15の所望の照射領域30を所望の光量で照射できる。
また、ライトシェルフ13の反射領域20の形状は、夏季、中間季、冬季のそれぞれで求めてもよい。この場合、どの形状を選択して設置するかは、要望の優先度によって決定する。例えば、夏季に昼光を室内天井面の所定の領域に確実に照射したい場合には、夏季の形状を用いる。また、冬季に昼光を室内天井面の所定の領域に確実に照射したい場合には、冬季の形状を用いる。
また、本実施形態では、部分反射領域21の採光窓12に平行なX方向の鉛直断面を、下方に膨出した放物線形状としたが、これに限らず、例えば中心角が80°の円弧形状としてもよい。このようにしても、Y方向から視て、水平面に対して様々な角度で入射する太陽光を、ほぼ鉛直方向に反射できる。
1…ライトシェルフ構造
10…建物
11…外壁
12…採光窓
13…ライトシェルフ
14…室
15…天井面
20…反射領域
20A…屋内側端縁
20B…屋外側端縁
21…部分反射領域
30…照射領域
30A…室内側端縁
30B…室外側端縁
、P…直線
…円弧
R、R、R…反射光
S、S、S…太陽光

Claims (2)

  1. 外壁に設けられた採光窓と、前記外壁に前記採光窓に沿って設けられたライトシェルフと、を備え、
    当該ライトシェルフは、反射領域で太陽光を反射して前記採光窓を通して屋内に導入し、当該屋内の天井面の所定の照射領域を照射するライトシェルフ構造であって、
    前記反射領域の前記採光窓に平行な方向の鉛直断面は、下方に膨出した弧形状が連続する波形状であることを特徴とするライトシェルフ構造。
  2. 前記反射領域の前記採光窓に垂直な方向の鉛直断面は、上方に膨出した弧形状であることを特徴とする請求項1に記載のライトシェルフ構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826939U (ja) * 1971-08-02 1973-03-31
JP2012230841A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Taisei Corp ライトシェルフ構造
JP2013038013A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Material House:Kk ライトシェルフおよびライトシェルフを用いた自然光導入構造

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