JP2015088001A - テスト範囲決定システムおよびテスト範囲決定方法ならびにテスト範囲決定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】修正後のソースファイルのチェックすべき箇所を漏れなく抽出可能にする技術を提供する。【解決手段】修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する差分管理部101と、修正情報に含まれるメソッド名をキーに修正後ソースファイルを検索し、メソッド名が含まれるクラスを抽出し、クラスに含まれるすべてのメソッド名を抽出する影響範囲抽出部102と、影響範囲抽出部102が抽出したメソッド名をキーに修正後ソースファイルを検索し、キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加部103とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、テスト範囲決定システムおよびテスト範囲決定方法ならびにテスト範囲決定プログラムに関する。
変数(データを格納する領域)とデータに対する処理を記述するメソッドとから構成される雛形(この雛形を、以下クラスという)に基づいて、オブジェクトを生成し、当該オブジェクトを組み合わせることで、大規模なプログラムを開発することが知られている。
ここで、プログラムのソースファイルを修正した場合、特に、大規模なプログラムでは、修正した影響が多岐に渡ることがある。従来、入力を受け付けたキーワードをキーにソースファイルを検索することで修正が与える影響を調査していた。
特開2005−190330号公報(特許文献1)には、「抽出部が、ソースプログラムの中からレビューでチェックすべき箇所を抽出してその位置情報を出力する。保管部は、チェックすべき箇所の位置情報を格納した位置フィールドと、未チェック状態としたチェックフラグフィールドからなるレコードとして保管する。チェック結果入力部でユーザからチェック結果と位置情報を受け取ると、保管部は該当する位置情報を含むレコードのチェックフラグフィールドの状態をチェック済み状態に変更する」と記載されている。
特開2005−190330号公報
従来の手法では、ソースファイルをチェックすべき箇所を漏れなく抽出することが困難であった。
本発明の目的は、修正後のソースファイルのチェックすべき箇所を漏れなく抽出可能にする技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態は、修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する差分管理部を有する。また、前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出部を有する。また、前記影響範囲抽出部が抽出した前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加部とを有する。
また、他の実施の形態では、修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する修正情報抽出ステップを有する。また、前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出ステップを有する。また、前記影響範囲抽出ステップにて抽出された前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加ステップを有する。
また、他の実施の形態では、差分管理部が、修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する修正情報抽出ステップをテスト範囲決定システムのコンピュータに実行させる。また、影響範囲抽出部が、前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出ステップを前記コンピュータに実行させる。また、カバレッジ情報追加部が、前記影響範囲抽出ステップにて抽出された前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加ステップを前記コンピュータに実行させる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によれば、修正後のソースファイルのチェックすべき箇所を漏れなく抽出できるようになる。
本発明の一実施の形態におけるテスト範囲決定システムの構成例の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態における差分管理部が抽出する修正情報の例を示す図である。 本発明の一実施の形態における記憶部が記憶する影響範囲リストの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態における記憶部が記憶するカバレッジ情報リストの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態における差分記憶処理の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態における影響範囲抽出処理の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるカバレッジ情報追加処理の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるテスト処理の概要を示す図である。 本発明の一実施の形態における記憶部が記憶するテスト実施フラグを更新後のステップ実行ファイルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態における記憶部が記憶するフラグ更新後のカバレッジ情報リストの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態における出力処理の概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施の形態におけるテスト範囲決定システムは、修正後のソースファイルから修正されたメソッドを抽出する。そして、修正されたメソッドのメソッド名をキーに修正後のソースファイルを検索することで、抽出されたクラスに含まれるメソッド名をすべてチェックすべき箇所として抽出する。
これにより、修正後のソースファイルのチェックすべき箇所を漏れなく抽出できるようになる。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態におけるテスト範囲決定システムの構成例の概要を示す図である。
図1において、テスト範囲決定システムは、差分管理部101と、影響範囲抽出部102と、カバレッジ情報追加部103と、完了比率算出部104と、出力部105と、記憶部106とを有する。
また、テスト範囲決定システム(例えば、サーバ)は、所定のハードウェアおよびソフトウェアにより実装される。例えば、テスト範囲決定システムは、プロセッサやメモリなどを有し、プロセッサにより実行されるメモリ上のプログラムが、テスト範囲決定システムのコンピュータを機能させる。
差分管理部101は、修正前のソースファイルと修正後のソースファイルとの相違点である修正情報(後述、図2)を抽出する。
影響範囲抽出部102は、差分管理部101が抽出した修正情報に含まれるメソッド名をキーに、修正後のソースファイルを検索することで、キーと一致するメソッド名が含まれるクラスを抽出する。また、影響範囲抽出部102は、抽出したクラスに含まれるメソッド名をすべて抽出する。
カバレッジ情報追加部103は、影響範囲抽出部102が抽出したメソッド名をキーに修正後のソースファイルを検索し、キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加する。
完了比率算出部104は、テストの完了比率を算出する。
記憶部106は、修正前のソースファイルと修正後のソースファイルとを記憶する。また、記憶部106は、影響範囲リスト(後述、図3)とカバレッジ情報リスト(後述、図4)とフラグ更新後のカバレッジ情報リスト(後述、図11)とを記憶する。
出力部105は、記憶部106から取得したフラグ更新後のカバレッジ情報リスト(後述、図11)と影響範囲リスト(後述、図3)とを出力する。
<修正情報>
図2は、本発明の一実施の形態における差分管理部101が抽出する修正情報の例を示す図である。図2に示されるように、修正後のソースファイルである修正後ソースファイル202の文字列と修正前のソースファイルである修正前ソースファイル201の文字列のうち、異なる文字列を含む行全体が、修正情報203として抽出される。
<影響範囲リスト>
図3は、本発明の一実施の形態における記憶部106が記憶する影響範囲リストの構成例を示す図である。
図3に示されるように、影響範囲リストは、[番号]、[クラス名]、[メソッド名]などのデータ項目を有する。[番号]は、影響範囲リストを構成する各レコードに割り振られる番号を示す。[クラス名]は、クラスの名称を示す。[メソッド名]は、メソッドの名称を示す。また、[クラス名]と[メソッド名]とは対応付けて記憶部106に記憶される。
<カバレッジ情報リスト>
図4は、本発明の一実施の形態における記憶部106が記憶するカバレッジ情報リストの構成例を示す図である。図4に示されるように、カバレッジ情報リストは、[番号]、[クラス名]、[メソッド名]、[メソッド通番]、[テスト実施フラグ]などのデータ項目からなる。[メソッド通番]は、[クラス名]と[メソッド名]とが一致するメソッド内でのカバレッジ情報に割り振られる通し番号を示す。[テスト実施フラグ]は、対応するカバレッジ情報が実行されたかを識別するフラグである。
<全体処理>
図5は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
まず、S501にて、差分記憶処理(後述、図6)が実行される。
次に、S502にて、影響範囲抽出処理(後述、図7)が実行される。
次に、S503にて、カバレッジ情報追加処理(後述、図8)が実行される。
次に、S504にて、テスト処理(後述、図9)が実行される。
最後に、S505にて、出力処理(後述、図12)が実行される。
<差分記憶処理>
図6は、本発明の一実施の形態における差分記憶処理の概要を示す図である。
まず、S601にて、差分管理部101は、記憶部106から修正後のプログラムを構成する各ソースファイルと、修正前のプログラムを構成する各ソースファイルとをすべて取得する。
次に、S602にて、差分管理部101は、S601にて取得した各ソースファイルから、修正情報が後述するS604にて抽出されていない、一組の修正後ソースファイルと修正前ソースファイルを選択する。
次に、S603にて、差分管理部101は、S602にて選択した修正後ソースファイルの文字列と修正前ソースファイルの文字列とを比較することで、修正後ソースファイルと修正前ソースファイルとの間で修正がされたか否かを判定する。差分管理部101が、修正がされていると判定する場合(S603−Yes)、S604へ進む。一方、差分管理部101が、修正がされていないと判定する場合(S603−No)、S605へ進む。
次に、S604にて、差分管理部101は、修正後ソースファイルの文字列と修正前ソースファイルの文字列とを比較することで、修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報をすべて抽出する。そして、差分管理部101は、抽出した各修正情報をソースファイルのファイル名と対応付けて記憶部106に記憶する。
次に、S605にて、差分管理部101は、S602にてすべてのソースファイルを選択したか否かを判定する。S605にて、差分管理部101が、すべてのソースファイルを選択していないと判定する場合(S605−No)、S602へ進む。一方、差分管理部101が、すべてのソースファイルを選択したと判定する場合(S605−Yes)、差分記憶処理を終了する。
ここで、S604が修正情報抽出ステップに相当する。
<影響範囲抽出処理>
図7は、本発明の一実施の形態における影響範囲抽出処理の概要を示す図である。
まず、S701にて、影響範囲抽出部102は、記憶部106に記憶されているすべての修正情報を取得する。
次に、S702にて、影響範囲抽出部102は、S701にて取得した各修正情報から、後述するS703およびS704にてメソッド名が抽出されていない修正情報を選択する。
次に、S703にて、影響範囲抽出部102は、S702にて選択した修正情報からメソッド名を抽出する。例えば、修正情報がメソッドのシグネチャ(メソッド名およびメソッドに対する引数の数と型により構成される)である場合、影響範囲抽出部102は、シグネチャに含まれるメソッド名を抽出する。また、修正情報がメソッドの処理の内容である場合、当該処理を定義するシグネチャに含まれるメソッド名を抽出する。
次に、S704にて、影響範囲抽出部102は、S703にて抽出したメソッド名をキーに、記憶部106に記憶されている修正後ソースファイルを構成する各ソースファイルを検索する。そして、S704にて選択したメソッド名のメソッドが含まれるクラスとクラス名とをすべて抽出するとともに、抽出した各クラスに含まれるメソッド名をすべて抽出する。
次に、S705にて、影響範囲抽出部102は、S704にて抽出したクラスのクラス名と、抽出したクラスに含まれる各メソッド名とを保持する。
次に、S706にて、影響範囲抽出部102は、S702にて選択した修正情報に含まれる変数の変数名を抽出する。
次に、S707にて、影響範囲抽出部102は、S706にて抽出した変数名をキーに、記憶部106に記憶されている修正後ソースファイルを構成する各ソースファイルを検索する。そして、S706にて選択した変数名が含まれるクラスとクラス名とをすべて抽出するとともに、抽出した各クラスに含まれるメソッド名をすべて抽出する。
次に、S708にて、影響範囲抽出部102は、S707にて抽出したクラス名と、抽出したクラスに含まれるメソッド名とを保持する。
次に、S709にて、影響範囲抽出部102は、S702にてすべての修正情報を選択したか否かを判定する。影響範囲抽出部102が、すべての修正情報を選択していないと判定する場合(S709−No)、S702へ進む。一方、影響範囲抽出部102がすべての修正情報を選択したと判定する場合(S709−Yes)、S710へ進む。
次に、S710にて、影響範囲抽出部102は、S704にて抽出したすべてのクラス名とこのクラスに含まれる各メソッド名と、S707にて抽出したすべてのクラス名とこのクラスに含まれる各メソッド名とを一元化した影響範囲リストを生成し、生成した影響範囲リスト(前述、図3)を記憶部106に記憶し、影響範囲抽出処理を終了する。
ここで、S704およびS707が、影響範囲抽出ステップに相当する。
<カバレッジ情報追加処理>
図8は、本発明の一実施の形態におけるカバレッジ情報追加処理の概要を示す図である。
まず、S801にて、カバレッジ情報追加部103は、記憶部106から最新(修正後)のプログラムを構成するすべてのソースファイルを取得する。
次に、S802にて、カバレッジ情報追加部103は、S801にて取得した各ソースファイルのコピーであるコピーソースファイルをソースファイルごとに生成する。
次に、S803にて、カバレッジ情報追加部103は、記憶部106からすべての修正情報を取得する。
次に、S804にて、カバレッジ情報追加部103は、S802にて生成した各コピーソースファイルの対応するすべての箇所にカバレッジ情報を追加する。
ここで、追加されるカバレッジ情報は、クラス名とメソッド名とメソッド通番とからなるステップ実行履歴をステップ実行ファイル(後述、図10)に出力させるメソッドが該当する。また、カバレッジ情報は、S803にて取得した修正情報が開始する開始行と、修正情報が終了する終了行とに追加される。
再び図8を参照する。次に、S805にて、カバレッジ情報追加部103は、記憶部106から影響範囲リスト(前述、図3)を取得する。
次に、S806にて、カバレッジ情報追加部103は、S805にて取得した影響範囲リストに含まれるメソッド名であって、後述するS807にてカバレッジ情報が追加されていないメソッド名を選択する。
次に、S807にて、カバレッジ情報追加部103は、S806にて選択したメソッド名をキーに各コピーソースファイルを検索し、キーと一致する文字列を含むすべての箇所にカバレッジ情報を追加する。例えば、カバレッジ情報は、S806にて選択したメソッド名のメソッドが開始する開始行と、メソッドが終了する終了行とに追加される。これにより、カバレッジ情報追加部103は、S804にてカバレッジ情報が追加されたソースファイルに対して、さらにカバレッジ情報を追加する。
次に、S808にて、カバレッジ情報追加部103は、すべてのメソッド名をS806にて選択したか否かを判定する。S808にて、カバレッジ情報追加部103が、すべてのメソッド名を選択していないと判定する場合(S808−No)、S806へ進む。一方、S808にて、カバレッジ情報追加部103が、すべてのメソッド名を選択したと判定する場合(S808−Yes)、S809へ進む。
次に、S809にて、カバレッジ情報追加部103は、メソッド名(S804にてカバレッジ情報を追加した修正情報に含まれるメソッド名およびS807にてカバレッジ情報を追加したメソッド名)と、メソッド名のメソッドが含まれるクラス名と、メソッド通番とを対応付けたカバレッジ情報リスト(前述、図4)を記憶部106に記憶する。なお、カバレッジ情報リストは、上述したデータ項目に加えてさらに、カバレッジ情報が追加されたソースコードの行の番号を対応付けて記憶するようにしても良い。これによって、テスト処理(後述、図9)にてテストが実行されていない箇所を特定できるようになる。
次に、S810にて、カバレッジ情報追加部103は、S804およびS807にてカバレッジ情報を追加したカバレッジ情報追加済ソースファイルを記憶部106に記憶し、カバレッジ情報追加処理を終了する。
なお、S804およびS807がカバレッジ情報追加ステップに相当する。
<テスト処理>
図9は、本発明の一実施の形態におけるテスト処理の概要を示す図である。
まず、S901にて、カバレッジ情報追加済ソースファイルがコンパイルされる。その後、コンパイル後のオブジェクトファイルに基づきプログラムが実行される。
次に、S902にて、カバレッジ情報が追加された行に対応する処理が実行されると、テスト範囲決定システムは、ステップ実行履歴を記憶部106が記憶するステップ実行ファイルに追加する。
ここで、図10は、本発明の一実施の形態における記憶部106が記憶するステップ実行ファイルの例を示す。図10に示されるように、ステップ実行ファイルは、複数のステップ実行履歴からなり、ステップ実行履歴は、[番号]、[クラス名]、[メソッド名]、[メソッド通番]などのデータ項目からなる。なお、ステップ実行履歴は、上述したデータ項目に加えてさらに、カバレッジ情報が追加された行の番号を対応付けて記憶するようにしても良い。これによって、テストが実行されていない箇所を特定できるようになる。
次に、S903にて、テスト範囲決定システムは、プログラムの実行が完了したか否かを判定する。テスト範囲決定システムがプログラムの実行が完了しないと判定する場合(S903−No)、S902へ進む。一方、テスト範囲決定システムがプログラムの実行が完了したと判定する場合(S903−Yes)、S904へ進む。
次に、S904にて、完了比率算出部104は、記憶部106からカバレッジ情報リストを取得する。
次に、S905にて、完了比率算出部104は、記憶部106からステップ実行ファイルを取得する。
次に、S906にて、完了比率算出部104は、S904にて取得したカバレッジ情報リストの各レコードとS905にて取得したステップ実行ファイルの各レコードとを照合することで、テスト実施フラグを更新する。具体的には、完了比率算出部104は、カバレッジ情報リストのレコード([クラス名]と[メソッド名]と[メソッド通番]とからなる)、ステップ実行ファイルのレコード([クラス名]と[メソッド名]と[メソッド通番]とからなる)とが一致する場合、一致するカバレッジ情報リストのレコードに付加される[テスト実施フラグ]の値を「1」へ更新する。
図11は、本発明の一実施の形態における記憶部106が記憶するテスト実施フラグを更新後のカバレッジ情報リストの構成例を示す図である。図11に示されるように、カバレッジ情報リストは、[番号]、[クラス名]、[メソッド名]、[メソッド通番]、[テスト実施フラグ]、[完了比率]などのデータ項目からなる。[テスト実施フラグ]は、S903にて対応するカバレッジ情報が実行されたかを識別するフラグである。[テスト実施フラグ]は、初期値として「0」が記憶されている。そして、「1」は対応するカバレッジ情報が実行済であることを示す。[完了比率]は、すべてのカバレッジ情報履歴に対する[テスト実施フラグ]が「1」のカバレッジ情報履歴の比率を示す。
再び図9を参照する。次に、S907にて、完了比率算出部104は、追加されたカバレッジ情報の数とテストが実施されたカバレッジ情報の数とに基づいて、影響範囲に対するテストの実施比率である完了比率を算出する。そして、完了比率算出部104は、算出した完了比率をカバレッジ情報リストに追加する。完了比率は、[テスト実施フラグ]が「1」のカバレッジ情報履歴の数を、カバレッジ情報リストのすべてのカバレッジ情報履歴の数で除算することで算出される。
<出力処理>
図12は、本発明の一実施の形態における出力処理の概要を示す図である。
まず、S1201にて、図示しない入力部は、ユーザから出力対象を選択する入力を受け付ける。出力対象としては、影響範囲リスト(前述、図3)またはテスト実施フラグを追加後のカバレッジ情報リスト(前述、図11)のいずれかが該当する。
次に、S1202にて、出力部105は、ユーザから選択する入力を受け付けた出力対象を判定する。S1202にて、出力部105が、出力対象が影響範囲リストであると判定する場合(S1202−影響範囲リスト)、S1203へ進む。一方、S1202にて、出力部105が、出力対象がカバレッジ情報リストであると判定する場合(S1202−カバレッジ情報リスト)、S1204へ進む。
S1203にて、出力部105は、影響範囲リストをプリンター(不図示)へ出力する。プリンターは、出力された影響範囲リストを紙面に印刷する。なお、出力部105は影響範囲リストをディスプレイである表示部(不図示)へ出力するようにしても良い。
S1204にて、出力部105は、カバレッジ情報リストをプリンター(不図示)へ出力する。プリンターは、出力されたカバレッジ情報リストを紙面に印刷する。なお、出力部105はカバレッジ情報リストをディスプレイである表示部(不図示)へ出力するようにしても良い。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本実施の形態におけるテスト範囲決定システムによれば、メソッド名が含まれるクラスを抽出し、抽出したクラスに含まれるすべてのメソッド名をチェックすべき箇所として抽出することで、修正後のソースファイルのチェックすべき箇所を漏れなく抽出できるようになる。
また、出力部105が、カバレッジ情報リストおよび影響範囲リストを出力することで、プログラムをレビューする際に、修正の影響を正確に把握できるようになる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
101…差分管理部、102…影響範囲抽出部、103…カバレッジ情報追加部、104…完了比率算出部、105…出力部、106…記憶部、201…修正前ソースファイル、202…修正後ソースファイル、203…修正情報

Claims (7)

  1. 修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する差分管理部と、
    前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出部と、
    前記影響範囲抽出部が抽出した前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加部と、
    を有する、テスト範囲決定システム。
  2. 請求項1に記載のテスト範囲決定システムにおいて、
    前記影響範囲抽出部は、前記修正情報に含まれる変数名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記変数名が含まれる前記クラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する、
    テスト範囲決定システム。
  3. 請求項1または2に記載のテスト範囲決定システムにおいて、
    追加された前記カバレッジ情報の数とテストが実施された前記カバレッジ情報の数とに基づいて、前記影響範囲に対するテストの実施比率である完了比率を算出する完了比率算出部をさらに有する、テスト範囲決定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のテスト範囲決定システムにおいて、
    カバレッジ情報リストを出力する出力部をさらに有する、テスト範囲決定システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のテスト範囲決定システムにおいて、
    影響範囲リストを出力する出力部をさらに有する、テスト範囲決定システム。
  6. 修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する修正情報抽出ステップと、
    前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出ステップと、
    前記影響範囲抽出ステップにて抽出された前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加ステップと、
    を有する、テスト範囲決定方法。
  7. 差分管理部が、修正前ソースファイルと修正後ソースファイルとの相違点である修正情報を抽出する修正情報抽出ステップと、
    影響範囲抽出部が、前記修正情報に含まれるメソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記メソッド名が含まれるクラスを抽出し、前記クラスに含まれるすべての前記メソッド名を抽出する影響範囲抽出ステップと、
    カバレッジ情報追加部が、前記影響範囲抽出ステップにて抽出された前記メソッド名をキーに前記修正後ソースファイルを検索し、前記キーと一致する文字列を含む箇所にカバレッジ情報を追加し、影響範囲とするカバレッジ情報追加ステップと、
    をテスト範囲決定システムのコンピュータに実行させる、テスト範囲決定プログラム。
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KR20180052834A (ko) * 2016-11-10 2018-05-21 한국전자통신연구원 보안 정책을 지원하는 단말 관리 방법 및 장치
KR101930056B1 (ko) 2016-11-10 2019-03-15 한국전자통신연구원 보안 정책을 지원하는 단말 관리 방법 및 장치

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