JP2015087777A - 計量装置及び計量システム - Google Patents

計量装置及び計量システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015087777A
JP2015087777A JP2013222142A JP2013222142A JP2015087777A JP 2015087777 A JP2015087777 A JP 2015087777A JP 2013222142 A JP2013222142 A JP 2013222142A JP 2013222142 A JP2013222142 A JP 2013222142A JP 2015087777 A JP2015087777 A JP 2015087777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weighing
product
label
weighing scale
portable terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013222142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6264835B2 (ja
Inventor
直和 里
Naokazu Sato
直和 里
文克 齋藤
Fumikatsu Saito
文克 齋藤
賢一 西野
Kenichi Nishino
賢一 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
Priority to JP2013222142A priority Critical patent/JP6264835B2/ja
Priority to EP14185756.5A priority patent/EP2853180B1/en
Priority to US14/494,830 priority patent/US9354107B2/en
Publication of JP2015087777A publication Critical patent/JP2015087777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6264835B2 publication Critical patent/JP6264835B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末等の外部機器と通信を行う場合に発行されるラベルと、通信しない場合に発行されるラベルの何れのラベルであっても、これらラベルを手間なく迅速に発行することができる計量装置及び計量システムを提供すること。
【解決手段】計量秤70において、通信手段により携帯端末110との通信が検出された場合は、計量秤70で計量した商品の計量安定信号と、この計量秤70から携帯端末110に送信した商品の計量値等の取引情報に対する携帯端末110からの受信信号と、を条件に、コード情報なしのラベルを発行する。携帯端末110との通信が検出されない場合は、計量安定信号を条件に、コード情報付きのラベルを発行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品を計量してラベルを発行する計量装置及び計量システムに関するものである。
従来、スーパーマーケットなどの小売店では、客が購買しようとする商品を登録・精算する運用方法として、以下のような運用方法を用いている。
(運用方法1)
客が買い上げる商品の登録・精算の効率を向上させる等のため、店に備え付けられている携帯端末を客が携帯し、この携帯端末によって客が購買しようとする商品に貼付されているラベルのコード情報(バーコード等)を客自らが読み取るセルフスキャニングシステムによる運用方法。このセルフスキャニングシステムによれば、読み取りが完了した携帯端末は、読み取った商品と共に客によって会計装置(POSレジスタ)に運ばれ、前記携帯端末に記憶した商品のコード情報をこの会計装置に読み取らせ、これによって前記読み取った商品の会計処理を行う。
(運用方法2)
客は買物したい商品をカゴに入れるだけで、このカゴを会計装置(精算装置)に運び、商品の登録・精算は会計装置にいる店員が各商品に貼付されているラベルのコード情報を読み込むことで行う、最も一般的な運用方法。
(運用方法3)
客が自分自身でラベルのコード情報を読み込む上記運用方法1と、ラベルのコード情報の読み込み作業を会計装置にいる店員に任せる上記運用方法2とを、同一店舗内で混在させる運用方法。
特開2008−139987号公報
一方、多量に用意されている商品(果物や野菜や肉など)の中から、必要な量の商品を取り出し、取り出した商品の重量や個数に応じた価格で販売する、いわゆる量り売り商品というものがある。この量り売り商品においては、その量り売り作業の効率化を図るため、必要な量の商品を客自らが計量秤に載せてその重量を測定し、測定後に計量秤から自動的に発行されるラベルを前記商品に貼付することが行われている。
そしてこの量り売り用の計量秤が、上記運用方法1〜3の何れにも対応できるように構成されていることが望まれていた。即ち、携帯端末を利用する場合に発行されるラベルと、携帯端末を利用しない場合に発行されるラベルとを、たとえ両者の印字形態が異なっていても、何れも手間なく迅速に発行できる量り売り用の計量秤が望まれていた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、携帯端末等の外部機器を利用する場合に発行されるラベルと、外部機器を利用しない場合に発行されるラベルの何れのラベルであっても、これらラベルを手間なく迅速に発行することができる計量装置及び計量システムを提供することにある。
本発明は、計量された商品についてラベルを発行する計量装置において、外部機器と通信する通信手段と、前記通信手段により前記外部機器との通信が検出された場合は、少なくともこの計量装置で計量した商品の計量安定信号と、前記外部機器から受信する信号と、に基づきラベル発行制御を行う第一の発行制御手段と、前記外部機器との通信が検出されない場合は、少なくとも前記計量安定信号に基づきラベル発行制御を行う第二の発行制御手段と、を備えることを特徴としている。
前記外部機器から受信する信号としては、例えば、この計量装置から前記外部装置に送信した商品の取引情報に対する前記外部機器からの受信信号であっても良いし、外部機器から通信開始の信号を計量装置が受信し、その返信の信号を外部機器へ送信した後、再度外部機器が、確かに受信した旨の信号を計量装置へ送信することでこの計量装置が受け取る受信信号(つまり計量装置から取引情報を外部機器へ送る前に、両者の通信を確認するために前記外部機器から受信する信号)であっても良いし、これら以外の各種受信信号であっても良い。
これによって、携帯端末等の外部機器と通信した上で発行されるラベルと、通信しないで発行されるラベルの何れのラベルであっても、それぞれに対応したラベルを手間なく迅速に発行することができる。なお、ラベル発行制御には、ラベルを発行しない制御も含まれる。特に、第一の発行制御手段の場合は、商品の取引情報を外部機器に送信できるので、ラベルを発行しなくても良い場合が生じる。
また本発明は、前記第一の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態と、第二の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態と、が異なることを特徴としている。
これによって、外部機器と通信した上でラベルを発行したか否かを確認できる。なお、印字形態の相違は、目視によって確認できる相違でも良いし、目視上は同一でも磁気的方法や光学的方法等によって確認できる相違であっても良い。
また本発明は、前記第一の発行制御手段で発行されるラベルにはコード情報を印字せず、前記第二の発行制御手段で発行されるラベルにはコード情報を印字することで、前記印字形態を異ならせたことを特徴としている。
これによって、外部機器と通信した上でラベルを発行したか否かを目視で確実に確認することができる。
また本発明は、前記通信手段により前記外部機器との通信が確立した後、計量された商品の取引情報を前記外部機器へ送信することを特徴としている。
これによって、外部機器と通信する場合は、計量装置で計量した商品の取引情報を確実に外部機器に送信して記憶させることができる。商品の取引情報を外部機器に記憶できれば、この商品の取引情報を利用して容易に会計装置で会計することができる。
また本発明は、前記計量装置から商品の取引情報を前記外部機器に送信した後、一定時間内に前記外部機器からの受信信号を受信しない場合は、前記第二の発行制御手段によるラベルと同一のラベルを発行することを特徴としている。
計量装置で計量した商品の取引情報を外部機器が受信できない場合は、外部機器と通信しない場合と同じことを意味するので、この場合は、第二の発行制御手段によるラベルと同一のラベルを発行することとした。
また本発明は、前記計量装置と、前記計量装置と通信可能な外部機器と、を備えることを特徴とする計量システムにある。
本発明によれば、携帯端末等の外部機器を利用する場合に発行されるラベルと、外部機器を利用しない場合に発行されるラベルの何れのラベルであっても、これらラベルを手間なく迅速に発行することができる。
会計システム1の一例を示すシステム構成図である。 計量秤70等の装置を斜視図で示したシステム構成図である。 会計装置20の機能ブロック図の一例を示す図である。 計量秤70の機能ブロック図の一例を示す図である。 携帯端末110の機能ブロック図の一例を示す図である。 携帯端末110における一動作例を示すフローチャートである。 表示ディスプレイ119に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70における一動作例を示すフローチャート(前半部分)である。 計量秤70における一動作例を示すフローチャート(後半部分)である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。 コード情報なしのラベルの1例を示す図である。 コード情報ありのラベルの1例を示す図である。 携帯端末110によるコード情報の読み取り処理のフローチャートである。 会計装置20での携帯端末110を用いた代金決済の方法を示すフローチャートである。 全ての商品を計量し終わった後に1枚発行されるコード情報なしのラベルの1例を示す図である。 全ての商品を計量し終わった後に1枚発行されるコード情報ありのラベルの1例を示す図である。 商品ファイルの一例を示す図である。 ステップ2−7における処理をさらに詳細に示す図である。 コード情報なしのラベルの他の一例を示す図である。 計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる計量装置(以下「計量秤」という)70を用いて構成される会計システム1の一例を示すシステム構成図である。また図2は図1に示すシステム構成図の内の計量秤70等の装置を斜視図で示したシステム構成図である。これらの図に示すように、会計システム1は、管理装置10と、会計装置20と、アクセスポイント(通信手段)50とをLAN60によって接続し、またアクセスポイント50を介して、計量秤70と計量秤用クレードル100と外部機器(以下「携帯端末」という)110と別の会計装置20とをLAN60に接続して構成されている。各会計装置20には会計装置用クレードル150が接続されている。各装置間の接続は、有線、無線の何れであっても良い。この例では、計量秤70と、計量秤用クレードル100と、携帯端末110と、これらを無線通信にて接続する通信回線(アクセスポイント50等)が商品登録装置3を構成する。またこの例では、商品登録装置3が計量システムを構成する。
管理装置10は、会計システム1を制御するコンピュータであって、商品マスタファイル等の種々の情報を管理する。商品マスタファイルは、各商品の商品名、商品コード、販売価格等の商品情報を格納したファイルであって、適宜、更新される。管理装置10は、適宜、最新の商品マスタファイルを商品ファイルとして各会計装置20や計量秤70や携帯端末110に送信する。図22は商品ファイルの一例を示す図である。同図に示すように商品ファイルには、商品コード、商品名、単価などが、商品毎に記憶されている。
会計装置20は、客が買い上げる商品の登録及び精算を行うPOSレジスタであり、各種の操作ボタンを有する操作部41や液晶タッチパネルからなる表示部31などを備えている。
図3は会計装置20の機能ブロック図の一例を示す図である。同図に示すように、会計装置20は、この会計装置20の動作を制御するCPU21と、客の買上情報などを記憶するハードディスク23と、CPU21が実行するプログラムを記憶するROM25と、種々の情報を記憶するRAM(記憶部)27と、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取るスキャナ部29と、商品の名称や価格などを表示する店員用表示部31と、客用表示部33と、レシート印字部35と、現金や金券などを保管するドロワ部37と、LAN60を経由して管理装置10と通信する通信部39と、会計装置20を動作させる各種の操作ボタン等からなる操作部41と、客がクレジットカードでの支払いを希望する場合にクレジットカードの情報を読み取るカードリーダ部43と、操作の確認が必要な時などに音を発生させるブザー45とを備えて構成されている。各構成要素は互いにバスを介して接続されている。RAM27には管理装置10より取得した商品ファイル等が記憶されている。
計量秤70は、図2に示すように、本体部71の上面に載置部73を設置し、また本体部71の後部に取り付けた支持部75の上部に表示部77を設け、さらに本体部71の外周側壁の所望の位置にラベル発行口79を設けて構成されている。
図4は計量秤70の機能ブロック図の一例を示す図である。同図に示すように、計量秤70は、この計量秤70の動作を制御するCPU81と、計量処理が終了後にRAM(記憶部)87が記憶する情報を転送して記憶するハードディスク83と、CPU81が実行するプログラムを記憶するROM85と、種々の情報を記憶するRAM87と、計量秤70を動作させる操作部89と、計量結果に基づくデータを印刷したラベルを発行する発行部91と、計量秤70の操作方法や計量結果を表示する表示部77と、携帯端末110等の他の機器と通信する通信部(通信手段)93と、ロードセルを用いて量り売りする商品の計量を行う計量部95と、を備えて構成されている。各構成要素は互いにバスを介して接続されている。なお表示部77は液晶のタッチパネルで構成されており、表示部77であると同時に操作部89でもある。RAM87には管理装置10より取得した商品ファイルやこの計量秤70で計量した商品の取引情報等が記憶される。
図1,図2に示す計量秤用クレードル100は、CPUやメモリを備えると共に、図2に示すように、携帯端末110を載置する載置部101を有し、また前記アクセスポイント50や、セットされた携帯端末110と通信する通信機能を有して構成されている。この計量秤用クレードル100は、予め、所定の計量秤70と1対1の関係を持つように設定されており、計量秤用クレードル100のメモリには、1対1に対応する計量秤70の識別番号(IPアドレス等)が記憶されている。そしてこの計量秤用クレードル100に携帯端末110がセットされると、携帯端末110には計量秤用クレードル100から、この計量秤用クレードル100に対応する計量秤70のIPアドレスが送信され、携帯端末110のRAM115の所定領域に記憶される。これによって携帯端末110は通信すべき計量秤70のIPアドレスを認識できる。
つまり、予め計量秤70と1対1の関係を持つ計量秤用クレードル100を用意し、この計量秤用クレードル100に携帯端末110を置くことにより、携帯端末110は計量秤用クレードル100の情報から何れの計量秤70へ通信すれば良いかを認識できる。これによって携帯端末110は通信する計量秤70を簡単に特定できる。また、携帯端末110は、送信すべきIPアドレスの計量秤70へ通信を開始する際に、自己の携帯端末110のIPアドレスを併せて送信する。これにより、受信した計量秤70は、どの携帯端末に商品の取引情報等のデータを送信すべきかを把握することができ、これにより、相互にデータ通信可能になる。
携帯端末110は、図2に示すように、本体ケース135の表面に表示ディスプレイ119と操作部121とを有している。携帯端末110の上部の裏面側(表示ディスプレイ119の裏面側)にはスキャナ部117を設けている。携帯端末110の下部の裏面側には複数の接続端子が設けられている。そしてこの携帯端末110を計量秤用クレードル100にセットした際に、これら接続端子は計量秤用クレードル100に設けた接続端子に接続され、相互に通信することが可能になる。また携帯端末110の接続端子の中には、計量秤用クレードル100に設けた接続端子に接続されることで、携帯端末110の下記する充電式電池127に充電を行う接続端子もある。
図5は携帯端末110の機能ブロック図の一例を示す図である。同図に示すように、携帯端末110は、CPU111とROM113とRAM(記憶部)115とスキャナ部117と表示ディスプレイ119と操作部121と通信部(通信手段)124と電源制御部125とを備え、これら各構成要素を互いにバスを介して接続して構成されている。電源制御部125には充電式電池127が接続されている。
CPU111はこの携帯端末110の動作を制御する。ROM113はCPU111が実行するプログラムを記憶する。RAM115は管理装置10より取得した商品ファイルや計量秤70で計量された商品の取引情報、通信をする計量秤70のIPアドレス等を記憶する。
スキャナ部117は商品に付されているラベルのコード情報(バーコードや二次元コード等)を読み取るためのものである。スキャナ部117が読み取ったコード情報は、所定の形式のデータに変換されて出力され、買上商品を特定する情報としてRAM115に記憶される。
表示ディスプレイ119は例えば液晶表示器で構成され、携帯端末110と計量秤70の使用方法の案内を表示したり、計量した商品の金額等の各種メッセージを表示する。操作部121はこの携帯端末110を操作する各種の操作ボタンからなる。
通信部124は、アクセスポイント50を介して接続される計量秤70や管理装置10等との間の通信や、携帯端末110をセットした計量秤用クレードル100や会計装置用クレードル150との間の通信の制御を行う。電源制御部125は、携帯端末110が計量秤用クレードル100にセットされているときに、計量秤用クレードル100から供給される電力による充電式電池127への充電を制御する。充電式電池127は、携帯端末110の各部を動作させるための電力を供給する。
次に、前記計量秤70を含む会計システム1全体の動作を説明する。
まず、携帯端末110の動作の一例を説明する。図6は携帯端末110における一動作例を示すフローチャートである。また図7は携帯端末110の表示ディスプレイ119に表示される表示画面の例を示す図である。
図6に示すように、まず携帯端末110が計量秤用クレードル100にセットされると(ステップ1−1)、予めこの計量用クレードル100のメモリに記憶されている計量秤70のIPアドレス(識別番号:ID)が、前記携帯端末110のRAM115に記憶される(ステップ1−2)。
次にこの携帯端末110は、前記IPアドレスを有する計量秤70に対して通信による接続を要求し、その際この携帯端末110のIPアドレス(識別番号:ID)を併せて送信する(ステップ1−3)。このとき携帯端末110の表示ディスプレイ119には、図7(a)に示すように、現在計量秤70と接続中であることを示す接続中画面を表示する(ステップ1−4)。接続中画面には、例えば、「ハカリと接続しています」の文言とデザインとを表示する。
次に下記する計量秤70からの接続確認信号(下記する図8のステップ2−4)を受信することで、前記計量秤70との接続が完了したら(ステップ1−5)、表示ディスプレイ119に、図7(b)に示すような計量開始要求画面を表示する(ステップ1−6)。計量開始要求画面には、例えば、「ハカリに商品を置いて、ラベルを発行してください」の文言とデザインとを表示する。これによって、客は計量秤70の載置部73に所望の商品を載せてラベルを発行することを促される。
次に、計量秤70での計量が終了して、計量秤70から、計量した商品の取引情報(商品名、重量、販売価格等)を受信した場合(ステップ1−7)は、その商品の取引情報をRAM115に記憶する(ステップ1−8)。そして計量秤70に商品の取引情報を受信したことの受信確認信号を送信する(ステップ1−9)。そして表示ディスプレイ119に、図7(c)に示すような、取引情報画面を表示する(ステップ1−10)。この取引情報画面には、例えば、商品名と販売価格の他に、ラベルを商品(又はその包装)に貼ることを促す文言及びデザインを表示する。そしてステップ1−6に戻り、再び前記計量開始要求画面を表示し、計量秤70からの次の受信を待つ。
ステップ1−6の計量開始要求画面を表示した状態で、計量秤70から、商品の取引情報の代りに、商品登録完了通知を受信した場合(ステップ1−11)は、表示ディスプレイ119に登録完了画面を表示する(ステップ1−12)。ここで商品登録完了通知は、客が購入する全ての商品の登録が完了したことの通知であり、図9のステップ2−19で行われる通知である。また登録完了画面は、商品登録が全て完了したことを表示する画面であり、例えば図7(d)に示すように、「商品の登録が完了しました。取り出しできます」の文言及びデザインを表示する。
そして携帯端末110が計量秤用クレードル100から離脱したことを検出した場合(ステップ1−13)は、その離脱信号をステップ1−2でRAM115に記憶したIPアドレスの計量秤70に送信し(ステップ1−14)、携帯端末110での処理を終了する。
一方、ステップ1−6の計量開始要求画面を表示した状態で、計量秤70から、商品の取引情報又は商品登録完了通知の代りに、受信不良通知を受信した場合(ステップ1−15)は、表示ディスプレイ119に通信不良画面を表示する(ステップ1−16)。ここで通信不良通知は、携帯端末110と計量秤70間の通信が正常に行われず、計量秤70から送信された商品の取引情報を携帯端末110が受信できなかったことの通知であり、図9のステップ2−26で行われる通知である。通信不良画面は、例えば図7(e)に示すように、「通信できませんでした。ラベルを貼ってバーコードをよませてください」の文言及びデザインを表示する。そして携帯端末110が計量秤用クレードル110から離脱したことを検出した場合(ステップ1−13)は、その離脱信号を対応する計量秤70に送信し(ステップ1−14)、携帯端末110での処理を終了する。
さらに、ステップ1−6の計量開始要求画面を表示した状態で、計量秤70から、商品の取引情報又は商品登録完了通知又は受信不良通知の代りに、買物中止通知を受信した場合(ステップ1−17)は、表示ディスプレイ119に買物中止画面を表示する(ステップ1−18)。ここで買物中止通知は、計量秤70で計量中に客がその計量を中止した場合の通知であり、図8のステップ2−22で行われる通知である。買物中止画面は、例えば図7(f)に示すように、「買物が中止されました。取り出しできます」の文言及びデザインを表示する。そして携帯端末110が計量秤用クレードル110から離脱したことを検出した場合(ステップ1−13)は、その離脱信号を対応する計量秤70に送信し(ステップ1−14)、携帯端末110での処理を終了する。
この例の買物中止の場合は、それまでにRAM115に記憶していた商品の取引情報はそのまま記憶されているので、この携帯端末110を会計装置20に持っていくことで、買物中止の前までにラベルを発行した商品についてはこれらを精算できる。
次に、計量秤70の動作の一例を説明する。図8,図9は計量秤70における一動作例を示すフローチャートである。また図10〜図15は計量秤70の表示部77に表示される表示画面の例を示す図である。計量秤70での計量方法には、携帯端末110を用いる計量方法(第1の発行制御手段)と、携帯端末110を用いない計量方法(第2の発行制御手段)の2つの方法があるので、それぞれについて順に説明する。
〔携帯端末110を用いる場合(第1の発行制御手段)〕
携帯端末110が計量秤用クレードル100にセットされることで、該計量秤用クレードル100から読み出されたIPアドレスの計量秤70に対し、図8に示すように、携帯端末110から接続要求があると(ステップ2−1)、計量秤70のRAM87に記憶した接続フラグを、「0」から「1」に設定する(ステップ2−2)。次に前記携帯端末110からの接続要求と共に送信されてくる携帯端末110のIPアドレス(識別番号)をRAM87に記憶する(ステップ2−3)。
そして、前記RAM87に記憶され、送信された携帯端末110のIPアドレス(識別番号)の携帯端末110に接続確認信号を送信した後(ステップ2−4)、計量秤70の表示部77には、図10に示すような、計量開始要求画面を表示する(ステップ2−5)。計量開始要求画面は、商品を計量秤70に載せて計量することを促す画面であり、例えば、「ハカリに商品を置いてください」の文言とデザインとを表示する。これによって、客は計量秤70の載置部73に所望の商品を載せることを促される。
次に客が所望の数の商品(この例ではりんご)を載置部73に載置すれば(ステップ2−6)、計量秤70は通常の計量操作により、載置部73に載置された商品の計量を行う(ステップ2−7)。図23はステップ2−7における処理をさらに詳細に示す図である。即ち、載置部73に商品が載置されると、その商品の計量値が測定される(ステップ2−7−1)。そして、載置部73に載置された商品の計量値が安定したことを示す計量安定信号が出力されると(ステップ2−7−2)、そのときの計量値を確定した計量値とする(ステップ2−7−3)。
次に計量秤70の表示部77に、例えば図11に示すような、商品選択画面を表示する(ステップ2−8)。商品選択画面は、載置部73に載置した商品を特定させる画面であり、例えば「選んだ商品をタッチして下さい。」の文言と選択するための商品及び商品の種類(果物、野菜等)を選択するタブを表示する。そして客が載置した商品をタブ及び表示された商品にタッチすることで選択する(ステップ2−9)。この例ではリンゴにタッチして選択する。
商品が選択されると、計量秤70のCPU81は、RAM87に記憶した商品ファイルなどを用いて、その商品の値段を計算し、例えば図12に示すような、買物確認画面を表示する(ステップ2−10)。買物確認画面は、この商品を購入しても良いか否かを客に確認させる画面であり、例えば「内容を確認し「発行」をタッチして下さい(続けて商品を購入する場合は「商品追加」をタッチしてください)」の文言と、計量した商品名及びその値段と、発行ボタンと商品追加ボタンと買物中止ボタンとを表示する。
そして図12に示す買物確認画面において、その買物中止ボタンがタッチされた場合は(ステップ2−11)、現在、接続フラグは「1」なので(ステップ2−28)、買物中止通知を携帯端末110に送信した後(ステップ2−22)、ステップ2−20に移行する。携帯端末110では、上述のように、買物中止通知を受信すると(ステップ1−17)、その表示ディスプレイ119に買物中止画面を表示して(ステップ1−18)、計量秤用クレードル100から携帯端末110を離脱することを客に促す。そして計量秤用クレードル100から携帯端末110が離脱されると(ステップ1−13)、離脱信号が対応する計量秤70に送信される(ステップ1−14)。このため計量秤70では、ステップ2−20において、この離脱信号を受信することで、接続フラグを「1」から「0」にして(ステップ2−21)、計量秤70での計量処理を終了する。なお以下で説明するように、1又は複数の商品の計量を行って商品の取引情報を取得した後に、次の商品を計量する際に、上記のように買物を中止した場合は、携帯端末110のRAM115中には、それまでに取得した商品の取引情報が記憶されたままとなっている。
一方、図12に示す買物確認画面において、その発行ボタン又は商品追加ボタンがタッチされた場合であって(ステップ2−12)、さらに前記接続フラグが「1」の場合(即ち携帯端末110に接続されている場合)(ステップ2−13)、計量秤70のCPU81は、計量した商品の取引情報をステップ2−3でRAM87に記憶した携帯端末110のIPアドレス(識別番号)の携帯端末110に送信する(ステップ2−14)。商品の取引情報とは、計量した商品の会計に必要な情報であり、少なくとも計量した商品の商品名と測定重量値(またはその重量値から換算した商品の個数)とを有する。また商品の取引情報には、さらに計量した商品の単価や商品価格等を含めても良い(商品の単価は、この例の場合、携帯端末110のRAM115に記憶した商品ファイルにも記載があるので必ずしも必要ない。また商品価格も携帯端末110で計算できるので必ずしも必要ない。)。
そして一定時間内に携帯端末110から、前記商品の取引情報を受信した旨の受信確認信号を受信した場合は、ステップ2−16に移行し、一方一定時間内に携帯端末110から、前記受信確認信号を受信しなかった場合は、ステップ2−24に移行する(ステップ2−15)。
ステップ2−16に移行した場合は、コード情報なしのラベルを発行する。図16はコード情報なしのラベルの1例を示す図である。同図に示すように、ラベルにはコード情報が記載されていない。ラベルにコード情報を記載しないのは、すでに計量秤70から携帯端末110に商品の取引情報を送信しているので、商品の取引情報をコード化したコード情報の記載は不要だからである。またコード情報を記載しないことで、携帯端末110にその商品の取引情報が既に記憶されていることを目視で確認するためでもある。なおコード情報なしのラベルには、コード情報を印刷する部分に空スペースができるので、この空スペースに図24に示す「読取り済」のような、別の各種表示を行っても良い。
そして前記買物確認画面において発行ボタンをタッチしていた場合は、例えば図13に示すような、コード情報なしのラベル発行済画面を表示手段77に表示する(ステップ2−17,ステップ2−18)。表示手段77に表示されたコード情報なしのラベル発行済画面には、計量秤70からラベルを取って商品を包装した袋に貼る旨の指示内容が記載されている。次に商品登録完了通知を携帯端末110へ送信する(ステップ2−19)。なお前記発行ボタンは、載置されて計量された商品が最後の品目であることを宣言する完了ボタンでもある。
そして計量秤用クレードル100から携帯端末110が離脱されて(ステップ1−13)、離脱信号が対応する計量秤70に送信されると(ステップ1−14)、計量秤70では、ステップ2−20において、この離脱信号を受信することで、接続フラグを「1」から「0」にして(ステップ2−21)、計量秤70での計量処理を終了する。
一方前記買物確認画面において商品追加ボタンをタッチしていた場合は、例えば図14に示すように、計量再開要求画面を表示手段77に表示する(ステップ2−17,ステップ2−23)。表示手段77に表示された計量再開要求画面には、計量秤70からラベルを取って商品を包装した袋に貼った後、次に購入する商品を計量秤70に載せることを促す内容が記載されている。そしてステップ2−6に戻って、前記計量動作を繰り返す。なお前記商品追加ボタンは、計量される商品が複数品目であることを宣言する宣言ボタンでもある。
一方前記ステップ2−15において、ステップ2−24に移行した場合は、コード情報ありのラベルを発行する。図17はコード情報ありのラベルの1例を示す図である。同図に示すように、ラベルにはコード情報(この例ではバーコード)が記載されている。ラベルにコード情報を記載するのは、計量秤70と携帯端末110間の通信不良により商品の取引情報が携帯端末110に記憶されなかったため、後でこのコード情報を利用して、携帯端末110に商品の取引情報を読み取らせるためである。
そして例えば図15に示すような、コード情報付きラベル発行済画面を表示手段77に表示する(ステップ2−25)。表示手段77に表示されたコード情報付きラベル発行済画面には、計量秤70からラベルを取って商品を包装した袋に貼り、さらにそのラベルのバーコードを読み取る旨の指示内容が記載されている。次に携帯端末110との受信不良が生じたことを対応する携帯端末110へ送信する(ステップ2−26)。
そして計量秤用クレードル100から携帯端末110が離脱されて(ステップ1−13)、離脱信号が対応する計量秤70に送信されると(ステップ1−14)、計量秤70では、ステップ2−20において、この離脱信号を受信することで、接続フラグを「1」から「0」にして(ステップ2−21)、計量秤70での計量処理を終了する。そして客は、計量秤用クレードル100から取り外した携帯端末110のスキャナ部117によって、前記ラベルのコード情報を読み取り、その商品の取引情報をRAM115に記憶する。図18は携帯端末110によるコード情報の読み取り処理のフローチャートである。同図に示すように、携帯端末110のスキャナ部117を前記ラベルに印刷したコード情報に近づけて、前記ラベルのコード情報を読み取って商品の取引情報を取得する(ステップ3−1)。次に、読み取った商品の取引情報を携帯端末110のRAM115に記憶する(ステップ3−2)。これによって、計量秤70によって計量された商品の取引情報が計量秤70から通信回線を介して携帯端末110に送信できない場合でも、前記商品の取引情報を携帯端末110に記憶させることができる。
以上のようにして、計量秤70での各種操作(第1の発行制御)が終了する。次に、客は、前記商品の取引情報を記憶している携帯端末110を持って会計装置20の所に行き、代金の決済を行う。なお、量り売り商品以外の商品についても客が購入を行う場合は、客が別途これらの商品のバーコードを携帯端末110のスキャナ部117で読み取ればよい。これによってそれらの商品の取引情報もRAM115に記憶される。
図19は会計装置20での携帯端末110を用いた代金決済の方法を示すフローチャートである。会計装置20において、会計装置用クレードル150に携帯端末110をセットすると(ステップ4−1)、携帯端末110から会計装置用クレードル150を介してRAM115に記憶していた商品の取引情報が会計装置20のRAM27に転送され記憶される(ステップ4−2)。そしてその後は、従来と同様の方法によって、会計処理がなされる(ステップ4−3)。つまり、全ての商品(前記計量秤70によって計量した商品及び計量しない一般の商品)の取引情報を用いて、通常の会計処理が行われ、代金が決済される。
なお、携帯端末110のRAM115に記憶された商品の取引情報は、会計装置20での精算後、新たな客が携帯端末110を持ち出し可能に収容するクレードルに、当該精算後の携帯端末110を収容した時点で、前記携帯端末110のRAM115に記憶された商品の取引情報、及び、計量秤70のIPアドレス等は初期化され、次の客により利用される。
〔携帯端末110を用いない場合(第2の発行制御手段)〕
携帯端末110が計量秤用クレードル100にセットされていない状態(ステップ2−1のNo)で、計量秤70の載置部73に、客が所望の数の商品(この例ではりんご)を載置した場合(ステップ2−27)は、そのまま計量秤70によって前記と同じ計量が行われる(ステップ2−7)。即ち図23に示すように、載置部73に商品が載置されると、その商品の計量値が測定され(ステップ2−7−1)、計量安定信号が出力されると(ステップ2−7−2)、計量値を確定する(ステップ2−7−3)。商品の計量中は、例えば表示部77に「ただいま計量中です」のような表示を行っても良い。
次に計量秤70の表示部77に、例えば図11に示すような、商品選択画面を表示する(ステップ2−8)。そして客が載置した商品をタブ及び表示された商品にタッチすることで選択する(ステップ2−9)。商品が選択されると、計量秤70のCPU81はその商品の値段を計算し、例えば図12に示すような、買物確認画面を表示する(ステップ2−10)。なおこの例の場合、図12に示す「商品追加」は表示しないこととする。
そして図12に示す買物確認画面において、その買物中止ボタンがタッチされた場合は、現在フラグは「0」なので(ステップ2−28)、この計量秤70での計量処理(第2の発行制御)を終了する。つまりラベルは発行しない。
一方、図12に示す買物確認画面において、その発行ボタンがタッチされた場合は(ステップ2−12)、接続フラグは「0」なので(ステップ2−13)、ステップ2−29に移行し、コード情報ありのラベルを発行する。このとき発行するコード情報ありのラベルは、前記ステップ2−24で発行するコード情報ありのラベルと同様であり、例えば図17に示すラベルと同じラベルである。そして例えば図25に示すような、コード情報付きラベル発行済画面を表示手段77に表示する(ステップ2−30)。このコード情報付きラベル発行済画面には、計量秤70からラベルを取って商品を包装した袋に貼り、会計装置20に持っていく旨の指示内容が記載されている。以上により、この計量秤70での計量処理(第2の発行制御)を終了する。そしてその後は、コード情報を付したラベルを会計装置20において読み込むことで、通常の会計処理が行われ、代金が決済される。
以上説明したように、この計量秤70は、通信部93,124及びアクセスポイント50(通信手段)により携帯端末110との通信が検出された場合(ステップ2−1のYes)に、この計量秤70で計量した商品の計量安定信号(ステップ2−7−2)と、この計量秤70から携帯端末110に送信した商品の取引情報(ステップ2−14)に対する携帯端末110からの受信信号(ステップ2−15)と、を条件にラベルを発行する(ステップ2−16)第一の発行制御手段と、携帯端末110との通信が検出されない場合(ステップ2−1のNo)に、計量安定信号(ステップ2−7−2)のみを条件にラベルを発行する(ステップ2−29)第二の発行制御手段と、を備えている。これによって、携帯端末110と通信した上で発行されるラベルと、通信しないで発行されるラベルの何れのラベルであっても、これらラベルを1台の計量秤70によって、手間なく迅速に発行することができる。つまり、携帯端末110の利用者と、非利用者それぞれに対応したラベルを1台の計量秤70によって、手間なく迅速に発行することができる。さらに言えば、1つの店で、携帯端末110を利用する客と、利用しない客が混在する場合でも、容易に対応できる。
またこの計量秤70によれば、通信部93,124及びアクセスポイント50(通信手段)により携帯端末110との通信が確立した後(ステップ2−1〜2−4)に、計量された商品の取引情報を携帯端末110へ送信するので(ステップ2−14)、携帯端末110と通信する場合は、商品の取引情報を確実に携帯端末110に記憶でき、この商品の取引情報を会計装置20に転送でき、容易に会計することができる。
またこの計量秤70によれば、計量秤70から商品の取引情報を携帯端末110に送信した後、一定時間内に携帯端末110からの受信信号を受信しない場合(ステップ2−15)は、コード情報ありのラベル、つまり最初から携帯端末110を使用しない、第二の発行制御手段によるラベルと同一のラベルを発行する(ステップ2−24)。計量秤70と携帯端末110との間に、通信が確立していないと、計量秤70で計量した商品の取引情報を携帯端末110に送信して記憶させることができないので、このような場合は、第二の発行制御手段による場合と同様に、コード情報ありのラベルを発行することとした。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば上記例では、外部機器として携帯端末110を示したが、外部機器としては、管理装置10や会計装置20等の他の外部機器であっても良い。管理装置10(又は会計装置20)に商品の取引情報を送信して記憶させた場合は、会計装置20に携帯端末110を持っていけば、携帯端末110の番号を会計装置20が読み込むことで、管理装置10(又は会計装置20自体)から前記記憶した商品の取引情報を読み込むことで、会計することができる。また上記例では、第一の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態と、第二の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態とを、コード情報を印字するか否かで異ならせたが、コード情報以外の部分の印字形態を異ならせても良い。
また上記計量秤70では、計量秤用クレードル100を用いて、計量秤70と携帯端末110とを1対1に対応させるように構成したが、計量秤用クレードル100を用いないで、直接計量秤70と携帯端末110とを1対1に対応させるように構成しても良い。即ち例えば、計量秤70と携帯端末110とをコードで連結することで、直接計量秤70と携帯端末110とを1対1に対応させる等しても良い。
また上記例では、複数の商品を繰り返し計量する場合、計量秤70は、商品を計量する毎にラベルを発行する構成としたが、その代りに、全ての商品を計量し終わった後に、まとめて複数枚の各商品毎のラベルを発行するように構成してもよい。または計量秤70は、全ての商品を計量し終わった後に、まとめて1枚のラベルを発行するように構成してもよい。図20,図21は、全ての商品を計量し終わった後に1枚発行されるラベルの1例を示す図であり、図20はコード情報なしの場合、図21はコード情報ありの場合を示している。図21に示すラベルの場合のコード情報は、データ量が多いので、2次元コードを使用している。
上記例では、商品の重量の単価から直接販売価格を算出しているが、商品がリンゴなどの場合は、1個当たりの重量が略同一なので、1個当たりの重量の範囲を予め計量秤70のRAM87に記憶しておくことで、測定した重量からその商品の個数を算出し、1個当たりの単価から販売価格を算出しても良い。
また上記携帯端末110が同一客の買い物で複数回、異なる計量秤70と通信する場合に利用してもよい。つまり、商品1から3は1番の計量秤70、商品4から6は2番の計量秤70により、計量すべきことが決まっている場合でも利用可能である。特に、商品1から3と、商品4から6が店舗内の離れた位置に配置されている場合には有効である。
この場合、携帯端末110のRAM115の所定領域に記憶された計量秤70のIPアドレスを順次上書きして記憶する。これにより、常に通信しようとする計量秤70を正しく把握することができる。
また、前記上書きする代わりに、携帯端末110のRAM115の領域を分けて記憶し、直近の計量秤70のIPアドアレスが記憶された領域から通信するIPアドアレスを特定し読み出すようにしてもよい。
また上記計量秤70では、携帯端末110との通信が検出された場合に、この計量秤70で計量した商品の計量安定信号と、発行ボタン(発行キー)の押下(操作)と、この計量秤70から携帯端末110に送信した商品の取引情報に対する携帯端末110からの受信信号と、を条件にラベルを発行し(第一の発行制御手段)、また携帯端末110との通信が検出されない場合に、計量安定信号と、発行ボタン(発行キー)の押下(操作)と、を条件にラベルを発行している(第二の発行制御手段)。しかし、何れの場合も必ずしも発行ボタンの押下をラベル発行の条件としなくても良い。即ち、第一の発行制御手段の場合は、携帯端末110との通信が検出された場合に、少なくともこの計量秤70で計量した商品の計量安定信号と、この計量秤70から携帯端末110に送信した商品の取引情報に対する携帯端末110からの受信信号とを条件にしてラベルを発行すればよい。また第二の発行制御手段の場合は、携帯端末110との通信が検出されない場合に、少なくとも計量安定信号を条件にラベルを発行すればよい。
また上述のように、計量秤70では、携帯端末110との通信が検出された場合に、少なくともこの計量秤70で計量した商品の計量安定信号と、この計量秤70から携帯端末110に送信した商品の取引情報に対する携帯端末110からの受信信号と、に基づきラベルを発行している(第一の発行制御手段)。しかし、前記携帯端末110からの受信信号としては、必ずしも計量秤70から携帯端末110に送信した商品の取引情報に対する携帯端末110からの受信信号でなくても良い。即ち例えば、計量秤70での計量を開始する前に、携帯端末110を計量秤用クレードル100へ置き、それに基づき、該当するIPアドレスの計量秤70へ携帯端末110から通信開始の信号が送信され、この信号を受信した計量秤70が、通信を開始する旨の信号を当該携帯端末110へ送信し、当該携帯端末110では、確かに受信した旨の確認信号を再度、該当するIPアドレスの計量秤70へ送信するが、この携帯端末110からの再度の確認信号を携帯端末110からの計量秤70への受信信号としても良い。また上記受信信号は、携帯端末110等の外部機器からのさらに他の受信信号であっても良い。
1 会計システム 3 商品登録装置
10 管理装置 20 会計装置
21 CPU 23 ハードディスク
25 ROM 27 RAM(記憶部)
29 スキャナ部 31 店員用表示部
33 客用表示部 35 レシート印字部
37 ドロワ部 39 通信部
41 操作部 43 カードリーダ部
45 ブザー 50 アクセスポイント(通信手段)
60 LAN 70 計量秤(計量装置)
71 本体部 73 載置部
75 支持部 77 表示部
79 ラベル発行口 81 CPU
83 ハードディスク 85 ROM
87 RAM(記憶部) 89 操作部
91 発行部 93 通信部
95 計量部 100 計量秤用クレードル
101 載置部 110 携帯端末(外部機器)
111 CPU 113 ROM
115 RAM(記憶部) 117 スキャナ部
119 表示ディスプレイ 121 操作部
124 通信部(通信手段) 125 電源制御部
127 充電式電池 135 本体ケース
150 会計装置用クレードル

Claims (6)

  1. 計量された商品についてラベルを発行する計量装置において、
    外部機器と通信する通信手段と、
    前記通信手段により前記外部機器との通信が検出された場合は、少なくともこの計量装置で計量した商品の計量安定信号と、前記外部装置から受信する信号と、に基づきラベル発行制御を行う第一の発行制御手段と、
    前記外部機器との通信が検出されない場合は、少なくとも前記計量安定信号に基づきラベル発行制御を行う第二の発行制御手段と、
    を備えることを特徴とする計量装置。
  2. 前記第一の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態と、第二の発行制御手段により発行されるラベルに印字される印字形態と、が異なることを特徴とする請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記第一の発行制御手段で発行されるラベルにはコード情報を印字せず、前記第二の発行制御手段で発行されるラベルにはコード情報を印字することで、前記印字形態を異ならせたことを特徴とする請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記通信手段により前記外部機器との通信が確立した後、計量された商品の取引情報を前記外部機器へ送信することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の計量装置。
  5. 前記計量装置から商品の取引情報を前記外部機器に送信した後、一定時間内に前記外部機器からの受信信号を受信しない場合は、前記第二の発行制御手段によるラベルと同一のラベルを発行することを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載の計量装置。
  6. 請求項1乃至5の内の何れかに記載された計量装置と、前記計量装置と通信可能な外部機器と、を備えることを特徴とする計量システム。
JP2013222142A 2013-09-25 2013-10-25 計量装置及び計量システム Active JP6264835B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222142A JP6264835B2 (ja) 2013-09-25 2013-10-25 計量装置及び計量システム
EP14185756.5A EP2853180B1 (en) 2013-09-25 2014-09-22 Item registration apparatus and measuring device
US14/494,830 US9354107B2 (en) 2013-09-25 2014-09-24 Item registration apparatus and measuring device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013199062 2013-09-25
JP2013199062 2013-09-25
JP2013222142A JP6264835B2 (ja) 2013-09-25 2013-10-25 計量装置及び計量システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015087777A true JP2015087777A (ja) 2015-05-07
JP6264835B2 JP6264835B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=53050555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013222142A Active JP6264835B2 (ja) 2013-09-25 2013-10-25 計量装置及び計量システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6264835B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019210010A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び処理プログラム
JP2019209542A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び印刷処理プログラム
CN112655033A (zh) * 2018-09-07 2021-04-13 株式会社寺冈精工 移动终端、称重设备、pos终端、程序、存储介质、销售处理系统和销售处理方法
JP2023007392A (ja) * 2021-06-29 2023-01-18 株式会社寺岡精工 計量装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530739U (ja) * 1991-07-09 1993-04-23 メトラー トレド アクチエンゲゼルシヤフト 安定状態表示手段をそなえた計量装置
JP2000123251A (ja) * 1998-09-09 2000-04-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 商品チェックアウト・システムのための方法およびシステム
US20040129461A1 (en) * 2001-02-07 2004-07-08 Herbert Murdter Wireless weighing device comprising a plurality of functional units
WO2011089317A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-28 Juha Haara Client service system for canteen
JP2012053569A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toshiba Tec Corp 商品情報処理装置、プログラム、および決済装置
JP2012098953A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Teraoka Seiko Co Ltd Posシステム
US20140175164A1 (en) * 2012-12-21 2014-06-26 Ncr Corporation Systems and methods for facilitating in-aisle scanning

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530739U (ja) * 1991-07-09 1993-04-23 メトラー トレド アクチエンゲゼルシヤフト 安定状態表示手段をそなえた計量装置
JP2000123251A (ja) * 1998-09-09 2000-04-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 商品チェックアウト・システムのための方法およびシステム
US20040129461A1 (en) * 2001-02-07 2004-07-08 Herbert Murdter Wireless weighing device comprising a plurality of functional units
WO2011089317A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-28 Juha Haara Client service system for canteen
JP2012053569A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Toshiba Tec Corp 商品情報処理装置、プログラム、および決済装置
JP2012098953A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Teraoka Seiko Co Ltd Posシステム
US20140175164A1 (en) * 2012-12-21 2014-06-26 Ncr Corporation Systems and methods for facilitating in-aisle scanning

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019210010A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び処理プログラム
JP2019209542A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び印刷処理プログラム
JP7137752B2 (ja) 2018-06-01 2022-09-15 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び処理プログラム
JP7148881B2 (ja) 2018-06-01 2022-10-06 ブラザー工業株式会社 印刷装置及び印刷処理プログラム
CN112655033A (zh) * 2018-09-07 2021-04-13 株式会社寺冈精工 移动终端、称重设备、pos终端、程序、存储介质、销售处理系统和销售处理方法
JP2023007392A (ja) * 2021-06-29 2023-01-18 株式会社寺岡精工 計量装置
JP7324532B2 (ja) 2021-06-29 2023-08-10 株式会社寺岡精工 計量装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6264835B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6273770B2 (ja) 商品登録装置及びその商品登録装置を備えた会計システム
US8915429B2 (en) Methods of mobile self-checkout shopping for produce items in a retail grocery store
JP6369006B2 (ja) 商品登録システム、会計システム、計量装置
US10339515B1 (en) Shopping cart with integrated scale and point of sale device
JP2015022358A (ja) 商品販売データ処理装置、情報端末、および制御プログラム
US8381978B2 (en) Bag supporting table and apparatus with bag supporting table
CN205344990U (zh) 一种自助结账购物车
US8393538B2 (en) Self checkout terminal and control method of the same
JP6264835B2 (ja) 計量装置及び計量システム
JP2018185333A (ja) 計量装置
JP6377926B2 (ja) 計量装置
JP6686400B2 (ja) オーダリングシステム
US9354107B2 (en) Item registration apparatus and measuring device
JP5023445B2 (ja) 販売データ処理装置
JP2018018421A (ja) 商品販売データ処理システム及びプログラム
JP3498845B2 (ja) ラベル発行装置、計量ラベル発行装置、及び商品情報表示器
JP6416987B2 (ja) 商品販売データ処理装置、情報端末、および制御プログラム
US11734663B2 (en) Product sales data processing system and weighing apparatus
JP3239336B2 (ja) ラベル発行装置、計量ラベル発行装置、及び商品情報表示システム
CN210428710U (zh) 一种智能自助购物系统
CN220271910U (zh) 购物车
JP7455365B2 (ja) 計量値付け装置及び販売システム
JP5454967B2 (ja) 商品販売処理装置とそのプログラムおよび商品販売処理システム
JP2016035785A (ja) 商品販売データ処理装置、情報端末、および制御プログラム
JP2024093512A (ja) 計量装置、システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6264835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250