JP2015087733A - 携帯情報端末機用撮影補助具 - Google Patents

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育宏 太田
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Abstract

【課題】携帯情報端末機に取り付けてカメラ機能を拡大させる補助具において、全ての携帯情報端末機への取付に対応できる汎用性ある補助具を開発すること。
【解決手段】本発明の携帯情報端末機用撮影補助具1は、光学機器の接眼部に接続したり、中間レンズを挿入するアダプターを取り付けるための取付部2を備えた補助具本体3と、携帯情報端末機の左側面を保持する左保持手段4と、右側面を保持する右保持手段5と、それらを結合するための固定手段7とから構成されていて、携帯情報端末機を補助具の上下左右で最適な位置に配置して固定することができるので、全ての携帯情報端末機に対応でき、またカメラ部のレンズ光軸と取付部2の中心を簡単に一致させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯情報端末機に取り付けて接近撮影等を補助するための携帯情報端末機用撮影補助具に関するものである。
携帯情報端末機に取り付けて接近撮影等を補助するための携帯情報端末機用の補助具は現在まで色々な特徴を有するものが開発されている。
例えば、特開2013−125038号公報(特許文献1)に記載の補助具は、補助具本体に左保持手段、右保持手段、下保持手段を一体化させた補助具である。その補助具に固定されている接近撮影用レンズの取付部を利用して、携帯情報端末機で簡単に接近撮影を実現する手段が開示されている。(図7(a)参照)
また、特開2005−278134号公報(特許文献2)に記載の補助具は、左保持手段と右保持手段が一体化したコの字型で携帯情報端末機の上下方向に自由にスライド移動可能な補助具本体と、ピン留めで補助具本体の任意な位置に接近撮影用レンズを固定できる取付部とを備えている。これらの構成により、携帯情報端末機のカメラレンズと接近撮影用レンズの光軸中心を合わせて取り付けるための汎用性のある手段が開示されている。(図7(b)参照)
また、特開2013−97381号公報(特許文献3)には、携帯情報端末機の前後方向に係合して保持する保持手段を持ったコの字型の補助具本体と、補助具本体が携帯情報端末機の周辺部を移動して任意の位置に固定できる固定手段とを持った補助具が記載されている。また補助具は、外付けレンズを移動させて任意の位置に固定できる固定手段を持った外付けレンズの取付部を備えている。これらの構成により、外形の異なる携帯情報端末機に外付けレンズを汎用性高く固定する手段が開示されている。(図7(c)参照)
特開2013−125038号公報 特開2005−278134号公報 特開2013−97381号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された補助具は、補助具本体に、左保持手段と、右保持手段と、下保持手段と、接近撮影用レンズの取付部とを一体化した構成で、保持手段を携帯情報端末の形や大きさに合わせて変更する仕組みが無いので、補助具に対応した携帯情報端末にしか使用できず汎用性が無い。
また、特許文献2にて開示された補助具は、左保持手段と右保持手段が一体化したコの字型の構成であるので、横幅が一致する携帯情報端末機にしか使用できない。またカメラ部が、携帯情報端末機の周辺部ぎりぎりに配置された場合には、情報携帯端末機のレンズ光軸と、外付けレンズの光軸を合わせるためには、外付けレンズの取付部を携帯情報端末機の本体よりも外側にはみ出して取り付ける必要があり、取付部のピンでの固定が不安定になりこの面でも汎用性に制限がある。
また、特許文献3にて開示された補助具は、その形状から携帯情報端末機のカメラ部が携帯情報端末機の周辺部にある場合に対応しており、カメラ部が携帯情報端末機の中央部に配置されている場合には対応できない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、携帯情報端末機のカメラ部が持つ機能を超えた撮影を実現するために、全ての携帯情報端末機に接続が可能な携帯情報端末機用撮影補助具を提供することを目的とする。
そこで、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、接近撮影等の中間レンズを取り付けたり顕微鏡や内視鏡等の光学機器の接眼部を取り付けたりするアダプターを接続するための取付部を備えた補助具本体と、携帯情報端末機の左側面を保持するための左保持手段と、携帯情報端末機の右側面を保持するための右保持手段と、それらを結合するための固定手段とから構成され、補助具本体と左保持手段と右保持手段と固定手段とにより、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心と取付部の中心を簡単に対応させられることを特徴とする。
また、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、補助具本体が、取付部を備えた補助具本体上部と、補助具本体上部を支持する補助具本体下部と、で構成され、固定手段が、左保持手段と右保持手段と補助具本体下部とを固定する第1固定手段と、補助具本体上部を補助具本体下部に対して揺動できるように固定する第2固定手段と、で構成されていることを特徴とする。
本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、アダプターを取り付ける取付部を備えた補助具本体と、左保持手段と、右保持手段と、これらの固定手段とで構成しているので、補助具本体に対し左保持手段と右保持手段を自由に動かすことができ、携帯情報端末機を補助具本体の最適な位置に配置して固定手段で固定できるから、大きさや形状の違う全ての携帯情報端末機に対応できる。
また、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、取付部を有する補助具本体を、左保持手段、右保持手段に対して自由に動かす事ができるので、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心と、アダプターを取り付ける取付部の中心が一致するように位置合わせした状態で固定でき、カメラ部の位置が携帯情報端末機の隅や中心にあっても、カメラレンズの光軸中心と、取付部の中心とを簡単に合致させることができる。したがって、全ての携帯情報端末機で簡単にカメラ機能を超えた接近撮影等を実現できる。
また、本発明の補助具本体は、アダプターを取り付ける取付部を備えた補助具本体上部と、揺動する補助具本体上部を支持するための補助具本体下部と、補助具本体上部を補助具本体下部に固定するための第2固定手段に分けて構成しているので、携帯情報端末機を左保持手段と右保持手段で補助具本体下部に確保して固定したあとで、補助具本体上部の取付部を携帯情報端末機のカメラレンズの光軸に合致する位置に移動して第2固定手段で固定することで、補助具本体と携帯情報端末機の接続がスムースに実現できる。
本発明の第1実施例の携帯情報端末機用撮影補助具を表した図 (a)分解図、(b)組立図、(c)断面図 本発明の第2実施例を表した図 (a)分解図、(b)組立図、(c)断面図 本発明の第3実施例を表した図 (a)分解図、(b)組立図、(c)断面図 下保持部を左保持手段、右保持手段に一体化させた図 左保持部、右保持部を補助具本体下部に一体化させた図 携帯情報端末機用撮影補助具の使用例を表した図 先行技術の実施例を表した図
以下に、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具について図面を用いて詳述する。図1には本発明の携帯情報端末機用撮影補助具の第1実施例を図示しており、第2図には携帯情報端末機用撮影補助具の第2実施例を、図3には携帯情報端末機用撮影補助具の第3実施例を図示している。また、図4、図5には構成部品の変形例を図示しており、図6には使用例を図示している。
まず、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具の第1実施例を説明すると、図1(a)に図示するように本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、補助具本体3と、左保持手段4と、右保持手段5と、下保持手段6とから構成されている。
補助具本体3は、詳しくは後述する内視鏡や顕微鏡の接眼部と連接するためのアダプターを螺合して固定するための取付部2と、左保持手段4、右保持手段5、下保持手段6をガイドするためのガイドカバー8と、左保持手段4、右保持手段5、下保持手段6を一体的に固定するための固定手段7とを備えている。
左保持手段4は、携帯情報端末機の左側面を支える左保持部4aと、固定手段の螺子7a(図1(c)参照)をまたいで左保持手段4の左右移動を実現するためのスライド溝4bを備えている。また、左保持手段4は、ガイドカバー8に接する部品なので、ガイドカバー8の外側で固定する蝶螺子7bによって締め込まれる力が効果的に右保持手段と左保持手段に及ぶように長め(L>M)に作られている。
右保持手段5は、携帯情報端末機の右側面を支える右保持部5aと、固定手段の螺子7aをまたいで右保持手段5の左右移動を実現するためのスライド溝5bを備えている。
下保持手段6は、携帯情報端末機の下側面を支える下保持部6aと、固定手段の螺子7aをまたいで下保持手段6の上下移動を実現するためのスライド溝6bを備えている。
下保持手段6は、携帯情報端末機の確実な確保のための部品であるが、左保持手段4と右保持手段5だけでも携帯情報端末機の確保は可能なので、下保持手段6が無くても良い。
取付部2は、携帯情報端末機のカメラレンズ部に対応する円柱状の部品で、補助具本体3の携帯情報端末機のカメラレンズの被写体側に設けられ、螺合によりアダプターが取り付けられる。あとで詳しく説明するが、拡大のため等の中間レンズを挿入するアダプター部401や、内視鏡や顕微鏡の接眼部に接続するためのアダプター部402を取り付けて、携帯情報端末機と内視鏡や顕微鏡の接眼部を結合させて画像を撮影する。
固定手段7は、図1(c)に示すように、補助具本体3からのびる螺子7aと、ガイドカバー8の外側にあり螺子を締め込むことで各保持手段を補助具本体3に固定する蝶螺子7bとから構成されている。尚、この実施例では固定手段がガイドカバーに取り付けられている構成を説明しているが、この構成に限定されるわけではなく、左保持手段、右保持手段、下保持手段、補助具本体が固定できればどのような固定手段でもかまわない。
ガイドカバー8は、各保持手段がずれたり、補助具本体3から外れることを防止するための部品で、上部接続面8aと、下部左接続面8b1と下部右接続面8b2で構成される下部接続面8bとによって補助具本体3に固定されている。図1(a)に示すとおり、ガイドカバー8は補助具本体3との間に、各保持手段を差しこむための隙間空間が用意されており、下部接続面8bは、左右に分かれて存在することで、下保持手段6を隙間空間に差し込むための空間8cを有している。図1(b)には、携帯情報端末機用撮影補助具を組みあげた図を示している。
図1のガイドカバー8の形状は、各保持手段の一体化を助ける効果を実現する部品であり、形状は他の形でも良い。また、携帯情報端末機の確保という目的だけで考えれば、ガイドカバーが無くても実現できる。
実施例1で、実際に携帯情報端末機に、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具をセットするには、携帯情報端末機用撮影補助具の固定手段7の蝶螺子7aを緩めて、全ての保持手段がガイドカバー8から外れない範囲で広げた状態の補助具本体3の上に携帯情報端末機を置き、取付部2のアダプター部401を取り付けた円形空間の中心2Cに携帯情報端末機のカメラレンズの中心XCが合致するように移動して配置する。(図6参照)続いて、左保持部4aが携帯情報端末機の左側面に当たるまで左保持手段4を移動し、右保持部5aも携帯情報端末機の右側面に当たるまで右保持手段5を移動し、下保持部6aが携帯情報端末機の下側面に当たるまで下保持手段6を移動して、携帯情報端末機を全ての保持部で囲みずれないようにして、最後に固定手段7の蝶螺子7bを締め込んで固定する。
このように携帯情報端末機に対して、全ての保持手段が自由に移動できて固定できる手法を実現できているので、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は簡単に全ての携帯情報端末機に汎用的に取り付けることができる。
つぎに、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具の第2実施例を説明すると、図2(a)に図示するように、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、補助具本体103と、左保持手段104と、右保持手段105と、下保持手段106とから構成されている。実施例1との違いは、固定手段を、左保持手段104右保持手段105下保持手段106からなる保持手段の固定手段である第1固定手段107と、所定の保持手段と補助具本体103との固定手段である第2固定手段109とに分割することにより、携帯情報端末機の携帯情報端末機用撮影補助具への固定と、携帯情報端末機用撮影補助具の取付部102の中心2Cを、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCに対応させる(図6(b)参照)という、2種類の行為に分別することで、よりスムースな装着を実現するものである。
補助具本体103は、詳しくは後述する内視鏡や顕微鏡の接眼部と連接するためのアダプターを螺合して固定するための取付部102と、右保持手段105を自由な角度で固定するための第2固定手段109と、第2固定手段109の構成部品である螺子109a(図2(c))が上下に自由に移動するためのスライド溝103bを備えている。
左保持手段104は、携帯情報端末機の左側面を支える左保持部104aと、第1固定手段107の構成部品で右保持手段105にある螺子107aをまたいで左保持手段104の左右移動を実現するためのスライド溝104bとを備えている。また、第2固定手段109との干渉を避けるために左保持手段104の上部は切り欠いている。
右保持手段105は、携帯情報端末機の右側面を支える右保持部105aと、右保持手段105に左保持手段104と下保持手段106とを結合するための第1固定手段107と、第1固定手段107を介して右保持手段105に結合した保持手段全体と補助具本体103との結合を実現する第2固定手段109の螺子109aを移動させるためのスライド溝105bとからなっている。第2固定手段109の螺子109aを利用して、スライド溝105bは、一体化した保持手段全体の補助具本体103に対する左右および揺動を実現する。
下保持手段106は、携帯情報端末機の下側面を支える下保持部106aと、第1固定手段107の螺子107aをまたいで下保持手段106の上下移動を実現するためのスライド溝106bを備えている。
下保持手段106は、携帯情報端末機の確実な確保のための部品であるが、左保持手段104と右保持手段105だけでも携帯情報端末機の確保は可能なので、下保持手段106が無くても良い。
取付部102は、携帯情報端末機のカメラレンズ部に対応する円柱状の部品で、補助具本体103の携帯情報端末機のカメラレンズの被写体側に設けられ、螺合によりアダプターが取り付けられる。あとで詳しく説明するが、拡大のため等の中間レンズを挿入するアダプター部401や、内視鏡や顕微鏡の接眼部に接続するためのアダプター部402を取り付けて、携帯情報端末機と内視鏡や顕微鏡の接眼部を結合させて画像を撮影する。
第1固定手段107は、図2(c)に示すように、右保持手段105からのびる螺子107aと、螺子を締め込むことで左保持手段104と下保持手段106とを、右保持手段105に固定する蝶螺子107bとから構成されている。尚、この実施例では固定手段が右保持手段に取り付けられている構成を説明しているが、この構成に限定されるわけではなく、左保持手段、右保持手段、下保持手段が固定できればどのような固定手段でもかまわない。
第2固定手段109は、図2(c)に示すように、補助具本体103のスライド溝103bを通過して各保持手段側にのびる螺子109aと、螺子を締め込むことで、第1固定手段107で一体化した保持手段全体をスライド溝105bを持った右保持手段105を利用して固定する蝶螺子109bと、から構成されている。尚、この実施例では第2固定手段が補助具本体103に取り付けられている構成を説明しているが、この構成に限定されるわけではなく、一体化した保持手段全体と補助具本体103が固定できればどのような固定手段でもかまわない。図2(b)は、携帯情報端末機用撮影補助具を組みあげた図である。
実施例2で、実際に携帯情報端末機に本発明の携帯情報端末機用撮影補助具をセットするには、携帯情報端末機用撮影補助具の第1固定手段107の蝶螺子107bを緩めて、全ての保持手段が自由な状態の補助具本体103の上に、携帯情報端末機を置き、各保持部が携帯情報端末機の各側面に当たるまで移動し、各保持部を利用して携帯情報端末機を確実に確保したところで、第1固定手段107の蝶ネジ107bを締め込んで、左保持手段104と下保持手段106を右保持手段105に固定する。つづいて、第2固定手段109の蝶ネジ109bを緩めて、スライド溝103bとスライド溝105bを利用して補助具本体103を自由に上下左右、および揺動して、取付部102の中心2Cを、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCに対応させるように移動して配置し、蝶螺子109bを締め込んで固定する。(図6(b)参照)
このように最初に携帯情報端末機の側面に対して自由に動く各保持手段を、第1固定手段107を利用して携帯情報端末機に固定してから、次に補助具本体103をスライド溝103bおよびスライド溝105b利用して、上下、左右、揺動に関して自由に移動して固定できる第2固定手段109を設けているので、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、全ての携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCと取付部102の円形空間の中心2Cとを一致させる事がより簡単に汎用性高く実現できる。
つぎに、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具の第3実施例を説明すると、図3(a)に図示するように、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、補助具本体上部203aと、補助具本体下部203cと、左保持手段204と、右保持手段205と、下保持手段206とから構成されている。実施例1の補助具本体3を、携帯情報端末機用撮影補助具の取付部202の中心2Cに携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCを合わせる作業に対応する補助具本体上部203aと、携帯情報端末機の携帯情報端末機用撮影補助具への固定の作業に対応する補助具本体下部203cとに分割し、それぞれに独立の固定手段を準備することでよりスムースな装着を実現するものである。
補助具本体上部203aは、詳しくは後述する内視鏡や顕微鏡の接眼部と連接するためのアダプターを螺合して接続するための取付部202と、第2固定手段209の部品である螺子209aを利用して補助具本体上部203aが自由に上下、揺動するためのスライド溝203bを備えている。
補助具本体下部203cは、左保持手段204、右保持手段205、下保持手段206の一体化をガイドするためのガイドカバー208と、これらを固定するための第1固定手段207と、補助具本体上部203aと補助具本体下部203cとを固定するための第2固定手段209とを備えている。
左保持手段204は、携帯情報端末機の左側面を支える左保持部204aと、第1固定手段207の螺子207aをまたいで左保持手段204の左右移動を実現するためのスライド溝204bを備えている。
右保持手段205は、携帯情報端末機の右側面を支える右保持部205aと、第1固定手段207の螺子207aをまたいで右保持手段205の左右移動を実現するためのスライド溝205bを備えている。
下保持手段206は、携帯情報端末機の下側面を支える下保持部206aと、第1固定手段207の螺子207aをまたいで下保持手段206の上下移動を実現するためのスライド溝206bを備えている。
下保持手段206は、携帯情報端末機の確実な確保のための部品であるが、左保持手段204と右保持手段205だけでも携帯情報端末機の確保は可能なので、下保持手段206が無くても良い。
取付部202は、携帯情報端末機のカメラレンズ部に対応する円柱状の部品で、補助具本体上部203aの携帯情報端末機のカメラレンズの被写体側に設けられ、螺合によりアダプターが取り付けられる。あとで詳しく説明するが、拡大のため等の中間レンズを挿入するアダプター部401や、内視鏡や顕微鏡の接眼部に接続するためのアダプター部402を取り付けて、携帯情報端末機と内視鏡や顕微鏡の接眼部を結合させて画像を撮影する。
第1固定手段207は、補助具本体下部203cに左保持手段204と右保持手段205と下保持手段206とを結合させる手段であり、図3(c)に示すように、補助具本体下部203cからのびる螺子207aと、ガイドカバー208の外側にあり螺子を締め込むことで各保持手段を補助具本体下部203cに固定する蝶螺子207bとから構成されている。尚、この実施例では固定手段がガイドカバーに取り付けられている構成を説明しているが、この構成に限定されるわけではなく、左保持手段、右保持手段、下保持手段、補助具本体下部が固定できればどのような固定手段でもかまわない。
第2固定手段209は、補助具本体下部203cに補助具本体上部203aを結合させる手段であり、図3(c)に示すように、補助具本体下部203cからのびる螺子209aと、補助具本体上部203aのスライド溝203bの外側から螺子を締め込むことで固定する蝶螺子209bとから構成されている。尚、この実施例では固定手段が補助具本体下部203cに取り付けられている構成を説明しているが、この構成に限定されるわけではなく、補助具本体上部と補助具本体下部が固定できればどのような固定手段でもかまわない。
ガイドカバー208は、各保持手段がずれたり、補助具本体下部203cからはずれることを防止するための部品で、上部接続面208aと下部接続面208bとで、補助具本体下部203cに固定されている。図3(c)に示すとおり、ガイドカバー208は補助具本体下部203cと間に、各保持手段を差しこむための隙間空間が用意されており、下部接続面208bは、208b1と208b2に左右に分かれて存在することで、下保持手段206を隙間空間に差し込むための空間208cを有している。また、図3(b)に示すとおり、上部接続面208aも208a1と208a2とに左右に分かれて存在し、第2固定手段209を軸に補助具本体下部203c上を自由に移動する補助具本体上部203aとの干渉を避けるための空間208dを有している。図3(b)は、携帯情報端末機用撮影補助具を組みあげた図である。
図3のガイドカバー208の形状は、各保持手段の一体化を助ける効果を実現する部品であり、形状は他の形でも良い。また、携帯情報端末機の確保という目的だけで考えれば、ガイドカバーが無くても実現できる。
実施例3で、実際に携帯情報端末機に、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具をセットするには、携帯情報端末機用撮影補助具の第1固定手段207の蝶螺子207bを緩めて、全ての保持手段が自由な状態の補助具本体下部203cの上に、携帯情報端末機を置き、各保持部が携帯情報端末機の各側面に当たるまで移動し、各保持部が携帯情報端末機の各側面を確実につかんだところで、第1固定手段207の蝶ネジ207bを締め込んで、各保持手段を補助具本体下部203cに固定する。つづいて、第2固定手段209の蝶ネジ209bを緩めて、補助具本体上部203aを、スライド溝203bを利用して自由に上下左右、および揺動して、取付部202の中心2Cを、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCに対応させる(図6(b)参照)ように移動して配置し、蝶螺子209bを締め込んで固定する。
このように最初に携帯情報端末機の側面に対して自由に動く各保持手段と、第1固定手段207を利用して携帯情報端末機を補助具本体下部203cに確実に固定してから、次にスライド溝203bを利用して、補助具本体上部203aを自由に上下、左右、揺動して、第2固定手段209を利用して固定できる手法を実現しているので、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、全ての携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心XCと取付部202の円形空間の中心2Cとを合わせる事がより簡単に汎用性高く実現できる。
構成部品の変形例
図4に示すように、取付部102、202が携帯情報端末機に対して自由に上下左右に動き、揺動する構成の実施例2、実施例3に関しては、構成部品数を減らして携帯情報端末機の固定を実現することが可能である。左保持手段104、204、右保持手段105、205のいずれかに下保持手段106、206の下保持部106a、206a、を一体化させることで実施可能となる。
図5に示すように、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は左右の保持手段で携帯情報端末を確保して固定するので、例えば右保持手段205に十分な移動量が確保できれば、実施例3に関しては、左保持手段204の携帯情報端末機の側面を支える左保持部204aを補助具本体下部203cに一体化させることで、構成部品数を減らして携帯情報端末機の固定を実現できる。その際、右保持手段205の大きな移動量を実現した上で横幅の小さな携帯情報端末機を固定するために、補助具本体下部203cと左保持部204aが合体した部分に、右保持手段205が通過する隙間空間Eを作ることで実現可能になる。また、右保持部205aの補助具本体下部203cへの合体も同様に可能である。
実際の使用例
図6には、実際に本発明の携帯情報端末機用撮影補助具を医学用内視鏡に接続した状態を図示している。図1、図2、図3の説明で本発明の携帯情報端末機用撮影補助具で携帯情報端末機を確保する手段を説明してきたが、実際の使用例を説明する。
図6(a)のように内視鏡Y等の接眼部に接続し、目視できる接眼部の画像の撮影を望む場合には、各接眼部に合わせた形のアダプター部402を撮影したい光学機器の接眼部に固定して、続いて取付部2、102,202に螺合により取り付けられたアダプター部401に固定して、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具にセットされた携帯情報端末機Xと、内視鏡Yを接続して、内視鏡の接眼部画像を携帯情報端末機Xのカメラ機能で撮影し、保存、そして手軽に送信、共有することができる。
図6(b)は、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具と、アダプター部401と、アダプター部402と、内視鏡Yの接続の断面を図示している。本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、各保持手段と固定手段によって取付部2、102,202が自由に移動できるので、取付部に螺合したアダプター401の中心2cを携帯情報端末機Xのカメラ部Xaのレンズ光軸Xcに簡単に一致させられる。またアダプター402はアダプター401の同心円形で製作されるので内視鏡Yの接眼部の光軸とも一致するので、携帯情報端末機Xのカメラでアダプター402が確保した接眼部の画像を撮影し、保存、そして手軽に送信、共有することができる。また、接眼部の画像を撮影するのに接近や広角度が必要な場合は、適当なレンズを中間レンズ挿入スペースZに挿入して撮影すれば良い。
また、撮影したい接眼部を拡大する等、中間レンズの補助が必要ない場合は、アダプター部401を省いてアダプター部402を取付部2、102,202に直接取り付けて接続しても良い。
アダプター部402の形状を各光学機器の接眼部の形状に合わせて変更することで、顕微鏡でも眼科用のスリットランプでも、接眼部を持つ物であればその接眼部の形に合わせて携帯情報端末機で簡単に撮影できる。
また、上述のとおり本発明の携帯情報端末機用撮影補助具は、各保持手段の自由な動きと固定手段で、全ての携帯情報端末機を簡単に確保できることから、上記のアダプター部401とアダプター部402との同時使用で、全ての携帯情報端末機であらゆる光学機器の接眼部の撮影、保存、送信、共有を簡単に実現できる。
接眼部撮影ではない通常の撮影で、接近撮影や広角度撮影等の携帯情報端末機のカメラ機能を超えた撮影を望む場合は、アダプター部401の中間レンズ挿入スペースZに中間レンズを挿入したアダプター部401を携帯情報端末機用撮影補助具の取付部2、102、202に螺合により取り付けて、携帯情報端末機Xとアダプター部401を接続して撮影し、保存、そして手軽に送信、共有することができる。
携帯情報端末機で接眼部を撮影できると、例えば、災害現場で救急救命医が患者の患部を撮影した画像を瞬時に離れた病院にいる専門医と共有できる。また、接眼部を一人で見るのではなく、携帯情報端末機のモニター画面を見ることで近くにいる複数の医療関係者の目で見て確認ができ、複数の目での診断に優位性を発揮する。
内視鏡や顕微鏡などの光学機器には、カメラ接続部が存在するものも多く、既に撮影できる場合も多いが大型なものが多く、専用機種であり汎用性に乏しい。本発明の携帯情報端末機用撮影補助具と、アダプター部401と、アダプター部402とを使用すれば、光学機器の種類を問わず全ての光学機器の接眼部を携帯情報端末機で撮影できて汎用性が高い。例えば学会や災害現場等で、複数の使用者が複数種類の携帯情報端末機を持参していても、本発明の携帯情報端末機用撮影補助具が一つあれば、接眼部に接続した携帯情報端末機用撮影補助具に、全ての使用者の携帯情報端末機をセットできるので、非常に有意義である。
本発明の携帯情報端末機用撮影補助具ならば、全ての形状に対応可能なので、携帯情報端末機を最新のものに変更する際に、補助具を新たに購入する必要がなく経済的である。
以上、実施例1、実施例2、実施例3で本発明の実施の形態を説明してきたが、説明した実施例の構成に限定されるものではなく、例えば実施例において固定手段に螺子と蝶螺子を利用したが、固定できる手段であれば良く、またガイドカバーの形状も、各保持手段がバラバラにならず一体化できる形状であれば良い。本発明の技術的思想を具体化した構成の全てが含まれるものである。
1、101、201、 携帯情報端末機用撮影補助具
2、102、202、 取付部
2c 取付部2の中心線
3、103、203、 補助具本体
4、104、204、 左保持手段
5、105、205、 右保持手段
6、106、206、 下保持手段
7、107、207、 第1固定手段
8、208、 ガイドカバー
109、209、 第2固定手段
401 アダプター1
402 アダプター2
E 右保持手段の通過溝
X 携帯情報端末機
Xa 携帯情報端末機搭載カメラレンズ部
Xc 携帯情報端末機カメラレンズの光軸中心
Y 内視鏡
Z 中間レンズ挿入スペース

Claims (6)

  1. 携帯情報端末機に取り付けて接近撮影等を補助するための携帯情報端末機用撮影補助具において、携帯情報端末機用撮影補助具は、接近撮影等の中間レンズを取り付けたり顕微鏡や内視鏡等の光学機器の接眼部を取り付けたりするアダプターを接続するための取付部を備えた補助具本体と、携帯情報端末機の左側面を保持するための左保持手段と、携帯情報端末機の右側面を保持するための右保持手段と、補助具本体と左保持手段と右保持手段を結合するための固定手段とから構成され、補助具本体と左保持手段と右保持手段と固定手段とにより、携帯情報端末機のカメラレンズの光軸中心と取付部の中心を簡単に対応させられることを特徴とする携帯情報端末機用撮影補助具。
  2. 固定手段が、左保持手段と右保持手段とを固定するための第1固定手段と、第1固定手段により固定された左保持手段と右保持手段に補助具本体を固定するための第2固定手段と、からなることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末機用撮影補助具。
  3. 補助具本体が、取付部を備えた補助具本体上部と、補助具本体上部を支持する補助具本体下部と、で構成され、固定手段が、左保持手段と右保持手段と補助具本体下部とを固定する第1固定手段と、補助具本体上部を補助具本体下部に対して揺動できるように固定する第2固定手段と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末機用撮影補助具。
  4. 携帯情報端末機用撮影補助具は、携帯情報端末機の下側面を保持するための下保持手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の携帯情報端末機用撮影補助具。
  5. 左保持手段または右保持手段の少なくとも片方に、携帯情報端末機の下保持手段を一体化させていることを特徴とする請求項2あるいは請求項3のいずれかに記載の携帯情報端末機用撮影補助具。
  6. 左保持手段または右保持手段を補助具本体下部に一体化させていることを特徴とする請求項3に記載の携帯情報端末機用撮影補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101791003B1 (ko) 2016-04-18 2017-11-21 신요식 카메라가 장착된 휴대 단말기에 외장하는 확대용 외장 광학모듈과 그 모듈을 구비한 확대촬영장치
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