JP2015087595A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015087595A
JP2015087595A JP2013226795A JP2013226795A JP2015087595A JP 2015087595 A JP2015087595 A JP 2015087595A JP 2013226795 A JP2013226795 A JP 2013226795A JP 2013226795 A JP2013226795 A JP 2013226795A JP 2015087595 A JP2015087595 A JP 2015087595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
screen
image
hologram image
light emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013226795A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 徹
Toru Yoshida
徹 吉田
寺下 聡
Satoshi Terashita
聡 寺下
司 水澤
Tsukasa Mizusawa
司 水澤
染野 義博
Yoshihiro Someno
義博 染野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2013226795A priority Critical patent/JP2015087595A/ja
Priority to US14/525,731 priority patent/US20150116800A1/en
Publication of JP2015087595A publication Critical patent/JP2015087595A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B27/0103Head-up displays characterised by optical features comprising holographic elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2286Particular reconstruction light ; Beam properties
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0118Head-up displays characterised by optical features comprising devices for improving the contrast of the display / brillance control visibility
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/013Head-up displays characterised by optical features comprising a combiner of particular shape, e.g. curvature
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/48Laser speckle optics
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements
    • G03H1/2205Reconstruction geometries or arrangements using downstream optical component
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2294Addressing the hologram to an active spatial light modulator
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/32Systems for obtaining speckle elimination
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2294Addressing the hologram to an active spatial light modulator
    • G03H2001/2297Addressing the hologram to an active spatial light modulator using frame sequential, e.g. for reducing speckle noise
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2225/00Active addressable light modulator
    • G03H2225/30Modulation
    • G03H2225/32Phase only
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2240/00Hologram nature or properties
    • G03H2240/50Parameters or numerical values associated with holography, e.g. peel strength
    • G03H2240/51Intensity, power or luminance

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】 ホログラム画像の輝度を低下させるときに、スペックルノイズの増加を抑制できる画像処理装置を提供する。【解決手段】 位相変調アレイでレーザ光の位相が変調され、回転するスクリーンにホログラム画像が投影される。レーザ光は発光期間Taとこれに続く発光休止期間Tbとが繰り返されるように、PWM変調で発光駆動される。ホログラム画像の輝度を変えるときは、発光期間Taのデューティ比が変化させられる。輝度を大きく低下させるときは、デューティ比を変えることなく、レーザ光の発光強度を低下させる。デューティ比を下げないことで、輝度を低下させたとしても、回転するスクリーンで光の拡散条件をランダマイズでき、スペックルノイズの増加を抑制できるようになる。【選択図】図10

Description

本発明は、レーザ光を位相変調して、光拡散機能を有する回転式のスクリーン上にホログラム画像を生成する画像処理装置に関する。
特許文献1に、画質改善機構を備えたプロジェクタ装置が開示されている。
このプロジェクタ装置は、光源から照射された入射光がLCDで変調されレンズシステムで光学部品に与えられる。光学部品は入射光にわずかな光路差を与えるものであり、モータで回転駆動されている。
LCDで変調された光束が、回転している光学部品を透過することで、投影される画像にスペックルノイズ(speckle noise)が発生するのを低減できるようにしている。
特開2002−90881号公報 特開2011−143065号公報
特許文献1に記載されているプロジェクタ装置は、入射光が透過する光学部品を回転させて、スペックルノイズパターンをランダマイズ(randomize)し、投影光に重畳するスペックルノイズを低減させるというものである。
しかし、前記方式において、投影光の輝度を下げると、スペックルノイズを十分に低減できなくなるという課題が生じる。
特許文献2に記載されているように、光源として半導体レーザを使用した光学装置では、発光周期における発光期間の比率であるデューティ比を変化させることで、投影光の輝度を調整している。
特許文献1に記載のプロジェクタ装置において、特許文献2に記載のような光源の発光方式を採用したとすると、光源の発光デューティ比を下げたときに、回転部材に入射光が短時間しか照射されなくなる。そのため、入射光が照射されている間に、回転部品の回転角度を十分に確保できなくなり、スペックルノイズのランダマイズが不十分になり、スペックルノイズが残りやすくなる。
特に、車載用の投影装置などでは、夜間走行時に投影光の輝度をかなり低下させなくてはならなくなるため、スペックルノイズが目立ちやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、光拡散機能を有する回転式のスクリーンに与えられる光の輝度を低下させたとしても、スペックルノイズを低減できる画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、レーザ光源と、光拡散機能を有するスクリーンと、前記レーザ光源から発せられるレーザ光を位相変調して前記スクリーンにホログラム画像を結像させる位相変調アレイとが設けられた画像処理装置において、
前記スクリーンは、モータによって一定の回転数で回転させられ、前記レーザ光源は、レーザ光の発光期間とこれに続く発光休止期間とが繰り返されるように発光制御されており、
前記発光期間のデューティ比を変えることで、前記ホログラム画像の輝度を変化させ、デューティ比を所定値まで低下させた後は、前記レーザ光源によるレーザ光の発光強度を低下させて前記ホログラム画像の輝度を下げることを特徴とするものである。
本発明の画像処理装置は、ホログラム画像の輝度を低下させるときに、レーザ光源のデューティ比をさらに下げることなく半導体レーザの発光強度を低下させている。デューティを下げないため、ホログラム画像がスクリーンに投影されている時間を確保でき、スクリーンの拡散機能を十分にランダマイズできるようになり、スペックルノイズの増加を抑制できるようになる。
本発明は、前記レーザ光源は、半導体レーザである。
本発明は、前記スクリーンに結像されたホログラム画像を投影する投影部が設けられているものとして構成できる。
さらに、前記投影部によってホログラム画像が、自動車のウインドシールドの表示領域に投影されるものとして構成できる。
この場合に、自動車が夜間走行のときに、前記レーザ光源によるレーザ光の発光強度を低下させて前記ホログラム画像の輝度を下げることが好ましい。
本発明の画像処理装置は、ウインドシールドに表示画像を投影するいわゆるヘッドアップディスプレイとして使用することができる。ヘッドアップディスプレイは、夜間走行のときに表示画像の輝度をかなり低下させることが求められ、これが一般に使用されているプロジェクタ装置などと大きく相違する項目にひとつである。夜間走行などのときに、レーザ光源のデューティ比を低下させて輝度を低下させると、回転するスクリーンによってホログラム画像を拡散させるときに拡散機能のばらつきを十分にランダマイズできなくなり、スペックルノイズが増加する。本発明では、デューティ比を下げることなく、発光強度を低下せて輝度を下げているため、スペックルノイズの低下を抑制できるようになる。
本発明の画像処理装置は、スクリーンに投影されるホログラム画像の輝度を低下させるときに、レーザ光のデューティ比を下げるのではなく、発光強度を低下させている。そのため、輝度を低下させたときのスペックルノイズの増加を抑制できるようになる。
本発明の実施の形態の画像処理装置が車両に搭載された状態を示す説明図、 画像処理装置による表示画像の一例を示す説明図、 本発明の実施の形態の画像処理装置の分解斜視図、 本発明の実施の形態の画像処理装置の主要部品の配置を示す平面図、 位相変調部の構成を示すものであり、図4に示すV矢視方向から見た部分斜視図、 位相変調部の構成を示す部分拡大平面図、 図6のVII矢視図、 ホログラム結像部の構成を示すものであり、図4に示すVIII矢視方向から見た部分斜視図、 本発明の実施の形態の画像処理装置の回路ブロック図、 レーザ光源の発光動作を示すタイムチャート スクリーンへ投影されているホログラム画像を示す正面図、 ホログラム画像の分割表示動作を示す説明図、 スクリーンの回転とホログラム画像の分割表示との関係を示す説明図、 スクリーンの回転数を変化させた他の実施の形態における、スクリーンの回転とホログラム画像の分割表示との関係を示す説明図、 スクリーンの回転数を変化させた他の実施の形態における、スクリーンの回転とホログラム画像の分割表示との関係を示す説明図、 スクリーンの回転数を変化させた他の実施の形態における、スクリーンの回転とホログラム画像の分割表示との関係を示す説明図、 半導体レーザの発光特性を示す説明図、
(車載構造)
図1に示すように、本発明の実施の形態の画像処理装置10は、自動車1の車室内前方のダッシュボード2の内部に埋設されて、いわゆるヘッドアップディスプレイとして使用される。
画像処理装置10からウインドシールド3の表示領域3aに、図2に示す表示画像70が投影される。表示領域3aは半反射面として機能するため、表示領域3aに投影された表示画像70は、表示領域3aにおいて運転者5に向けて反射されるとともに、ウインドシールド3の前方に虚像6が結像する。ウインドシールド3の前方の虚像6を目視することで、運転者5には、ステアリングホイール4の上方の前方に各種の情報が表示されているように見える。
(画像処理装置10の全体構造)
図3に示すように、画像処理装置10のケースは、合成樹脂製の下部ケース11と上部ケース12とに分離されており、ケースの内部に光学ユニット20が収納されている。光学ユニット20は光学ベース21を有している。光学ベース21はアルミダイキャストで形成されている。光学ベース21は、下部ケース11の内部で、エラストマーや金属ばねなどの弾性部材を介して支持されている。下部ケース11は、車室内のダッシュボード2の内部に固定されるが、光学ベース21が弾性部材を介して支持されているため、車体振動が光学ユニット20に直接に影響を与えるのを防止できる。また、光学ベース21が弾性部材で支持されていることにより、合成樹脂製のケースと金属製の光学ベース21との熱膨張係数の違いによる光学ベース21への熱応力の影響を低減できる。
光学ユニット20が内部に収納された状態で、下部ケース11と上部ケース12は、下部ケース11に一体に形成された位置決めピン15による凹凸嵌合で互いに位置決めされる。下部ケース11の複数か所に雌ねじ穴16が形成されており、上部ケース12に挿通された固定ねじが雌ねじ穴16に螺着されて、下部ケース11と上部ケース12とが互いに固定される。
上部ケース12に、投影窓13が開口している。この投影窓13がダッシュボード2の上面に露出して配置され、投影窓13からウインドシールド3の表示領域3aに表示画像70が投影される。投影窓13には透光性のカバー板14が装着されている。カバー板14によってケース内部に塵埃が侵入するのが防止されている。投影窓13からケース内部に外光が直接入り込まないように、カバー板14は、表示領域3aに投影されるホログラム画像の表示光以外の波長の光の透過を抑制する光学フィルターで構成されることが好ましい。
図3と図4に示すように、光学ユニット20では光学ベース21上に各種光学部品が実装されている。図4に示すように、光学部品の構成により、光学ユニット20は、位相変調部20Aとホログラム結像部20Bならびに投影部20Cとに区分される。
(位相変調部20A)
図5に示すように、位相変調部20Aには、基準ベース22が設けられており、この基準ベース22が、光学ベース21の上にねじ止めにより固定されている。
基準ベース22上に、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bとが重ねて配置されている。第1の発光部23Aは第1の位置決めブロック24Aを有し、第2の発光部23Bは第2の位置決めブロック24Bを有している。第1の位置決めブロック24Aは、基準ベース22に形成された位置決め基準面22Aの上に設置され、複数の固定ねじ25Aで基準ベース22に固定されている。第2の位置決めブロック24Bは、第1の位置決めブロック24Aの上に設置され、複数の固定ねじ25Bで第1の位置決めブロック24Aに固定されている。
図6に、第2の位置決めブロック24Bの内部構造が示されている。位置決めブロック24Bには、内部に光通路26Bが形成されている。光通路26Bの閉鎖側端部(図6の図示右側の端部)に、レーザ光源である第2のレーザユニット27Bが取り付けられている。第2のレーザユニット27Bは、ケース内に半導体レーザチップが収納されて構成されている。光通路26Bの内部にはコリメートレンズ28Bが固定されている。
第2のレーザユニット27Bから発せられるレーザ光束B0は発散光であり、図7に示すように、レーザ光束B0の断面形状は楕円形または長円形である。レーザ光束B0の長軸は基準ベース22の上面と平行な水平方向(i)に向けられ、短軸が基準ベース22の上面に垂直な垂直方向(ii)に向けられている。
図7に示すように、コリメートレンズ28Bの有効径(有効領域)の形状は長方形であり、長方形の長辺が、レーザ光束B0の断面の長軸方向と同じ水平方向(i)に向けられている。したがって、レーザ光束B0がコリメートレンズ28Bを通過すると、断面が長方形のコリメート光束B1に変換される。
図6に示すように、位置決めブロック24Bの光通路26Bの開口端(図6の図示左側の開口端)は透光カバー29Bで塞がれている。
図5に示す第1の発光部23Aに設けられた第1の位置決めブロック24Aの内部構造は、図示されていないが、図6に示される第2の位置決めブロック24Bと実質的に同じである。第1の位置決めブロック24Aにおいても、内部の光通路26A(図に現れていない)の閉鎖端部に第1のレーザユニット27Aが装備されている。光通路26Aの内部にコリメートレンズ28A(図示せず)が収納されており、第1のレーザユニット27Aから発せられるレーザ光束が、水平方向(i)に長辺が向く長方形の断面を有するコリメート光束B1に変換される。また、光通路26Aの開口端部に透光カバー29A(図に現れていない)が設けられている。
図3と図4に示すように、位相変調部20Aには、第1のレーザユニット27Aと第2のレーザユニット27Bから発せられる熱を放熱する放熱冷却部37が設けられている。
第1の発光部23Aのレーザユニット27Aと第2の発光部23Bのレーザユニット27Bとでは、発せられるレーザ光の波長が相違している。実施の形態の画像処理装置10では、第1の発光部23Aから発せられるコリメート光束B1の波長が642nmで赤色系であり、第2の発光部23Bから発せられるコリメート光束B1の波長が515nmであり緑色系である。
そこで、以下においては、第1の発光部23Aから得られるコリメート光束を符号B1rで説明し、第2の発光部23Bから得られるコリメート光束を符号B1gで説明する。
図5に示すように、基準ベース22には、位置決め保持部22Bが一体に形成されており、位置決め保持部22Bに形成された保持枠部22Cの内部に位相変調アレイ31が保持されている。同じ基準ベース22に、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bとを位置決めする位置決め基準面22Aと、保持枠部22Cとが一体に形成されているため、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bのそれぞれから発せられるコリメート光束B1r,B1gを位相変調アレイ31の光学面31aに対して最適な入射角度で入射させることができる。
位相変調アレイ31は、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)である。LCOSは、液晶層とアルミニウムなどの電極層とを有する反射型パネルである。LCOSは、液晶層に電界を与える電極が規則的に並んで複数のピクセルが構成されている。それぞれの電極に与えられる電界強度の変化により、液晶層内の結晶の層の厚さ方向への倒れ角度が変化し、反射されるレーザ光はピクセル毎に位相が変化させられる。
図3と図4に示すように、位相変調部20Aには、位相変調アレイ31で発生する熱を放熱する放熱冷却部38が設けられている。
図5に示すように、第1の発光部23A内のコリメートレンズ28Aで変換されたコリメート光束B1rは、位相変調アレイ31の下部の領域に与えられ、第2の発光部23B内のコリメートレンズ28Bで変換されたコリメート光束B1rは、位相変調アレイ31の上部の領域に与えられる。位相変調アレイ31では、コリメート光束B1rが与えられる領域が第1の変換領域M1となり、コリメート光束B1gが与えられる領域が第2の変換領域M2となる。
コリメート光束B1rとコリメート光束B1gは断面が長方形であるため、第1の変換領域M1と第2の変換領域M2も長方形となる。基準ベース22で、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bとの垂直方向(ii)での相対位置が調整されることで、第1の変換領域M1と第2の変換領域M2とが互いに重複しないように設定される。
第1の変換領域M1に与えられたコリメート光束B1rは、位相変調アレイ31の複数のピクセルのそれぞれを通過することで位相が変換され、第2の変換領域M2に与えられたコリメート光束B1gも、複数のピクセルのそれぞれを通過することで位相が変換される。図6に示すように、位相変調アレイ31から反射される変調光束B2は、それぞれのピクセルを通過した光が互いに干渉した干渉光となる。この干渉光には、赤色系のコリメート光束B1rの光成分どうしの干渉と、緑色系であるコリメート光束B1gの光成分どうしの干渉、さらには、コリメート光束B1rの光成分とコリメート光束B1gの光成分との干渉も含まれる。
図3に示すように、位相変調部20Aには、レンズホルダ32が設けられている。レンズホルダ32は基準ベース22上に位置決めされて固定されている。レンズホルダ32に集光レンズ(フーリエ変換レンズ:FTレンズ)33が保持されている。位相変調アレイ31で反射された変調光束B2は、集光レンズ33を透過して集光されるとともに、集光レンズ33でフーリエ変換されて変調光束B3となる。
図3に示すように、位相変調部20Aには、ミラー保持部34aに保持された送光ミラー34が設けられている。送光ミラー34は平面ミラーであり、その反射面に集光レンズ33の光軸が所定の角度で入射している。集光レンズ33でフーリエ変換された変調光束B3は、送光ミラー34で反射され、反射された変調光束B4が、光学ユニット20内を通過して、ホログラム結像部20Bへ送られる。
(ホログラム結像部20B)
図3に示すように、ホログラム結像部20Bには、ミラー保持部35aに保持された第1の中間ミラー35と、ミラー保持部36aに保持された第2の中間ミラー36とが設けられている。第1の中間ミラー35と第2の中間ミラー36は平面ミラーである。図4に示すように、第1の中間ミラー35の反射面は、位相変調部20Aに設けられた前記送光ミラー34の反射面に対向している。また、第1の中間ミラー35と第2の中間ミラー36の反射面は所定の角度で対向している。ホログラム結像部20Bでは、第2の中間ミラー36の反射面による反射方向にスクリーン51が配置されている。
図4に示すように、送光ミラー34で反射された変調光束B4は、ケース内を図示右方向へ進行してから第1の中間ミラー35で反射され、反射された変調光束B5が第2の中間ミラー36で反射される。そして、第2の中間ミラー36で反射された変調光束B6がスクリーン51に与えられる。
位相変調アレイ31では、第1の変換領域M1において赤色系のレーザ光の位相が個々のピクセル毎に変換され、第2の変換領域M2において緑色系のレーザ光の位相が個々のピクセル毎に変換される。赤色系と緑色系のレーザ光の干渉光が混在した光は、集光レンズ33で集光されるとともにフーリエ変換され、その変調光束B3,B4,B5,B6がケース内の光路を経てスクリーン51に与えられ、スクリーン51にホログラム画像が結像する。
集光レンズ33からスクリーン51までの光路上に、複数段のアパーチャーが形成されている。図3と図4に示すように、位相変調部20Aからの光の出射部に遮光壁41aが設けられ、遮光壁41aに矩形状の第1のアパーチャー41が開口している。ホログラム結像部20Bへの光の入射部には、遮光壁42aが設けられ、遮光壁42aに矩形状の第2のアパーチャー42が開口している。第2の中間ミラー36とスクリーン51の間に遮光壁43aが設けられており、この遮光壁43aに矩形状の第3のアパーチャー43が開口している。第3のアパーチャー43は、図8にも示されている。
この3段のアパーチャー41,42,43によって、集光レンズ33からスクリーン51に集光する0次回折光が遮光される。図11に示すように、スクリーン51にはホログラム画像70hが結像するが、このホログラム画像70hは1次回折光で生成され、しかも1次回折光のうちのホログラム画像70hの結像に寄与しない光成分は前記アパーチャー41,42,43によって遮光される。さらに、2次回折光、3次回折光などの多次の回折光も、ホログラム画像70hの生成に寄与せず、前記アパーチャー41,42,43で遮光される。
すなわち、スクリーン51には、アパーチャー41,42,43の開口面積で制限された変調光束のみが与えられ、スクリーン51の限られた面積の範囲内にホログラム画像70hが投影される。
図8に示すように、スクリーン51は第3のアパーチャー43の先側(出光側)に配置されている。スクリーン51は、表面に多数の微細な凹凸がランダムに形成された透過型のディフューザ(Diffuser:拡散板または拡散部材)であり、スクリーン51に結像したホログラム画像70hを含む投影光は、スクリーン51を透過して発散光の投影光B7となる。図4に示すように、投影光B7は、遮光壁42aに形成された第4のアパーチャー44を通過して投影部20Cに与えられる。
図8と図11に示すように、ホログラム結像部20Bでは、第3のアパーチャー43が開口している遮光壁43aにモータ52が固定されており、円板形状のスクリーン51がモータ52の動力で常に一定の回転数で回転させられている。ホログラム画像70hは、スクリーン51を透過する際に、このスクリーン51に形成された多数の微細な凹凸の回折を受けて拡散光となる。微細な凹凸はその大きさと分布にばらつきがあるため、スクリーン51上のそれぞれの領域での光の拡散状態が相違する。しかし、スクリーン51を回転させることで、光の拡散状態をランダマイズ(randomize)でき、表示画像70のにじみなどの原因となるスペックルノイズ(speckle noise)を低減させることができる。
図8に示すように、ホログラム結像部20Bでは、遮光壁43aにモニタ検知部53が設けられている。モニタ検知部53は第3のアパーチャー43の下側に設けられている。モニタ検知部53は、赤色波長検知部53aと緑色波長検知部53bならびに位置検知部53cの3つの検知部で構成されている。検知部53a,53b,53cのそれぞれは閉鎖空間の内部にピンフォトダイオードなどの受光素子が収納され、第2の中間ミラー36に対向する側に開口部が形成されている。赤色波長検知部53aでは、前記開口部が赤色光を透過させる波長フィルターで覆われ、緑色波長検知部53bでは、前記開口部が緑色光を透過させる波長フィルターで覆われている。
各検知部53a,53b,53cには、1次回折光または1次回折光以外の多次回折光のいずれかが照射される。位置検知部53cの検知出力に基づいて、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bおよびその他の各光学部品の位置調整が行われる。また、赤色波長検知部53aと緑色波長検知部53bからの検知出力に基づいて、第1のレーザユニット27Aと第2のレーザユニット27Bの発光強度が自動調整され、また位相変調アレイ31による位相変調動作も自動制御される。
(投影部20C)
図3と図4に示すように、投影部20Cには、第1の投影ミラー55と第2の投影ミラー56とが対向して設けられている。第1の投影ミラー55の反射面55aと第2の投影ミラー56の反射面56aは凹面鏡(拡大鏡)である。スクリーン51で結像したホログラム画像70hを含む投影光B7はスクリーン51で発散されて第1の投影ミラー55に与えられる。第1の投影ミラー55でホログラム画像70hを拡大した投影光B8は、第2の投影ミラー56に与えられてホログラム画像70hがさらに拡大される。図3に示すように、第2の投影ミラー56の反射面56aで反射された投影光B9は上向きの光束となり、カバー板14を透過し、図1に示すように、ウインドシールド3の表示領域3aに投影される。
図2に示すように、表示画像70では、ナビゲーション情報71、自動車の速度表示72、シフトレバーのポジション情報73、など、自動車の走行に付随する各種情報が表示される。この表示画像70は、赤色光または緑色光で表示され、あるいは、赤色光と緑色光との混合色で表示される。
ウインドシールド3が半反射面として機能するため、運転者5には、表示画像70がウインドシールド3よりも前方の虚像6の結像位置に存在しているように見える。
この画像処理装置10は、集光レンズ33で集光される0次回折光が、アパーチャー41,42,43で遮光され、スクリーン51に結像した1次回折光のよるホログラム画像70hが拡大されて表示領域3aに投影される。そのため、ウインドシールド3の外部からカバー板14の内部を覗き見ることがあっても、人の目にレーザ光が直接に与えられることがなく、安全性を確保できる。
(光束の通過経路)
この画像処理装置10は、自動車に設置された状態で、光学ユニット20の光学ベース21がほぼ水平に向けられる。図4に示すように、第1の発光部23Aと第2の発光部23Bから発せられるコリメート光束B1r,B1gと、位相変調アレイ31で変換された変調光束B2、ならびに集光レンズ33を経た変調光束B3の光軸は、全て光学ベース21と平行となるように水平に延びている。また、送光ミラー34で反射された変調光束B4と、第1の中間ミラー35で反射された変調光束B5、ならびに第2の中間ミラー36で反射された変調光束B6の光軸も、光学ベース21と平行で水平に延びている。スクリーン51を通過した投影光B7の光軸も水平であり、第1の投影ミラー55で反射された投影光B8がやや上向きとなって第2の投影ミラー56に与えられ、第2の投影ミラー56で反射された投影光B9がウインドシールド3に向けて上向きに照射される。
投影光B8,B9以外の光成分の光束が、投影光B9の上向きの投影方向と交差してほぼ水平に向けられているため、画像処理装置10を薄型に構成することが可能になり、ダッシュボード2の内部に埋設しやすくなる。
図3と図4に示すように、送光ミラー34から第1の中間ミラー35に至る変調光束B4は、第1の投影ミラー55と第2の投影ミラー56との間を通過し、第1の投影ミラー55から第2の投影ミラー56に向かう投影光B8が、前記変調光束B4と交差している。投影部20Cで光を交差させることで、集光レンズ33からスクリーン51までの光路を長く確保でき、スクリーン51に適度な倍率でホログラム画像を結像させることができる。また光束を交差させることにより、光路が長くても、画像処理装置10を小型に構成することが可能になる。
図4に示すように、送光ミラー34から第1の中間ミラー35に向かう変調光束B4と、第2の中間ミラー36からスクリーン51に向かう変調光束B6とで、光の向きが逆である。また、スクリーン51から第1の投影ミラー55に向かう投影光B7の向きも前記変調光束B4の向きと逆である。このように、ケース内で光束の向きを逆にすることによっても、装置全体を小型に構成することができる。
(レーザユニット27A,27Bと位相変調アレイ31の駆動制御)
図9に前記画像処理装置10の回路構成が示されている。
画像表示装置10には、CPUを主体とする主制御部61と、前記主制御部61で制御されるレーザ・LCOS制御部62とが設けられている。主制御部61によってモータドライバ65の回転数が監視され且つ制御されて、モータ52が常に一定の回転数で回転し、スクリーン51が一定の回転数を維持できるように制御されている。
前記主制御部61によってレーザドライバ64に供給される電流が制御されて、レーザユニット27A,27Bの発光強度が制御される。また、レーザ・LCOS制御部62によってレーザドライバ64が制御され、レーザユニット27A,27Bのパルス幅変調(PWM)でのデューティ比が制御される。また、位相変調アレイ31は、レーザ・LCOS制御部62で制御される。レーザユニット27A,27Bと位相変調アレイ31は、共通の制御部であるレーザ・LCOS制御部62によって、互いに同期して駆動できるように制御される。
図10に、レーザユニット27A,27Bに収納された半導体レーザからのレーザ光の発光タイミングが示されている。主制御部61によって、2つのレーザユニット27A,27Bが同期して駆動され、2つのレーザユニット27A,27Bが同時に発光し、同時に発光が停止する。
図10(A)に単位駆動期間Td(Td1,Td2,Td3,Td4,・・・)が示されている。レーザユニット27A,27Bは、同じ時間長の単位駆動期間Tdが繰り返されるように発光制御される。図10(B)に示すように、1期間の単位駆動期間Td内は、さらに、第1の分割駆動期間T1と第2の分割駆動期間T2ならびに第3の分割駆動期間T3に分割されている。
第1の分割駆動期間T1は、発光期間Taとこれに続く発光休止期間Tbとで構成されている。第2の分割駆動期間T2と第3の分割駆動期間T3も、発光期間Taとこれに続く発光休止期間Tbとで構成されている。
レーザユニット27A,27Bは、パルス幅変調{PWM(pulse width modulation)}で駆動されており、レーザ・LCOS制御部62の制御動作によって、前記発光期間Taのデューティ比{Td/(Td+Ts)}を変化させることができる。
この実施の形態では、単位駆動期間Tdの繰り返し周波数が60Hzである。よって、発光期間Taと発光休止期間Tbの繰り返し周波数は、180Hzである。第1の分割駆動期間T1と第2の分割駆動期間T2および第3の分割駆動期間T3では、ホログラム画像の異なる項目の表示が分担されて表示される。したがって、同じ項目を表示する第1の分割駆動期間T1の繰り返し周波数は60Hzである。同様に、第2の分割駆動期間T2の繰り返し周波数と第3の分割駆動期間T3の繰り返し周波数も、それぞれ60Hzである。
図11に示すように、スクリーン51には1次回折光によってホログラム画像70hが投影される。ホログラム画像70hは、図2に示す表示画像70のナビゲーション情報71を投影するための第1の項目71hと、自動車の速度表示72を投影するための第2の項目72hと、シフトレバーのポジション情報73を投影するための第3の項目73hを含んでいる。なお、図2に示す第1項目71h、第2項目72h、第3項目73hは、表示形態の一例であり、その他、必要に応じて種々の画像を表示することができる。
図9に示すレーザ・LCOS制御部62では、レーザユニット27A,27Bの発光駆動制御と同期して位相変調アレイ31が切替えられて駆動される。位相変調アレイ31でホログラム画像が生成されるときは、メモリ62に格納されている複数種類の画像データのいずれかが選択されて読み出される。
位相変調アレイ31による空間位相変調によって、第1の分割駆動期間T1と第2の分割駆動期間T2ならびに第3の分割駆動期間T3の各分割駆動期間の切替え時点に同期して、生成するホログラム画像が切替えられる。すなわち位相変調アレイ31は、単位駆動期間Tdの1/3の期間に同期して、表示制御が切換えられる。
図12に示すように、単位駆動期間Td1では、第1の分割駆動期間T1に第1の項目71hのホログラム画像が生成され、第2の分割駆動期間T2に第2の項目72hのホログラム画像が生成され、第3の分割駆動期間T3に第3の項目73hのホログラム画像が生成される。単位駆動期間Td2,Td3,Td3,・・・においても、第1の分割駆動期間T1に第1の項目71hのホログラム画像が生成され、第2の分割駆動期間T2に第2の項目72hのホログラム画像が生成され、第3の分割駆動期間T3に第3の項目73hのホログラム画像が生成される。
単位駆動期間Tdは、60Hzで切替えられるため、このホログラム画像70hに基づいてウインドシールド3の表示領域3aに表示される表示画像70を人の目が見たときに、ナビゲーション情報71と自動車の速度表示72ならびにシフトレバーのポジション情報73が同時に表示されているように見ることができる。
この画像処理装置10では、主制御部61でモータドライバ65が制御され、モータ52が駆動されて、スクリーン51が3600rpmで回転させられている。スクリーン51の1秒間の回転数は60回転であり、単位駆動期間Tdは60Hzで切替えられるため、単位駆動期間Tdの1期間内にスクリーン51が1回転する。
図13に、スクリーン51の回転角度と、それぞれの分割駆動期間T1,T2,T3にスクリーン51に投影されるホログラム画像の切替え動作がされている。図13では、スクリーン51に角度基準51aが示されている。この角度基準51aは、スクリーン51の回転角度を説明するためのものであり、実際のスクリーン51に角度基準51aが付されているものではない。
分割駆動期間T1,T2,T3は単位駆動期間Tdの1/3であるため、スクリーン51が1回転する間に、スクリーン51に項目71h,72h,73hのそれぞれのホログラム画像が120度毎に区分されて投影される。正確には、120度の角度内において、分割駆動期間内でのレーザ光源の発光期間Taに、項目71h,72h,73hのいずれかが投影される。すなわち、スクリーン51にひとつの項目のホログラム画像が投影されているときのスクリーン51の最大回転角度は120度である。
図13(A)に示すように、単位駆動期間Td1内の第1の分割駆動期間T2では、スクリーン51に第1の項目71hのホログラム画像が投影されている間に、スクリーン51が最大で120度回転する。図13(B)に示すように、単位駆動期間Td1内の第2の分割駆動期間T2では、スクリーン51に第2の項目72hのホログラム画像が投影される間に、スクリーン51が最大で120度回転する。図13(C)に示すように、単位駆動期間Td1内の第3の分割駆動期間T3では、スクリーン51に第3の項目73hのホログラム画像が投影される間に、スクリーン51が最大で120度回転する。
図13(D)(E)(F)・・・に示されるように、単位駆動期間Td2,Td3、・・・においても、同様にしてホログラム画像が切替えられる。
第1の項目71hと第2の項目72hならびに第3の項目73hが投影されると、これら項目71h,72h,73hの表示内容を含んだ光がスクリーン51の微細な凹凸で拡散されて投影光B7として投影部20Cに与えられる。スクリーン51に形成された微細な凹凸はランダムであるため、スクリーン51のそれぞれの場所でホログラム画像の拡散条件が相違する。しかし、項目71h,72h,73hのホログラム画像が拡散される間に、スクリーン51が最大で120度回転するため、拡散条件のばらつきがランダマイズされ、ホログラム画像のにじみなどの原因となるスペックルノイズが低減される。
図13(A)(D)(G)に示すように、それぞれの単位駆動期間Tdにおいて、第1の項目71hのホログラム画像がスクリーン51へ投影される開始時点(発光期間Taの開始時点)での、スクリーン51の回転位相(回転位置)はいつも同じである。そのため、図13(A)の時点でホログラム画像の投影が開始されるスクリーン51上での場所と、その後にスクリーン51が最大で120度回転する間にホログラム画像が投影されるスクリーン51上の角度領域(角度範囲)は、図13(D)(G)の時点で第1の項目71hのホログラム画像が投影されるときにおいても同じになる。
単位駆動期間Td1,Td2,Td3、・・・において、第1の項目71hは、スクリーン51の常に同じ位置に対して投影が開始され、その後に、スクリーン51の同じ角度範囲に投影される。したがって、第1の項目71hのホログラム画像が繰り返して投影されるそれぞれの投影期間で、スクリーン51での拡散条件を常に同じ状態に揃えることができる。そのため、レーザ光のPWM駆動に起因して、図2に示すナビゲーション情報71の表示に点滅が発生するようなフリッカーノイズを低減できるようになる。
図13(B)(E)(H)に示すように、第2の項目72hのホログラム画像の投影が開始されるときも、スクリーン51に対する投影開始場所が常に同じになり、その後にスクリーン51上で第2の項目72hのホログラム画像が投影される角度領域(角度範囲)も常に同じになる。図13(C)(F)(I)に示すように、第3の項目73hのホログラム画像を投影するときも同じである。
このように、それぞれの分割駆動期間T1,T2,T3の切替え周波数(60Hz)を、スクリーン51の回転数に1対1で対応させると、スクリーン51上の常に同じ場所から同じ項目のホログラム画像の投影を開始させることが可能になる。
図13には、単位駆動期間Tdの周波数を60Hz(それぞれの分割駆動期間T1,T2,T3の切替え周波数を60Hz)とし、スクリーン51の回転数を、前記実施の形態の2倍の7200rpmとしたときの、スクリーン51上の角度基準51bを示している。
スクリーン51の回転数が2倍になると、第1の項目71hのホログラム画像が投影されている間に、スクリーン51が最大で240度回転する。同様に、第2の項目72hが投影されている間と、第3の項目73hが投影されている間も、スクリーン51が最大で240度回転する。この例では、1つの項目が投影されているときのスクリーン51の回転角度が前記実施の形態の2倍になるため、スクリーンによる拡散条件のランダマイズ効果を高めることができ、スペックルノイズをさらに改善できるようになる。
しかも、それぞれの単位駆動期間Tdにおいて、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときに、ホログラム画像が結像する場所ならびにその後の角度領域が、スクリーン51の常に同じ場所となる。これは第2の項目72hと第3の項目73hのホログラム画像が投影されるときも同じである。
図13に示すように、前記スクリーン51の単位時間当たりの回転数をNとし、同じホログラム画像を表示するための前記発光期間Ta(例えば第1の分割駆動期間T1の発光期間Ta)の前記単位時間当たりの繰り返し回数をMとしたときに、NをMの整数倍にすると、同じ項目を表示するホログラム画像を、スクリーン51の同じ場所から投影することができる。前記例では、Nが、3600rpmまたは7200rpmであり、それぞれの分割駆動期間T1,T2,T3での発光期間Taの1分間での繰り返し回数が3600回である。
図14ないし図16は、他の実施の形態の駆動方法を示している。
図14に示す例では、単位駆動期間Tdの切替え周波数は60Hzで前記実施の形態と同じであるが、スクリーン51の回転数が前記実施の形態の1/2の1800rpmである。すなわち、前記Nが前記Mの1/2である。
この例では、スクリーン51が60度回転する間に、第1の項目71h、第2の項目72h、第3の項目73hのいずれかのホログラム画像が投影される。
図14(A)(G)で、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときのスクリーン51での投影開始位置が同じになる。図14(D)(J)で、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときのスクリーン51での投影開始位置が同じになる。すなわち、発光期間Taの開始時に、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始される場所が、スクリーン51上で2か所となる。これは、第2の項目72hと第3の項目73hの表示タイミングにおいても同じである。
この実施の形態では、項目71h,72h,73hの同じホログラム画像の投影が、必ずスクリーン51の2か所から開始されることになるため、同じホログラム画像を表示するときのランダマイズされた拡散条件の変化を、2パターンに限定でき、フリッカーノイズを改善できるようになる。
図15に示す例は、単位駆動期間Tdの切替え周波数は60Hzで前記実施の形態と同じであるが、スクリーン51の回転数が前記実施の形態の3/2の5400rpmである。すなわち、前記Nが前記Mの3/2である。
この例では、スクリーン51が180度回転する間に、第1の項目71h、第2の項目72h、第3の項目73hのいずれかのホログラム画像が投影される。
図15(A)(G)で、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときのスクリーン51での投影開始位置が同じになり、図15(D)(J)で、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときのスクリーン51での投影開始位置が同じになる。発光期間Taの開始時に、スクリーン51上で第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始される場所が2か所になる。これは、第2の項目72hと第3の項目73hの表示タイミングにおいても同じである。
この実施の形態でも、項目71h,72h,73hの同じホログラム画像の投影が開始されるときに、そのホログラム画像の投影が、必ずスクリーン51の2か所から開始されることになる。そのため、同じホログラム画像を表示するときのランダマイズされた拡散条件の変化を、2パターンに限定でき、フリッカーノイズを改善できるようになる。
図14と図15とから、N=(n/2)M(nは、2およびその倍数を除く整数)のとき、発光期間Taの開始時に同じホログラム画像が投影されるスクリーン51上の位置を2か所に限定することができる。
次に、図16に示す例は、単位駆動期間Tdの切替え周波数は60Hzで前記各実施の形態と同じであるが、スクリーン51の回転数が前記実施の形態の2/3の2400rpmである。すなわち、前記Nが前記Mの2/3である。
この例では、スクリーン51が80度回転する間に、第1の項目71h、第2の項目72h、第3の項目73hのいずれかのホログラム画像が投影される。
図16では、(A)(D)(G)において、第1の項目71hのホログラム画像の投影が開始されるときのスクリーン51での投影開始位置が異なっている。ただし、(A)と(J)において、スクリーン51に対する第1の項目71hのホログラムの投影開始位置が同じになる。すなわち、項目71h,72h,73hのホログラム画像の投影が開始されるときに、同じホログラム画像の投影が、スクリーン51上の3か所の場所のいずれかから開始されることになる。この実施の形態でも、同じホログラム画像を表示するときのランダマイズされた拡散条件を、3パターンに限定でき、フリッカーノイズを改善できるようになる。
図16から、N=(n/3)M(nは、3およびその倍数を除く整数)のとき、発光期間Taの開始時に同じホログラム画像が投影されるスクリーン51上の開始位置を3か所に限定することができる。
以上のように、それぞれの発光期間Taが開始されるときに、スクリーン上で同じホログラム画像の投影が開始される場所を3か所以下とすることにより、フリッカーノイズを改善できるようになる。ただし、同じホログラム画像の投影が開始される場所は、スクリーン51上の2か所以下に限定されることが好ましく、図13に示すように、1か所に限定されることがさらに好ましい。
次に、ホログラム70hの画像を生成するときは、それぞれのホログラム画像に対応する画像データがメモリ63から引き出され、位相変調アレイ31では、引き出された画像データに基づいて、コリメート光束B1r,B1gに対して位相変調が行われる。
図11は、ホログラム画像70hの表示画像の一例を示している。この例では、第1の項目71hは、ナビゲーション情報71を表示するものであり、その表示状態は自動車の走行状態に応じて変化する。第1の項目71hのホログラム画像を生成するために、指示する方角が相違する複数種類の矢印画像に相当する画像データがメモリ63に格納されている。レーザ・LCOS制御部62によって、いずれかの矢印の画像データが選択されて読み出され、その画像データに基づいて位相変調アレイ31が駆動制御される。
図11に示す第2の項目72hは、自動車の速度表示72を行うものである。ホログラム画像としては、走行状態によって変化することがない丸い枠を示す表示要素74と、丸い枠の内部に位置し走行速度の変化に応じて切換えられる表示要素75とが組み合わされて構成されている。位相変調アレイ31では、常に表示要素74である丸い枠が表示されるようにホログラム画像が生成される。そして、速度の変化に応じて「60」「59」などの表示要素75に関する画像データがメモリ63から読み出されて、位相変調アレイ31によってホログラム画像が生成される。
図11に示す第3の項目73hは、シフトレバーのポジション情報73を表示するための表示要素であり、「D」「R」「P」などの画像データがメモリ63に記憶されており、シフトレバーのポジション変更に応じて、いずれかの画像データが読み出されて、位相変調アレイ31によってホログラム画像が生成される。
図11に示すホログラム画像70hでは、速度表示72のための第2の項目72hが、常に変化しない表示要素74と、刻々と変化する表示要素75との組み合わせであるため、表示要素74に関しては、画像データを切替える必要がなく常に表示を継続させることができる。そのため、レーザ・LCOS制御部62による制御動作の負荷を軽減することができる。また、第2の項目72hの数字表示や、第1の項目71hの矢印表示や、第3の項目73hのポジション表示は、「←」「↑」「→」「60」「59」「58」「D」「R」「P」など、予め決められた文字や記号のパターンに対応する画像データで生成することが可能である。よって、画像データとしてはこれら表示要素を表示するための画像パターンのデータとして格納すればよく、レーザ・LCOS制御部62による制御動作の負荷も軽減することができる。
この画像処理装置10では、図2に示すように、ウインドシールド3の表示領域3aにホログラムによる表示画像70が表示されるが、この表示画像の輝度は環境に応じて変化させることが必要である。昼間の走行時には表示画像70に輝度を高くすることが必要であり、夜間には輝度を低下させることが必要である。
図17に、半導体レーザに与える電流量と発光強度との関係が模式的に示されている。半導体レーザに対する供給電流を増加していくと、最初は発光強度が低いが、供給電流がある程度大きい値(I1)になると発光強度が高くなり、その後は供給電流が増加するにしたがって発光強度が高くなる。しかし、発光強度を高くするときの電流値の増減幅(I1−I2)は比較的狭い。
そこで、表示画像の輝度を変化させるときは、レーザユニット27A,27B内の半導体レーザの発光のデューティ比{Ta/(Ta+Tb)}を変化させている。デューティ比は、レーザ・LCOS制御部62によって制御される。
図10(B)と(C)とを比較すると、(C)ではデューティ比が低くなり、スクリーン51に投影されるホログラム画像70hの輝度が低くなり、図2に示す表示画像70の輝度を低下させることができる。
ただし、図10(B)から(C)へデューティ比を低下させると、分割駆動期間T1,T2,T3内における発光期間Taが短くなる。図10(B)から(C)に移動して、発光期間Taが短くなると、ホログラム画像が投影されているときのスクリーン51の回転角度が、例えば図11においてαの角度範囲からβの角度範囲まで小さくなる。ホログラム画像が投影しているときのスクリーン51の回転角が小さくなると、スクリーン51の拡散機能を十分にランダマイズできなくなり、スペックルノイズの発生比率が高くなる。
そこで、実施の形態の画像処理装置10では、デューティ比をある程度低くした後は、主制御部61の制御動作によって半導体レーザへ通電する電流量をIaからIbに下げて、デューティ比を下げることなく、ホログラム画像70hの輝度を低下させ、図2に示す表示画像70の輝度を低下させている。
図17に示すように、半導体レーザの発光に対して電流値を変化させることができるダイナミックレンジ(I1−I2)は狭いので、最初は、電流量を最大値に近いIaに設定して発光強度をPaに設定しておき、表示画像70に輝度の変化を、デューティ比{Ta/(Ta+Tb)}を変えることで対応する。そして、デューティ比をある程度低くした後は、デューティ比を変えることなく、電流値をIaからIbまで段階的に低下させ、発光強度をPbまで低下させて、輝度を下げていく。
この制御方法では、表示画像70の輝度の変化の実質的なダイナミックレンジを広げることができ、しかもデューティ比が極端に低くなるのを防止でき、間欠発光に起因するスペックルノイズを低減できるようになる。
1 自動車
2 ダッシュボード
3 ウインドシールド
5 運転者
10 画像処理装置
11 下部ケース
12 上部ケース
20 光学ユニット
20A 位相変調部
20B ホログラム結像部
20C 投影部
21 光学ベース
23A,23B 発光部
27A,27B レーザユニット
28A,28B コリメートレンズ
31 位相変調アレイ
33 集光レンズ
34 送光ミラー
35 第1の中間ミラー
36 第2の中間ミラー
41,42,43,44 アパーチャー
51 スクリーン
55 第1の投影ミラー
56 第2の投影ミラー
61 主制御部
62 レーザ・LCOS制御部
70 表示画像
70h ホログラム画像
B0 レーザ光束
B1r,B1g コリメート光束
B1,B2,B3,B4,B5,B6 変調光束
B7,B8 投影光
Td 単位駆動期間
Ta 発光期間
Tb 発光休止期間
T1,T2,T3 分割駆動期間
Ia,Ib 電流量
Pa,Pb 発光強度

Claims (5)

  1. レーザ光源と、光拡散機能を有するスクリーンと、前記レーザ光源から発せられるレーザ光を位相変調して前記スクリーンにホログラム画像を結像させる位相変調アレイとが設けられた画像処理装置において、
    前記スクリーンは、モータによって一定の回転数で回転させられ、前記レーザ光源は、レーザ光の発光期間とこれに続く発光休止期間とが繰り返されるように発光制御されており、
    前記発光期間のデューティ比を変えることで、前記ホログラム画像の輝度を変化させ、デューティ比を所定値まで低下させた後は、前記レーザ光源によるレーザ光の発光強度を低下させて前記ホログラム画像の輝度を下げることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記レーザ光源は、半導体レーザである請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記スクリーンに結像されたホログラム画像を投影する投影部が設けられている請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記投影部によってホログラム画像が、自動車のウインドシールドの表示領域に投影される請求項3記載の画像処理装置。
  5. 自動車が夜間走行のときに、前記レーザ光源によるレーザ光の発光強度を低下させて前記ホログラム画像の輝度を下げる請求項4記載の画像処理装置。
JP2013226795A 2013-10-31 2013-10-31 画像処理装置 Withdrawn JP2015087595A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226795A JP2015087595A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像処理装置
US14/525,731 US20150116800A1 (en) 2013-10-31 2014-10-28 Image processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013226795A JP2015087595A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015087595A true JP2015087595A (ja) 2015-05-07

Family

ID=52995115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013226795A Withdrawn JP2015087595A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150116800A1 (ja)
JP (1) JP2015087595A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017171041A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 日本精機株式会社 表示装置
WO2018179980A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日本電気株式会社 投射装置、投射画像制御方法、および投射画像制御プログラムが記録された記録媒体
JP2020112714A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
WO2022024965A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 日本精機株式会社 表示装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170219823A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Panasonic Automotic Systems Company Of America, Division Of Panasonic Corporation Display with multiple image planes and colors
FR3049720B1 (fr) * 2016-03-30 2018-09-07 Valeo Comfort And Driving Assistance Afficheur tete-haute
US10845693B2 (en) * 2016-12-20 2020-11-24 Dennis FRIMPONG Vehicle information device and a method of providing information pertaining to a vehicle
MX2019013343A (es) * 2017-05-11 2020-01-20 Saint Gobain Sistema de hud y metodo para la generacion de imagenes de hud.
GB2567408B (en) 2017-08-02 2020-12-02 Dualitas Ltd Holographic projector
GB2582965B (en) 2019-04-11 2021-09-15 Dualitas Ltd A diffuser assembly

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155097U (ja) * 1988-04-12 1989-10-25
JPH09243964A (ja) * 1996-03-14 1997-09-19 Sony Corp 露光照明装置
JP2007279204A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2011141412A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Seiko Epson Corp 有機el表示装置、その駆動方法、および電子機器
WO2011132406A1 (ja) * 2010-04-20 2011-10-27 パナソニック株式会社 シースルーディスプレイ及びヘッドアップディスプレイ
WO2011158380A1 (ja) * 2010-06-18 2011-12-22 トヨタ自動車株式会社 有機elパネルの駆動装置、及びこれを含む有機elディスプレイ
JP2013015738A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Nippon Seiki Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0340485B1 (en) * 1988-04-12 1996-07-10 Kansei Corporation Control system for head-up display for automotive vehicles
US6577429B1 (en) * 2002-01-15 2003-06-10 Eastman Kodak Company Laser projection display system
US9196189B2 (en) * 2011-05-13 2015-11-24 Pixtronix, Inc. Display devices and methods for generating images thereon

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01155097U (ja) * 1988-04-12 1989-10-25
JPH09243964A (ja) * 1996-03-14 1997-09-19 Sony Corp 露光照明装置
JP2007279204A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2011141412A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Seiko Epson Corp 有機el表示装置、その駆動方法、および電子機器
WO2011132406A1 (ja) * 2010-04-20 2011-10-27 パナソニック株式会社 シースルーディスプレイ及びヘッドアップディスプレイ
WO2011158380A1 (ja) * 2010-06-18 2011-12-22 トヨタ自動車株式会社 有機elパネルの駆動装置、及びこれを含む有機elディスプレイ
JP2013015738A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Nippon Seiki Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017171041A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 日本精機株式会社 表示装置
WO2018179980A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日本電気株式会社 投射装置、投射画像制御方法、および投射画像制御プログラムが記録された記録媒体
JPWO2018179980A1 (ja) * 2017-03-31 2019-11-21 日本電気株式会社 投射装置、投射画像制御方法、および投射画像制御プログラムが記録された記録媒体
US10859845B2 (en) 2017-03-31 2020-12-08 Nec Corporation Projection device, projection image control method, and recording medium having projection image control program recorded thereon
JP2020112714A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
JP7255189B2 (ja) 2019-01-15 2023-04-11 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
WO2022024965A1 (ja) * 2020-07-30 2022-02-03 日本精機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20150116800A1 (en) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015087595A (ja) 画像処理装置
JP6087788B2 (ja) 車載用投影装置
US20180147985A1 (en) Vehicle projection system
EP2410756A2 (en) Multiple view display system using a single projector and method of operating the same
US9176365B2 (en) Illumination device, projection device, and projection-type image display device
WO2015064496A1 (ja) 画像処理装置
US7874680B2 (en) Projector that displays an image using laser beams
US20150198802A1 (en) Head-up display device
US8016424B2 (en) Rear projector and projection system
US20180024361A1 (en) Methods and devices for data projection
US20050285027A1 (en) Scanning optical devices and systems
JP2018189969A (ja) 画像を形成することを目的とする光ビームを放射する装置及び方法、投影システム、並びに前記装置を使用するディスプレイ
JP6481649B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5953987B2 (ja) 画像表示装置
US20120249918A1 (en) Illumination device and display unit
WO2015064497A1 (ja) 車載用投影装置
JP2009198637A (ja) プロジェクタ
JP6381545B2 (ja) 運転者の視野内に仮想画像を表示するディスプレイ、および前記ディスプレイ用の画像を生成する装置
JP2019008296A (ja) 画像を形成することを目的とする光ビームを放射する装置及び方法、投影システム、並びに前記装置を使用するディスプレイ
JP2011158543A (ja) プロジェクタ装置およびヘッドアップディスプレイ装置
JP6160116B2 (ja) 照明装置、及びプロジェクター
JP6121144B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2011158542A (ja) プロジェクタ装置およびヘッドアップディスプレイ装置
JP2015087596A (ja) 画像処理装置
JP6683149B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170418