JP2015084893A - 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015084893A JP2015084893A JP2013224995A JP2013224995A JP2015084893A JP 2015084893 A JP2015084893 A JP 2015084893A JP 2013224995 A JP2013224995 A JP 2013224995A JP 2013224995 A JP2013224995 A JP 2013224995A JP 2015084893 A JP2015084893 A JP 2015084893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movement amount
- abdominal wall
- blood vessel
- magnetic resonance
- pulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】血行動態を描出するためにプリサチレーションパルスやIRパルスとして印加する2DRFパルスの印加位置を、描出対象の血管の動きに追従させるよう制御する。追従制御は、被検体の腹壁の動きに基づいて行う。腹壁の動きは、腹壁の動きを直接モニタリングすることにより得る。または、被検体の呼吸波形から推察する。
【選択図】図2
Description
以下、添付図面に従って本発明の第一の実施形態を説明する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、特に断らない限り、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本実施形態では、上述のように、所望の血管にプリサチレーションパルスまたはIRパルスとして2DRFパルスを印加することにより、当該血管の血行動態を選択的に描出、または、抑制する。このとき、全体制御部108は、呼吸動などの体動により当該血管の位置が変動する場合であっても、2DRFパルスの印加位置がその変動に追従するよう制御する。
スキャン制御部310は、撮像シーケンスに従って、各部を制御する指示を計測制御部111に出力し、撮像を実行する。撮像シーケンスは、予め定めたパルスシーケンスに撮像パラメータを適用し、生成される。本実施形態では、上述のように、所定の血管(以後、特定血管と呼ぶ)にプリパルスとして2DRFパルスを印加し、当該特定血管の血行動態を選択的に抽出可能な撮像シーケンス(例えば、TOF−MRAシーケンス)を用いる。
腹壁モニタリング部320は、腹壁の動きをモニタする。本実施形態の腹壁モニタリング部320は、撮像シーケンス実行前にナビゲータシーケンスを実行することにより、腹壁210の動きをモニタし、モニタ結果を出力する。
腹壁移動量取得部330は、腹壁モニタリング部320のモニタ結果を用いて腹壁210の変位量(移動量)を算出し、腹壁移動量として得る。本実施形態では、被検体101の前後方向(AP方向)の、初期位置からの変位量を腹壁移動量として算出する。初期位置211は、被検体101が息を吐き切った状態の腹壁210の位置とする。
血管移動量算出部340は、腹壁移動量Δbから、2DRFパルスを印加する特定血管250の移動量を血管移動量Δcとして算出する。本実施形態では、血管移動量Δcとして、特定血管250の、初期位置からの、AP方向の変位量を算出する。
シーケンス調整部350は、2DRFパルスの印加位置が、初期位置から血管移動量ΔcだけAP方向に変化するよう、撮像シーケンスを調整する。本実施形態では、2DRFパルスの印加位置は、Gx,Gy,Gz各方向に印加する傾斜磁場パルスの印加量、および、RFパルスの照射周波数の少なくとも一方を制御することにより調整する。
上記各部による、本実施形態の全体制御部108による撮像処理の流れを説明する。図4は、本実施形態の撮像処理のフローチャートである。
前記撮像時の前記腹壁210の移動量である腹壁移動量を得る腹壁移動量取得部330をさらに備え、前記血管移動量算出部340は、前記腹壁移動量を用いて前記血管移動量を算出してもよい。
前記腹壁の動きをモニタする腹壁モニタリング部320をさらに備え、前記腹壁移動量取得部330は、前記撮像時の前記腹壁モニタリング部320のモニタ結果から前記腹壁移動量を得てもよい。
なお、上記実施形態では、腹壁移動量として、被検体101の前後方向(AP方向)の腹壁移動量Δbのみを検出し、血管移動量Δcも同方向のみ算出する場合を例にあげて説明したが、これに限定されない。例えば、腹壁210の、2方向、3方向の移動量をモニタし、これらに従って、2方向、3方向の血管移動量を算出してもよい。
次に、本発明の第二の実施形態を説明する。第一の実施形態では、腹壁移動量をモニタし、そこから2DRFパルスの血管移動量を算出する。本実施形態では、腹壁の移動は、呼吸によるものが主体であることを利用し、呼吸波形をモニタし、その結果から2DRFパルスの血管移動量を算出する。
呼吸波形モニタリング部360は、センサ部116からのアナログ信号を処理し、呼吸波形を得ることにより、呼吸波形をモニタリングする。算出する呼吸波形の一例を図7(a)に示す。
本実施形態の血管移動量算出部340は、呼吸波形モニタリング部360が出力する呼吸波形410の高さΔhに基づき、2DRFパルスを印加する特定血管の移動量を血管移動量Δcとして算出する。
次に、本実施形態の全体制御部108による、撮像処理の流れを説明する。図8は、本実施形態の撮像処理のフローチャートである。
また、前記撮像時に被検体101の呼吸波形410を検出する呼吸波形モニタリング部360をさらに備え、前記血管移動量算出部340は、前記呼吸波形410を用いて前記血管移動量を算出してもよい。
さらに、前記血管移動量算出部340は、前記撮像時の呼吸波形410の高さを用いて前記血管移動量を算出してもよい。
なお、本実施形態においても、基準とする呼吸波形410の高さは、息を吐き切った状態に限定されない。位置決め画像取得時の平均化された呼吸波形410の高さを、基準としてもよい。この場合、位置決め画像を取得したタイミングの呼吸波形410の高さをh1として取得する。そして、第一の実施形態同様、変位方向も考慮して、血管移動量Δcを算出する。
次に、本発明の第三の実施形態を説明する。本実施形態では、2DRFパルスを用いたナビゲータシーケンスをプリスキャンとして行い、呼吸波形410と腹壁移動量との関係を取得し、それらの関係をデータベースに保持する。撮像時は、呼吸波形をモニタし、モニタした呼吸波形410から腹壁移動量を得る。そして、第一の実施形態同様に、腹壁移動量に基づいて、2DRFパルスの血管移動量を算出する。
本実施形態のデータベース作成部370による、データベース380の作成手法について説明する。
次に、本実施形態の全体制御部108による撮像処理の流れを説明する。図11は、本実施形態の撮像処理のフローチャートである。
また、前記撮像時の前記腹壁210の移動量を腹壁移動量として得る腹壁移動量取得部330をさらに備え、前記血管移動量算出部340は、前記腹壁移動量を用いて前記血管移動量を算出してもよい。
被検体101の呼吸波形410を検出する呼吸波形モニタリング部360と、前記呼吸波形410と前記腹壁移動量とを関連づけたデータベース380を作成するデータベース作成部370と、をさらに備え、前記腹壁移動量取得部330は、前記撮像時に検出された呼吸波形410に関連づけられた腹壁移動量を前記データベース380から抽出することにより、前記腹壁移動量を得てもよい。
また、前記データベース作成部370は、プリスキャンを実行して経過時間に応じた前記腹壁移動量を得るとともに、当該プリスキャン中に前記呼吸波形410を検出し、検出した前記呼吸波形410と前記腹壁移動量とを関連付けてもよい。
なお、本実施形態では、データベース380において、呼吸波形410の高さと腹壁移動量とを対応づけているが、これに限定されない。例えば、第二の実施形態の変形例のように、呼吸波形410を複数の相に分割し、各相に腹壁移動量を対応づけてもよい。
Claims (13)
- プリパルスを特定血管に印加して当該特定血管の血行動態を描出する撮像シーケンスに従って撮像を行うスキャン制御部と、
腹壁の移動に応じた前記特定血管の移動量を血管移動量として算出する血管移動量算出部と、
前記血管移動量に基づき、前記撮像シーケンスにおける前記プリパルスの印加位置を調整するシーケンス調整部と、を備えること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記撮像時の前記腹壁の移動量を腹壁移動量として得る腹壁移動量取得部をさらに備え、
前記血管移動量算出部は、前記腹壁移動量を用いて前記血管移動量を算出すること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項2記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記腹壁の動きをモニタする腹壁モニタリング部をさらに備え、
前記腹壁移動量取得部は、前記撮像時の前記腹壁モニタリング部のモニタ結果から前記腹壁移動量を得ること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項2記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
被検体の呼吸波形を検出する呼吸波形モニタリング部と、
前記呼吸波形と前記腹壁移動量とを関連づけたデータベースを作成するデータベース作成部と、をさらに備え、
前記腹壁移動量取得部は、前記撮像時に検出された呼吸波形に関連づけられた腹壁移動量を前記データベースから抽出することにより、前記腹壁移動量を得ること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記腹壁モニタリング部は、ナビゲータシーケンスを実行することにより、前記腹壁の動きをモニタすること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項5記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記ナビゲータシーケンスは、2次元選択励起高周波磁場パルスを用いるシーケンスであり、
前記腹壁モニタリング部は、前記ナビゲータシーケンスにより得たエコー信号からプロファイルを得、前記モニタ結果として出力すること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項4記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記データベース作成部は、プリスキャンを実行して経過時間に応じた前記腹壁移動量を得るとともに、当該プリスキャン中に前記呼吸波形を検出し、検出した前記呼吸波形と前記腹壁移動量とを関連付けること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項2から7いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記血管移動量算出部は、前記腹壁移動量に所定の割合を乗じた値を前記血管移動量とすること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記撮像時に被検体の呼吸波形を検出する呼吸波形モニタリング部をさらに備え、
前記血管移動量算出部は、前記呼吸波形を用いて前記血管移動量を算出すること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項9記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記血管移動量算出部は、前記撮像時の呼吸波形の高さを用いて前記血管移動量を算出すること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1から10いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記プリパルスは、プリサチレーションパルスおよびIR(inversion recovery)パルスのいずれか一方として印加する2次元選択励起高周波磁場パルスであること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1から11いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記シーケンス調整部は、各軸方向の傾斜磁場パルスの印加量および高周波磁場パルスの照射周波数の少なくとも一方を調整することにより、前記プリパルスの印加位置を調整すること
を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 腹壁の移動に応じた特定血管の移動量を血管移動量として算出する血管移動量算出ステップと、
前記血管移動量に基づき、本撮像で使用する撮像シーケンスにおけるプリパルスの印加位置を調整するシーケンス調整ステップと、
調整後の印加位置で前記プリパルスを印加して前記撮像シーケンスを実行し、前記特定血管の血行動態を描出する撮像ステップと、を含むこと
を特徴とする磁気共鳴イメージング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013224995A JP2015084893A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013224995A JP2015084893A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015084893A true JP2015084893A (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=53048372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013224995A Pending JP2015084893A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015084893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106175766A (zh) * | 2015-05-27 | 2016-12-07 | 三星电子株式会社 | 磁共振成像设备和方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11318849A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-24 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
WO2011040289A1 (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-07 | 株式会社 日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置および励起領域調整方法 |
US20110116683A1 (en) * | 2007-12-11 | 2011-05-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Reducing motion artefacts in mri |
-
2013
- 2013-10-30 JP JP2013224995A patent/JP2015084893A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11318849A (ja) * | 1998-05-12 | 1999-11-24 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
US20110116683A1 (en) * | 2007-12-11 | 2011-05-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Reducing motion artefacts in mri |
WO2011040289A1 (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-07 | 株式会社 日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置および励起領域調整方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106175766A (zh) * | 2015-05-27 | 2016-12-07 | 三星电子株式会社 | 磁共振成像设备和方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3668816B1 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
US9176210B2 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus | |
US8618800B2 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus, and breath-holding imaging method | |
US20120281901A1 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus and blood vessel image capturing method | |
JP4934525B2 (ja) | 核磁気共鳴装置 | |
JP4133348B2 (ja) | 核磁気共鳴を用いた検査装置 | |
JP5372015B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置および同期撮像方法 | |
CN109901088A (zh) | 用于磁共振成像的运动追踪方法、计算机程序、存储设备 | |
US10441182B2 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method | |
WO2016021440A1 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP5942269B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置および撮像パラメータ適正化方法 | |
JP6441650B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
US6510335B1 (en) | Visualization of nonenhanced MR lymphography | |
JP2015084893A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 | |
JP4994786B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP5421600B2 (ja) | 核磁気共鳴イメージング装置および核磁気共鳴イメージング装置の作動方法 | |
JP5623149B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置およびその撮像方法 | |
JP5371620B2 (ja) | 核磁気共鳴イメージング装置 | |
JP2015002834A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング方法 | |
JP4822834B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP6579908B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及び拡散強調画像計算方法 | |
JP6169909B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及び実数成分画像取得方法 | |
JP2016106662A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置およびその制御方法 | |
JP6341658B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及びレトロスペクティブシネ撮像条件設定方法 | |
JP2008194393A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160610 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170905 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180306 |