JP2015084468A - ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ - Google Patents

ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ Download PDF

Info

Publication number
JP2015084468A
JP2015084468A JP2013221893A JP2013221893A JP2015084468A JP 2015084468 A JP2015084468 A JP 2015084468A JP 2013221893 A JP2013221893 A JP 2013221893A JP 2013221893 A JP2013221893 A JP 2013221893A JP 2015084468 A JP2015084468 A JP 2015084468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
unit
video data
buffering
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013221893A
Other languages
English (en)
Inventor
泉三郎 中村
Senzaburo Nakamura
泉三郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2013221893A priority Critical patent/JP2015084468A/ja
Priority to US14/492,659 priority patent/US10237453B2/en
Publication of JP2015084468A publication Critical patent/JP2015084468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/268Signal distribution or switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/06Generation of synchronising signals
    • H04N5/067Arrangements or circuits at the transmitter end
    • H04N5/073Arrangements or circuits at the transmitter end for mutually locking plural sources of synchronising signals, e.g. studios or relay stations
    • H04N5/0736Arrangements or circuits at the transmitter end for mutually locking plural sources of synchronising signals, e.g. studios or relay stations using digital storage buffer techniques
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/433Content storage operation, e.g. storage operation in response to a pause request, caching operations
    • H04N21/4331Caching operations, e.g. of an advertisement for later insertion during playback
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/438Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving encoded video stream packets from an IP network
    • H04N21/4383Accessing a communication channel
    • H04N21/4384Accessing a communication channel involving operations to reduce the access time, e.g. fast-tuning for reducing channel switching latency
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/60Network structure or processes for video distribution between server and client or between remote clients; Control signalling between clients, server and network components; Transmission of management data between server and client, e.g. sending from server to client commands for recording incoming content stream; Communication details between server and client 
    • H04N21/61Network physical structure; Signal processing
    • H04N21/6106Network physical structure; Signal processing specially adapted to the downstream path of the transmission network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/44Colour synchronisation
    • H04N9/45Generation or recovery of colour sub-carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク経由で取得されるビデオデータのエフェクト・スイッチャなどの所定のビデオ信号ラインへの供給を良好に行い得るようにする。【解決手段】2つのビデオ・バッファリング部を備える。ビデオデータの切り替え時には、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを、画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給する。ビデオデータの切り替え時に同期ずれが発生することなく、ビデオ信号ラインへのビデオデータの供給を良好に行い得る。【選択図】図5

Description

本技術は、ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャに関し、特に、ネットワーク経由でビデオデータを取得してエフェクト・スイッチャなどの所定のビデオ信号ラインに供給するビデオ処理装置などに関する。
従来、番組制作時や放送時には、エフェクト・スイッチャと呼ばれる画像特殊効果装置を用いて、画像を切り替えること、キーイングにより、画像に字幕を重畳すること、あるいは、画面の一部に別の子画面を配置すること等が行われている。例えば、特許文献1には、エフェクト・スイッチャの一例が記載されている。
また、従来、ビデオデータをネットワークを介して伝送することが行われている。例えば、特許文献2には、複数のカメラで得られるビデオデータをネットワークを介してカメラ受像器に送ることが記載されている。
特開2010−103960号公報 特開2013−058986号公報
本技術の目的は、ネットワーク経由で取得されるビデオデータのエフェクト・スイッチャなどの所定のビデオ信号ラインへの供給を良好に行い得るようにすることにある。
本技術の概念は、
ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置にある。
本技術において、2つのビデオ・バッファリング部は、それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータをネットワーク・インタフェースから受けて格納するものである。ビデオ供給部により、2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかが選択されてビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給される。ビデオ制御部により、各部が制御される。コマンド発行部から、ビデオ制御部に、ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示として、ネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドが送られる。
ビデオ供給部が2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、切り替えコマンドが受信されるとき、ビデオ制御部により、ネットワークで接続されている切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼が送られると共に、2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータが、切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更される。
そして、ビデオ制御部により、他方のビデオ・バッファリング部が格納した画像データが所定量を超えたことが検知された後、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、ビデオ供給部に、他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給させることが行われる。
このように本技術によれば、ビデオデータの切り替え時には、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータが、画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給される。そのため、ビデオデータの切り替え時に同期ずれが発生することなく、ビデオ信号ラインへのビデオデータの供給を良好に行い得る。
また、本技術によれば、他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことが検知された後に、ビデオデータの切り替えが行われる。つまり、他方のビデオ・バッファリング部からビデオデータが得られる状態となってから、ビデオデータの切り替えが行われる。そのため、ビデオデータの切り替え時に、準備中の無信号状態のデータを選ぶということが回避される。
なお、本技術において、例えば、ビデオ制御部は、受信した切り替えコマンドに基づくビデオ信号ラインに供給するビデオデータの切り替えが完了するとき、コマンド発行部に切り替え完了を通知する、ようにされてもよい。そして、この場合、コマンド発行部は、ビデオ制御部から切り替え完了の通知を受けるとき、ビデオデータの切り替えが完了したことを表示する、ようにされてもよい。
また、この場合、トリガ入力部をさらに備え、コマンド発行部は、事前にプログラムされたシーケンスに従ってトリガ入力部からのトリガを受け付ける毎にコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は切り替え完了の通知を受けた後に、次のトリガを受け付ける、ようにされてもよい。
また、この場合、コマンド発行部は、事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスでコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は切り替え完了の通知を受けると、切り替え完了の時刻を動作時刻として、シーケンスで指定されたタイミングを動作時刻から計時してシーケンス中の次のコマンドの発行を行う、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、2つのビデオ・バッファリング部とビデオ供給部とからなるビデオ選択部を複数有し、ビデオ制御部は、コマンド発行部から複数のビデオ選択部のうち所定数のビデオ選択部について同時に切り替え動作を行うように指示する切り替えコマンドを受信するとき、所定数のビデオ選択部が、同時に、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からそれぞれ対応するビデオ信号ラインに供給する、ようにされてもよい。
また、本技術の他の概念は、
ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
上記コマンド発行部は、
事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスで切り替えコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記シーケンス中で現時点以降に上記ビデオ供給部が上記ビデオ信号ラインに供給すべきビデオデータを特定し、
ネットワークで接続されている上記特定されたビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記特定されたビデオデータに変更し、
上記コマンド発行部から上記特定のビデオデータの選択を指定する上記切り替えコマンドを受信するとき、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納している上記特定されたビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置にある。
本技術において、2つのビデオ・バッファリング部は、それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータをネットワーク・インタフェースから受けて格納するものである。ビデオ供給部により、2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかが選択されてビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給される。ビデオ制御部により、各部が制御される。コマンド発行部から、ビデオ制御部に、ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示として、ネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドが送られる。
コマンド発行部は、事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスで切り替えコマンドを発行するシーケンス動作機能を有するものである。ビデオ供給部が2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、ビデオ制御部により、シーケンス中で現時点以降にビデオ供給部がビデオ信号ラインに供給すべきビデオデータが特定される。ビデオ制御部により、ネットワークで接続されている特定されたビデオデータの供給元へパケット伝送依頼が送られると共に、2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータが、特定されたビデオデータに変更される。
そして、切り替えコマンドが受信されるとき、ビデオ制御部により、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、ビデオ供給部に、他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給させることが行われる。
このように本技術によれば、ビデオデータの切り替え時には、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータが、画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給される。そのため、ビデオデータの切り替え時に同期ずれが発生することなく、ビデオ信号ラインへのビデオデータの供給を良好に行い得る。
また、本技術によれば、シーケンス中で現時点以降にビデオ供給部がビデオ信号ラインに供給すべきビデオデータが特定され、他方のビデオ・バッファリング部にこの特定されたビデオデータが格納されることが行われる。そのため、切り替えコマンドが受信されるとき、ビデオデータの切り替えを、迅速に行うことが可能となる。
また、本技術の他の概念は、
ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを、指示を実行する画像フレームまたは画像フィールドを指定する時刻情報を付けて送るコマンド発行部と、を備え、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
切り替え実行トリガを受信した後、あるいは上記切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを上記時刻情報が示す時刻の画像フレームまたは画像フィールドから上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置にある。
本技術において、2つのビデオ・バッファリング部は、それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータをネットワーク・インタフェースから受けて格納するものである。ビデオ供給部により、2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかが選択されてビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給される。ビデオ制御部により、各部が制御される。
コマンド発行部から、ビデオ制御部に、ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示として、ネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドが、指示を実行する画像フレームまたは画像フィールドを指定する時刻情報が付加されて、送られる。
ビデオ供給部が2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、切り替えコマンドが受信されるとき、ビデオ制御部により、ネットワークで接続されている切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送られると共に、2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータが、切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更される。
そして、ビデオ制御部により、切り替え実行トリガが受信された後、あるいは切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことが検知された後、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、ビデオ供給部に、他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを上述の時刻情報が示す時刻の画像フレームまたは画像フィールドからビデオ信号ラインに供給させることが行われる。例えば、切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことは、ビデオ信号ラインに供給されるビデオ信号に付随するタイムコードに基づいて行われる。
このように本技術によれば、ビデオデータの切り替え時には、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータが、切り替えコマンドに付加されている時刻情報が示す時刻の画像フレームまたは画像フィールドからビデオ信号ラインに供給される。そのため、ビデオデータの切り替え時に同期ずれが発生することなく、ビデオ信号ラインへのビデオデータの供給を良好に行い得る。
また、本技術によれば、切り替え実行トリガが受信された後、あるいは切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことが検知された後に、ビデオデータの切り替えが行われる。つまり、他方のビデオ・バッファリング部からビデオデータが得られる状態となってから、ビデオデータの切り替えが行われる。そのため、ビデオデータの切り替え時に、準備中の無信号状態のデータを選ぶということが回避される。
本技術によれば、ネットワーク経由で取得されるビデオデータのエフェクト・スイッチャなどの所定のビデオ信号ラインへの供給を良好に行い得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態としてのエフェクト・スイッチャ・システムの構成例を示すブロック図である。 エフェクト・スイッチャの構成例を示すブロック図である。 M/Eバンクの構成例を示す図である。 ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータの各画像フレームのデータがエフェクト・スイッチャのネットワーク・インタフェースに到着する様子を示す図である。 ビデオフレーム・インプット・ブロックの構成例を示す図である。 エフェクト・スイッチャの別の構成例を示すブロック図である。 ビデオ制御部のバス入力切り替え動作の制御の一例を示すフローチャートである。 コマンド発行部のコマンド発行処理の一例を示すフローチャートである。 ビデオ制御部のバス入力切り替え動作の制御の他の一例を示すフローチャートである。 ビデオ制御部の複数バス同時入力切り替え動作の制御の一例を示すフローチャートである。 ビデオ制御部の複数バス同時入力切り替え動作の制御の他の一例を示すフローチャートである。 複数バス同時入力切り替え動作におけるプロセス間の通信シーケンスを示す図である。 ビデオ制御部のエフェクト・スイッチャのシーケンス動作の制御の一例を示すフローチャートである。 エフェクト・スイッチャを制御するシーケンス(プログラム)の一例を示す図である。 ビデオ制御部のエフェクト・スイッチャのシーケンス動作の制御の他の一例を示すフローチャートである。 ビデオ制御部のエフェクト・スイッチャのシーケンス動作の制御の他の一例を示すフローチャートである。 エフェクト・スイッチャを制御するシーケンス(プログラム)の一例を示す図である。 エフェクト・スイッチャを制御するシーケンス(プログラム)の一例を示す図である。 クロスポイント番号にビデオデータの信号源を対応付ける対応表の一例を示す図である。 クロスポイント番号と表示名の対応表の一例を示す図である。 エフェクト・スイッチャの操作卓の外観(操作面)の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[エフェクト・スイッチャ・システムの構成]
図1は、本技術の実施の形態としてのエフェクト・スイッチャ・システム10の構成例を示している。このエフェクト・スイッチャ・システム10は、エフェクト・スイッチャ101と、ネットワーク・スイッチングハブ102,103を有している。エフェクト・スイッチャ101は、ネットワーク・インタフェースを備え、ネットワーク・スイッチングハブを通じて、ネットワークに接続される外部機器と接続され、外部機器との間で、ビデオデータのパケット伝送が可能となっている。
ビデオデータの供給元としての外部機器として、例えば、CGプレーヤ104、ビデオクリップのサーバ105およびライブで撮影しているカメラ106などがある。図示の例では、これらCGプレーヤ104、サーバ105およびカメラ106が、ネットワーク・スイッチングハブ102を介して、エフェクト・スイッチャ101に接続されている。
また、ビデオデータの供給先としての外部機器として、例えば、放送用の送出装置107がある。図示の例では、この放送用の送出装置107が、ネットワーク・スイッチングハブ103介して、エフェクト・スイッチャ101に接続されている。なお、図示していないが、エフェクト・スイッチャ101に、ネットワーク・スイッチングハブ103を介して、サーバを接続する構成も考えられる。この構成により、エフェクト・スイッチャ101の出力を記録することも可能となる。
また、エフェクト・スイッチャ101は、SDI(Serial Digital Interface)インタフェースを備え、SDI接続により、ビデオ機器からビデオデータを受信し、あるいはビデオ機器にビデオデータを送信する。
図2は、エフェクト・スイッチャ101の構成例を示している。なお、図示の例では、制御系の通信線等は省略されている。エフェクト・スイッチャ101は、ビデオ制御部111と、ネットワーク・インタフェース112と、コマンド発行部113と、ビデオフレーム・インプット・ブロック114と、ビデオパケット・アウトプット・ブロック115を有している。また、エフェクト・スイッチャ101は、SDIビデオ入力部116と、SDIビデオ出力部117と、AUXアウトプット・セレクタ118と、ミキサ/エフェクト・バンク119-1〜119-4を有している。
ビデオ制御部111は、エフェクト・スイッチャ101の各部を制御する。ネットワーク・インタフェース112は、ネットワーク経由で、ビデオデータを送受信する。なお、ビデオ制御部111も、ネットワーク・インタフェース112経由で、外部機器を制御するための通信を行う。
コマンド発行部113は、ビデオ制御部111と、通信線で接続される。コマンド発行部113は、コンピュータを内蔵し、操作者の操作を受ける押しボタンスイッチなどの操作入力部を備え、記憶している設定やシーケンスを参照して、操作入力に応じて、コマンドをビデオ制御部111に送信する。
ビデオフレーム・インプット・ブロック114は、ビデオデータから内部のビデオ信号を生成する。このビデオフレーム・インプット・ブロック114は、複数のビデオ信号ラインに、それぞれ、ビデオ信号を供給する。そして、このビデオフレーム・インプット・ブロック114は、詳細は後述するが、ビデオ信号ライン毎に、2つのビデオ・バッファリング部と、ビデオ供給部を有する。複数のビデオ信号ラインに供給されるビデオ信号は、それぞれ、外部からビデオ制御部111等に入力される同期信号(垂直同期信号)に同期している。ビデオパケット・アウトプット・ブロック115は、内部形式のビデオ信号を、パケット伝送によりネットワーク経由で送信する。
SDIビデオ入力部116は、外部から複数のSDIビデオ信号を受け、内部の複数のビデオ信号ラインに内部形式のビデオ信号に変換して供給する。これらのビデオ信号は、外部からビデオ制御部111等に入力される同期信号(垂直同期信号)に同期している。SDIビデオ出力部117は、複数の内部形式のビデオ信号をそれぞれSDI信号に変換して複数のSDI信号を出力する。SDIビデオ入力部116およびSDIビデオ出力部117は、SDIインタフェースを構成する。
AUXアウトプット・セレクタ118は、ビデオフレーム・インプット・ブロック114から複数のビデオ信号を受け、またSDIビデオ入力部116から複数のビデオ信号を受ける。そして、AUXアウトプット・セレクタ118は、ビデオパケット・アウトプット・ブロック115およびSDIビデオ出力部117へ、それぞれ複数のビデオ信号を出力する。
このAUXアウトプット・セレクタ118は、ビデオ・クロスポイント部120を内蔵し、コマンドに従い、出力のビデオ信号ラインのそれぞれに、いずれかの受けたビデオ信号一つを選択し、供給する。また、このAUXアウトプット・セレクタ118は、図示は省略しているが、出力のビデオ信号ライン毎に、ビデオ信号の調整を行うハードウェアを内蔵し、色調などの調整を行う。
M/E(ミキサ/エフェクト)バンク119-1〜119-4は、ビデオフレーム・インプット・ブロック114から複数のビデオ信号を受け、またSDIビデオ入力部116から複数のビデオ信号を受ける。そして、M/Eバンク119-1〜119-4は、ビデオパケット・アウトプット・ブロック115およびSDIビデオ出力部117へ、それぞれ複数のビデオ信号を出力する。このM/Eバンク119-1〜119-4は、ビデオ・クロスポイント部120を内蔵し、ビデオ・クロスポイント部120は、コマンドに従い、内部のビデオ信号ラインのそれぞれに、いずれかの受けたビデオ信号一つを選択し、供給する。
図3は、M/Eバンク119(119-1〜119-4)の構成例を示している。このM/Eバンク119は、ビデオ・クロスポイント部120と、キープロセッサ(キー加工回路)51,52と、ミキサ(画像合成部)53と、ビデオプロセッサ(ビデオ加工処理部)61〜63と、図3に線で示すようなビデオ信号ラインからなっている。
M/Eバンク119は、ビデオ画像のミキシング(Mixing)や、ビデオ画像にエフェクト(Effect)を加える部分である。ミキシングを行うためには、処理する時点では各ビデオ画像の位相は揃っている必要がある。なお、位相を揃えるとは、複数のビデオ信号ラインの間でそろえるという意味である。
ビデオ・クロスポイント部120は、複数のバス(ビデオ信号ライン)に対してそれぞれ、複数の入力ビデオ信号ライン16から一つを選択し、ビデオ信号を供給する。入力ビデオ信号ライン16は、SDIビデオ入力部116から来るものと、ビデオフレーム・インプット・ブロック114から来るものとがある。図示の例において、ビデオ・クロスポイント部120は、入力ラインのそれぞれを、キーソースバス11a,12a、キーフィルバス11b,12b、入力バスA(背景Aバス)13a、入力バスB(背景Bバス)13bおよび予備入力バス14に接続させる。
なお、クロスポイント(Xpt)は、本来複数の信号線同士の交差から一つの交差を選択する、択一スイッチのことである。本明細書中においては、物理的な信号線の交差のみでなく、ビデオデータをパケット伝送してくる信号源が複数あることを複数の入力ビデオ信号ラインに見立て、その中から一つを選ぶ機能をも、クロスポイント(Xpt)と呼称する。
入力ビデオ信号ライン16のそれぞれとキーソースバス11a,12aとの間に、入力ビデオ信号ライン16の複数の画像信号からキーソース信号を選択するためのキーソース選択スイッチ1a,2aが設けられている。また、入力ビデオ信号ライン16のそれぞれとキーフィルバス11b,12bとの間に、入力ビデオ信号ライン16の複数の画像信号からキーフィル信号を選択するためのキーフィル選択スイッチ1b,2bが設けられている。
キーソース選択スイッチ1a,2aで選択されてキーソースバス11a,12aに取り出されたキーソース信号はキープロセッサ51,52に送られる。また、キーフィル選択スイッチ1b,2bで選択されてキーフィルバス11b,12bに取り出されたキーフィル信号はキープロセッサ51,52に送られる。なお、キーフィル信号は、背景画像に前景として重ねる画像の信号であり、キーソース信号は、キーフィル信号を重ねる領域、背景画像を切り抜く形状、背景画像に対するキーフィル信号の濃度等を指定する信号である。
入力ビデオ信号ライン16のそれぞれと入力バスA(背景Aバス)13aとの間に、入力ビデオ信号ライン16の複数の画像信号から背景A信号を選択するための背景A選択スイッチ3aが設けられている。また、入力ライン16のそれぞれと入力バスB(背景Bバス13b)との間に、入力ビデオ信号ライン16の複数の画像信号から背景B信号を選択するための背景B選択スイッチ3bが設けられている。また、入力ビデオ信号ライン16のそれぞれと予備入力バス14との間に、入力ビデオ信号ライン16の複数の画像信号から予備入力信号を選択するための予備入力選択スイッチ4が設けられている。
背景A選択スイッチ3aで選択されて入力バスA(背景Aバス)13aに取り出された背景A信号はビデオプロセッサ61を介してミキサ53に送られる。また、背景B選択スイッチ3bで選択されて入力バスB(背景Bバス)13bに取り出された背景B信号はビデオプロセッサ62を介してミキサ53に送られる。また、予備入力選択スイッチ4で選択されて予備入力バス14に取り出された予備入力信号はビデオプロセッサ63を介してミキサ53に送られる。
キープロセッサ51,52は、キーフィル信号およびキーソース信号を、キーイングを行うための各種のパラメタであるキー調整値に基づき、キーイングに適するように調整・加工する回路である。キー調整値は、以下のような値である。すなわち、背景画像に対するキーフィル信号の濃度を調整する値、キーソース信号として判別すべき画像の信号レベルの閾値を調整する値、キーソース信号の位置を調整する値、キーフィル信号の縮小率を調整する値、背景画像との境界線に関する調整値等である。
キープロセッサ51,52によって調整・加工されたキーフィル信号およびキーソース信号は、ミキサ53に送られる。ミキサ53は、キープロセッサ51,52からのキーフィル信号およびキーソース信号を用いて、キーイングによって背景画像に前景画像を重畳する回路である。
また、ミキサ53は、ビデオプロセッサ61を経由した背景A信号とビデオプロセッサ62を経由した背景B信号とを合成して背景画像とし、この合成にワイプ(Wipe)などを用いることが可能で、ワイプなどによる背景画像の切り換え(Transition)を行う機能を持つ。ミキサ53は、その機能に応じて、複数のビデオ信号を出力する。
図示の例では、プログラム出力ライン17を通じてプログラム出力(Program Output)を外部に出力すると共に、プレビュー出力ライン18を通じてプレビュー出力(Preview Output)を外部に出力する。プログラム出力は、生放送において送出するビデオ信号そのものである。プレビュー出力は、操作者がビデオ画像の状態を確認するための、放送送出されないビデオ信号である。
図4は、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータの、各画像フレーム(ビットマップ一枚に相当する情報)のデータが、エフェクト・スイッチャ101(図2参照)のネットワーク・インタフェース112に到着する様子を示す図である。図4(a)は一つのビデオデータであるビデオデータ1(Video Data 1)のパケット伝送のタイミングであり、図4(b)は別のビデオデータであるビデオデータ2(Video Data 2)のパケット伝送のタイミングであり、それぞれを、同一の時間軸上で対応させて示している。
パケット伝送にはある程度のばらつきがある。そのため、1フレーム分のデータが到着する時刻には、それぞればらつきがある。このように到着したビデオデータから、装置内部の、ある同期信号に同期したビデオ信号を生成するために、ばらつきを吸収するバッファを設けて、少し遅延させてバッファから連続的に読み出してビデオ信号を出力する必要がある。
図4のように、複数のビデオデータをパケット伝送で受けている場合は、それぞれのばらつきを吸収するだけのバッファが必要となる。エフェクト・スイッチャ101は、受け取るすべてのビデオデータの伝送時間のばらつきに、上限が設定されているシステム内で、使用されることを想定している。したがって、バッファの最小サイズを予め決めておくことができる。
例えば、ばらつきが2フレーム時間(30フレーム/秒のビデオならば、2/30秒)であれば、それにデータ処理時間の最大値を加えて、2フレームプラスアルファの量のバッファを用意する必要がある。さらに、内部では同期信号に同期した信号生成を行うため、そのためにさらに、1フレームあるいは1フィールド分のサイズを用意する。そうすると一例としては3フレームプラスアルファの量となる。
そして、内部のビデオ信号ラインに供給するビデオデータを、パケット伝送されてくる、あるビデオデータから別のあるビデオデータに切り替えるためには、両方のビデオデータ用にバッファを用意し、内部で使用している同期信号に同期して切り替える必要がある。
図5は、そのための、ビデオフレーム・インプット・ブロック114の構成例を示している。このビデオフレーム・インプット・ブロック114は、バッファコントローラ14141と、2つのFIFOバッファ142,143と、スイッチ部144を有している。FIFOバッファ142,143は2つのビデオ・バッファリング部を構成し、スイッチ部144はビデオ供給部を構成する。
ビデオフレーム・インプット・ブロック114の各部は、ビデオ制御部111による制御のもと、必要に応じて同期信号に同期して動作する。バッファコントローラ141は、FIFOバッファ142,143を制御し、ネットワーク・インタフェース112から受け取るビデオデータのパケットからビデオデータのみを取り出し、FIFOバッファ142またはFIFOバッファ143に書き込む。この書き込みは、継続的に両方のバッファに対して行うことが可能である。
FIFOバッファ142とFIFOバッファ143とは、同じ構造であり、交互に役割を変えて機能する。スイッチ部144は、単なるスイッチとして図示されているが、FIFOバッファ142またはFIFOバッファ143からデータを読み出しビデオ信号にして出力する。FIFOバッファ142,143は、それぞれ、保持できる量を超えてデータが書き込まれた場合、すなわち、出力に読み出されるよりも速く入力データが蓄積していって限界となった場合、古いデータを自動的に破棄する。この破棄はフレーム単位で行われる。
図5に示すビデオフレーム・インプット・ブロック114の動作を説明する。切り替えの処理がなく、一つのビデオデータをパケット伝送で受信し、ビデオ信号ライン(例えば、入力バスA)に供給している状態では、一方のFIFOバッファのみが使用され、他方のFIFOバッファは使用されない。
ネットワーク・インタフェース112は、それ以前にビデオ制御部111に指示された通信先(ネットワーク上の他の機器)からビデオデータをパケット伝送で受信する。パケットから取り出されたビデオの画像のデータは、バッファコントローラ141により、一方のFIFOバッファに断続的に書き込まれる。そして、スイッチ部144により、内部の同期信号に同期して、一方のFIFOバッファからビデオデータが読み出され、内部ビデオ信号の形式で、ビデオ信号ラインに継続的に供給される。
次に、この状態から、ビデオ信号ラインに供給するビデオデータを、別の供給元(ネットワーク上の、パケット伝送の送信元)からのビデオデータに切り替える際の動作を説明する。ビデオ制御部111は、別の供給元に対して、ビデオデータのパケット伝送の開始を依頼する。依頼を受けてパケット伝送が開始され、パケットがネットワーク・インタフェース112に到着すると、そのパケットはバッファコントローラ141に渡される。バッファコントローラ141により、それまで使用されていなかった他方のFIFOバッファに、パケットから取り出されたビデオの画像のデータの書き込みが開始される。
他方のFIFOバッファに蓄積されたデータの量が、所定の量(一例では3フレーム)を超えると、他方のFIFOバッファからビデオデータの読み出しが可能となる。その状態となれば、その後の任意のタイミングで、スイッチ部144は、この他方のFIFOバッファからビデオデータを読みだし、内部ビデオ信号の形式で、ビデオ信号ラインに継続的に供給することが、可能である。
どのようなタイミングでそうするかは、ビデオ制御部111で行われる制御による。ただし、ビデオデータの読み出しを行うFIFOバッファの切り替えは、内部の垂直同期信号タイミングに合わせ、フレームまたはフィールドの境界で行われる。すなわち、スイッチ部144により、一方のFIFOバッファからの、あるフレームの読み出しが完了した時点で、他方のFIFOバッファから、あるフレームの先頭からの読み出しが開始され、順次ビデオ信号として出力される。
なお、他方のFIFOバッファに蓄積されたデータの量が、所定の量(一例では3フレーム)を超えても、スイッチ部144が読み出す状態になる前は、読み出されずにデータが蓄積されていく。しかし、FIFOバッファのバッファサイズには上限があるので、無限に蓄積はできない。
書き込みにより、FIFOバッファのバッファサイズを超えるときには、読み出されなくても、古い方のデータから自動的に破棄される。読み出しは、必ず画像フレーム単位で行われ、画像フレーム(場合によってはフィールド)の途中から利用されることはない。それゆえ、破棄は画像フレームの単位で行われる。FIFO機能としては、読み出された場合と同様に、バッファから消えることになる。
上述の図3では、ビデオフレーム・インプット・ブロック114から出力するビデオ信号のラインは、M/Eバンク119の各バスに対して、一対一でラインが設けられている。なお、図3の図中では、クロスポイントにより、一対一に結線されている。 ビデオフレーム・インプット・ブロック114の中には、このライン毎に、図5に示すような2つのFIFOバッファを用いた構成が設けられている。
なお、別の構成として、ビデオフレーム・インプット・ブロック114の中の複数のFIFOバッファを各ラインで共有する構成も考えられる。この場合、ビデオフレーム・インプット・ブロック114から出力するビデオ信号のライン毎に、ビデオ供給部(スイッチ部)が設けられる。
この場合、ビデオ制御部111は、外部の供給元から新たにパケット伝送が開始され、バッファコントローラ141がビデオデータを書き込み開始する際に、複数のFIFOバッファのうち、空いているFIFOバッファを確保して、書き込みを開始させる。また、切り替えにより、出力のビデオ信号ラインへの供給に使用されなくなったFIFOバッファは管理上解放され、空きとなる。
この構成では、一つまたは複数のM/Eバンク119の、複数のビデオ信号ライン(バス)で、同じビデオデータを使用する際には、パケット伝送されてきたビデオデータを書き込んでいるFIFOバッファを、複数のビデオ供給部(スイッチ部)で、共有しても良い。この場合、複数のビデオ供給部が、同一のFIFOバッファからビデオデータを読み出して、ビデオ信号として出力する。あるいは、一つビデオ信号ラインから分岐して複数のビデオ信号ラインへビデオ信号を供給する構成としても良い。あるFIFOバッファは、全てのビデオ供給部で使用されなくなったとき、管理上解放され、空きとなる。
図6は、エフェクト・スイッチャ101の別の構成例を示している。この図6において、図2と対応する部分には同一符号を付し、適宜、その詳細説明を省略する。この例では、ビデオフレーム・インプット・ブロック114は、各M/Eバンク119等に内蔵あるいは個別に対応する構成とされる。このような構成は、ビデオフレーム・インプット・ブロック114の中のFIFOバッファを、M/Eバンク119が使用するメモリと共用にできるという、利点がある。
M/Eバンク119では、図3に示すキープロセッサ51,52やミキサ53の中でデジタル画像処理(画素のマッピング)を行う場合に、一度画像フレームをメモリに書いて処理をする。ビデオフレーム・インプット・ブロック114の中のFIFOバッファは、画像フレームを一時格納するためのバッファであり、このFIFOバッファをデジタル画像処理のメモリとして使用できる。この構成により、メモリ量の節約と、メモリを読み書きする時間を一回分省き、システムの処理全体の、信号処理遅延時間を減らすことができる。
図7のフローチャートは、ビデオ制御部111のバス入力切り替え動作の制御の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST1において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST2において、制御元であるコマンド発行部113から切り替えコマンドを受け取る。これにより、ビデオ制御部111は、新しくバスに入れるビデオ信号の信号源V2を特定する情報を受け取る。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST3において、ネットワーク・インタフェース112を通じて信号源V2と通信を行って、ビデオ信号を受け取るネットワーク接続を確立する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST4において、信号源V2から得るビデオデータが来始めたら、ダブルバッファ(2つのFIFOバッファ)の未使用側に書き込みを開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST5において、所定量のビデオデータ、例えば、3フレームのビデオデータが蓄積されるまで待つ。そして、その蓄積が検知されるとき、ビデオ制御部111は、ステップST6において、エフェクト・スイッチャ101を同期させている同期信号タイミングで、次のフレームの境界(垂直同期信号タイミング)を待って、ダブルバッファの出力を、逆側に切り替える。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST7において、制御元であるコマンド発行部111へ、切り替え完了の通知を送る。コマンド発行部113は、この切り替え完了の通知を受けるとき、ビデオデータの切り替えが完了したことを表示する。例えば、ユーザが操作したエフェクト・スイッチャ101の操作卓のクロスポイント(Xpt)ボタンの部分を点灯状態にする。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST8において、それまでバスに入れていたビデオ信号の信号源V1からのビデオデータの受信を終了する。すなわち、ビデオ制御部111は、信号源V1とのネットワーク接続を解除する。このステップST8の処理の後、ビデオ制御部111は、ステップST9において、処理を終了する。
図8のフローチャートは、コマンド発行部113のコマンド発行処理の一例を示している。コマンド発行部113は、ステップST11において、処理を開始する。そして、コマンド発行部113は、ステップST12において、事前にプログラムされた制御シーケンスをロードする。
次に、コマンド発行部113は、ステップST13において、シーケンスの最初の項目を選択する。そして、コマンド発行部113は、ステップST14において、トリガ入力部からのユーザの操作によるトリガを待つ。このトリガ入力部は、具体的には、例えば、コマンド発行部113が備える操作者の操作を受ける押しボタンスイッチなどの操作入力部を意味する。
次に、トリガ入力があるとき、コマンド発行部113は、ステップST15において、シーケンス中の選択項目に従い、切り替えコマンドを発行する。この切り替えコマンドは、ビデオ制御部111に送られる。そして、コマンド発行部113は、ステップST16において、ビデオ制御部111からの切り替え完了の通知を待つ。
ビデオ制御部111から切り替え完了の通知を受けると、コマンド発行部113は、ステップST17において、シーケンスの最後であるか否かを判断する。シーケンスの最後でないとき、コマンド発行部113は、シーケンスの次の項目を選択し、ステップST14の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、シーケンスの最後であるとき、コマンド発行部113は、ステップST18において、処理を終了する。
なお、コマンド発行部113は、切り替え完了の通知を受け取った後、上述したようにトリガ入力によりシーケンス中の次の切り替えコマンドを発行する代わりに、切り替え完了の時刻を動作時刻として、シーケンスで指定されたタイミングを動作時刻から計時してシーケンス中の次の切り替えコマンドの発行を行うように構成することも考えらえる。
図9のフローチャートは、ビデオ制御部111のバス入力切り替え動作の制御の他の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST21において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST22において、制御元であるコマンド発行部113から切り替えコマンドを受け取る。これにより、ビデオ制御部111は、新しくバスに入れるビデオ信号の信号源V2を特定する情報を受け取る。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST23において、ネットワーク・インタフェース112を通じて信号源V2と通信を行って、ビデオ信号を受け取るネットワーク接続を確立する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST24において、信号源V2から得るビデオデータが来始めたら、ダブルバッファ(2つのFIFOバッファ)の未使用側に書き込みを開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST25において、所定量のビデオデータ、例えば、3フレームのビデオデータが蓄積されるまで待つ。そして、その蓄積が検知されるとき、ビデオ制御部111は、ステップST26において、制御元であるコマンド発行部113へ、ダブルバッファ準備完了の通知を送る。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST27において、制御元であるコマンド発行部113からの、切り替え実行トリガを待つ。なお、実行トリガの代わりにタイムコード(時刻情報)でタイミングが指定されている場合は、エフェクト・スイッチャ101の内部のタイミング(タイムコード)が切り替えコマンドで指定された値になる垂直同期信号タイミングまで待つ。
次に、コマンド発行部113からの切り替え実行トリガの供給があるとき、あるいはタイムコードで指定されたタイミングとなるとき、ビデオ制御部111は、ステップST28において、エフェクト・スイッチャ101を同期させている同期信号タイミングで、次のフレームの境界(垂直同期信号タイミング)を待って、ダブルバッファの出力を、逆側に切り替える。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST29において、制御元であるコマンド発行部111へ、切り替え完了の通知を送る。コマンド発行部113は、この切り替え完了の通知を受けるとき、ビデオデータの切り替えが完了したことを表示する。例えば、ユーザが操作したエフェクト・スイッチャ101の操作卓のクロスポイント(Xpt)ボタンの部分を点灯状態にする。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST30において、それまでバスに入れていたビデオ信号の信号源V1からのビデオデータの受信を終了する。すなわち、ビデオ制御部111は、信号源V1とのネットワーク接続を解除する。このステップST30の処理の後、ビデオ制御部111は、ステップST31において、処理を終了する。
図10のフローチャートは、ビデオ制御部111の複数バス同時入力切り替え動作の制御の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST41において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST42において、制御元であるコマンド発行部113から複数バスに関する切り替えコマンドを受け取る。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST43において、各バスについて、切り替えコマンドの処理「バス入力切替動作2」(図9参照)を、別スレッドで開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST44において、「バス入力切替動作2」における各バスについての、ダブルバッファ準備完了(所定量のビデオデータの蓄積)について、すべて完了まで待つ。
次に、すべてのバスのそれぞれについて新しいビデオデータの所定量の蓄積が完了したとき、ビデオ制御部111は、ステップST45において、切り替え実行トリガを「バス入力切替動作2」に送る。そして、ビデオ制御部111は、ステップST46において、「バス入力切替動作2」から切り替え完了を受信する。このステップST46の処理の後、ビデオ制御部111は、ステップST47において、処理を終了する。
図11のフローチャートは、ビデオ制御部111の複数バス同時入力切り替え動作の制御の他の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST51において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST52において、制御元であるコマンド発行部113から複数バスに関する切り替えコマンドを受け取る。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST53において、各バスについて、切り替えコマンドの処理「バス入力切替動作2」(図9参照)を、別スレッドで開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST54において、「バス入力切替動作2」における各バスについての、ダブルバッファ準備完了について、すべて完了まで待つ。
次に、すべてダブルバッファ準備完了したとき、ビデオ制御部111は、ステップST55において、切り替えコマンドでタイムコードが指定されている場合は、エフェクト・スイッチャ101の内部のタイムコードが、指定された値(の一つ前)になるまで待つ。
そして、ビデオ制御部111は、ステップST55の処理の後、ステップST56において、切り替え実行トリガを「バス入力切替動作2」に送る。そして、ビデオ制御部111は、ステップST57において、「バス入力切替動作2」から切り替え完了を受信する。このステップST57の処理の後、ビデオ制御部111は、ステップST58において、処理を終了する。
図12の通信シーケンス図は、上述の図10、図11の複数バス同時入力切り替え動作における、プロセス間の通信シーケンスを示している。なお、「複数バス同時入力切り替え動作」における「待ち」では、図11の動作においては、すべてのバスについてのダブルバッファ準備完了を待ち、さらに、タイムコードが指定されている場合には、指定されたタイムコードとなるまで待つことになる。
図13のフローチャートは、ビデオ制御部111のエフェクト・スイッチャ101のシーケンス動作(予め用意されたシーケンスの、トリガによるステップ進行)の制御の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST61において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST62において、クロスポイント(Xpt)およびその他画像処理の項目を、シーケンスに実行開始する。この場合、シーケンス中の先頭項目から開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST63において、シーケンス中の先頭項目を、「準備中項目」とする。そして、ビデオ制御部111は、ステップST64において、準備中項目について、各バスのクロスポイント切り替えコマンドを取り出し、ステップST65において、各バスについて、切り替えコマンドの処理「バス入力切替動作2」(図9参照)を、別スレッドで開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST66において、「バス入力切り替え動作2」における各バスについての、ダブルバッファ準備完了について、すべて完了まで待つ。そして、全て完了したとき、ビデオ制御部111は、ステップST67において、準備中項目を実行(Execute/Take)する、ユーザによる操作入力部からのトリガ操作を待つ。
トリガ操作があるとき、ビデオ制御部111は、ステップST68において、切り替え実行トリガを「バス入力切替動作2」に送る。同時に、準備中項目のその他のエフェクト・スイッチャ制御の指示も、ハードウェアあるいはファームウェアに出す。そして、ビデオ制御部111は、ステップST69において、「バス入力切替動作2」から切り替え完了を受信する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST70において、準備中項目は、シーケンス中の最後の項目か否かを判断する。最後の項目でないとき、ビデオ制御部111は、ステップST71において、シーケンス中の次の項目を「準備中項目」とし、その後に、ステップST64に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最後の項目であるとき、ビデオ制御部111は、ステップST72において、処理を終了する。
図14は、上述したようにエフェクト・スイッチャ101を制御するシーケンス(プログラム)の一例を示している。ここでは、4つの、エフェクト・スイッチャ101の動作状態(制御コマンド)の列の例を示している。
シーケンス中、「1」の項目では、Aバス(A Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号1番にし、Bバス(B Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号3番にし、キー1(Key1)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号9番にし、キー1(Key1)をオン(On)にする制御を行うことが記述されている。
シーケンス中、「2」の項目では、Aバス(A Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号1番にし、Bバス(B Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号3番にし、トランジションタイプ(Transition Type)をワイプ(Wipe)にして、ワイプ(Wipe)番号15で、オート・トランジション(Auto Transition)を行うことが記述されている。なお、オート・トランジションは、画像処理状態の遷移の、レバーを使用しない、自動進行を意味する。
シーケンス中、「3」の項目では、Aバス(A Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号2番にし、キー1(Key1)をオフ(Off)にし、キー2(Key2)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号11番にし、キー2(Key2)をオン(On)にする制御を行うことが記述されている。
シーケンス中、「4」の項目では、Bバス(B Bus)のクロスポイント(Xpt)を、クロスポイント(Xpt)番号4番にし、トランジションタイプ(Transition Type)をワイプ(Wipe)にして、ワイプ(Wipe)番号12で、オート・トランジション(Auto Transition)を行うことが記述されている。
各項目で、複数のクロスポイント(Xpt)制御が含まれている場合、エフェクト・スイッチャ101の出力に影響する切り替えの実行は、同時タイミングになるように、ビデオフレーム・インプット・ブロック114のバッファ切り替えが実行される。
なお、各項目の間で、シーケンスとは別に、手動でエフェクト・スイッチャ101の操作を可能としてもよい。その場合、シーケンスで指定された状態以外の状態にエフェクト・スイッチャ101が操作されることになり、シーケンスの各項目では、それに関係なく記述された制御を行うようにされ、手動で操作された箇所も、各項目の内容により上書きされる場合もある。
図14に示すシーケンスには、各項目を実行するタイミングは記述されていない。これは、図13のフローチャートに示すようにして、各項目を実行するタイミングは手動で操作入力されることを前提にしているからである。なお、図13のフローチャートに示したように、実行済みの項目の次の項目は「準備中項目」であり、そのためのビデオフレーム・インプット・ブロック114へのビデオデータの準備は、トリガを待たずに実行される。いわゆる、先取り制御が行われる。
図15、図16のフローチャートは、ビデオ制御部111のエフェクト・スイッチャ101のシーケンス動作(トリガによるステップ進行)の制御の他の一例を示している。ビデオ制御部111は、ステップST81において、処理を開始する。そして、ビデオ制御部111は、ステップST82において、クロスポイント(Xpt)およびその他画像処理の項目を、シーケンスに実行開始する。この場合、シーケンス中の先頭項目から開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST83において、シーケンス中の先頭項目を、「準備中項目」とする。そして、ビデオ制御部111は、ステップST84において、準備中項目について、各バスのクロスポイント切り替えコマンドを取り出し、ステップST85において、各バスについて、切り替えコマンドの処理「バス入力切替動作2」(図9参照)を、別スレッドで開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST86において、「バス入力切替切動作2」における各バスについての、ダブルバッファ準備完了について、すべて完了まで待つ。そして、全て完了したとき、ビデオ制御部111は、ステップST87において、ユーザによる操作入力部からの開始トリガ操作を待つ。
開始トリガ操作があるとき、ビデオ制御部111は、ステップST88において、切り替え実行トリガを「バス入力切替動作2」に送る。同時に、準備中項目のその他のエフェクト・スイッチャ制御の指示も、ハードウェアあるいはファームウェアに出す。そして、ビデオ制御部111は、ステップST89において、「バス入力切替動作2」から切り替え完了を受信し、また、所定のビデオ信号ライン、ここでは入力バスA(A Bus)のビデオ信号付随の、制御完了時のタイムコードも取得する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST90において、準備中項目は、シーケンス中の最後の項目か否かを判断する。最後の項目でないとき、ビデオ制御部111は、ステップST91において、シーケンス中の次の項目を「準備中項目」とし、ステップST92の処理に移る。
このステップST92において、ビデオ制御部111は、準備中項目について、各バスのクロスポイント切り替えコマンドを取り出し、ステップST93において、各バスについて、切り替えコマンドの処理「バス入力切替動作2」(図9参照)を、別スレッドで開始する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST94において、「バス入力切替切動作2」における各バスについての、ダブルバッファ準備完了について、すべて完了まで待つ。そして、全て完了したとき、ビデオ制御部111は、ステップST95において、既に取得した入力バスA(A Bus)のビデオ信号のタイムコードを基に、同期信号(時計)によりカウントして、トリガすべきタイミングまで待つ。
トリガすべきタイミングとなると、ビデオ制御部111は、ステップST96において、切り替え実行トリガを「バス入力切替動作2」に送る。同時に、準備中項目のその他のエフェクト・スイッチャ制御の指示も、ハードウェアあるいはファームウェアに出す。そして、ビデオ制御部111は、ステップST97において、「バス入力切替動作2」から切り替え完了を受信し、また、入力バスA(A Bus)のビデオ信号の、制御完了時のタイムコードも取得する。
次に、ビデオ制御部111は、ステップST90において、準備中項目は、シーケンス中の最後の項目か否かを判断する。最後の項目でないとき、ビデオ制御部111は、ステップST91において、シーケンス中の次の項目を「準備中項目」とし、ステップST92の処理に移り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最後の項目であるとき、ビデオ制御部111は、ステップST98において、処理を終了する。
図17は、上述したようにエフェクト・スイッチャ101を制御するシーケンス(プログラム)の一例を示している。ここでは、4つの、エフェクト・スイッチャ101の動作状態(制御コマンド)の列の例を示している。この例では、各項目に、それを実行するタイミングが記述されていることを除き、上述の図14に示すシーケンス例と同様である。
この場合、「1」の項目を除き、各項目には、実行タイミングが、開始時刻(T_Start)からの差分で記述されている。最初は操作者の操作入力により開始されるが、「2」の項目以降は、開始からの時間を、入力バスA(A Bus)に入力されているビデオ信号に付随するタイムコードに基づいて判断する(図16のステップST95参照)。この場合、開始時刻(T_Start)からのタイムコードの差分である時間差が各項目で指定された値になったときに、切り替え実行トリガが「バス入力切替動作2」に送られる(図16のステップST96参照)。
なお、図17のシーケンス例においては、時間差は、SMPTEタイムコード方式で記述されている。
図18は、図17のシーケンス例と同様に、各項目に、それを実行するタイミングが記述されているエフェクト・スイッチャ101を制御するシーケンス(プログラム)の一例を示している。この例では、各項目の実行タイミングについて、すべて絶対時刻のタイムコードで指定され、かつ、エフェクト・スイッチャ101のどのバスで使用しているビデオ信号のタイムコードに基づくかが記述されている。例えば、「1」の項目では、入力バスA(A Bus)のビデオ信号に付随するタイムコードが「01:00:05:00」になった時(タイミング)に実行するように、記述されている。
図19(a)は、クロスポイント(Xpt)番号にビデオデータの信号源を対応付ける対応表の一例である。この対応表は、ビデオ制御部111が保持する。そして、この対応表は、例えば、コマンド発行部113、あるいは他のユーザインタフェース部などにより、操作者が編集できるようにされる。
クロスポイント(Xpt)番号は、例えば、エフェクト・スイッチャ101の操作卓において、並んでいるクロスポイント(Xpt)ボタンに付された番号である。ビデオ制御部111は、これらのボタンのいずれかが押下操作された際に、付与されたクロスポイント(Xpt)番号をコマンドのパラメタとして、制御コマンドを発行する。
図19(a)の例では、クロスポイント(Xpt)番号が、信号源を特定するためのホスト名(Fully Qualified Domain Name)に対応付けされている。すなわち、この図19(a)の例は、ネットワーク上で、ホスト名を指定することで、一意に、供給元のビデオデータを特定できる場合の、対応表である。
なお、本明細書中の各フローチャートなどでは、パケット伝送されてくるビデオデータの間で選択を変更する動作を説明した。しかし、SDI入力されるビデオ信号についても、各バスの選択対象とすることができる。SDI入力されるビデオ信号を選択肢に加えるため、クロスポイント(Xpt)番号に対応するのがホスト名ではなく、SDI入力の番号であることを示すように、対応表に記憶される。
図19(a)の例では、クロスポイント(Xpt)番号の「4」にSDI入力の1番が対応することが、特殊な文字列である「SDIIN1」により示されている。同様に、クロスポイント(Xpt)番号の「5」にSDI入力の3番が対応することが、特殊な文字列である「SDIIN3」により示されている。
選択されたのがSDI入力である場合、例えば、図7のフローチャートで示したような「ビデオデータが蓄積され得るまで待つ」までの準備制御は不要であり、直ちに切り替え可能である。また、例えば、図9のフローチャートのように準備完了の通知が必要な場合、直ちに準備完了の通知が来るものと見なせる。
図19(b)は、クロスポイント(Xpt)番号にビデオデータの信号源を対応付ける対応表の他の一例である。この例では、クロスポイント(Xpt)番号が、信号源を特定するためのホスト名(Fully Qualified Domain Name)とアカウントの組み合わせに対応付けされている。すなわち、この図19(b)の例は、ネットワーク上で、ホスト名に加えてアカウント名を指定することで、一意に、供給元のビデオデータを特定できる場合の、対応表である。
この場合、ホスト名で指定される装置は、複数のビデオデータを供給できる可能性が有り、アカウント名により、そのうちの一つが指定される。この指定方法により、ネットワーク上のビデオデータ供給元の各ホストが、複数のビデオデータを供給可能であっても、そのうちの一つを指定できる。
図19(c)は、クロスポイント(Xpt)番号にビデオデータの信号源を対応付ける対応表のさらに他の一例である。この例では、クロスポイント(Xpt)番号が、信号源を特定するためのホスト名(Fully Qualified Domain Name)とデバイス名の組み合わせに対応付けされている。すなわち、この図19(c)の例は、ネットワーク上で、ホスト名に加えてデバイス名を指定することで、一意に、供給元のビデオデータを特定できる場合の、対応表である。
この場合、ホスト名で指定される装置は、複数のビデオデータを供給できる可能性が有り、デバイス名により、そのうちの一つが指定される。この指定方法により、ネットワーク上のビデオデータ供給元の各ホストにおいて、供給可能な複数のビデオデータをデバイス名で管理しているのをそのまま使用し、余分な対応表などを設けることなく、そのうちの一つのビデオデータを指定できる。
なお、このほか、クロスポイント(Xpt)番号にビデオデータの信号源を対応付ける対応表の内容としては、ホスト名(Fully Qualified Domain Name)とポート番号を組み合わせる方式なども、利用可能なことは勿論である。
図20は、クロスポイント(Xpt)番号と表示名の対応表の一例を示している。操作卓(コマンド発行部113)は、この対応表を内蔵し、表示名をクロスポイント(Xpt)操作ボタンに対応させて表示するために、参照する。この対応表は、既知のユーザインタフェース部を設けることで、操作者が編集できるようにされる。
図21は、エフェクト・スイッチャ101の操作卓240の外観(操作面)の一例を示している。右端側には、画像合成・切り替えの遷移、つまりトランジション(Transition)を操作するブロック(操作子のグループ)が存在する。遷移対象選択ボタン(Next Transition Selection)25は、このブロックが、どのトランジション(Transition)機能を制御するかを決める。すなわち、次に実行するトランジション(Transition)が、背景(Background)のAバスとBバスを切り替える(置き換える)操作か、あるいは、いずれかのキーヤーのオン/オフ(On/Off)を切り替えるかを指定する。
操作卓240には、キー1(Key1)とキー2(Key2)の二系統のキーヤーが存在する。勿論、キーヤーの系統数は、これより多くても少なくてもよい。クロスポイントボタン列23,24は、それぞれ、キー1系統、キー2系統の入力画の選択などに使われる。クロスポイントボタン列21,22は、それぞれ、背景バスのAバスとBバスの入力画の選択などに使われる。クロスポイントボタン列は、押下されたボタンに対応する入力信号(ビデオ)を該当バスに供給するような制御を操作する機能がある。
方向指定ボタン26は、トランジション(Transition)の進み方にノーマル(Normal)とリバース(Reverse)があって選択可能な場合に、指定する操作を受ける。ノーマル・リバース(Normal-Rev)ボタン27は、ノーマル(Normal)とリバース(Reverse)を交互に切り替えて動作させることを指定する操作を受ける。フェーダレバー102は、トランジション(Transition)の進行を手動制御するための操作子である。
自動遷移(AutoTrans)ボタン28は、トランジション(Transition)の進行を自動的に行う(あらかじめ設定された時間で100%まで進むように時間に比例して進める)ことを指示トリガする。遷移タイプ(Transition Type)選択ボタン31は、遷移タイプを選択するためのボタンである。ここでは、Mix(全画面をパラメタの比率で重畳合成)、Wipe(ワイプパターン波形により画面を区画分けして合成)の他に、CG(CG画像の重畳合成)のいずれかを選択操作できる。テンキー入力部32は、数値を入力できるボタン群であり、ワイプパターンの番号などの番号を入力できる。
各ボタンは、文字表示器を表面に持ち、機能を設定可能として、表示で機能を示すような動的な割り当てが可能な構成としてもよい。表示器33は、操作により指示されたワイプ(Wipe)番号または遷移先を表示する。ソース名表示器列30は、下方に配置されたボタンのボタン番号(クロスポイント番号)に対応するマトリクススイッチのインデックス番号に対応付けられた文字情報を表示する(図20参照)。文字情報は、スイッチャ操作卓240内の図示しないメモリに記憶されており、ユーザが文字情報を設定できる。
上述したように、図1に示すエフェクト・スイッチャ・システム10において、ネットワーク経由で取得されてエフェクト・スイッチャ101の所定のビデオ信号ラインに供給するビデオデータの切り替え時には、一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータが、画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からビデオ信号ラインに供給される。そのため、例えば、ビデオデータの切り替え時に同期ずれが発生することなく、ネットワーク経由で取得されるビデオデータのエフェクト・スイッチャ101の所定のビデオ信号ラインへの供給を良好に行うことができる。
また、図1に示すエフェクト・スイッチャ・システム10において、ネットワーク経由で取得されてエフェクト・スイッチャ101の所定のビデオ信号ラインに供給するビデオデータの切り替え時には、他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことが検知された後に、ビデオデータの切り替えが行われる。つまり、他方のビデオ・バッファリング部からビデオデータが得られる状態となってから、ビデオデータの切り替えが行われる。そのため、例えば、ビデオデータの切り替え時に、準備中の無信号状態のデータを選ぶということが回避される。
<2.変形例>
なお、上述実施の形態においては、エフェクト・スイッチャ101の一つのビデオ信号ライン(バス)に対応したビデオフレーム・インプット・ブロック114内の構成部分が、バッファコントローラ141と、2つのFIFOバッファ142,143からなる例を示した(図5参照)。しかし、この構成部分が、3つ以上のFIFOバッファを備えるものとすることも可能である。その場合には、シーケンスで、次に切り替えが予定されているビデオデータだけでなく、それ以降に切り替えが予定されているビデオデータまでも、ネットワーク上の信号源から先取りする制御が可能となる。
また、上述実施の形態においては、本技術を、エフェクト・スイッチャ101の入力部に適用したものである。しかし、本技術は、ネットワーク経由でビデオデータを取得して所定のビデオ信号ラインに供給する際、ビデオデータの切り替えがあっても同期状態を保つ必要がある場合の入力部に同様に適用できることは勿論である。
また、上述実施の形態においては、あるFIFOバッファに蓄積されるデータの量について、「所定の量」を超えたときに、データを読み出してビデオ信号ラインへ供給する動作を始めるものである。この「所定の量」については、本技術が接続されるネットワークの性能・状態や、ビデオデータの源となる機器の性能により、適切な値が変わる可能性がある。したがって、「所定の量」について、運用状況に応じて、操作者の設定操作により変更して制御部に記憶させるようにしても良い。
本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1)ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置。
(2)上記ビデオ制御部は、
上記受信した切り替えコマンドに基づく上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータの切り替えが完了するとき、上記コマンド発行部に切り替え完了を通知する
前記(1)に記載のビデオ処理装置。
(3)上記コマンド発行部は、
上記ビデオ制御部から上記切り替え完了の通知を受けるとき、ビデオデータの切り替えが完了したことを表示する
前記(2)に記載のビデオ処理装置。
(4)トリガ入力部をさらに備え、
上記コマンド発行部は、
事前にプログラムされたシーケンスに従って上記トリガ入力部からのトリガを受け付ける毎にコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は上記切り替え完了の通知を受けた後に、次のトリガを受け付ける
前記(2)または(3)に記載のビデオ処理装置。
(5)上記コマンド発行部は、
事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスでコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は上記切り替え完了の通知を受けると、切り替え完了の時刻を動作時刻として、シーケンスで指定されたタイミングを動作時刻から計時してシーケンス中の次のコマンドの発行を行う
前記(2)または(3)に記載のビデオ処理装置。
(6)上記2つのビデオ・バッファリング部と上記ビデオ供給部とからなるビデオ選択部を複数有し、
上記ビデオ制御部は、
上記コマンド発行部から上記複数のビデオ選択部のうち所定数のビデオ選択部について同時に切り替え動作を行うように指示する切り替えコマンドを受信するとき、
上記所定数のビデオ選択部が、同時に、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からそれぞれ対応するビデオ信号ラインに供給する
前記(1)から(5)のいずれかに記載のビデオ処理装置。
(7)ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備えるビデオ処理装置における制御方法であって、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
制御方法。
(8)ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
上記コマンド発行部は、
事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスで切り替えコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記シーケンス中で現時点以降に上記ビデオ供給部が上記ビデオ信号ラインに供給すべきビデオデータを特定し、
ネットワークで接続されている上記特定されたビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記特定されたビデオデータに変更し、
上記コマンド発行部から上記特定のビデオデータの選択を指定する上記切り替えコマンドを受信するとき、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納している上記特定されたビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置。
(9)ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを、指示を実行する画像フレームまたは画像フィールドを指定する時刻情報を付けて送るコマンド発行部と、を備え、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
切り替え実行トリガを受信した後、あるいは上記切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを上記時刻情報が示す時刻の画像フレームまたは画像フィールドから上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置。
(10)上記ビデオ制御部は、
上記切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことを、上記ビデオ信号ラインに供給されるビデオ信号に付随するタイムコードに基づいて行う
前記(9)に記載のビデオ処理装置。
(11)ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、複数のビデオ・バッファリング部と、
上記複数のビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記複数のビデオ・バッファリング部のうち第1のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記複数のビデオ・バッファリング部のうち第2のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記第1のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記第2のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該第2のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
ビデオ処理装置。
(12)ネットワーク経由でビデオデータを取得して所定のビデオ信号ラインに供給するビデオ処理部を備え、
上記ビデオ処理部は、
ネットワーク・インタフェースと、
それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号として上記ビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
各部を制御するビデオ制御部と、
上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を有し、
上記ビデオ制御部は、
上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
エフェクト・スイッチャ。
10・・・エフェクト・スイッチャ・システム
101・・・エフェクト・スイッチャ
102,103・・・ネットワーク・スイッチングハブ
104・・・CGプレーヤ
105・・・サーバ
106・・・カメラ
107・・・送出装置
111・・・ビデオ制御部
112・・・ネットワーク・インタフェース
113・・・コマンド発行部
114・・・ビデオフレーム・インプット・ブロック
115・・・ビデオパケット・アウトプット・ブロック
116・・・SDIビデオ入力部
117・・・SDIビデオ出力部
118・・・AUXアウトプット・セレクタ
119-1〜119-4・・・ミキサ/エフェクト・バンク
120・・・ビデオ・クロスポイント部
141・・・バッファコントローラ
142,143・・・FIFOバッファ
144・・・スイッチ部
240・・・操作卓

Claims (12)

  1. ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
    上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    各部を制御するビデオ制御部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
    上記ビデオ制御部は、
    上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
    ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
    上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
    ビデオ処理装置。
  2. 上記ビデオ制御部は、
    上記受信した切り替えコマンドに基づく上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータの切り替えが完了するとき、上記コマンド発行部に切り替え完了を通知する
    請求項1に記載のビデオ処理装置。
  3. 上記コマンド発行部は、
    上記ビデオ制御部から上記切り替え完了の通知を受けるとき、ビデオデータの切り替えが完了したことを表示する
    請求項2に記載のビデオ処理装置。
  4. トリガ入力部をさらに備え、
    上記コマンド発行部は、
    事前にプログラムされたシーケンスに従って上記トリガ入力部からのトリガを受け付ける毎にコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
    シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は上記切り替え完了の通知を受けた後に、次のトリガを受け付ける
    請求項2に記載のビデオ処理装置。
  5. 上記コマンド発行部は、
    事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスでコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
    シーケンス動作中、一つのコマンドの発行後は上記切り替え完了の通知を受けると、切り替え完了の時刻を動作時刻として、シーケンスで指定されたタイミングを動作時刻から計時してシーケンス中の次のコマンドの発行を行う
    請求項2に記載のビデオ処理装置。
  6. 上記2つのビデオ・バッファリング部と上記ビデオ供給部とからなるビデオ選択部を複数有し、
    上記ビデオ制御部は、
    上記コマンド発行部から上記複数のビデオ選択部のうち所定数のビデオ選択部について同時に切り替え動作を行うように指示する切り替えコマンドを受信するとき、
    上記所定数のビデオ選択部が、同時に、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目からそれぞれ対応するビデオ信号ラインに供給する
    請求項1に記載のビデオ処理装置。
  7. ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
    上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備えるビデオ処理装置における制御方法であって、
    上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
    ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
    上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
    制御方法。
  8. ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
    上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    各部を制御するビデオ制御部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
    上記コマンド発行部は、
    事前にコマンドの実行タイミングがプログラムされたシーケンスで切り替えコマンドを発行するシーケンス動作機能を有し、
    上記ビデオ制御部は、
    上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記シーケンス中で現時点以降に上記ビデオ供給部が上記ビデオ信号ラインに供給すべきビデオデータを特定し、
    ネットワークで接続されている上記特定されたビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記特定されたビデオデータに変更し、
    上記コマンド発行部から上記特定のビデオデータの選択を指定する上記切り替えコマンドを受信するとき、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納している上記特定されたビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
    ビデオ処理装置。
  9. ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
    上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    各部を制御するビデオ制御部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを、指示を実行する画像フレームまたは画像フィールドを指定する時刻情報を付けて送るコマンド発行部と、を備え、
    上記ビデオ制御部は、
    上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
    ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
    切り替え実行トリガを受信した後、あるいは上記切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを上記時刻情報が示す時刻の画像フレームまたは画像フィールドから上記ビデオ信号ラインに供給させる
    ビデオ処理装置。
  10. 上記ビデオ制御部は、
    上記切り替えコマンドで指定されたタイミングとなったことを、上記ビデオ信号ラインに供給されるビデオ信号に付随するタイムコードに基づいて行う
    請求項9に記載のビデオ処理装置。
  11. ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、複数のビデオ・バッファリング部と、
    上記複数のビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号としてビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    各部を制御するビデオ制御部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を備え、
    上記ビデオ制御部は、
    上記ビデオ供給部が上記複数のビデオ・バッファリング部のうち第1のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
    ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記複数のビデオ・バッファリング部のうち第2のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
    上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記第1のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記第2のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該第2のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
    ビデオ処理装置。
  12. ネットワーク経由でビデオデータを取得して所定のビデオ信号ラインに供給するビデオ処理部を備え、
    上記ビデオ処理部は、
    ネットワーク・インタフェースと、
    それぞれ、ネットワーク経由でパケット伝送されてくるビデオデータを上記ネットワーク・インタフェースから受けて格納する、2つのビデオ・バッファリング部と、
    上記2つのビデオ・バッファリング部の出力のいずれかを選択してビデオ信号として上記ビデオ信号ラインに供給するビデオ供給部と、
    各部を制御するビデオ制御部と、
    上記ビデオ制御部に上記ビデオ信号ラインに供給するビデオデータ選択の指示としてネットワークで接続されているビデオデータの供給元を特定する情報を含む切り替えコマンドを送るコマンド発行部と、を有し、
    上記ビデオ制御部は、
    上記ビデオ供給部が上記2つのビデオ・バッファリング部のうち一方のビデオ・バッファリング部の出力を選択している状態で、上記切り替えコマンドを受信するとき、
    ネットワークで接続されている上記切り替えコマンドが指示するビデオデータの供給元へパケット伝送依頼を送ると共に、上記2つのビデオ・バッファリング部のうち他方のビデオ・バッファリング部が受け取るビデオデータを上記切り替えコマンドが指示するビデオデータに変更し、
    上記他方のビデオ・バッファリング部が格納したビデオデータが所定量を超えたことを検知した後、上記一方のビデオ・バッファリング部が出力しているビデオデータの画像フレームまたは画像フィールドの切れ目のタイミングで、上記ビデオ供給部に、上記他方のビデオ・バッファリング部の出力を選択させ、該他方のビデオ・バッファリング部が格納しているビデオデータを画像フレームまたは画像フィールドの切れ目から上記ビデオ信号ラインに供給させる
    エフェクト・スイッチャ。
JP2013221893A 2013-10-25 2013-10-25 ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ Pending JP2015084468A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013221893A JP2015084468A (ja) 2013-10-25 2013-10-25 ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ
US14/492,659 US10237453B2 (en) 2013-10-25 2014-09-22 Video processing apparatus, control method, and effect switcher

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013221893A JP2015084468A (ja) 2013-10-25 2013-10-25 ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015084468A true JP2015084468A (ja) 2015-04-30

Family

ID=52995001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013221893A Pending JP2015084468A (ja) 2013-10-25 2013-10-25 ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10237453B2 (ja)
JP (1) JP2015084468A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021112A1 (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 ソニー株式会社 スタジオ機器制御システム、スタジオ機器制御システムの制御方法およびプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10834334B2 (en) * 2015-12-24 2020-11-10 Sony Corporation Effect switcher and switcher system
US9843825B1 (en) * 2016-06-10 2017-12-12 Apple Inc. Distributed and synchronized media switching

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4742350A (en) * 1986-02-14 1988-05-03 International Business Machines Corporation Software managed video synchronization generation
US20120098925A1 (en) * 2010-10-21 2012-04-26 Charles Dasher Panoramic video with virtual panning capability

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021112A1 (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 ソニー株式会社 スタジオ機器制御システム、スタジオ機器制御システムの制御方法およびプログラム
JPWO2018021112A1 (ja) * 2016-07-27 2019-05-09 ソニー株式会社 スタジオ機器制御システム、スタジオ機器制御システムの制御方法およびプログラム
US11601604B2 (en) 2016-07-27 2023-03-07 Sony Corporation Studio equipment control system and method of controlling studio equipment control system

Also Published As

Publication number Publication date
US20150116595A1 (en) 2015-04-30
US10237453B2 (en) 2019-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7903903B1 (en) Integrated live video production system
EP2200298B1 (en) Video data reproducing device, video data generating device, and recording medium for trick-play reproduction in a picture-in-picture mode
US8238717B2 (en) Reproducing device
RU2001101915A (ru) Концентратор распределения видеосигналов множества источников
JP6412263B2 (ja) 中継映像とライブ表示映像の分離方法及び装置
US20130276038A1 (en) Video server for controlling video signal output and video signal output control method
JP2015084468A (ja) ビデオ処理装置、制御方法およびエフェクト・スイッチャ
US20130232536A1 (en) Data transmission device and data transmission control device
CN108040277A (zh) 针对解码后得到的多语种字幕的字幕切换方法及装置
JP2010118739A (ja) スイッチャ制御装置、スイッチャ制御方法および画像合成装置
EP0499462B1 (en) Method and apparatus for controlling image display
US7817537B2 (en) Matrix switcher and method of controlling matrix switcher
US9305327B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
CN115380539A (zh) 处理视频的装置和系统
JP6427258B1 (ja) 表示制御装置、表示制御方法
CN103714558A (zh) 图像处理装置、图像处理方法和程序
CN106941591A (zh) 半导体装置、视频显示系统以及视频信号的输出方法
JP2002351438A (ja) 映像監視システム
CN102769737A (zh) 一种视频画面切换方法和系统
US20020031330A1 (en) Storage and reproduction system, transport stream storage method, and transport stream reproduction method
EP1739963A1 (en) Information playback apparatus and information playback method
JP2003009101A (ja) マルチ画面再生装置およびマルチ画面再生方法
JP2013042309A (ja) タイムライン動作制御装置、タイムライン動作制御方法、プログラムおよび画像処理装置
JPH04348389A (ja) 表示パターン制御装置
CN100536524C (zh) 电视图片显示效果增强装置