JP2015084075A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置は、外部の表示装置へ画像データを送信する通信部と、内部に少なくとも一つのレンズが配置された外筒部と、撮像素子と、撮影釦と、電源釦と、載置された状態で装置筐体の転がりを防止する転がり防止部とを備える。外筒部に周面部が設けられ、撮影釦と前記電源釦が前記周面部上における周方向に異なる位置に配置される。
【選択図】図1
Description
そこで本技術では、連携動作や着脱に適した装置構成を提案することを目的とする。
通信部、外筒部、撮像素子、撮影釦、電源釦、転がり防止部を備えた撮像装置により外部の表示装置と連携して撮像/表示動作を行う装置として好適となる。
前記電源釦は、前記周面部を形成する面より突出しないように配置されていることが望ましい。突出しないことで、誤って電源釦が操作されることの防止に適している。
また、外部音声を入力するマイクロフォンが前記周面部に配置されていることが望ましい。レンズ筐体としての外筒部が本体となる装置態様では、外筒部の周面部が最も外部音声に遮断されにくいため、その周面部にマイクロフォンを配置することで外部音声の集音に適しているためである。
また、外部音声を入力する2つのマイクロフォンへ外部音声を導く2つのマイクロフォン孔が、前記周面部に左右対称位置に形成されていることが望ましい。少なくとも2つのマイクロフォン孔が周面部上で左右対称位置に形成されることで左右ステレオ音声の集音に適しているためである。
また三脚用穴が前記周面部の下端部に配置されていることが望ましい。外筒部が撮像装置の本体を形成する形状の場合、周面部における下端部に三脚用穴を形成することで、三脚を取り付けた際のバランスをよくすることができるためである。
また、近距離無線通信部が前記外筒部の背面側以外に配置されていることが望ましい。背面側に近距離無線通信部を配置すると、撮像装置を表示装置に取り付けた際に、常時ポーリングを行ってしまう場合があるためである。
また、近距離無線通信部が前記周面部の上方側に配置されていることが望ましい。これにより机上等に置いた状態で、自然に外部機器を接近させると無線通信を行うことができる。
また、前記周面部に、前記撮像素子により得られる撮像画像の表示には用いられない表示部が設けられていることが望ましい。これにより撮像装置の使い勝手の向上を図る。
また、前記撮像素子により得られる撮像画像の表示に用いられる表示部が設けられていないことが望ましい。これにより外部の表示装置と連携する撮像装置として小型化が実現しやすく、また外部表示装置への取付に適した形状の撮像装置を実現しやすい。
また、前記周面部は、複数の部材により構成されることが望ましい。周面部は外筒部としての一体部品のみで構成されるだけでなく、他の部品とともに構成されてもよい。
また、前記周面部は、複数の部材により構成されるとともに、前記撮影釦と前記ズームスイッチは同一の部材上に配置され、該部材は前記周面部の一部を形成していることが望ましい。これにより製造時の組み立てが容易となる。特に撮影釦とズームスイッチの近接配置にも適している。
また、前記外筒部を周回するグリップ部が形成されていることが望ましい。グリップ部により操作性向上が図られる。
また前記ズームスイッチはズームレバーとして形成されていることが望ましい。レバーにより操作性向上が図られる。
また、前記撮影釦と前記電源釦とが、前記周面部上で周方向に異なる位置に配置されていることが望ましい。周方向に異なる位置として周面部の上方と側方、周面部の右方と左方などに離れていることで、操作ミスを防ぎやすい。
また、前記撮影釦が前記周面部の側方位置、前記電源釦が前記周面部の上方位置に配置されていることが望ましい。特に電源釦が周面部の上方が適切であることを考えれば、撮影釦は周面部の側方(右方又は左方)とすることが適切である。
また、前記収納部は、バッテリーが撮像光軸に略垂直な方向から収納可能に構成されていることが望ましい。バッテリーを垂直姿勢で収納することで、外筐形状に影響を与えないことができ、撮像装置のデザインの自由度が増す。
また、前記収納部には、収納されたバッテリーを閉塞するバッテリー蓋が設けられ、前記バッテリー蓋は、前記外筒部の後面部との連結部材を備え、前記連結部材は前記バッテリー蓋の上方側を前記後面部と連結しており、前記バッテリー蓋が前記連結部材を支点にして上方向へ開放可能とされていることが望ましい。バッテリー蓋が設けられることで、後面部の外観を良好とできる。またバッテリーの脱落を防止できる。連結部材によりバッテリー蓋の脱落も防止される。
また、前記第1及び第2の結合部は前記外筒部の後面部に後方に突出されており、前記外筒部の後面部の外周部に配置されていることが望ましい。これにより係合のための形状を実現する。そして結合部が外周部に配置されることでバッテリー収納空間に対して邪魔にならない。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
撮像ユニット1は撮像装置2とアダプター3(装着部、装着装置)から成る(図1乃至図3参照)。アダプター3は撮像装置2の後面に着脱可能とされている。但し、撮像ユニット1は撮像装置2の後端部にアダプター3が一体に形成された一体型の構成にされていてもよい。撮像装置2は表示装置4との間で画像データ等の送受信が可能な通信機能を有している。
表示装置4は外筐5の内外に所要の各部が配置されて成る。外筐5は、例えば、略長方形のケース状に形成され、一方の面(後面)に表示パネル6が設けられている。表示パネル6はタッチパネルとされ表示パネル6の所定の各位置を接触操作することにより所定の機能が実行される。
撮像装置2は外筒部7と外筒部7の内部に配置された複数のレンズ群とレンズ群の後方に位置された図示しない撮像素子とを有している(図1乃至図10参照)。撮像装置2においてはレンズ群を介して取り込んだ光が撮像素子において光電変換される。従って、撮像装置2は画像や映像の撮影が可能とされている。
操作リング11が回転自在に支持されている(図2参照)。操作リング11が操作されることにより、マニュアルフォーカスやズームが行われレンズ群が光軸方向へ移動される。
操作リング11が外筒部7の前端部に周回状に設けられていることで、ユーザが操作リング11の回転操作を行いやすいものとされる。操作リング11が表面が鋸歯状のグリップ部とされていることも回転操作の操作性向上に好適である。
なお操作リング11は、表示装置4からのユーザ操作に応じて、後述する無線通信による制御により、操作内容をマニュアルフォーカス操作とズーム操作で切り換えることができる。従ってユーザの好みや状況に応じて操作リング11をフォーカス操作とズーム操作の操作子として使い分けることができる。
後面部7cにおける結合部12の近傍にはロックピン13が前後方向へ移動自在に支持され、ロックピン13は図示しないバネによって後方へ付勢されている。
ここで第1,第2の結合部12、12が後面部7cにおける外周部に形成されていることで、第1,第2の結合部12、12の間を、バッテリー蓋2b及びバッテリー装填部70に配置に用いることができる。換言すれば結合部12、12が後面部7cにおける外周部に形成されることで、バッテリー収納空間の確保にとっての邪魔にならない。
なお図示するマイクロフォン2c,2cの部分は、外部からはマイクロフォン孔として視認される。マイクロフォン2c,2c自体は周面部7aの内方に配置されるが、少なくとも外部音声を入力する2つのマイクロホンへ外部音声を導くマイクロフォン孔(2c,2c)は、周面部7a上に左右対称位置に形成されている。左右対称位置であることで左右ステレオ音声の集音に適している。
電源釦2dは、その表面が周面部7aを形成する面より突出しないように配置されている。例えば図示のように周面部7aと面一となるようにされている。或いは電源釦2dの表面が周面部7aよりも落とし込まれた状態とされていてもよい。
電源釦2dが周面部7aより突出しないことで誤って電源釦2dが操作されることの防止に適している。
電源釦2dが操作されることにより、撮像装置2における電源の投入又は電源の遮断が行われ、電源が投入されたときに内筒部8、8が外筒部7に対して前方へ繰り出されて撮影状態が設定され、電源が遮断されたときに前方へ繰り出されていた内筒部8、8が後方へ繰り込まれて外筒部7の内部に収納されることにより沈胴状態が設定される。
外筒部7の周面部7aにおける下端部には三脚用穴2eの左右に転がり防止突部2f、2fが設けられている(図3及び図8参照)。転がり防止突部2f、2fは僅かに下方へ突出されている。転がり防止突部2f、2fによって撮像装置2が机やテーブル等に載置されたときの撮像装置2の転がりが防止され、撮像装置2の落下等による破損や故障を防止することができる。
本実施の形態のように周面部7aの全体が曲面であったり、或いは少なくとも一部が曲面であり、そのような周面部7aが外筐を形成する装置の場合、転がり防止突部2fは有用となる。
シャッタ釦2hとズームスイッチ2gは同一の部材2k上に配置されている。この部材2kは外筒部7とともに周面部7aの一部を形成している。近接配置するズームスイッチ2gとシャッタ釦2hを部材2kに取り付け、この部材2kを外筒部7に取り付ける構造とすることで、撮像装置の製造上の組み立てを効率化できる。
なおシャッタ釦2hについては、例えば半押しでオートフォーカス、全押しで撮像を行う被写体の撮影を行う操作子とするとよい。例えば撮像装置2を単体で使用する場合を想定すると、表示部(つまり表示装置4)がないためフォーカス操作が難しい。シャッタ釦2hの半押しによりオートフォーカスが行われるものとすれば、ユーザにとって直感的にわかりやすい操作を提供できる。また音出力部を設け、オートフォーカス動作時には電子音等を出力するようにすれば、ユーザの操作認識にも適している。
またズームスイッチ2gは図示のようにズームレバー形式で構成されている。レバー操作によりズーム操作が行われるようにしていることで操作性向上が図られる。なお、ズームスイッチ2gは、ワイド釦/テレ釦による押圧ボタン形式でもよい。またボタン形式とレバー形式の2つのズームスイッチが設けられていても良い。
またズームスイッチ2gとシャッター釦2hは周面部7aにおける左端部に配置されることで、周面部7aの上端部に設けられたマイクロフォン2c、2cとは離れた位置となっている。これによりユーザがシャッタ釦2hやズームスイッチ2gを操作したときの音を、マイクロフォン2c、2cがなるべく拾わないようにされている。
またズーム操作に関しては、ズームスイッチ2gと上述の操作リング11が用意されている。これによってユーザは状況や好みに応じてズーム操作手法を選択でき、操作性が向上される。
またシャッター釦2hと電源釦2dとが、周面部7a上で周方向に異なる位置として、周面部の上方と側方に離れて配置されていることで、電源操作と撮影操作の操作ミスを防ぎやすい。なお、シャッターボタン2hと電源釦2dは周面部7aの右方と左方などに離れていてもよいが、上述のように電源釦2dが周面部7aの上方が適切であることを考えれば、シャッタ釦2hは周面部の側方(右方又は左方)とすることが適切である。
表示部2gが配置されていることにより、撮像装置2の外部からバッテリーの残量やメモリーカードのメモリーカードスロットへの挿入の有無等を確認することが可能であり、撮像装置2の使い勝手の向上を図ることができる。
例えば具体的には、外筒部7内の、周面部7aの上端部に近い内方にはNFC(Near Field Communication)通信を行うNFC通信部(NFCタグ)が搭載されており、表示装置4に搭載されたNFC通信部との間で非接触通信を行う。また撮像画像の送信等のために例えばWIFI(Wireless Fidelity)通信部が設けられ、表示装置4に搭載されたWIFI通信部との間で無線通信を行う。
撮像装置2は上述のように電源釦2dに対する操作によって電源オンとされる以外に、表示装置4側からのNFC通信によって電源オンとされてもよい。例えばNFC通信が確立されたら撮像装置2は電源オンする。そして例えば周面部7aの上端部等、電源釦2dの近傍にNFC通信機能の表示を行うことで、ユーザは、電源オン操作に関して理解しやすいものとなる。
またNFC通信部を外筒部7内の上方側に配置することで、上述の三脚用穴2eに三脚を取り付けて使用する場合に、なるべくNFC通信部を表示装置4に対して近づけやすく、非接触通信に有利となる。
さらに図37で後述するように載置面50に置いた状態を考えると、ユーザは表示装置4を上方から撮像装置2に近づけることが通常である。従ってNFC通信部を外筒部7内の上方側に配置することは、そのような使用態様でも近距離無線通信に適した配置となる。
なお撮像装置2内でのNFC通信部の配置位置は、外筒部7内の上方側とする以外の例も考えられるが、少なくとも外筒部7の背面側、つまり後面部7c側に近い位置には配置しないことが望ましい。背面側に近距離無線通信を行うNFC通信部を配置すると、図32,図33,図37のように撮像装置2をアダプター3によって表示装置4に取り付けた際には、表示装置4側のNFC通信部と常時近接した状態となり、常時ポーリングを行ってしまう場合があるためである。このためNFC通信部は外筒部7の背面側以外に配置されることが望ましい。
上記には撮像装置2について説明したが、撮像ユニット1の構成として撮像装置2に代えて以下の撮像装置2Aを用いることも可能である(図13乃至図19参照)。
アダプター3は筐体14の内外に所要の各部が配置されて成る(図20乃至図22参照)。
第1の被取付体38は第1の状態として、収納凹部16cに収納されて第2のスライダー31に対して閉塞される収納位置(図21参照)をとり得る。即ち第1の被取付体38はベース体15に対して収納される状態となる。
また第1の被取付体38は第2の状態として、第2のスライダー31に対して開放される保持位置(図22参照)をとり得る。第1の被取付体38は、この収納位置(第1の状態)と保持位置(第2の状態)との間で回動される。
第1の被取付体38は保持位置においてカバー体16から後方へ突出された状態にされる。
上記のように構成されたアダプター3は、以下のようにして撮像装置2、2Aに結合される。
このとき同時に、ベース体15によって撮像装置2、2Aのロックピン13が押圧されてロックピン13がバネの付勢力に反して外筒部7の内部に引き込まれ、アダプター3が所定の位置まで回転され被ロック孔17bがロックピン13に一致されたところでロックピン13がバネによって外筒部7から突出されロック孔17bに挿入される。
以上のように結合部12,12を介して撮像装置2とアダプター3とを相対的に回転させることで、撮像装置2とアダプター3を容易に結合させることができる。また結合状態がロックピン13により維持される。
外筒部7の後面部7cにおける外周部には後方へ突出された第1,第2の結合部12、12が180°反対側の位置に設けられている(図3及び図6参照)。結合部12には周方向に離隔して外方へ突出された係止突部12a、12aが設けられている。後面部7cにおける結合部12の近傍にはロックピン13が前後方向へ移動自在に支持され、ロックピン13は図示しないバネによって後方へ付勢されている。
以下に、アダプター3の表示装置4に対する取付時の動作について説明する(図27乃至図33参照)。
そして図32又は図33のように表示装置4に取り付けられる際、アダプター3は、第2の被取付体43は固定で第1の被取付体38側が伸びる構成となっている。上側である第1の被取付体38のみが伸縮されて第1の被取付体38と第2の被取付体43の間隔調整が行われることで、表示装置4の表示パネル6の高さ方向(表示装置4の筐体の短辺方向)の中央点以下の位置に撮像装置2の撮像光軸が位置するようになる。そして表示装置4のサイズに関わらず、撮像装置2の底面位置と表示装置4の底面位置が略一致する。
このため表示装置4のサイズに関わらず、ユーザは撮像ユニット1を取り付けた表示装置4を安定して持ちやすい状態となる。また撮像ユニット1を取り付けた表示装置4を、そのまま机上等に置く場合も姿勢が安定し、置いたままの撮像にも適している。
また第2の被取付体43が固定であることで表示装置4に対するアダプター3の取付状態が安定するという利点もある。
なおアダプター3には、図30,図31等に示すように、第1の被取付体38側が上方に伸びる構成であることを提示するマーク48が設けられている。このマーク48により第1の被取付体38の位置が上方へ伸長することをユーザが認識でき、表示装置4への取付の際に、取付方を容易に理解でき、もって使用性を向上させることができる。
上記したように、アダプター3にあっては、第1の付勢バネ30と第2の付勢バネ37が第1のスライダー23を介して直列に接続され第1のスライダー23のスライド動作に伴って第2の付勢バネ37と第1の付勢バネ30が同時に圧縮されていく。
上記したように、第1の被取付体38と第2の被取付体43によって表示装置4が挟持されアダプター3が表示装置4に取り付けられた状態においては、弾性体41、41の押当突部41b、41b、・・・と押付突部41c、41c、・・・が表示装置4に密着されている。
上記したように、表示装置4には撮像装置2、2Aに取り付けられたアダプター3が取り付けられ、撮像装置2、2Aがアダプター3を介して表示装置4に取り付けられて撮像ユニット1が構成される。
上記には、第1の付勢バネ30と第2の付勢バネ37の二つの付勢バネが設けられたアダプター3を例として示したが、例えば、三つ以上の付勢バネが設けられてアダプターが構成されていてもよい。
以下に、本技術撮像ユニットの一実施形態によるブロック図を示す(図45参照)。
またCPU57は上述したNFC通信部やWIFI通信部を有する通信部59による無線通信で、表示装置4側と各種データや制御情報の送受信が可能とされている。
上述した撮像装置2におけるバッテリー装填構造について図40〜図44を用いて説明する。
図40はバッテリー蓋2bの裏面と、バッテリー蓋2bを空けることにより外筒部7の後面部7c側に表出されるバッテリー装填部70を示している。
バッテリー蓋2bの裏面には、スライド爪61が4カ所に設けられている。またバッテリー蓋2bの裏面には、ボス63,63・・・を挿通させた状態で位置決めされるフレキシブル連結部材62が取り付けられている。このフレキシブル連結部材62は、ボス63に対するカシメ止め、もしくはバッテリー蓋2bの裏面への接着などにより固定される。フレキシブル連結部材62の先端部62aはバッテリー蓋2bの平面より突出するように延長され、この先端部62aが、バッテリー装填部70の上方に設けられた挿通孔72に挿入される。
合計四つの切欠部73は、バッテリー蓋2bの裏面の4つのスライド爪61に対応する位置関係で形成される。
ユーザがバッテリー蓋2bを下方にスライドさせることで、図43のように4つのスライド爪61がそれぞれ4つの切欠部73の位置に移動させる。この状態でバッテリー蓋2bを持ち上げれば図41のように蓋が開放される。
また上記のようにバッテリー装填部70が後面部7cに設けられることで、外筒部7の内部の図示しない基板との関係でも、撮像装置2の全体の小型化に好適である。例えば撮像素子を配置した基板が光軸に対して垂直に配置されるが、その基板と平行状態にバッテリー収納空間を形成することで、光軸方向の筐体サイズの小型化に適している。
またバッテリー90は着脱可能であることで、長時間の撮影などに予備のバッテリーに取り替えることができ、使用上便利である。
またバッテリー蓋2bの上方がフレキシブル連結部材62によって外筒部7に連結されているので、バッテリー蓋2bは自然にバッテリー装填部70を覆う位置となりやすい。このためユーザがスライド爪61を切欠部73の位置にあてがうことが容易であり、そのまま上方にスライドさせるというきわめて簡易な操作でバッテリー蓋2bを閉めるという行為を実行できる。
バッテリー蓋2bが設けられることで、後面部7cの外観を良好とできる。またバッテリーの脱落を防止できる。
またバッテリー蓋2bを下方向にスライドする構造のため、外筒部7の上方にバッテリー蓋の形状を表出させないこととできる。例えば図8のように下方側はバッテリー蓋2bが表出して、外筒部7の周面にバッテリー蓋2bとの境界が見える。このような境界は上方側であると目立って外観を阻害する。つまり下方スライド構造とすることで、上方側の美観を高め、外観上の見栄えを良くすることができる。
上記には、第1の付勢バネ30と第2の付勢バネ37と第3の付勢バネ47が何れも圧縮コイルバネである例を示したが、これらの付勢バネは他の種類のバネであってもよく、例えば、引張コイルバネであってもよい。
以上の実施の形態では、撮像装置2とアダプター3で撮像ユニット1が形成される。
撮像装置と装着部による撮像ユニットを構成することで、撮像装置を外部の表示装置に取り付けて使用することが可能となる。
撮像装置2は、外部の表示装置へ画像データを送信する通信部59と、内部に少なくとも一つのレンズが配置された外筒部7と、撮像素子53と、撮影釦(シャッタ釦2h)と、電源釦2dを備える。またズームスイッチ2gを備える。また載置された状態で装置筐体の転がりを防止する転がり防止部(転がり防止突部2f、2f)を備える。
そして外筒部7に周面部7aが設けられ、シャッタ釦2hが周面部7aの例えば左側に配置され、電源釦2dが周面部7aの上側に配置され、ズームスイッチ2gが周面部7aに配置されている。
また、この撮像装置2には、撮像素子53により得られる撮像画像の表示に用いられる表示部が設けられていない。これにより外部の表示装置と連携する撮像装置として小型化が実現しやすく、また外部表示装置への取付に適した形状の撮像装置を実現しやすい。
周面部7aは、複数の部材により構成されている。即ち周面部7aは外筒部7としての一体部品のみで構成されるだけでなく、他の部品、例えば部材2kなどと合わせて形成される。これにより複数の機能部分を設けた状態で周面部を形成できる。但し外筒部7としての一体部品のみで周面部7aが構成されてもよい。
周面部7aの全部又は一部が曲面である場合、転がり防止突部2f、2fが有用となる。
このアダプター3を撮像装置2に取り付けることで、撮像装置2を外部の表示装置4に取り付けて使用することが可能となる。
撮像ユニット全体として見た場合、その背面側に第1の被取付体38および第2の被取付体43が配置されることで、撮像ユニットの背面側で表示装置に取り付ける構造が実現される。
従ってバッテリー装填部70を、第1及び第2の結合部12,12が設けられた後面部、つまりアダプター3との装着面側の空間を有効利用して設けるものとなっている。特にバッテリー装填部70が第1、第2の結合部12,12との間に設けられることで、アダプター3の装着を妨げない状態でバッテリー装填部70を設けることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
内部に少なくとも一つのレンズが配置された外筒部と、
撮像素子と、
撮影釦と、
電源釦と、
載置された状態で装置筐体の転がりを防止する転がり防止部と、
を備え、
前記外筒部に周面部が設けられ、
前記撮影釦と前記電源釦が前記周面部上における周方向に異なる位置に配置された
撮像装置。
(2)前記電源釦は、前記周面部を形成する面より突出しないように配置されている
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)外部音声を入力するマイクロフォンが前記周面部に配置されている
上記(1)又は(2)に記載の撮像装置。
(4)外部音声を入力する2つのマイクロフォンへ外部音声を導く2つのマイクロフォン孔が、前記周面部に左右対称位置に形成されている
上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像装置。
(5)三脚用穴が前記周面部の下端部に配置されている
上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の撮像装置。
(6)外部機器との接続を行うための外部接続端子が前記周面部に配置されている
上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の撮像装置。
(7)近距離無線通信部が前記外筒部の背面側以外に配置されている
上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の撮像装置。
(8)近距離無線通信部が前記周面部の上方側に配置されている
上記(1)乃至(7)のいずれかに記載の撮像装置。
(9)前記周面部の下端部に転がり防止部が形成されている
上記(1)乃至(8)のいずれかに記載の撮像装置。
(10)前記周面部に、前記撮像素子により得られる撮像画像の表示には用いられない表示部が設けられている
上記(1)乃至(9)のいずれかに記載の撮像装置。
(11)前記撮像素子により得られる撮像画像の表示に用いられる表示部が設けられていない
上記(1)乃至(10)のいずれかに記載の撮像装置。
(12)前記周面部は、複数の部材により構成される
上記(1)乃至(11)のいずれかに記載の撮像装置。
(13)前記外筒部を周回するグリップ部が形成されている
上記(1)乃至(12)のいずれかに記載の撮像装置。
5…ベース体、23…第1のスライダー、30…第1の付勢バネ、31…第2のスライダ
ー、37…第2の付勢バネ、38…第1の被取付体、41b…押当突部、41c…押付突
部、42…支持板、43…第2の被取付体、3A…アダプター、45…第3のスライダー
、46…第3の付勢バネ、2A…撮像装置
Claims (13)
- 外部の表示装置へ画像データを送信する通信部と、
内部に少なくとも一つのレンズが配置された外筒部と、
撮像素子と、
撮影釦と、
電源釦と、
載置された状態で装置筐体の転がりを防止する転がり防止部と、
を備え、
前記外筒部に周面部が設けられ、
前記撮影釦と前記電源釦が前記周面部上における周方向に異なる位置に配置された
撮像装置。 - 前記電源釦は、前記周面部を形成する面より突出しないように配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 外部音声を入力するマイクロフォンが前記周面部に配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 外部音声を入力する2つのマイクロフォンへ外部音声を導く2つのマイクロフォン孔が、前記周面部に左右対称位置に形成されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 三脚用穴が前記周面部の下端部に配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 外部機器との接続を行うための外部接続端子が前記周面部に配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 近距離無線通信部が前記外筒部の背面側以外に配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 近距離無線通信部が前記周面部の上方側に配置されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記周面部の下端部に転がり防止部が形成されている
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記周面部に、前記撮像素子により得られる撮像画像の表示には用いられない表示部が設けられている
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子により得られる撮像画像の表示に用いられる表示部が設けられていない
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記周面部は、複数の部材により構成される
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記外筒部を周回するグリップ部が形成されている
請求項1に記載の撮像装置。
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