JP2015083789A - エンジン始動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンを始動させる技術を提供する。
【解決手段】エンジン始動装置であって、第1の電源と、第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源と、エンジンの始動要求を受け付けるエンジン始動要求受付部と、エンジンを始動させるエンジン始動部と、第1の電源が蓄える電力を第2の電源に移動させる電力移動手段と、エンジン始動要求受付部が始動要求を受け付けた場合であって、予め設定された条件である電力移動条件を満たす場合に、電力移動手段を制御して第1の電源が蓄える電力を第2の電源に移動させ、電力の移動後に、第2の電源の電力を用いてエンジン始動部にエンジンを始動させる制御部とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】エンジン始動装置であって、第1の電源と、第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源と、エンジンの始動要求を受け付けるエンジン始動要求受付部と、エンジンを始動させるエンジン始動部と、第1の電源が蓄える電力を第2の電源に移動させる電力移動手段と、エンジン始動要求受付部が始動要求を受け付けた場合であって、予め設定された条件である電力移動条件を満たす場合に、電力移動手段を制御して第1の電源が蓄える電力を第2の電源に移動させ、電力の移動後に、第2の電源の電力を用いてエンジン始動部にエンジンを始動させる制御部とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、エンジンを始動させる技術に関する。
エンジンを始動させる技術としては、下記特許文献の技術が知られている。特許文献1に記載の充電装置は、主機バッテリの電力残容量がエンジン始動不能なレベルに低下した場合に、補機バッテリの電力を主機バッテリに集約して、主機バッテリの電力を用いてエンジンを始動させる。下記特許文献2に記載の電源装置は、主電源の電力を、昇圧回路を介して副電源に移動し、副電源の電力を用いてエンジンを始動させる。
しかし、特許文献1に記載の技術は、副電源から内部抵抗の大きい主電源へ電力を移動させるので、エンジン始動のために多くの電力を主機バッテリに移動させる必要があり、電力の移動に時間を要するといった問題がある。特許文献2記載の技術は、主電源の充電状態がエンジンの始動が困難な状態に達する前から予め主電源の電力を副電源に移動させているため、副電源の自然放電によって、不必要に電力が損なわれるという問題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、エンジン始動装置が提供される。このエンジン始動装置は、第1の電源と;前記第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源と;エンジンの始動要求を受け付けるエンジン始動要求受付部と;エンジンを始動させるエンジン始動部と;前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させる電力移動手段と;前記エンジン始動要求受付部が前記始動要求を受け付けた場合であって、予め設定された条件である電力移動条件を満たす場合に、前記電力移動手段を制御して前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させ、前記電力の移動後に、前記第2の電源の電力を用いて前記エンジン始動部に前記エンジンを始動させる制御部とを備える。
(1)本発明の一形態によれば、エンジン始動装置が提供される。このエンジン始動装置は、第1の電源と;前記第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源と;エンジンの始動要求を受け付けるエンジン始動要求受付部と;エンジンを始動させるエンジン始動部と;前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させる電力移動手段と;前記エンジン始動要求受付部が前記始動要求を受け付けた場合であって、予め設定された条件である電力移動条件を満たす場合に、前記電力移動手段を制御して前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させ、前記電力の移動後に、前記第2の電源の電力を用いて前記エンジン始動部に前記エンジンを始動させる制御部とを備える。
この形態のエンジン始動装置によると、第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源に電力を移動させ、第2の電源を用いてエンジンを始動させる。従って、第1の電源の電力を用いてエンジンを始動させる場合と比較して、電源の内部抵抗による電圧降下を小さくすることができる。この形態のエンジン始動装置は、エンジンの始動要求を受けた後に電力の移動を行うため、予め電力を移動させて第2の電源の電圧を高い状態に維持しておく場合と比較して、第2の電源の自然放電を抑制することができる。エンジンの始動要求とは、ユーザがエンジンを始動させる際に受け付け可能な種々の情報や信号等を示す。
(2)上記形態のエンジン始動装置において、さらに、前記第1の電源が蓄える電力の残容量を検出する電力検出部を備え;前記電力移動条件には、前記検出された前記残容量が予め設定された基準値以下であることが含まれるとしてもよい。
この形態のエンジン始動装置によると、第1の電源の電力の残容量が設定された基準値以下のときに電力の移動を行うので、基準値以上の時に電力の移動を行う場合と比較して、不必要に電力の移動を行うことを回避することができる。
(3)上記形態のエンジン始動装置において、前記基準値は、前記エンジン始動部が前記第1の電源が蓄える電力を用いて前記エンジンを始動することができる電力の残容量の限界値であるとしてもよい。
この形態のエンジン始動装置によると、第1の電源が蓄える電力を用いてエンジンを始動することができる電力の残容量の限界値以下の場合に電力の移動を行うので、第2の電源からの自然放電をさらに抑制することができる。
(4)上記形態のエンジン始動装置において、前記電力の移動をユーザが指示するための操作部を備え;前記電力移動条件には、前記操作部を介して前記ユーザからの前記指示を受け付けたことが含まれるとしてもよい。
この形態のエンジン始動装置によると、ユーザの意図する場合以外の電力の移動を回避することができる。
(5)上記形態のエンジン始動装置において、前記電力移動条件には、前記エンジン始動部が前記第1の電源が蓄える電力を用いて前記エンジンを始動できなかったことが含まれるとしてもよい。
この形態のエンジン始動装置によると、第1の電源が蓄える電力を用いてエンジンが始動できなかった場合に電力の移動を行うので、第2の電源からの自然放電をさらに抑制することができる。
(6)本発明の他の形態によれば、車両が提供される。この車両は、エンジンと;前記エンジンを始動させる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエンジン始動装置とを備える。
この形態の車両によると、第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源に電力を移動させることによって、第1の電源から供給される電圧より高い電圧の電力を第2の電源からエンジン始動部に供給してエンジンを始動させることができる。この形態の車両は、エンジンの始動要求を受けた後に電力の移動を行うため、予め電力を移動させて第2の電源の電圧を高い状態に維持しておく場合と比較して、第2の電源の自然放電を抑制することができる。
また、このような形態によれば、低コスト化、省資源化、製造の容易化、性能の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、バッテリーシステム、車両、電力供給方法、エンジン始動方法などの種々の形態で実現することができる。
A.第1実施形態:
(A1)エンジン始動装置:
図1は、本発明の第1実施形態としての車両10に搭載されるエンジン始動装置20の構成を模式的に示す模式図である。本実施形態においては、車両10は、停車時にエンジンを停止させ、走行を開始する際にエンジンを再始動させるアイドリングストップ制御を行う。
(A1)エンジン始動装置:
図1は、本発明の第1実施形態としての車両10に搭載されるエンジン始動装置20の構成を模式的に示す模式図である。本実施形態においては、車両10は、停車時にエンジンを停止させ、走行を開始する際にエンジンを再始動させるアイドリングストップ制御を行う。
図示するように、車両10は、エンジン始動装置20と、エンジンEGと、負荷LD1と、負荷LD2とを備える。エンジン始動装置20は、主バッテリBT1と、副バッテリBT2と、スタータ22と、オルタネータ24と、DC/DCコンバータ26と、制御部28とを備え、各々、電気回路によって電気的に接続されている。また、エンジン始動装置20は、電気回路上にスイッチSW1〜SW3を備える。
主バッテリBT1は、鉛蓄電池である。副バッテリBT2は、リチウムイオン二次電池である。副バッテリBT2は、主バッテリBT1より内部抵抗が小さい。主バッテリBT1および副バッテリBT2に蓄えられた電力は、負荷LD1および負荷LD2に供給される。
スタータ22は、エンジンEGの始動用電動機モータである。スタータ22は、主バッテリBT1および副バッテリBT2から電力の供給を受けてモータを回転させ、エンジンEGに初期的な回転力を付与する。エンジンEGは、スタータ22から付与された回転力によって始動する。
オルタネータ24は、エンジンEGの回転により駆動する発電機である。オルタネータ24によって発電された電力は、主バッテリBT1および副バッテリBT2に充電される。
負荷LD2は、オーディオ、ナビゲーションシステム、安全装置など、供給される電力の電圧変動によらず機能することが求められる負荷である。負荷LD1は、負荷LD2以外の負荷であり、エアコンやヘッドライトなど、車両に搭載されている一般的な負荷である。
DC/DCコンバータ26は、負荷LD2に供給する電力を昇圧する昇圧コンバータである。車両10はアイドリングストップ制御を行うため、停車中にエンジンEGを停止させる場合がある。車両10は、エンジン停止中であっても、オーディオ、ナビゲーションシステム、安全装置などの負荷LD2を動作させる。従って、エンジン停止中に、主バッテリBT1および副バッテリBT2から負荷LD2に電力が供給される。その後、車両10がエンジンEGを再始動させる際には、主バッテリBT1および副バッテリBT2からスタータ22に電力が供給されるため、動作中の負荷LD2に供給される電力に一時的な電圧低下が生じる場合がある。DC/DCコンバータ26は、エンジンEGの再始動時に負荷LD2に供給される電力を昇圧し、電圧低下によって負荷LD2が一時的な機能停止をすることを抑制する。
制御部28は、スタータ22、DC/DCコンバータ26、スイッチSW1〜SW3の動作を制御する制御部である。制御部28は、エンジンEGを始動させるエンジン始動処理を行う。以下、エンジン始動処理について説明する。
(A2)エンジン始動処理:
エンジン始動処理について説明する。先にエンジン始動処理の概要について説明し、その後、フローチャートを用いてエンジン始動処理の流れを説明する。
エンジン始動処理について説明する。先にエンジン始動処理の概要について説明し、その後、フローチャートを用いてエンジン始動処理の流れを説明する。
エンジン始動処理は、制御部28が、エンジンEGを始動させるために行う処理である。制御部28は、エンジンEGを始動させる制御モードとして、通常始動モードと緊急始動モードの二つの始動モードを備える。図2は、始動モードを示す説明図である。制御部28は、SW1〜SW3およびDC/DCコンバータ26を制御することによって、二つの始動モードの切り替えを行う。
通常始動モードでエンジンEGを始動させる場合、制御部28は、スイッチSW1をON、スイッチSW2をOFF、スイッチSW3をON、DC/DCコンバータ26を自動制御(Auto)にして、スタータ22に電力を供給する。通常始動モードの場合、スタータ22は、主バッテリBT1および副バッテリBT2のいずれとも接続されている。従って、スタータ22は、2つのバッテリからの電力の供給を受けてエンジンEGの始動を行う。
DC/DCコンバータ26の自動制御(Auto)とは、エンジン始動時の状況に応じてDC/DCコンバータ26をONにするかOFFにするかの切り替えを行うことを意味する。DC/DCコンバータ26がONの場合、DC/DCコンバータ26は負荷LD2へ供給する電圧を低電圧から12Vに昇圧する。DC/DCコンバータ26がOFFの場合は、DC/DCコンバータ26は昇圧機能をOFFにする。本実施形態においては、イグニッションスイッチをOFFからONにした後、最初にエンジンEGを始動させる場合は、制御部28は、DC/DCコンバータ26をOFFにする。
イグニッションスイッチをONにした後、2回目以降にエンジンEGを始動する場合、すなわち、アイドリングストップ制御による停車によってエンジンEGを停止した後、エンジンEGを再始動する場合は、既に負荷LD2としてのオーディオ、ナビゲーションシステム、安全装置などは動作中であるので、制御部28は、エンジン始動に伴う供給電力の電圧低下を回避するために、DC/DCコンバータ26をONにする。
緊急始動モードは、主バッテリBT1に蓄えられている電力の残容量が減少した結果、主バッテリBT1が蓄える電力を用いてスタータ22がエンジンEGを始動することができなくなった場合に使用される。制御部28は、緊急始動モードでエンジンEGを始動する際、最初に、主バッテリBT1に蓄えられている電力を副バッテリBT2に移動させる。電力の移動後、スタータ22は、副バッテリBT2に蓄えられた電力を用いてエンジンEGの始動を行う。
図示するように、緊急始動モードでエンジンEGを始動する場合、制御部28は、スイッチSW1をOFF、スイッチSW2をON、スイッチSW3をOFF、DC/DCコンバータ26をONにする。
図3は、主バッテリBT1から副バッテリBT2に電力を移動させる様子を示す説明図である。図3に示すように、制御部28は、スイッチSW1〜SW3およびDC/DCコンバータ26を制御して、主バッテリBT1から供給される電力をDC/DCコンバータ26によって昇圧して、副バッテリBT2に供給する。副バッテリBT2は主バッテリBT1から供給される電力によって充電を行う。
主バッテリBT1の電力量が、エンジンEGを始動させる出力電圧を確保可能な電力量限界値(以下、始動不能限界とも呼ぶ)を下回っている場合、主バッテリBT1の電力によってエンジンEGを始動することはできない。すなわち、主バッテリBT1からスタータ22に電力を供給した際に、主バッテリBT1の内部抵抗による電圧降下後の出力電圧が、エンジンEGの始動に必要な電圧以下となってしまい、主バッテリBT1の電力によってエンジンEGを始動することはできない。
主バッテリBT1から副バッテリBT2に電力を移動し、副バッテリBT2の電力によってエンジンEGを始動させる場合、副バッテリBT2の内部抵抗が小さいので、出力する電力の電圧降下が小さい。従って、電力の移動により、エンジンEGの始動に必要な出力電圧を確保することができる。このようにして、電力の移動を行った後、制御部28は副バッテリBT2の電力を用いてスタータ22にエンジンEGの始動をさせる。なお、本実施形態においては、電力の移動時と、エンジンEGの始動時とにおいて、スイッチSW1〜SW3の状態は同じである。
次に、エンジン始動処理をフローチャートを用いて説明する。図4は、エンジン始動処理の流れを示すフローチャートである。エンジン始動処理は、ユーザが車両10のイグニッションスイッチ(図示省略)を「ON」位置にすることで開始される。エンジン始動処理が開始されると、制御部28は、ユーザがイグニッションスイッチを「START」位置にしてエンジン始動を指示したか否かを判断する(ステップS102)。
制御部28は、イグニッションスイッチが「START」位置であることを検知すると(ステップS102:YES)、通常始動モードによってエンジンEGの始動を開始する(ステップS104)。この場合、制御部28は、スイッチSW1〜SW3を、図2で説明した通常始動モードの状態にする。通常始動モードによってエンジンEGの始動が成功した場合、制御部28は、エンジン始動処理を終了する(ステップS106:YES)。
一方、通常始動モードによってエンジンEGが始動しなかった場合(ステップS106:NO)、制御部28は、制御部28は、主バッテリBT1が蓄える電力の残容量を検出する(ステップS108)。具体的には、主バッテリBT1の出力電圧を検出することによって主バッテリBT1の残容量を検出する。
主バッテリBT1の電力の残容量が始動不能限界以下である場合(ステップS110:YES)、制御部28は、緊急始動モードによるエンジンEGの始動を行う。具体的には、制御部28は、主バッテリBT1から副バッテリBT2へ電力の移動を行う(ステップS112)。この場合、制御部28は、スイッチSW1〜SW3を、図2で説明した緊急始動モードの状態に切り替える。
本実施形態においては、副バッテリBT2の出力電圧を検出し、副バッテリBT2の出力電圧が所定値以上に上昇するまで電力の移動を行う。なお、本実施形態においては電力の移動時間は、副バッテリBT2の出力電圧値によって決定するとしたが、予め定めた所定期間、電力の移動を行うとしてもよい。
電力の移動が完了すると制御部28は、ユーザに対して電力移動完了案内を行う(ステップS114)。本実施形態においては、電力移動完了案内として、電力移動案内ランプ(図示省略)を点灯させる。その他、音声による案内を行うとしてもよい。
その後、制御部28は、ユーザがイグニッションスイッチを「START」位置にしてエンジン始動を指示したか否かを判断する(ステップS116)。制御部28は、イグニッションスイッチが「START」位置であることを検知すると(ステップS116:YES)、副バッテリBT2に蓄えられた電力を用いてスタータ22にエンジンEGを始動させる(ステップS118)。制御部28は、このようにしてエンジン始動処理を行う。
以上説明したように、エンジン始動装置20は、緊急始動モードによってエンジンEGを始動させる場合には、主バッテリBT1から副バッテリBT2に電力の移動を行い、副バッテリBT2の電力を用いてエンジンEGを始動させる。副バッテリBT2は主バッテリBT1より内部抵抗が小さいので、スタータ22へ供給する電力の電圧降下を小さくすることができる。従って、電力の移動によって、エンジンEGの始動に必要な出力電圧を十分に確保することができる。
また、エンジン始動装置20は、エンジン始動要求としてイグニッションスイッチが「ON」位置になった後に電力の移動を行うので、イグニッションスイッチが「OFF」のときに予め電力の移動を行う場合と比較して、電力の移動後の副バッテリBT2からの自然放電を抑制することができる。
エンジン始動装置20は、電力移動条件として、通常始動モードによるエンジンEGの始動ができなかったことを条件としているので、不必要な電力の移動を抑制することができる。また、通常始動モードによるエンジンEGの始動が可能な場合に電力の移動を行う場合と比較して、さらに電力移動後の副バッテリBT2からの自然放電を抑制することができる。
さらに、電力移動条件として、主バッテリBT1の電力の残容量が始動不能限界以下であることを条件としているので、さらに不必要な電力の移動を抑制することができる。また、電力移動後の副バッテリBT2からの自然放電をさらに抑制することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(B1)変形例1:
上記実施形態において、エンジン始動装置20は、電力の移動をユーザが指示するための操作部を備えるとしてもよい。そして、電力移動条件には、操作部を介してユーザからの電力移動の指示を制御部28が受け付けたことが含まれるとしてもよい。このようにすることで、ユーザの意図する場合以外の電力の移動を回避することができる。
なお、この発明は上記の実施形態や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(B1)変形例1:
上記実施形態において、エンジン始動装置20は、電力の移動をユーザが指示するための操作部を備えるとしてもよい。そして、電力移動条件には、操作部を介してユーザからの電力移動の指示を制御部28が受け付けたことが含まれるとしてもよい。このようにすることで、ユーザの意図する場合以外の電力の移動を回避することができる。
(B2)変形例2:
上記実施形態においては、エンジン始動要求としてイグニッションスイッチの「ON」位置にあることを採用したが、エンジン始動要求として、例えば、ユーザによる車両10のドアロックの解除を採用してもよい。具体的には、制御部28は、ドアロックの解除を検知後に、主バッテリBT1の電力残容量の検出を行い、残容量が始動不能限界を下回っていた場合に、緊急始動モードとして電力の移動を行う。そして、ユーザがイグニッションスイッチを「START」位置にした場合に、エンジンの始動を行う。このようにしても、エンジンの始動要求を受け付ける以前に予め電力の移動を行う場合と比較して、電力の移動後の副バッテリBT2からの自然放電を抑制することができる。
上記実施形態においては、エンジン始動要求としてイグニッションスイッチの「ON」位置にあることを採用したが、エンジン始動要求として、例えば、ユーザによる車両10のドアロックの解除を採用してもよい。具体的には、制御部28は、ドアロックの解除を検知後に、主バッテリBT1の電力残容量の検出を行い、残容量が始動不能限界を下回っていた場合に、緊急始動モードとして電力の移動を行う。そして、ユーザがイグニッションスイッチを「START」位置にした場合に、エンジンの始動を行う。このようにしても、エンジンの始動要求を受け付ける以前に予め電力の移動を行う場合と比較して、電力の移動後の副バッテリBT2からの自然放電を抑制することができる。
(B3)変形例3:
上記実施形態においては、主バッテリBT1の電力の始動不能限界を、電力移動条件の基準値に採用したが、他の基準値を採用してもよい。例えば、主バッテリBT1の性能劣化を抑制するために必要な電力残容量を電力移動条件の基準値に採用してもよい。このようにすることで、主バッテリBT1の性能劣化を抑制することができる。
上記実施形態においては、主バッテリBT1の電力の始動不能限界を、電力移動条件の基準値に採用したが、他の基準値を採用してもよい。例えば、主バッテリBT1の性能劣化を抑制するために必要な電力残容量を電力移動条件の基準値に採用してもよい。このようにすることで、主バッテリBT1の性能劣化を抑制することができる。
(B4)変形例4:
上記実施形態においては、副バッテリBT2はリチウムイオン二次電池としたが、他の二次電池を採用するとしてもよい。例えば、ニッケル水素二次電池や、キャパシタにより構成される電池(電気二重層コンデンサ)を採用するとしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態においては、副バッテリBT2はリチウムイオン二次電池としたが、他の二次電池を採用するとしてもよい。例えば、ニッケル水素二次電池や、キャパシタにより構成される電池(電気二重層コンデンサ)を採用するとしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(B5)変形例5:
上記実施形態においては、エンジン始動装置の回路構成として図1で示した態様を採用したが、他の回路構成を採用してもよい。図5は、エンジン始動装置の回路構成の一例を示す説明図である。図6は、変形例5における始動モードを説明する説明図である。このような回路構成を採用した場合、図6に示すように、通常始動モードにおいては、制御部28は、スイッチSW1をON、スイッチSW4をON、スイッチSW5をOFF、DC/DCコンバータ26をOFFとする。緊急始動モードにおいては、制御部28は、スイッチSW1をOFF、スイッチSW4をOFF、スイッチSW5をON、DC/DCコンバータ26をONとする。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態においては、エンジン始動装置の回路構成として図1で示した態様を採用したが、他の回路構成を採用してもよい。図5は、エンジン始動装置の回路構成の一例を示す説明図である。図6は、変形例5における始動モードを説明する説明図である。このような回路構成を採用した場合、図6に示すように、通常始動モードにおいては、制御部28は、スイッチSW1をON、スイッチSW4をON、スイッチSW5をOFF、DC/DCコンバータ26をOFFとする。緊急始動モードにおいては、制御部28は、スイッチSW1をOFF、スイッチSW4をOFF、スイッチSW5をON、DC/DCコンバータ26をONとする。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(B6)変形例6:
上記実施形態において、副バッテリBT2の近傍にヒータを設置し、副バッテリBT2を暖めることによって、副バッテリBT2の内部抵抗をさらに低下させてもよい。ヒータの電源は、主バッテリBT1から供給をすることができる。主バッテリBT1から副バッテリBT2への電力の移動の際、および、副バッテリBT2を用いてスタータ22がエンジンを始動させる際に、副バッテリBT2を暖めることによって、副バッテリBT2の内部抵抗を下げ、副バッテリBT2の出力電圧をさらに上昇させることができる。
上記実施形態において、副バッテリBT2の近傍にヒータを設置し、副バッテリBT2を暖めることによって、副バッテリBT2の内部抵抗をさらに低下させてもよい。ヒータの電源は、主バッテリBT1から供給をすることができる。主バッテリBT1から副バッテリBT2への電力の移動の際、および、副バッテリBT2を用いてスタータ22がエンジンを始動させる際に、副バッテリBT2を暖めることによって、副バッテリBT2の内部抵抗を下げ、副バッテリBT2の出力電圧をさらに上昇させることができる。
10…車両
20…エンジン始動装置
22…スタータ
24…オルタネータ
26…DC/DCコンバータ
28…制御部
EG…エンジン
LD1…負荷
LD2…負荷
BT1…主バッテリ
BT2…副バッテリ
SW1〜SW5…スイッチ
20…エンジン始動装置
22…スタータ
24…オルタネータ
26…DC/DCコンバータ
28…制御部
EG…エンジン
LD1…負荷
LD2…負荷
BT1…主バッテリ
BT2…副バッテリ
SW1〜SW5…スイッチ
Claims (6)
- エンジン始動装置であって、
第1の電源と、
前記第1の電源よりも内部抵抗の小さい第2の電源と、
エンジンの始動要求を受け付けるエンジン始動要求受付部と、
エンジンを始動させるエンジン始動部と、
前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させる電力移動手段と、
前記エンジン始動要求受付部が前記始動要求を受け付けた場合であって、予め設定された条件である電力移動条件を満たす場合に、前記電力移動手段を制御して前記第1の電源が蓄える電力を前記第2の電源に移動させ、前記電力の移動後に、前記第2の電源の電力を用いて前記エンジン始動部に前記エンジンを始動させる制御部と
を備えるエンジン始動装置。 - 請求項1記載のエンジン始動装置であって、さらに、
前記第1の電源が蓄える電力の残容量を検出する電力検出部を備え、
前記電力移動条件には、前記検出された前記残容量が予め設定された基準値以下であることが含まれる
エンジン始動装置。 - 請求項2記載のエンジン始動装置であって、
前記基準値は、前記エンジン始動部が前記第1の電源が蓄える電力を用いて前記エンジンを始動することができる電力の残容量の限界値である
エンジン始動装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエンジン始動装置であって、さらに、
前記電力の移動をユーザが指示するための操作部を備え、
前記電力移動条件には、前記操作部を介して前記ユーザからの前記指示を受け付けたことが含まれる
エンジン始動装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエンジン始動装置であって、
前記電力移動条件には、前記エンジン始動部が前記第1の電源が蓄える電流を用いて前記エンジンを始動できなかったことが含まれる
エンジン始動装置。 - 車両であって、
エンジンと、
前記エンジンを始動させる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエンジン始動装置と
を備える車両。
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|---|---|---|---|
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| JP2013222074A JP2015083789A (ja) | 2013-10-25 | 2013-10-25 | エンジン始動装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015083789A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017025709A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 電源システム |
| JP2017124800A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 株式会社東芝 | 電源装置 |
-
2013
- 2013-10-25 JP JP2013222074A patent/JP2015083789A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017025709A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 株式会社デンソー | 電源システム |
| JP2017124800A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 株式会社東芝 | 電源装置 |
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