JP2015082890A - 回路構成体、電気接続箱及び回路構成体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路構成体12は、絶縁板16Aに導電路17が形成されてなる回路基板16と、回路基板16に重ねられるバスバー20と、回路基板16の導電路17及びバスバー20の少なくとも一方に接続される電子部品13と、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち所定の範囲を粘着又は接着により貼り付ける貼付部23と、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち貼付部23とは異なる位置を半田付けにより固定する固定部25とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明の回路構成体の製造方法は、絶縁板に導電路が形成されてなる回路基板と、前記回路基板に重ねられるバスバーと、前記回路基板の導電路及び前記バスバーの少なくとも一方に接続される電子部品と、を備える回路構成体の製造方法であって、前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち所定の範囲を粘着又は接着により貼り付けるとともに、前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち前記貼付部とは異なる位置を半田付けにより固定する固定工程を行う。
これにより、粘着や接着による貼り付けのみを行って固定する場合のように貼り付けに長時間を要したり、貼り付けの際に装置を使用して強い圧力を与えなくてもよいため、製造コストを低減することが可能になる。
・前記貼付部は、粘着性又は接着性を有するシートからなる。
・前記バスバーは、導電路の方向に延びる形状であって、前記バスバーの先端部に前記固定部が配されている。
このようにすれば、導電路の方向に延びる形状のバスバーについて、バスバーの剥がれが生じやすい先端部を固定部で固定することができる。
このようにすれば、バスバーの剥がれが生じやすい屈曲部を固定部で固定することができる。
・前記回路基板の導電路及び前記バスバーの少なくとも一方に前記電子部品の端子をリフロー半田付けするリフロー工程を行うものであり、前記固定工程は、前記リフロー工程の前に行う。
このようにすれば、リフロー工程の際のリフロー炉の加熱で回路基板とバスバーとを固定する半田が溶けるが、回路基板とバスバーとは粘着又は接着により貼り付けられているため、回路基板とバスバーとを固定する半田が溶けた際の回路基板とバスバーとの間の位置ずれを抑制することが可能になる。
実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。
電気接続箱10は、例えばバッテリー等の電源と、ランプ、ワイパー等の車載電装品等からなる負荷との間の経路に配され、例えばDC−DCコンバータやインバータ等に用いることができる。以下では、上下方向は、図2の方向を基準として説明する。
電気接続箱10は、図1に示すように、合成樹脂製のケース11に回路構成体12が収容されている。ケース11は、外部のコネクタ(図示しない)を接続可能な複数のコネクタ部11Aを備える。
回路構成体12は、図2に示すように、電子部品13と、回路基板16と、回路基板16に重ねられるバスバー20とを備えている。
電子部品13は、例えば、FETやリレー等のスイッチング素子からなり、箱形の本体14と、リード端子15A,15Bとを有する。本体14は、直方体状の外であって、裏面側にリード端子15Aを有するとともに、その側面から複数のリード端子15Bが突出している。複数のリード端子15A,15Bは、リフロー半田付けにより、バスバー20に半田付けされている。具体的には、リード端子15Aの底面がバスバー20の上面に半田付けされるとともに、このバスバー20の隣のバスバー20の上面にリード端子15Bの底面が半田付けされることで、電子部品13は隣り合うバスバー20間を接続している。
回路基板16は、絶縁材料からなる絶縁板16Aの上面(一方の面)に、プリント配線技術により銅箔等からなる導電路17のパターンが形成されている。この回路基板16は、図5に示すように、一方の角部を切り欠いた長方形状をなしており、電子部品13が内側に収容される部品収容孔18A,18Bと、複数の端子が挿通される端子挿通孔18Cとが形成されている。部品収容孔18A,18Bは、電子部品13の本体14が収容される部品収容孔18Aと、電子部品13のリード端子15Bが収容される部品収容孔18Bとを有する。また、回路基板16の裏面には、後述する固定部25を形成するための半田が塗布される半田パッド19が形成されている。半田パッド19の内側に固定部25となる半田が塗布される。
バスバー20は、例えば銅又は銅合金からなる金属板材からなり、図7に示すように、複数のバスバー20が同一平面上に導電路の形状に応じて配されている。バスバー20の形状は、矩形状や、直線状や、L字状やクランク状に屈曲部22で直角に曲げられた曲げバスバー等が含まれている。バスバー20には、円形状の複数の端子挿通孔21が並んで配されている。
貼付部23は、図3,図6に示すように、回路基板16とバスバー20とを粘着又は接着により貼り付ける絶縁性を有するシート状の部材であって、合成樹脂製のフィルムの両面に粘着剤又は接着剤が塗布されている。粘着剤や接着剤は公知の種々のものを用いることができる。なお、粘着剤は、フィルムに塗布した後、時間が経過しても粘着性を有する材料からなり、接着剤は、フィルムに塗布した後、時間が経過すると固化する材料からなる。
固定部25は、半田が固化したものであり、図3に示すように、回路基板16とバスバー20との間における貼付部23とは異なる位置に半田パッド19と共に設けられ、回路基板16とバスバー20との間を半田付けすることで回路基板16とバスバー20との相対的位置を固定する。この固定部25の位置は、バスバー20の延びる方向の先端部や、バスバー20の屈曲部22の位置に形成されている。なお、固定部25は、半田付けによる固定であるため、粘着又は接着による貼付部23よりも強い固着力を有している。
(固定工程)
回路基板16とバスバー20の一方に貼付部23を貼り付けるとともに、回路基板16の半田パッド19にペースト状の半田を印刷し(塗布し)、回路基板16とバスバー20を重ねる。これにより、回路基板16とバスバー20が貼付部23で貼り付けられるとともに、ペースト状の半田が固化して回路基板16とバスバー20を固定する固定部25が形成される(図3,図4)。このときの回路基板16とバスバー20の貼り付けは、粘着剤や接着剤のみによる回路基板とバスバーの貼り付けよりも加圧の強さは弱く、加圧の時間も短くされている。
電子部品13のリード端子15A,15Bと回路基板16の導電路17及びバスバー20とを半田ペーストによって接続(実装)し、リフロー炉に通してリフロー半田付けする。このとき、回路基板16とバスバー20との間を固定する固定部25は、リフロー炉の加熱で溶けて固着力がなくなるが、このように固定部25が溶けたとしても貼付部23により回路基板16とバスバー20との間は位置決めされた状態に保たれる。なお、この後、図示しない端子を端子挿通孔18C,21、開口24に挿通してフロー半田付けにより接続する。これにより、回路構成体12が形成される(図2)。回路構成体12は、ケース11(図示しない)に収容されて電気接続箱10(図1)として車両の電源から負荷に至る経路に配される。
回路構成体12は、絶縁板16Aに導電路17が形成されてなる回路基板16と、回路基板16に重ねられるバスバー20と、回路基板16の導電路17及びバスバー20の少なくとも一方に接続される電子部品13と、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち所定の範囲を粘着又は接着により貼り付ける貼付部23と、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち貼付部23とは異なる位置を半田付けにより固定する固定部25と、を備える。
本実施形態によれば、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち所定の範囲は、貼付部23により粘着又は接着によって貼付けられる。また、回路基板16とバスバー20とが重なる面のうち貼付部23とは異なる位置は、固定部25の半田付けで固定される。
また、リフロー炉で加熱する際に固定部25が溶けたとしても、回路基板16とバスバー20とは貼付部23で粘着又は接着により貼り付けられているため、回路基板16とバスバー20との間の位置ずれを抑制することが可能になる。
このようにすれば、導電路の方向に延びる形状のバスバー20について、バスバー20の剥がれが生じやすい先端部を固定部25で固定することができる。
このようにすれば、バスバー20の剥がれが生じやすい屈曲部22を固定部25で固定することができる。
このようにすれば、リフロー工程の際のリフロー炉の加熱で回路基板16とバスバー20とを固定する半田が溶けるが、回路基板16とバスバー20とは粘着又は接着により貼り付けられているため、回路基板16とバスバーとを固定する半田が溶けた際の回路基板16とバスバー20との間の位置ずれを抑制することが可能になる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、リフロー工程の際のリフロー半田付けで半田が溶ける構成としたが、例えば固定部25に高温半田(高融点半田、例えば、融点400℃以上)を用いて、リフロー工程の際に、固定部25が溶けないようにしてもよい。
11:ケース
12:回路構成体
13:電子部品
15A,15B:リード端子
16:回路基板
17:導電路
20:バスバー
22:屈曲部
23:貼付部
25:固定部
Claims (7)
- 絶縁板に導電路が形成されてなる回路基板と、
前記回路基板に重ねられるバスバーと、
前記回路基板の導電路及び前記バスバーの少なくとも一方に接続される電子部品と、
前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち所定の範囲を粘着又は接着により貼り付ける貼付部と、
前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち前記貼付部とは異なる位置を半田付けにより固定する固定部と、を備える回路構成体。 - 前記貼付部は、粘着性又は接着性を有するシートからなる請求項1に記載の回路構成体。
- 前記バスバーは、導電路の方向に延びる形状であって、前記バスバーの先端部に前記固定部が配されている請求項1又は請求項2に記載の回路構成体。
- 前記バスバーは屈曲された屈曲部を有し、前記固定部は、前記屈曲部に配されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路構成体と、前記回路構成体を収容するケースとを備える電気接続箱。
- 絶縁板に導電路が形成されてなる回路基板と、前記回路基板に重ねられるバスバーと、前記回路基板の導電路及び前記バスバーの少なくとも一方に接続される電子部品と、を備える回路構成体の製造方法であって、
前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち所定の範囲を粘着又は接着により貼り付けるとともに、前記回路基板と前記バスバーとが重なる面のうち前記貼付部とは異なる位置を半田付けにより固定する固定工程を行う回路構成体の製造方法。 - 前記回路基板の導電路及び前記バスバーの少なくとも一方に前記電子部品の端子をリフロー半田付けするリフロー工程を行うものであり、
前記固定工程は、前記リフロー工程の前に行う請求項6に記載の回路構成体の製造方法。
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JP2003164039A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-06 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 回路構成体及びその製造方法 |
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