JP2015082774A - 画像処理装置、画像読み取り装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部651と、入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部652と、注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部653と、局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部655と、平均色値と注目画素の色値との差を予め定められた色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部656と、色変位に基づき注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部657と、を備えることを特徴とする二値化処理部65。
【選択図】図3
Description
また特許文献2には、各色のフィルタを通した画像のエッジ情報を検出する複数のエッジ部と、エッジ検出部の出力の論理和をとる論理和回路と、カラー画像を白黒変換した画像をエッジ検出する検出部と、論理和回路の出力とエッジ検出部の出力との排他的論理和をとる排他的論理和回路と、カラー画像を白黒変換した画像を2値化する多値2値変換部の出力と、排他的論理和回路の排他的論理和をとる排他的論理和回路を備えるファクシミリ装置が開示されている。
請求項2に記載の発明は、前記二値化決定部は、前記色変位の大きさおよび/または方向に基づき前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記二値化決定部は、前記色変位算出部が算出した前記色変位から特定の色軸を選択し、当該特定の色軸についての色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記局所領域設定部は、前記画像領域の大きさが異なる複数の前記局所領域を設定し、前記二値化決定部は、前記色変位の大きさが予め定められた値以上となる前記複数の局所領域の中から最小の画像領域のものについて算出された当該色変位を基にして前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記局所領域設定部は、前記画像領域の大きさが異なる複数の前記局所領域を設定し、前記二値化決定部は、前記色変位の方向が類似する前記局所領域の中から最大の画像領域のものについて算出された当該色変位を基にして前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段により読み取られた前記原稿の画像情報を、予め定められた色空間における画像情報から二値画像情報に変換する処理を行う画像処理手段と、を備え、前記画像処理手段は、予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部と、前記入力画像情報取得部によって取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部と、前記注目画素選択部により選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部と、前記局所領域設定部により設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部と、前記平均色値算出部により算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部と、前記色変位算出部により算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部と、を備えることを特徴とする画像読み取り装置である。
請求項7に記載の発明は、予め定められた色空間における画像情報から二値画像情報に変換する処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された前記二値画像情報を基に画像を形成する画像形成手段と、を備え、前記画像処理手段は、予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部と、前記入力画像情報取得部によって取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部と、前記注目画素選択部により選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部と、前記局所領域設定部により設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部と、前記平均色値算出部により算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部と、前記色変位算出部により算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する機能と、取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する機能と、選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する機能と、設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する機能と、算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する機能と、算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、注目画素の二値化処理がより容易になる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、二値化処理に要する処理時間がより短くなる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、二値化処理の精度がより向上する。
請求項5の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、二値化処理の精度がより向上する。
請求項6の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、読み取った画像から文字と背景との境界がより明瞭な二値画像を得られる画像読み取り装置を提供することができる。
請求項7の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、文字と背景との境界がより明瞭な二値画像を形成することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、文字と背景との境界がより明瞭な二値画像を得られる処理をコンピュータにより実現できる。
図1は、本実施の形態の画像処理装置が適用される画像読み取り装置1の機能構成について説明したブロック図である。
図示する画像読み取り装置1は、原稿の画像を読み取り得られた画像情報を二値化して二値画像情報を作成する。そして画像読み取り装置1は、後処理部にてこの二値画像情報を利用した予め定められた処理を行う。
発光部22は、複数の発光素子(例えば、LED(Light Emitting Diode))を主走査方向に並べて配置したものである。また受光部23は、CCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、発光部22から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いることができる。
ゲイン調整部32は、発光部22の点灯状態で受光部23から出力された電圧がA/D変換部34の最高入力電圧に近い値となるように調整する。
オフセット調整部33は、発光部22の消灯状態で受光部23から出力された電圧がA/D変換部34の最低入力電圧に近い値となるように調整する。
シェーディング補正部35は、A/D変換部34から出力されたデジタル画像信号に対し、シェーディングデータを用いて、主走査方向の読み取り濃度差の補正を施す。
二値化処理部36は、画像読み取りユニット20により読み取られた原稿の画像情報を、予め定められた色空間における画像情報から二値画像情報に変換する処理を行う画像処理手段として機能する。ここではRGB色空間における画像情報であるRGB信号を二値化し、二値画像情報とする処理を行う。二値化処理部36については、後でより詳しく説明を行う。
この後処理部40は、例えば、後述する画像形成装置2の画像形成部70(図2参照)にて画像を形成するための二値画像情報を直接送信するための画像情報送信部である。これにより画像形成装置2にて二値画像の形成が行われる。この場合、画像読み取り装置1は、原稿の画像を読み取り、得られた二値画像情報により画像を形成する画像形成ユニットにおいて原稿の画像を読み取るスキャナ部として捉えることもできる。
またこの後処理部40は、例えば、ファクシミリ送信を行う機能部である。即ち、外部機器であるファクシミリ装置に対し、公衆電話回線、もしくはLAN(Local Area Network)、インターネット等のネットワークを介して二値画像情報を送信する。この場合、画像読み取り装置1は、ファクシミリ装置として捉えることもできる。
さらにこの後処理部40は、例えば、原稿の画像情報を保存するドキュメントアーカイブを行う機能部である。即ち、得られた二値画像情報をHDD(Hard Disk Drive等に蓄積する。そして他のパーソナルコンピュータ、携帯端末等からの操作により必要なドキュメントの情報がHDDからダウンロードされ、パーソナルコンピュータ、携帯端末等でこのドキュメントの画像が表示される。この場合、画像読み取り装置1は、ドキュメントアーカイブシステムとして捉えることもできる。
またさらにこの後処理部40は、例えば、文字認識を行う機能部である。即ち、得られた二値画像情報を基に、前もって記憶されたパターンとの照合により二値画像情報に含まれる文字を特定する。この場合、画像読み取り装置1は、OCR(Optical Character Reader)として捉えることもできる。
図2は、本実施の形態の画像処理装置が適用される画像形成装置2の機能構成について説明したブロック図である。
図示する画像形成装置2は、外部装置であるパーソナルコンピュータ、携帯端末等から送られた画像情報を二値化して二値画像情報を作成する。そして画像形成装置2は、得られた二値画像情報を基に画像形成部にて二値画像の形成が行われる。
二値化処理部65については、後でより詳しく説明を行う。
(1)画像情報について背景の判定を行い、これにより例えば、文字をON、背景をOFFとして二値化を行う場合、判定精度に補正精度が依存する。
(2)エッジ情報の重畳、または隣接近傍領域を補正して二値化を行う場合、例えば、小さい文字などの場合、文字と背景との間に明瞭な境界が得られにくいとともに、線幅が広い文字の場合、線の中央付近に抜け(白抜け)が発生する場合がある。
(3)エッジ検出、周波数変化分析、ヒストグラム判定などを行う場合、処理時間が長くなる。
本実施の形態では、以上の問題点の抑制を図るため、画像情報の二値化を行う上述した二値化処理部を以下の構成としている。なお以下の説明では、図2の二値化処理部65を例にとり説明を行う。
本実施の形態の二値化処理部65は、入力画像情報取得部651と、注目画素選択部652と、局所領域設定部653と、局所領域サイズ記憶部654と、平均色値算出部655と、色変位算出部656と、二値化決定部657と、二値画像情報出力部658とを備える。
図4は、本実施の形態の二値化処理部65の動作について説明したフローチャートである。
以下、図3および図4を使用して本実施の形態の二値化処理部の動作について説明を行う。
使用する色空間中において、平均色値を始点とし、注目画素の色値を終点とするベクトル量となる。例えばY色、M色、C色、K色のそれぞれの平均色値が、Yave、Mave、Cave、Kaveであり、注目画素のY色、M色、C色、K色のそれぞれの色値がC0、M0、Y0、K0だったとする。このときYMCK色空間中における座標として、(Yave、Mave、Cave、Kave)を始点とし、(Y0、M0、C0、K0)を終点とするベクトル量が色変位となる。またYMCK色空間中の座標(Yave、Mave、Cave、Kave)を点A、座標(Y0、M0、C0、K0)を点Bとすれば、ABベクトルが色変位となる。
またこのとき色変位の大きさは、A(Yave、Mave、Cave、Kave)とB(Y0、M0、C0、K0)との距離となり、色変位の方向は、A(Yave、Mave、Cave、Kave)からB(Y0、M0、C0、K0)への方向となる。
さらに注目画素選択部652が、選択すべき注目画素がさらに存在するか否かを判定する(ステップ107)。
そして選択すべき注目画素が存在する場合(ステップ107でYes)、ステップ102に戻る。一方、選択すべき注目画素が存在しない場合(ステップ107でNo)、二値画像情報出力部658が、生成された二値画像情報を画像形成部70に対し出力する(ステップ108)。
二値化決定部657が、色変位に基づき注目画素の画像情報を二値化する方法としては、種々の方法が存在する。
図5では、YMCK色空間中における色変位を概念的に図示している。
図中色変位は、ABベクトルとして図示されている。そしてこのとき色変位の大きさ(ABベクトルの大きさ)が、この閾値より大きいときは、二値化決定部657は、注目画素の二値画像情報をON(黒)とする。一方、色変位の大きさが、この閾値以下であるときは、二値化決定部657は、注目画素の二値画像情報をOFF(白)とする。
つまり図5で説明した例では、二値化決定部657は、色変位の大きさに基づき注目画素の画像情報を二値化する、と言うことができる。
この場合、例えば、色変位の明度軸に沿った方向(明度軸方向)を加味することが考えられる。つまり色変位の大きさが、閾値より大きいときに、色変位の方向が明度が小さくなる方向であるときは、上述の通り、注目画素の二値画像情報をON(黒)とする。即ち、入力画像の中で文字は、通常は明度が小さい画像として描かれる。よってこのようにすることで、画像情報を二値化するときに文字の箇所をON(黒)とすることができる。対して、色変位の大きさが、閾値より大きいときに、色変位の方向が明度が大きくなる方向であるときは、注目画素の二値画像情報をOFF(白)とする。色変位の明度軸方向は、明度ベクトルと色変位の内積を採ることで導出することができる。
つまり図5の例では、ABベクトルの大きさを算出するのではなく、例えば、色軸としてY色の色軸を選択する。そしてY色についての平均色値と注目画素の色値の差である、Y0−Yaveの値と、予め定められた閾値とを比較する。そしてY0−Yaveの値が、この閾値より大きいときは、二値化決定部657は、注目画素の二値画像情報をON(黒)とする。一方、色変位の大きさが、この閾値以下であるときは、二値化決定部657は、注目画素の二値画像情報をOFF(白)とする。
この方法では、ABベクトルの大きさを求めるより、二値化決定部657で行う処理が少なくてすむという利点がある。
また色軸の選択にあたり、注目画素に対し周辺に位置する画素の色変位を参照してもよい。つまりこの周辺に位置する画素が注目画素であるときに選択される色軸と同様の色軸を選択することで、色軸の選択が大きくばらつくことがなく、二値化を行う際の判定精度がより向上する。
図6(a)は、局所領域Rが、文字を含まない背景のみであり、注目画素Qも背景の画素である場合を示している。また図6(b)は、局所領域Rが、文字を一部含むが、注目画素Qは背景の画素である場合を示している。さらに図6(c)は、局所領域Rが、文字を一部含み、注目画素Qは文字の画素である場合を示している。またさらに図6(d)は、局所領域Rが、背景を含まない文字のみであり、注目画素Qも文字の画素である場合を示している。
図7(a)は、局所領域Rとして大きさが異なる3種類(小、中、大)のものを選択した場合を示している。そして図7(b)は、注目画素Q1について、図7(a)で示すそれぞれの局所領域Rにおける色変位を概念的に示している。さらに図7(c)は、注目画素Q2について、図7(a)で示すそれぞれの局所領域Rにおける色変位を概念的に示している。
(II)色変位の方向が類似する局所領域Rの中から最大の画像領域のものを選択する。
このように画像領域の大きさが異なる複数の局所領域Rを設定し、基準(I)、(II)を採用することで、上述した図6(d)のような局所領域Rではなく、図6(b)、図6(c)のような局所領域Rを選択することが可能となる。
なお局所領域Rの大きさとしては、他の色が混入しない限り、より大きい方が二値化するときの判定精度はより高い。そのため最も大きい大きさの局所領域Rが選択された場合は、さらに大きい局所領域Rを追加して設定し、基準(I)、(II)を適用してもよい。
また本実施の形態によれば、文字の大きさや、文字と背景の色の組み合わせに依存しにくく、文字と背景との境界がより明瞭である二値画像を得ることができる。
さらになだらかな絵柄の上に文字が存在する入力画像の場合でも、適切な大きさの局所領域を設定することで、局所領域中の画像が一色または二色で構成されるものとすることができる。そのためこのような場合でも文字と背景との境界がより明瞭である二値画像を得ることができる。
そしてエッジ検出、周波数変化分析、ヒストグラム判定などは行わなくてよいため、処理が軽く、二値化処理の処理時間がより短くてすむ。
また適切な大きさの局所領域を設定することで、線幅が広い文字の場合でも線の中央付近に抜け(白抜け)が発生しにくくなる。
図8(a)に示すように本実施の形態による二値化処理では、「長」で示される文字の部分が背景に対して明瞭な境界を有して分離されていることがわかる。対して、図8(b)に示すように従来技術による二値化処理では、「長」で示される文字の部分と背景との境界が不明瞭であり、さらに「長」の文字を構成する線の中央付近に抜け(白抜け)が発生している。
また以上詳述した例では、YMCK色空間を使用した場合について説明したが、これに限られるものではなく、RGB色空間など他の色空間でもよい。
さらに以上詳述した例では、色変位である平均色値と注目画素の色値との差として、単純に色値の差を考えたが、これに限られるものではなく、平均色値と注目画素の色値とを比較したときの変化率や微分値等を求め、これを平均色値と注目画素の色値との差としてもよい。
またさらに以上詳述した例では、平均色値は、局所領域に含まれる画素の色値の単純な平均値を算出することで導出していたが、これに限られるものではなく、画素毎に重みをつけてもよい。
二値化処理部36、65が行なう処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、信号処理部30(図1参照)や制御部60(図2参照)に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、二値化処理部36、65の各機能を実現するプログラムを実行し、上述した制御を行なうことで、これらの各機能を実現させる。
Claims (8)
- 予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部と、
前記入力画像情報取得部によって取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部と、
前記注目画素選択部により選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部と、
前記局所領域設定部により設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部と、
前記平均色値算出部により算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部と、
前記色変位算出部により算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記二値化決定部は、前記色変位の大きさおよび/または方向に基づき前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記二値化決定部は、前記色変位算出部が算出した前記色変位から特定の色軸を選択し、当該特定の色軸についての色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記局所領域設定部は、前記画像領域の大きさが異なる複数の前記局所領域を設定し、
前記二値化決定部は、前記色変位の大きさが予め定められた値以上となる前記複数の局所領域の中から最小の画像領域のものについて算出された当該色変位を基にして前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記局所領域設定部は、前記画像領域の大きさが異なる複数の前記局所領域を設定し、
前記二値化決定部は、前記色変位の方向が類似する前記局所領域の中から最大の画像領域のものについて算出された当該色変位を基にして前記注目画素の画像情報を二値化することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、
前記画像読み取り手段により読み取られた前記原稿の画像情報を、予め定められた色空間における画像情報から二値画像情報に変換する処理を行う画像処理手段と、
を備え、
前記画像処理手段は、
予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部と、
前記入力画像情報取得部によって取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部と、
前記注目画素選択部により選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部と、
前記局所領域設定部により設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部と、
前記平均色値算出部により算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部と、
前記色変位算出部により算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部と、
を備えることを特徴とする画像読み取り装置。 - 予め定められた色空間における画像情報から二値画像情報に変換する処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段により生成された前記二値画像情報を基に画像を形成する画像形成手段と、
を備え、
前記画像処理手段は、
予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する入力画像情報取得部と、
前記入力画像情報取得部によって取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する注目画素選択部と、
前記注目画素選択部により選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する局所領域設定部と、
前記局所領域設定部により設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する平均色値算出部と、
前記平均色値算出部により算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する色変位算出部と、
前記色変位算出部により算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する二値化決定部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータに、
予め定められた色空間における画像情報である入力画像情報を取得する機能と、
取得された前記入力画像情報を基に注目画素を選択する機能と、
選択された前記注目画素を含む予め定められた範囲の画像領域を局所領域として設定する機能と、
設定された前記局所領域に含まれる画素の色値の平均値である平均色値を算出する機能と、
算出された前記平均色値と前記注目画素の色値との差を前記色空間におけるベクトル量で表した色変位を算出する機能と、
算出された前記色変位に基づき前記注目画素の画像情報を二値化する機能と、
を実現させるプログラム。
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