JP2015082414A - 端子台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 端子台11の台本体11aは、上部凸部11iと中央凹部11hと下部凸部11jとにほぼ3等分されて形成されている。一対の係止片14bを一対の矩形溝11eに係合させることで、端子台ブランク14を中央凹部11hに着脱自在に取り付けることができる。縦に長い嵌合孔が化粧パネルに形成されている場合は、端子台ブランク14を端子台11の中央凹部11hに取り付け、やや横長の嵌合孔が化粧パネルに2つ形成されている場合は、端子台ブランク14を端子台11の中央凹部11hから取り外す。
【選択図】 図2
Description
これにより、2種類の化粧プレートに適合させることができる直列ユニットが備える端子台とすることができる。
図2に示すように、直列ユニット1は出力端子の数が2個とされ、金属製の第1のシールドケース10−1の前面に本発明の第1実施例の端子台11が取り外し自在に固着され、第1のシールドケース10−1の上部に第1取付枠耳部12が取り外し自在に固着され、第1のシールドケース10−1の下部に第2取付枠耳部13が取り外し自在に固着されて構成されている。
樹脂を成形することにより作成された第1実施例の端子台11は、図2ないし図4に示すように、縦に長い矩形状の台本体11aを備え、台本体11aは上部凸部11iと中央凹部11hと下部凸部11jとにほぼ3等分されて構成されている。上部凸部11iと下部凸部11jは高さが高くされ、それぞれ円筒孔11bが形成されており、円筒孔11bを形成するリング状部11cが後方へ延伸されて形成されている。また、台本体11aの中央部は高さが低くされた中央凹部11hとされている。上部凸部11iと中央凹部11hと下部凸部11jとの外形形状はやや横長とされた矩形状のほぼ同じ形状とされている。台本体11aの4辺には壁部11fが形成されており、上部凸部11iと下部凸部11jのほぼ中央位置における両側部を形成する壁部11fには、係合片11dが形成されている。それぞれの係合片11dの先端部には段部と段部から先端に行くほど厚さが薄くなるテーパ状とされた係合爪11gが形成されている。また、中央凹部11hの両側であってほぼ対角線上に一対の矩形溝11eが形成されている。
樹脂を成形することにより作成された第1の端子台ブランク14は、これらの図に示すように、やや横長とされた矩形状のブランク本体14aから構成されている。このブランク本体14aの4辺には壁部14cが形成されており、両側部を形成する壁部14cのほぼ対角線上の位置から一対の係止片14bが後方へ突出するよう形成されている。それぞれの係止片14bの先端部には段部と段部から先端に行くほど厚さが薄くなるテーパ状とされた係止爪が形成されている。なお、ブランク本体14aの大きさは第1実施例の端子台11における中央凹部11hの大きさより若干小さくされるがほぼ同じ大きさとされ、ブランク本体14aの高さは、第1実施例の端子台11の中央凹部11hの凹部の深さとほぼ等しくされている。
第1実施例の端子台11を備える直列ユニット1をボックス19に取り付ける場合に、第1の化粧プレート15を用いる構成を図6および図7に示す。図6および図7は、第1実施例の端子台11を備える直列ユニット1の構成を分解して示す斜視図および斜視図である。
第1実施例の端子台11を備える直列ユニット1をボックス19に取り付ける他の構成を図8を参照して説明する。他の構成において用いられる第2の化粧プレート17は、プレート枠16と同じ大きさの矩形状とされた縦長のプレート本体17aを備え、このプレート本体17aには上部と下部とにやや横長の矩形状の嵌合孔17bがそれぞれ形成されている。プレート本体17aに形成された2つの嵌合孔17bの大きさは、第1実施例の端子台11における上部凸部11iと下部凸部11jとの大きさより若干大きいが、ほぼ同じ大きさとされている。第2の化粧プレート17を用いる場合は、図1に示す第1実施例の端子台11を備える直列ユニット1の中央凹部11hから第1の端子台ブランク14を取り外して、第2の化粧プレート17に適合できる図8に示す状態とする。この第1の端子台ブランク14を取り外した第1実施例の端子台11を備える直列ユニット1のボックス19のボス19bへの取り付け、当該直列ユニット1へのプレート枠16の取り付けは上記したとおりであるので、その説明は省略する。
図2に示すように、直列ユニット2は出力端子の数が1個とされ、金属製の第2のシールドケース10−2の前面に本発明の第2実施例の端子台31が取り外し自在に固着され、第2のシールドケース10−2の上部に第1取付枠耳部12が取り外し自在に固着され、第2のシールドケース10−2の下部に第2取付枠耳部13が取り外し自在に固着されて構成されている。
樹脂を成形することにより作成された第2実施例の端子台31は、図11ないし図13に示すように、縦に長い矩形状の台本体31aを備え、台本体31aは上部凹部31iと中央凸部31hと下部凹部31jとにほぼ3等分されて構成されている。中央凸部31hは高さが高くされて円筒孔31bが形成されており、円筒孔31bを形成するリング状部31cが後方へ延伸されて形成されている。また、台本体31aの上部と下部は高さが低くされた上部凹部31iと下部凹部31jとされている。上部凹部31iと中央凸部31hと下部凹部31jとの外形形状はやや横長とされた矩形状のほぼ同じ形状とされている。台本体31aの両側部には壁部31fが形成されており、上部凹部31iと下部凹部31jとの両側のほぼ中央位置の壁部31fには係合片31dがそれぞれ形成されている。それぞれの係合片31dの先端部には段部と段部から先端に行くほど厚さが薄くなるテーパ状とされた係合爪31gが形成されている。また、上部凹部31iと下部凹部31jの両側であってほぼ対角線上に一対の矩形溝31eが形成されている。
第2実施例の端子台31を備える直列ユニット2をボックス19に取り付ける場合に、第1の化粧プレート15を用いる構成を図14および図15に示す。図14および図15は、第2実施例の端子台31を備える直列ユニット2をボックス19に取り付ける構成を分解して示す斜視図および斜視図である。
第2実施例の端子台31を備える直列ユニット2をボックス19に取り付ける他の構成を図16を参照して説明する。他の構成において用いられる第3の化粧プレート18は、プレート枠16と同じ大きさの矩形状とされた縦長のプレート本体18aを備え、このプレート本体18aのほぼ中央部にやや横長の矩形状の嵌合孔18bが1つ形成されている。プレート本体18aに形成された嵌合孔18bの大きさは、第2実施例の端子台31の中央凸部31hの大きさより若干大きいが、ほぼ同じ大きさとされている。第3の化粧プレート18を用いる場合は、図10に示す第2実施例の端子台31を備える直列ユニット2の上部凹部31iと下部凹部31jとから2つの第1の端子台ブランク14を取り外して、第3の化粧プレート18に適合できる図16に示す状態とする。この2つの第1の端子台ブランク14を取り外した第2実施例の端子台31を備える直列ユニット2のボックス19のボス19bへの取り付け、当該直列ユニット2へのプレート枠16の取り付けは上記したとおりであるので、その説明は省略する。
以上説明した直列ユニット1は出力端子数が2個の直列ユニットとされ、直列ユニット2は出力端子数が1個の直列ユニットとされる。そして、出力端子数が2個の直列ユニット1においては、第1実施例の端子台11と第1の端子台ブランク14とを組み合わせることにより、2種類の化粧プレート15,17に適合させることができ、出力端子数が1個の直列ユニット2においては、第2実施例の端子台31と2つの第1の端子台ブランク14とを組み合わせることにより、2種類の化粧プレート15,18に適合させることができるようになる。このように、本発明にかかる端子台11,31においてはそれぞれ2種類の化粧プレートに適合させることができることから、改修工事において直列ユニットを交換する際に用意する直列ユニットの種類を低減することができる。
図18(a)(b)に示すように、第3実施例の端子台41は第1実施例の端子台11において矩形溝の形成位置を異ならせただけの構成とされており、出力端子数が2個の直列ユニット1に使用する端子台とされている。すなわち、第3実施例の端子台41は、縦に長い矩形状の台本体41aを備え、台本体41aは上部凸部41iと中央凹部41hと下部凸部41jとにほぼ3等分して構成されている。上部凸部41iと下部凸部41jは高さが高くされ、それぞれ円筒孔41bが形成されており、円筒孔41bを形成するリング状部41cが後方へ延伸されて形成されている。また、台本体41aの中央部は高さが低くされた中央凹部41hとされている。上部凸部41iと中央凹部41hと下部凸部41jとの外形形状はやや横長とされた矩形状のほぼ同じ形状とされている。台本体41aの4辺には壁部41fが形成されており、上部凸部41iと下部凸部41jのほぼ中央位置であって、両側部を形成する壁部41fには係合片41dが形成されている。それぞれの係合片41dの先端部には段部と段部から先端に行くほど厚さが薄くなるテーパ状とされた係合爪41gが形成されている。また、中央凹部41hの両側部のほぼ中央に一対の矩形溝41eが形成されている。
図19(a)(b)に示すように、第4実施例の端子台51は第1実施例の端子台11において矩形溝の個数を4個とした構成とされており、出力端子数が2個の直列ユニット1に使用する端子台とされている。すなわち、第4実施例の端子台51は、縦に長い矩形状の台本体51aを備え、台本体51aは上部凸部51iと中央凹部51hと下部凸部51jとにほぼ3等分して構成されている。上部凸部51iと下部凸部51jは高さが高くされ、それぞれ円筒孔51bが形成されており、円筒孔51bを形成するリング状部51cが後方へ延伸されて形成されている。また、台本体51aの中央部は高さが低くされた中央凹部51hとされている。上部凸部51iと中央凹部51hと下部凸部51jとの外形形状はやや横長とされた矩形状のほぼ同じ形状とされている。台本体51aの4辺には壁部51fが形成されており、上部凸部51iと下部凸部51jのほぼ中央位置であって、両側部を形成する壁部51fには係合片51dが形成されている。それぞれの係合片51dの先端部には段部と段部から先端に行くほど厚さが薄くなるテーパ状とされた係合爪51gが形成されている。また、中央凹部51hのほぼ4隅にそれぞれ矩形溝51eが計4つ形成されている。
また、以上説明した本発明にかかる端子台に装着することができる第1ないし第3の端子台ブランクのそれぞれは、出力端子数が2個用の本発明にかかる端子台と出力端子数が1個用の本発明にかかる端子台に共通に用いることができる。
Claims (7)
- シールドケースと、該シールドケースの前面に着脱自在に取り付けられる端子台とを備える直列ユニットの端子台であって、
縦に長い矩形状の台本体には、前記シールドケースの前面から突出するよう設けられた出力端子の位置に対応して高さが高くされた凸部が形成され、該凸部には前記出力端子が挿通される円筒孔が形成されており、前記台本体には前記出力端子が設けられていない位置に対応して凹部が形成され、該凹部には係合手段が設けられており、該係合手段により前記凹部に端子台ブランクが装着された際に、前記凹部の高さが前記凸部とほぼ同じ高さとなり、前記係合手段は前記凹部に前記端子台ブランクを取り外し自在に係合することができるようにされていることを特徴とする端子台。 - 前記直列ユニットの前面に着脱自在に取り付けられる化粧プレートに縦長の矩形状の嵌合孔が形成されている場合は、前記端子台ブランクが前記凹部に装着され、前記化粧プレートに前記出力端子の位置に対応するやや横長の矩形状の嵌合孔が形成されている場合は、前記端子台ブランクが前記凹部から取り外されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の端子台。
- 前記直列ユニットの出力端子の数が2個とされている場合は、前記凸部が上部と下部とに形成され、前記凹部が中央に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の端子台。
- 前記直列ユニットの出力端子の数が1個とされている場合は、前記凹部が上部と下部とに形成され、前記凸部が中央に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の端子台。
- 前記端子台ブランクの両側部のほぼ対角線上の位置に形成されている一対の係止片を前記係合手段に係合することができ、該係合手段は、前記凹部の両側におけるほぼ対角線上に形成された一対の矩形溝とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の端子台。
- 前記端子台ブランクの両側部のほぼ中央位置に形成されている一対の係止片を前記係合手段に係合することができ、該係合手段は、前記凹部の両側におけるほぼ中央位置に形成された一対の矩形溝とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の端子台。
- 前記端子台ブランクのほぼ4隅に形成されている4つの係止片を前記係合手段に係合することができ、該係合手段は、前記凹部のほぼ4隅にそれぞれ形成された4つの矩形溝とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の端子台。
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