JP2015082071A - 反力発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクチュエータを必要としない対象反力特性を表現し、弾性体を簡便な配置方法で使用することで計算性がよく、かつ、堅牢な組立品で対象反力特性を表現することができ、大きな反力系に対応することができる反力発生装置を提供する。
【解決手段】固定シャフトにより固定間隔とした第1及び第2のストッパー部材と、前記第2のストッパー部材に支持される回転シャフトと、前記固定シャフトに巻き付く第1の弾性係数を備える第1の弾性体と前記第1の弾性係数とは異なる第2の弾性係数を備える第2の弾性体とを対向し、それぞれの弾性体の対向部分とは反対方向の第1の弾性体の一端と第2の弾性体の一端とを前記ストッパー部材に対向させて配置し、前記第1の弾性体と第2の弾性体との間に回転シャフトの回転を直動に変換する直動ナットを配置した。
【選択図】 図1
【解決手段】固定シャフトにより固定間隔とした第1及び第2のストッパー部材と、前記第2のストッパー部材に支持される回転シャフトと、前記固定シャフトに巻き付く第1の弾性係数を備える第1の弾性体と前記第1の弾性係数とは異なる第2の弾性係数を備える第2の弾性体とを対向し、それぞれの弾性体の対向部分とは反対方向の第1の弾性体の一端と第2の弾性体の一端とを前記ストッパー部材に対向させて配置し、前記第1の弾性体と第2の弾性体との間に回転シャフトの回転を直動に変換する直動ナットを配置した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、模擬運転装置に用いて運転者にステアリングにより与えられた反力を発生させる反力発生装置に関するものである。
従来、模擬運転装置に用いる反力発生装置には、弾性体を用いた場合の反力特性は、変位に比例または指数関数的に上昇していくものがあった。
また、モーターのようなアクチュエータを利用したものがあり、制御方法によって様々な反力特性が表現可能である。
弾性体を用いた場合でも、その組合せによって反力特性を変化させることができる。
従来は、一様な変位増分に対して反力の増分傾向が、ある変位量において減少変化するような反力特性、例えば図6に示すような特性(以後、「対象反力特性」と呼ぶことがある)を表現するには、モーター等のアクチュエータを利用していた。
弾性体にも対象反力特性に類似する反力特性を示す皿バネ等の素材や精緻な組み立て品が存在する。
反力特性を表現するためアクチュエータを利用する場合、その制御をするためにセンサー類の設置やその保全をすることが大きな負担となる。また、大きな反力系に対応するためには、より出力の高いアクチュエータを用意する必要があり、そのため負担増加の要因になっている。
上述した皿バネ等のような類の弾性体を利用する場合、その性質上、計算性が複雑で実製品の特性と計算結果の相関は信頼性に欠けるものである。また、精緻な組立品は耐久性が悪く保守整備の頻度が多くなる傾向にあり、また、その精緻性ゆえに大きな反力系への対応が困難であった。
本発明が解決しようとする問題点は、対象反力特性を表現するのにアクチュエータを必要としない、また、弾性体を簡便な配置方法で使用することで計算性がよく、かつ、堅牢な組立品で対象反力特性を表現することができ、大きな反力系に対応することができる反力発生装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、固定シャフトにより固定間隔とした第1及び第2の支持部材と、前記第1及び第2の支持部材に支持される回転シャフトと、前記固定シャフトに巻き付く第1の弾性係数を備える第1の弾性体と前記第1の弾性係数とは異なる第2の弾性係数を備える第2の弾性体とを対向し、それぞれの弾性体の対向部分とは反対方向の第1の弾性体の一端と第2の弾性体の一端とを前記支持部材に対向させて配置し、前記第1の弾性体と第2の弾性体との間に回転シャフトの回転を直動に変換する直動ナットを配置したことを特徴とするものである。
請求項1に係る反力発生装置によると、反力発生を弾性体のみに掛かり合わせ、第1の弾性体と第2の弾性体を同一の固定シャフト上に巻き付くように配置するから、反力特性の計算性がよく、かつ、堅牢な組立品で対象反力特性を表現することができ、大きな反力系に対応することができるという利点がある。
図1は、本発明による反力発生装置の一実施例を説明する図であり自動車模擬運転装置に用いる例を示し、ステアリングの左回転及び右回転用の反力発生装置を一体に組み立てた図であり、図1(a)は構成部品の概略配置説明図であり、図1(b)は全体外観斜視図である。1は回転シャフト、2は直動ナット、31,32は第1の支持部材としての第1のストッパー、41,42は第2の支持部材としての第2のストッパー、51,52は反力板、61,62は固定シャフト、71,72は第1の弾性体としての第1のコイルバネ、81,82は第2の弾性体としての第2のコイルバネ、9は第2のストッパー41,42間を固定間隔として連結する固定部材である。
図1(a)の概略配置説明図において、回転シャフト1の回転方向の別により作用する反力発生の右回転用と左回転用の反力発生組立体を示し、例えば左回転用の反力発生組立体を実線で示し、右回転用の反力発生組立体を破線で示して、煩雑さを回避している。
第1のストッパー31,32、第2のストッパー41,42は、所定の固定間隔で配置され、さらに反力板51,52が第1のストッパー31,32と第2のストッパー41,42との間に配置される。これら第2のストッパー42と反力板51,52との中央部分に設けた円孔に回転シャフト1が通され、回転シャフト1の末端は第2のストッパー41に回転可能に連結され、回転シャフト1は第2のストッパー41,42により支持される。
直動ナット2が、対向する反力板51,52の間に位置し、回転シャフト1に設けたネジにはまって結合する。直動ナット2は回転シャフト1の長さ方向に伸び回転シャフト1にネジにはまって結合する筒状体2a,2bを備える。筒状体2a(,2b)には凸状連続体2c(,2d)が形成され、凸状連続体2c(,2d)は反力板51(,52)に設けた溝51a(,52a)に係合して、後述のように直動ナット2の空転を防ぐ。回転シャフト1と直動ナット2とは、回転シャフト1の回転量を直動ナット2の直進量に変換する直動機構を構成する。反力板51(,52)は、第1のストッパー31(,32)と第2のストッパー41(,42)の間に、回転シャフト1上を移動可能にして、位置する。第1のストッパー31(,32)と第2のストッパー41(,42)とは、シャフト61(,62)により連結され、その位置関係は固定されている。固定シャフト61(,62)は反力板51(,52)を通過して、反力板51(,52)を直動ナット2の移動に従って移動可能になっている。第1のストッパー31(,32)と反力板51(,52)との間に、第1のコイルバネ71(,72)を固定シャフト61(,62)に巻き付いて位置させ、反力板51(,52)と第2のストッパー41(,42)との間に、第2のコイルバネ81(,82)を固定シャフト61(,62)に巻き付いて位置させる。第1のコイルバネ71(,72)の弾性係数は第2のコイルバネ81(,82)の弾性係数とは異なるものとする。
固定シャフト61,62は、各4本備えられ、それぞれに第1のコイルバネ71(,72)と第2のコイルバネ81(,82)とが巻き付いて、回転シャフト1の周囲に配置される。
第2のストッパー41はステアリングの回転シャフト1の末端を支持し、第2ストッパー42は回転シャフト1のステアリングが付けられる方向部分を支持するように、組み立てられる。第1のストッパー31と第1のストッパー32は、互いに近くなるように位置し、第2のストッパー41と第2のストッパー42は、互いが遠くに位置するように組み立てられる。
第1のストッパー31と第2のストッパー41と反力板51と固定シャフト61と第1のコイルバネ71と第2のコイルバネ81とからなる第1の反力発生組立体と、第1のストッパー32と第2のストッパー42と反力板52と固定シャフト62と第1のコイルバネ72と第2のコイルバネ82とからなる第2の反力発生組立体とは、90度回転させた状態で回転シャフト1上に取り付けられる。
図1(a)の概略配置説明図において、回転シャフト1の回転方向の別により作用する反力発生の右回転用と左回転用の反力発生組立体を示し、例えば左回転用の反力発生組立体を実線で示し、右回転用の反力発生組立体を破線で示して、煩雑さを回避している。
第1のストッパー31,32、第2のストッパー41,42は、所定の固定間隔で配置され、さらに反力板51,52が第1のストッパー31,32と第2のストッパー41,42との間に配置される。これら第2のストッパー42と反力板51,52との中央部分に設けた円孔に回転シャフト1が通され、回転シャフト1の末端は第2のストッパー41に回転可能に連結され、回転シャフト1は第2のストッパー41,42により支持される。
直動ナット2が、対向する反力板51,52の間に位置し、回転シャフト1に設けたネジにはまって結合する。直動ナット2は回転シャフト1の長さ方向に伸び回転シャフト1にネジにはまって結合する筒状体2a,2bを備える。筒状体2a(,2b)には凸状連続体2c(,2d)が形成され、凸状連続体2c(,2d)は反力板51(,52)に設けた溝51a(,52a)に係合して、後述のように直動ナット2の空転を防ぐ。回転シャフト1と直動ナット2とは、回転シャフト1の回転量を直動ナット2の直進量に変換する直動機構を構成する。反力板51(,52)は、第1のストッパー31(,32)と第2のストッパー41(,42)の間に、回転シャフト1上を移動可能にして、位置する。第1のストッパー31(,32)と第2のストッパー41(,42)とは、シャフト61(,62)により連結され、その位置関係は固定されている。固定シャフト61(,62)は反力板51(,52)を通過して、反力板51(,52)を直動ナット2の移動に従って移動可能になっている。第1のストッパー31(,32)と反力板51(,52)との間に、第1のコイルバネ71(,72)を固定シャフト61(,62)に巻き付いて位置させ、反力板51(,52)と第2のストッパー41(,42)との間に、第2のコイルバネ81(,82)を固定シャフト61(,62)に巻き付いて位置させる。第1のコイルバネ71(,72)の弾性係数は第2のコイルバネ81(,82)の弾性係数とは異なるものとする。
固定シャフト61,62は、各4本備えられ、それぞれに第1のコイルバネ71(,72)と第2のコイルバネ81(,82)とが巻き付いて、回転シャフト1の周囲に配置される。
第2のストッパー41はステアリングの回転シャフト1の末端を支持し、第2ストッパー42は回転シャフト1のステアリングが付けられる方向部分を支持するように、組み立てられる。第1のストッパー31と第1のストッパー32は、互いに近くなるように位置し、第2のストッパー41と第2のストッパー42は、互いが遠くに位置するように組み立てられる。
第1のストッパー31と第2のストッパー41と反力板51と固定シャフト61と第1のコイルバネ71と第2のコイルバネ81とからなる第1の反力発生組立体と、第1のストッパー32と第2のストッパー42と反力板52と固定シャフト62と第1のコイルバネ72と第2のコイルバネ82とからなる第2の反力発生組立体とは、90度回転させた状態で回転シャフト1上に取り付けられる。
図2は、回転シャフト1に回転力が負荷されておらず、回転シャフト1を回転させ、直動ナット2を反力板51に接触し移動させない状態を示す。ステアリング操作による回転量が回転シャフト1に伝達されると、その回転量に対応して直動ナット2が移動する。直動ナット2が第2のストッパー41に向かって移動すると、直動ナット2に押されて反力板51が第2のストッパー41に向かって移動する。第1のコイルバネ71が反力板51を押す力と第2のコイルバネ81が反力板51を押す力が等しくなるように直動ナット2及び反力板51は配置する。このとき、第1のコイルバネ71及び第2のコイルバネ81は圧縮されている状態にある。
図2の状態から、回転シャフト1を例えば左方向に回転させ直動ナット2が第2のストッパー41に向かって移動すると、反力板51は第2のコイルバネ81を押し込む(図3)。図3は、図2の状態よりも直動ナット2が第2のストッパー41に近づいた状態である。図2から図3の状態に遷移する上で、反力板51が第1のコイルバネ71から受ける力は減少し、第2のコイルバネ82から受ける力は増加する。このとき、反力板51へ力を負担する系の弾性係数は見かけ上、第1のコイルバネ71と第2のコイルバネ81のそれぞれの弾性係数の和で表される。
回転シャフト1をさらに回転させ、直動ナット2を第2のストッパー41方向に移動させると、図4のように、第1のコイルバネ71が自然長の状態に達し、反力板51から離れるまで直動ナット2を第2のストッパー41方向へ移動させた状態となる。このとき、反力板51へ力を負担しているのは第2のコイルバネ81のみの状態となる。よって、反力板51へ力を負荷する系の弾性係数は見かけ上、第2のコイルバネ81の弾性係数と一致する。
回転シャフト1をさらに回転させ、直動ナット2を第2のストッパー41方向に移動させると、図5のように、直動ナット2の筒状体2aが第2のストッパー41に接触して、直動ナット2が停止する状態となる。このとき、反力板51はこれ以上第2のコイルバネ81を押し込むことはなく、第2のコイルバネ81の過圧縮を防止している。
図6は、本実施例で反力板51が受ける力をプロットしたグラフである。図6の横軸は直動ナット2が図2の状態から第2のストッパー41の方向に移動した移動距離を表し、縦軸はその距離に対応して反力板51、ひいては直動ナット2に負荷される力を表す。
図6から、直動ナット2の移動途中において受ける力の増分傾向が減少変化していることが分かる。増分傾向が変化するタイミングは、図3の状態から図4の状態に遷移するときに第1のコイルバネ71が自然長に達し反力板51から離れるタイミングと一致する。
図2の状態から図5の状態まで直動ナット2が反力板51に加えたエネルギーは保存するため、任意の位置で回転シャフト1に力が負荷されなくなると図2の状態に収束する。
増分傾向が減少変化することを図7にとともに説明する。図7において、X1[m]は直動ナット2のx方向移動量を示しており、x=X1[m]において第1のコイルバネ71は自然長の状態になる。x=0のときに第2のコイルバネ81が自然長より圧縮されている距離をX2[m]とする。
また、コイルバネは線形のフック則に従うものとし、第1のコイルバネ71の弾性係数をk1[N/m]とし、第2のコイルバネ81の弾性係数をk2[N/m]とする。
図2の状態から図3の状態を経由して直動ナット2が第1のコイルバネ71により押されながら第2のコイルバネ81を圧縮して移動する状態が、図7におけるSTAGE1となる。また、第1のコイルバネ71が自然長になって、図4のよう第2のコイルバネ81のみで移動させる状態は、図7においてSTAGE2で表される。
ここで、直動ナット2の移動量がx=X3[m](0≦X3<X1)の状態を考える。この状態において直動ナット2が第1、第2のコイルバネ71、81から受ける見かけの荷重F1[N]は
F1=k1・(X1−X3)−k2・(X2+X3) (1)
と表される。この状態から更に直動ナット2を正の微少量dx[m]だけx方向に移動させたときに直動ナット2が受ける見かけの荷重F2[N]は
F2=k1・(X1−X3−dx)−k2・(X2+X3+dx) (2)
となる。このdx[m]の移動において直動ナット2が受ける見かけの荷重変動dF1[N]は
F1−F2=k1・dx+k2・dx=(k1+k2)・dx (3)
式(3)より、STAGE1における見かけの弾性係数はk1+k2[N/m]となる。
次に直動ナット2の移動量がx=X4[m](X1<X4)の状態を考える。この状態において直動ナット2は第2のコイルバネ81からのみ荷重を受けるため、見かけの荷重F3[N]は
F3=k2・(X2+X4) (4)
となる。この状態から更に直動ナット2を正の微少量dx[m]だけx方向に移動させたときに直動ナット2が受ける見かけの荷重F4[N]は
F4=k2・(X2+X4+dx) (5)
で表される。式(4)、(5)から明らかなようにSTAGE2における見かけの弾性係数はk2[N/m]であるので、
(STAGE1の増分傾向)>(STAGE2の増分傾向)となる。
図6から、直動ナット2の移動途中において受ける力の増分傾向が減少変化していることが分かる。増分傾向が変化するタイミングは、図3の状態から図4の状態に遷移するときに第1のコイルバネ71が自然長に達し反力板51から離れるタイミングと一致する。
図2の状態から図5の状態まで直動ナット2が反力板51に加えたエネルギーは保存するため、任意の位置で回転シャフト1に力が負荷されなくなると図2の状態に収束する。
増分傾向が減少変化することを図7にとともに説明する。図7において、X1[m]は直動ナット2のx方向移動量を示しており、x=X1[m]において第1のコイルバネ71は自然長の状態になる。x=0のときに第2のコイルバネ81が自然長より圧縮されている距離をX2[m]とする。
また、コイルバネは線形のフック則に従うものとし、第1のコイルバネ71の弾性係数をk1[N/m]とし、第2のコイルバネ81の弾性係数をk2[N/m]とする。
図2の状態から図3の状態を経由して直動ナット2が第1のコイルバネ71により押されながら第2のコイルバネ81を圧縮して移動する状態が、図7におけるSTAGE1となる。また、第1のコイルバネ71が自然長になって、図4のよう第2のコイルバネ81のみで移動させる状態は、図7においてSTAGE2で表される。
ここで、直動ナット2の移動量がx=X3[m](0≦X3<X1)の状態を考える。この状態において直動ナット2が第1、第2のコイルバネ71、81から受ける見かけの荷重F1[N]は
F1=k1・(X1−X3)−k2・(X2+X3) (1)
と表される。この状態から更に直動ナット2を正の微少量dx[m]だけx方向に移動させたときに直動ナット2が受ける見かけの荷重F2[N]は
F2=k1・(X1−X3−dx)−k2・(X2+X3+dx) (2)
となる。このdx[m]の移動において直動ナット2が受ける見かけの荷重変動dF1[N]は
F1−F2=k1・dx+k2・dx=(k1+k2)・dx (3)
式(3)より、STAGE1における見かけの弾性係数はk1+k2[N/m]となる。
次に直動ナット2の移動量がx=X4[m](X1<X4)の状態を考える。この状態において直動ナット2は第2のコイルバネ81からのみ荷重を受けるため、見かけの荷重F3[N]は
F3=k2・(X2+X4) (4)
となる。この状態から更に直動ナット2を正の微少量dx[m]だけx方向に移動させたときに直動ナット2が受ける見かけの荷重F4[N]は
F4=k2・(X2+X4+dx) (5)
で表される。式(4)、(5)から明らかなようにSTAGE2における見かけの弾性係数はk2[N/m]であるので、
(STAGE1の増分傾向)>(STAGE2の増分傾向)となる。
図2の状態から、回転シャフト1を例えば右方向に回転させ直動ナット2が反力板51から離れ、反力板52に向かって移動する。このとき、直動ナット2の筒状体2aに設けた凸状連続体2cが反力板51に設けた溝51aに係合しているから、直動ナット2が回転シャフト1により空転することはない。回転シャフト1を回転させ、直動ナット2が第2のストッパー42に向かって移動すると、直動ナット2の筒状体2bの凸状連続体2dに係合し、さらに、直動ナット2は反力板52に接触して、図2と同様な状態になる。回転シャフト1をさらに右方向に回転させ、上述の左方向の回転の場合と同様な経過を経て、直動ナット2を第2のストッパー42方向に移動させると、図5の場合と同様に、直動ナット2の筒状体2bが第2のストッパー42に接触して、直動ナット2が停止する状態となる。
本実施例においては、第1のコイルバネ71の弾性係数を第2のコイルバネ81の弾性係数以上にして、第1のコイルバネ71及び第2のコイルバネ81を任意に選択することで、図6における各増分傾向や傾向が変化するタイミングを選択することが可能である。また、弾性係数の大きなコイルバネ(弾性体)を選択することで、より大きな反力を発生させることが可能となる。
1 回転シャフト
2 直動ナット
31,32 第1のストッパー(第1の支持部材)
41,42 第2のストッパー(第2の支持部材)
51,52 反力板
61,62 固定シャフト
71,72 第1のコイルバネ(第1の弾性体)
81,82 第2のコイルバネ(第2の弾性体)
2 直動ナット
31,32 第1のストッパー(第1の支持部材)
41,42 第2のストッパー(第2の支持部材)
51,52 反力板
61,62 固定シャフト
71,72 第1のコイルバネ(第1の弾性体)
81,82 第2のコイルバネ(第2の弾性体)
Claims (1)
- 固定シャフトにより固定間隔とした第1及び第2のストッパー部材と、
前記第2のストッパー部材に支持される回転シャフトと、
前記固定シャフトに巻き付く第1の弾性係数を備える第1の弾性体と前記第1の弾性係数とは異なる第2の弾性係数を備える第2の弾性体とを対向し、それぞれの弾性体の対向部分とは反対方向の第1の弾性体の一端と第2の弾性体の一端とを前記ストッパー部材に対向させて配置し、
前記第1の弾性体と第2の弾性体との間に回転シャフトの回転を直動に変換する直動ナットを配置したことを特徴とする反力発生装置。
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---|---|---|---|
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---|---|
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- 2013-10-24 JP JP2013221002A patent/JP2015082071A/ja active Pending
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