JP2015081148A - エレベータのかご内操作盤 - Google Patents

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Takeshi Yamazaki
剛 山崎
奥田 浩司
Koji Okuda
浩司 奥田
貴大 近藤
Takahiro Kondo
貴大 近藤
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Abstract

【課題】 施錠付の扉で行先階登録用のボタンを覆うことなく、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にする意匠性の高いエレベータのかご内操作盤を安価に提供する。【解決手段】 エレベータのかご内操作盤において、光を透過させる行先階表示部9を有するフェースプレート8と、かごが停止する行先階を示す行先階表示部9に光を照射する光源10と、行先階表示部9を透過した光を検知して信号を出力する光検知部11を設ける。【選択図】図3

Description

この発明は、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にするエレベータのかご内操作盤に関するものである。
全階床の乗場で行先階登録が可能なエレベータなど、利用者がかごに乗る前に行先階情報を取得するエレベータにおいて、一般客が利用する通常時は、かご内での行先階登録が必須ではない。このため、利便性やセキュリティ性を考慮して、かご内に行先階登録用のボタンを設けないことがある。しかし、保守や消防活動などを行う非常時は、かご内での行先階登録が必要となるため、通常時は行先階登録ができず、非常時は行先階登録が可能なエレベータのかご内操作盤が要求されることがある。
また、ある地域には、全階床の乗場で行先階登録が可能なエレベータにおいて、通常時はかご内操作盤の行先階登録用のボタンを隠さなくてはならないという規則がある。
行先階登録用のボタンを施錠付の扉で覆うと、通常時は行先階登録用のボタンを隠し、非常時のみ行先階登録用のボタンを使用できるようになる。このため、上記要求を満たし、上記規則に準拠することができる。しかし、従来の行先階登録用のボタンは点灯することで行先階表示の役割も果たしているため、行先階登録用のボタンを施錠付の扉で覆うと、行先階表示の役割が失われる。このため、行先階表示部を別に設ける必要がある。
行先階登録にボタンを用いないかご内操作盤として、階床を示すマーク上を通過させた光の遮断を検出することで行先階を登録するエレベータのかご内操作盤が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−176682
従来技術では、行先階登録用のボタンを施錠付の扉で覆うと、行先階表示部を別に設ける必要があり、コストがかかるという課題があった。また、行先階登録用のボタンを施錠付の扉で覆うと、意匠性が低下するという課題があった。また、階床マーク上を通過する光の遮断を検出することで行先階登録用のボタンを排除できるが、行先階を表示する機器を別に設ける必要があり、コストがかかるという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、上記規則を準拠しながら、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にする意匠性の高いエレベータのかご内操作盤を安価に提供するためのものである。
本発明に係るエレベータのかご内操作盤においては、光を透過させる行先階表示部を有するフェースプレートと、かごが停止する行先階を示す行先階表示部に光を照射する光源と、行先階表示部を透過した光を検知して信号を出力する光検知部を設けたものである。
この発明は、光を透過させる行先階表示部を有するフェースプレートと、かごが停止する行先階を示す行先階表示部に光を照射する光源と、行先階表示部を透過した光を検知して信号を出力する光検知部が設けられたものである。このため、非常時に光検知部の出力信号に基づき行先階登録要求信号を出力することで、上記規則を準拠しながら、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にする意匠性の高いエレベータのかご内操作盤を安価に提供できる。
実施の形態1を示すエレベータのかご室のレイアウト図。 実施の形態1のかご内操作盤の全体図。 実施の形態1のかご内操作盤の断面図。 実施の形態1のブロック図。 実施の形態2のかご内操作盤の断面拡大図。 実施の形態3のブロック図。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示すエレベータのかご室のレイアウト図、図2はエレベータのかご内操作盤の全体図、図3はエレベータのかご内操作盤の断面図(図2の断面A−A)、図4は実施の形態1のブロック図である。
図1に示すように、階床に渡って昇降するエレベータのかご室1は、開閉自在なドア2を有し、天井パネル3、壁面パネル4及び、床パネル5で囲われている。エレベータのかご内操作盤6は、かご室1内のドア2に隣接した壁面パネル4の上下中央部に設けられている。
図2に示すように、エレベータのかご内操作盤6は、箱形の筐体7と、筐体7の開口部を覆う開閉自在なフェースプレート8を有する。フェースプレート8には、階床を示す形状に打ち抜かれた部分に半透明の樹脂が充填された行先階表示部9が複数設けられている。また、行先階表示部9の下側にドア2の開閉を操作するボタンが設けられている。
図3に示すように、フェースプレート8の裏面側には、行先階表示部9を照らす光源10と、行先階表示部9を透過した光を検知する光検知部11が設けられている。また、かご室1内には照明が設けられていて、この照明の光は行先階表示部9を透過して光検知部11に検知される。光源10は、光源10と対応した行先階表示部9全体に光を与える位置に配置されている。光検知部11は、光検知部11と対応した行先階表示部9の中央に近い部分を透過したかご室1内の照明の光が当たる位置に配置されている。
光源10と光検知部11は基盤12の1つの面に1つずつ固定されていて、ユニットを形成している。このユニットは、行先階表示部9ごとに配置されていて、フェースプレート8と対向して配置された板13に固定されている。フェースプレート8と板13の間には、フェースプレート8と板13に端部を接し、ユニットの四方を囲う遮光板14が設けられている。これにより、光源10は、光源10と対応した行先階表示部9のみを照らすことができる。また、光検知部11は、光検知部11と対応していない行先階表示部9を透過した光を検知しないようになっている。また、操作盤制御部15がかご内操作盤6内に設けられていて、筐体7の内面に固定されている。
図4に示すように、操作盤制御部15は点灯制御部15aと出力制御部15bを有していて、点灯制御部15aは光源10と、出力制御部15bは光検知部11と電気的に接続されている。また、点灯制御部15aと出力制御部15bは、かご室1の運行を制御するかご制御部16と電気的に接続されている。かご制御部16は、各階床のエレベータの乗場に設けられた行先階登録装置17と、エレベータの乗場に設けられた切替スイッチ18と電気的に接続されている。
行先階登録装置17から行先階が入力されると、入力された行先階がかご制御部16に登録される。かご制御部16は、登録された行先階へかご室1を昇降させる制御を行う。登録された行先階にかご室1が到着すると、かご制御部16は、到着した階床を行先階の登録から抹消する。
点灯制御部15aは、かご制御部16に行先階が登録されると、かご制御部16からの信号を受信し、登録された行先階を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。また、点灯制御部15aは、かご制御部16が行先階の登録から階床を抹消すると、かご制御部16からの信号を受信し、抹消された階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させる。
出力制御部15bは、光検知部11の出力信号を常時受信していて、光検知部11の出力信号のレベルが設定可能な登録レベルを下回ると、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号をかご制御部16へ出力する。光検知部11と対応した行先階登録要求信号とは、光検知部11と対応した行先階表示部9が示す階床を行先階として登録することを要求する信号である。
設定可能な登録レベルは、光源10が消灯された状態で、行先階表示部9に人や物の影が映った場合の光検知部11の出力信号のレベルと、行先階表示部9に指を押し当てて覆い隠した場合の光検知部11の出力信号のレベルの間で設定されている。これにより、不意にできた影による誤動作を防止できる。
光検知部11が検知する光は、行先階表示部9の形状や材質、かご室1内での行先階表示部9の位置、行先階表示部9に対する光検知部11の位置などにより異なる。このため、登録レベルはそれぞれの光検知部11に対して設定可能となっている。
エレベータは、運転モードとして通常運転モードと非常運転モードがあり、切替スイッチ18を操作することで、通常運転モードと非常運転モードとの切り替えが可能となっている。通常運転モードは、通常時に利用される運転モードであり、非常運転モードは、保守や消防活動などの非常時に利用される運転モードである。
切替スイッチ18により、エレベータの運転モードが通常運転モードから非常運転モードに切り替えられると、かご制御部16は行先階として登録されている階床を全て抹消し、点灯制御部15aは、光源10を全て消灯させる。
かご制御部16は、非常運転モードで出力制御部15bから行先階登録要求信号を受信すると、受信した信号が登録を要求している階床を行先階として登録する。通常運転モードでは、出力制御部15bから行先階登録要求信号を受信しても、行先階を登録しない。これにより、通常運転モードでは、かご内操作盤6からの行先階登録を制限し、非常運転モードでは、かご内操作盤6からの行先階登録が可能となっている。
次に、通常運転モードでの動作について説明する。通常運転モードの場合、エレベータの乗場に設けられた行先階登録装置17から行先階が入力され、かご制御部16に行先階が登録されると、点灯制御部15aは、登録された行先階を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。これにより、行先階が表示される。
点灯していない行先階表示部9を利用者が指で覆うと、光検知部11の出力信号のレベルが登録レベルを下回る。これにより、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号が出力制御部15bからかご制御部16へ出力されるが、かご制御部16は、行先階登録要求信号を受信しても行先階を登録しない。
かご室1が行先階に到着すると、かご制御部16は、到着した階床を行先階の登録から抹消し、点灯制御部15aは、到着した階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させる。上記工程が繰り返されることで、行先階表示が行われ、行先階登録は制限される。
次に、非常運転モードでの動作について説明する。切替スイッチ18により、エレベータの運転モードが通常運転モードから非常運転モードに切り替えられると、かご制御部16は行先階として登録されている階床を全て抹消し、点灯制御部15aは光源10を全て消灯させる。
点灯していない行先階表示部9を利用者が指で覆うと、光検知部11の出力信号のレベルが登録レベルを下回る。これにより、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号が出力制御部15bからかご制御部16へ出力される。かご制御部16は、行先階登録要求信号を受信すると、受信した信号が登録を要求している階床を行先階として登録する。また、点灯制御部15aは、かご制御部16に登録された行先階を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。
かご室1が行先階に到着すると、かご制御部16は、到着した階床を行先階の登録から抹消し、点灯制御部15aは、到着した階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させる。上記工程が繰り返されることで、行先階表示と行先階登録が行われる。
このようなエレベータのかご内操作盤6では、通常運転モードではフェースプレート8の裏面側から光源10が行先階表示部9を照らして行先階表示ができる。また、非常運転モードでは行先階表示部9を透過した光の変化を検知することで行先階登録もできる。このため、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にするエレベータのかご内操作盤を安価に実現できる。
また、このようなエレベータのかご内操作盤6では、通常運転モードでは行先階表示部9で行先階表示が行われる。このため、全階床の乗場で行先階登録が可能なエレベータにおいて、通常時はかご内操作盤の行先階登録用のボタンを隠さなくてはならないという規則を準拠できる。
また、このようなエレベータのかご内操作盤6では、施錠付の扉で行先階登録用のボタンを覆うことなく上記規則を準拠できるため、行先階登録用のボタンを施錠付の扉で覆う場合よりも意匠性が改善される。
また、このようなエレベータのかご内操作盤6では、非常時は行先階表示部9を指で覆うことで、覆った行先階表示部9が示す階床を行先階として登録できる。このため、行先階の登録のために鍵などの専用品を必要としないため、施錠付の扉で行先階登録用のボタンを覆うよりも利便性が向上する。
なお、本実施の形態では、フェースプレート8に設けられた行先階表示部9は階床を示す形状に打ち抜かれた部分に半透明の樹脂が充填された構成であるが、光源10の光をフェースプレート8の表面側まで透過させ、フェースプレート8の表面側の光が裏面側に届く透光性を有するものであれば何を用いても良い。例えば、フェースプレート8の裏面に透光性のあるフィルムを貼付する構成であっても良い。
また、切替スイッチ18がエレベータの乗場に設けられているが、設置場所は本実施の形態の設置場所に限定されないし、切替スイッチ18が設けられない構成であっても良い。例えば、ビルに設置された火災検知器と連動し、火災が検知された場合に通常運転モードから非常運転モードに切り替わる構成であっても良い。
また、操作盤制御部15は、かご内操作盤6内に設けられているが、かご内操作盤6外に設けられていても良い。
また、出力制御部15bは、運転モードに関わらず、光検知部11の出力信号に基づき行先階登録要求信号を出力するが、通常運転モードの場合は行先階登録要求信号を出力せず、非常運転モードの場合は行先階登録要求信号を出力する構成であっても良い。
この場合、通常運転モードでもかご制御部16は行先階登録を制限する必要がない。このため、既設エレベータに設けられた行先階登録用のボタンを備えたかご内操作盤をかご内操作盤6と交換することで、既設エレベータのかご制御部を改造せずに、通常時は行先階表示、非常時は行先階表示と行先階登録を可能にできる。
また、出力制御部15bは、操作盤制御部15とは別の要素に含まれていても良い。例えば、光源10と光検知部11が構成するユニットの基盤12に前記比較を行い、行先階登録要求信号を出力する回路が設けられていても良い。
また、出力制御部15bが行先階登録要求信号を出力するのは、光検知部11の出力信号のレベルが登録レベルを下回った場合であるが、行先階表示部9を透過した光に基づいていればどのような場合でも良い。
例えば、1つの光検知部11のみ出力信号のレベルが登録レベルを超えた場合に、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号を出力しても良い。この場合、フェースプレート8の表面側からライトが行先階表示部9に当てられると、この行先階表示部9が示す階床を行先階として登録することを要求する行先階登録要求信号が出力制御部15bからかご制御部16へ出力される。これにより、かご室1内の照明が消灯している場合でも行先階登録ができる。
また、光源10による行先階の表示は、行先階である階床を示す行先階表示部9を照らす光源10と、行先階ではない階床を示す行先階表示部9を照らす光源10の点灯状態が異なれば良い。例えば、行先階である階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させ、行先階ではない階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を点滅させることで行先階を表示しても良い。
また、設定可能な登録レベルは、1つの光検知部11に対して1つ設定されているが、1つの光検知部11に対して複数設定されていても良い。例えば、光源10が点灯されている場合に用いる登録レベルと、光源10が消灯されている場合に用いる登録レベルの2つが設定されていても良い。この場合、光源10が点灯しているか、消灯しているかに関わらず、光検知部11の出力信号に基づく操作が可能となる。
また、光源10と光検知部11はユニットを構成しているのが製作上好ましいが、光源10と光検知部11が別体の構成であっても良いし、複数の光源10と光検知部11でユニットが構成されていても良い。
また、エレベータのかご内操作盤6のかご室1内での設置場所は本実施の形態の設置場所には限定されない。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2のエレベータのかご内操作盤の断面(実施の形態1の図2における断面A−Aに相当する断面)の1つのユニットを拡大した図である。本実施の形態では、光源10は、光の波長が600〜700nmのLEDが用いられている。
光学フィルタ19は、波長400〜550nmの光を80%以上透過し、波長600〜700nmの光を95%以上遮光する、合成ガラスで構成されたショートパスフィルタである。光学フィルタ19は、光検知部11と行先階表示部9の間に、フェースプレート8と平行に光検知部11と接して設けられている。
また、かご室1内の照明は、白色光が用いられていて、光学フィルタ19を80%以上透過する波長400〜550nmの光を含んでいる。
遮光板20は、光源10から光検知部11へ直接向かう光を遮断すると共に、フェースプレート8の裏面などで反射した光源10の光が、光学フィルタ19を通過せずに光検知部11へ届かないように、光検知部11を囲んで設けられている。また、遮光板20は、基盤12と光学フィルタ19に隙間なく端部を接して設けられている。
遮光板20と光学フィルタ19を設けることで、光検知部11が検知する光源10からの光を低減させている。これにより、光源10が消灯された状態で行先階表示部9に人や物の影が映った場合の光検知部11の出力信号のレベル(1)が、光源10が点灯された状態で行先階表示部9に指を押し当てて覆い隠した場合の光検知部11の出力信号のレベル(2)より高くなっている。
設定可能な登録レベルは、出力信号のレベル(1)と出力信号のレベル(2)の間で設定されている。これにより、光源10の点灯状態に関らず、1つの光検知部11に対して1つの登録レベルを設定すれば、不意にできた影による誤動作の防止を図りながら、行先階表示部9が指で覆われたことを検出できる。
仮に、出力信号のレベル(1)が出力信号のレベル(2)より低いとすると、不意にできた影による誤動作の防止を図るためには、光源10が点灯されている場合に用いる登録レベルと、光源10が消灯されている場合に用いる登録レベルの2つが必要となる。このため、光検知部11の出力信号のレベルと登録レベルの比較を行う構成が、登録レベルが1つの場合に比べて複雑になる。
点灯制御部15aは、非常運転モードでかご制御部16に行先階が登録されると、かご制御部16からの信号を受信し、登録された行先階を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させる。また、点灯制御部15aは、非常運転モードでかご制御部16が行先階の登録から階床を抹消すると、かご制御部16からの信号を受信し、抹消された階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。
かご制御部16は、非常運転モードで行先階登録要求信号を受信し、受信した信号が登録を要求している階床が既に行先階として登録されていた場合、この階床を行先階の登録から抹消する。他の構成は実施の形態1と同様である。また、通常運転モードでの動作は実施の形態1と同様である。
次に、非常運転モードでの動作について説明する。エレベータの乗場に設けられた切替スイッチ18により、エレベータの運転モードが通常運転モードから非常運転モードに切り替えられると、かご制御部16は行先階として登録されている階床を全て抹消し、点灯制御部15aは光源10を全て点灯させる。
点灯している行先階表示部9を利用者が指で覆うと、光検知部11の出力信号のレベルが登録レベルを下回る。これにより、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号が出力制御部15bからかご制御部16へ出力される。かご制御部16は、行先階登録要求信号を受信すると、受信した信号が登録を要求している階床を行先階として登録する。また、点灯制御部15aは、かご制御部16に登録された行先階を示す行先階表示部9を照らす光源10を消灯させる。
点灯していない行先階表示部9を利用者が再度指で覆い、光検知部11の出力信号のレベルが登録レベルを再度下回ると、この光検知部11と対応した行先階登録要求信号が出力制御部15bからかご制御部16へ再度出力される。かご制御部16は、受信した信号が登録を要求している階床が既に行先階として登録されているため、この階床を行先階の登録から抹消する。点灯制御部15aは、かご制御部16が登録を抹消した階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。これにより、行先階の登録がキャンセルされる。
かご室1が行先階に到着すると、かご制御部16は、到着した階床を行先階の登録から抹消し、点灯制御部15aは、到着した階床を示す行先階表示部9を照らす光源10を点灯させる。上記工程が繰り返されることで、行先階表示と行先階登録が行われる。
このようなエレベータのかご内操作盤6では、行先階登録操作を行うときには光源10が点灯しているため、行先階表示部9を指で隙間なく覆えているかどうかを光源10が点灯していない場合より容易に視認できる。
また、遮光体である、遮光板20と光学フィルタ19を設けているため、光検知部11に対して1つの登録レベルが設定されれば、光源10の点灯状態に関らず、光検知部11の出力信号に基づく操作が可能となる。
なお、光源10の光の波長帯、光学フィルタ19が遮光する光の波長帯、かご内照明の光の波長帯は本実施の形態の波長帯に限定されない。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3のブロック図である。本実施の形態では、点灯制御部15aと出力制御部15bが電気的に接続されていて、出力制御部15bから点灯制御部15aへ行先階登録要求信号が出力される。また、かご制御部16から点灯制御部15aへ、点灯制御部15aが行先階登録要求信号を受信した場合に、点灯状態の変更を許可する光源10を示す変更許可信号が出力されている。
点灯制御部15aは、受信した行先階登録要求信号が登録を要求する階床を示す行先階表示部9を照らす光源10が変更を許可された光源10であれば、この光源10の点灯を次のように制御する。光源10が行先階であることを示す点灯状態であれば、行先階ではないことを示す点灯状態に、光源10が行先階ではないことを示す点灯状態であれば、行先階であることを示す点灯状態に光源10の点灯を制御する。他の構成は実施の形態1または2と同様である。
このようなエレベータのかご内操作盤6では、行先階登録要求信号が出力制御部15bから点灯制御部15aに出力されない場合よりも、光検知部11の出力に基づく光源10の点灯制御の応答を早めることができ、操作性が向上する。
1 かご室、2 ドア、3 天井パネル、4 壁面パネル、5 床パネル、
6 かご内操作盤、7 筐体、8 フェースプレート、9 行先階表示部、
10 光源、11 光検知部、12 基盤、13 板、14 遮光板、
15 操作盤制御部、15a 点灯制御部、15b 出力制御部、
16 かご制御部、17 行先階登録装置、18 切替スイッチ、
19 光学フィルタ、20 遮光板

Claims (9)

  1. 光を透過させる行先階表示部を有するフェースプレートと、
    前記フェースプレートの裏面側に配設された、
    前記行先階表示部に光を照射する光源と、
    前記フェースプレートの裏面側に配設された、
    前記行先階表示部を透過した光を検知して信号を出力する光検知部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータのかご内操作盤。
  2. 前記光検知部の出力信号に基づき、
    前記光検知部と対応した行先階登録要求信号を出力する出力制御部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご内操作盤。
  3. 前記出力制御部は、エレベータの運転モードが、
    通常運転モードの場合は前記行先階登録要求信号を出力せず、
    非常運転モードの場合は前記行先階登録要求信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータのかご内操作盤。
  4. 前記フェースプレートの裏面と接して設けられた、
    前記光源と前記光検知部を囲う遮光板を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3に記載のエレベータのかご内操作盤。
  5. 前記光源から前記光検知部へ向かう光の経路上に設けられた、
    前記光源からの光を遮る遮光体を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜4に記載のエレベータのかご内操作盤。
  6. 前記遮光体は、
    前記光源から前記光検知部へ直接向かう光を遮断する遮光板を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータのかご内操作盤。
  7. 前記遮光体は、
    前記行先階表示部を透過した光の遮光率より、
    前記光源の光の遮光率が高い光学フィルタを有する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のエレベータのかご内操作盤。
  8. エレベータが非常運転モードに切り替わると前記光源は全て消灯し、
    非常運転モードでエレベータに行先階が登録されると、
    該行先階を示す前記行先階表示部に光を照射する前記光源が点灯する、
    ことを特徴とする請求項1〜7に記載のエレベータのかご内操作盤。
  9. エレベータが非常運転モードに切り替わると前記光源は全て点灯し、
    非常運転モードでエレベータに行先階が登録されると、
    該行先階を示す前記行先階表示部に光を照射する前記光源が消灯する、
    ことを特徴とする請求項1〜7に記載のエレベータのかご内操作盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110342360A (zh) * 2018-04-04 2019-10-18 上海三菱电梯有限公司 电梯登记装置
CN111204628A (zh) * 2020-02-27 2020-05-29 陕西科技大学 一种防控病毒感染的智能电梯安全按键输入装置及其方法

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