JP2015080218A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部障害物の位置検出を容易に実行可能で、かつ外部障害物の識別精度の高いプロジェクタを提供する。【解決手段】プロジェクタ100は、レーザ光を出力する光源と、レーザ光を走査する走査手段(スキャナミラー372)と、走査手段により走査されるレーザ光を、第1方向と第2方向に分割するビームスプリッタ383と、第1方向の投影面に対して照射されるレーザ光の領域にある外部障害物により反射されたレーザ光を検出する受光センサ400と、走査手段による走査位置と、受光センサ400の受光タイミングにより、外部障害物の位置を算出する算出手段(算出プログラム344e)と、を備え、第1方向のレーザ光は、ビームスプリッタ383で分割された第1レーザ光と、ビームスプリッタ383を介さない第2レーザ光とが、照射される。【選択図】図2

Description

本発明はプロジェクタに関する。
従来、レーザ光によって外部より入力された画像を投影するプロジェクタとして、レーザプロジェクタが知られている。このプロジェクタは、総じて離れた位置に画像を投影して使用されるため、使用者が投影された画像から所望のポイントを指示するためには、使用者の位置から画像の位置まで到達する指し棒や、当該画像にレーザ照射を行うレーザポインタなどを用いる必要があった。また、当該プロジェクタに接続された他の情報機器から画像を入力する場合には、当該情報機器が有するタッチパネルやマウスなどの入力装置を介して、使用者が所望するポイントを指示していた。
ところが、プロジェクタが設置される環境によっては、上記指し棒やレーザポインタ等の指示装置、或いはタッチパネルやマウスなどの入力装置を用いて所望するポイントを指示することが、使用者にとって負担となる場合は往々にして存在する。
ここで、例えば、拡散光を放射する光源の少なくとも2次元平面上の位置を測定する位置測定装置において、互いに交差する複数の平面上に設けられた受光平面領域における光源からの拡散光の受光量をそれぞれ出力する複数の測定ユニットと、測定ユニット中の2つの受光平面領域あるいは2つの受光平面領域群の中心軸を中心にして45度の角度の直線上に光源を配置したとき、2つの受光平面領域あるいは2つの受光平面領域群における受光量がほぼ同じとなるように受光量のゲイン調整をする調整手段と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の発明は、直交する方向に配置された2つの受光素子から検出されるX,Y方向それぞれの光量から、計算部による所定の導出式を経て上記光源の平面位置を導出するものであり、上記調整手段で2つの受光素子のゲインを調整してX,Y方向それぞれの光量のバラツキを抑えることで、より精確な光源の平面位置の算出を行うことが出来る。
したがって、プロジェクタに上記特許文献1に記載の位置測定装置を備えることで、指示位置を投影することができれば、指し棒やレーザポインタ等の指示装置、或いはタッチパネルやマウスなどの入力装置を用いて所望するポイントを指示する必要がない。
特開2002−014763号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明によると、受光した光量を基礎として計算部による複雑な演算処理を介して座標値を導出する必要があるため、位置検出に係るCPU等の処理負担が懸念される。
また、上記特許文献1記載の発明によっては、ポイントを指示するための外部障害物(例えば、指示棒の先端や指先等)の識別精度自体が問題となる。つまり、光強度の減衰率やS/N(Signal to Noise)比が外部障害物の存在する位置によって変動するため、外部障害物の識別精度が当該位置によってバラついたものとなり、外部障害物を誤って識別するおそれがある。
本発明の課題は、外部障害物の位置検出を容易に実行可能で、かつ外部障害物の識別精度の高いプロジェクタを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、プロジェクタにおいて、レーザ光を出力する光源と、前記レーザ光を走査する走査手段と、前記走査手段により走査される前記レーザ光を、第1方向と第2方向に分割するビームスプリッタと、前記第1方向の投影面に対して照射されるレーザ光の領域にある外部障害物により反射された前記レーザ光を検出する受光センサと、前記走査手段による走査位置と、前記受光センサの受光タイミングにより、前記外部障害物の位置を算出する算出手段と、を備え、前記第1方向のレーザ光は、前記ビームスプリッタで分割された第1レーザ光と、前記ビームスプリッタを介さない第2レーザ光とが、照射されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、前記走査手段による走査は、水平同期信号及び画素クロック信号に基づいていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプロジェクタにおいて、前記第2レーザ光は、前記第1レーザ光と少なくとも一部が隣接するように照射されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のプロジェクタにおいて、前記第1レーザ光は、前記第1方向の投影面に対して、多角形の形となるように照射されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプロジェクタにおいて、前記外部障害物が前記第2レーザ光の照射領域にある場合に、前記外部障害物が前記第1レーザ光の照射領域に入らないように、前記第2レーザ光を前記多角形の一辺と少なくとも一部が隣接するように照射することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のプロジェクタにおいて、前記第2レーザ光は、前記光源から一番距離の遠い前記多角形の一辺と少なくとも一部が隣接するように照射されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のプロジェクタにおいて、前記受光センサの受光量を増幅する増幅手段と、前記算出された位置に基づいて増幅量を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のプロジェクタにおいて、前記決定手段は、前記算出された位置と前記受光センサとの距離に基づいて、前記増幅手段における増幅量を決定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のプロジェクタにおいて、前記増幅量は、前記算出された位置と前記受光センサの距離が大きくなるにつれて、増幅量を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、決定手段により、受光センサにて受光される反射光の反射位置が特定され、その特定された反射位置で反射され、受光センサで受光される反射光の強度の増幅量が決定されるように構成されているので、反射位置に応じて反射光の光強度の減衰率等の影響を考慮して、増幅量を調整することが可能となるため、反射位置による外部障害物の識別精度のバラつきを抑えることができる。また、算出手段により、判断手段で外部障害物と判断されたタイミングと、水平同期信号及び画素クロック信号に基づいて、外部障害物の位置情報が容易に算出できるので、外部障害物の位置検出のための特別な構成を必要としない。また上記位置情報の算出は、受光センサで受光される反射光の光量に基づいて行われるものではないため、複雑な演算も要しない。
したがって、本発明は、外部障害物の位置検出を容易に実行可能で、かつ外部障害物の識別精度の高いプロジェクタであるといえる。
本発明に係るプロジェクタが設置された状態を例示する外観図である。 本発明に係るプロジェクタの要部構成を例示するブロック図である。 本発明に係るレーザ光の投影面を説明するための図である。 本発明に係る同期信号(水平同期信号及び画素クロック信号)を説明するための図である。 本発明に係る投影部の構成と、投影部によりレーザ光が投影された状態を説明するための図である。 本発明に係る受光センサにて受光される反射光の投影面上の強度分布、及び各位置でのアナログ/デジタルゲインを例示する図であり、(A)はY方向の強度分布を、(B)はX方向の強度分布を、それぞれ示している。 本発明に係るゲインデータを例示する図である。 本発明に係る別のゲインデータを説明するための図であり、(A)は投影面上のエリア区分を示し、(B)は別のゲインデータを例示したものである。 ある走査線上における増幅された反射光の強度分布を例示する図である。 本発明に係るプロジェクタによるゲイン調整処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
また、以下の説明では、図1におけるプロジェクタ100の左右方向をX方向、前後方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。
プロジェクタ100は、例えば、図1に示すように、テーブル120上に設置され、スクリーン130に向けて出射されたレーザ光(第2のレーザ光)が、投影部380によりプレゼンテーション等に用いる表示用の画像132Aとして投影されるレーザプロジェクタである。
また、プロジェクタ100は、テーブル120の上面に対して、プロジェクタ100の使用者が参照し得るように、投影部380により分離されたレーザ光(第1のレーザ光)が、画像132Aと同様の画像122Aを投影する(画像122Aの大きさは、総じて画像132Aの大きさよりも小さい)。ここで、この画像122Aには、使用者が棒やペン等の外部障害物10を操作することで画像132Aの編集等を行うための画像122Fも含まれている。そして、上記外部障害物10からの反射光が受光センサ400により検出されて外部障害物10が識別されるように構成されている。
次いで、プロジェクタ100は、例えば、図2に示すように、フロントエンド用のFPGA310(Field Programmable Gate Array)と、レーザ出射部350と、投影部380と、操作パネル330と、バックエンドブロック340と、ビデオRAM345と、受光センサ400と、増幅部410と、変換部420と、記憶部344と、を含んで構成される。
FPGA310は、例えば、タイミングコントローラ311と、データコントローラ312と、ビットデータ変換器313と、データ/階調変換器314と、を含むプログラミングが可能なLSI(Large Scale Integration)であり、バックエンドブロック340とともに、一時的にビデオRAM345に記憶される画像信号の表示制御を行う。
タイミングコントローラ311は、バックエンドブロック340に含まれるCPU341から送られる指令に基づいてデータコントローラ312を介してビデオRAM345に一時的に記憶されている画像信号を読み出す。そして、タイミングコントローラ311では、当該画像信号に含まれる同期信号(水平同期信号(HSYNC)、画素クロック信号(PCLK)等を含む)を取得する。さらに、タイミングコントローラ311は、当該同期信号に基づいて、後述のレーザ出射部350,駆動モータ374の出射/駆動のタイミングをコントロールする命令を生成し、当該命令をビットデータ変換器313,駆動ドライバ373にそれぞれ送信する。
データコントローラ312は、ビデオRAM345より読み出した画像信号をビットデータ変換器313に送出する。
ビットデータ変換器313は、タイミングコントローラ311からの命令に基づいて、データコントローラ312から送出された画像信号を、レーザ光によって投影するための形式に適合したデータに変換し、変換した画像信号をデータ/階調変換器314に送出する。
データ/階調変換器314は、ビットデータ変換器313から出力されたデータを、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色として表示するための色の階調に変換し、変換後のそれぞれのデータを、レーザ出射部350に送出する。
レーザ出射部350は、例えば、LD361,362(レーザ光源)と、レーザ制御回路351と、偏光ビームスプリッタ363と、レーザ検出器370と、レンズ371と、スキャナミラー372(走査部)と、駆動ドライバ373と、駆動モータ374と、ハーフミラー375と、ミラー検出器376と、調整部377と、を含んで構成される。
LD361(Laser Diode)は、緑色のレーザ光を出射するダイオードであり、LD362は、赤色及び青色のレーザ光を出射するダイオードであり、それぞれがレーザ制御回路351により制御される。
なお、本実施の形態に係るLD362は、赤色のレーザ光を出射するLDと青色のレーザ光を出射するLDとが一体として構成されているが、別個に構成されているものでもよい。
レーザ制御回路351は、データ/階調変換器314から送られる信号に基づいてLD361,362の出射量/タイミング等を制御する。また、レーザ制御回路351は、後述のレーザ検出器370にて検出されるレーザ光の出力量よりレーザ光の出射状態を検知し、当該出射状態に基づいてLD361,362の出射制御を行う。
偏光ビームスプリッタ363は、LD361から出射されるレーザ光の光路上に配置され、入射されたレーザ光をP偏光とS偏光とに分離する光学部材である。そして、偏光ビームスプリッタ363は、LD361から出射された緑色のレーザ光の一部をレンズ371に向けて透過させ、残りをレーザ検出器370に向けて反射させる。一方で、偏光ビームスプリッタ363は、LD362から出射された赤色及び青色のレーザ光の一部をレーザ検出器370に向けて透過させ、残りをレンズ371に向けて反射させる。
レーザ検出器370は、例えば、レーザ光の出力量を検出するセンサであり、LD362から出射されるレーザ光の光路上に配置されている。
レンズ371は、偏光ビームスプリッタ363を透過したレーザ光を集光する。
スキャナミラー372は、例えば、後述の駆動モータ374により駆動力が付与されることにより2軸方向に独立して回動可能なガルバノミラーであり、当該回動によりミラー傾斜角を調整することで、入射された光の反射方向を調整することができる。
そのため、例えば、図3のテーブル120上に形成されるレーザ光(第1のレーザ光)の投影面123に示されるように、レンズ371を透過したレーザ光の反射方向をスキャナミラー372により順次調整することで、レーザ光の走査が可能となる。
ここで、図3は、投影面123において、スキャナミラー372によるレーザ光の走査位置が、タイミングコントローラ311にて取得される画素クロック信号及び水平同期信号に応じて、P(1)、P(2)、・・・、P(k)、P(k+1)、・・・、P(2k)、・・・、と変化していくことを示している。また、上記画素クロック信号(PCLK)及び水平同期信号(HSYNC)は、例えば、それぞれが図4に示されるようなパルス波形を示す信号であり、時間ΔT1が1画素を描画する時間、時間ΔT2が1走査線を切換えるまでの時間を示すものである。
つまり、画素クロック信号の時間ΔT1の間に、スキャナミラー372がX方向に傾斜し、図3に示すレーザ光の走査位置がX方向にずれる(例えば、P(1)からP(2)へと変化する)。そして、上記X方向への走査が繰り返され、走査位置が投影面123のX方向端部(例えば、P(k))に到達したタイミングで、水平同期信号の時間ΔT2が経過して水平同期信号が検出される。スキャナミラー372は、上記時間ΔT2の間に、Y方向に傾斜し、図3に示すレーザ光の走査位置がY方向にずれる(例えば、P(k)からP(k+1)へと変化する)。
したがって、スキャナミラー372が画素クロック信号及び水平同期信号に基づいて上記走査を繰り返し、投影面123全体に亘って走査が終了した時点で1フレーム分の画像投影が完了する。
駆動ドライバ373は、例えば、タイミングコントローラ311より送信される命令に応じて、駆動モータ374に駆動周波数に対応するパルス信号を与えることで、スキャナミラー372によるレーザ光の走査を制御する。
駆動モータ374は、例えば、スキャナミラー372の2軸各々に接続された2つのパルスモータであり、それぞれが後述の駆動ドライバ373より指示される駆動周波数(共振周波数)に基づいて駆動し、スキャナミラー372を所定角回動させるように構成されている。
ハーフミラー375は、スキャナミラー372にて反射したレーザ光の一部を投影部380に向けて透過させるとともに、残りをミラー検出器376に向けて反射させる。
ミラー検出器376は、例えば、ハーフミラー375にて反射したレーザ光を受光し、スキャナミラー372の2軸方向の傾斜角(触れ角)を検出する傾斜角検出器である。このミラー検出器376にて検出された傾斜角はアナログ電気信号として調整部377に入力される。
調整部377は、例えば、図示は省略するが、四則算用の演算器、コンパレータ、アナログ信号増幅用のアンプ、A/D変換器、等を含んで構成され、ミラー検出器376より
入力されるスキャナミラー372の傾斜角に関するアナログ電気信号について、増幅、四則算、比較等を介して所望の値に調整し、デジタル信号に変換してCPU341に送信するように構成されている。
つまり、スキャナミラー372は、設置環境(例えば、温度,湿度,気圧等)によって共振周波数が変動し、レーザ光の走査位置にずれが生じるおそれがあるため、ミラー検出器376及び調整部377によりスキャナミラー372の傾斜角を検出してCPU341に送信し、CPU341及びタイミングコントローラ311が駆動ドライバ373による駆動周波数を逐次調整出来る様に構成されている。
投影部380は、例えば、図5に示すように、コリメートレンズ381と、空間光変調器382と、ビームスプリッタ383と、拡大レンズ384,385と、を含んで構成され、レーザ出射部350から出射される(スキャナミラー372にて走査される)レーザ光をスクリーン130及びテーブル120上に投影させる。
コリメートレンズ381は、スキャナミラー372にて走査されるレーザ光を平行光化する。
空間光変調器382は、例えば、所定の偏光方向の光のみを透過させるライトバルブ等であり、コリメートレンズ381を透過して平行光化されたレーザ光の透過率を画像信号に応じて変調し、ビームスプリッタ383に向けて出射する。
ビームスプリッタ383は、空間光変調器382から出射されるレーザ光の一部のみが入射されるように配置され、入射されたレーザ光を、テーブル120方向(第1の方向)へ透過する第1のレーザ光と、スクリーン130方向(第2の方向)へ反射する第2のレーザ光に分離する。
したがって、ビームスプリッタ383が配置された光路上を通過するレーザ光のうち一部は、ビームスプリッタ383を透過してテーブル120方向へ投影され、残りの一部は、ビームスプリッタ383にて反射(屈折)してスクリーン130方向へ投影される。その一方で、ビームスプリッタ383が配置されていない光路上を通過するレーザ光は、ビームスプリッタ383にて反射(屈折)することなくテーブル120方向にのみ投影される。
つまり、CPU341は、プレゼンテーション用の画像132Aを表示するためのレーザ光が、ビームスプリッタ383の配置された光路上を通過するように、画像132Aの編集等を行うための専用画像122Fを表示するためのレーザ光が、ビームスプリッタ383の配置されていない光路上を通過するように、FPGA310やレーザ出射部350を制御することで、スクリーン130上に画像132A、テーブル120上に画像122A、をそれぞれ投影することが可能となる。
なお、専用画像122Fは、たとえば、現在投影中の画像132Aに対応するコメントなどを入れたものであってもよい。これによって、画像132Aの表示中に使用者のみが専用画像122Fを参照することが可能になる。つまり、使用者が、画像132Aの表示中に話すべきコメントなどを覚えていなくても、スムーズにプレゼンテーションを進めることが可能になる。
拡大レンズ384は、ビームスプリッタ383のスクリーン130方向の下流側に配置され、ビームスプリッタ383にて反射したレーザ光を拡大する。拡大レンズ385は、ビームスプリッタ383のテーブル120方向の下流側に配置され、ビームスプリッタ383を透過したレーザ光、及び、ビームスプリッタ383が配置されていない光路上を通過するレーザ光、を拡大する。
そして、上記拡大レンズ384,385により拡大されたレーザ光は、図示しないミラーやレンズを介してスクリーン130,テーブル120に照射される。
操作パネル330は、例えば、プロジェクタ100の筐体部表面あるいは側面に設けられ、操作内容を表示するためのディスプレイ装置(図示省略)と、使用者がプロジェクタ100に対する入力操作を実行するためのボタンやスイッチ(図示省略)と、を含んで構成される。そして、操作パネル330は、使用者による操作が実行されると、当該操作に応じた信号をCPU341に送信する。
バックエンドブロック340は、例えば、CPU341と、ビデオI/F342と、外部I/F343と、を含んで構成されるプロジェクタ100のバックエンド部分である。
CPU341は、記憶部344に記憶された各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムを実行して各部に出力信号を送信することにより、プロジェクタ100の動作全般を統括制御する。
また、CPU341は、操作パネル330から送信される信号に基づいて、ビデオI/F342、外部I/F343を介してプロジェクタ100に入力された画像信号に基づく映像の投影を制御する。つまり、CPU341は、FPGA310のタイミングコントローラ311と相互に通信を行い、ビデオRAM345に一時的に保持されている画像信号に基づく映像の表示を制御する。
ビデオI/F342は、例えば、PC(Personal Computer)等の画像出力装置150と接続し、画像出力装置150から出力される画像信号を入力するためのインターフェースである。
外部I/F343は、例えば、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリやSDメモリカード等のメモリカード151を装着可能な外部記憶メディア用のインターフェースであり、メモリカード151に記憶された画像信号を読み出してプロジェクタ100に入力することができる。
ビデオRAM345は、ビデオI/F342や外部I/F343を介して入力された画像信号を一時的に記憶している。そして、当該画像信号は、FPGA310による表示制御がなされる際に、タイミングコントローラ311(データコントローラ312)から読み出されるように構成されている。
受光センサ400は、例えば、図示は省略するが、フォトダイオード等の受光素子やレンズ等を含んで構成され、投影面123からの反射光を受光し、当該反射光の強度(例えば、入射した光に応じてフォトダイオード中に流れる電流量)を検出するセンサである。そして、検出された反射光の強度はアナログ光強度信号として増幅部410に送信される。
また、受光センサ400は、スキャナミラー372が走査を行う度(1画素を描画する度)に、つまり、図4に示されるPCLKの時間ΔT1が経過するタイミングで、反射光を受光する(センシングする)ように構成されている。
増幅部410は、例えば、入力されたアナログ光強度信号を任意のゲインで増幅するアナログ信号用の可変ゲインアンプである。より具体的には、増幅部410は、受光センサ400より反射光の強度に応じたアナログ光強度信号が入力されると、後述のゲイン調整プログラム344bの実行によりCPU341から送信される信号に基づいてゲインを変更し、当該変更されたゲインにより、入力されたアナログ光強度信号を増幅することができる。
変換部420は、例えば、A/D変換、フィルタリング、入力データの圧縮/伸長などの信号処理が可能なDSP(Digital Signal Processor)等であり、入力されたアナログ光強度信号をデジタル光強度信号に変換する。したがって、変換部420は、増幅部410にて増幅された反射光の強度に応じたアナログ光強度信号をデジタル光強度信号に変換し、当該変換されたデジタル光強度信号をCPU341に送信する。
記憶部344は、例えば、不揮発性のメモリであり、CPU341により実行されるプログラムや当該プログラムの実行に必要な各種データ等の格納エリア等を備えている。当該格納エリアには、例えば、増幅プログラム344a(増幅手段、デジタル増幅手段)、ゲイン調整プログラム344b(決定手段)、ゲインデータ344c、判断プログラム344d(判断手段)、算出プログラム344e(算出手段)、更新プログラム344f(更新手段)、等が格納されている。
増幅プログラム344aは、変換部420にてデジタル信号に変換された反射光の強度に応じたデジタル光強度信号を、後述のゲイン調整プログラム344bの実行により決定されたデジタルゲインで増幅する機能をCPU341に実行させるプログラムである。
ゲイン調整プログラム344bは、受光センサ400にて受光される反射光の強度に応じたアナログ/デジタル光強度信号の増幅量(ゲイン)を決定する機能をCPU341に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU341がゲイン調整プログラム344bを実行すると、まずは、受光センサ400にて受光される反射光の反射位置を特定する。
つまり、上述のように受光センサ400は、スキャナミラー372が走査を行う度に受光を行うため、受光センサ400がセンシングを開始してから上記反射光を受光するまでの経過時間と、図4に示されるPCLKの時間ΔT1及びHSYNCの時間ΔT2と、の関係より、当該経過時間におけるスキャナミラー372の走査位置を算出することで、受光センサ400が上記反射光を受光した位置(反射位置)を特定することが出来る。
次いで、CPU341は、当該特定した反射位置のX座標及びY座標より、図6(A)(B)に従って当該反射光の強度の増幅量を決定する。
ここで、図6(A)(B)の実線は、それぞれ、投影面123上の各々の反射位置において、同程度の強度で反射した反射光が受光センサ400により受光されたときの、各Y座標,X座標における強度を模式的に示した線(つまり、各反射位置における受光センサ400の受光感度の分布)である。なお、図6(A)(B)における点Y0,Y1,X0,X1は、図3の投影面123の端点のY,X座標に対応しており、点X2は、上記X0とX1の中点であり、受光センサ400のX座標を示すものである。
まず、図6(A)の実線で示すように、図3におけるセンシング位置と受光センサ400とのY方向距離が増加するにつれて(センシング位置が受光センサ400から遠ざかるにつれて)、光強度の減衰率が高くなるため反射光の強度(受光感度)は低下していく。
そのため、例えば、図6(A)の点線で示されるように、反射位置と受光センサ400とのY方向距離が所定量増加するごとに増幅部410のアナログゲインをより大きな値に定めることで、受光感度をY方向位置に依らず所定値以上に保つことができる。さらに、図6(A)の破線で示されるようなデジタルゲインで、上記アナログゲインで増幅された反射光の強度を増幅することにより、図6(A)の一点鎖線で示されるように、反射光の強度は、傾斜直線的な変化が補正されてY軸に平行な直線に帰着する。つまり、増幅プログラム344aのデジタルゲインを図6(A)の破線で示されるような値に決定することで、受光感度をY方向位置に依らない均一のものにすることができる。
一方、図6(B)の実線で示すように、図3におけるセンシング位置が、受光センサ400からのX方向距離が最も近い位置からX方向に遠ざかるにつれて(つまり、反射位置のX座標がX2からX0やX1へと変化するにつれて)、光強度の減衰率が高くなるため反射光の強度(受光感度)は低下していく。そこで、例えば、図6(B)の破線で示されるように、図6(B)の実線のピーク値の半値を通る軸に対して対称な曲線で表されるデジタルゲインを増幅プログラム344aのデジタルゲインとして決定することで、受光感度をX方向位置に依らない均一のものにすることができる。
したがって、例えば、図7に示すように、各々の反射位置での受光感度を均一化するために、投影面123上の位置ごとにアナログ/デジタルゲインを定めておき、ゲインデータ344cとして予め記憶部344に記憶しておく。そして、CPU341がゲイン調整プログラム344bを実行し、受光センサ400により受光された反射光の反射位置を特定すると、当該反射位置に対応するアナログゲインやデジタルゲインをゲインデータ344cより抽出することで、各々の反射位置での受光感度を均一化することができる。
また、ゲインデータ344cは、例えば、図8(A)(B)に示すように、反射位置に基づいて、投影面123を予め複数に区分したエリア毎(例えば、エリアA1,B1,A2,B2,・・・等)にアナログ/デジタルゲインを記憶したものであってもよい。つまり、上述のように、各々の反射位置ごとにアナログ/デジタルゲインを定め、当該ゲインに基づく増幅を増幅部410及び増幅プログラム344aの実行により行った場合、受光感度の均一化は精確に実現され得るが、受光センサ400にて反射光が受光される度に(反射位置ごとに)ゲインを変更する必要が生じるため、CPU341の処理負担が懸念される。そのため、各々の反射位置での受光感度が所定値以上となるように、投影面123をエリアで区分し、アナログ/デジタルゲインをそれぞれのエリアに適した値に設定しておくことにより、反射位置ごとにゲインを変更する必要がないためCPU341の処理負担増加が抑えられ、かつ、各々の反射位置での受光感度を確保することが可能となる。
判断プログラム344dは、増幅部410及び増幅プログラム344aの実行により増幅された反射光の強度が所定の閾値を超えた場合に、外部障害物10と判断する機能をCPU341に実行させるプログラムである。
具体的には、例えば、受光センサ400にて検出され、ゲイン調整プログラム344bの実行により決定された増幅量に基づいて増幅部410及び増幅プログラム344aの実行により増幅された、投影面123のある走査線(例えば、図3の外部障害物10を通過する走査線L)上における各々の反射位置での反射光の強度が図9のような分布を取ったとする(図9における各点が各々の反射位置に対応する)。この場合、CPU341は判断プログラム344dを実行し、予め定められた反射光の強度の閾値と各々の反射位置での反射光の強度との比較を、受光センサ400にて反射光の強度が検出される度に行い、最初に閾値を超えたタイミング(つまり、図9における点Q1の強度が受光センサ400にて検出されたタイミング)で外部障害物10と判断する。
算出プログラム344eは、判断プログラム344dの実行により外部障害物10と判断されたタイミングと、水平同期信号及び画素クロック信号とに基づいて、外部障害物10の位置情報を算出する機能をCPU341に実行させるプログラムである。
具体的には、例えば、CPU341が算出プログラム344eを実行すると、判断プログラム344dの実行による、受光センサ400にて検出される反射光の強度が最初に閾値を超えたタイミングに基づいて、受光センサ400がセンシングを開始してから上記タイミングまでの経過時間と、図4に示されるPCLKの時間ΔT1及びHSYNCの時間ΔT2と、の関係より、当該経過時間におけるスキャナミラー372の走査位置を算出することで、外部障害物10の位置(位置情報)を特定することが出来る。
更新プログラム344fは、増幅部410及び増幅プログラム344aの実行により増幅された反射光の強度のピーク値に基づいて、所定の期間毎(例えば、数フレーム分の画像信号を投影する毎)に、ゲイン調整プログラム344bの実行により決定されるゲインを更新する機能をCPU341に実行させるプログラムである。
具体的には、CPU341が更新プログラム344fを実行すると、例えば、図9に示されるような、判断プログラム344dの実行により外部障害物10であると判断された位置の含まれる走査線(例えば、図9における点Q1の含まれる図3の走査線L)上の各反射位置における反射光の強度を取得する。そして、CPU341は、当該強度のピーク値(例えば、図9における点Q2の強度)を抽出し、当該ピーク値と予め記憶部344に記憶された強度のピーク値(目標値)との差分量に基づいて新たなアナログ/デジタルゲインを算出し、当該算出した値に基づいて、ゲインデータ344cのゲインを更新する。なお、記憶部344に記憶された強度のピーク値は、CPU341が更新プログラム344fを実行した後に、上記抽出されたピーク値により更新される。
つまり、ゲインデータ344cのゲインを固定値とせず、変更前のゲイン(により増幅された反射光の強度のピーク値)を反映させて、所定期間毎に新たなゲインを定めることにより、受光センサ400による受光感度をより好適なものに改善していくことができる。
「ゲイン調整処理」
次に、図10のフローチャートを参照しながら、本実施形態のプロジェクタ100において行われるゲイン調整処理の流れについて説明する。
まず、スキャナミラー372が投影面123上の走査を行い、受光センサ400がセンシングを行う(ステップS1)。
次いで、CPU341は、ゲイン調整プログラム344bを実行することにより、ステップS1にて受光センサ400が受光した位置(反射位置)を特定してゲインデータ344cを参照し、当該位置における増幅部410のアナログゲイン及び増幅プログラム344aのデジタルゲインの調整を行う(ステップS2)。
次いで、ステップS2にて調整されたアナログ/デジタルゲインに基づいて、増幅部410が、受光センサ400により検出された反射光のアナログ光強度信号を増幅し、CPU341が、増幅プログラム344aを実行し、変換部420を介してアナログ光強度信号がデジタル変換されたデジタル光強度信号を増幅し、反射光の強度を検出する(ステップS3)。
次いで、CPU341は、判断プログラム344dを実行し、ステップS3にて検出された反射光の強度が閾値を越えるか否かを判断する(ステップS4)。
そして、CPU341は、ステップS4にて閾値を越えると判断(外部障害物10であると判断)した場合(ステップS4;Yes)、算出プログラム344eを実行し、外部障害物10の位置情報を算出する(ステップS5)。
一方で、CPU341は、ステップS4にて閾値を越えていないと判断した場合(ステップS4;No)、スキャナミラー372により投影面123上の全ての位置での走査が終了したか否か(受光センサ400により全ての反射位置での反射光が受光されたか否か)を判断する(ステップS6)。
そして、CPU341は、ステップS6にて走査が終了したと判断した場合(ステップS6;Yes)、ステップS7の処理を実行し、走査が終了していないと判断した場合(ステップS6;No)、ステップS1以降の処理を繰り返す。
次いで、CPU341は、ゲインデータ344cのゲインを更新するタイミングであるか否かを判断する(ステップS7)。
そして、CPU341は、ステップS7にて更新するタイミングであると判断した場合(ステップS7;Yes)、更新プログラム344fを実行してゲインデータ344cのゲインを更新し(ステップS8)、本処理を終了する。
一方で、CPU341は、ステップS7にて更新するタイミングではないと判断した場合(ステップS7;No)、ゲインデータ344cのゲインを更新することなく本処理を終了する。
以上により、本発明に係るプロジェクタ100は、入力される画像信号に応じてレーザ光を供給するLD361,362と、LD361,362より供給されるレーザ光を走査するスキャナミラー372と、スキャナミラー372により走査されるレーザ光を第1の方向と第2の方向とに分割して出力するビームスプリッタ383と、ビームスプリッタ383により第1の方向に出力される第1のレーザ光の反射光を受光する受光センサ400と、画像信号の水平同期信号及び画素クロック信号に基づいて受光センサ400にて受光される反射光の反射位置を特定して、その特定された反射位置で反射され、受光センサ400にて受光される反射光の強度のゲインを決定するゲイン調整プログラム344bと、ゲイン調整プログラム344bにより決定されたゲインにより、受光センサ400にて受光される反射光の強度を増幅する増幅部410及び増幅プログラム344aと、増幅部410及び増幅プログラム344aにより増幅された反射光の強度が所定の閾値を超えた場合に、外部障害物10と判断する判断プログラム344dと、判断プログラム344dにより外部障害物10として判断されたタイミングと、画像信号の水平同期信号及び画素クロック信号とに基づいて、当該外部障害物10の位置情報を算出する算出プログラム344eと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、CPU341のゲイン調整プログラム344bの実行により、受光センサ400にて受光される反射光の反射位置が特定され、その特定された反射位置で反射され、受光センサ400で受光される反射光の強度のゲインが決定されるように構成されているので、反射位置に応じて反射光の光強度の減衰率等の影響を考慮して、ゲインを調整することが可能となり、反射位置による外部障害物10の識別精度のバラつきを抑えることができる。また、CPU341の算出プログラム344eの実行により、判断プログラム344dの実行で外部障害物10と判断されたタイミングと、水平同期信号及び画素クロック信号に基づいて、外部障害物10の位置情報が容易に算出できるので、外部障害物10の位置検出のための特別な構成を必要としない。また上記位置情報の算出は、受光センサ400で受光される反射光の光量に基づいて行われるものではないため、複雑な演算も要しない。
したがって、本発明は、外部障害物の位置検出を容易に実行可能で、かつ外部障害物の識別精度の高いプロジェクタであるといえる。
また、CPU341が、ゲイン調整プログラム344bを実行すると、反射位置と受光センサ400との距離に基づいてゲインを決定する。
つまり、各々の反射位置に対応するアナログ/デジタルゲインを、反射位置と受光センサ400との距離に基づいてアナログ/デジタルゲインを定めたゲインデータ344cより抽出することで、各々の反射位置での受光感度を均一化することができる。
また、ゲイン調整プログラム344bは、特定された反射位置が、予め区分された複数のエリアのうち、どのエリアに属するか判断し、エリア毎にゲインを決定するものであってもよい。
つまり、ゲインデータ344cを、各々の反射位置での受光感度が所定値以上となるように、投影面123をエリアで区分し、アナログ/デジタルゲインをそれぞれのエリアに適した値に設定しておくことにより、反射位置ごとにゲインを変更する必要がないためCPU341の処理負担増加が抑えられ、かつ、各々の反射位置での受光感度を確保することが可能となる。
また、プロジェクタ100は、受光センサ400にて受光された反射光の強度のアナログ光強度信号を増幅部410にて増幅し、そのアナログ光強度信号がA/D変換されたデジタル光強度信号をCPU341の増幅プログラム344aの実行により増幅する。
つまり、受光センサ400にて受光される反射光の強度を増幅部410にて所定値以上まで増幅した上で、CPU341の増幅プログラム344aの実行により、きめ細かな増幅調整を行うことができる。
また、プロジェクタ100は、CPU341の更新プログラム344fの実行により、所定の期間毎に、ゲイン調整プログラム344bの実行により決定されるゲインを更新することができる。
つまり、ゲインデータ344cのゲインを固定値とせず、変更前のゲインにより増幅された反射光の強度のピーク値を反映させて、所定期間毎に新たなゲインを定めることにより、受光センサ400による受光感度をより好適なものに改善していくことができる。
なお、本発明の範囲は上記実施形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態において、増幅部410によるアナログ光強度信号の増幅と、増幅プログラム344aの実行によるデジタル光強度信号の増幅と、の双方を介して受光センサ400にて検出される反射光の強度を増幅するように構成されているが、アナログ光強度信号又はデジタル光強度信号の何れか一方のみを増幅するように構成したものであってもよい。
また、受光センサ400にて検出される反射光の強度のデジタル光強度信号は、増幅プログラム344aの実行により増幅されることとしたが、例えば、変換部420の後段(つまり、図2における変換部420とCPU341の間)にデジタルアンプ等を設けたものであっても勿論よい。
さらに、上記実施形態において、スキャナミラー372としてガルバノミラーを例示しているが、レーザ光を2軸方向に独立して制御可能な2次元のMEMS(Micro E
lectro Mechanical System)ミラーを用いてもよい。
100 プロジェクタ
361,362 LD(レーザ光源)
372 スキャナミラー(走査部)
383 ビームスプリッタ
400 受光センサ
410 増幅部(増幅手段、アナログ増幅手段)
341 CPU(決定手段、増幅手段、デジタル増幅手段、判断手段、算出手段、更新手段)
344 記憶部
344a 増幅プログラム(増幅手段、デジタル増幅手段)
344b ゲイン調整プログラム(決定手段)
344d 判断プログラム(判断手段)
344e 算出プログラム(算出手段)
344f 更新プログラム(更新手段)

Claims (9)

  1. レーザ光を出力する光源と、
    前記レーザ光を走査する走査手段と、
    前記走査手段により走査される前記レーザ光を、第1方向と第2方向に分割するビームスプリッタと、
    前記第1方向の投影面に対して照射されるレーザ光の領域にある外部障害物により反射された前記レーザ光を検出する受光センサと、
    前記走査手段による走査位置と、前記受光センサの受光タイミングにより、前記外部障害物の位置を算出する算出手段と、
    を備え、
    前記第1方向のレーザ光は、前記ビームスプリッタで分割された第1レーザ光と、前記ビームスプリッタを介さない第2レーザ光とが、照射されることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記走査手段による走査は、水平同期信号及び画素クロック信号に基づいていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記第2レーザ光は、前記第1レーザ光と少なくとも一部が隣接するように照射されることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクタ。
  4. 前記第1レーザ光は、前記第1方向の投影面に対して、多角形の形となるように照射されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のプロジェクタ。
  5. 前記外部障害物が前記第2レーザ光の照射領域にある場合に、前記外部障害物が前記第1レーザ光の照射領域に入らないように、前記第2レーザ光を前記多角形の一辺と少なくとも一部が隣接するように照射することを特徴とする請求項4記載のプロジェクタ。
  6. 前記第2レーザ光は、前記光源から一番距離の遠い前記多角形の一辺と少なくとも一部が隣接するように照射されることを特徴とする請求項4又は5記載のプロジェクタ。
  7. 前記受光センサの受光量を増幅する増幅手段と、
    前記算出された位置に基づいて増幅量を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のプロジェクタ。
  8. 前記決定手段は、
    前記算出された位置と前記受光センサとの距離に基づいて、前記増幅手段における増幅量を決定することを特徴とする請求項7記載のプロジェクタ。
  9. 前記増幅量は、前記算出された位置と前記受光センサの距離が大きくなるにつれて、増幅量を大きくすることを特徴とする請求項8記載のプロジェクタ。
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